モータースポーツ

2019年5月17日 (金)

F1 2019 スペインGP

 F1第4戦・アゼルバイジャンGP決勝が4月27日、第5戦・スペインGP決勝が5月12日に行われました。
 
■F1第4戦 アゼルバイジャンGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG) 
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
4位 フェルスタッペン(レッドブル)
6位 クビアト(トロロッソ)
13位 アルボン(トロロッソ)
15位 ガスリー(レッドブル)
・決勝
優勝 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
4位 フェルスタッペン(レッドブル)
9位 アルボン(トロロッソ)
リタイア ガスリー(レッドブル)
リタイア クビアト(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ルクレール/「Fastest Lap Award」ルクレール(+1p)/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ
 
■F1第5戦 スペインGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
4位 フェルスタッペン(レッドブル)
6位 ガスリー(レッドブル)
9位 クビアト(トロロッソ)
12位 アルボン(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
6位 ガスリー(レッドブル)
9位 クビアト(トロロッソ)
11位 アルボン(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ハミルトン(+1p)/「Fastest Pit Stop Award」マクラーレン
 
 開幕から3連続ワンツーフィニッシュを決めているメルセデスAMGでしたが、超高速アゼルバイジャンでもワンツーフィニッシュを決めて史上初の開幕4連続/マシンバランスが問われるカタルーニャでもワンツーフィニッシュを決めて、開幕からの連続ワンツーフィニッシュ記録を5に伸ばしました。
 メルセデスAMGが、開幕戦から勝利もポイントも独占しています。コンストラクターズランキングで200ポイントを突破し、2位フェラーリに対し既に96ポイント差をつけておりまして……その上、今後もこの状態が続く可能性が高くなってしまいました。
 アゼルバイジャンでのフリープラクティスではいずれもルクレール(フェラーリ)が最速だったところ、Q2でクラッシュしてしまい、またも決勝5位に終わってしまったのも痛かったのですが……シーズンの今後を占うカタルーニャのセクター3(低速テクニカル区間)でメルセデスAMG勢が他を圧倒していたというのは、今年のF1(少なくとも前半戦)にとって決定的だと思います。例年であればパワーに勝るメルセデスAMGはカタルーニャのセクター1(高速区間)が速くセクター3は遅かったので、バランス型のフェラーリや空力特化のレッドブルが特性の異なるサーキットでメルセデスAMGに勝てたりしていたのですが……今年は更新スケジュールを前倒ししPUをスペック2にしてきたフェラーリがセクター1最速だったものの、メルセデスAMGがセクター3で他を寄せ付けずコースレコードも更新しました。低速区間で他を圧倒したということは、次のモナコのような曲がりくねったサーキットでもメルセデスAMGが他を圧倒することが予想され、次の次のカナダのようなパワーサーキットであってもアゼルバイジャンみたいに総合力で作戦勝ち、って展開になりそうなことも予想できます(考えたくもないけど、カナダではメルセデスPUがアップデートされてさらに加速するかもしれない……)。しかも、今季最強と言われたフェラーリPUがアップデートしたにも関わらず、開幕戦以来のPUを継続運用中のメルセデスAMGに対しまったく良いところが見えないって……もう、勝負としては「終わっている」と言っても過言ではないでしょう。なんか今はアゼルバイジャンとスペインのレース展開を文字にする気も消失してしまうほどに、心底スクーデリア・フェラーリにガッカリしています。なんとか期待できそうなのは、ホンダPU初年度の未完成なマシンを駆りながら安定した速さを見せているフェルスタッペンの方ですかね。
 
 次戦は、ガードレールに囲まれた究極のドライバーズサーキットであるモナコGPです。もちろんレースは何が起こるかわからないのでフェラーリが突然強くなるかもしれないし母国GPということでルクレールに期待が集まりそうですけど、個人的には昨年優勝したレッドブルの今季のエース・フェルスタッペンになんとか一矢を報いてもらいたいです。一縷の望みをかけながら、伝統の一戦を観戦したいと思います。

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2019年4月17日 (水)

F1 2019 中国GP

 F1第2戦・バーレーンGP決勝が3月31日、第3戦・中国GP決勝が4月14日に行われました。
 
■F1第2戦 バーレーンGP
・予選
1位 ルクレール(フェラーリ) 
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
5位 フェルスタッペン(レッドブル)
12位 アルボン(トロロッソ)
13位 ガスリー(レッドブル)
15位 クビアト(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ルクレール(フェラーリ)
4位 フェルスタッペン(レッドブル)
8位 ガスリー(レッドブル)
9位 アルボン(トロロッソ)
12位 クビアト(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ルクレール/「Fastest Lap Award」ルクレール(+1p)/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル
■F1第3戦 中国GP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
5位 フェルスタッペン(レッドブル)
6位 ガスリー(レッドブル)
11位 クビアト(トロロッソ)
未出走 アルボン(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
4位 フェルスタッペン(レッドブル)
6位 ガスリー(レッドブル)
10位 アルボン(トロロッソ)
リタイア クビアト(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」アルボン/「Fastest Lap Award」ガスリー(+1p)/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル
 
 今季最初の常設サーキットでの開催となった第2戦バーレーンGPは、フリープラクティスからフェラーリ勢が速く、予選でもQ1/Q2/Q3とフェラーリ勢というかルクレールが他を圧倒。Q3で唯一の27秒台となる1:27.866を叩き出し、コースレコードも更新して自身初のポールポジションを獲得(史上2位の若さ+モナコ人としては史上初)。期待はずれに終わってしまった開幕戦とは打って変わって「ついに本領発揮か?」と私も期待しました。だがしかし、決勝ではルクレールがスタートで出遅れ3位に後退/首位ベッテルをルクレールが抜いてポジション奪還と順位変動はあったとはいえワンツーで中盤までは進行したものの、38周目にハミルトンに抜かれた直後にベッテルが単独スピンして後退/45周目あたりからルクレールのPUに異常が発生し大きくペースダウン。メルセデス勢にあっさりかわされ、ルノー勢のリタイアによるセーフティーカー導入で表彰台こそ守れたものの(ルクレールは自身初の表彰台)、それがなければフェルスタッペンにも抜かれていたという体たらくで、3位と5位という結果に終わりました。
 世界選手権として通算1000戦目の記念レースとなった第3戦中国GPは、予選Q2からメルセデスAMG勢が他を引き離し、コースレコード更新こそできなかったものの、ボッタスがポールポジション/ハミルトンも僅差で続き、3番手ベッテルとはコンマ3秒近く離れました。決勝も、スタートでハミルトンがボッタスをかわしてからはメルセデスAMG勢のワンツー体制が確立してしまい、あとはコントロールされて“盤石”のレース運びでそのままゴール。開幕以来3戦連続のメルセデスAMG勢ワンツーフィニッシュとなりました。フェラーリ勢はまたも3位と5位という結果に終わり(ベッテルは今季初の表彰台)、「記念レースでフェラーリは勝てない」伝説(※第1戦、第100戦、以降100戦ごとの記念レースでフェラーリはなぜか1度も勝っていない)はまだまだ続くことにもなってしまいました。
 
 もちろんプレシーズンテストはあくまでテストなのでその結果をもって過剰な期待をしてはいけないし、いけないとわかっていながら期待してしまった私も悪いのですが……「フェラーリは何をしとんのか」って言いたいですなぁ。3戦終わってメルセデスAMG勢が常に1位2位にいて、ベッテルとルクレールがそれぞれ3位に1回ずつ立っただけって、ねぇ。コンストラクターズではメルセデスAMGに既に57ポイントも差をつけられ、ドライバーズポイントでもベッテル4位/ルクレール5位ですよ。もちろん、ここから巻き返せば昨年のメルセデスAMGみたいに十分チャンピオンにもなれる段階ではあるものの、この状態はちょっと「ヒドすぎ」ですなぁ。次のアゼルバイジャンや“第2の開幕戦”スペインでは本当になんとかしていただきたい。
 他方、開幕戦でいきなり表彰台に乗ったレッドブルとトロロッソのホンダ勢は、表彰台には乗れなかったものの結果としては連続で3台入賞(ポイント獲得)ということになりました。PUにトラブルも出てはいるものの、レッドブル勢のPUは今のところ問題ないし、「順調」と言っても良いと思います。フェルスタッペンが3戦とも上位でフィニッシュしている一方でガスリーが奮わず、開幕戦ではポイントも獲れなかったことで批判が相当強く、一説には「シートを失うのも時間の問題」とまで言われているようなのですが……第2戦で初ポイント/第3戦ではQ3進出+6番手タイムに決勝スタート直後の3コーナーをフェルスタッペンと並んで入ったことで後続をブロックした形になったし、結果も6位+ファステストラップの1ポイントも持ち帰ったしでレッドブルのドライバーとしての仕事を果たすところまではきたと思います。そりゃ同じクルマなのにフェルスタッペンとタイム差がありすぎるとか、似たようなキャリアのルクレールと比べるとダメすぎると言われればそうかもしれませんけど、デザインしたニューウェイが首をかしげるほどにリアのグリップがないとかマシンの側に大きな問題を抱えているのでは彼の実力だって発揮できないわけで(リアが簡単に滑るクルマはアクセル踏めませんよ。ルクレールだってそんな状態のRB15に乗ったらどうなのかはわからない)、あと数戦は慣らし期間として大目に見てあげてもいいと思います。あと、新人のアルボンさんはよく頑張ってますよね。第2戦で初ポイント/第3戦ではFP3でマシン大破の大クラッシュをしてしまい予選も走れずピットスタートながらタイヤ戦略でポイント獲得までもってきましたから。Driver of the Dayに選ばれるだけの渾身のレースを見せてくれたと思います。もう1人のクビアトさんも、不運続きで2戦ノーポイントに終わったけど、よくやってると私は思っています。予想ほど実際の戦闘力はない感じも出てきていますが両チームともうまく回っていると思えるので、次戦から改良型PUに替えるというウワサもあるようだし、シャシーもPUも改良を重ねてさらなる好結果に繋がるようこのまま進んでいってもらいたいです。
 
 次戦は、超高速で荒れることが多いアゼルバイジャンGPですな。今季最強とも言われているフェラーリPUのパワー全開で今度こそ跳ね馬が駆け抜けてくれることを期待しております。

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2019年3月18日 (月)

F1 2019 オーストラリアGP

 F1開幕戦・オーストラリアGP決勝が3月17日に行われました。

■F1開幕戦 オーストラリアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
4位 フェルスタッペン(レッドブル)
13位 アルボン(トロロッソ)
15位 クビアト(トロロッソ)
17位 ガスリー(レッドブル)
・決勝
優勝 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
10位 クビアト(トロロッソ)
11位 ガスリー(レッドブル)
14位 アルボン(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ボッタス/「Fastest Lap Award」ボッタス(+1p)/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 2019年のF1も、オーストラリアはメルボルンのアルバートパーク・サーキットで開幕しました。
 プレシーズンテストではフェラーリが絶好調で、私も「昨年同様序盤は勝てそうな勢いですね」と書いたのですが……実戦のフリープラクティスが始まってみると、僅差ではあるもののトップタイムはいずれもハミルトン。フェラーリ勢は次点。で、いざ予選になると、メルセデスAMG勢はさらに加速。路面コンディションがセッション中に激変した(どんどん良くなった)Q1こそルクレールがトップタイムだったものの、Q2でハミルトンが昨年のPPタイム(コースレコードの1:21.164)を上回り、Q3では2人揃って1分20秒台に突入。1分20秒台はメルセデスAMG勢だけで、2番手のボッタスと3番手ベッテルの差がコンマ6秒近くもついてしまい、他チームは圧倒されました。他方、初の実戦となったレッドブルホンダは、ガスリーはチームの戦略ミスでQ1落ちを喫したものの(※Q1トップタイムのルクレールもQ1落ち寸前だった)、フェルスタッペンがルクレールのタイムを上回って4番手につけました。トロロッソ勢は、Q2落ちながら、新人のアルボンがクビアトを上回ってみせました。あと、デビュー戦のノリス(マクラーレン)がQ3に進出して8番手と健闘しましたね。
 決勝は、スタートでボッタスがハミルトンをかわしてトップに浮上すると、独走態勢となり、危なげないレース運びで優勝。最終盤にファステストラップも記録し、今季から復活した1ポイントを加えて1レースのポイントとしてはF1史上最高となる26ポイントを獲得しました。2位はハミルトンでしたが、早めにピットインしたベッテルをカバーすべく同じく早めのピットインをしたことが裏目に出て、ボッタスに20秒もの差をつけられてしまいました。3位はタイヤ交換を遅らせてコース上でベッテルをブチ抜いたフェルスタッペン。前を行くハミルトンにも追いついてはいたものの、勝負を仕掛けるまでは至らず3位に留まりましたが……ホンダとしては2008年のイギリスGPでホンダチームのバリチェロが3位に入ったとき以来11年ぶり、第4期ホンダとしては初の表彰台となりました。で、絶好調なはずのフェラーリは、ベッテルが4位/ルクレールが5位に終わりました。6位以下は、マグヌッセン(ハース)、ヒュルケンベルグ(ルノー)、ライコネン(アルファロメオ)、ストロール(レーシングポイント)の順で、10位にクビアトが入りました。ガスリーは最後までクビアトを抜くことができずポイント圏外の11位、デビュー戦のアルボンは14位に終わりましたが、4基のホンダPUはいずれもトラブルなく開幕戦を走りきりました。

 とにかくボッタスが速かったですねぇ。プラクティスではドライブミスも目立っていたのですが、予選ではしっかりタイムを出してきてたし、決勝は心配されたタイヤの問題もなくパーフェクトなレース運び……まさに“盤石”。決勝がうまくいかず後ろから突っつかれ防戦に追われたハミルトンと立場がまるっきり入れ替わったみたいでした(どうやらハミルトン車はフロアに損傷があったようなのですが)。オコンの加入で崖っぷちなボッタスにとっては、最高の開幕戦になったのではないでしょうか。見ている側としても、ハミルトンが(結果的にとはいえ)一方的に勝ちまくった昨シーズンよりはるかに面白いことになったと思います。一方のフェラーリは……「良いところなく終わってしまった」って感じでしょうか。特にベッテルのペースが上がらず、どうしようもないように見えました。フェルスタッペンにサクッと抜かれたし、終盤はルクレールにもあっさり追いつかれましたしねぇ(ルクレールはチームから「ベッテルを抜くな」と言われていた模様)。マシンの実力は高いはずなので、次戦以降での巻き返しに期待……というか、巻き返してもらわないとまたまたメルセデスAMG独走になってしまうので困ります。しっかり調整していただきたい。レッドブルホンダとトロロッソホンダについては、それぞれ3位表彰台獲得&10位入賞ポイントゲットとどちらもうまく回っているように思えたので私としては言うことなしですな。ガスリーがレッドブルデビュー戦でつまづいてしまいましたけど、今GPでの非はチーム側にありましたし、次戦は昨年4位入賞したバーレーンGPですからね。自信もって闘ってくれればそれなりの結果もついてくることでしょう。トロロッソの新人アルボンさん共々、焦らず腐らず1戦1戦チーム内での経験を積み上げていけば良いと思います。

 次戦は、バーレーンGP。常設サーキットなので、オーストラリアGPとはまた違ったレースになるでしょう。フジNextの解説陣の方々も言及していましたが、今年のマシンの特性や各チームの実力がより鮮明になるでしょうから、どんなものが見えてくるのか楽しみに待ちたいと思います。

 オーストラリアGP開幕直前に、FIA安全委員の代表とF1レースディレクターを長く務められたチャーリー・ホワイティングさんが急逝されました。開幕セレモニーで黙祷が捧げられたり、各チームが追悼メッセージを出したりしていましたね。私も、心より哀悼の意を表します。
 また、F1の2021年シーズンから適用される技術と財政面における新たな規則のパッケージを3月26日に発表するとの報道がなされました。もめてるの決まらないのと言われていた新協定が、いよいよ実現する……のでしょうかね。リバティメディア主導でのF1大改革が本当に実行されるのか、こちらも目が離せませんな。

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2019年3月 3日 (日)

F1 2019 プレシーズンテスト

 2月18日から4日間/2月26日から4日間の計8日間にわたり、今年もF1のプレシーズンテストがスペインGPの舞台・カタルーニャサーキットで開催されました。

 オーバーテイク促進の観点から、空力レギュレーションの一部変更がなされた2019年のF1。特にフロント/リアのウイングが変わるので、結構外観が変わるのではと予想されていたのですが……発表されたニューマシンのデザインは、昨年型の発展版といったところのデザインが多く、今年も変化は乏しく思えました。
 まずは、マシン。各チームともサイドポンツーン後方の絞り込みが、さらに過激に抉られています(一体、どこまで抉るのかとw)。見た目の変化という点ではあまりないものの、ザウバーの名前が消えてアルファロメオのみのチーム名となった旧ザウバーは今年も独創的なデザインで攻めてきました。また、例年見た目保守的なデザインのメルセデスAMGは、テスト前半は昨年型のようなデザインだったものの、「失敗作なんじゃね?」との評を気にしたのか、後半は違う空力パッケージを持ち込みました。全マシンの中で唯一美しく保たれていたノーズが、ビミョーにねじ曲がったようなのになってしまったのが個人的には残念極まりないんですけど……そっちの方が機能しているようだし、仕方ないですかね。あと、昨シーズン不振を極めたマクラーレンとウィリアムズは中身を大幅に変更してきているみたいですね。おかげで、ウィリアムズはシャシー製造がテスト開始に間に合わなかったですけど(2月20日にシェイクダウンするハメになった)。
 次に、チーム序列。今年のプレシーズンテストもフェラーリが絶好調で、ベッテルが後半2日目に事故ったり他のトラブルも出たものの速さも信頼性もほぼ問題なさそうです。新加入のルクレールも順調に仕事をこなしたようですし、昨年同様序盤は勝てそうな勢いですね(新代表は「ベッテル優先」を明言しているようですし、その方針を1年通して徹底できたらタイトルも夢ではない……かもしれないんだけど、このチームは訳わからないですから。どうなることやら)。他方、メルセデスAMGは今年のテストも信頼性やデータ検証重視だったようでしたが、例年通りの「盤石」かというと、パッケージを大きく変えてきたり最終日にきっちりタイム出してきたりもしたので、それほどでもない気もします。焦ってはいないけど「余裕かましてる」ということもないのかも。“3強”のレッドブルは、ホンダPU初年度ということもあって、このテストではPUとのマッチングのテストを重視していたと思います。幸いホンダPUにトラブルは出ずPUのマイレージは着実に稼ぎましたが、新加入のガスリーが前半後半1回ずつ大クラッシュをしてしまったためにレースシミュレーションなどがきっちりできずに終わってしまいました。事故はドライバーのミスによるものみたいですけど、ギアボックスにトラブルが出ているようですし、今年もマシン全体の信頼性では疑問符が付くテストになりました。他方、トロロッソは、順調に周回を重ねた上に速さも見せていました。復帰したクビアト/新人アルボンの2人が担当でしたが、どちらも終始安定して速かったことが印象的。中団勢でいいところにつけるかもしれませんね。他の中団勢では、アルファロメオやハース、それに開発遅れがウワサされていたルノーもそれなりに仕上がっていそうです。マクラーレンは、速いタイムこそ出していた印象ですけど、ここはテストだけやたら速かったりするので実戦ではどうなるかわかりません。あと、フォースインディア改めレーシングポイントは、資金あっても開発が遅れているのか、良くなさそうな感じに終始。テスト開始日に間に合わなかったウィリアムズは、当然満足いくテストはできず、タイムも1分18秒台でした。少なくともシーズン序盤は厳しいレースになりますかね。
 で、レギュレーション変更によってダウンフォースが失われる結果、今年型のF1は昨年型よりラップあたり数秒遅くなると言われていたのですが……昨年のプレシーズンテスト最速タイムが1:17.182/昨年のスペインGPのPPタイムが1:16.173だったところ、今回のテスト最速タイムはベッテルが最終日に出した1:16.221。2番手は同じく最終日にハミルトンが出した1:16.224で、他にルクレール/ボッタス/ヒュルケンベルグ/アルボン/クビアト/サインツが16秒台を記録しました。って、全然遅くなってないのでは!?むしろ、速くなってないか、これ??まぁ、テストはテストで、昨年のPPタイムを上回ったわけでもないし、実際のところは実戦でしかわからないのですが……オーバーテイク促進が実現したのかも含めどうなってるんでしょうね、今年のマシンは。

 何はともあれ、今年も2週間ほどで開幕戦・オーストラリアGPが始まります。
 今年は「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」の視聴契約を既にスカパーとしており、F1開幕戦のライブ視聴は可能であります。昨シーズン終わりに書いた通り、レッドブルホンダのデビューシーズンなのでとりあえず5月あたりまでは継続視聴しようと考えています。
 どんな展開になりますかね、今年のF1は。全戦見るかどうかはまだわかりませんけど、見る以上はしっかり楽しみたいと思っています。

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2019年2月 4日 (月)

F1ストーブリーグ18-19

 F1は現在オフシーズン中ですが、今週より新シーズン用の新車発表が始まり、来週18日からはいよいよプレシーズンテストが始まります(開催地は、寒すぎるとかなんとか毎年言われてるのにまたまたカタルーニャサーキット)。
 とはいえ、空力に関してレギュレーションが一部変更になるためか、各チームとも情報統制が厳しく、どんなクルマになったのかはテスト初日になるまでわかりません(もっと言えば、テストはテスト専用パッケージでやる可能性もあるので、開幕戦までわからない)。
 で、そんな時はドライバーの移籍話・通称“ストーブリーグ”の話題になるのですが……来シーズンのシートは早々に決まってしまってたので、その話題も今冬はありません。ただ、多くのチームでドライバーがシャッフルされてたりするし、そのあたりについての展望ってのを簡単に書いてみることにします。

○メルセデスAMG
 ラインナップはハミルトンとボッタスで変わらず。ハミルトンが速いのは誰もが知っているので、注目はボッタスがどうなるかどうかでしょうな。リザーブ兼テストドライバーとしてオコンが加入しましたし、バンドーンもメルセデス陣営入りした(フォーミュラEに参戦中)ので、あまりに成績が奮わなければシーズン中に交代も十分あり得ます。ボッタスは実力を結果で証明するしかないですね。
○フェラーリ
 ルクレールが加入したことで「ベッテル危うい」説がそこいら中から聞こえてきますが……いくらなんでもルクレールがベッテルをいきなり圧倒するとは思えません。が、会社の経営陣が変わり、チーム代表からアリバベーネさんが引きずり下ろされてしまうなど御家騒動が続いている中、チームとしてベッテルを追い出す算段をしていたら話が違ってきます。「ベッテル絶不調」に仕向ける可能性がある、ということです。チャンピオンを獲りたいのならそんなことをしている場合ではないのですが、このチームはやりかねません。そうなってほしくはないのですが……今年の跳ね馬はあまり期待しない方がいいかもしれませんな。
○レッドブル
 リカルドが抜けたため、フェルスタッペンとガスリーのコンビになります。ホンダとの付き合いが長いガスリー君に是非とも頑張っていただきたいところですが……なにせ今年はホンダPU搭載初年度です。PU変えたのはレッドブルだけなので、他のチーム以上にレッドブルはマシンのデキ次第でしょうね。マシンが「当たり」なら、ガスリー君もうまくいくと思います。
○ルノー
 リカルドが加入して、ヒュルケンベルグと組むことになります。方や“モナコウィナー”、方や最も長く表彰台乗ったことがない男……チーム内争いは、ここが一番面白そうですよね。ヒュルケンベルグからすれば、リカルドを圧倒できればトップチーム移籍のチャンスが生まれるかもしれないですし。ま、個人的にはリカルドに頑張っていただきたいのですけどw
○ハース
 グロージャンが追い出されるかもとか言われてましたが、結局マグヌッセンとのコンビ継続。メインスポンサーがついたため、マシンカラーは一新されるようですけど、ここは変化が最も乏しそうですね。チームとしても、安定してポイント稼ぐようになれればそれでいいんじゃないですかね。
○マクラーレン
 ドライバー総取っ替えで、サインツとノリスが乗ります。が、ここもマシン次第でしょうねぇ。アロンソのようにウデで何とかするなんて芸当はできないでしょうし、ダメなら今季も最下位争いしかないでしょう。
○レーシングポイント(フォースインディア)
 元フォースインディアで、チーム名は開幕までにまた変わってるかもしれません。ドライバーは、ペレスと“スポンサー事情”によりストロール。資金面が大幅に良くなったことで、ここはのっけから大化けするかもしれません。そんな中、ストロール坊ちゃまはF1ドライバーとしての実力を発揮するのか……そこが見どころですかね。
○アルファロメオ(ザウバー)
 ザウバーチームは今季アルファロメオの名で戦うことが発表になりました。伝説のチームを名乗るマシンを駆るのは、ライコネンとジョビナッツィ。しがらみから開放されたライコネンが、活き活きと走ることだけを期待しています。
○トロロッソ
 トロロッソもドライバー総取っ替えで、復帰のクビアトと新人のアルボンが乗ります。今季はレッドブルのBチーム化が進み、マシンのリアセクションはまんまレッドブル仕様になるとか言われてますし、ホンダPUのテストベッド的な意味合いも継続されるので、「レッドブルのデータ取り部隊」ってことになり……選手権的にも見ている側にとっても「どーでもいいチーム」になってしまいそうな気がします。ちょっと心配。
○ウィリアムズ
 ここもドライバー総取っ替えで、F1復帰のクビサとメルセデス子飼いの新人ラッセルが乗ります。パディ・ロウがいる効果がそろそろ出てきても良さそうなんですけど……今年はどうなりますかねぇ?あと、あの悪夢のような事故から復帰したクビサは本当に決勝の長丁場を走りきれるのか、ジョージ・ラッセルは将来メルセデスAMGに乗るような才能の持ち主なのか、結構見どころは多いかなと思っています。

 どうなりますかね、今季のF1は……ま、とりあえずはプレシーズンテストですな。レッドブル・ホンダ、全力で応援するので頑張ってください。

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2018年12月15日 (土)

F1 2018 アブダビGP

 F1最終第21戦・アブダビGP決勝が11月25日に行われました。

■F1第21戦 アブダビGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
16位 ハートレー(トロロッソ)
17位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
12位 ハートレー(トロロッソ)
リタイア ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」アロンソ/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 今年の最終戦もチャンピオンシップ確定後のグランプリとなってしまい、どことなく和やかな雰囲気の中でのレースになってしまいました。
 ただ、予選はメルセデスAMG勢が1分34秒台というえげつないタイム(ハミルトンは1:34.794。当然、コースレコード更新)を出して他を圧倒。最年少PP記録更新がかかっていたフェルスタッペンは6位に終わり、記録更新はなりませんでした。
 決勝は、初っ端からヒュルケンベルグ(ルノー)のマシンがひっくり返る大アクシデントがあったり(ヒュルケンベルグは無事)、(おそらく)フェラーリで最後となるレースとなるライコネンも早々にリタイアしてしまったりしましたが、レッドブル勢が揃って順位を上げた(レッドブルで最後となるリカルドは4位フィニッシュ)くらいで、特段面白くもない展開で終わりました。レース終了後に、グランドスタンド前にて今回でF1から身を引くアロンソ(マクラーレン)とハミルトンとベッテルが揃ってドーナツターンを見せてくれたのは良かったですね。特に、ベッテルがアロンソときっちりシンクロさせてマシンを回転させてたのには感動しました。

 これにて、2018年のF1も終了しました。
 ドライバーズタイトルは、ハミルトンが獲得。21戦中11勝、408ポイントを獲得。オーストリアGPでノーポイントだったにも関わらず、史上初の400ポイント超えを達成してしまいました。終わってみれば、2位ベッテルに88ポイントもの差をつけました……昨年は46ポイント差だったので、昨年以上に「圧勝」のシーズンでしたな。そのベッテルは開幕戦を含めて今年も5勝して320ポイントを獲得しましたが、「取りこぼし」が昨年以上に多かった上に、ドイツGPに代表されるように取りこぼしたところをハミルトンにきっちり25ポイント持ってかれたのは痛すぎましたね。3位には251ポイントのライコネン。3位が実に8回、そしてアメリカGPでは優勝と、今年は表彰台に12回も上ったんですよね。「まだまだトップチームでやれる」ことを証明した1年だったと思いますけど……来年はザウバー。もっと表彰台でシャンパンがーっと飲む姿を見たいものです。4位は249ポイントのフェルスタッペン。オーストリアとメキシコで勝って今年も2勝。来季はレッドブルホンダの“エース”です。ホンダPUでどのような走りを見せてくれるのか、楽しみですね。5位は247ポイントのボッタスで、今季勝ち星なしで終わってしまい極めて残念な1年となってしまいました。来季の奮起に期待。6位は中国とモナコで勝ったリカルド。来年はレッドブルから離れてルノーワークスですが……どうなるでしょうな。トロロッソホンダのガスリーは29ポイントでランキング15位/ハートレーは4ポイントでランキング19位でした。ちなみに、今年は全戦を途中交代も欠場代役もなく20人のレギュラードライバーだけで走りきりました。これはF1史上初のことだとか。そういや、今シーズンは途中から新人ドライバーが入ってきたり消えたりしてませんでしたな。
 コンストラクターズタイトルは、655ポイントを稼いだメルセデスAMGが獲得。2位フェラーリは571ポイントで、メルセデスAMGとの差は84ポイント。昨年は668ポイント対522ポイントで146ポイント差だったことを考えると、結果的には「実は頑張っていた」ということになりますかね。ただ、3位レッドブルも419ポイント取ってて、昨年(368ポイント)より50ポイント以上多かったりします。
で、“3強”以外の“中団勢”トップの4位には今年は(ワークス)ルノーが入りました。ま、フォースインディアがチーム事情で前半戦のポイントを失ったが故の4位だったりするのですが……ワークスとしての威厳が少しはついてきた、かな。5位はハースで93ポイント、6位は序盤にアロンソがポイントを荒稼ぎしたマクラーレン、7位はポイント剥奪後のレーシングポイント・フォース・インディア     (それでも52ポイント)。8位はザウバーで、トロロッソホンダ初年度は33ポイントに留まり9位でした。最下位は7ポイントしか獲れなかった名門ウィリアムズ……来季は復活できるのでしょうかね(ロバート・クビサが復帰するようだし、パディ・ロウがそろそろ本領発揮するだろうから、ちょっと期待)。

 去年のちょうど今ごろ、HALO義務化とPU基数制限強化のため「来季のF1を見たいと思わない」<記事>とここで書きまして、実際、シーズン中のフジテレビNEXTとの視聴契約もしたりしなかったりになりましたが……契約期間中の再放送とかのおかげで、結局のところ私が全く見ていないグランプリは開幕戦オーストラリアGPと第5戦スペインGPの2戦だけということになりました。HALOはだいぶ見慣れたし、ベルギーGPでのルクレールの事故でその有効性も証明されましたが、一方で最終戦のヒュルケンベルグの事故ではドライバー脱出の妨げにしかならない場合もあることも証明されました。また、PU基数制限もメルセデスやフェラーリのPUは年間3基でもなんとかレース可能であることを実証しましたし(ルノーとホンダは証明できなかったが)、心配していたほどレース中にパワーセーブしているようには見えませんでした。今シーズンのF1は「(競技としての)本質まで見失っていた」とまでは言えなかったかと思います。それなりに見る価値はあったでしょう。とはいうものの、やっぱり勝ったのはハミルトンで、やっぱりメルセデスAMGがタイトルを獲得して、というここ数年当たり前になってしまった結果を覆すには至らず、お金を払ってでも「見たい」と思ったかというと昨年書いた強い疑念は今なお何も消えていません。あと、リバティメディアによる競技自体の改革が2021年あたりから実を結ぶという話も、どうやら実現できそうにありません。11月19日にルノーCEOでもある日産のゴーン会長が日本で逮捕されるということがあったため、PUメーカーでありワークスチームももつルノーがF1から撤退するような事態になったら事情が変わるかもしれないのですが、そうでもない限りはほとんど現状のままでF1がずるずると続いて行ってしまう可能性が高くなっています。そうはなってほしくないのですが、昨今の自動車業界は総じてうまく回っていない感じですから……メルセデス/フェラーリ/ルノー/ホンダの4メーカーあっての今のF1では、大改革は無理かもしれませんな。けど、2021年まではまだ時間はあるので、リバティメディアさんには諦めることなく改革実現に向かって進んでいっていただきたい。
 大改革は厳しいものの、来シーズンのF1は空力レギュレーションの一部が変更になります。PU基数制限は今年のままのようで(厳しくはならない)、各チームのドライバーラインナップも変わらないのはメルセデスAMGとハースだけであとは大きく変わります。何より、来シーズンからはトロロッソホンダに加えてレッドブルホンダが走ります。来年のレッドブルは鬼才エイドリアン・ニューウェイが設計に大きく関わったシャシーだといわれていますし、初年度だけに過度な期待はできないものの、トップチームの一角にホンダPUが載るとどうなるのか、大変楽しみです。

 というわけで、来シーズンのF1は開幕戦から見ようと思っています。今月からフジテレビNEXTとの視聴契約は切っていますが、来年3月から視聴を再開する契約は既にしました。シーズン通して見るかどうかはまだ白紙ですけれど、レッドブルホンダのデビューシーズンなのでとりあえず5月あたりまでは継続視聴しようかなと今のところ考えています。
 来年2019年のF1は面白い展開になってくれることを期待しております。

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2018年11月19日 (月)

F1 2018 ブラジルGP

 F1第18戦・アメリカGP決勝が10月21日、第19戦・メキシコGP決勝が同28日、第20戦・ブラジルGP決勝が11月11日に行われました。

■F1第18戦 アメリカGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG) 
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
13位 ガスリー(トロロッソ)
14位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ライコネン(フェラーリ)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
9位 ハートレー(トロロッソ)
12位 ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG

■F1第19戦 メキシコGP
・予選
1位 リカルド(レッドブル)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
14位 ハートレー(トロロッソ)
15位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 フェルスタッペン(レッドブル)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
4位 ハミルトン(メルセデスAMG)
10位 ガスリー(トロロッソ)
14位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

■F1第20戦 ブラジルGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
10位 ガスリー(トロロッソ)
17位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 ライコネン(フェラーリ)
11位 ハートレー(トロロッソ)
13位 ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

 ドライバーズタイトルが決まる可能性も高くなっていたアメリカGPでは、2番手スタートのライコネンがスタート直後の1コーナーでハミルトンをかわしてそのまま優勝。ハミルトンは3位/ベッテルが4位だったためタイトル決定は持ち越しになったのですが……結局次のメキシコGPでベッテルは優勝を逃してしまったため、ドライバーズタイトルはハミルトンに決定。コンストラクターズタイトルも、ブラジルGPをハミルトンが制したことで最終戦を待つことなくメルセデスAMGに決定しました。

 いやぁ、オースティンの表彰台の真ん中にライコネンが立ったのには感動しました(ライコネンの優勝は、ロータス時代の2013年開幕戦オーストラリアGP以来で、実に5年半ぶり。でも、本人はいつもの表彰台と全く変わらずクールにシャンパンをがーっと飲んでましたがw)けど、昨年に引き続きメキシコでドライバーズタイトルをハミルトンに持って行かれ、コンストラクターズタイトルもブラジルでメルセデスAMGに決まってしまいましたね。まぁ、今年はCEOだったマルキオンネさんが突然亡くなってしまったりもしましたし、フェラーリにとっては「不運だった」とも言えなくもないですけど……勝負の後半戦で、エースのベッテルがベルギーで勝っただけであとは4位/3位/3位/6位/4位/2位/6位、ではねぇ。しかも、好調なライコネンを途中で「追い出す」と発表してみたり、「チームとして勝つ気あんの?」と思うことが多すぎましたな。今年はメルセデスAMGも、オーストリアで全滅したり、ボッタスが1勝もしていなくて落ち込んでたり、タイヤもうまく使えていない(これは他チームも同じだが。特に終盤戦で目立ってますな)など、“盤石”ではなかったのですがね。跳ね馬さんはまたも「来年に期待」、ですかねぇ。
 来シーズンのF1となると、レッドブルホンダが最も期待したくなるわけですが、まぁPU替え初年度となるとある程度大目に見ないといけない所も多々出てくるでしょうし、ホンダPUそのものもやはりまだ発展途上っぽいですからねぇ……期待半分不安半分といったところでしょうか。ただ、今回書いた3戦のDriver of the Day Awardを独占しているフェルスタッペンが来季はホンダPUが載ったマシンを駆るわけですから、その点では楽しみですな。完成度の高いPUを供給し、フェルスタッペンの果敢な走りとガスリーの落ち着いた走りで表彰台の2ポジションを奪う姿がたくさん見られるといいですね。
 とはいえ、まずは今週末の今季最終戦・アブダビGPです。しっかり見届けようと思います。

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2018年10月16日 (火)

F1 2018 日本GP

 F1第17戦・日本GP決勝が10月7日に行われました。F1が、今年もホンダの聖地・鈴鹿にやってきました。

■F1第17戦 日本GP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
6位 ハートレー(トロロッソ)
7位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
11位 ガスリー(トロロッソ)
13位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」リカルド/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

 台風25号の日本接近で週末は大荒れになることも予想されていた今年の日本GPですが、台風が予想よりもだいぶ北の日本海上を通り過ぎたために風は強めだったもののそれほど影響はなく、金曜FP1&FP2はドライコンディション、台風が最接近した土曜はFP3の途中で雨が降りだしたものの予定通りに開催されました。
 予選。路面はドライながら時折雨が落ちてくるというコンディションの中、Q1でマクラーレン勢とFP3でクラッシュを喫したヒュルケンベルグ(ルノー)が消え、Q2ではトラブル発生で走行できなかったリカルド(レッドブル)や来季フェラーリ昇格のルクレール(ザウバー)が消えました。そんな中、トロロッソ勢は“スペック3”仕様の新PUのパワーもあってか、ガスリー9番手/ハートレー10番手で揃ってQ3に進出。Q3ではフェラーリ勢が「はなから雨」と読んでインターミディエイトを履いて出ていったものの、他車はすべてドライ(スーパーソフト)でタイムを出しに行き、フェラーリ勢も結局は途中でドライに戻したところで雨が降りだすという最悪な展開となり、ライコネンはなんとか4位になれたけどドライでのタイムが出せなかったベッテルは9位に終わってしまいました。結果、PPは余裕でハミルトンが獲得。2位ボッタスでメルセデスAMG勢がフロントロー独占。3位にはフェルスタッペンが入り、終わってみればハートレーが6位/ガスリー7位というトロロッソ勢は今季最高の予選となりました。
 決勝。天候は台風一過で晴れたのですが……スタートでハートレーが出遅れ/シケインでフェルスタッペンがライコネンをコース外に押し出し/ルクレールとマグヌッセンが接触し部品散乱→4周目にセーフティーカー導入/セーフティーカー解除後の9周目にスプーンでフェルスタッペンとベッテルが接触しベッテルは最後方へ後退、と序盤は荒れた展開に。他方、前方でトラブルに関係しなかったメルセデスAMG勢は安泰で“盤石”となり、また15番手スタートだったリカルドもこれらに乗じてスルスルと順位を上げ、またフェルスタッペンもライコネンとのトラブルで5秒加算ペナルティを受けたものの安定した速さで終盤にはボッタスに追いついて見せました。結果、優勝は悠々走ったハミルトンで今季9勝目。2位ボッタスで、3位フェルスタッペン、4位にリカルドが入ってDriver of the Day選出。5位ライコネン/6位ベッテルと、フェラーリは今年も鈴鹿で振るわず。期待されたトロロッソ勢はガスリーが11位/ハートレーは13位に終わってしまい、今年も第4期ホンダの母国での入賞&ポイント獲得はなりませんでした。

 予選を最高の形で終えたトロロッソの決勝は残念でしたが……まぁ、レースペースを上げられなかった以上、仕方ないですかね。ガスリーのPUにはオシレーションが出ていて、その対策セッティングがFIAに承認されていたにも関わらず決勝スタート直前に認められなくなった、というトラブルはあったようなのですが(※決勝終了後に明らかになった)、にしてもペースさえあればレッドブル勢のように上位に行くことも可能だったわけですからね。第4期ホンダの逆襲は、来年に持ち越しですな。あと、フェラーリ……昨年ほどではないにせよ、ガッカリですよ。予選Q3でのタイヤ選択に決勝でのベッテルの突っ込み……もちろん点差をつけられている状態なので攻めることは大事なのですが、「無謀」としか思えないことをまた平然と何度でもやってのけて繰り返し自滅しているように思えて仕方がないんですよね。今回だって、普通にやってれば3位4位は確実にとれただっただろうに(うまくいけば2位4位あたり?)、5位6位ですからねぇ。「これじゃあ、ワールドチャンピオンになれんわ」と考えざるを得ません。50ポイントだったハミルトンとベッテルの差は67ポイントにまで広がり、次戦でタイトルが決まる可能性もかなり高くなってしまいました。まぁ、こちらもチームの実力差があまりにも明白なので、仕方ないところですかね。
 それと、去年は日本GPの来場者数が過去最低を更新してしまったところ、今年は3日間ともに増えたみたいですね。合計では16万5000人が来場したとか。前年を上回るのは実に6年ぶりということで、良かったですね。来年からはレッドブル・ホンダが誕生してより上位の成績を残せそうですし、また観客数も増えていくと良いんですけど(とはいえ、今年も地上波のニュースでは他に特別なイベントもなかったのにまるっきり無視されてたけど)。

 2018年の日本GPも終わり、今年のF1も残るは4戦。今年は何戦か見ませんでしたが、ここから最終戦・アブダビGPまではしっかり見届けようと思っています。

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2018年10月 2日 (火)

F1 2018 ロシアGP

 F1第15戦・シンガポールGP決勝が9月16日、第16戦・ロシアGP決勝が9月30日に行われました。
 が、以前書いた通り9月はフジテレビNEXTと契約しておらず、私はレース中継を見ていないので今回も結果を書くだけに留めます。

■F1第15戦 シンガポールGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG) 
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 ベッテル(フェラーリ)
15位 ガスリー(トロロッソ)
17位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 ベッテル(フェラーリ)
13位 ガスリー(トロロッソ)
17位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」マグヌッセン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

■F1第16戦 ロシアGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
13位 ガスリー(トロロッソ)
16位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
リタイア ガスリー(トロロッソ)
リタイア ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 10月から再びフジテレビNEXTの視聴契約をしましたので、ロシアGPの予選と決勝については再放送分を録画して見ました。見ましたが……レッドブル勢が最後方から追い上げた(フェルスタッペンがPU交換ペナルティで19番手スタートだったものの一時は首位にたち、5位フィニッシュ。リカルドも18番手スタートから6位フィニッシュした)以外は単調なレース展開以上に、「メルセデスAMG勢についていけないベッテルと完全に“我が道を行く”モードのライコネン」という構図が見えてしまい、萎えてしまいました。昨年ほどではないにせよ、勝負の後半戦にまたもフェラーリは「自滅パターン」に陥ってしまっているような……ドライバーズポイントもハミルトンとベッテルの差は50ポイント(丸々2勝分)にも広がってしまって、「今シーズンも跳ね馬はダメっす」って感じが強くなってますね。
 で、今週末はいよいよ日本GPですな。私も中継視聴に復帰ですよ、すごく楽しみですよ!って言いたいところなんですけど……現時点での予報では、週末通して雨ですな。ま、鈴鹿が苦手っぽいトロロッソにとっては適度なウェットなら“救いの雨”になるかもしれませんし、ロシアで出たブレーキトラブルとかもきっちり直して、ホンダのホームグランプリでしっかりと活躍してもらいたいです。あと、フェラーリ。雨となるとホッケンハイムでのいやーなイメージがまだ消えませんが、チャンスと思って勝ちにいってもらいたいところですね。

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2018年9月14日 (金)

F1 2018 鈴鹿サーキット開催契約更新

 F1第13戦・ベルギーGP決勝が8月26日、第14戦・イタリアGP決勝が9月2日に行われました。
 が、以前書いた通り8月9月はフジテレビNEXTと契約しておらず、私はレース中継を全く見ていないので結果を書くだけに留めます。

■F1第13戦 ベルギーGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG) 
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 オコン(レーシングポイント・フォース・インディア)
11位 ガスリー(トロロッソ)
12位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
9位 ガスリー(トロロッソ)
14位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

■F1第14戦 イタリアGP
・予選
1位 ライコネン(フェラーリ)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
9位 ガスリー(トロロッソ)
18位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
15位 ガスリー(トロロッソ)
リタイア ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ライコネン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

 レースのコメントが書けないので、今回はここのところのレース外でのF1の話題について書きます。
 まずは、破産申請がなされ先行き不透明となっていたフォースインディア。この件につき、FIAはベルギーGP初日の8月23日に新オーナーによるエントリーを承認。「レーシングポイント・フォースインディア」がベルギーGPから新規参入し、「フォースインディア」は今シーズンのコンストラクターズランキングから除外/ペレスとオコンが獲得したポイントはドライバーズランキング上では有効、という形になりました。チーム名にある「レーシングポイント」ってのは何なのかよくわからんですけど、フォースインディアを実際に買収したのはランス・ストロール(ウィリアムズ)のお父さんであるローレンス・ストロールが率いる投資家のコンソーシアムだそうで……おかげで、「(早ければ)ベルギーからストロールがフォースインディアに乗る」ってウワサも流れていましたが、どうやらランス・ストロールが乗ることになるのは来季からなようです。また、スポンサーの関係でペレスは残留するようで、オコンが放出されるのはほぼ確定といわれています。だがしかし、そのオコンが来季座るシートはなさそうと言われており、それでもってオコンが学んだメルセデスのドライバー育成プログラムの見直しってところまで話が進んでいってしまっているとか。まぁ、メルセデスの育成はオコンのみならずパスカル・ウェーレインも余っちゃってF1から離れさせるしかなかったですから……って、ウェーレインはともかく、オコンは有能かつポイントを堅実に稼ぐことができる極めて優秀なドライバーだと思いますけど、そのドライバーにシートがないってどうなってんですかねぇ、今のF1って。
 一方、マクラーレンは来年F1では走らないと発表したアロンソの後任として8月16日にカルロス・サインツを起用すると発表。また9月3日には、サインツの同僚にランド・ノリスを起用すると発表しました。サインツ起用発表とノリス起用発表にはかなり時間が空いていますが、その間にオコンの起用もマクラーレンは検討したようですね。が、オコンとメルセデスとの関係が強すぎることを理由にやめたとか……このへんもメルセデスが頭を抱えている理由の1つになっているようです。また、ラインナップ一新ということで、今乗っているバンドーンの来季シートもなくなりました。まぁ、目立つ結果を残せなかったバンドーンにも問題はありますが、スーパーフォーミュラ参戦中の走りを見ても彼は決して無能なドライバーではありません。しかも、彼にはスポンサーマネーもそれなりにあるのに……ホントどうなってんですかねぇ。
 さらに、今週11日、ルクレールのフェラーリ移籍+ライコネンのザウバー移籍が正式に発表されました。そんなウワサは前からあったものの「それはないだろう、アハハハ」と思っていたし、先日のセルジオ・マルキオンネ急逝でライコネン残留に大きく傾いたとの報道もあって(※マルキオンネはルクレール推進派)「そうだろうそうだろう」と思ってもいたのですが……結局はライコネンがフェラーリから離脱することとなり、正直落胆しました。まぁ、ライコネン自身はF1デビューした“古巣”への復帰を何も悪く思っていないみたいだし、ロータス時代みたいに中堅どころの方が自由な環境で大暴れできるって可能性も大いにあるし(現状の扱いがあまりにヒドすぎなのは火を見るより明らか)、将来的にはチーム運営に参画するのではとの憶測も出ていたりして、「そう考えると、アリかも」とも思います。あと、ルクレールさんがねぇ……ガスリーのレッドブル昇格も心配ですけど、こちらはもっと心配です。ベッテルとチーム内でうまくやれるかってのも心配だし、跳ね馬内とかティフォシ+メディアのおかしな圧力に若い芽を潰されてしまわなければ良いのですけど。大丈夫かなぁ。
 次に、F1のハード面。F1は2021年に大きなレギュレーション変更を予定しており、エンジン規則についても議論が進められてきたのですが……その雲行きが怪しくなっています。MGU-Hの廃止を含む根本的なレギュレーションを見直し、それにより新たなメーカーの参入を目論んでいたものの、どうやら参戦を確約したメーカーが出てこなかったようですな。そのため、既存のPUメーカーは新たなPUを開発するのは無意味だと主張しており、結局現行のエンジン規則が大きく変更されることは延期かそもそもなくなることになりそうです。エンジン規則についてF1ストラテジーグループでの議論を経た上で、シンガポールGPを前に合意がなされるとみられているようですが……どうなることやら。レッドブルのヘルムート・マルコは今月になって「ホンダとの提携が成功しなかったら、レッドブルはF1から撤退するほかない」とまで言ったとか。これは「レッドブルにとって、ホンダはポルシェが参入してくるまでの繋ぎ」説も強かった頃には考えられない発言ですから、メディアの見立て通りポルシェは参入せず、2021年以降もホンダと組むことを念頭においた発言とみられます。ホンダを応援する側からすれば、レッドブルと単なるエンジンサプライヤーではなくより強固な関係を構築して長期的にF1に臨むというのは願ったり叶ったりですから、これはこれでありがたい話だし、ホンダもメルセデスやフェラーリに追いつき追い越せでPU開発に邁進してもらいたいところなんですけど……今までの体質から変わっていかなければならないF1という競技全体としてはどうなのかと考えると、心配ですね。改革が後退し現状維持で結局は衰退の一途、みたいなことにならないよう願いますわ。
 最後に、今季限りでF1開催契約が切れる鈴鹿サーキットにつき、FOMは8月31日に鈴鹿サーキット側との開催契約を3年延長したと発表。これにより、鈴鹿でのF1日本GP開催は2021年までの継続が決まりました。また、ドイツGPも来年ホッケンハイムで開催されることが決まりました(こちらは20年以降は未定)。記事を読んでると、鈴鹿サーキットとFOMとの開催契約は直接交渉により内容が大きく見直されたようで、非常に喜ばしいですね。このへんは「オーナーが(話のできる)リバティメディアになってくれてありがとう」って素直に思えますわ。せっかくホンダがボロカスに言われつつも悪戦苦闘し、来年からはレッドブルとの共闘を本格化させようってときに、その母国たる日本でグランプリの開催ができないなんて寂しすぎますから。とりあえずは3年の契約ですけど、これからもF1が続く限りは10年20年と末永く日本GPが開催されることを祈ります。
 と言うからには、実際に私自身が鈴鹿サーキットに足を運んでしっかり対価を払ってF1観戦者数にカウントされるってのがスジなんですけど、残念ながらそうもいかないので……日本GPがある10月と最終戦アブダビGPがある11月はフジテレビNEXTと再契約し、テレビ観戦くらいはするつもりでおります。白熱したシーズン終盤戦が繰り広げられることを期待します。

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