モータースポーツ

2018年9月14日 (金)

F1 2018 鈴鹿サーキット開催契約更新

 F1第13戦・ベルギーGP決勝が8月26日、第14戦・イタリアGP決勝が9月2日に行われました。
 が、以前書いた通り8月9月はフジテレビNEXTと契約しておらず、私はレース中継を全く見ていないので結果を書くだけに留めます。

■F1第13戦 ベルギーGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG) 
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 オコン(レーシングポイント・フォース・インディア)
11位 ガスリー(トロロッソ)
12位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
9位 ガスリー(トロロッソ)
14位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

■F1第1戦 イタリアGP
・予選
1位 ライコネン(フェラーリ)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
9位 ガスリー(トロロッソ)
18位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
15位 ガスリー(トロロッソ)
リタイア ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ライコネン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

 レースのコメントが書けないので、今回はここのところのレース外でのF1の話題について書きます。
 まずは、破産申請がなされ先行き不透明となっていたフォースインディア。この件につき、FIAはベルギーGP初日の8月23日に新オーナーによるエントリーを承認。「レーシングポイント・フォースインディア」がベルギーGPから新規参入し、「フォースインディア」は今シーズンのコンストラクターズランキングから除外/ペレスとオコンが獲得したポイントはドライバーズランキング上では有効、という形になりました。チーム名にある「レーシングポイント」ってのは何なのかよくわからんですけど、フォースインディアを実際に買収したのはランス・ストロール(ウィリアムズ)のお父さんであるローレンス・ストロールが率いる投資家のコンソーシアムだそうで……おかげで、「(早ければ)ベルギーからストロールがフォースインディアに乗る」ってウワサも流れていましたが、どうやらランス・ストロールが乗ることになるのは来季からなようです。また、スポンサーの関係でペレスは残留するようで、オコンが放出されるのはほぼ確定といわれています。だがしかし、そのオコンが来季座るシートはなさそうと言われており、それでもってオコンが学んだメルセデスのドライバー育成プログラムの見直しってところまで話が進んでいってしまっているとか。まぁ、メルセデスの育成はオコンのみならずパスカル・ウェーレインも余っちゃってF1から離れさせるしかなかったですから……って、ウェーレインはともかく、オコンは有能かつポイントを堅実に稼ぐことができる極めて優秀なドライバーだと思いますけど、そのドライバーにシートがないってどうなってんですかねぇ、今のF1って。
 一方、マクラーレンは来年F1では走らないと発表したアロンソの後任として8月16日にカルロス・サインツを起用すると発表。また9月3日には、サインツの同僚にランド・ノリスを起用すると発表しました。サインツ起用発表とノリス起用発表にはかなり時間が空いていますが、その間にオコンの起用もマクラーレンは検討したようですね。が、オコンとメルセデスとの関係が強すぎることを理由にやめたとか……このへんもメルセデスが頭を抱えている理由の1つになっているようです。また、ラインナップ一新ということで、今乗っているバンドーンの来季シートもなくなりました。まぁ、目立つ結果を残せなかったバンドーンにも問題はありますが、スーパーフォーミュラ参戦中の走りを見ても彼は決して無能なドライバーではありません。しかも、彼にはスポンサーマネーもそれなりにあるのに……ホントどうなってんですかねぇ。
 さらに、今週11日、ルクレールのフェラーリ移籍+ライコネンのザウバー移籍が正式に発表されました。そんなウワサは前からあったものの「それはないだろう、アハハハ」と思っていたし、先日のセルジオ・マルキオンネ急逝でライコネン残留に大きく傾いたとの報道もあって(※マルキオンネはルクレール推進派)「そうだろうそうだろう」と思ってもいたのですが……結局はライコネンがフェラーリから離脱することとなり、正直落胆しました。まぁ、ライコネン自身はF1デビューした“古巣”への復帰を何も悪く思っていないみたいだし、ロータス時代みたいに中堅どころの方が自由な環境で大暴れできるって可能性も大いにあるし(現状の扱いがあまりにヒドすぎなのは火を見るより明らか)、将来的にはチーム運営に参画するのではとの憶測も出ていたりして、「そう考えると、アリかも」とも思います。あと、ルクレールさんがねぇ……ガスリーのレッドブル昇格も心配ですけど、こちらはもっと心配です。ベッテルとチーム内でうまくやれるかってのも心配だし、跳ね馬内とかティフォシ+メディアのおかしな圧力に若い芽を潰されてしまわなければ良いのですけど。大丈夫かなぁ。
 次に、F1のハード面。F1は2021年に大きなレギュレーション変更を予定しており、エンジン規則についても議論が進められてきたのですが……その雲行きが怪しくなっています。MGU-Hの廃止を含む根本的なレギュレーションを見直し、それにより新たなメーカーの参入を目論んでいたものの、どうやら参戦を確約したメーカーが出てこなかったようですな。そのため、既存のPUメーカーは新たなPUを開発するのは無意味だと主張しており、結局現行のエンジン規則が大きく変更されることは延期かそもそもなくなることになりそうです。エンジン規則についてF1ストラテジーグループでの議論を経た上で、シンガポールGPを前に合意がなされるとみられているようですが……どうなることやら。レッドブルのヘルムート・マルコは今月になって「ホンダとの提携が成功しなかったら、レッドブルはF1から撤退するほかない」とまで言ったとか。これは「レッドブルにとって、ホンダはポルシェが参入してくるまでの繋ぎ」説も強かった頃には考えられない発言ですから、メディアの見立て通りポルシェは参入せず、2021年以降もホンダと組むことを念頭においた発言とみられます。ホンダを応援する側からすれば、レッドブルと単なるエンジンサプライヤーではなくより強固な関係を構築して長期的にF1に臨むというのは願ったり叶ったりですから、これはこれでありがたい話だし、ホンダもメルセデスやフェラーリに追いつき追い越せでPU開発に邁進してもらいたいところなんですけど……今までの体質から変わっていかなければならないF1という競技全体としてはどうなのかと考えると、心配ですね。改革が後退し現状維持で結局は衰退の一途、みたいなことにならないよう願いますわ。
 最後に、今季限りでF1開催契約が切れる鈴鹿サーキットにつき、FOMは8月31日に鈴鹿サーキット側との開催契約を3年延長したと発表。これにより、鈴鹿でのF1日本GP開催は2021年までの継続が決まりました。また、ドイツGPも来年ホッケンハイムで開催されることが決まりました(こちらは20年以降は未定)。記事を読んでると、鈴鹿サーキットとFOMとの開催契約は直接交渉により内容が大きく見直されたようで、非常に喜ばしいですね。このへんは「オーナーが(話のできる)リバティメディアになってくれてありがとう」って素直に思えますわ。せっかくホンダがボロカスに言われつつも悪戦苦闘し、来年からはレッドブルとの共闘を本格化させようってときに、その母国たる日本でグランプリの開催ができないなんて寂しすぎますから。とりあえずは3年の契約ですけど、これからもF1が続く限りは10年20年と末永く日本GPが開催されることを祈ります。
 と言うからには、実際に私自身が鈴鹿サーキットに足を運んでしっかり対価を払ってF1観戦者数にカウントされるってのがスジなんですけど、残念ながらそうもいかないので……日本GPがある10月と最終戦アブダビGPがある11月はフジテレビNEXTと再契約し、テレビ観戦くらいはするつもりでおります。白熱したシーズン終盤戦が繰り広げられることを期待します。

| | コメント (0)

2018年8月 5日 (日)

F1 2018 ハンガリーGP

 F1第10戦・イギリスGP決勝が7月8日、第11戦・ドイツGP決勝が7月22日、第12戦・ハンガリーGP決勝が7月29日に行われました。

■F1第10戦 イギリスGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG) 
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
14位 ガスリー(トロロッソ)
20位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
13位 ガスリー(トロロッソ)
リタイア ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

■F1第11戦 ドイツGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
17位 ガスリー(トロロッソ)
18位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
10位 ハートレー(トロロッソ)
14位 ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

■F1第12戦 ハンガリーGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
6位 ガスリー(トロロッソ)
8位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
6位 ガスリー(トロロッソ)
11位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」リカルド/「Fastest Lap Award」リカルド/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 イギリスGPの舞台となるシルバーストーン・サーキットは高速サーキットながらバランスが取れたマシンが勝つサーキット。で、予選は母国で圧倒的に強いハミルトンが今年もPPを獲得。「今年もハミルトン優勝かなぁ」と思っていたら……決勝は、そのハミルトンがスタートで若干出遅れベッテルに前に行かれた挙げ句、1コーナーでライコネンと接触。リタイアは免れたものの、コースアウトして大きく出遅れるという波乱の展開に。が、その後ハミルトンは怒濤の追い上げでポジションを挽回。終盤に2度のセーフティーカー導入がされた後、フェラーリ勢vsメルセデスAMG勢のガチバトルが実現し、最終的にはベッテルが優勝/ハミルトンは2位という結果になりました。
 2年ぶりの開催となるドイツGPは、ホッケンハイム・リンクでの開催。今度はベッテルの母国GPですが、メルセデスにとってもホームGPだったりします。で、予選はベッテルが2番手ボッタスをコンマ2秒引き離してPP獲得。他方、ハミルトンはQ1でマシンがストップしてしまい、Q2以降は走れず決勝は14番手スタート。「これはベッテル圧勝かなぁ」と思ってて、実際決勝もベッテルが中盤まで余裕のレースをしていたのですが、終盤に差し掛かると雨が降り始めて、コースの一部ではじゃじゃ降りだったり他では晴れ間も見えたりと極めて難しい状況に。ギャンブルするドライバーも現れましたが、そのギャンブルもインターミディエイトだったりフルウェットだったりと混乱。そんな中、上位勢はひたすらドライタイヤでステイアウトしており、結果的にはこれが正しかった(ギャンブル勢は結局全車ドライに履き直した)のですが、局所的な雨が一番酷かった時分にベッテルが路面に足下を掬われコースアウトしクラッシュ……まさかのリタイアに。これでセーフティーカー導入となり、ここでハミルトンはピットに入る入らないでピットからの指示が混乱し、ピットレーン入り口に侵入した後で芝生に乗り上げてコースに戻ったりしたのですが(※違反行為)、この行為についてはお咎めなしとされ(※レース後には戒告処分が下されたが、それだけ。ホームGPだから?)、チームオーダーもあって結果ハミルトン優勝/ボッタス2位のメルセデスAMG勢ワンツーフィニッシュとなりました。
 “夏休み”前恒例となっているハンガリーGPは、今年も中低速テクニカルコースのハンガロリンクで開催。パワーがあまり重要ではないので、メルセデスPU以外のPUユーザーが頑張るサーキットなのですが……今年は最重要の予選が雨。ドライでのプラクティスで調子の上がらなかったメルセデスAMG勢がフロントローを独占する結果に。決勝はドライコンディションになりましたが、ここは抜けないサーキット。終盤タイヤが持たなかった2位ボッタスをフェラーリ勢がなんとか攻略して(思い切り接触してたけどw)ベッテル2位/ライコネン3位に持ち込みましたが、ハミルトンには全く届かず終了。Driver of the Day Awardは、Q2落ちを喫し12番手スタートから挽回しボッタスも抜いて4位に入ったリカルドが獲得。

 その後、7月31日/8月1日の2日間、インシーズン・ハンガリー合同テストが行われ、その終了をもってF1はサマーブレーク(夏休み)に入りました。
 今シーズンのF1も前半戦が終了しましたが、ドライバーズポイントは1位ハミルトンが213p/2位ベッテルが189pで24ポイント差がついています。ベッテルは母国でのリタイアが致命的でしたねぇ。一方、コンストラクターズポイントは1位メルセデスAMGが345p/2位フェラーリが335pと10ポイントしか差がなく接戦となっています。こちらはライコネンが146pと好調/ボッタスが不運続きで132pなところが影響していますね。ただ、今年は「フェラーリ SF71Hの方がメルセデス W09よりも速い」ようなので、後半戦スクーデリア・フェラーリがメルセデスAMGよりも気を引き締めて一戦一戦大事に戦っていけばダブルタイトルも夢ではない、と思います。とはいえ、昨年後半のようなことをやらかしがちなのがまたスクーデリア・フェラーリというチームでして……今年は頑張って下さい、本当に。
 で、例年は「休みじゃ、休み~」って感じでルンルン気分(死語)な感じが伝わってくるハンガリーGPなのですが、今年はその前後に大変な事件(騒動?)が、それも立て続けに起こっております。
 まず7月25日、元フェラーリの会長兼CEOのセルジオ・マルキオンネが66歳で亡くなりました。マルキオンネが手術のために入院したというのは報道で知っていましたが、術後に症状が急速に悪化し、亡くなってしまったとか。フェラーリは21日に健康上の理由によりマルキオンネが役職に復帰することができないとコメントを出していたのですが、その直後のことでこの訃報には驚きました。
 で、翌26日は、マクラーレンがジェームズ・キーをテクニカルディレクターとしてチームに加入すると発表しまして……私はこの一報を見た瞬間「なんだとー」と思わず声を出してしまいました。ジェームズ・キーは、言うまでもなくトロロッソのマシンデザイナーであります。つまり、ホンダPUとマッチした来年用の完全新シャシーを設計するはずの人なわけです。それが、この時期にいなくなるって、しかも行き先マクラーレンって……レッドブル側は「まだ契約あるからね~」って言ってるみたいですけど、キー自身はすでにトロロッソを離れてしまっているとか。せっかくレッドブル・ホンダ体制が決まり、来季はニューウェイとキーの2人がホンダPU用のシャシー設計にそれぞれ腕を振るってくれるものと楽しみにしていたのですが、ねぇ。極めて残念であり、また心底ガッカリしましたわ。
 ハンガリーGPが開幕した7月28日、今度はフォースインディアの破産申請が報道されました。ハンガリーGP金曜日の夕方に破産手続きが開始され、申し立てたのはドライバーであるセルジオ・ペレスであることも明らかに……ま、資金面ではヤバいヤバいとずっと言われ続けていただけに、「その時」は来るだろうと思っていましたけど、このタイミングとは。しかも。ペレスが申し立てたってのには2度ビックリでしたわ。ま、ハンガリーGPも合同テストもフツーに走ってたので、それほど深刻に受け止める必要はなさそうではあるのですが……再建はすんなりいってくれるのでしょうか。実力はあるチームなので、消えてなくなってしまうようなことにならないことを祈るだけ、ですかね。
 そして8月3日、メルセデスF1チームの非常勤会長であるニキ・ラウダが、肺の移植手術を受け、これに成功したという報道が。「ラウダさんも大変ですなぁ」と思っていたら……同日、ダニエル・リカルドが今シーズン限りでレッドブルから離れることが公式に発表され、その後ワークスルノーが、2019年はヒュルケンベルグとリカルドを起用すると発表しました(=サインツは放出)。いや、リカルドはレッドブル残留とばかり思っていたので、この報道にもたまげました。他方、ワークスルノーは8月1日に現チーフテクニカルオフィサーのボブ・ベルが役職から退くが、テクニカルアドバイザーとしてパートタイムで関わり続けることも発表していまして……ルノーはフォーミュラEから離れてF1に重点を移すようですし、体制も変えるのでしょうね。これが吉と出るのか凶となるのかわかりませんけど、ワークスチームですし、中団勢から抜け出せる方向に進んでいけばいいのですが。

 さて、今月末から再開となるF1後半戦、ですけど……フジテレビNEXTとの視聴契約は7月で解除しました。
 というわけで、8月開催のベルギーGPは見ない予定です。また、9月についてもおそらく契約はしないので、イタリアGPとシンガポールGPも見ない予定です。再契約するとすれば、日本GPが開催される10月ってことになりそうですけど、これもまだ決めてはいません。HALOについては見慣れてきましたけど、今年のF1をお金払ってでも「見たい」と思っているかというと……まだ疑問が残っています。たしかに今シーズンは“つまらないシーズン”というわけではないのですけど、ハミルトンvsベッテル+その他って構図に偏りすぎてて「なんだかなぁ」ってわだかまりみたいなものはまだまだ残っているので、すんなり「視聴継続決定!」とはならなかったですね。
 ま、一旦冷静になってみて、また視聴契約し直すかどうかをじっくりと考えてみようと思います。

| | コメント (0)

2018年7月 5日 (木)

F1 2018 オーストリアGP

 F1第7戦・カナダGP決勝が6月10日、第8戦・フランスGP決勝が6月24日、第9戦・オーストリアGP決勝が7月1日に行われました。

■F1第7戦 カナダGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ) 
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
12位 ハートレー(トロロッソ)
16位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
11位 ガスリー(トロロッソ)
リタイア ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」フェルスタッペン/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

■F1第8戦 フランスGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
14位 ガスリー(トロロッソ)
17位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 ライコネン(フェラーリ)
14位 ハートレー(トロロッソ)
リタイア ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」ザウバー

■F1第9戦 オーストリアGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
12位 ガスリー(トロロッソ)
19位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 フェルスタッペン(レッドブル)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ベッテル(フェラーリ)
11位 ガスリー(トロロッソ)
リタイア ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ライコネン/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 カナダGPの舞台となるジル・ビルヌーブ・サーキットはエンジンパワーが物をいうサーキットであり、6戦使ったPUではキツいこともあってか、フェラーリ/ルノー/ホンダは予想通り新型PUを持ち込んできました。が、メルセデスは新型の開発が間に合わなかったとかで投入を延期。メルセデスPU勢は7戦目のPUで戦うことに。そのせいだけかはわかりませんが、ここを大得意にしているはずのハミルトンが今年は不調で、予選4位/決勝5位という結果に終わりました。勝ったのはベッテルで、ポールトゥウィンの完勝で通算50勝目。フェラーリがカナダGPで優勝するのは、2004年のミハエル・シューマッハ以来で実に14年ぶり。
 フランスGPは、マニクール・サーキットで2008年に開催された(優勝者はフェラーリのフェリペ・マッサ)のを最後に途絶えていましたが、今年10年ぶりに開催されることとなり、場所もポール・リカール・サーキットに移りました。ポール・リカールでのF1開催は1990年(優勝者はフェラーリのアラン・プロスト)以来で、こちらも実に28年ぶり。ホンダエンジンが最強だった時代以来ということでポール・リカールでのF1を凄く楽しみにしていたのですけど……レース的には、スタート直後からクラッシュ続出となってしまって(特に1コーナーでのボッタスとベッテルの接触が痛かった。一気に緊張感が消えた)面白みはイマイチだったように感じました。メルセデスが新型PUをここで投入し、ピレリがブリスター発生リスクを抑えるべく通常よりコンパウンドを若干薄くしたタイヤ(※すでにスペインGPで使用。イギリスGPでも使用予定)を持ち込んでいたこともあって、メルセデスAMG勢が好調で、ハミルトンが難なく優勝。ベッテルは追い上げたものの結局は5位フィニッシュ。ここではモナコ出身の新人ルクレール(ザウバー)が初のQ3進出を決めて予選8番手/決勝10位でポイントゲットと目立つ活躍をしました。
 オーストリアGPは、引き続きメルセデスAMG勢が好調で、ここを得意とするボッタスがPP獲得/ハミルトンが2番手とワンツー体制を築き、その上ベッテルが妨害行為で3グリッド降格となってしまい“盤石”かと思われましたが……決勝では、まさかのダブルリタイアとなってしまいました。マシンストップの原因は、ボッタスが油圧低下/ハミルトンは燃圧低下のようで、新型PUそのものの故障ではないようなのですが……メルセデスAMGにとっては2016年スペインGPでの“同士討ち”以来のダブルリタイアということで、陣営の受けた衝撃はかなり大きいようですな。勝ったのはフェルスタッペンで、今季初優勝&通算4勝目。また、レッドブルはホームグランプリで初勝利をあげました。また、メルセデスAMG勢が全くのノーポイントの一方2位にライコネン/3位ベッテルということで、ベッテルがドライバーズランキング首位/フェラーリもコンストラクターズランキング首位に浮上しました。

 6月19日、ホンダが2019年からレッドブルにパワーユニットを供給すると正式に発表しました。他方、昨年までそのホンダが悪いホンダが悪いと言い続けてきたマクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエの辞任(事実上の更迭)を昨日7月4日に発表されました。いやぁ、来年から本当に「レッドブル・ホンダ」が現実のものになるなんて嬉しい限りではありますが、今年のトロロッソ・ホンダを見てもとても「順調」とは言えない状態なわけでして……期待よりも「大丈夫、かなぁ?」って心配の方が先に立ってるのが現実なのですが、どうなるのでしょうか。今年のトロロッソでの経験とデータがレッドブルの車体開発に活かされて、レッドブルとトロロッソの「ホンダ勢」が共にうまく回っていけばいいのですけどね。

 F1史上初めての3週連続開催ということで、明日からイギリスGPが始まります。時間のほとんどない中、メルセデスAMG勢というか母国GPとなるハミルトンは調子を取り戻すことができるのでしょうかね。

| | コメント (2)

2018年6月 5日 (火)

F1 2018 モナコGP

 F1第5戦・スペインGP決勝が5月13日、第6戦・モナコGP決勝が5月27日に行われました。

■F1第5戦 スペインGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG) 
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
12位 ガスリー(トロロッソ)
20位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
12位 ハートレー(トロロッソ)
リタイア ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」リカルド/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

■F1第6戦 モナコGP
・予選
1位 リカルド(レッドブル)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
10位 ガスリー(トロロッソ)
16位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 リカルド(レッドブル)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
7位 ガスリー(トロロッソ)
19位 ハートレー(トロロッソ) ※完走扱い
「Driver of the Day Award」リカルド/「Fastest Lap Award」フェルスタッペン/「Fastest Pit Stop Award」ザウバー

 スペインGPは、まったく見ていないので結果のみ書いておきます。
 モナコGPは、F1 GPニュースと決勝だけ見たので、少しだけ記事にします。
 「ここはモナコモンテカルロ、絶対に抜けない」で有名なモンテカルロ市街地コースですが、今年の決勝は「レース中盤にMGU-Kのトラブルで約160馬力ものパワーを失い、全8速のうち1~6速までしか使えない状態でも優勝」という新たなる伝説が生まれましたね。1:10.810という驚異的タイムで予選を圧倒しPPスタートのリカルドが、ピットストップも終えて余裕のレースになるかと思われた28周目、「パワーを失いつつある」との通信が。この会話を伝え聞いた2位ベッテルの追撃がすぐさま始まったわけですけど、オーバーテイクを試みるところにまでは至らず。その後も、後続がリカルド車に追いついて“数珠つなぎ”状態になるのかと思いきやそうもならず、セーフティーカー導入もなかったため(※VSCは終盤にルクレールとハートレーの事故処理で出た)、結局リカルドはそれほど後ろからつっつかれることもないまま逃げ切って初のモナコ制覇(ついでに、自身初のポールトゥウィン)となりました。まぁ、他車は1ストップ作戦のために中盤以降はタイヤのコントロールに苦しめられ続けていて(他にもいろいろとトラブルが出ていたらしい)、ポジション維持が精一杯だったみたいで……「これってレースとしてはどうなの?」とも感じましたが、表彰式で喜びを爆発させるリカルドやレッドブルの首脳陣を見ていたら「ま、いいかw」とも思いました(リカルドとレッドブルには2年前のモナコのこともありましたし)。

 以前「6月はポールリカールでのフランスGPがあるので、6月になったら改めて契約するか考えることにします」と書いたフジテレビNEXTとの契約ですが……今月6月と来月7月は契約することにしました(おかげで先月開催のモナコGPの映像を見ることができた)。今週末開催のカナダGPは荒れることも多い上に今年はPU更新が多くのチームでなされるのではとも言われていますし、やはり新装なったポールリカールの映像&レースを中継で見たいという気持ちが強まったのも大きかったです。また、来月は決勝4回開催という超強行日程=“夏休み”前のハンガリーGPまでの全戦を見ることができるので「お得」かな、と考えました。今年はサッカーのワールドカップとも被るんですけど、あっちは日本代表があの状態で他に特別「見たい!」ってチームもなく「それほど気にしなくてもいいか」って感じなので……「F1見ようか」って思いました。
 8月以降については、またその時考えることにします。

| | コメント (0)

2018年5月 3日 (木)

F1 2018 アゼルバイジャンGP

 F1第3戦・中国GP決勝が4月15日、第4戦・アゼルバイジャンGP決勝が4月29日に行われました。

■F1第3戦 中国GP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
15位 ハートレー(トロロッソ)
17位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 リカルド(レッドブル)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
18位 ガスリー(トロロッソ)
20位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」リカルド/「Fastest Lap Award」リカルド/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG

■F1第4戦 アゼルバイジャンGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
17位 ガスリー(トロロッソ)
19位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ペレス(フォースインディア)
10位 ハートレー(トロロッソ)
12位 ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ルクレール/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 中国GPが開催される上海インターナショナルサーキットとアゼルバイジャンGPが行われるバクー市街地サーキットは共に長い直線があるレイアウトなので、「パワーのあるメルセデス勢が有利か」と思っていたのですが……そうはなりませんでした。
 第3戦の中国GPでは、予選でフェラーリ勢が他を圧倒。2番手タイムのライコネンが3番手のボッタス/4番手のハミルトンにコンマ5秒近い差をつけました。が、決勝では、スタートでベッテルがライコネンをブロックしたこともあってライコネンは4位に後退。そのベッテルも他を突き放すほどのペースはなく、テラーリはライコネンをベッテルより先にタイヤ交換を終えたボッタスへの盾にする“捨て駒”のような戦術(?)まで使ってなんとかベッテルの首位をキープし、見ている側としてはつまらないレースが続いたのですが……30周目にトロロッソ勢同士の同士討ちが発生(チームは戦略的にガスリーを前に行かせようとしたが、ガスリーが追い抜くタイミングが悪かった)、32周目にセーフティーカー導入。ここでステイアウトを選択したフェラーリとメルセデスAMGに対し、レッドブル勢は即座にタイヤ交換を敢行。セーフティーカー明けから大逆転劇が始まり、44周目にフェルスタッペン(レッドブル)はベッテルと接触してしまいましたが、リカルドはその翌周ボッタスを抜き去り首位浮上。そのままゴールし、今季初優勝を飾りました。ハミルトンは4位で、フェルスタッペンは10秒ペナルティが科されましたが5位。ベッテルはアロンソ(マクラーレン)にも抜かれて結局8位に終わりました。
 第4戦のアゼルバイジャンGPは、昨年までの6月開催から4月に移動したこともあって気温が上がらず、タイヤやブレーキの温度管理がさらに厳しくなり
かつ今年は決勝日に風も強く……決勝は昨年同様の大荒れレースになってしまいました。その決勝。オープニングラップでいきなりライコネンとオコン(フォースインディア)/アロンソとシロトキン(ウィリアムズ)が接触してセーフティーカー導入。オコンとシロトキンはリタイア/ライコネンとアロンソは後方からのレースに。そんな中、ベッテルは首位をキープして優位にレースを進めていましたが、31周目にタイヤ交換。ずっと2番手だったボッタスがステイアウトし首位浮上。そして、終盤40周目に激しく争っていたフェルスタッペンとリカルドの同士討ちが発生し、2度目のセーフティーカー導入。ここでボッタスはようやくタイヤ交換し、セーフティーカー明けの1コーナーでベッテルにインに飛び込まれたものの、ベッテルは止まりきれずにオーバーランしたため(4番手に後退)首位をキープできたのですが……49周目にリヤタイヤが突然バースト(※コース上のデブリを踏んだため)。ボッタスはそのままリタイアとなりました。結果、“漁夫の利”“棚からぼた餅”的にハミルトンが優勝。後方から追い上げたライコネンが2位、1回目のセーフティーカー導入時にタイヤ交換を済ませたペレスが3位、オーバーラン時にタイヤを痛めたベッテルは4位。5位にサインツ(ルノー)、6位には新人ルクレール(ザウバー)が入って「Driver of the Day Award」選出。7位にアロンソ、8位に昨年表彰台のストロール(ウィリアムズ)、9位バンドーン(マクラーレン)。10位にはハートレーが入り、F1での初ポイント獲得となりました。

 第4戦でようやく、メルセデスAMG&ハミルトンに勝ち星がつきました。そして、ハミルトンもドライバーズランキング筆頭になりましたが……今年のメルセデスAMGは、どうもおかしいですね。タイヤのコントロールに苦しんでいるのでは、と言われていますが、ハミルトンは「マシンは昨年よりも確実にドライブしづらくなっている」と言っているとか……どうなってるのか外野にはわかるはずもありませんけど、現状ではいつもの“盤石”って感じではありません。次戦は第2の開幕戦であるスペインGPなので、大幅なアップデートを持ち込んできて“盤石”が突然戻ってくるかもしれませんが……どうなりますかね。
 で、コンストラクターズランキング筆頭で調子が良いはずのフェラーリですが、こちらはこちらでレース戦略がおかしすぎますねぇ。ベッテルが開幕から2連勝したのは良かったけど、この2戦は表彰台にすら上れず。その一方で、酷すぎる扱いのライコネンがこの2戦でしっかり表彰台に上り結果を残しました。ヨーロッパラウンド以降はライコネンにもレースをさせてあげてほしいのですが……こちらもどうなることやら。そして、“3強”の一角のレッドブルは、リカルドが優勝という結果を残したけど、フェルスタッペンがねぇ……攻撃的ドライビングはたしかに魅力的だけど、いつまでたってもF1ドライバーとしては成長しませんねぇ。いいかげん、チームとして彼を御するべきじゃないですかね。
 トロロッソホンダは、バーレーンGPで大活躍したものの、中国GPではセッティングミスとかで全くいいところなく、アゼルバイジャンGPでもポイントは獲れたものの速さは見せられませんでした。ハートレーが言うにはSTR13は「他のチームのマシンに比べて風に弱い」傾向があるみたいなのですが……ま、弱点がはっきりしさえすれば、ジェームス・キーなら何とかしてくれそう。シャシー側で対処がセッティングミスも減るでしょうし、ここのところホンダPUがトラブルを起こしていないのは良い傾向と考えます。あとは、若いガスリーとハートレーがF1ドライバーとしての経験を積んでくれれば、ですかね。

 中国GPもアゼルバイジャンGPも、予選は順当/決勝はドラマチックで、見てる分には面白かったです。中国GPではリカルドはPUトラブルからの積み替え作業でQ1がホントにギリギリの出走で、そこからの大逆転優勝ってのは実にカッコ良かったし、アゼルバイジャンGPは大荒れで誰が勝つやらわからず、結果も表彰台にペレスが上るわ、ルクレールが6位/ハートレーが10位になるわで楽しかった。
 けれども……「F1として、レースとして、面白かったか?」と言われると、「うーん」ってところでしょうか。というのも、どちらのレースも“王者”メルセデスAMG&ハミルトンが王者らしく他を引き離したわけでもなければ、フェラーリを筆頭とした“王者”以外がその速さで“王者”を打ち負かしたわけでもないんですよね。中国GPのリカルドはチームの機転で勝利し、アゼルバイジャンGPのハミルトンはタナボタ勝利で、どちらも「最速だから勝った」とは言いがたい勝利でして、かつ2戦とも予選最速のベッテルは2戦とも散々で終わりましたし……「これでF1らしいと言えるの?」と訊かれたら答えようがなかったりします。私が見たいのは「誰が一番速く走るのか」であって、「誰が一番運が良いか」ではありません。「一番速い」ってのが、どうも見えてこないレースでは、なぁ……「今のF1はお金を払ってまで見るものではないな」と改めて感じてしまいました。
 というわけで、今月5月のフジテレビNEXTとの契約はしないことにしました。今年のスペインGPと伝統のモナコGPは見られないけど、しゃーないかなと。ただ、6月はポールリカールでのフランスGPがあるので、6月になったら改めて契約するか考えることにします。
 また、先日、コース上でのオーバーテイク増加を目的として2019年のF1技術レギュレーションを一部変更することが承認されたと発表されました。まぁ、ウイングなど空力デバイスへのちょっとした変更でしかないようですけど、反対もあった中で変更が承認されたということは「闘うレースとしてのF1」に回帰する一歩と言えると私は思っています。良い傾向なのではないですかね。

 F1が世界一速く走ることができるドライバーを決める世界選手権に1日も早く戻ってくれることを、強く望みます。

| | コメント (0)

2018年4月 9日 (月)

F1 2018 バーレーンGP

 2018シーズンのF1第2戦・バーレーンGP決勝が4月8日に行われました。

 今年のF1開幕戦・オーストラリアGPは3月25日に行われました。以前書いた通り3月はフジテレビNEXTと契約しなかったため、レース中継を見ていないので結果だけ簡単に。
■F1開幕戦 オーストラリアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ベッテル(フェラーリ)
16位 ハートレー(トロロッソ)
20位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
15位 ハートレー(トロロッソ)
リタイア ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」アロンソ/「Fastest Lap Award」リカルド/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 予選ではハミルトンが2位ライコネンをも0.6秒以上引き離して圧倒。が、決勝ではVSC(バーチャルセーフティーカー)絡みでベッテルが首位となり、そのまま優勝。他方、デビュー戦となったトロロッソホンダは、予選も振るわず、決勝ではハートレー最下位/ガスリーはPUトラブルでリタイアという最悪の結果となりました。

 で、今季2戦目となるバーレーンGP。スカパー契約継続特典で4月はフジテレビNEXTを視聴できることになり、FP1からFP3に予選決勝と中継を見ましたので、記事にします。
■F1第2戦 バーレーンGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
6位 ガスリー(トロロッソ)
11位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
4位 ガスリー(トロロッソ)
17位 ハートレー(トロロッソ) ※13番手でフィニッシュしたものの、レース後の裁定で30秒加算ペナルティが科せられた
「Driver of the Day Award」ガスリー/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

 FP2/FP3とQ1でトップタイムを刻んだのはライコネンで好調そうだったのですが、Q2/Q3ではベッテルがトップタイムを叩き出してPPを獲得。特にQ3は1:27.958(コースレコード)と唯一人27秒台に入れてきましたからねぇ……今年のSF71Hはライコネンに合っているのではとか言われていますけど、ベッテルもSF71Hを手懐け始めているのかもしれませんね。
 決勝は、予選4位のハミルトンがギアボックス交換で9番手スタートとなり、スタートでボッタスが2位に浮上。1周目途中で電気系トラブルが発生したリカルドがリタイア/フェルスタッペンもハミルトンとの接触もあってかリタイアとなってしまい、序盤でレッドブル勢は全滅。また、1回目のピットインを早めに行って2ストップ作戦をとってきたフェラーリ勢は、ライコネンが36周目に2回目のピットインをしたものの、その際まだ左リアタイヤが外れてもいない状態(当然、左リアのタイヤ交換はなされていない)なのに発進してしまい、ピットクルーの1人を撥ねてしまう事件が勃発。違うコンパウンドのタイヤを同時に装着してコースに出るとペナルティとなるため、ライコネンはマシンをピットレーンで止め、そのまま降りてしまいリタイア。そして、最も硬いミディアムタイヤを後半に使う1ストップ作戦に出たメルセデスAMG勢に追い立てられる中、ベッテルは2回目のピットインをせずソフトタイヤのまま走り続けることを選択(「プランD」?)。当然タイヤは限界で最後の最後ボッタスに追いつかれたものの、これをブロックし逃げ切ることに成功。開幕2連勝を達成しました。また、“3強”のうちの3台が消えた中で4位に滑り込んだのは、今週末ずっと好調だったガスリー。前戦のトラブルが深刻で2戦目にして早くも2基目のPU投入となってしまいましたが、バーレーンに持ち込んだ新しいエアロパッケージが想定以上の効果を上げて安定した速さを見せ、早め早めの2ストップ作戦も功を奏して中団勢トップの4位となりました。
 いやぁ、ベッテル凄かった。終盤「さすがにタイヤもたんだろう」と思って見ていたんですけど……意外にボッタスが近づいてこなくて、追いついても抜けそうになく、結局逃げ切っちゃいましたからねぇ。30周しかもたないとされるソフトタイヤを38周ほども使いこんで、かつ追いすがるメルセデスAMGのマシンをブロック成功とは、ホント恐れ入りました。ガスリーも立派でしたね。青く光るマシンで水を得た魚のようにスイスイと走って、4位12ポイント獲得ですよ。Driver of the Dayにふさわしい大活躍だったと思います。開幕戦での絶不調がウソのようですなぁ。おめでとう!

 私にとっては今シーズンのF1の最初に見たグランプリとなったバーレーンGP、見ていて大変面白かったです。深夜までLiveで見ましたが、眠い目を擦りながらも見て良かったと感じました。ただ……初めて映像として見たHALOは、やっぱり不細工でひたすらジャマでしかなかったですねぇ。それに、ボッタスの追い上げも、あまりに迫力なさすぎでしたね。もちろんベッテルが頑張ったから相対的にああ見えるってことなのでしょうけれども、昨年ならアゼルバイジャンGPの最終ラップみたいに本家メルセデスパワーで直線でブチ抜いてたんじゃないかと。「PU基数制限で攻めきれないんかな」と思ってしまいました。
 次戦は連戦で、今週末に中国GPが開催されます。中継の終わりに森脇さんから痛烈なダメ出しされてたフェラーリ勢ですが……好調は続くのでしょうか。あまりに不運だったライコネンに頑張ってもらいたいところです。あと、トロロッソもどうなりますかね。ガスリーは勢いをそのままに、ハートレーにも次戦は結果がついてくると良いですな。

| | コメント (0)

2018年3月10日 (土)

F1 2018 プレシーズンテスト

 2月26日から4日間/3月6日から4日間の計8日間にわたり、F1のプレシーズンテストがスペインGPの舞台・カタルーニャサーキットで開催されました。
 車体のレギュレーション変更が、目立つところではHALO義務化程度な2018年のF1。発表されたニューマシンのデザインも、ジャマなHALOが装着されていること以外は昨年型の発展版といったところで変化には乏しく(禁止されたはずのシャークフィンも、小さくなっただけで背びれみたいなのが残っているのには驚いた)、テストでの各チームの序列もニュース記事を見ている限りでは特段変わりはないように思えました。
 まずは、マシン。とりあえずHALOについては無視するとして……サイドポンツーン後方の絞り込みが昨年型以上に抉られているのが今年型の特徴といえるでしょうか。あとは昨年型として最も成功したデザインといえるフェラーリSF70Hの空力パッケージングを取り込んだデザインが増えたってところですかね。レッドブルはモロにSF70H化しており、トロロッソの新車もノーズが細くてシンプルなものから突起付きの太めのものに戻ってしまいました。他方、メルセデスAMGは「昨年型と同じなんじゃねーの?」って錯覚するくらい外観は昨年型と似たクルマに仕立ててきました。で、トレンドの最先端であるフェラーリは先進的な空力設計をさらに推し進めたようなデザインになっており、今年からチーム名に「アルファロメオ」が入ってフェラーリの“Bチーム”化したとみられているザウバーは最も独創的なデザインで攻めてきました。このザウバーが速かったりしたらトレンドが変わって面白そうなんですけど……どうですかね。
 次に、チーム序列。フェラーリが最速タイム(1:17.182。※昨年型のタイムよりかなり速いが、コースが全面新舗装となったため、昨年のプレシーズンテスト/スペインGPのタイムとは単純比較できない)を記録し今年も速いのは間違いなさそうなんですが、一方のチャンピオンチームであるメルセデスAMGは今年のテストも信頼性やデータ検証重視だったようで、速さの追求は二の次のような感じに終始しました。焦っているようには感じられないので、例年通り「盤石」で「余裕かましてる」のかもしれません。“3強”のレッドブルは、今年もよくわかりません。速いときは速いけどトラブルも少なくないってことになりそうな予感がするテストになりました。他方、ホンダPUを搭載したトロロッソは、順調に周回を重ね、1回目のテストでは全チーム最多となる324周を走破。テスト中には若干のトラブルも出たものの、終始安定していたことが印象に残りました。ジェームズ・キーが言うには今年のマシンは「ホンダPUとのマッチング最優先の妥協の産物」らしいので、いきなり表彰台争いをするようなマシンとまでは言えそうにない感じですけど、中団争いには十分なポテンシャルがありそうに思えます。他の中団グループのフォースインディアやウィリアムズ、ハースにザウバーといったところも抜きんでたマシンはなさそうですからね。入賞争いというポジションでは、トロロッソホンダは面白い存在になるかもしれません。あと、残った(ワークス)ルノーとマクラーレンは……どうなるやらわかんないですねぇ。ときおり速さを見せるんだけど、深刻なトラブルも抱えがちっぽい感がありました。ただ、テスト最終日にアロンソがハイパーソフトタイヤを履いて1:17.784をマークしまして(1分17秒台を記録したのはフェラーリとマクラーレンだけ)……マクラーレンの新車は速いことは速いようです。鮮やかなイエローを纏うようになったルノー、オレンジ主体のカラーリングに変えたマクラーレン、うまく回ると良さそうですけど実戦ではどうなりますかね。

 何はともあれ、今年も2週間後には開幕戦・オーストラリアGPで、2018年のF1が始まります。
 しかしながら、私は今月の「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」の視聴契約をスカパーとしていません。結局、テストの情報に触れても「F1を見たい」という気にはなれなかったですわ。というわけで、今年のF1開幕戦のライブ視聴は不可能ということになりました。
 ただし、スカパー加入継続の特典として「フジテレビNEXT」を1ヶ月の間無料視聴できることになった(※スカパー自体との契約はずっと続けている)ため、4月はF1をライブ視聴できることとなりました。が、5月以降については今のところ決めていません。正直今なお「今年はカネ払ってまで見たくはないなぁ」って感じなのですが、“お試し”で見る機会が得られたので、後のことは4月開催のバーレーン/中国/アゼルバイジャンの各グランプリを見てから決めようと思っています。

| | コメント (0)

2017年12月28日 (木)

来季のF1を見たいと思わない

 何年かぶりに、フジテレビのF1総集編を見ました。昔は年末になると当たり前に地上波で見ることができたF1総集編も、あるときから有料限定コンテンツになってしまい、初めてCS契約した昨年は11月でフジNEXTの契約を切ってしまったので見ることはできず、今年が有料化後初の総集編視聴となったわけですが……見ていてあまり面白くなかったです。特に“夏休み”明けのベルギー→イタリア→シンガポール→マレーシア→日本でのフェラーリの体たらくを連続で見た気分の悪さと言ったら、もう……「赤い跳ね馬も地に墜ちたな」とでも吐き捨てたくなるほどイヤな気持ちになりました。
 一方、過去のF1中継を振り返るF1 LEGENDSも見ました。2000年のベルギーGP(終盤にミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハがリカルド・ゾンタを挟んで3台横並びになったグランプリ)を放送していたのですが、こちらは面白かったですね。ま、過去の面白いグランプリを選んで放送している番組ですから、当然見ていても楽しいんですけど……3リッター自然吸気V10エンジンの甲高くて限界域まで当たり前に回すからむせび泣くようなエンジン音、今から見ると若干野暮ったいけど流麗で美しいデザインのマシン、カッコいいカラーリング、コース外は昔ながらの芝生やらグラベルやらでちょっとでも飛び出せば命に関わりかねない危険と隣り合わせの中での激しいドライビング……「昔って、こうだったよなー」と感慨にふけってしまいました。それに比べて、昨今のF1ときたら……そして、来シーズンのF1は……

 正直なところ、「来季のF1を見たいと思わない」んです。「見よう」という気にまるでなれない、こんなことは初めてなのですが、なんとなくではなく、かなり強い気持ちです。「見たくない」のです。
 来シーズンのF1は、今年の車体みたいな大きなレギュレーション変更はなされないのですが、いくらかは変わります。小変更ではありますが、競技の本質にかかわるという点では大きい変更だったりします。
●HALO義務化
 FIAは2018年からF1マシンにコクピット保護デバイス“HALO(ハロ)”の搭載を義務付けることを既に発表しており、部分的ながらマシンの外観が変わります。コクピットの周囲に下駄の鼻緒みたいなバーをくっつけることで長らくむき出しになっているドライバーの頭部を保護するもので、天使の輪っかという意味合いで“HALO(ハロ)”と呼ばれているのですが……マシンの中心にあるドライバーのヘルメットの上に無粋でゴツいバーがつけられるわけで、はっきり言って「極めて不格好」です。気にならない人には気にならないようですけど、長年F1を見続けてきた私からすれば「かつてないレベルで邪魔で不細工で美しくないパーツ」であり、「オープンシーターマシンにとってはありえない変更、あってはならない変更」に他なりません。もちろん、ドライバーの頭部保護の必要性は認めます。ですが、どうしてもドライバーを保護したいのならWECのLMP1のような頑強クローズドコクピットにするべきであって、オープンシーターであることを捨てるべきではないのでしょうか?(というか、危険を完全に回避するにはレース自体をやめるしかないのだが)。なのに、あんなとってつけただけのバーで「ないよりはマシ」程度の防護のために、ありえない変更を加えてしまうとは……信じられません。
 で、クリスチャン・ホーナーが言うには、FIAが導入をやたら急ぐのは「訴訟リスクの回避のため」のようです。ということは、実態はドライバーの安全のためでも何でもなく、FIAのジジイどもの単なる「保身」ってことですよね(それも金銭面だけの)。本当に情けないったらありゃしませんよ。そんなに訴えられたくないのならレースなんてもう止めたら?って言いたいです。
 ちなみに、“HALO(ハロ)”余計なパーツ、それも人を保護するデバイスなので、重いです。一説にはパーツとそれを支える構造物で14kgとかになるらしいですな。超軽量であることこそがF1マシンの長所なのですが、重いバッテリーを積んだりなんだりで近年ずっと肥大化し続けています。この上、さらに重くしてどうするんですかねぇ?F1って何なのでしょうか。
●PU基数制限
 今シーズンは全20戦だったため、PU基数制限は年間4基までとなっていました。これをクリアできずにルノーPUやホンダPUを搭載したクルマが今年もたくさんグリッドペナルティくらっていろいろ批判されましたよね。で、来季からはその制限がより厳しくなり、ICE(内燃機関)/TC(ターボチャージャー)/MGU-Hは3基まで、ES(エナジーストア=バッテリー)/CE(コントロールエレクトロニクス)/MGU-Kは2基までに減らされます(違反すれば、やっぱりグリッドペナルティ)。来シーズンのF1は全21戦が予定されているので、少なくともPU1基につき7グランプリ分は走らないとダメということになります。当然、7グランプリもたせないといけないということは、5グランプリもたせれば良かった今シーズンよりもPUの寿命を縮めるような全開走行は極めて限定的にしか行えないということであり、経済的負担の大きいカスタマーユーザーは大事に大事にPUを使っていくしかありません。ワークスチームのトップドライバーも全開アタックできる機会が限られるでしょうけど、カスタマーチーム(いわゆる中団勢)はとにかくパワーセーブですから今以上にワークスチームとの差は大きくなるでしょうね。
 ちなみに、この基数制限、2019年までにさらに厳しくなって、グランプリ数にかかわらずドライバー1人につき年間2台までしかPUが使えないことになる、とか言われています。F1って、壊れないように労って労って走る耐久性テストが目的でしたっけ?省エネ走法の競争でしたっけ?「いい加減にしろ」と言いたい。

 F1とは、そもそも何でしょうか?オープンシーターオープンホイールの世界最高峰フォーミュラカーに乗って世界一速く走ることができるドライバーを決める競技、ではないのでしょうか?
 にもかかわらず、重くて不格好でショボい音しか出ないマシンが世界最高峰のフォーミュラカーといえるのか、PUを労って労って全開とはほど遠い状態でのろのろと走ることが世界一速い人間を決める競技といえるのか。せっかく今年のレギュレーション変更でワイド&ローの車体に戻って速さを取り戻したというのに、またオープンシーターの潔さを捨ててまでカッコ悪くして重くして、その上、エンジン全開で走ってはダメってなんなんですかね?そんな本質まで見失った競技を、わざわざ視聴契約した上でお金払ってまで見るべきものと言えるのでしょうか?F1を今まで30年近く見てきましたけど、速さも美しさも闘いも激しさも何もかも失い続けるF1にもうホントにウンザリなんです。来シーズンのF1は、もはや速いドライバー決定戦でもないし、競技とすらもいえない、世界中のサーキットで派手なクルマ走らせるだけサーカスですよ。
 したがって、私は現状では「来季のF1を見たいと思わない」のです。ま、来季はホンダがトロロッソホンダとして再起動するし、ポールリカールでのフランスGP復活というイベントもあったりするので、本当に見るのをやめるかどうかは来年のプレシーズンテストがどんな状態なのかをチェックしてからにしようとは思っていますけど……ね。例年通りシーズン通しでF1を全戦きっちり見ることは、たぶんないでしょう。現行のコンコルド協定が切れてリバティメディアによる競技自体の改革が実を結ぶ(かもしれない)2021年シーズンあたりまで、まったく見なくなってしまうかもしれませんな。

 プロスポーツというのは、観客がお金払ってでも「見たい」と思って初めて成り立つものです。その上でプロスポーツである「F1」とはそもそも何なのか、運営側にはその本質をもう一度しっかり確認してもらいたいです。
 プロスポーツとしてあるべき形をF1が取り戻したなら、私もまた全戦「見よう」と思うでしょう。その時まで、残念ですけど暫しのお別れ、ですかね……ホント、残念ですよ。

| | コメント (0)

2017年12月 4日 (月)

F1 2017 アブダビGP

 F1第19戦・ブラジルGP決勝が11月12日、最終第20戦・アブダビGP決勝が11月26日に行われました。

■F1第19戦 ブラジルGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
7位 アロンソ(マクラーレン)
13位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
4位 ハミルトン(メルセデスAMG)
8位 アロンソ(マクラーレン)
リタイア バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」フェルスタッペン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ
■F1第20戦 アブダビGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
11位 アロンソ(マクラーレン)
13位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
9位 アロンソ(マクラーレン)
12位 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ボッタス/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 今年最後の2戦は、チャンピオンシップ確定後のグランプリとなりました。前回「チャンピオンシップは決まってしまいましたが、決定後故の面白いレースになることを期待します」と書きましたけど……期待通りの展開、とはなりませんでした。
 ブラジルGPは、Q1序盤でいきなりハミルトン(今年のチャンピオン)がスピン→クラッシュ→予選タイム残せずという大波乱の中、チームメイトのボッタスが頑張ってPP獲得。決勝はスタートでベッテルが前に出てそのまま逃げ切って優勝。レースの見所は、PU交換などでピットレーンスタートとなったハミルトンが最後尾から抜いて抜いて抜きまくって4位まで上昇したこと、ぐらいでしたかね(で、Driver of the Day Awardはハミルトン、と)。
 アブダビGPは、基本的に抜きにくいコース特性もあってさらに面白くなくて、ボッタスが2戦連続でPP獲得すると決勝ではポールトゥウィン+ファステストラップも記録し、Driver of the Day Awardも持っていきました。ハミルトンはボッタスの後ろを付いていくだけで、フェラーリは燃費の問題もあったらしくメルセデスAMG勢に全く歯が立ちませんでした。あと、引退レースとなったマッサは10位入賞、マクラーレンホンダとして最後のレースとなったマクラーレン勢はバンドーンはディフューザーに何か詰まっていたことによるダウンフォース不足で12位完走にとどまったもののアロンソが9位入賞で終わりました。

 これにて、2017年のF1も終了しました。
 ドライバーズタイトルは、ハミルトンが獲得。20戦中9勝、363ポイント。全戦完走してきっちり全戦ポイント獲得、一番悪かったのはメキシコで2ポイント/次に悪かったのはモナコで6ポイントでしたが残りは二桁ポイントで、2位は4回。終わってみれば2位ベッテルに46ポイント差をつけたので、圧勝のシーズンでした。そのベッテルは開幕戦を含めて今年5勝しましたし、2位も6回あったのですが、0ポイントが2回。取りこぼしが多かったのが敗因ですかね。3位には305ポイントのボッタス。移籍初年度にして初ポール獲得&初優勝を経験した上で年間3勝/2位も6回。合計で300ポイント超えてきたし、「立派だった」と言って良いのではないですかね。4位は205ポイントのライコネン。最終戦までリカルドと争っていましたが、結局リカルドが最終戦をリタイアしたため5ポイント差で4位になったわけですけど、トップ3チームのドライバーで唯一勝ち星なしですから……チーム事情もあるにせよ、立場的にはキツいでしょうね。来季は勝てるといいですね。5位はアゼルバイジャンで勝ったリカルドで、6位はマレーシアとメキシコで勝ったフェルスタッペン。どちらもマシントラブルが多かったので、タイトル争いという点では残念な結果に終わってしまいましたな。マクラーレンホンダのアロンソは17ポイントでランキング15位/バンドーンは13ポイントでランキング16位でした。
 コンストラクターズタイトルは、668ポイントを稼いだメルセデスAMGが獲得。20戦12勝ということで、昨年の21戦19勝からすると大きく勝ち星を減らしたわけですが……2位フェラーリとは146ポイント差ですからね。まだまだ“盤石”ですな。そのフェラーリは522ポイントで、昨年の398ポイントからは100ポイント以上も伸ばしてきました。ただ、タイトルにはまだ距離がある、って感じですよね。来シーズンこそはメルセデスAMGに追いつき追い越す勢いを持続してもらいたいですわ。3位は368ポイントのレッドブルで“3強”だったわけですが……“中団勢”トップの4位には今年もフォースインディアが入りました。昨年はフォースインディアが173ポイントで138ポイントだったウィリアムズと終盤デッドヒートを繰り広げていましたが、今年は5位ウィリアムズを104ポイントも引き離しての圧勝でした。187ポイントのうち100ポイントを稼いだペレスも立派ですけど、移籍初年度かつレギュラードライバーとして事実上のデビューイヤーながらブラジル以外全戦完走して着実にポイントもゲットして87ポイントを稼いだオコンは本当に素晴らしかったですね。「初年度からこれなら次は」といってもステップアップ先がないのが今のF1なので残念ではありますが、フェルスタッペンに続く今後が期待できる若手ドライバーとなりますね。あと、ランキング6位にはワークスルノーが入り、トロロッソが7位、ハースが8位で、30ポイントに留まったマクラーレンは9位に沈みました。昨年6位で、今年は9位(下から2番目)に逆戻り……まぁ、マクラーレンとホンダが別れることになるのも仕方ないでしょうね。ホンダPUも終盤戦は比較的安定動作していましたし、今月から始動した新生トロロッソホンダに期待しましょう。

 昨年のアブダビGPの記事で「来年は、マシンと共にF1という競技自体が大きく面白く変わった1年となればいいですね」と書いたのですが、今シーズンは車体レギュレーションの大幅変更でマシンは一新され、狙い通りにコーナリングスピードは大幅に高速化。実際にコースレコードも次々と更新されていき、「メルセデス1強」の時代から「上位3強」の時代へと変化したシーズンだったと言えるかもしれません。
 とはいえ、結果だけ見ればメルセデスAMGとそのエースドライバーであるハミルトンが圧勝したわけで、スポーツとして大きく変わったと言えるのかは疑問でしたし、面白かったかと言われても、前半戦でフェラーリが善戦したことや、アゼルバイジャンGPが荒れに荒れて近年稀に見る楽しいグランプリだったことを除くとイマイチな1年だった感もあります。リバティメディアによる競技自体の改革もまだ先が見通せるところには至っておらず、来シーズンは大きなレギュレーション変更もなされないことから今シーズンとは大きく異なる状況になるというのもちょっと想像し難いですよね。日本のF1ファンからすれば、トロロッソホンダが誕生するので今シーズンとは見所が変わることになりますけど……そう劇的にホンダPUが良くなるとも思えないので、この点でも変化は大きくはなさそうに思えます。もちろん、来シーズンのF1が面白くなってくれればそれで良いのですが。
 そのあたりも含めて、来年のことにつき次回の記事で書くことにします。

| | コメント (0)

2017年11月 5日 (日)

F1 2017 メキシコGP

F1第17戦・アメリカGP決勝が10月22日、第18戦・メキシコGP決勝が10月29日に行われました。

■F1第17戦 アメリカGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
9位 アロンソ(マクラーレン)
13位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ) ※フェルスタッペンが3番手フィニッシュしたが、レース後に5秒加算ペナルティで4位降格
12位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG
■F1第18戦 メキシコGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
13位 バンドーン(マクラーレン) ※Q2出走せず
14位 アロンソ(マクラーレン) ※Q2出走せず
・決勝
優勝 フェルスタッペン(レッドブル)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
4位 ベッテル(フェラーリ)
9位 ハミルトン(メルセデスAMG)
10位 アロンソ(マクラーレン)
12位 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG

 今シーズンのチャンピオンシップの最終決戦となった北米シリーズ、その1戦目はアメリカGP。ガスリー(トロロッソ)がスーパーフォーミュラ最終戦(鈴鹿)参戦のために派遣された日本は季節はずれの超大型な台風21号の大雨で散々でしたが(SF最終戦も決勝中止。ガスリーもランキング2位でタイトル獲得ならず)、テキサスはきれいに晴れ。フリープラクティスからトップタイムを連発したハミルトンが予選も圧倒。Q3で1:33.108を叩き出してPP獲得+コースレコード更新。決勝も、スタート直後の1コーナーでベッテルにかわされてトップを譲ったものの、6周目にあっさり抜き返すとあとは悠々走ってサクッと優勝。16番手スタートだったフェルスタッペンが、ガンガン抜きまくりファイナルラップにはライコネンも抜いて表彰台に上がる準備もしていましたが、ここで「4輪脱輪してライコネンを抜いた」との裁定が下り5秒加算ペナルティで4位降格となりまして、久々に表彰台にベッテルとライコネンのフェラーリ勢が揃ったのですが……ボッタスも5位に入り、ここでコンストラクターズタイトルがメルセデスAMGに決まりました。また、サインツがトロロッソからルノーにここからレンタル移籍して、いきなり予選8位/決勝7位でポイント獲得と速さを見せつけました。一方、サインツが抜け、ガスリーは欠場となったトロロッソは、WECでLMP1ポルシェを駆っている元育成ドライバーのブレンドン・ハートレイを呼び寄せてF1デビューさせ、もう一方はクビアトを復帰させました。そして、クビアトは10位フィニッシュでポイントもゲットしたのですが……後日、このレースを最後にレッドブルから離脱することが発表となりました。
 連続開催のメキシコGPも、天気は晴れ。メキシコは9月にM7,1の大地震に見舞われたので「大丈夫かな」と思ってましたが、例年通りお客さんいっぱい大盛り上がりで良かったです。ドライバーズタイトルがかかったハミルトンは、ここでは若干苦しむ感じでプラクティスはいずれも2番手タイム。予選も結局3位でした。PPは1:16.488のコースレコードを叩き出したベッテル、フェルスタッペンが2位。決勝は、スタート直後の1コーナーでフェルスタッペンとベッテルが接触。さらにフロントウイングを壊したベッテルがハミルトンにも接触し、ベッテルは後退/タイヤがバーストしたハミルトンは最後尾に落ちました(接触自体はお咎めなし)。この接触でハミルトンはディフューザーを壊したらしくてペースが上げられず、22周目にはなんとハミルトンにブルーフラッグが振られ周回遅れにもなってしまいましたが……後半はペースが戻って最終的には9位で完走となりました。ベッテルも追い上げましたが、4位がやっと。ここでベッテルの逆転の可能性は消え、ハミルトンのドライバーズタイトルが決まりました。優勝はフェルスタッペン。2位ボッタス、3位ライコネンとなりました。
 マクラーレンは、アメリカGPのアロンソ以外(ただし、決勝で結局PUトラブルが発生してリタイア)ホンダPUの交換交換交換で基数制限ペナルティが重なり後方に沈みましたが、メキシコGPでアロンソ(18番手スタート)が10位入賞し1ポイントゲットしました。残るブラジルとアブダビではトラブルフリーで走れればマクラーレンホンダとしての「終わりよければすべてよし」となってよろしいのですが……どうですかね。

 ハミルトン&メルセデスAMGが、今シーズンのチャンピオンになりましたね。まぁ、あのハミルトンのチャンピオンを決めるレースが周回遅れの9位というのは完全に予想外でしたが、18戦終えて9勝と実に勝率5割ですからね。対してランキング2位のベッテルは4勝なので、「文句なし」でしょう。また、メルセデスAMGのW08は完璧なセッティングをしないと性能を出せない気難しい“ディーバ”のようなクルマらしいのですが、チームがうまくコントロールしたってことですかね。他方、今年の最高傑作シャシーはフェラーリのSF70Hだと私は思うのですが(根拠はないがw)、フェラーリはうまく結果につながらないことが多すぎましたね。このチーム力の差がチャンピオンシップの差になってしまったように思います。来シーズンは開発と戦略とドライビングがもっとうまく噛み合ってチーム力を高めていってもらいたいです。

 次戦は、ブラジルGPです。昨年は雨で大変なレースになりましたが、今年はどうなりますか。あと、最終戦のアブダビGP。チャンピオンシップは決まってしまいましたが、決定後故の面白いレースになることを期待します。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧