スポーツ

2017年3月23日 (木)

WBC 2017

■1次ラウンドB組
日本 11-6 キューバ
オーストラリア 1-4 日本
日本 7-1 中国
■2次ラウンドE組
オランダ 6-8 日本
日本 8-5 キューバ
日本 8-3 イスラエル
■決勝ラウンド
準決勝
プエルトリコ 4-3 オランダ
日本 1-2 アメリカ
決勝
プエルトリコ 0-8 アメリカ

 今月6日、韓国での韓国-イスラエル戦で開幕した2017 WBC(World Baseball Classic)は、今日決勝戦がロサンゼルスで行われ、アメリカ合衆国が初優勝を飾りました。初の6連勝で予選ラウンドを勝ち上がった日本代表(侍ジャパン)は、準決勝で優勝したアメリカに敗れ、2大会連続で準決勝敗退という結果に終わりました。

 大会が始まる前は、日本代表が「史上最弱」とも言われていた上に、故障で大谷(日ハム)と嶋(楽天)が離脱という事態になってしまい「本当に大丈夫なの?」って感じだったのですが……いざ始まってみれば、あれよあれよの快進撃で初の予選ラウンド全勝突破。その勝負強さに正直びっくりしました。が、“死の組”となった2次ラウンドF組で前回優勝のドミニカを破って勝ち上がってきたアメリカには、好調だった打線を菊池(広島)のソロホームランを含め4安打に抑えられた上に堅実な守備のミスを突かれての2失点と、“侍らしさ”を見せられずに敗れてしまいました。
 ま、今大会はアメリカが強かったってことですかね。今大会のアメリカチームは、メジャーの主力選手が以前よりも多く参加していましたから。それに、いかにもアメリカ的な「パワーでゴリ押しベースボール」だけでなく、日本戦で見せたように相手のミスにつけ込んでコツコツと1点ずつ取っていく「スモールベースボール」を実践できる技量もきっちり備えていたわけで……「そりゃ強いわ」って思いました。

 次はまた4年後、2021年です。大会前は「今回が最後になるのでは?」という報道もされたのですが、主催者側はこれを否定しましたし、何より主催しているアメリカが優勝しましたからね。アメリカでの人気が高まれば、もっと多くのメジャー選手が参加してくるかもしれないし、そうなれば今大会では青木(アストロズ)1人だった日本人メジャーリーガーもずっと参加しやすくなるかもしれないですしね。メジャーのオールスターvs真の日本代表、みたいな凄い試合が実現したら……楽しいですし、そんな大会で日本代表が再び優勝できたら最高ですわな。そうなってくれることを期待しつつ、4年後を待ちたいと思います。

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2016年8月22日 (月)

リオデジャネイロオリンピック閉幕

 リオデジャネイロオリンピックが、今日の朝に閉幕しました
 開幕前は物騒なニュースが相次いで「リオでやって大丈夫なの?」と思っていましたけど、犯罪やテロに巻き込まれるみたいなトラブルはほとんどなく(報道陣が乗ったバスの窓ガラスが割られたり、選手が強盗被害を訴えたものの狂言だったという事件もあるにはあったが)、閉会式も無事に終わったようですね。何よりです。
 日本選手団も、今大会は期待されてるのかどうなのか今ひとつはっきりしなかったんですけど、メダル獲得数は過去最高の数字とか。金メダルは12個/銀メダルは8個/銅メダルは21個で合計は41個。国別ランキングも、今回は金メダル数/メダル総数ともに6位。たいへん立派な成績だと思います。
 ただ、今大会は時差12時間のリオデジャネイロ開催ということで、中継をほとんど見ませんでした。今夏は猛暑で(関西は特にヒドく、最高気温35度以上が当たり前)、睡眠時間を確保しないと夏バテどころか命に関わるような状態だったことも大きかったんですけど……たまたまテレビつけたらサッカーU23日本代表とコロンビアの試合をLIVEでやってまして、0-0だった試合が私が見始めた途端2点取られたんです。で、日本代表が1点返すところまでは見てたんですが、事情で見るのを途中でやめまして、あとで確認したらこの試合は2-2の同点で勝ち点1の結果になったんですよね。さらに、なんか他の競技でも私が見ると途端に選手の調子が悪くなったような気がして……これは、「俺は見ない方が結果は良いんだな」という結論に至りましたw。まぁ、サッカーU23日本代表は結局決勝トーナメントに残ることができなかったりもしたのですが(グループ3位で予選敗退)、見るのを諦めた男子柔道は今回全階級でメダル獲得という快挙を達成しましたし、水泳とかもかなり良かったですしねぇ。たぶん、私が中継見なかったことも日本選手団好循環の一因になったのではないかと思っております、はい(ないないw)。
 その男子サッカーは、なりふり構わずOA枠でネイマールを投入したブラジルが、決勝でドイツをPK戦で下して悲願の金メダル獲得。一応注目はしていた男子バスケットボールは、アメリカが決勝でセビリアを大差で下し金メダルを獲得しました。バスケのアメリカの準決勝(スペイン戦)と決勝は録画して見たんですけど……デュラントの活躍は光ってたものの、正直どちらの試合も凡戦だったように思いました。
 結局今大会はニュースで結果をチェックするのがほとんどとなってしまいましたが、今回見てて一番熱かったのは、やっぱり陸上の男子400メートルリレーですかねぇ。ジャマイカのアンカーであるボルトの他を圧倒する超加速には唖然としましたが、第1走者・山県亮太選手のスタートダッシュから第2走者・飯塚翔太選手/第3走者・桐生祥秀選手までの日本チームの走りとアンカーであるケンブリッジ飛鳥選手、本当に見事で素晴らしかったですな。しかも、陸上短距離王国アメリカを破って堂々の2位ですからねぇ(※アメリカは3着だったが、失格となった)。あの映像はニュースで何度も見ましたが、ホント何度見ても感動しますね。凄かったです。

 閉会式で小池百合子新都知事が五輪の旗を受け取っていましたけど、次は2020年,東京大会ですね。あのオリンピックが、この日本で開催されるんですなぁ。まぁ、新国立競技場建設とかロゴマーク選定とか準備のゴタゴタっぷりを見ていると「今からこんなで東京も大丈夫なの?」と言いたくなりますけど、アテネやリオでも何とかなったし、東京も何とかなるのでしょう。
 「世界一の舞台」の4年後の日本での開幕を、期待して待ちたいと思います。

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2016年8月 6日 (土)

リオデジャネイロオリンピック開幕

 日本時間で本日8月6日の朝、開会式が行われ、南米では初開催となるリオデジャネイロオリンピックが開幕しました。

 今大会も開会式前から一部競技は予選などが始まっており、男子サッカーは昨日U-23日本代表がU-23ナイジェリア代表(※ゴタゴタで、当日現地入りした)に4-5で敗れました。
 そして、大会2日目も現地ではスタートしたようで、アーチェリーなどの競技が本格的に始まりました。
 私的には今回も特別期待している日本選手はおらず、バスケットのアメリカ代表“ドリームチーム”もレブロンやカリーなど欠場するNBA選手が結構いるので、今大会は全体的に期待していなかったりもしますが……せっかくの祭典ですし、各国代表、特に日本代表の選手の皆さんが力を出し切ってくれるよう祈りつつ(治安や環境も悪そうだしなぁ。無事終わってほしい)、応援したいと思います。

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2016年6月22日 (水)

NBAファイナル 2016

■2016年NBAファイナル
第1戦 ウォーリアーズ  104-89   キャバリアーズ
第2戦 ウォーリアーズ  110-77   キャバリアーズ
第3戦 キャバリアーズ  120-90   ウォーリアーズ
第4戦 キャバリアーズ   97-108  ウォーリアーズ
第5戦 ウォーリアーズ   97-112  キャバリアーズ
第6戦 キャバリアーズ  115-101  ウォーリアーズ
第7戦 ウォーリアーズ    89-93   キャバリアーズ

 “スプラッシュブラザーズ”を擁し今シーズンのNBAをまさに「席捲」したゴールデンステート・ウォーリアーズと、今シーズンも“キング”レブロン・ジェームズを中心としたチームで勝ち上がってきたクリーブランド・キャバリアーズの対戦カードとなったNBAファイナルを、BSで録画しながら今年も見ましたよ。
 レギュラーシーズン(RS)は、もう、とにかく、ウォーリアーズ。勝って勝って勝ちまくって、最終戦にも勝利して、積み上げた勝利数は73。負けたのはたったの9試合で(連敗なし)、勝率にして89.0%。1995-96シーズンにマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズがマークした歴代最高勝率(72勝10敗/勝率87.8%)を上回るNBA新記録を樹立。また、エースのステフィン・カリーは1シーズンで3ポイントシュートを402本も沈めるという、こちらもものすごい記録を作って史上初の満場一致でMVPに選ばれました。が、こんな過去最強チームでも西地区独走ではなかったのが今シーズンの最もとんでもない所で、2位となったサンアントニオ・スパーズも67勝15敗で勝率なんと81.7%という……今年の西地区はえげつないシーズンだったと言えるでしょう。対して、東はキャバリアーズが57勝25敗(勝率69.5%)で首位、2位は56勝をあげたトロント・ラプターズで、こちらも1位と2位は僅差で決着しました。
 続くプレーオフ。ウォーリアーズがあっさり勝ち抜ける予想でしたが、順風満帆だったRSと異なり、カリーがいきなり1回戦初戦で足首を故障。第4戦で復帰するもさらに膝を故障し……それからカンファレンスセミファイナル第4戦で復帰するまでの間エース不在となってしまいます。それでも1回戦/カンファレンスセミファイナルを共に4勝1敗で勝ち上がったのは立派でしたが、ウォーリアーズの苦難はここからが本番。西のカンファレンスファイナルに勝ち上がってきたのはスパーズ……ではなく、RS3位(55勝27敗)だったオクラホマシティ・サンダー。セミファイナルでスパーズを4勝2敗で退け、ほとんどの予想を覆してウォーリアーズと相対することになりました。さらにこのカンファレンスファイナルで、サンダーは第1戦/第3戦/第4戦に勝利してまさかの王手。王者ウォーリアーズは絶体絶命の窮地に追い込まれたのですが、ここから息を吹き返して3連勝。プレーオフ史上10チーム目となる1勝3敗からのシリーズ逆転を成し遂げてファイナルに進出しました。一方、東のプレーオフはキャバリアーズが他を圧倒し、1回戦/カンファレンスセミファイナルを共にスイープ。カンファレンスファイナルは2位ラプターズとの頂上決戦では2勝2敗の五分となりましたが、第5戦で116-78と若いラプターズを粉砕。続く第6戦であっさりファイナル進出を決めました。
 そしてファイナルが始まったのですが、プレーオフを14試合で駆け抜け休養十分なキャバリアーズに対しサンダーとの大激戦を全力で制してすぐのウォーリアーズはコンディション面で不利だろうと思いきや、完全に逆で……“スプラッシュブラザーズ”は不調でしたがそれ以外のメンバー、特にリビングストンやバルボーサらベンチメンバーが牽引してキャバリアーズを圧倒。第2戦に至ってはあまりの点差に4Qにスターターを出さずキャブスが完全に試合を投げるほどで、見てる私も呆然となりました。で、ホームに戻ったキャブスは第3戦をハードワークでウォーリアーズを抑え込むことに成功して勝利したものの、続く第4戦はカリーがちょっと本気を出した(38得点)だけで崩れ去り、敗北。王手をかけられ、キャブスは残り全勝する他なくなったことから正直「こりゃ今年もダメだ……」って思いました。だがしかし、第5戦でウォーリアーズ主力のグリーンがファール累積で試合開始直前に1試合出場停止処分となってしまい、チームの歯車が噛み合わずに敗北。また、ウォーリアーズは第5戦で負傷したボーガットが重傷で残り試合欠場となってしまい、弱まったインサイドをレブロン&アービングの2人で突いて(共に41得点)キャブスが第6戦を勝って逆王手。それでもアドバンテージで最終戦をホームで迎えるウォーリアーズが有利かと思っていましたが……第7戦はロースコアで稀に見るシーソーゲームとなり、最後の最後にシュートを外しまくったウォーリアーズに対し、アービングの3ポイントとレブロンの執念のフリースローでの1点で突き放したキャバリアーズが奇跡の大逆転勝利を遂げました。クリーブランド・キャバリアーズは3度目のファイナル進出で初のNBA制覇。NBAファイナルで1勝3敗からの逆転優勝は、NBA史上初。ファイナルMVPは第5戦/第6戦連続で40点以上獲得し第7戦でトリプルダブルを記録したレブロン・ジェームズが選ばれました。レブロンはファイナルの得点/リバウンド/アシスト/スティール/ブロックの個人成績全カテゴリーでトップを独占したそうで、これもNBA初。また、クリーブランドのプロスポーツチームが優勝したのは1964年のNFLのブラウンズ以来52年ぶりとなり、「故郷に錦(優勝)を」という“キング”レブロンの悲願もついに達成されました。
 いやはや、キャブスは本当によく勝てましたねぇ……どう見ても、ウォーリアーズの方が強かったと思いましたが。ウォーリアーズは普通にRS時やファイナル第1戦第2戦のように戦っていれば楽に優勝できただろうにとも思いましたけど……できなかったんですかね。特に第7戦は、選手の疲れが限界超えてたのかもしれませんな。まぁ、キャブスはレブロンの孤軍奮闘だった昨年と異なり“BIG3”が健在で(ケビン・ラブは脳しんとうの疑いで1試合欠場したけど)、しかもカイリー・アービングが勢いづいて得点源として十二分に機能したのはとても大きかったでしょうね(J・R・スミスの不調をもカバーしたし)。トリスタン・トンプソンがリバウンド取りまくったことやリチャード・ジェファーソンがいぶし銀の働きでチームを支えたのも大きな強みになりましたかね。あと、プレーオフを通してプレーを調整しているように見受けられましたし、とにかくウォーリアーズ打倒のために今シーズンのキャブスはありとあらゆる準備をしているように思えました。そこまでしても1勝3敗と追い詰められ、そこからさらに這い上がっての初優勝、見事だったと思います。おめでとう、キャバリアーズ。
 ただ、気になったのが、ファイナルMVPも獲ったレブロン。ファイナルでの全成績トップというのは凄すぎるし、実際シュートブロックは鬼気迫るものがあったんですけど……今回のファイナル、覇気がほとんど感じられなかったんです。41点とか大量点を取った試合もあったのに爆発的に点を取ったって印象は全くないし、フリースローを外すことも多く、パスされたボールが手に付かなくてターンオーバーになってしまうことも結構ありました。昨年が昨年だったので、今年は自分よりも周りの若手を活かすプレースタイルに徹したってところなのかもしれませんけど、ちょっと心配になりましたわ。まだ老け込む歳でもありませんし、コービー・ブライアントも今シーズン限りで引退してしまった今、名実ともに“キング”としてNBAに君臨してもらわないといけないですから、もうちょっとガンガンいってもらいたいですわ。

 これにてNBAもシーズン終了となりました。来シーズンは……サンダーのエースであるケビン・デュラントが移籍するのでは、とか、スパーズのベテラン勢が引退するかも、とかも言われてますし、オフ中に上位チームの戦力バランスが大きく変わるかもしれません。コービーが引退したことで名門レイカーズも復活してくるかもしれませんし、東の名門ニックスが強くなってくれれば盛り上がり方も全然違ったものになるでしょうしねぇ。
 来季のNBAも面白いシーズンになってくれることを期待しております。

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2015年6月18日 (木)

NBAファイナル 2015

■2015年NBAファイナル
第1戦 ウォーリアーズ 108(OT)100 キャバリアーズ
第2戦 ウォーリアーズ   93(OT)95   キャバリアーズ
第3戦 キャバリアーズ     96-91    ウォーリアーズ
第4戦 キャバリアーズ     82-103   ウォーリアーズ
第5戦 ウォーリアーズ    104-91   キャバリアーズ
第6戦 キャバリアーズ    97-105   ウォーリアーズ

 “スリーキングス”を誇ったマイアミ・ヒートから“キング”レブロン・ジェームズが古巣のクリーブランド・キャバリアーズに復帰し、勢力図が一変したNBA。そのキャブスが勝ち上がってきたファイナルを、BSで録画しながら今年も見ましたよ。
 レブロンの移籍だけでなく、いろいろあった今シーズンのNBAはレギュラーシーズン(RS)から昨季とはまったく違った様相になりました。昨年のカンファレンスファイナルに勝ち上がったのは東がマイアミ・ヒートとインディアナ・ペイサーズ/西がサンアントニオ・スパーズとオクラホマシティ・サンダーで、誰が見ても「順当」だったと思うのですが……その4チームの今シーズンは、ヒートはレブロンが抜けた穴を埋められず、なんと10位/ペイサーズは開幕前に大ケガをしたポール・ジョージの穴を埋められず9位に終わって、どちらもプレーオフ(PO)進出すらできず。また、チャンピオンのスパーズは55勝するも6位に留まり、サンダーはデュラントの度重なる負傷による欠場もあって9位に終わりプレーオフに進出できないという、にわかには信じがたい結果となったんですよね(さらに、スパーズはPOで1回戦敗退した)。
 で、代わりに台頭したのは東では全員結束バスケで“東のスパーズ”ともいわれるようになったアトランタ・ホークス/西ではその3点シュートの華麗さから“スプラッシュブラザーズ”と呼ばれるようになったステフィン・カリー&クレイ・トンプソンを擁するゴールデンステート・ウォーリアーズ。この2チームに、東はレブロンが復帰しRS2位のクリーブランド・キャバリアーズ/西はジェームス・ハーデンとドワイト・ハワードを擁しRS2位のヒューストン・ロケッツがPOを勝ち上がってカンファレンスファイナルで激突。東はレブロンが牽引してキャブス/西はカリーが3ポイントシュートを決めまくって(※PO記録更新)ウォーリアーズがファイナルに進出しました。
 そして、ファイナルだったわけですが……ともに延長戦となった第1戦と第2戦(※ファイナル第1戦と第2戦が連続で延長戦になったのはNBA史上初)は互角だった/第3戦はキャブスの意地が上回った、とはいうものの、第4戦からはウォーリアーズの方が地力で上回っていたように感じました。ウォーリアーズの選手はファイナル出場経験すら誰一人持っていない(出場経験者はヘッドコーチのスティーブ・カーだけw)一方、キャブスには6回目かつファイナル5年連続出場中のレブロンをはじめジェームズ・ジョーンズやショーン・マリオンなど経験豊富な選手がいることから、経験の差が大きく出るファイナルでは「ウォーリアーズの方が不利かなぁ」と予想していたんですけどね……そんなもんはあっさり撥ねのけ、若さと勢いでNBAを制してしまいました。
 今回のファイナルのポイントは第1戦と第2戦ではないかと。どちらも延長戦になったんですけど、この2試合共に第4Q最後の攻撃権はキャブスが持っていました。その最後の“ラストショット”を2試合ともキャブスが決めて勝っていたら、おそらく若いウォーリアーズは自信を喪失して潰れたと思います(スイープできたかも?)。けど、それができずにどちらも延長に持ち越された。結果、体力を消耗し、チームとしての対処策をウォーリアーズ側に施され、調子が今ひとつだったエースのカリーにも覚醒され、為す術をなくしついには力尽きた、ってように私には思えました。キャブスは、POを“BIG3”のケビン・ラブとカイリー・アービングの双方を(ほぼ)欠く状態だった上に、ヘッドコーチがNBA初年度の人だったこともあってレブロンが“現場監督”までやってて、レブロン1人にあまりにも負担がかかりすぎたのが痛すぎましたな。そりゃ、“キング”だろうがなんだろうが、ああも仕事ばかりやらせたら神経はすり切れるし疲れ切りますよ。「“神”マイケル・ジョーダンなら、(上述の)“ラストショット”2本、きっちり決めてるよなぁ」とも思いましたけど、MJにはピッペンとフィル・ジャクソンが常に横にいましたからねぇ……1人に全てを求めるのは酷に過ぎるし、何よりそんな状況なのに「毎試合トリプルダブル」級の成績を残した人に見てるだけの人間が言えることなど何もないです。いわば飛車角抜きにしてシーズン途中加入の選手がスターターな急ごしらえのチームを引っ張ってファイナルまで戦い抜いたレブロンはやはり凄まじいし、それをチーム力で完全に上回って見せたウォーリアーズはNBAチャンピオンにふさわしいチームだったということでしょうね。今年のファイナルはアメリカでも高視聴率を叩き出したようですけど、すごく見応えのある面白いファイナルだったと思いました。優勝おめでとう、ウォーリアーズ!

 これにてNBAもシーズン終了となりました。来シーズンは、一体どうなりますかねぇ……エースが完全復帰すればペイサーズやサンダーがまた上位に上がってくることでしょうし、経験を得たウォーリアーズとホークスやロケッツも強くなってるでしょうし、キャブスもチームとして熟成が進めばもっともっと強くなれるでしょうからねぇ。
 来季のNBAもきっと面白いシーズンになることでしょう。楽しみに開幕を待ちたいと思います。

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2015年2月 1日 (日)

AFCアジアカップ2015

■アジアカップ グループD
日本 4-0 パレスチナ
日本 1-0 イラク
日本 2-0 ヨルダン
■準々決勝
日本 1(4PK5)1 UAE
■3位決定戦
イラク 2-3 UAE
■決勝
韓国 1-2 オーストラリア

 サッカーのアジア王者を決めるアジアカップがオーストラリアで開催され、昨日行われた決勝戦で開催国オーストラリアが韓国を延長戦の末で下し、初優勝しました。前回は優勝で、連覇を目指していた日本代表は、グループリーグは3勝(勝ち点9)で1位通過したものの、決勝トーナメント1回戦(準々決勝)でUAE(アラブ首長国連邦)にPK戦で敗れ、「ベスト8どまり」という結果に終わりました。

 惨敗したW杯ブラジル大会の後、日本代表監督に就任したのはハビエル・アギーレ。今大会はその“アギーレJAPAN”の初の実戦となったわけですが……内容的には、悪くなかったと私は思ってます。もちろん「世界のベスト8」あたりを目指しているはずの日本代表が「(W杯ブラジル大会で1勝もできなかった)アジアのベスト8」にしかなれなかったという結果は極めて残念でしたし、日本は多くをW杯ブラジル大会出場組で固めた布陣だったにも関わらずブラジル大会不出場のUAEに負けるだなんて「何たることか!」と言いたくもなりますけど。でも、チームプレイとしては、各選手がよく走って連動できてて攻撃時にはゴール前に必ず3~4人並べてたし、守備も堅固とまでは言えないもののそれなりに安定してて、失点もUAEの大会得点王マブフートにくらった1点だけでしたしね。準備期間がとても短かった割に“ザックJAPAN”とは明確に違うサッカーを見せることができていたから、そう悲観的にならんでもいいんじゃないかと感じましたわ。まぁ、サッカーですし、勝てないときはどんなチームであろうと勝てず、負けるときは負けます。日本と同じくブラジル大会出場国で優勝候補だったイランも準々決勝でPK戦負けくらいましたし(イラクと3-3で、PK6-7敗戦。個人的には日本とイランが“2強”で、この2チームで決勝だろうと予想していた。ちなみに残りの“4強”は、オーストラリアとウズベキスタンだと思ってた。今回予想ハズレまくりw)。日本が目指すべきは目先の勝利だけでなく、あくまで次のW杯本大会で上位へ勝ち進むことですし、それに向けてより攻撃的なサッカーへの転換の兆しが見えたところは評価しても良いのではと思いました。
 ただ、アジアにもUAEに代表される新勢力が台頭してきたってところには注意が必要ですな(UAEは昔強かったけど)。グループAでは大会前ダメダメ言われてた韓国がオーストラリアに勝って1位通過しましたし、グループBはウズベキスタンに勝って中国が1位通過しました。グループCとDは予想通りだったんですけど、2位通過したUAEとイラクが4強に残りましたし……ちょっとでも気を抜くと、W杯出場枠を奪われかねません。本大会の出場の前提としてアジア予選突破があるわけで、日本はきっちり出場枠を確保できるだけの実力を備えておかないといけませんな。
 あと、サッカー日本代表にとって一番の敵は、日本そのものかもしれません。新監督に就任したアギーレさんは、以前スペインでレアル・サラゴサを率いていたことがあったのですが、そのサラゴサが2011年に八百長をしアギーレさんもそれに関与していたのではないかとの疑惑が大会直前に浮上しました。たしかに、プロスポーツにとって八百長というのは死活問題で、プロの監督業をしている者がそれへの関与の疑惑をもたれること自体非常によろしくないことではあります。しかし、それを八百長が行われたとされるスペインのメディアではなく、自国に代表監督として迎え入れた側たる日本のメディアが書き立て、それも国の威信をかけたアジアカップの最中に「なんで解任しないの?今すぐ解任しろよ!」と煽るってのはどういうことなのでしょう。そして一部のサッカー解説者と一部の自称サッカーファンもそんなメディアに釣られて「解任解任」とはしゃぎまわるというのは一体どういうことなのでしょうか。「八百長疑惑なんてもみ消せ」と言っているのではありません。大会が終わるまで騒ぐのは待つ、どうしてその程度のことすらできないのか。そして、そんな連中に限って「日本のサッカーは弱すぎる!」とかまた偉そうにほざいてたりするわけで……見ててウンザリでしたよ。揚げ足取るだけでは飽き足らず、さんざん足引っ張って、結局は八つ当たり的な罵倒をし続けてるだけ。日本サッカー協会に問題があるのも事実だしいろいろ変えていかないといけないでしょうけどね、こんな文句たれるだけのメディアや解説者や自称ファンの方が偉そうにしてる間は強くなれるもんも強くはならんでしょうな。ああいうのは迷惑、ただひたすら迷惑なだけなんですよ。いい加減にしてもらえませんかねぇ、マジで。
 若手の育成が今後の日本代表の課題であることがはっきりした点とか収穫も多々ありましたし、その課題克服に向かっていくという点ではハビエル・アギーレって人は適材だと私は思うのですが。疑惑はたしかに問題ですけど、疑惑が犯罪と確定するまではとりあえずアギーレ監督のまま日本代表の再構築を任せてもいいんじゃないのかな。

 残念ながらアジアカップ連覇は逃してしまったけど、次のW杯での上位進出を目指して、頑張って下さいサッカー日本代表。私は今後も応援していきますよ。

追記:
 2月3日、日本サッカー協会が突然アギーレ代表監督解任を発表しました。日本代表の再構築はアギーレ後任の新監督に委ねられることとなりましたが、 その後任が誰なのかは決まっていないらしく……今から代表監督になってくれる人、いるんですかね?八百長問題を解任理由にしているようだけど、スポン サー事情とか他の理由が大きいような気もしますが。
 何にせよ、ビジョンもなくこんな迷走した形で新チームを解体するんだったら、もう擁護もできませんわ。ブラジル大会惨敗の責任と合わせて、サッカー協会のお偉方にもきっちりと責任取ってもらわないといけませんな。

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2014年7月14日 (月)

サッカーW杯ブラジル大会閉幕

■3位決定戦
ブラジル 0-3 オランダ
■決勝
ドイツ 1-0 アルゼンチン

 サッカーW杯ブラジル大会決勝戦が日本時間早朝に行われ、延長線の末、ドイツがアルゼンチンに勝利。24年ぶり4度目の優勝を飾り、南米/北米開催の大会において欧州勢として初の優勝国になりました。
 試合は、ドイツもアルゼンチンも決定機をいかしきれずにスコアレスのまま90分を終了。「このままPK戦か?」と思い始めた延長後半8分、途中出場のゲッツェが得点し、これが決勝点となりました。いやぁ、決定的な場面はむしろアルゼンチンの方が多かったし、ドイツの選手たちは疲労困憊って感じで、アルゼンチンが先制しさえすれば優勝できた試合展開だった気がしましたが……メッシ不発で、1点が果てしなく遠かったですな。この点、きっちり点を取って優勝を勝ち取ったドイツは立派でしたし、今大会のワールドカップを持って帰るにふさわしいチームだと思いました。優勝おめでとうございます。
 準優勝はアルゼンチンで、メッシが大会MVPに選ばれましたが……正直、MVPってほど活躍できてはいなかったと感じますけど、いいんですかねw(ちなみに、得点王は6点取ったコロンビアのロドリゲスで、コロンビア代表はフェアプレー賞を受賞したんですが、準々決勝でネイマールの腰椎を骨折させ病院送りにしたコロンビアがフェアプレーって、ねぇ?それはないよなぁ)。
 3位はオランダ。試合前には「3位決定戦なんて、やる気でねーよ」とか公言してたのに、始まってみれば故障を抱えとかなんとか言ってたファンペルシは先発だわロッベンもキレキレだわの本気モードで、前半に2点取ってブラジル代表を消沈させた上、後半にはしっかりトドメも刺す徹底っぷり。一方のブラジルは、チアゴ・シウバが復帰したにもかかわらず結局攻守共にユルいサッカーに終始してしまい、準決勝に続いての惨敗となりました……カナリア軍団は重症どころか準決勝から危篤状態ですな。ホントどうしちゃったんですかね?
 個人的にはブラジル代表に優勝してもらいたかったのですが、準決勝/3位決定戦のユルユルグダグダなサッカーでは勝てるはずもなく(※あの茫然自失状態のブラジル相手なら、日本代表でも勝てたはず。それくらい酷かった)、大会通して攻撃的サッカーを貫いて対戦相手から常に逃げなかったドイツが優勝したことで「良い形で終わったなぁ」と思いました。やはりサッカーは点を取る競技である以上、「攻め勝たないとダメ」ってことなんですかね。

 次のサッカーW杯は、ロシア大会です。欧州勢が強い大会になりそうですが……どうなるんでしょうな。
 再び熱いサッカーを見て興奮できることを期待して、また4年間待つこととします。

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2014年7月12日 (土)

サッカーW杯ブラジル大会準決勝終了

■決勝トーナメント1回戦
ブラジル 1(3PK2)1 チリ
コロンビア 2-0 ウルグアイ
オランダ 2-1 メキシコ
コスタリカ 1(5PK3)1 ギリシャ
フランス 2-0 ナイジェリア
ドイツ 2-1 アルジェリア
アルゼンチン 1-0 スイス
ベルギー 2-1 アメリカ
■準々決勝
フランス 0-1 ドイツ
ブラジル 2-1 コロンビア
アルゼンチン 1-0 ベルギー
オランダ 0(4PK3)0 コスタリカ
■準決勝
ブラジル 1-7 ドイツ
オランダ 0(2PK4)0 アルゼンチン

 決勝トーナメント1回戦は、ブラジル/コロンビア/オランダ/コスタリカ/ドイツ/フランス/アルゼンチン/ベルギーが勝ち上がり、また準々決勝はブラジル/オランダ/ドイツ/アルゼンチンが勝ち上がりました。
 ここまでは概ね順当だったのですが……準決勝第1試合で、開催国ブラジルがドイツにまさかの大敗。第2試合はスコアレスドローのままPK戦で、普通の準決勝ならこういう膠着した試合展開だったりするものなのですが……あの堅守のブラジルが、CBチアゴ・シウバを出場停止で欠いたとはいえ、ああも簡単に崩壊するとは思ってもみませんでした。W杯ってのは何が起こるか本当にわからないですな。
 結果、決勝に勝ち残ったのはドイツとアルゼンチンということになりました。ドイツは2002年日韓大会以来の決勝進出/アルゼンチンはあのマラドーナがいた1990年イタリア大会以来の決勝進出で、その時の決勝戦も西ドイツ(※東西統一前。マテウスやクリンスマンが活躍していた)が相手でしたからアルゼンチンからしたら“リベンジマッチ”でもありますな。
 決勝トーナメントでのアルゼンチンは、守備が安定しているものの、攻撃は相変わらずメッシ依存で、メッシが封じられるとさっぱりな状態が続いています。この点、ドイツは守備も攻撃も好調でどこからでも点が取れる上に、休みもアルゼンチンより1日多くコンディション的にもかなり有利かと思われます。が、何が起こるかわからないのがサッカー。終わってみればメッシ大爆発でアルゼンチン優勝、となっていたりするかもしれません。実際、大勝した次の試合のドイツってミョーに弱かったりしますし。

 ブラジル大会も、残す試合は3位決定戦(ブラジルvsオランダ)と決勝戦のみとなりました。
 今大会は面白い試合が多かったし、最後となる決勝戦も面白い試合になってくれることを期待しますわ。

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2014年6月28日 (土)

サッカーW杯ブラジル大会グループリーグ終了 ~その2

 昨日その1でグループA~グループDと今大会における日本代表について書いたので、その2はグループE~グループHと決勝トーナメントの展望について。

グループE
1位:フランス(7)
2位:スイス(6)
3位:エクアドル(4)/4位:ホンジュラス(0)
エースのリベリを欠くフランス代表が、初戦のホンジュラスから3点/堅守のスイスからなんと5点を奪う圧倒的な攻撃力を見せつけて1位通過しました。タレント揃いなれどチームとしてまとまれず空中分解した前回大会とは打って変わって絶好調ですな。むしろリベリがいないことで好循環になっているように思えてならないのですが、実際のところどうなんでしょうw。ただ、メンバーを入れ替えて臨んだ第3節のエクアドル戦はスコアレスドロー。本当に強いのかは、決勝トーナメントを勝ち進められるかどうかで見極めるしかなさそうです。2位通過のスイスは、フランスにはボコられたものの、初戦のエクアドル戦はロスタイム弾による逆転劇で2-1/ホンジュラス戦ではシャキリのハットトリックで3-0と、シード国にふさわしい強さも見せました。今大会絶好調の南米勢で唯一グループリーグ敗退となったエクアドルは……いまいちパッとしないサッカーでしたね。ホンジュラスは3回目の出場ながら、今回も悲願のW杯初勝利はならず。
グループF
1位:アルゼンチン(9)
2位:ナイジェリア(4)
3位:ボスニア・ヘルツェゴビナ(3)/4位:イラン(1)
予想通りシード国のアルゼンチンが3連勝で1位通過。エースのメッシがW杯では活躍できなかった今までとは異なり、すでに4ゴールを上げて得点王争いトップタイと好調。ただ、攻撃は“メッシ頼み”の傾向があり、メッシさえ封じてしまえばイラン戦のように90分間得点を取れず終わってしまう可能性もあります。 2位通過はナイジェリア。今大会も鮮やかなグリーンに彩られたユニフォームが素晴らしいのですが……どことなく中途半端で運頼みなサッカーに見えてしまいます。私的にはコートジボワールやガーナの方が上に思えましたが、勝ち上がったのはナイジェリア。これもW杯、ですな。初出場のボスニア・ヘルツェゴビナは3位。ジェコが凄かった、くらいしか印象がないっすw。イランは、アリ・ダエイがいた頃の攻め一辺倒のサッカーとは真逆のカウンターサッカーをやってて、ビックリしました。アルゼンチンの攻撃陣を90分間封じたディフェンスは立派でしたし、シンプルながら効果的なカウンター攻撃も見せたし、結構良いサッカーをやっていたと思います。でも、結果は最下位……残念です。
グループG
1位:ドイツ(7)
2位:アメリカ(4)
3位:ポルトガル(4)/4位:ガーナ(1)
世間ではグループDが“死の組”と言われていますが、個人的にはこっちこそが“死の組”と思っていたグループG。シード国であるドイツが1位通過しました。 「ドイツが頭1つ抜けているかな」とは予想していましたし実際第1節でポルトガルを4-0と粉砕してみせましたが、第2節のガーナ戦は2-2/第3節のアメリカ戦は1-0とはっきりした実力差を見せることはできませんでした。前回大会のような精神的な脆さは克服してそうだけど、攻撃力は見ている限りでは前回からはかなり落ちたように感じましたわ(※前回は異常だった、とも言えるがw)。2位通過はアメリカ。強固なディフェンスと豊富な運動量で、今大会も “負けないサッカー”を実践してますね。「たぶん負けるんじゃないかな」と予想していたポルトガルは、けが人続出ながら第3節のガーナ戦で勝って3位。クリスティアーノ・ロナウドは、結局ガーナ戦で上げた1点だけでしたが、凄いシュートをバシバシ撃ってたので「さすがだなー」と思いました。ガーナも強くて良いサッカーをしてたのですが、勝負の第3節直前に「規律違反」とかで主力のボアテングとムンタリをチームから離脱させるという不可解な処分をして敗退。
グループH
1位:ベルギー(9)
2位:アルジェリア(4)
3位:ロシア(2)/4位:韓国(1)
こちらも予想通りシード国のベルギーが3連勝で1位通過。とはいえ、ベルギーにはえげつない攻撃力があるわけでもなく、若いチームらしい勢いも特に感じられず、どこまで勝ち上がれるかはわからないですな。2位通過はアルジェリア。前回大会同様ディフェンス中心のチームなように思えるのですが、韓国戦では4点を上げて攻撃力の高さも見せつけました。地味なサッカーやってますけど、侮れません。ガッカリしたのはロシア。欧州予選でポルトガルを蹴落とした実力に期待していたのですが、初戦で韓国と引き分けるなど3戦通してイマイチなサッカーしか見られませんでした。寒い国の選手たちにはブラジルは蒸し暑すぎましたかね?韓国はアジア最終予選でも苦しんでいたようですが、本戦でも勝ち点1しか取れず最下位。以前の韓国代表はレベルの違いを気力でカバーするサッカーでしたが、前回大会あたりから闘志が薄れてしまい、今回はついに闘志ほぼゼロって感じのサッカーでしたな。日本も悪すぎたので他国のことはあまりとやかく言えませんけど、あんな弱気なサッカーでは負けて当然でしょうね。

 以上の結果を受け、決勝トーナメント1回戦はこのような組み合わせとなりました。
・ブラジル - チリ
・コロンビア - ウルグアイ
・オランダ - メキシコ
・コスタリカ - ギリシャ
・フランス - ナイジェリア
・ドイツ - アルジェリア
・アルゼンチン - スイス
・ベルギー - アメリカ
 アジア勢が全滅(しかも、どこもグループ最下位で1勝もできず……アジア枠4.5は減らされてしまうかも?)したのは残念でしたが、おかげで(?)決勝 トーナメントは1回戦から面白そうな組み合わせ続出ですな。ブラジルは1回戦でチリ/勝ったとして、準々決勝ではコロンビアvsウルグアイの勝者が相手と いう「南米対決ブロック」、オランダvsメキシコにコスタリカvsギリシャと「ヨーロッパvs北中米対決ブロック」、フランスvsナイジェリアにドイツvsアルジェリアの「ヨーロッパvsアフリカ対決ブロック」、アルゼンチンvsスイスにベルギーvsアメリカの「攻撃サッカーvsカウンターサッカー」対決ブロック、の4ブロックとでも言えますか。特に、ブラジルvsチリ/オランダvsメキシコ/アルゼンチンvsスイス/ベルギーvsアメリカあたりの試合は本当に楽しみです。4強は、ブラジル/オランダ/ドイツ/アルゼンチンの4カ国あたりが順当かと予想しますが……どうなりますかね。個人的には、フランスが4強に入ってくれたら嬉しいかな。

 明日から7月14日の決勝戦まで続く決勝トーナメント16試合、日本が出場できないのは本当に残念ですけど、“強者どもの真剣勝負”ってやつをじっくり見ておこうと思います。

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2014年6月27日 (金)

サッカーW杯ブラジル大会グループリーグ終了 ~その1

 工事の遅れやらデモやらで開催自体危ぶまれていたサッカーW杯ブラジル大会も、特に問題なく15日目を迎え、グループリーグ全48試合が無事終わりました。各グループごとの結果を、記事にしておこうと思います。

※()内の数字は勝ち点。
グループA
1位:ブラジル(7)
2位:メキシコ(7)
3位:クロアチア(3)/4位:カメルーン(0)
優勝候補筆頭のブラジルが、順当に1位通過。ネイマールが計4得点を上げて好調ですが、今大会のブラジルはディフェンス型。ディフェンスが強いときのブラジル代表は好成績を残す(というか、優勝する)ので、決勝トーナメントでも安定して強さを発揮しそうです。ただし、第2節のメキシコ戦のように、点が取れないときは取れないので……トーナメントでは失点からあっけなく敗退する可能性もありますな。そのメキシコは、全員が連動するトータルフットボールで実に良いサッカーをしていると思いました(なんで北中米予選を突破できなかったのか、心底疑問w)。クロアチアが敗退したのは残念。マンジュキッチ、もっと見たかったんだけどなー。カメルーンは、いつもどおりの内部のゴタゴタで自滅。
グループB
1位:オランダ(9)
2位:チリ(6)
3位:スペイン(3)/4位:オーストラリア(0)
優勝候補のスペインが、まさかの2連敗であっけなく敗退しました。シャビがオランダに大敗(1-5)した第1戦以降出場しなかったり、前回得点王のビジャが第3戦しか出なかったり……やることなすことチグハグだったし、“無敵艦隊”とかいわれながらやる気のないサッカーでグループリーグで消える以前のスペインに戻ってしまった感じがしました。代わりに3勝して1位通過したオランダは、3試合で10点も取ったのですが……やってるのは代名詞の攻撃サッカーではなく、カウンターサッカー。そのカウンターも、事実上ファンペルシとロッベンの2人の個人技でなんとかしてるだけ。前の2人だけでなく個々の選手の能力が高い(※スナイデルは除く。明らかに衰えてますな)からこそ成り立つだけの、オレンジ軍団好きな私でさえ「クソだ」と言いたくなるほどに守備的プレーに終始しました。でも、勝つのはオランダなわけで……これもW杯、なのでしょうか。他方、オレンジ軍団がやるべき攻撃サッカーを、全員連動で実現しているのがチリ。メキシコと同じく、見ていて実に楽しいです。ただ、オランダには0-2で完敗するなど、上位に進出するには「ちょっと物足りないかな」って気もします。オーストラリアは、若手中心の「次回に向けて育成に来ました」って感じのチームだったこともあって厳しい結果となりましたが……経験を積んだ若手選手たちが次のアジア予選では強くなってることでしょうな。
グループC
1位:コロンビア(9)
2位:ギリシャ(4)
3位:コートジボワール(3)/4位:日本(1)
エースのファルカオがいないコロンビアでしたが、予想通りの攻撃力を発揮。9点を取って3連勝し、1位通過。今大会のブラジルと似た感じのサッカーで、たしかに強いっすね。2位には第3節でコートジボワールに勝利したギリシャが入りました。そのコートジボワール戦で取った2得点だけでグループリーグ突破という省エネっぷり。「守り勝つ」ってやつを見せてもらいました。コートジボワールは、アフリカとは思えないほど組織的なサッカーで、その上ドログバの圧倒的存在感とジョルビーニョの身体能力の高さが凄まじく、ギリシャよりずっとトーナメント進出にふさわしいサッカーをしていたけど、ヤヤ・トゥーレがイマイチだったのが結果に響いたかもしれません。期待の日本代表は、勝ち星を挙げることもできず、ギリシャ戦の引き分けで得た勝ち点1のみで、最下位に終わりました。
グループD
1位:コスタリカ(7)
2位:ウルグアイ(6)
3位:イタリア(3)/4位:イングランド(1)
優勝経験国が3カ国も並んだことから“死の組”と言われていたグループDでしたが、“最弱”と思われていたコスタリカがウルグアイを3-1/イングランドを2-1で破ってなんと一抜け。コスタリカのどこが強いのか正直よくわからんのですが、失点が少ない堅実なサッカーでかつ点も取るから結果がついてくるってところですかね。また、シード国のウルグアイも、エースのスアレスが戻ったイングランド戦で2-1/イタリアを1-0で破って2位通過しました。結果、あのイタリアとイングランドがグループリーグ敗退となりました。まぁ、イングランドは若手中心のメンバー構成で今大会は端から勝ち上がる気がないようにも見えましたが、ランパードとジェラードは年齢的に恐らく最後のW杯ですからねぇ……ルーニーのW杯初ゴールが出たものの、もうちょっと「意地」ってものを見せてもらいたかったのですけど。イタリアも、“死の組”にあって総得点がイングランド戦で上げた2点だけでは、ね。古豪だろうが連続出場で経験があろうが国内リーグが世界屈指だろうが負けるもんは負けるのがW杯なんですね。

 今大会の日本は、コートジボワールに1-2/ギリシャに0-0/コロンビアに1-4で0勝1分2敗の勝ち点1という結果に終わりました。コートジボワール戦は先制して1-0で折り返した前半はそれなりに良かったものの、後半は消極的姿勢に終始した上、ドログバ投入で戸惑った隙を突かれて逆転負け。ギリシャ戦は、カツラニスのレッドカード退場を受けてギリシャが徹底的に引いてしまい、為す術なくスコアレスドロー。コロンビア(※控え選手中心)戦は今までの鬱憤を晴らすかのように“攻撃サッカー”をやってみたものの主力のロドリゲスが投入された後半に3点取られて「万事休す」、ってところでしたかね。実際、コロンビア戦はそこそこの出来でしたが、戦略上「勝ち点3」を取りに行かねばならなかったコートジボワール戦とギリシャ戦での日本代表は動きが鈍く全速で走ることもなく、パスもスローかつ精度が低くカットされまくりで、システムとしても個人でも有効な攻撃ができないという……結果、“攻めるサッカー”を標榜しながら3試合での総得点は2点どまり。「そりゃ勝てんわな」というレベルの低さでした。その上、大会前から危惧されていたディフェンスの弱さは相手に見事に突かれて計6失点。試合をやった会場がどこも蒸し暑かったというコンディションの悪さを差し引いたとしても、「実力不足によるグループリーグ敗退としか評しようがない」と感じましたわ。活躍を期待していた岡崎や長友の存在感がほとんどなく香川もホント低調でガッカリだったけど、「誰それが悪い」というよりチーム全体が良くなかったように思えましたし……また、今大会はスペインやイタリアの敗退に代表されるように「パスを繋いでポゼッションを高めて」といういわゆるポゼッションサッカーがほとんど機能せず、縦パス主体の早い展開から個人技による高精度なシュート→得点という積極的なサッカーに対応できているチームが上位に来る傾向が非常に強くなっています。が、こういうサッカーって、日本は過去何度もトライしたけど一度も実現できなかったし、受けるのも代々最も苦手としてきたサッカースタイルなんですよね。つまり、大会のトレンドがこういう苦手なサッカーになってしまい、日本がこの4年間準備してきたサッカーは本家スペインでさえ全否定されたわけで……ま、「負けても仕方ないかな」と。ここまでサッカーのトレンドが激変するとは、思ってもみませんでしたし。
 今後は、4年後のロシア大会に向け「日本のサッカー」ってやつを改めて1から構築し直すしかないでしょう。しかし、今大会のトレンドなサッカーは上記の通り日本代表には実現できそうにありません。日本人は屈強な肉体を持っていないし、個人技も世界レベルとはまだまだ差が大きいと大会を通じてはっきりしました。またメッシやロナウドやネイマール、ミュラーとかマンジュキッチとかベンゼマやシャキリみたいな「枠を外さない絶対的なストライカー」なんて存在したことすらありませんからね。となると現実解は、メキシコやチリがやってる全員連動して攻撃するパスサッカーですかねぇ?パスのスピードと精度をもっと上げて、全員が走るサッカーを実現する、と(なんか、オシム時代に目指したサッカーなよーな気もするけどw)。4年間日本を率いたアルベルト・ザッケローニ監督は退任され(代表監督、お疲れ様でした)、後任監督は「ハビエル・アギーレ氏有力」とか報道されてたりもするので、日本サッカー協会もそっちの方向性なんですかね。
 何にせよ、サッカー日本代表のサッカーW杯ブラジル大会は終わりました。まずは、次回大会出場に向けアジア代表枠に確実に入ることを目標に、ここで立ち止まることなく4年後を見据えて、現実的かつ着実に歩みを進めていってほしいと思います。

長くなったので、グループE~Hについてはその2で。

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