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2018年12月15日 (土)

F1 2018 アブダビGP

 F1最終第21戦・アブダビGP決勝が11月25日に行われました。

■F1第21戦 アブダビGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
16位 ハートレー(トロロッソ)
17位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
12位 ハートレー(トロロッソ)
リタイア ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」アロンソ/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 今年の最終戦もチャンピオンシップ確定後のグランプリとなってしまい、どことなく和やかな雰囲気の中でのレースになってしまいました。
 ただ、予選はメルセデスAMG勢が1分34秒台というえげつないタイム(ハミルトンは1:34.794。当然、コースレコード更新)を出して他を圧倒。最年少PP記録更新がかかっていたフェルスタッペンは6位に終わり、記録更新はなりませんでした。
 決勝は、初っ端からヒュルケンベルグ(ルノー)のマシンがひっくり返る大アクシデントがあったり(ヒュルケンベルグは無事)、(おそらく)フェラーリで最後となるレースとなるライコネンも早々にリタイアしてしまったりしましたが、レッドブル勢が揃って順位を上げた(レッドブルで最後となるリカルドは4位フィニッシュ)くらいで、特段面白くもない展開で終わりました。レース終了後に、グランドスタンド前にて今回でF1から身を引くアロンソ(マクラーレン)とハミルトンとベッテルが揃ってドーナツターンを見せてくれたのは良かったですね。特に、ベッテルがアロンソときっちりシンクロさせてマシンを回転させてたのには感動しました。

 これにて、2018年のF1も終了しました。
 ドライバーズタイトルは、ハミルトンが獲得。21戦中11勝、408ポイントを獲得。オーストリアGPでノーポイントだったにも関わらず、史上初の400ポイント超えを達成してしまいました。終わってみれば、2位ベッテルに88ポイントもの差をつけました……昨年は46ポイント差だったので、昨年以上に「圧勝」のシーズンでしたな。そのベッテルは開幕戦を含めて今年も5勝して320ポイントを獲得しましたが、「取りこぼし」が昨年以上に多かった上に、ドイツGPに代表されるように取りこぼしたところをハミルトンにきっちり25ポイント持ってかれたのは痛すぎましたね。3位には251ポイントのライコネン。3位が実に8回、そしてアメリカGPでは優勝と、今年は表彰台に12回も上ったんですよね。「まだまだトップチームでやれる」ことを証明した1年だったと思いますけど……来年はザウバー。もっと表彰台でシャンパンがーっと飲む姿を見たいものです。4位は249ポイントのフェルスタッペン。オーストリアとメキシコで勝って今年も2勝。来季はレッドブルホンダの“エース”です。ホンダPUでどのような走りを見せてくれるのか、楽しみですね。5位は247ポイントのボッタスで、今季勝ち星なしで終わってしまい極めて残念な1年となってしまいました。来季の奮起に期待。6位は中国とモナコで勝ったリカルド。来年はレッドブルから離れてルノーワークスですが……どうなるでしょうな。トロロッソホンダのガスリーは29ポイントでランキング15位/ハートレーは4ポイントでランキング19位でした。ちなみに、今年は全戦を途中交代も欠場代役もなく20人のレギュラードライバーだけで走りきりました。これはF1史上初のことだとか。そういや、今シーズンは途中から新人ドライバーが入ってきたり消えたりしてませんでしたな。
 コンストラクターズタイトルは、655ポイントを稼いだメルセデスAMGが獲得。2位フェラーリは571ポイントで、メルセデスAMGとの差は84ポイント。昨年は668ポイント対522ポイントで146ポイント差だったことを考えると、結果的には「実は頑張っていた」ということになりますかね。ただ、3位レッドブルも419ポイント取ってて、昨年(368ポイント)より50ポイント以上多かったりします。
で、“3強”以外の“中団勢”トップの4位には今年は(ワークス)ルノーが入りました。ま、フォースインディアがチーム事情で前半戦のポイントを失ったが故の4位だったりするのですが……ワークスとしての威厳が少しはついてきた、かな。5位はハースで93ポイント、6位は序盤にアロンソがポイントを荒稼ぎしたマクラーレン、7位はポイント剥奪後のレーシングポイント・フォース・インディア     (それでも52ポイント)。8位はザウバーで、トロロッソホンダ初年度は33ポイントに留まり9位でした。最下位は7ポイントしか獲れなかった名門ウィリアムズ……来季は復活できるのでしょうかね(ロバート・クビサが復帰するようだし、パディ・ロウがそろそろ本領発揮するだろうから、ちょっと期待)。

 去年のちょうど今ごろ、HALO義務化とPU基数制限強化のため「来季のF1を見たいと思わない」<記事>とここで書きまして、実際、シーズン中のフジテレビNEXTとの視聴契約もしたりしなかったりになりましたが……契約期間中の再放送とかのおかげで、結局のところ私が全く見ていないグランプリは開幕戦オーストラリアGPと第5戦スペインGPの2戦だけということになりました。HALOはだいぶ見慣れたし、ベルギーGPでのルクレールの事故でその有効性も証明されましたが、一方で最終戦のヒュルケンベルグの事故ではドライバー脱出の妨げにしかならない場合もあることも証明されました。また、PU基数制限もメルセデスやフェラーリのPUは年間3基でもなんとかレース可能であることを実証しましたし(ルノーとホンダは証明できなかったが)、心配していたほどレース中にパワーセーブしているようには見えませんでした。今シーズンのF1は「(競技としての)本質まで見失っていた」とまでは言えなかったかと思います。それなりに見る価値はあったでしょう。とはいうものの、やっぱり勝ったのはハミルトンで、やっぱりメルセデスAMGがタイトルを獲得して、というここ数年当たり前になってしまった結果を覆すには至らず、お金を払ってでも「見たい」と思ったかというと昨年書いた強い疑念は今なお何も消えていません。あと、リバティメディアによる競技自体の改革が2021年あたりから実を結ぶという話も、どうやら実現できそうにありません。11月19日にルノーCEOでもある日産のゴーン会長が日本で逮捕されるということがあったため、PUメーカーでありワークスチームももつルノーがF1から撤退するような事態になったら事情が変わるかもしれないのですが、そうでもない限りはほとんど現状のままでF1がずるずると続いて行ってしまう可能性が高くなっています。そうはなってほしくないのですが、昨今の自動車業界は総じてうまく回っていない感じですから……メルセデス/フェラーリ/ルノー/ホンダの4メーカーあっての今のF1では、大改革は無理かもしれませんな。けど、2021年まではまだ時間はあるので、リバティメディアさんには諦めることなく改革実現に向かって進んでいっていただきたい。
 大改革は厳しいものの、来シーズンのF1は空力レギュレーションの一部が変更になります。PU基数制限は今年のままのようで(厳しくはならない)、各チームのドライバーラインナップも変わらないのはメルセデスAMGとハースだけであとは大きく変わります。何より、来シーズンからはトロロッソホンダに加えてレッドブルホンダが走ります。来年のレッドブルは鬼才エイドリアン・ニューウェイが設計に大きく関わったシャシーだといわれていますし、初年度だけに過度な期待はできないものの、トップチームの一角にホンダPUが載るとどうなるのか、大変楽しみです。

 というわけで、来シーズンのF1は開幕戦から見ようと思っています。今月からフジテレビNEXTとの視聴契約は切っていますが、来年3月から視聴を再開する契約は既にしました。シーズン通して見るかどうかはまだ白紙ですけれど、レッドブルホンダのデビューシーズンなのでとりあえず5月あたりまでは継続視聴しようかなと今のところ考えています。
 来年2019年のF1は面白い展開になってくれることを期待しております。

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