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2018年8月

2018年8月24日 (金)

その名は「Z」

 1年半ほど前に「ニコンが不調」という記事を書きましたが、カメラカテゴリーでそれ以来となる記事を書くときがいよいよ来たようです。

 そのニコンが、ミラーレス一眼に再参入し、今度はフルサイズセンサー&新レンズマウントできましたよ。その名は「Z」<公式プレスリリース>。
「事業規模を縮小してでもプロ用カメラと共通する一眼レフに特化し、徹底して高品質な一眼レフを作るメーカーになる……私ならそうする、かな。ま、あまりに特化しすぎると将来性をも完全に閉ざしかねないと考えるならアドバンストカメラ(ミラーレス)は続けておくべきかもしれませんが、仮に続けるならシステムごと再構築すべきでしょうね。Nikon1のような中途半端な製品ではなく、「ああ、たしかにこれはニコンだな」ってわかりやすい製品にしてもらいたいです。」などと先の記事で偉そうなことをぶっこいてみたわけですけど……今回は本当に中途半端なものではなく、「Zマウント」という新規の大口径マウントを策定してシステムごと再構築してきましたね。ニコンには伝統の「Fマウント」があるわけですけど、44mmという口径の小ささと、何より長すぎるフランジバック(46.5mm)では、さすがにフルサイズのミラーレス一眼は厳しいですわな(できなくはないだろうけど)。というわけで、今回の「Zマウント」は口径55mm/フランジバックに至ってはなんと16mmですよ。キヤノンEFマウントをも上回る大口径に、ソニーEマウントやキヤノンEF-Mマウントに対し2mmも短いフランジバックで、さらにボディレンズ間の高速大容量通信にも対応(※スペックは非公開で不明)しているようでして……ついに、長年マウントで苦労してきたニコンが最先端のマウントを手に入れるって事になりますなぁ。もちろん、最新の高性能マウントだろうと交換レンズが揃わなければ宝の持ち腐れだし、先代「ニコン1マウント」みたいに打ち切り(※おそらく)になったらそれこそマウントとしては無価値になってしまいかねないわけですから、「Zマウント」も今後次第ではあるのですけど……ま、本気度高いですし、おそらく今回は大丈夫でしょう。Zシリーズのカメラがそれなりに売れさえすれば、順調に発展していくのではと思います(そうなったら、今度はFマウントがフェードアウトしてしまいそうだけどw……って、笑い事じゃねーか)。
 で、そのZシリーズのカメラ本体の方は、今回「Z7」「Z6」の2機種が用意されており、Z7が4575万画素/Z6が2450万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、感度はZ7がISO 64~25600/Z6がISO 100~51200。ほか、連写最高コマ数がZ7は約9コマ/秒に対しZ6では12コマ/秒だったり、測距点数でZ7が493点/Z6は273点だったりするようですが、基本的には同じボディみたいですね。なんか、モデル構成やスペック面でもフルサイズミラーレスで先行しているソニーのα7シリーズに似通っているように見えますが……まぁ、後追いで出すわけだし、この辺は仕方ないところでしょうか。で、気になるお値段は、α7Ⅲ対抗となる「Z6」はボディのみで実売価格20万円台後半で似たようなところにしてきましたが、α7ⅢR対抗となる「Z7」はボディのみで40万円超えてますなぁ(ヨドバシドットコムだと税込437400円)。「FTZ」というマウントアダプター(Fマウントのレンズが使えるようになるアダプター)が同時発売されるとはいえ、新規の投資が必要な新システムのカメラとしては結構強気な価格設定に思えます。「Z7」に関しては同じく4575万画素のセンサーを搭載した一眼レフ・D850(ボディのみ実売価格約40万円)の販売が絶好調なことも考慮したのかもしれませんな。

 今、この2機種のどちらかを私が予約するとすれば、高解像な「Z7」よりオールラウンダー的(D700的)な「Z6」ってことになりますが……やはり新システムとなると投資額がどうしても大きくなりますから、同じフルサイズセンサーで今まで通りにFマウント用レンズが使える一眼レフのD750/810/850と比べてしまいます。20万円を大きく割り込むこともあるD750、ちょっと古くなったけど実績あるD810、良いですよねぇ。それにD850もなぁ。店頭でちょっとファインダー覗いただけで私も惚れてしまいましたからねぇ……あの値段でバカ売れするのも無理もない、すごく良くできたカメラだと思います(予算の都合さえつけば、今すぐにでも買いたいw)。実際に「買う」となると、いろいろ考えさせられそうですな。ああ、「一眼システムを新しく揃える」って人なら、画像処理とかいろいろ新しくなってる以上問題なくZシリーズでしょうかね(Zシリーズの記録メディアはXQDのみってのも、新たにシステム揃えるならそれほど問題にはならないだろうし)。

 デジタルカメラメーカーが売れ行きの激減で総じて苦しい状態な中、Zシリーズも好調に売れ続けているD850に続くヒット商品になると良いですね。
 あ、もしZシリーズのTVCMやるのであれば、ぜひ水木一郎アニキにやっていただきたいですゼーーーーット!!

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2018年8月 5日 (日)

F1 2018 ハンガリーGP

 F1第10戦・イギリスGP決勝が7月8日、第11戦・ドイツGP決勝が7月22日、第12戦・ハンガリーGP決勝が7月29日に行われました。

■F1第10戦 イギリスGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG) 
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
14位 ガスリー(トロロッソ)
20位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
13位 ガスリー(トロロッソ)
リタイア ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

■F1第11戦 ドイツGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
17位 ガスリー(トロロッソ)
18位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
10位 ハートレー(トロロッソ)
14位 ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

■F1第12戦 ハンガリーGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
6位 ガスリー(トロロッソ)
8位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
6位 ガスリー(トロロッソ)
11位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」リカルド/「Fastest Lap Award」リカルド/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 イギリスGPの舞台となるシルバーストーン・サーキットは高速サーキットながらバランスが取れたマシンが勝つサーキット。で、予選は母国で圧倒的に強いハミルトンが今年もPPを獲得。「今年もハミルトン優勝かなぁ」と思っていたら……決勝は、そのハミルトンがスタートで若干出遅れベッテルに前に行かれた挙げ句、1コーナーでライコネンと接触。リタイアは免れたものの、コースアウトして大きく出遅れるという波乱の展開に。が、その後ハミルトンは怒濤の追い上げでポジションを挽回。終盤に2度のセーフティーカー導入がされた後、フェラーリ勢vsメルセデスAMG勢のガチバトルが実現し、最終的にはベッテルが優勝/ハミルトンは2位という結果になりました。
 2年ぶりの開催となるドイツGPは、ホッケンハイム・リンクでの開催。今度はベッテルの母国GPですが、メルセデスにとってもホームGPだったりします。で、予選はベッテルが2番手ボッタスをコンマ2秒引き離してPP獲得。他方、ハミルトンはQ1でマシンがストップしてしまい、Q2以降は走れず決勝は14番手スタート。「これはベッテル圧勝かなぁ」と思ってて、実際決勝もベッテルが中盤まで余裕のレースをしていたのですが、終盤に差し掛かると雨が降り始めて、コースの一部ではじゃじゃ降りだったり他では晴れ間も見えたりと極めて難しい状況に。ギャンブルするドライバーも現れましたが、そのギャンブルもインターミディエイトだったりフルウェットだったりと混乱。そんな中、上位勢はひたすらドライタイヤでステイアウトしており、結果的にはこれが正しかった(ギャンブル勢は結局全車ドライに履き直した)のですが、局所的な雨が一番酷かった時分にベッテルが路面に足下を掬われコースアウトしクラッシュ……まさかのリタイアに。これでセーフティーカー導入となり、ここでハミルトンはピットに入る入らないでピットからの指示が混乱し、ピットレーン入り口に侵入した後で芝生に乗り上げてコースに戻ったりしたのですが(※違反行為)、この行為についてはお咎めなしとされ(※レース後には戒告処分が下されたが、それだけ。ホームGPだから?)、チームオーダーもあって結果ハミルトン優勝/ボッタス2位のメルセデスAMG勢ワンツーフィニッシュとなりました。
 “夏休み”前恒例となっているハンガリーGPは、今年も中低速テクニカルコースのハンガロリンクで開催。パワーがあまり重要ではないので、メルセデスPU以外のPUユーザーが頑張るサーキットなのですが……今年は最重要の予選が雨。ドライでのプラクティスで調子の上がらなかったメルセデスAMG勢がフロントローを独占する結果に。決勝はドライコンディションになりましたが、ここは抜けないサーキット。終盤タイヤが持たなかった2位ボッタスをフェラーリ勢がなんとか攻略して(思い切り接触してたけどw)ベッテル2位/ライコネン3位に持ち込みましたが、ハミルトンには全く届かず終了。Driver of the Day Awardは、Q2落ちを喫し12番手スタートから挽回しボッタスも抜いて4位に入ったリカルドが獲得。

 その後、7月31日/8月1日の2日間、インシーズン・ハンガリー合同テストが行われ、その終了をもってF1はサマーブレーク(夏休み)に入りました。
 今シーズンのF1も前半戦が終了しましたが、ドライバーズポイントは1位ハミルトンが213p/2位ベッテルが189pで24ポイント差がついています。ベッテルは母国でのリタイアが致命的でしたねぇ。一方、コンストラクターズポイントは1位メルセデスAMGが345p/2位フェラーリが335pと10ポイントしか差がなく接戦となっています。こちらはライコネンが146pと好調/ボッタスが不運続きで132pなところが影響していますね。ただ、今年は「フェラーリ SF71Hの方がメルセデス W09よりも速い」ようなので、後半戦スクーデリア・フェラーリがメルセデスAMGよりも気を引き締めて一戦一戦大事に戦っていけばダブルタイトルも夢ではない、と思います。とはいえ、昨年後半のようなことをやらかしがちなのがまたスクーデリア・フェラーリというチームでして……今年は頑張って下さい、本当に。
 で、例年は「休みじゃ、休み~」って感じでルンルン気分(死語)な感じが伝わってくるハンガリーGPなのですが、今年はその前後に大変な事件(騒動?)が、それも立て続けに起こっております。
 まず7月25日、元フェラーリの会長兼CEOのセルジオ・マルキオンネが66歳で亡くなりました。マルキオンネが手術のために入院したというのは報道で知っていましたが、術後に症状が急速に悪化し、亡くなってしまったとか。フェラーリは21日に健康上の理由によりマルキオンネが役職に復帰することができないとコメントを出していたのですが、その直後のことでこの訃報には驚きました。
 で、翌26日は、マクラーレンがジェームズ・キーをテクニカルディレクターとしてチームに加入すると発表しまして……私はこの一報を見た瞬間「なんだとー」と思わず声を出してしまいました。ジェームズ・キーは、言うまでもなくトロロッソのマシンデザイナーであります。つまり、ホンダPUとマッチした来年用の完全新シャシーを設計するはずの人なわけです。それが、この時期にいなくなるって、しかも行き先マクラーレンって……レッドブル側は「まだ契約あるからね~」って言ってるみたいですけど、キー自身はすでにトロロッソを離れてしまっているとか。せっかくレッドブル・ホンダ体制が決まり、来季はニューウェイとキーの2人がホンダPU用のシャシー設計にそれぞれ腕を振るってくれるものと楽しみにしていたのですが、ねぇ。極めて残念であり、また心底ガッカリしましたわ。
 ハンガリーGPが開幕した7月28日、今度はフォースインディアの破産申請が報道されました。ハンガリーGP金曜日の夕方に破産手続きが開始され、申し立てたのはドライバーであるセルジオ・ペレスであることも明らかに……ま、資金面ではヤバいヤバいとずっと言われ続けていただけに、「その時」は来るだろうと思っていましたけど、このタイミングとは。しかも。ペレスが申し立てたってのには2度ビックリでしたわ。ま、ハンガリーGPも合同テストもフツーに走ってたので、それほど深刻に受け止める必要はなさそうではあるのですが……再建はすんなりいってくれるのでしょうか。実力はあるチームなので、消えてなくなってしまうようなことにならないことを祈るだけ、ですかね。
 そして8月3日、メルセデスF1チームの非常勤会長であるニキ・ラウダが、肺の移植手術を受け、これに成功したという報道が。「ラウダさんも大変ですなぁ」と思っていたら……同日、ダニエル・リカルドが今シーズン限りでレッドブルから離れることが公式に発表され、その後ワークスルノーが、2019年はヒュルケンベルグとリカルドを起用すると発表しました(=サインツは放出)。いや、リカルドはレッドブル残留とばかり思っていたので、この報道にもたまげました。他方、ワークスルノーは8月1日に現チーフテクニカルオフィサーのボブ・ベルが役職から退くが、テクニカルアドバイザーとしてパートタイムで関わり続けることも発表していまして……ルノーはフォーミュラEから離れてF1に重点を移すようですし、体制も変えるのでしょうね。これが吉と出るのか凶となるのかわかりませんけど、ワークスチームですし、中団勢から抜け出せる方向に進んでいけばいいのですが。

 さて、今月末から再開となるF1後半戦、ですけど……フジテレビNEXTとの視聴契約は7月で解除しました。
 というわけで、8月開催のベルギーGPは見ない予定です。また、9月についてもおそらく契約はしないので、イタリアGPとシンガポールGPも見ない予定です。再契約するとすれば、日本GPが開催される10月ってことになりそうですけど、これもまだ決めてはいません。HALOについては見慣れてきましたけど、今年のF1をお金払ってでも「見たい」と思っているかというと……まだ疑問が残っています。たしかに今シーズンは“つまらないシーズン”というわけではないのですけど、ハミルトンvsベッテル+その他って構図に偏りすぎてて「なんだかなぁ」ってわだかまりみたいなものはまだまだ残っているので、すんなり「視聴継続決定!」とはならなかったですね。
 ま、一旦冷静になってみて、また視聴契約し直すかどうかをじっくりと考えてみようと思います。

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