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2018年5月 3日 (木)

F1 2018 アゼルバイジャンGP

 F1第3戦・中国GP決勝が4月15日、第4戦・アゼルバイジャンGP決勝が4月29日に行われました。

■F1第3戦 中国GP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
15位 ハートレー(トロロッソ)
17位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 リカルド(レッドブル)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
18位 ガスリー(トロロッソ)
20位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」リカルド/「Fastest Lap Award」リカルド/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG

■F1第4戦 アゼルバイジャンGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
17位 ガスリー(トロロッソ)
19位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ペレス(フォースインディア)
10位 ハートレー(トロロッソ)
12位 ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ルクレール/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 中国GPが開催される上海インターナショナルサーキットとアゼルバイジャンGPが行われるバクー市街地サーキットは共に長い直線があるレイアウトなので、「パワーのあるメルセデス勢が有利か」と思っていたのですが……そうはなりませんでした。
 第3戦の中国GPでは、予選でフェラーリ勢が他を圧倒。2番手タイムのライコネンが3番手のボッタス/4番手のハミルトンにコンマ5秒近い差をつけました。が、決勝では、スタートでベッテルがライコネンをブロックしたこともあってライコネンは4位に後退。そのベッテルも他を突き放すほどのペースはなく、テラーリはライコネンをベッテルより先にタイヤ交換を終えたボッタスへの盾にする“捨て駒”のような戦術(?)まで使ってなんとかベッテルの首位をキープし、見ている側としてはつまらないレースが続いたのですが……30周目にトロロッソ勢同士の同士討ちが発生(チームは戦略的にガスリーを前に行かせようとしたが、ガスリーが追い抜くタイミングが悪かった)、32周目にセーフティーカー導入。ここでステイアウトを選択したフェラーリとメルセデスAMGに対し、レッドブル勢は即座にタイヤ交換を敢行。セーフティーカー明けから大逆転劇が始まり、44周目にフェルスタッペン(レッドブル)はベッテルと接触してしまいましたが、リカルドはその翌周ボッタスを抜き去り首位浮上。そのままゴールし、今季初優勝を飾りました。ハミルトンは4位で、フェルスタッペンは10秒ペナルティが科されましたが5位。ベッテルはアロンソ(マクラーレン)にも抜かれて結局8位に終わりました。
 第4戦のアゼルバイジャンGPは、昨年までの6月開催から4月に移動したこともあって気温が上がらず、タイヤやブレーキの温度管理がさらに厳しくなり
かつ今年は決勝日に風も強く……決勝は昨年同様の大荒れレースになってしまいました。その決勝。オープニングラップでいきなりライコネンとオコン(フォースインディア)/アロンソとシロトキン(ウィリアムズ)が接触してセーフティーカー導入。オコンとシロトキンはリタイア/ライコネンとアロンソは後方からのレースに。そんな中、ベッテルは首位をキープして優位にレースを進めていましたが、31周目にタイヤ交換。ずっと2番手だったボッタスがステイアウトし首位浮上。そして、終盤40周目に激しく争っていたフェルスタッペンとリカルドの同士討ちが発生し、2度目のセーフティーカー導入。ここでボッタスはようやくタイヤ交換し、セーフティーカー明けの1コーナーでベッテルにインに飛び込まれたものの、ベッテルは止まりきれずにオーバーランしたため(4番手に後退)首位をキープできたのですが……49周目にリヤタイヤが突然バースト(※コース上のデブリを踏んだため)。ボッタスはそのままリタイアとなりました。結果、“漁夫の利”“棚からぼた餅”的にハミルトンが優勝。後方から追い上げたライコネンが2位、1回目のセーフティーカー導入時にタイヤ交換を済ませたペレスが3位、オーバーラン時にタイヤを痛めたベッテルは4位。5位にサインツ(ルノー)、6位には新人ルクレール(ザウバー)が入って「Driver of the Day Award」選出。7位にアロンソ、8位に昨年表彰台のストロール(ウィリアムズ)、9位バンドーン(マクラーレン)。10位にはハートレーが入り、F1での初ポイント獲得となりました。

 第4戦でようやく、メルセデスAMG&ハミルトンに勝ち星がつきました。そして、ハミルトンもドライバーズランキング筆頭になりましたが……今年のメルセデスAMGは、どうもおかしいですね。タイヤのコントロールに苦しんでいるのでは、と言われていますが、ハミルトンは「マシンは昨年よりも確実にドライブしづらくなっている」と言っているとか……どうなってるのか外野にはわかるはずもありませんけど、現状ではいつもの“盤石”って感じではありません。次戦は第2の開幕戦であるスペインGPなので、大幅なアップデートを持ち込んできて“盤石”が突然戻ってくるかもしれませんが……どうなりますかね。
 で、コンストラクターズランキング筆頭で調子が良いはずのフェラーリですが、こちらはこちらでレース戦略がおかしすぎますねぇ。ベッテルが開幕から2連勝したのは良かったけど、この2戦は表彰台にすら上れず。その一方で、酷すぎる扱いのライコネンがこの2戦でしっかり表彰台に上り結果を残しました。ヨーロッパラウンド以降はライコネンにもレースをさせてあげてほしいのですが……こちらもどうなることやら。そして、“3強”の一角のレッドブルは、リカルドが優勝という結果を残したけど、フェルスタッペンがねぇ……攻撃的ドライビングはたしかに魅力的だけど、いつまでたってもF1ドライバーとしては成長しませんねぇ。いいかげん、チームとして彼を御するべきじゃないですかね。
 トロロッソホンダは、バーレーンGPで大活躍したものの、中国GPではセッティングミスとかで全くいいところなく、アゼルバイジャンGPでもポイントは獲れたものの速さは見せられませんでした。ハートレーが言うにはSTR13は「他のチームのマシンに比べて風に弱い」傾向があるみたいなのですが……ま、弱点がはっきりしさえすれば、ジェームス・キーなら何とかしてくれそう。シャシー側で対処がセッティングミスも減るでしょうし、ここのところホンダPUがトラブルを起こしていないのは良い傾向と考えます。あとは、若いガスリーとハートレーがF1ドライバーとしての経験を積んでくれれば、ですかね。

 中国GPもアゼルバイジャンGPも、予選は順当/決勝はドラマチックで、見てる分には面白かったです。中国GPではリカルドはPUトラブルからの積み替え作業でQ1がホントにギリギリの出走で、そこからの大逆転優勝ってのは実にカッコ良かったし、アゼルバイジャンGPは大荒れで誰が勝つやらわからず、結果も表彰台にペレスが上るわ、ルクレールが6位/ハートレーが10位になるわで楽しかった。
 けれども……「F1として、レースとして、面白かったか?」と言われると、「うーん」ってところでしょうか。というのも、どちらのレースも“王者”メルセデスAMG&ハミルトンが王者らしく他を引き離したわけでもなければ、フェラーリを筆頭とした“王者”以外がその速さで“王者”を打ち負かしたわけでもないんですよね。中国GPのリカルドはチームの機転で勝利し、アゼルバイジャンGPのハミルトンはタナボタ勝利で、どちらも「最速だから勝った」とは言いがたい勝利でして、かつ2戦とも予選最速のベッテルは2戦とも散々で終わりましたし……「これでF1らしいと言えるの?」と訊かれたら答えようがなかったりします。私が見たいのは「誰が一番速く走るのか」であって、「誰が一番運が良いか」ではありません。「一番速い」ってのが、どうも見えてこないレースでは、なぁ……「今のF1はお金を払ってまで見るものではないな」と改めて感じてしまいました。
 というわけで、今月5月のフジテレビNEXTとの契約はしないことにしました。今年のスペインGPと伝統のモナコGPは見られないけど、しゃーないかなと。ただ、6月はポールリカールでのフランスGPがあるので、6月になったら改めて契約するか考えることにします。
 また、先日、コース上でのオーバーテイク増加を目的として2019年のF1技術レギュレーションを一部変更することが承認されたと発表されました。まぁ、ウイングなど空力デバイスへのちょっとした変更でしかないようですけど、反対もあった中で変更が承認されたということは「闘うレースとしてのF1」に回帰する一歩と言えると私は思っています。良い傾向なのではないですかね。

 F1が世界一速く走ることができるドライバーを決める世界選手権に1日も早く戻ってくれることを、強く望みます。

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