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2017年12月 4日 (月)

F1 2017 アブダビGP

 F1第19戦・ブラジルGP決勝が11月12日、最終第20戦・アブダビGP決勝が11月26日に行われました。

■F1第19戦 ブラジルGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
7位 アロンソ(マクラーレン)
13位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
4位 ハミルトン(メルセデスAMG)
8位 アロンソ(マクラーレン)
リタイア バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」フェルスタッペン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ
■F1第20戦 アブダビGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
11位 アロンソ(マクラーレン)
13位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
9位 アロンソ(マクラーレン)
12位 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ボッタス/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 今年最後の2戦は、チャンピオンシップ確定後のグランプリとなりました。前回「チャンピオンシップは決まってしまいましたが、決定後故の面白いレースになることを期待します」と書きましたけど……期待通りの展開、とはなりませんでした。
 ブラジルGPは、Q1序盤でいきなりハミルトン(今年のチャンピオン)がスピン→クラッシュ→予選タイム残せずという大波乱の中、チームメイトのボッタスが頑張ってPP獲得。決勝はスタートでベッテルが前に出てそのまま逃げ切って優勝。レースの見所は、PU交換などでピットレーンスタートとなったハミルトンが最後尾から抜いて抜いて抜きまくって4位まで上昇したこと、ぐらいでしたかね(で、Driver of the Day Awardはハミルトン、と)。
 アブダビGPは、基本的に抜きにくいコース特性もあってさらに面白くなくて、ボッタスが2戦連続でPP獲得すると決勝ではポールトゥウィン+ファステストラップも記録し、Driver of the Day Awardも持っていきました。ハミルトンはボッタスの後ろを付いていくだけで、フェラーリは燃費の問題もあったらしくメルセデスAMG勢に全く歯が立ちませんでした。あと、引退レースとなったマッサは10位入賞、マクラーレンホンダとして最後のレースとなったマクラーレン勢はバンドーンはディフューザーに何か詰まっていたことによるダウンフォース不足で12位完走にとどまったもののアロンソが9位入賞で終わりました。

 これにて、2017年のF1も終了しました。
 ドライバーズタイトルは、ハミルトンが獲得。20戦中9勝、363ポイント。全戦完走してきっちり全戦ポイント獲得、一番悪かったのはメキシコで2ポイント/次に悪かったのはモナコで6ポイントでしたが残りは二桁ポイントで、2位は4回。終わってみれば2位ベッテルに46ポイント差をつけたので、圧勝のシーズンでした。そのベッテルは開幕戦を含めて今年5勝しましたし、2位も6回あったのですが、0ポイントが2回。取りこぼしが多かったのが敗因ですかね。3位には305ポイントのボッタス。移籍初年度にして初ポール獲得&初優勝を経験した上で年間3勝/2位も6回。合計で300ポイント超えてきたし、「立派だった」と言って良いのではないですかね。4位は205ポイントのライコネン。最終戦までリカルドと争っていましたが、結局リカルドが最終戦をリタイアしたため5ポイント差で4位になったわけですけど、トップ3チームのドライバーで唯一勝ち星なしですから……チーム事情もあるにせよ、立場的にはキツいでしょうね。来季は勝てるといいですね。5位はアゼルバイジャンで勝ったリカルドで、6位はマレーシアとメキシコで勝ったフェルスタッペン。どちらもマシントラブルが多かったので、タイトル争いという点では残念な結果に終わってしまいましたな。マクラーレンホンダのアロンソは17ポイントでランキング15位/バンドーンは13ポイントでランキング16位でした。
 コンストラクターズタイトルは、668ポイントを稼いだメルセデスAMGが獲得。20戦12勝ということで、昨年の21戦19勝からすると大きく勝ち星を減らしたわけですが……2位フェラーリとは146ポイント差ですからね。まだまだ“盤石”ですな。そのフェラーリは522ポイントで、昨年の398ポイントからは100ポイント以上も伸ばしてきました。ただ、タイトルにはまだ距離がある、って感じですよね。来シーズンこそはメルセデスAMGに追いつき追い越す勢いを持続してもらいたいですわ。3位は368ポイントのレッドブルで“3強”だったわけですが……“中団勢”トップの4位には今年もフォースインディアが入りました。昨年はフォースインディアが173ポイントで138ポイントだったウィリアムズと終盤デッドヒートを繰り広げていましたが、今年は5位ウィリアムズを104ポイントも引き離しての圧勝でした。187ポイントのうち100ポイントを稼いだペレスも立派ですけど、移籍初年度かつレギュラードライバーとして事実上のデビューイヤーながらブラジル以外全戦完走して着実にポイントもゲットして87ポイントを稼いだオコンは本当に素晴らしかったですね。「初年度からこれなら次は」といってもステップアップ先がないのが今のF1なので残念ではありますが、フェルスタッペンに続く今後が期待できる若手ドライバーとなりますね。あと、ランキング6位にはワークスルノーが入り、トロロッソが7位、ハースが8位で、30ポイントに留まったマクラーレンは9位に沈みました。昨年6位で、今年は9位(下から2番目)に逆戻り……まぁ、マクラーレンとホンダが別れることになるのも仕方ないでしょうね。ホンダPUも終盤戦は比較的安定動作していましたし、今月から始動した新生トロロッソホンダに期待しましょう。

 昨年のアブダビGPの記事で「来年は、マシンと共にF1という競技自体が大きく面白く変わった1年となればいいですね」と書いたのですが、今シーズンは車体レギュレーションの大幅変更でマシンは一新され、狙い通りにコーナリングスピードは大幅に高速化。実際にコースレコードも次々と更新されていき、「メルセデス1強」の時代から「上位3強」の時代へと変化したシーズンだったと言えるかもしれません。
 とはいえ、結果だけ見ればメルセデスAMGとそのエースドライバーであるハミルトンが圧勝したわけで、スポーツとして大きく変わったと言えるのかは疑問でしたし、面白かったかと言われても、前半戦でフェラーリが善戦したことや、アゼルバイジャンGPが荒れに荒れて近年稀に見る楽しいグランプリだったことを除くとイマイチな1年だった感もあります。リバティメディアによる競技自体の改革もまだ先が見通せるところには至っておらず、来シーズンは大きなレギュレーション変更もなされないことから今シーズンとは大きく異なる状況になるというのもちょっと想像し難いですよね。日本のF1ファンからすれば、トロロッソホンダが誕生するので今シーズンとは見所が変わることになりますけど……そう劇的にホンダPUが良くなるとも思えないので、この点でも変化は大きくはなさそうに思えます。もちろん、来シーズンのF1が面白くなってくれればそれで良いのですが。
 そのあたりも含めて、来年のことにつき次回の記事で書くことにします。

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