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2017年10月 5日 (木)

F1 2017 マレーシアGP

 F1第14戦・シンガポールGP決勝が9月17日、第15戦・マレーシアGP決勝が10月1日に行われました。“ヨーロッパラウンド”が終わって、今シーズンのF1も終盤戦突入です。

■F1第14戦 シンガポールGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 リカルド(レッドブル)
8位 アロンソ(マクラーレン)
9位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 リカルド(レッドブル)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
7位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG
■F1第15戦 マレーシアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
7位 バンドーン(マクラーレン)
10位 アロンソ(マクラーレン)
・決勝
優勝 フェルスタッペン(レッドブル)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 リカルド(レッドブル)
7位 バンドーン(マクラーレン)
11位 アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 “ヨーロッパラウンド”明けは今年もシンガポールGPで、F1開催10周年の記念レースとなりました。FP1とFP2がリカルド/FP3はフェルスタッペンがトップタイムを記録して絶好調のレッドブル勢がPPを獲得するのかと思いきや、Q3でベッテルが1:39.491(当然コースレコード)を叩き出してPP奪取。また、同じく39秒台を出したレッドブル勢が2位3位と続き、4位はライコネン。メルセデスAMG勢はハミルトン5位/ボッタス6位と3列目に沈みました。が、決勝はスタート前に雨が降りだし、まさかのウェットコンディション。ドライでもマシンコントロールが難しいシンガポール市街地コースでデータのないウェット路面って「ヤバいだろ」と思っていたんですが……普通にスタートし、1コーナーで好スタートを決めたライコネンとベッテルがフェルスタッペンを挟み込むような形になってしまって多重クラッシュ発生。さらにロケットスタートを決めていたアロンソをも巻き込みセーフティーカー導入となりましたが、4台ともリタイアとなってしまいました。で、前にいたマシンが全部いなくなったハミルトンとリカルドにボッタスが上位に繰り上がり、路面がだんだんと乾いていったりセーフティーカーもさらに2回入ったもののリスクを冒さない上位陣に変動はなく、丸2時間走りきった58周でルールにより打ち切りとなりました。レース中は「ドライであれだけ速かったリカルドがなんでこんな遅いの?」と思ってたんですが、どうやらギアボックスにトラブルを抱えていたらしく、労ってたので無理できなかったみたいですな。惨敗も覚悟していたはずのメルセデスAMGが、終わってみれば1位と3位……笑いが止まらなかったでしょうね。あと、4位にサインツ(トロロッソ)、6位にパーマー(ルノー)、7位にバンドーンが入って、それぞれ自己最高位を記録しました。
 一方、19回目の開催ながら今年で最後の開催となってしまったマレーシアGP。FP2/FP3とフェラーリ勢が1位2位を独占し「ここでシンガポールの雪辱を果たすのか」と思ったのですが……予選Q1でベッテルがPU不調で走れなくなるトラブル発生。ノータイムで最後尾に沈んでしまいます。PPもハミルトンに奪われてしまって(1:30.076はコースレコード)、ライコネンは2位に。さらに不運は重なり、決勝で今度はライコネンにPUトラブルが発生。ライコネンは決勝をスタートできずにリタイアとなってしまいました。レースは、ベッテルがガンガンとばしてバシバシ抜きまくって4位まで順位を上げたものの、3位リカルドを抜くには至らず。また、ハミルトンはチャンピオンシップを考慮して無理はせず、4周目にさっさとフェルスタッペンに先頭を譲って着実に2位18ポイントを稼ぎました(去年ここでリタイアして、結果チャンピオンを逃しましたしね)。フェルスタッペンは今季初優勝で通算2勝目。予選が行われた9月30日が20歳の誕生日だったようで、バースデイウィンとなりました。

 暑い東南アジア2連戦に、フェラーリはおそらく最高最速のマシンを持ち込んでいたと思われるのですが……2戦で12ポイントしか取れないというあまりにヒドくて痛すぎる結果となってしまいました。他方、珍しく何もかも悪く回ってるような感もあるメルセデスAMGは2戦で68ポイントも稼ぎました。ハミルトンとベッテルのポイント差も34に広がってしまったし、終盤にきてのこの差はあまりに大きすぎますね。残り5戦なので、100ポイント以上離されたコンストラクターズは絶望的/ドライバーズもハミルトンが残り全戦2位でもベッテルは全勝する以外勝ち目ないですからね。レッドブル勢も速くなってますし、ベッテルが逆転優勝するにはハミルトンがどこかでノーポイントに終わってくれることでも期待するしかなさそうです。
 また、ホンダと決別することが決まったマクラーレンは、来季もシートに座るバンドーンが好調で連続して7位入賞し12ポイントを稼ぎました。まだ来季の契約が決まらないアロンソは、シンガポールはもらい事故(=不可抗力)なので仕方ないものの、マレーシアでは11位に終わってしまいノーポイント。予選タイムも今季稼いだポイント数でも新人バンドーンに抜かれてしまいました。チーム内での立場的にマズい状況になりつつあるでしょうから、鈴鹿では「エースの意地」ってやつを見たいところですね。
 あと、今季スーパーフォーミュラに参戦しているピエール・ガスリーが、マレーシアGPで急遽デビューしました(クビアトの代役。クビアトがどうなったのかはよくわからないが、現在もレッドブル傘下の模様。シーズン中に復帰するのかも不明)。ウェットのFP1で9位/FP2は15位/FP3は16位、予選15位/決勝14位完走という結果でしたが……マレーシアではトロロッソが不調だったので(サインツは予選14位/決勝リタイア)、マシンを壊すこともなくソツなく仕事こなして上々のデビューだったのではないでしょうか。チームの評価も高かったようですし、鈴鹿でもSTR12を駆るようなので、来季レギュラードライバーになれるよう頑張ってもらいたいですな。

 で、明日からはいよいよ日本GPですよ。鈴鹿のコーナーを今年のF1マシンがどんなスピードで駆け抜けていくのか実に楽しみではあるのですが……残念ながら金曜土曜は雨っぽいんですよねぇ(予選はドライコンディションかもしれないが)。コースレコード更新は難しいかもしれないけど、決勝は晴れそうですし、ここはフェラーリ勢に巻き返しの優勝を飾ってもらいたいです。あと、昨年がヒドすぎたので、最後の年ぐらいはマクラーレンホンダも鈴鹿で良いところを見せてもらいたいですね。

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