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2017年4月11日 (火)

F1 2017 中国GP

 2017年のF1開幕戦・オーストラリアGP決勝が先月26日/第2戦・中国GPが一昨日9日に行われました。

■F1開幕戦 オーストラリアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
13位 アロンソ(マクラーレン)
18位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
13位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ライコネン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ
■F1第2戦 中国GP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
13位 アロンソ(マクラーレン)
16位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
リタイア バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 新レギュレーション下での初の実戦となった開幕戦・オーストラリアGPは、予選でハミルトンが1:22.188を叩き出して2位以下をコンマ3秒近く突き放し「ああ、今年もメルセデス盤石なのか」と思ったのですが……決勝では、トップを走っていたハミルトンが追走するベッテルより先にピットインを行ったところ、後続のフェルスタッペンに引っかかってしまってタイムロス。ここをステイアウトしてタイム差を稼いだベッテルがピットアウト後はトップに立ってそのままゴール。バルセロナテストでの好調さを証明する勝利を飾りました。そのテストが散々だったマクラーレンは、最新スペックのマシンに乗るアロンソが終盤までポイント圏内の10番手で走っていましたが、オコン(フォースインディア)とヒュルケンベルグ(ルノー)の2台に一気に抜かれるとサスペンショントラブルが出て、結局リタイア。以前のスペックのマシンに乗るバンドーンはトラブルに見舞われ続けたものの、2周遅れで完走しました。
 第2戦・中国GPは、金曜日のプラクティス(FP1/FP2)が「ドクターヘリが病院に降りられない」という聞いたことのないトラブルでほとんど行えず、事実上土曜日のFP3だけでセッティングを決めて予選突入ということになりましたが……1:31.678を叩き出したハミルトンが連続してPPを獲得しました(昨年のアメリカGP以来6戦連続PP獲得)。ただ、2位ベッテル/3位ボッタスとの差はコンマ2秒を切り(2位と3位の差は実に1000分の1秒!)、スピード差は前戦より縮まったかに思われたのですが……決勝はウェット路面でのスタートとなり、ストロール(ウィリアムズ)のコースアウトで2周目にVSC(バーチャルセーフティーカー)/VSC解除直後の4周目にジョビナッツィ(ザウバー)のクラッシュでセーフティーカー導入となって、ベッテルはVSC中にタイヤ交換したため後退(※他の上位勢はセーフティーカー導入中に交換)/ボッタスはセーフティーカー導入中にスピンしてしまい大幅後退。結果、速さに欠けるレッドブル勢が2番手3番手になったこともあってハミルトンがペースコントロールする余裕の展開となり、そのまま優勝しました。マクラーレンは、またもアロンソがポイント圏内を走行し、一時は6位を走っていましたが、ドライブシャフトが壊れたとかでリタイア。バンドーンは燃圧が下がってしまい、早々にリタイアしました。

 オーストラリアGPは「跳ね馬勝利!」で沸き立ったんですけど……正直、レースとしてはイマイチ面白みに欠けたかなって感じでした。スタートして早々にハミルトンとベッテルの一騎打ちになっちゃった上に結果はピット戦略で決まってしまいましたし、ボッタスは淡々と3番手を走って3位、ライコネンはメルセデスAMG勢から遅れて4位、フェルスタッペンが続いて5位で、マッサ(ウィリアムズ)が6位で健闘したけどほぼ周回遅れ。以下は全車周回遅れで上位勢と中団グループとの実力差がはっきりしてしまいました。それに母国GPのリカルド(レッドブル)がスタートに間に合わず途中リタイアってのも面白くなかったですな。一方の中国GPは、全車必死に走り回るFP3とか、タイム更新が激しかった予選Q3とか、決勝も最後列スタートのフェルスタッペンがスタートでスルスルと浮上していくところとかリカルドをベッテルがオーバーテイクするところとか見所も多くて、土曜日曜はなかなかドラマチックなレースになりましたね。ただ、そのドラマがトップ争いではなかったところは残念だったかな。
 あと、新レギュレーションによりコーナリングスピードが大幅に増した今年のF1マシンは、コースレコードを大きく更新することが期待されていたのですが……そちらについては、今のところどうやら「それほどでもない」ようです。オーストラリアGPが行われたアルバートパーク・サーキットは、コースレコードが1:23.837(昨年のオーストラリアGP予選 ハミルトン)だったところ、今年1:22.188と、1.6秒以上更新/中国GPが行われた上海インターナショナルサーキットは、コースレコードが1.32.238(2004年 ミハエル・シューマッハ)だったところ、今年1:31.678で、0.6秒ほどの更新でした(ちなみに、昨年のポールタイムはロズベルグの1:35.402)。他方、決勝のファステストラップのタイムでは、オーストラリアGPで昨年1:28.997(リカルド)/今年1:26.538(ライコネン)、中国GPでは昨年1:39.824(ヒュルケンベルグ)/今年1:35.378(ハミルトン)と2秒半から4秒半と結構な更新になっています。間違いなく速くなった今年のF1マシンではありますが、現時点ではレコードを3秒4秒と更新するようなところまでは至っていないみたいですね。ま、まだマシンの熟成どころか現状ではセッティング出しさえも道半ばってところが実際みたいなので、バリバリとタイムを切り刻むようになるにはもう少し時間がかかりますかね。

 F1は、連戦で今週末には第3戦のバーレーンGPが、今月末にはロシアGP、来月は“ヨーロッパラウンド”開幕戦となるスペインGPと伝統のモナコGPと続いていきます。フェラーリがこのまま優勝争いできると見ていて楽しいシーズンになりそうなんですけど……どうなりますかね。
 あと、マクラーレンホンダは、PUとシャシーの開発をとにかく頑張って下さい。お願いしますよ。

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