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2016年12月

2016年12月31日 (土)

ゆく年くる年 2016

 大晦日です。2016年・平成28年も終わろうとしています。
 今年は、世間的には震度7が2回もきた熊本地震もありましたし、通常国会でいわゆるヘイトスピーチ対策法/臨時国会ではカジノ法と問題だらけの法律があっけなく成立してしまったりと、いろいろありましたが……国内よりも国外の年でしたかね。6月にイギリスで国民投票によりEU離脱が決まってしまって唖然としていたら、11月にはアメリカ大統領選で共和党トランプ候補が民主党クリントン候補を破ってまさかの勝利。これらには本当に驚きました。議会制民主主義のお手本のようなイギリス連邦と共和制の代表国家アメリカ合衆国、どちらの国民も世界で最も成熟した主権者たる国民だと私は思っていたのですが……EU離脱派やトランプ陣営という冷静な判断を罵倒し感情論を煽り立てる側に投票して勝たせてしまうとは、なぁ。もちろん、イギリスには移民とそれに伴う失業+テロ問題/アメリカにもリーマンショック以降の不況という深刻な問題があるのに英キャメロン政権や米オバマ政権は有効な対策を結局打てなかったし、他のありきたりな政治家にも全く期待できないから、今までにはない選択肢が必要だったって事情はあるにせよ、「にしても、その選択肢を選ぶの?」と私などは考えてしまうのですが……ま、こんな風に考えられるのは、私ら日本国民は2009年に「一度やらせてみよう」と鳩山民主党に政権を託してみてとんでもないことになってしまったという大失敗を経験しているからかもしれません。イギリスやアメリカは成熟していたが故にあそこまで酷いことになった経験はほとんどないでしょうからな。彼らも「間違った選択のツケは自分たちが支払わされることになる」とこれから身を以て知ることになる、のかもしれませんね(もちろん「結果的には大成功」となるかもしれないけど)。

 Bleumer個人にとっての2016年は、手術受けたり、他にもあれやこれやと大変しんどい1年でしたね。今年はケータイの更新年でもなかったし、新規に何か大物を投入したりってのもなかったような……あ、そういやウォークマンNW-ZX100と12.9インチ版iPad Proを買ったか。NW-ZX100は高額なだけあってNW-A17とはたしかに違っており、全域でより深みのある音を出してくれるので気に入っています。また、iPad Proも大画面ながらサクサクサクサク動いてくれるので重宝しております(デカい分やたら重いのと、Apple Pencilのせいか電池があまり持たないのは困りものだけど)。ホビー系では、やっぱ年末に発売になったDX超合金バルキリーの最新作・VF-31J ジークフリードですかねぇ。フィギュアは、今年もアルターが凄かったんですが(特に西木野真姫)、個人的に一番良かったのはマックスファクトリーの「鏡音リン Tony Ver.」かな。各パーツがアルター製品以上にシャープで、フツーに服着てるのに妙に色気があったりして、とてつもない存在感です。アニメ作品では、今年は「君の名は。」とか映画が当たり年だったみたいですけどいろいろあって映画館行けなかったんで……そうだなぁ、ほぼ男だけの硬派な話で世界観含めしっかり作り込まれていた「ジョーカー・ゲーム」かなぁ、一番良かったのは。マクロスシリーズ最新作の「マクロスΔ」はキャラクターがイマイチでしたね。完結編かなんかを作って中途半端だったストーリーもきっちり補完し、挽回してもらいたいところです。ゲームは、今年もあまりできなかったんですが、一番やったのは「Forza Horizon 3」ですかね。

 毎年のように書いていますが、当ブログを続けていくことが厳しい状況だったりします。今年は体力的気力的に特にキツかった。来年の今ごろまで書き続けられているのかどうなのか……ま、ブログ11年目の来年も続けられる限りは書き続けるつもりですけど、どうかなぁ。「WELQ」やらのキュレーションサイト(まとめサイト)がどーたらこーたらの騒ぎを見ていると、真面目に文章書いてネット上にアップするのなんて本当にバカらしい行為に思えてきますしねぇ(私はまとめサイトの存在自体大嫌いで絶対見ないのですが、わざわざあのテのパクリか都合の良いデマゴーグ即ちウソがコンテンツなサイトに閲覧者が集まるってことは、ネットが求めているものが結局パクリか都合の良いウソってことなのでしょう。もっと言えば、ネットでは良質な記事なんてもんは不要で、酷い文章をアップして汚くカネ集めする卑怯な人間だけがいれば良いってことなんでしょう、残念ながら)。買い占めて卑劣な利益を貪る転売屋がいつまでも消えないのと同じで、ネット上では卑怯卑劣な輩ばかりが蔓延るようになってしまうのはどうしようもないんでしょうかね。体力も時間もどんどん奪われていく中、こんなネットの絶望的現実に気力までも根こそぎ持って行かれそうですけど……ま、もう少し頑張りましょうかね。

 2017年は、良い1年でありますように。

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2016年12月 3日 (土)

F1 2016 アブダビGP

 F1最終戦・アブダビGP決勝が先月27日に行われました。
 私の調子が結局良くならないので、第20戦・ブラジルGPと合わせた記事とします。

■F1第20戦 ブラジルGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
10位 アロンソ(マクラーレン)
17位 バトン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
10位 アロンソ(マクラーレン)
16位 バトン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」フェルスタッペン/「Fastest Pit Stop Award」ルノー
■F1第21戦 アブダビGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 リカルド(レッドブル)
9位 アロンソ(マクラーレン)
12位 バトン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
10位 アロンソ(マクラーレン)
リタイア バトン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 第20戦のブラジルGPは、予選はなんとかドライコンディションでやれたものの、決勝が雨雨雨でセーフティーカー→クラッシュ→赤旗中断ループの酷く荒れたレースに。ロズベルグが優勝すればチャンピオン決定でしたがそれどころではなくなり、元々ウェットがそれほど得意でないロズベルグはひたすらリスク回避で、雨でも速いハミルトンが優勝しロズベルグは今回も2位を死守。また、スピンしたりウェット/インターミディエイトのギャンブルに失敗したりと散々だったフェルスタッペンが、最後のセッションで他車を抜いて抜いて抜きまくって3位表彰台をゲットしました。こわいもの知らずというかなんというか……ただ、見ている側としては水を得た魚のようにスイスイと抜きまくるあのドライビングは実に素晴らしかったです。
 そして、チャンピオン争いが12ポイント差で迎えた最終21戦・アブダビGP。ロズベルグは3位までに入れば=表彰台に立ちさえすればハミルトンの結果がどうであれチャンピオンという状況で最終戦を迎えましたが……Q3でコースレコードに迫る1分38秒台を叩き出すなど、今回もハミルトンが先行。「スタートか1コーナーで何かあればあるいは」とも思いましたが、ハミルトンもロズベルグもきっちりスタートを決めて1コーナーもすんなりパス。その後、1回目のピットインで2人とも後から入ってきたフェラーリを待たされることになりましたが両者待たされたので差はほとんどつかず、アクシデントはこれだけ。ハミルトンは策略(?)からかスローペースの走行を続けたため、最後はハミルトンとロズベルグ、2回目のピットでスーパーソフトを選択し最終盤に3番手へ浮上したベッテル、それに1ストップ作戦で4番手のフェルスタッペンまでが連なる形になったものの、ベッテルも無理はしなかったためにこの隊列のままチェッカーフラッグが振られ、ロズベルグは2位となって表彰台に立ちワールドチャンピオンとなりました。アロンソは10位入賞で1ポイント獲得。このレースでF1を引退すると表明したバトンは、序盤にサスペンションが折れるトラブルが出てしまい、残念ながらリタイア。一方、マッサ(ウィリアムズ)は9位入賞で15年間のF1キャリアを締めくくりました。

 これにて、2016年のF1も終了しました。
 ドライバーズタイトルは、385ポイントを稼いだロズベルグが獲得。リタイアノーポイントは“同士討ち”になったスペインの1回だけながら、モナコ他4回表彰台を逃し、シーズン勝利数も21戦中9勝で10勝したハミルトンに及ばなかったりしましたが、最終的に5ポイント差でハミルトンの猛追を凌ぎきりました。ロズベルグはF1デビューから11年目にして初の戴冠。また、父ケケ・ロズベルグもF1チャンピオンであり(1982年。1勝のみでチャンピオンを獲得した)、親子でF1チャンピオンになったのはグラハム・ヒル(1962&68)/デイモン・ヒル(1996)親子に次いで2組目。ロズベルグ、おめでとうございます。ランキング2位は380ポイントを獲得したハミルトン。21戦中10勝/スペインを除くと表彰台を逃したのは3回と安定した成績を残しましたが……やはりマレーシアのリタイアノーポイントが痛恨でしたね。ただ、ハミルトンは3位が4回(ロズベルグは2回)あったりしますし、「ロズベルグよりもポイントを取りこぼした」というのも事実かと。F1が総ポイント数を争う競技である以上、負けは負けですな。ランキング3位は256ポイントのリカルド。マレーシアでの1勝とロシア以外の20戦でポイントを獲得。レッドブルの復調を証明する立派な3位だと思います。ランキング4位は212ポイントのベッテルで、5位は204ポイントのフェルスタッペン。今季0勝に終わった不振のフェラーリながら、最終戦でフェルスタッペンをブチ抜いてランキング4位を死守したあたりは“跳ね馬のエース”の意地、でしょうか。ただ、ベッテルとチームに生じた溝は端から見てるともう埋めがたいレベルにも思えますが……どうなりますかね。一方、その攻撃的なドライビングで批判されまくりのフェルスタッペン君ですが、シーズン途中にチーム変わっていきなり優勝(スペイン)した上、その後も表彰台6回登って、終わってみれば200ポイント超え達成……とんでもない若者であることは間違いないでしょうし、その才能は認めざるを得ないでしょうな。良くも悪くも今年最も目立ったF1ドライバーだったと思います。ただ、来年はもう少し大人のドライバーになってもらえると……いや、何でもないです。ランキング6位は186ポイントのライコネン。表彰台は4回に留まり、表彰台に立っている印象よりもフェルスタッペンとレース後にやり合ってる印象の方が強かったような気がします。7位には101ポイントを稼いだペレスが入りました。荒っぽいドライバーの1人だった彼も、今や中堅どころの筆頭格みたいになりましたね。タイヤの使い方では職人的だったりしますし、表彰台にも2回立ったし、立派です。8位ボッタス、9位ヒュルケンベルグで、アロンソが54ポイントでランキング10位に。11位マッサ、12位サインツ、13位グロージャン、14位クビアト、15位に21ポイントのバトンが入りました。
 コンストラクターズタイトルは、765ポイントのメルセデスAMGが獲得。21戦19勝、今年も完全に他を圧倒。2位は、468ポイントのレッドブル。3位はフェラーリで、398ポイント獲得。4位は173ポイントのフォースインディアで、5位は138ポイントのウィリアムズ。終盤まで争っていましたが、終わってみれば結構差がついてしまいましたね。6位は76ポイントを稼いだマクラーレン。昨年27ポイントしか取れず9位だったことを思えば「躍進した」とも言えますけど……目指す場所はこんな位置ではないはずなので、来季はしっかり表彰台争いをするチームになっていてもらいたいです。7位トロロッソで、新加入のハースが8位。これは立派。9位は新生ルノーで、10位はブラジルでナスルが獲得した2ポイントによりザウバー。オーストリアでウェーレインが1ポイントを獲得したマノーは残念ながら最下位でした。

 今季のF1は、見ててとにかく面白くなかった2014年よりさらに面白くなかった2015年と同じく、メルセデス1強&マクラーレン・ホンダがまだまだ弱い、見ていて楽しくないシーズンだったと言えますかね。ただ、オープニングラップで“1強”の2台だけがいきなり消えたスペインGPとか、リカルドが奮戦したモナコGPとか、ドラマチックだったマレーシアGPとか、川合さんがボヤくほど長かった雨のブラジルGPとか、チャンピオンシップが懸かって最後の最後までわからなくてドキドキした最終戦とか、楽しめたレースもあるにはありましたね。トップチームのマシンを駆って暴れ回るフェルスタッペン、初戴冠に向けて突っ走ることができずに耐えるロズベルグ、吹っ切れてひたすら押しまくるハミルトン……ドライバー同士の人間模様も今年は垣間見えたので、昨年よりは多少は良かったかもしれません。今年からは無料視聴枠が日本から消えてしまい、初めてお金(1万円弱ぐらい?)払ってF1の中継映像を見てきたわけですが、少なくとも「カネ返せ!」って気分ではないので、まぁ面白くはなかったが有料でも満足はできた、って感じですかね。
 で、来季は……とか考えていたら、昨晩遅くに突然「ロズベルグ引退」の報道がなされまして、驚愕しました。「チャンピオン獲った途端引退かよ」と思ったのと同時に、「後釜どうすんの?」って。今年はストーブリーグが早くに終わってまして、残ったシートは既に「ザウバーの1つとマノーだけ」って言われてましたが、ロズベルグが引退するとなると一番良い(と思われる)席が1つ空くわけで……何が起こるか全くわからなくなってしまいました。テストドライバーでもあるウェーレインが昇格すれば特段問題なさそうですけど、仮にベッテル(ドイツ人)とか他チームのエース級が移籍なんてことになると大変なことになります。「エース級なんてのは契約で拘束されているんだよ!」とか言われそうですけど、なぜか非常事態には契約が簡単に破棄されたりするのがF1界だったりするので、予断を許しません。トト・ウォルフが「メルセデスのコクピットはどのドライバーにも自由に開かれている」「必要なだけ時間を取るつもり」とか言ってるのも、「エース級さんの移籍、待ってまーす」と言っているようにも聞こえますしねぇ(ウェーレインなら支配下なので即決のはず)。どうなることやら。
 一方、マシンの方はレギュレーションが大きく変わりますので、一新されます。タイヤの幅がかつてのようなワイドタイヤになるのに合わせて、ワイドトレッド・ワイドウイングになって削られ続けたダウンフォースも今回は増します。PUのレギュレーションはほぼ変更ないようですが、開発制限は撤廃されるのでシーズン途中で新設計のPUにスイッチし劇的にパワーアップすることも不可能ではなくなりました。というわけで、来季の勢力図はどうなるのか、現時点では全くわかりません。今のまま“メルセデス盤石”が続くのかもしれませんし、エイドリアン・ニューウェイがとんでも空力マシンを作り上げてレッドブル1強時代に戻るかもしれませんし、2009年のブラウンGPの例がありますから黄色(ルノーワークス)無双とかインド無双なんてこともあるかもしれない。もちろん、古参のフェラーリやマクラーレンやウィリアムズが1強に返り咲くことだってあり得ます。レギュレーションが大きく変わった年は何が起こるか予測不可能なんです。ま、できれば1強ではなく3強か4強ぐらいになってくれた方が見ていて楽しくなりそうなんですが……どうなるんでしょうかね。外観的にどのくらい変わるのか実際どのくらい速くなるのか、来季の新マシンはカッコ良くなるらしいし、とても楽しみですわ。

 来年は、マシンと共にF1という競技自体が大きく面白く変わった1年となればいいですね。

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