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2016年6月

2016年6月22日 (水)

NBAファイナル 2016

■2016年NBAファイナル
第1戦 ウォーリアーズ  104-89   キャバリアーズ
第2戦 ウォーリアーズ  110-77   キャバリアーズ
第3戦 キャバリアーズ  120-90   ウォーリアーズ
第4戦 キャバリアーズ   97-108  ウォーリアーズ
第5戦 ウォーリアーズ   97-112  キャバリアーズ
第6戦 キャバリアーズ  115-101  ウォーリアーズ
第7戦 ウォーリアーズ    89-93   キャバリアーズ

 “スプラッシュブラザーズ”を擁し今シーズンのNBAをまさに「席捲」したゴールデンステート・ウォーリアーズと、今シーズンも“キング”レブロン・ジェームズを中心としたチームで勝ち上がってきたクリーブランド・キャバリアーズの対戦カードとなったNBAファイナルを、BSで録画しながら今年も見ましたよ。
 レギュラーシーズン(RS)は、もう、とにかく、ウォーリアーズ。勝って勝って勝ちまくって、最終戦にも勝利して、積み上げた勝利数は73。負けたのはたったの9試合で(連敗なし)、勝率にして89.0%。1995-96シーズンにマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズがマークした歴代最高勝率(72勝10敗/勝率87.8%)を上回るNBA新記録を樹立。また、エースのステフィン・カリーは1シーズンで3ポイントシュートを402本も沈めるという、こちらもものすごい記録を作って史上初の満場一致でMVPに選ばれました。が、こんな過去最強チームでも西地区独走ではなかったのが今シーズンの最もとんでもない所で、2位となったサンアントニオ・スパーズも67勝15敗で勝率なんと81.7%という……今年の西地区はえげつないシーズンだったと言えるでしょう。対して、東はキャバリアーズが57勝25敗(勝率69.5%)で首位、2位は56勝をあげたトロント・ラプターズで、こちらも1位と2位は僅差で決着しました。
 続くプレーオフ。ウォーリアーズがあっさり勝ち抜ける予想でしたが、順風満帆だったRSと異なり、カリーがいきなり1回戦初戦で足首を故障。第4戦で復帰するもさらに膝を故障し……それからカンファレンスセミファイナル第4戦で復帰するまでの間エース不在となってしまいます。それでも1回戦/カンファレンスセミファイナルを共に4勝1敗で勝ち上がったのは立派でしたが、ウォーリアーズの苦難はここからが本番。西のカンファレンスファイナルに勝ち上がってきたのはスパーズ……ではなく、RS3位(55勝27敗)だったオクラホマシティ・サンダー。セミファイナルでスパーズを4勝2敗で退け、ほとんどの予想を覆してウォーリアーズと相対することになりました。さらにこのカンファレンスファイナルで、サンダーは第1戦/第3戦/第4戦に勝利してまさかの王手。王者ウォーリアーズは絶体絶命の窮地に追い込まれたのですが、ここから息を吹き返して3連勝。プレーオフ史上10チーム目となる1勝3敗からのシリーズ逆転を成し遂げてファイナルに進出しました。一方、東のプレーオフはキャバリアーズが他を圧倒し、1回戦/カンファレンスセミファイナルを共にスイープ。カンファレンスファイナルは2位ラプターズとの頂上決戦では2勝2敗の五分となりましたが、第5戦で116-78と若いラプターズを粉砕。続く第6戦であっさりファイナル進出を決めました。
 そしてファイナルが始まったのですが、プレーオフを14試合で駆け抜け休養十分なキャバリアーズに対しサンダーとの大激戦を全力で制してすぐのウォーリアーズはコンディション面で不利だろうと思いきや、完全に逆で……“スプラッシュブラザーズ”は不調でしたがそれ以外のメンバー、特にリビングストンやバルボーサらベンチメンバーが牽引してキャバリアーズを圧倒。第2戦に至ってはあまりの点差に4Qにスターターを出さずキャブスが完全に試合を投げるほどで、見てる私も呆然となりました。で、ホームに戻ったキャブスは第3戦をハードワークでウォーリアーズを抑え込むことに成功して勝利したものの、続く第4戦はカリーがちょっと本気を出した(38得点)だけで崩れ去り、敗北。王手をかけられ、キャブスは残り全勝する他なくなったことから正直「こりゃ今年もダメだ……」って思いました。だがしかし、第5戦でウォーリアーズ主力のグリーンがファール累積で試合開始直前に1試合出場停止処分となってしまい、チームの歯車が噛み合わずに敗北。また、ウォーリアーズは第5戦で負傷したボーガットが重傷で残り試合欠場となってしまい、弱まったインサイドをレブロン&アービングの2人で突いて(共に41得点)キャブスが第6戦を勝って逆王手。それでもアドバンテージで最終戦をホームで迎えるウォーリアーズが有利かと思っていましたが……第7戦はロースコアで稀に見るシーソーゲームとなり、最後の最後にシュートを外しまくったウォーリアーズに対し、アービングの3ポイントとレブロンの執念のフリースローでの1点で突き放したキャバリアーズが奇跡の大逆転勝利を遂げました。クリーブランド・キャバリアーズは3度目のファイナル進出で初のNBA制覇。NBAファイナルで1勝3敗からの逆転優勝は、NBA史上初。ファイナルMVPは第5戦/第6戦連続で40点以上獲得し第7戦でトリプルダブルを記録したレブロン・ジェームズが選ばれました。レブロンはファイナルの得点/リバウンド/アシスト/スティール/ブロックの個人成績全カテゴリーでトップを独占したそうで、これもNBA初。また、クリーブランドのプロスポーツチームが優勝したのは1964年のNFLのブラウンズ以来52年ぶりとなり、「故郷に錦(優勝)を」という“キング”レブロンの悲願もついに達成されました。
 いやはや、キャブスは本当によく勝てましたねぇ……どう見ても、ウォーリアーズの方が強かったと思いましたが。ウォーリアーズは普通にRS時やファイナル第1戦第2戦のように戦っていれば楽に優勝できただろうにとも思いましたけど……できなかったんですかね。特に第7戦は、選手の疲れが限界超えてたのかもしれませんな。まぁ、キャブスはレブロンの孤軍奮闘だった昨年と異なり“BIG3”が健在で(ケビン・ラブは脳しんとうの疑いで1試合欠場したけど)、しかもカイリー・アービングが勢いづいて得点源として十二分に機能したのはとても大きかったでしょうね(J・R・スミスの不調をもカバーしたし)。トリスタン・トンプソンがリバウンド取りまくったことやリチャード・ジェファーソンがいぶし銀の働きでチームを支えたのも大きな強みになりましたかね。あと、プレーオフを通してプレーを調整しているように見受けられましたし、とにかくウォーリアーズ打倒のために今シーズンのキャブスはありとあらゆる準備をしているように思えました。そこまでしても1勝3敗と追い詰められ、そこからさらに這い上がっての初優勝、見事だったと思います。おめでとう、キャバリアーズ。
 ただ、気になったのが、ファイナルMVPも獲ったレブロン。ファイナルでの全成績トップというのは凄すぎるし、実際シュートブロックは鬼気迫るものがあったんですけど……今回のファイナル、覇気がほとんど感じられなかったんです。41点とか大量点を取った試合もあったのに爆発的に点を取ったって印象は全くないし、フリースローを外すことも多く、パスされたボールが手に付かなくてターンオーバーになってしまうことも結構ありました。昨年が昨年だったので、今年は自分よりも周りの若手を活かすプレースタイルに徹したってところなのかもしれませんけど、ちょっと心配になりましたわ。まだ老け込む歳でもありませんし、コービー・ブライアントも今シーズン限りで引退してしまった今、名実ともに“キング”としてNBAに君臨してもらわないといけないですから、もうちょっとガンガンいってもらいたいですわ。

 これにてNBAもシーズン終了となりました。来シーズンは……サンダーのエースであるケビン・デュラントが移籍するのでは、とか、スパーズのベテラン勢が引退するかも、とかも言われてますし、オフ中に上位チームの戦力バランスが大きく変わるかもしれません。コービーが引退したことで名門レイカーズも復活してくるかもしれませんし、東の名門ニックスが強くなってくれれば盛り上がり方も全然違ったものになるでしょうしねぇ。
 来季のNBAも面白いシーズンになってくれることを期待しております。

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2016年6月 2日 (木)

F1 2016 モナコGP

 F1第6戦・モナコGP決勝が1日に行われました。
 予選。開始直後にナスル(ザウバー)のマシンが煙を噴いて赤旗中断し、さらにフェルスタッペン(レッドブル)がクラッシュして赤旗中断と、Q1は荒れた感じになりましたが、フェルスタッペンが脱落した以外結果は順当。Q2ではウィリアムズ勢が揃って脱落し、バトン(マクラーレン)も13番手で脱落。また、絶好調のリカルド(レッドブル)がスーパーソフトタイヤを履いてベストタイム(4番手)を記録し、他(ウルトラソフト)とは違うタイヤでスタートできることになりました。Q3では開始早々にハミルトン(メルセデスAMG)がマシンを止めてピットに入ってしまい、どうなるのか心配されましたが……結局、最後の最後にタイムを記録して3番手になりました。PPは渾身のアタックを見せたリカルドが獲得。リカルドはF1で初のPP。2番手はロズベルグ(メルセデスAMG)。4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ヒュルケンベルグ(フォースインディア)、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手サインツ(トロロッソ)、8番手ペレス(フォースインディア)、9番手クビアト(トロロッソ)。アロンソ(マクラーレン)は10番手。
 決勝。晴れた木曜土曜と異なり、モンテカルロは雨。ウェットコンディションが宣言され、リカルドのスーパーソフトスタート戦術は無効に。全車ウェットタイヤ装着でセーフティーカースタートとなりました。ただ、スタート後に雨はほぼ降らず、7周目(の最後のセーフティーカーライン)からレース再開……した途端、パーマー(ルノー)がクラッシュしてバーチャルセーフティーカー(VSC)。ここからインターミディエイトに履き替えるクルマが出始めます。10周目に再開。11周目にライコネンがヘアピンでクラッシュしリタイア、16周目にハミルトンがロズベルグをパスして(おそらくチームオーダー)2位浮上。21周目にロズベルグ/23周目にリカルドがインターミディエイトに履き替え。が、このあたりからモンテカルロは晴れてきて、25周目あたりからはレコードラインが乾いた状態の箇所が出始めます。32周目にレインタイヤで走り続けていたハミルトンがウルトラソフトに履き替え。翌周、リカルドが余裕をもってピットインしたのですが……なんとタイヤが用意できておらず、大きくタイムロス。スーパーソフトに履き替えたのですが、ピット出口でハミルトンにかわされて2位転落。この後リカルドは何度かハミルトンに仕掛けましたが「ここはモナコモンテカルロ、絶対に抜けない」わけで……ウルトラソフトタイヤも最後までもってしまい、結局はこのピットミスで勝負が決まってしまいました。あと、35周目にフェルスタッペンがまたクラッシュしてVSC/50周目にもザウバーの同士討ちでVSC/68周目にもコースに異物が入ってVSCとなりましたが大勢には影響なく、2時間ルールも適用もされず78周走りきりました。優勝はハミルトン。2位リカルド。3位ペレス。4位ベッテル、アロンソは5位入賞。6位ヒュルケンベルグで、ロズベルグは7位。8位サインツで、バトンが9位に入ってマクラーレンはダブル入賞。10位マッサ。「Driver of the Day Award」はペレス/「Fastest Lap Award」はハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」はウィリアムズが獲得。

 路面が乾いていく難しいコンディションをレインタイヤとウルトラソフトタイヤ1セットずつの1ストップで走りきって見せたハミルトンもたしかに素晴らしかったのですが……今回の勝者にふさわしかったのは、やはりリカルドだったのではないでしょうかね。2回目のピットインの際にタイヤが準備されていなかったのは、ソフトタイヤで準備していたところ直前になってスーパーソフトに変更されたためだったらしいのですけど、ホントあれさえなければリカルドはハミルトンの前に出て立場が逆になり「ここはモナコモンテカルロ」でそのままゴールまで走ったでしょうからねぇ。しかも、そんなミスをよりによってモナコで、それも前戦スペインGPで優勝の権利を奪われたところから再起して、自身初のPP獲得して、完璧なレース展開をしていたその時にこの仕打ちですから。前戦とは違ってワザとではないとは思うのですが……これは「ない」、ですな。それと、チームメイトのフェルスタッペンも、マシン壊しまくった挙げ句ポイントも取れず……こちらも「ない」、ですな。他方、ペレスは今回頑張りましたね。知らん間にベッテル抜いて3位表彰台とは驚きました。というか、今年のフェラーリはモナコで良いところがあまりなく、かなり不調でしたね。ちょっと心配です。そして、期待されていたマクラーレンは……今年は期待ハズレでしたなぁ。アロンソ5位ってのは良かったんですけど、抜けないモンテカルロだから5位であって、全車中5番目に速かったから5位ではないんですよね。バトンもタイヤを早め早めに替えて攻めたのに9位止まりでしたし……まぁ、12ポイント持ち帰れたってことで、次戦以降頑張ってもらいましょう。

 で、次戦はカナダGP。今回のモナコ同様ウルトラソフトタイヤが持ち込まれ、高速化の方向で多少展開も変化すると思われます。燃費も厳しく、マクラーレンホンダには特に厳しそうですが、どうなりますかね。
 あと、6月もフジテレビNEXTと契約しましたので、とりあえずカナダGPとバクーで開催されるヨーロッパGPは見ることができます。それと、今年はルマンも見ることができそう。新コースのバクー市街地サーキットと本気のトヨタの勇姿、楽しみです。

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