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2016年5月 5日 (木)

F1 2016 ロシアGP

 F1第4戦・ロシアGP決勝が1日に行われました。
 このタイミングで、フェラーリが3トークン/メルセデスが2トークンを使った改良型PUを投入。特にメルセデスPUの改良はカスタマー版PUにも大きな効果をもたらしたようで、ウィリアムズ勢が一気に復調してきたのですけど……。
 予選。マクラーレン勢は、バトン12番手/アロンソ14番手タイムに留まり、今回もQ3進出ならず。また、Q2を2番手で終えたハミルトン(メルセデスAMG)のPUにトラブルが発生。Q3は走れないことになり……1分35秒台で走るクルマがメルセデスAMG以外ないので、この時点でPP争いは事実上終了。結果、PPは余裕でロズベルグ(メルセデスAMG)が獲得。2番手はベッテル(フェラーリ)でしたが、ギアボックス交換ペナルティが確定していたため、フロントローには3番手につけたボッタス(ウィリアムズ)がロズベルグと並ぶことに。4番手はライコネン(フェラーリ)で、5番手にはマッサ(ウィリアムズ)。以下、6番手リカルド(レッドブル)、7番手ペレス(フォースインディア)、8番手に母国GPのクビアト(レッドブル)、9番手フェルスタッペン(トロロッソ)。10番手はタイムなしのハミルトン。
 決勝。ピレリタイヤとのマッチングが異常に良いのか悪いのか、とにかく摩耗しないソチ・オートドローム。1ストップが予想され、実際Q3進出を逃したドライバーも多くがスーパーソフトでのスタートを選択してきましたが……2コーナーでクビアトがベッテルに追突して押されたベッテル車がリカルドに接触/グティエレス(ハース)がヒュルケンベルグ(フォースインディア)に追突してスピンしたヒュルケンベルグ車がハリアント(マノー)と接触、さらに直後の3コーナーでクビアトがまたもベッテルに追突してベッテル車がスピン。結果、ベッテルとヒュルケンベルグとハリアントがリタイアし、レッドブル勢が大幅に後退することに。で、セーフティーカーが入ったんですが、入ったのが序盤すぎて「選択肢が広がった」とまでは言えず、結局当初の予想通りスーパーソフトで20周前後走行→ソフトの1ストップ作戦が最も有効かつ適切だったようです。その戦略をとって今回も余裕のレース展開だったロズベルグが優勝し、開幕4連勝(昨年からは7連勝)。ハミルトンもサクッと順位を挽回してそのまま2位に入り、メルセデスAMG勢はワンツーフィニッシュ。3位はライコネン。4位ボッタスで、5位に2ストップ作戦をとったマッサ。6位にアロンソが入り、今季初ポイント獲得となりましたが……ホンダPUには燃費が厳しく、燃料セーブしたこともあって周回遅れ。7位には予選17番手だったマグヌッセン(ルノー)が入り、ルノーワークスは復帰後初ポイント。8位はグロージャン(ハース)、9位ペレスで、10位にバトンが入りました。バトンも今季初ポイント獲得で、マクラーレンは久々のダブル入賞となりました。「Driver of the Day Award」はマグヌッセン/「Fastest Lap Award」はロズベルグ/「Fastest Pit Stop Award」はウィリアムズが獲得。

 レース展開は「メルセデス盤石」で、ロズベルグは自身初のグランドスラム(ポールポジション/ファステストラップ/全周回トップ/優勝の4つ)まで達成してしまうなど(※ロズベルグは史上24人目の達成で、他の現役ドライバーで達成しているのはベッテルだけとか)優勝争いは今回もまったく面白くなかったわけですけど、実際はトラブル続きのハミルトン車のみならずロズベルグ車のPUにも問題が出ていたようで、結構危うかったみたいですな。案外「メルセデス盤石」ではないのかもしれません。また、中団ではアロンソ6位/バトン10位とマクラーレン勢が健闘して「おおお、ついにきたか!」って感じもするわけですけど……レース後のバトンのコメントにもある通り、今回の結果はクビアト“魚雷”でフェラーリ1台が消えレッドブル勢が2台とも後方に沈んだ(ついでにトロロッソ勢も消えたり後方に沈んでた)「ラッキー」に寄るところも大きいんですよね。昨年ほどではないにしろホンダPUはパワーが足りてなくてスピードが稼げず、マクラーレンのシャシーも現状では完成度低いままっぽいですしねぇ。ただ、予告されていた通り次戦スペインGPでマクラーレンのシャシーに大幅なアップグレードが施されるようなので、これでパワー不足を補えるようになってアロンソの言う通り表彰台も狙えるようになったら良いのですけどね。
 そして、本日5日、レッドブルが次戦スペインGPからフェルスタッペンをレッドブル・レーシングに昇格させ、クビアトはトロロッソに戻すと発表しました。今朝「クビアトとフェルスタッペン、交替か?」という速報を見て「そんなバカな」とか思ってたら、夕方には正式発表ですよ。びっくりしましたわ。まぁ、前戦で接触されて“魚雷”と評したベッテルに、今度は追突した上、さらに追い討ちで追突してスピンさせ「撃沈」……まさしく“魚雷”(笑)。その上、結果的にチームメイトのリカルドにも被害を及ぼしてしまったわけでして、取れたはずのチームのポイントをゼロにしてしまったというのはね。プロのレーシングドライバーとして申し開きのしようもないですな。レースにアクシデントはつきものとはいえ、これは懲罰的交替もやむをえないですかね。とはいえ、フェルスタッペンもねぇ……「速さはあるけど、ドライビングも危なっかしい」という点ではクビアトと似たタイプに私には見えますし、まだ10代とはいえカッカしすぎる性格も現代F1ドライバーとしてはどうなんですかねぇ?トップチームたるレッドブルではドライバーに対する風当たりも強くなりますし、問題を起こしたりしなければいいんですけど。

 次戦は、“ヨーロッパラウンド”開幕戦となるスペインGPですな。状況が変化してくることを期待したいです。

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