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2015年12月 3日 (木)

F1 2015 アブダビGP

 今年のF1最終戦・アブダビGP決勝が11月29日に行われました。
 昨年のインチキルール「ダブルポイント」とかもなく、チャンピオンシップも完全決着して(といっても、ハミルトンとベッテルのPUに規定違反があるかないか調べるとか何とか言ってましたが、どうなったのやら?)の今季最終戦でしたが、今年は特に波乱もなく終わりました。
 予選。Q1で、ベッテル(フェラーリ)がまさかの脱落。通過確実と思ってタイム更新しなかったら16番手タイムになってしまった、ということだったようですが(タイヤ温存策、ですかね?)……これにより、メルセデスAMG勢の対抗馬は事実上いなくなってしまいました。で、PPはロズベルグ(メルセデスAMG)が獲得。6連続ポールで、今回はハミルトンにコンマ4秒近い差をつけました。2番手はハミルトン(メルセデスAMG)で、1分40秒台を出したのはメルセデスAMG勢だけ、とまたまた独走状態。3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ペレス(フォースインディア)、5番手は旧型PUに戻したリカルド(レッドブル)。6番手ボッタス(ウィリアムズ)、7番手ヒュルケンベルグ(フォースインディア)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手クビアト(レッドブル)、10番手サインツ(トロロッソ)。マクラーレン勢は、バトン12番手/アロンソ17番手でした。
 決勝。ロズベルグが危なげなく勝ちました。終わり。2位ハミルトンで、3位ライコネン。ああ、ベッテルがタイヤ/ピット戦略で頑張って4位フィニッシュしたのは良かったかな。以下、5位ペレス、6位リカルド、7位ヒュルケンベルグ、8位マッサ。9位にロータスでの最後のレースとなったグロージャン(※来季はハースF1に移籍)で、10位クビアト。バトンは12位、アロンソは17位完走。面白くない1年の締めくくりにふさわしい(?)見ててもちっとも楽しくないレースでした。

 これにて、2015年のF1も終了しました。
 ドライバーズタイトルは、381ポイントを稼いだハミルトンが獲得。リタイアノーポイントはシンガポールの1回だけ/それ以外で表彰台逃したのはハンガリーの1回だけ/残りは全て表彰台で、19戦中10勝。今年も圧勝でした。ハミルトン、連覇おめでとうございます。ランキング2位は322ポイントを獲得したロズベルグ。圧倒的なマシンを持ちながら、昨年は5勝/今年は6勝。失意のどん底に叩き落とされたであろう昨年とは打って変わって3連勝でシーズンを終える形になりましたが……この好調さが来季開幕からも続けば“ホンモノ”ですけど、どうなるでしょうね?ランキング3位は278ポイントのベッテル。フェラーリでのデビューイヤーにもかかわらず、メルセデスAMG勢以外では唯一の優勝を成し遂げ、しかも3勝。立派だったと思います。というか、赤いスーツを纏ったベッテルが表彰台や会見場にいてくれたおかげでどれほど今年のF1が救われたか……昨年はリカルドが同じ立ち位置でしたが、今年のベッテルはそれと同じかそれ以上に讃えたいと思います。ランキング4位はライコネン。ベッテルも「復活した」と言えますけど、ライコネンも今年は復活の年だったと言えますね。ただ、ライコネンは取りこぼしも多く、2位が1回/3位が2回で合計150ポイント、チームメイトの半分ほどしかポイントを取れなかったというのもまた事実。来年はもっと表彰台に上る姿を見たいものですわ。5位ボッタス、6位マッサ、7位クビアト、8位リカルド、9位ペレス、10位ヒュルケンベルグ、11位グロージャン、12位フェルスタッペン(トロロッソ)、13位ナスル(ザウバー)、14位マルドナード(ロータス)、15位サインツ、ときて、16位にようやくバトン(16ポイント)/17位にアロンソ(11ポイント)でした。
 コンストラクターズタイトルは、703ポイントのメルセデスAMGが獲得し、今年も完全に他を圧倒。2位は、420ポイントのフェラーリ。昨年の倍以上ポイントを稼ぎました。3位はウィリアムズで、261ポイント獲得。4位はレッドブルで、187ポイント。5位フォースインディア、6位ロータス、7位トロロッソ、8位ザウバー。で、ホンダと組んだマクラーレンは27ポイントしか取れずに9位……下は昨年型PU(本当は規定違反)で参加のマノー(0ポイント)のみなので、事実上最下位でしたね。まったくもって「期待ハズレ」な1年になってしまいました。

 今季のF1は、見ててとにかく面白くなかった昨年よりさらに面白くないシーズンだったんじゃないですかね。マシンの不細工さは多少マシになったものの、謎だらけのPUで相変わらずメルセデス1強&他が弱すぎ、期待のマクラーレン・ホンダがアロンソとバトンを擁しながらまったくダメで見るに堪えない惨敗に次ぐ惨敗……こんな状態の何を楽しめば良かったと言うのでしょう?昨年の可夢偉/今年のホンダと絶望的な状況が2年連続した日本でF1人気が低迷するのは仕方ないとも思えますけど、今現在メルセデス最強でロズベルグやベッテルが活躍しているドイツでF1の人気が激しく落ち込み、ついには(他の諸事情が絡んでいたとはいえ)ドイツGPが中止になってしまったりもしました。イギリスやスペイン、ベルギーなどではそれほど人気が衰えていないようですし、久々の開催となったメキシコではその超熱烈な歓迎っぷりにビックリもしましたけど、オーストラリアやマレーシアにカナダにイギリスにイタリアとかアメリカとか今後の開催が危ぶまれる話とかも年々増えているような気もします。それに、今季は経済破綻するチームこそ現れませんでしたが(ロータスがほぼ破綻状態だったけど、なんとか持ちこたえた)、一方で「来季のエンジン(PU)を確保できない」という前代未聞の理由によるレッドブル&トロロッソの撤退騒動が持ち上がりました。この件については、トロロッソには規定改定により今年型(=1年落ち)のフェラーリ製PUが正式に供給されることとなり、レッドブルにもどうやらルノー製PUが供給されて事無きをえそうな感じですが……クソつまらないチャンピオンシップ争いな上に信じられないゴタゴタが続いてばかりで、本当に見ててウンザリですよ。なんにも楽しくない。去年も書きましたけど、F1はこんな状態のままでいいのでしょうかね?
 来季はマシン開発のレギュレーション変更はほとんどないため、各チームとも今季型の正常進化版を用意しているようです。他方、来季からはグランプリ中のタイヤ選択の幅が広がることが決定しましたし、以降はまだ未確定の話がほとんどですが、来季ロータスはルノーのワークスチームとなってPUとシャシーを一体となって製作してきそうですし(追記:確定しました)、フォースインディアはアストンマーチンと名を改めてきそうだし、マノーはスタッフを一新して来季からはメルセデス製の来季型PUを搭載してくるようで、結構変化する部分もあるようです。さらに、アメリカからハースF1という新チームが参戦します。フェラーリが技術協力しているのでサテライトチーム的な存在になりそうではありますが、ロータスの小松礼雄チーフ・レースエンジニアもそちらに移籍するとか。いきなり上位勢に食い込んでくることはないかと思いますけど、中堅どころとしてポイント争いに常に顔を出すチームになったら新鮮味もあって良いかも。そして、何よりもホンダですよね……来季はホンダパワーが何が何でも第一線に戻ってきてほしいです。アロンソとバトンが表彰台争いができるパワーとスピードを、是が非でも絞り出していただきたい。今季は「1年テスト」と言ってれば済んだ面もありましたが、来季は正念場です。ホント、頼みますよ。

 1年経って同じことを書くことになるとは思いませんでしたが……マクラーレン・ホンダが上位争いを普通にできるようになれば、日本のF1ファンとして少しは希望を持ってシーズンを見ることができるかもしれません。そうなってくれることを祈りつつ、また来シーズンの開幕を待つことにしたいと思います。

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