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2015年10月

2015年10月14日 (水)

F1 2015 ロシアGP

 F1第15戦・ロシアGP決勝が11日に行われました。
 ロシアGPの舞台はソチ・オートドローム。初開催だった昨年、ロズベルグ(メルセデスAMG)がミディアムタイヤ(※昨年仕様)のまま53周レースのうちの52周を走りきって2位表彰台という「ピレリタイヤに超優しい路面」の特殊なコースだったりします。タイヤに優しすぎるとして、今年はスーパーソフト&ソフトの最も柔らかい(削れやすく、持たない)組み合わせに変更になりましたが……結局は1ストップで十分だったため相変わらず「タイヤには超優しい」サーキットでしたけど、別の形で今年はマシンに牙を剥きました。
 予選。マクラーレンはマシン特性が合わないとして、ここでエンジン交換ペナルティを消化する戦略をとりましたが、残りの4トークンを使った新型PUをアロンソ分しか用意できず。また、その新型PUも金曜日にテストしただけで予選/決勝では鈴鹿で使ったものに戻し、ここでは温存。その結果、交換ペナルティが既に確定していたアロンソは16番手でQ1落ち/バトンはQ2進出も13番手、となりました。PPはフリープラクティスから好調だったロズベルグが獲得。2番手はハミルトン(メルセデスAMG)でしたが、ロズベルグにコンマ3秒の差をつけられました。3番手はボッタス(ウィリアムズ)。4番手ベッテル/5番手ライコネンでフェラーリ勢が並び、6番手ヒュルケンベルグ/7番手ペレスとフォースインディア勢もその後に並びました。8番手はグロージャン(ロータス)で、9番手フェルスタッペン(トロロッソ)、10番手リカルド(レッドブル)。
 決勝。スタート直後の1コーナーでヒュルケンベルグがスピンし、エリクソン(ザウバー)が巻き込まれてクラッシュ。初っ端からセーフティーカー導入と荒れた展開になり4周目からレース再開となりましたが、今度は先頭をキープしていたロズベルグにスロットルペダルのトラブルが発生し、8周目に無念のリタイア。そして12周目には、グロージャンがコントロールを失って大クラッシュ。ここで再びセーフティーカー導入と序盤から荒れた展開に。ここでタイヤ交換したのはペレス、リカルド、サインツ(トロロッソ)、バトン、アロンソで、他の上位勢はピットに入らず。レース再開後、ベッテルが先行していたライコネンをかわして追撃開始し、ピット戦略でボッタスをかわして実質2位浮上。トップのハミルトンと2位ベッテルはこのままフィニッシュしました。他方、3位争いは終盤に熾烈になり、最終ラップになってタイヤが厳しくなっていたペレスをボッタスがかわして3位浮上、ほぼ同時にペレスをライコネンもかわして4位に浮上し、ライコネンはボッタスにもオーバーテイクを仕掛けましたが……接触し、ボッタスはリタイア/ライコネンもマシンにダメージを負い、ゴールはしたものの5位フィニッシュという結果に。結局、3位表彰台にはペレスが立ちました。ペレスにとってもフォースインディアにとっても、昨年のバーレーンGP(3位)以来の久々の表彰台となりました。4位は予選15番手と絶不調だったマッサ(ウィリアムズ)で、レース後の審議でライコネンには30秒ペナルティが科されたため5位は母国GPのクビアト(レッドブル)。6位はナスル(ザウバー)、7位マルドナード(ロータス)で、ライコネンは最終的には8位。9位にはバトンが入り、アロンソも10位でフィニッシュしたのですが、レース後にコーナーショートカットで5秒ペナルティをうけたため、10位はフェルスタッペン。アロンソは11位となり、マクラーレンのダブル入賞はなりませんでした。

 いやはや、今年のロシアGPは大荒れでしたね。FP3でもサインツが大クラッシュしましたし、ヒュルケンベルグにグロージャン、それに熟練のライコネンが最終ラップでまさかの接触事故とか……昨年は無風みたいなレースだったのに、変われば変わるもんですな。一方で、メルセデスAMGのコンストラクターズタイトル獲得は昨年と同様ソチで決まりました。ロズベルグがノーポイントだったためにライコネンの5位フィニッシュが認められていればタイトル決定はお預けだったんですけど、ライコネンがペナルティで8位となったことによりフェラーリが逆転する可能性がなくなり、メルセデスAMGの2年連続コンストラクターズタイトルが決まってしまいました。ただ、メルセデスAMGとしては、せっかく調子よく進んでいたロズベルグの週末をしょーもないトラブルで台無しにした上に、ノーポイントとなったおかげでドライバーズランキング2位の座もベッテルに献上してしまうという結果を招きまして……タイトル獲得にケチがついたような形になったどころか、そもそも喜んでいる場合ですらないような感じなんじゃないでしょうか。そして、残るドライバーズタイトルについてもハミルトンの獲得はもはや時間の問題で、ランキング2位のベッテルが所属するフェラーリでさえ次戦・アメリカGPではグリッド降格承知の上で来季用PUのテストをするのではなどとウワサされる始末。今シーズンのF1はまだあと4戦あるのですが、ドライバーズタイトル未確定ながら完全に“消化試合”モードになってしまうかもしれません。まぁ、「何もかもメルセデスAMGが強すぎるせいだ!」とまでは言いませんけど、それにしても、ねぇ。ここまで他チームの白旗ムードがあからさまになってくると、競技としてのF1の存在意義自体が本当に問われるのではないですかね。
 あと、F1の2017年~2019年までのタイヤ供給につき、現行と変わらずピレリが供給することに決まったと発表されました。ピレリの他にミシュランも供給メーカーとして立候補していたようなのですが……まぁ、ミシュランは市販車に合わせてホイールを18インチ化してくれとの条件を出しているというもっぱらのウワサでして、コンストラクター側としたらカーボンブレーキシステムを装備しているF1マシンに18インチなんて大径ホイールを強制されたくはないでしょうからねぇ(※カーボンとかの最新素材で極限まで軽いF1の車体からすれば金属製ホイールは超重い部品ということになるが、18インチホイールは現行の13インチホイールより当然ながらはるかに重い上にバネ下重量が大幅に増加することになるし、ブレーキシステムが小さい以上ホイール径を大きくする必要もなく、極めて不合理)。ピレリのタイヤ自体には各チーム各ドライバーが満足していないとしても、これは仕方ないところですかね。他方、レッドブル&トロロッソの来季PU供給メーカーは未だ決まっておらず、「来季もルノーがレッドブルに供給する」説まで出ているとか……一体、どうなるんですかねぇ?なんとか話がまとまると良いのですけど。

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2015年10月 4日 (日)

「Forza Motorsport 6」、プレイ中

 Xbox One用ソフト「Forza Motorsport 6」が先月発売されまして、予約買いの上、プレイしています。
 買ったのは、VIPメンバーシップなどが付属するデラックス エディション。今回パッケージ版はスタンダード エディションのみとなったので、必然的に公式ストアのダウンロード版の購入となりましたが……公式なので値引きなしの高値安定、しかも予約開始時には別売しないとなっていたよーな気がするVIPメンバーシップが追加コンテンツとしてフツーに販売されており(税別2000円也)、かつ車種追加DLCをまとめたカーパスの値段がやたら高い(税別3000円也)ことを考えると、「パッケージ版を量販店で買って値引き+ポイントもらって、後からVIP入った方が良かったか」とか「“全部入り”アルティメット エディションを素直に買っておけば良かったかな」などと後悔したりもしました。あと、ダウンロード版はディスクの入れ替えなしに起動できて実に便利なのですが、パッケージを写真にすれば足りたパッケージ版と異なり所持証明をどうすればいいやら……迷ったんですけど、ここではプレイ中の画面を撮影してアップすることにしました。
Forza6_1
Forza6_2
上の開始メニューの写真の右上部分を拡大してみました。黄色の字でゲーマータグ「Bleumer」があるのがわかっていただけますでしょうか?これが「証拠」ということで。その後ろについている王冠マークはVIPメンバーである証しです。
 ゲームは、キャリアモードのモータースポーツ ストーリー(キャンペーンモード)を途中で少しずつ解禁されるショーケースイベント共々シーズン5のアルティメット モータースポーツ シーズンまでクリア。下がクリアしたときの写真。
Forza6_3_2
Forza6_4
現在はレベル58まで進みまして、実績は「まだ始まったばかり」「Forza トリプル クラウン」他34個解除しました。オンラインモードであるマルチプレイに関してはまだやっていません。
 結論から言いますと、今回も大変面白い、です。「Forza Horizon 2」とは違って挙動がシビアで難易度も高めではありますが(※設定次第で難易度は調整可)、ドライブシミュレーションというほどにストイックではなく(※シミュレーター的にすることも可)、パッドコントローラーでも十二分に遊べるように作られているので、ある程度以上クルマゲーに慣れている人なら存分にゲームを楽しめると思います。また、前作「Forza Motorsport 5」はXbox Oneのローンチタイトルだったためにゲームとしての完成度が明らかに低かったのですが、前作発売から約2年(※日本では昨年9月発売だったが、欧米では2013年11月に発売)の時間があった今作はきっちりかっちり作り込まれています。収録車種&収録コースが増えたのはもちろん、通常の晴天レースの他に今作から夜間レースと雨天レースが追加されたことで、ゲームの幅が大きく広がりました。通常の晴天レースは、前作で感じられた挙動の曖昧さ(カウンターステアとか。前作についての記事参照)がほぼ解消され、「Forza Motorsport 4」での挙動みたいな素直な感じに戻ったように思えます(基本的には操作がラクすぎるくらいになった。ただし、車種によって違いが大きく、グリップが低いクルマだと簡単にスピンしたりもする。また、前作では異常なグリップ感だったF1マシンは、レギュレーション変更もあってかハンドリングが激変し、暴れ馬化)。一方、日照がない分路面が冷えていてタイヤのグリップが多少落ちている夜間レースでは不安定な挙動が目立つようになるので、フラフラ感が常にあって慎重に操作しないとあとのペナルティも大きく、「Forza Motorsport 5」での挙動に近い感じ。そして、今回の“目玉”というべき雨天レースについては、今までのForzaシリーズというか今までのクルマゲーにはなかった挙動を示します。路面は濡れている上に日照もなく冷え切っていてタイヤがグリップしないのは当然でして、故にクルマが止まらない曲がらないというのは容易に想像できるでしょうし、実際それがよく再現されている感じです(グリップするところはするがしないところではまるでグリップしない、その境界線がとても自然で説得力がある。今までのグリップの演算数値だけ下げた疑似ウェットとは明らかに違う)。ですが、今作の雨天の凄いところはそこではなく、水溜まりが再現されていること、です。雨天レースができるのはブランズハッチ/スパ・フランコルシャン/サルテ(ルマン)/ニュルブルクリンク/セブリング/シルバーストーン/トップギアテストコースの7コースの特定レイアウトのみとかなり限定されてしまっているのですが、その分取材に基づいて水溜まりの位置とか出来方とかが正確に再現されているようです(行ったことないので本当かどうかはわからないけどw)。「水溜まり」といっても形は大小さまざまで、ブランズハッチには路面にできた轍に水が溜まっている箇所があったりするし(しかも、そこにハマると確実にスピン)、スパには路面を横断して川みたいになってる箇所もあります。水溜まりは避けることが基本になるわけですが、アザーカー(CPU車)との関係とか川などどうやっても通らざるをえない場合も出てきたりします。水溜まりにハマっても何ともなくフツーに走り抜けられる場合もあるのですけど、それ以外はというと……どうなるか、わかりませんw。教習所で習う「ハイドロプレーニング現象」がゲーム内でも起こるため、挙動は予測不可能になります。どっか向いてスピンしたりハデにコースアウトしたり、アザーカーとぶつかって多重事故から大惨事になったり……シミュレーター的挙動とアザーカーを全世界のプレーヤーの分身がコントロールするDrivatarシステムが相俟って、ホント「予測不可能」ってのがピッタリくるカオス状態になります。その恐ろしさたるや、想像をはるかに超えてます。やってみて初めてわかる、級です。そんな感じでとにかくヤバイので常に注意してドライビングすることになりかなりの緊張状態を強いられますけど、今までのクルマゲーにはなかったドライビングを体感できるのはとても新鮮で、プレイしてて凄く楽しいです。あと、前作までは「トークン」という課金ゲーム内通貨があって、手っ取り早くクルマを買うとか経験値稼ぎとかをするにはこの「トークン」が必須だったわけですが、これが廃止されて課金不要な「MOD」というゲーム内標準のシステムに置き換わりましたし、前作のゲーム内での稼ぎが少なすぎる問題も「Forza Horizon 2」からプライズスピンを導入することで解決されました。1つのゲーム内で3種類の性格の異なる挙動が楽しめて、ユーザーライクな無課金システムに再構築されている……これで面白くないわけがないじゃないですか。今作は、非常に良くできたクルマゲーだと思います。
 ただ、今作にも不満な点はあることはあります。まず、車種は今後DLCも出てくるからいいとして、コース。モンツァやライムロックとかブランズハッチ、それにサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(えらい難しい)が新たに収録されたのは良かったんですけど……他が。リオデジャネイロも悪くないけど、ああいうレイアウトだったらマカオで実際にF3やる特設コースを収録すればいいんじゃないのとも思えるし、F1とフォーミュラEをフィーチャーするならモンテカルロ市街地コースも収録してほしかったし、ソノマが復活するくらいならムジェロの方が良かったし、何より鈴鹿が……どうして今作でも鈴鹿がないのかと。昨年の日本GPで事故があったことが影響したのかもしれませんけど、ウェットの鈴鹿、走ってみたかったですよ、本当に。次に、挙動については、タイヤの持ち具合がなんだかよくわからなかったりします。例えば5周レースだったとすると、3周目あたりで急に止まらない曲がらないようになったりするのですが、なぜか4周目にはグリップが回復し、5周目にはファステストラップを出せたりすることが多々あります。実車であれば走った分燃料が消費され重量が軽くなったりするので5周目に速く走れたりしてもおかしくはないのですが、Forzaに燃料の概念は存在しないし、なにより1回タレてしまったタイヤのグリップが回復するというのは解せません。タイヤの異常は感じ取れ、みたいな扱いになってますけど、わかりにくすぎます。あと、タイヤというと今作は耐久レースがあるのでピットインすることになるのですけど、ピット作業は素通りして終わりみたいで、ストップしないんですよね。なーんかピットスルーペナルティーくらったみたいで、ピットインする度にすごくイヤーな気分になるんですがw。Forza伝統のピット仕様とはいえ、Xbox One世代になってもこれではさすがに、ねぇ……なんとかしてもらいたいですわ。

 不満もあるにはあるのですが、ゲームとしては非常に良くできていると思いますし、「Forza Horizon 2」同様長く楽しめるだろうと感じています。完成度も高く、クルマゲーの好きな人ならこれのためだけにXbox One本体を買ってしまうのもアリだと思います。それだけの価値はあると私は思います。
 しかし……Xbox Oneって、Forzaシリーズの他に「やりたい!」って思うソフトがなかなか出てこないんですよね。国内販売開始から1年以上が経過したわけですが、結局私がForzaシリーズ3作以外で買ったXbox One用ソフトはコーエーテクモの「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」のみだったりします。この「DOA5 LR」とてXbox360でもプレイできるタイトルだったりしますから、ねぇ……これでは、Xbox OneをForzaファン以外の人には勧めようがありません。PS4も国内では順調ではなさそうですが、あちらはそれなりに国内向けのソフトが揃ってきてますし、ドラクエの最新作が出ることも決定していますから。強化型ハードの「Xbox One Elite」も来月発売されることですし、ソフトも“起爆剤”になるような強力なヤツ、出てくれないですかね。

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