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2015年8月

2015年8月25日 (火)

F1 2015 ベルギーGP

 F1第11戦・ベルギーGP決勝が23日に行われました。
 “夏休み”明けの1戦となったベルギーGPに、ホンダはトークン3枚を使った改良型パワーユニット(PU)を投入してきました。これによりホンダPUはパワーアップが図られたはず、だったのですが……他のPUメーカーでトークンを使ったところはなかったにも関わらず、結果は残念なものとなりました。
 予選。そのマクラーレン・ホンダは、まったくふるわず、15番手フェルスタッペン(トロロッソ)から約1秒遅れでQ1落ちした16番手ナスル(ザウバー)からさらに約1秒遅れてバトンが17番手/その上にコンマ5秒遅れてアロンソが18番手となりました。良いところ、まったくなし。一方、メルセデスAMG勢は絶好調……というか完全に“異次元”で、他車がソフトタイヤでタイム(1分49秒台)を出してきたところ、この2台はミディアムタイヤだけでQ1を闘い、しかもその硬いタイヤを履いた2台だけが1分48秒台という「ありえねえ」状態となりました。まぁ、Q2からは他の上位勢も1分48秒台を出してきましたが、ソフトタイヤを履いたメルセデスAMG勢はさらに加速。結局、ハミルトン(メルセデスAMG)が1:47.197を叩き出してPPを獲得、2番手のロズベルグ(メルセデスAMG)にほぼコンマ5秒の差をつけました。3番手はボッタス(ウィリアムズ)でしたが、ロズベルグとは1秒近い差。以下、4番手にグロージャン(ロータス)、5番手ペレス(フォースインディア)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手マルドナード(ロータス)。今回が900戦目のGPとなったフェラーリはベッテルが9番手で、来季も残留することが決まったライコネンはQ2途中でマシンが止まってしまい14番手扱い。10番手はサインツ(トロロッソ)。
 決勝。今回のベルギーGPからスタート時にチーム側からドライバーへ無線でアドバイスすることが一部制限されることとなり、予期せぬトラブル発生も懸念されていましたが、それとは関係なくヒュルケンベルグ(フォースインディア)のマシンにトラブルが発生してフォーメーションラップをやり直してのスタートに。で、案の定というかロズベルグがスタートを失敗。ペレスが2番手にジャンプアップし、ターン5の飛び込みで一瞬ハミルトンの前に出たんですけど……トップを譲ったのはその時だけ。あとはハミルトンが逃げて、リードしてしまえばレースをコントロールして、と完勝でした。2位は、1回目のピットを遅らせその間に2番手に浮上していたロズベルグ。スタートで多少出遅れても、“異次元”の速さですから余裕でしたね。3位は、グロージャン。1ストップ作戦をとったベッテルが3番手で頑張っていたのですが、残り2周となった42周目にリアタイヤが突然バーストして万事休す。結果、グロージャンが久々の表彰台となりました。4位はクビアト(レッドブル)、5位ペレス、6位マッサ、7位ライコネン、8位フェルスタッペン。1回目のピット時に右リアだけミディアムタイヤ(あと3本はソフト)を装着されてしまいミックスコンパウンドで走行するという前代未聞のトラブル(※レギュレーション違反でドライブスルーペナルティが科された)があったボッタスが9位。10位はエリクソン(ザウバー)。アロンソは13位/バトンは14位で、ともに周回遅れながら完走。

 全長が7kmある最長レイアウトで、高低差があって、しかもアクセル全開率70%といわれる“パワーサーキット”なスパ・フランコルシャンにおいて、壊れることなく無事に完走したという点ではホンダの新型PUは悪くない結果を残したと考えることもできそうなのですが……どうなんでしょうかね。マクラーレンはエンジン交換等のペナルティをとにかくここで集中的に消化すべく、複数基のPUを持ち込んで取っ替え引っ替えしたりもしたようですし、次戦以降のイタリアやシンガポールで使うことを見据えて今回はひたすら無理のない抑制的な使い方に徹していたのかもしれませんけど、ねぇ。次のモンツァも“パワーサーキット”で抑えるなら抑えてくるでしょうし、ホンダの新型PUの評価はコースがマシン特性に合っているとされるシンガポールGPまでとりあえず待ちましょうかね。
 また、ロータスの財務状況が逼迫していよいよやばいらしく、その破産手続開始を待っているんだかなんだかよくわからないけどルノーがワークスチーム再結成のために現ロータスを買い戻そうとしており、今季ロータスが使っているメルセデスPUは来季レッドブルに供給されるとのウワサが日増しに強くなってたりします。非力なルノーPUに苦しむレッドブルのマシンに“最強”メルセデスPUが搭載されれば相当速いマシンに仕上がるだろうと想像できますし、それによってメルセデスAMGの“1強”状態が崩れれば来季のF1は面白くなる、とも考えられるのですが……まぁ、メルセデスPUさえあればなんでもバカ速くなる、みたいな単純な話にはならないでしょうしねぇ。どうなることやら。
 あと、ホンダに続く第5のPUメーカーが参入してくるってウワサもあるみたいですな。ルノーがうんたらよりも、こちらの方が個人的には興味深かったりしますが……これもどうなんでしょうね。VWグループが参入してきたら面白いのになぁ。

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