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2015年7月 6日 (月)

F1 2015 イギリスGP

 F1第9戦・イギリスGP決勝が昨日行われました。

 第8戦のオーストリアGPは、長い直線と高低差の大きいレイアウトのためパワーで勝るメルセデスPUが他を圧倒。PPのハミルトン(メルセデスAMG)を決勝のスタート直後に2番手ロズベルグ(メルセデスAMG)が抜いて逃げ切るというサプライズはあったものの、3位にマッサ(ウィリアムズ)が入ったことでメルセデスPU勢が表彰台を独占する結果に。マクラーレンは、ショートノーズ導入などシャシー側に新しいパッケージを持ち込んでみたものの、なぜかその新パッケージがアロンソのマシン1台分だけで、しかもそのアロンソ車が決勝のスタート直後にライコネン(フェラーリ)のマシンに乗り上げる大クラッシュでリタイアしてしまうというちぐはぐさ。バトンも普通にトラブルでリタイアしてしまい……どうにもならない感じでレースを終えました。

 で、イギリスGP。
 予選は、気まぐれな“ブリティッシュウェザー”のシルバーストーンにしては珍しく好天候に恵まれ、メルセデスPU勢がまたも本領発揮。メルセデスAMGの2台のみが1分32秒台を出して他を寄せ付けず、母国GPのハミルトンがPP獲得/ロズベルグが2番手。続いて3番手にマッサ/4番手ボッタスとウィリアムズ勢がセカンドローを占めました。5番手はライコネン/6番手ベッテルとフェラーリ勢がこれに続き、7番手はクビアト(レッドブル)、8番手サインツ(トロロッソ)。ようやく新シャシー“Bスペック”を実戦投入できたフォースインディアのヒュルケンベルグ(本年度ルマン・ウィナー。6/14に行われた今年のルマン24時間耐久レースにポルシェワークス19号車で出場し、初出場初優勝を成し遂げた。スバラシイの一言です)が9番手で、10番手はリカルド(レッドブル)。チームとバトンの母国GPなはずのマクラーレンは、17番手&18番手で揃ってQ1落ち。
 決勝。今回もメルセデスAMG勢の盤石レースかと思っていたら……なんと、スタートでセカンドローの白い2台が飛び出すことに成功。マッサが首位に躍り出てハミルトン2位/ボッタスが3位/ロズベルグ4位となったところで後方のクラッシュによりセーフティーカー導入。レース再開後にはボッタスがハミルトンを抜いてウィリアムズがワンツー/メルセデスAMG勢が後に続くという面白い展開になりましたが……ウィリアムズ勢の善戦もここまで。1回目のピットインを1周早く済ませたハミルトンがウィリアムズ勢を出し抜いて首位に浮上。そのままハミルトンは少しずつ差を広げていき、さらに終盤になると“ブリティッシュウェザー”が突然発動して無情の雨。ウェットコンディションになると果てしなく遅くなる最近のウィリアムズのマシンは為す術もなく、結局表彰台からも滑り落ちました。この雨も、最初それなりに降った後にちょっと止み、今度はザーッときて、レース終盤には止んで表彰式には晴れ間も、という酷い気まぐれっぷりで……初めのそれなりだった分をドライタイヤ/ザーッときたときジャストのタイミングでインターミディエイトに履き替えたハミルトンが優勝、ピットインの優先関係からドライタイヤで1周余分に走らざるをえなくなったロズベルグが2位。少し濡れた路面をドライタイヤで猛プッシュし続けたベッテルが3位表彰台をゲットし、マッサ4位/ボッタス5位。6位クビアト、7位ヒュルケンベルグ、8位ライコネン、9位ペレス(フォースインディア)。そして、10位にアロンソが入りました。アロンソは今季初のポイント獲得。バトンは1周目のクラッシュに巻き込まれてリタイア。
 “ブリティッシュウェザー”がレース終盤をハデに演出してくれたんですが……それでも、結局のところメルセデスAMG勢のワンツーという「いつもの結果」になってしまいました。まぁ、ハミルトンのピットインのタイミングが今回は2回共“神懸かり”的にドンピシャだったので、他はどうしようもなかったってところですかね。ハミルトンとチームスタッフに「お見事」と言うほかないですな。そのハミルトン、観客からの声援がもの凄かったですね。ビックリしました。母国イギリスでのGPで、しかもワールドチャンピオンを獲得しての“凱旋GP”ではあったのですが……イギリスでハミルトンがあそこまで人気があるとは思っていませんでしたわ。レース後のインタビューなどでハミルトンが観客に感謝しっぱなしだったみたいですけど、あれだけの声援もらえたら、そりゃそう言うわなと。今やイギリスにおけるハミルトンは、かつてのブラジルにおけるセナやドイツにおけるミハエルさん、そして今のスペインにおけるアロンソ級の“英雄”なのでしょうね。いやはや、日本にもそういうドライバーが出てくれたらいいんですけど……正直、羨ましいです。

 次戦は、ハンガリーGP。中低速コースでパワー差の影響が出にくいといわれており、ホンダPUの非力さが(ある程度)カバーされるのではと期待されている1戦です。新規参戦メーカーのPUは1年目に限り1基余分に使ってよいことにレギュレーションが変更(※今年度のホンダにも遡及適用)されるとかって噂も流れてたりしますが……そのへんも含めて、マクラーレン・ホンダはどうなることやら。“夏休み”前に好結果を残せたらいいんですけどね。

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