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2015年6月18日 (木)

NBAファイナル 2015

■2015年NBAファイナル
第1戦 ウォーリアーズ 108(OT)100 キャバリアーズ
第2戦 ウォーリアーズ   93(OT)95   キャバリアーズ
第3戦 キャバリアーズ     96-91    ウォーリアーズ
第4戦 キャバリアーズ     82-103   ウォーリアーズ
第5戦 ウォーリアーズ    104-91   キャバリアーズ
第6戦 キャバリアーズ    97-105   ウォーリアーズ

 “スリーキングス”を誇ったマイアミ・ヒートから“キング”レブロン・ジェームズが古巣のクリーブランド・キャバリアーズに復帰し、勢力図が一変したNBA。そのキャブスが勝ち上がってきたファイナルを、BSで録画しながら今年も見ましたよ。
 レブロンの移籍だけでなく、いろいろあった今シーズンのNBAはレギュラーシーズン(RS)から昨季とはまったく違った様相になりました。昨年のカンファレンスファイナルに勝ち上がったのは東がマイアミ・ヒートとインディアナ・ペイサーズ/西がサンアントニオ・スパーズとオクラホマシティ・サンダーで、誰が見ても「順当」だったと思うのですが……その4チームの今シーズンは、ヒートはレブロンが抜けた穴を埋められず、なんと10位/ペイサーズは開幕前に大ケガをしたポール・ジョージの穴を埋められず9位に終わって、どちらもプレーオフ(PO)進出すらできず。また、チャンピオンのスパーズは55勝するも6位に留まり、サンダーはデュラントの度重なる負傷による欠場もあって9位に終わりプレーオフに進出できないという、にわかには信じがたい結果となったんですよね(さらに、スパーズはPOで1回戦敗退した)。
 で、代わりに台頭したのは東では全員結束バスケで“東のスパーズ”ともいわれるようになったアトランタ・ホークス/西ではその3点シュートの華麗さから“スプラッシュブラザーズ”と呼ばれるようになったステフィン・カリー&クレイ・トンプソンを擁するゴールデンステート・ウォーリアーズ。この2チームに、東はレブロンが復帰しRS2位のクリーブランド・キャバリアーズ/西はジェームス・ハーデンとドワイト・ハワードを擁しRS2位のヒューストン・ロケッツがPOを勝ち上がってカンファレンスファイナルで激突。東はレブロンが牽引してキャブス/西はカリーが3ポイントシュートを決めまくって(※PO記録更新)ウォーリアーズがファイナルに進出しました。
 そして、ファイナルだったわけですが……ともに延長戦となった第1戦と第2戦(※ファイナル第1戦と第2戦が連続で延長戦になったのはNBA史上初)は互角だった/第3戦はキャブスの意地が上回った、とはいうものの、第4戦からはウォーリアーズの方が地力で上回っていたように感じました。ウォーリアーズの選手はファイナル出場経験すら誰一人持っていない(出場経験者はヘッドコーチのスティーブ・カーだけw)一方、キャブスには6回目かつファイナル5年連続出場中のレブロンをはじめジェームズ・ジョーンズやショーン・マリオンなど経験豊富な選手がいることから、経験の差が大きく出るファイナルでは「ウォーリアーズの方が不利かなぁ」と予想していたんですけどね……そんなもんはあっさり撥ねのけ、若さと勢いでNBAを制してしまいました。
 今回のファイナルのポイントは第1戦と第2戦ではないかと。どちらも延長戦になったんですけど、この2試合共に第4Q最後の攻撃権はキャブスが持っていました。その最後の“ラストショット”を2試合ともキャブスが決めて勝っていたら、おそらく若いウォーリアーズは自信を喪失して潰れたと思います(スイープできたかも?)。けど、それができずにどちらも延長に持ち越された。結果、体力を消耗し、チームとしての対処策をウォーリアーズ側に施され、調子が今ひとつだったエースのカリーにも覚醒され、為す術をなくしついには力尽きた、ってように私には思えました。キャブスは、POを“BIG3”のケビン・ラブとカイリー・アービングの双方を(ほぼ)欠く状態だった上に、ヘッドコーチがNBA初年度の人だったこともあってレブロンが“現場監督”までやってて、レブロン1人にあまりにも負担がかかりすぎたのが痛すぎましたな。そりゃ、“キング”だろうがなんだろうが、ああも仕事ばかりやらせたら神経はすり切れるし疲れ切りますよ。「“神”マイケル・ジョーダンなら、(上述の)“ラストショット”2本、きっちり決めてるよなぁ」とも思いましたけど、MJにはピッペンとフィル・ジャクソンが常に横にいましたからねぇ……1人に全てを求めるのは酷に過ぎるし、何よりそんな状況なのに「毎試合トリプルダブル」級の成績を残した人に見てるだけの人間が言えることなど何もないです。いわば飛車角抜きにしてシーズン途中加入の選手がスターターな急ごしらえのチームを引っ張ってファイナルまで戦い抜いたレブロンはやはり凄まじいし、それをチーム力で完全に上回って見せたウォーリアーズはNBAチャンピオンにふさわしいチームだったということでしょうね。今年のファイナルはアメリカでも高視聴率を叩き出したようですけど、すごく見応えのある面白いファイナルだったと思いました。優勝おめでとう、ウォーリアーズ!

 これにてNBAもシーズン終了となりました。来シーズンは、一体どうなりますかねぇ……エースが完全復帰すればペイサーズやサンダーがまた上位に上がってくることでしょうし、経験を得たウォーリアーズとホークスやロケッツも強くなってるでしょうし、キャブスもチームとして熟成が進めばもっともっと強くなれるでしょうからねぇ。
 来季のNBAもきっと面白いシーズンになることでしょう。楽しみに開幕を待ちたいと思います。

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