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2015年5月

2015年5月25日 (月)

F1 2015 モナコGP

 F1第6戦・モナコGP決勝が昨日行われました。
 予選。雨に降られた木曜日はハミルトン(メルセデスAMG)がトップタイムを刻んだものの、土曜日はハミルトンよりもロズベルグ(メルセデスAMG)が好調。Q1/Q2とロズベルグがトップタイムを出してきて、PPも獲得するのかと思ったら……なんと、Q3はハミルトンが1:15.098のスーパーラップを刻んでPP獲得。モナコでのPPは自身初とか。意外でした。ロズベルグは1:15.440で2番手。3番手はベッテル(フェラーリ)で、4番手にリカルド/5番手クビアトとレッドブル勢が久々に揃って上位グリッド獲得。6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手にはペレス(フォースインディア)、サインツ(トロ・ロッソ)が8番手、9番手にマルドナード(ロータス)、10番手はフェルスタッペン(トロ・ロッソ)。バトン(マクラーレン)はイエローフラッグにジャマされたこともあって12番手タイムに留まりQ2落ち、アロンソ(マクラーレン)はQ2でトラブルが出て15番手。
 決勝。サインツが計量違反でピットスタート/11番手のグロージャン(ロータス)がギアボックス交換で5グリッド降格となったため、バトンが10番手からスタートすることに。アロンソも13番手スタートで順調に順位を上げポイント圏内を走行していたのですが、42周目にギアボックストラブルでリタイアとなってしまいました。レースは「抜けないモンテカルロ」そのままに、ハミルトンが安定して2位ロズベルグとのリードを保つ展開で淡々と進んでいったのですが……終盤64周目にグロージャンにフェルスタッペンが追突する形でクラッシュ。史上初のバーチャルセーフティーカー導入となり、65周目にハミルトンがリスク回避のためにタイヤ交換してピットアウトしたところ……なんと、ピットインしなかったロズベルグとベッテルがハミルトンの前に出てしまいました。BSフジで夜中に眠い目を擦りながら見ていたんですけど、ハミルトンがピットロードを出てきたらその銀色のマシンの横になんか赤いクルマ/その前には別の銀色のクルマがいる映像が映って、その瞬間「へ?」と目が点に。そのうち実況の立本アナと解説の右京さんも気がついて「あれ?」みたいな会話がなされて、「あれあれあれ?」みたいなことになって、思わず笑っちゃいましたw。なんでこんなことになったのかはAUTO SPORTSの解説記事が詳しいのでそちらを参照していただくとして……いやはや、こんなこともあるんですね。このメルセデスAMGチームの信じられないミスのため、ハミルトンはその後順位を上げることはできずに3位フィニッシュ。結局、タナボタ的にロズベルグが優勝を飾りました。ロズベルグは一昨年/去年に続く3年連続モナコウィナーとなり、3年連続は“モナコマイスター”アイルトン・セナ以来の史上2人目だそうです(※ちなみに、セナは1989~93に5連覇している)。2位はベッテル。4位はクビアト、5位リカルド、6位ライコネン、7位にペレス。そして、8位にバトンが入りました。ホンダ復帰後初のポイントは、モナコでの4ポイントということに。9位はナスル(ザウバー)で、10位はサインツでした。

 いやぁ、完全管理の現代F1でもこんなことってあるんですね。ホント、「衝撃の結末」でした。表彰台でのハミルトンの怒りをかみ殺しての受け答えには同情的になりましたが……同時に「ハミルトンも、さすがに大人になったなぁ」とも思いました。「モナコでの1勝は、他のレースでの3勝に匹敵する」とさえ言われるモナコGPの勝利が、中盤まで完璧に進めていたにもかかわらずチームのミスで逃げていってしまい、かつ、ライバルのロズベルグが優勝(しかも去年の遺恨あり)なんて、ねぇ。私がハミルトンの立場だったら、激高して表彰式には出ずに裏手で暴れ回ってそうな気がします。でも、ハミルトンは表情こそ仏頂面ではあったものの、ちゃんと表彰式に出て、モナコ王室にきちんと挨拶もし、勝者となったロズベルグに声もかけてましたしね。立派だったと思います。あと、表彰式でのロズベルグとベッテルの振る舞いにも感心しました。ロズベルグは「勝者は勝者だから」と言いながらも喜びは控え目にしている一方、別チームのベッテルは必要以上にはしゃいでみせることで表彰式のバランスを取ってましたね。王室は王室で、ハミルトンのコメントにだけ特別に大きな拍手を送ってましたし……なかなか、いいものを見せてもらいました。さすがは「伝統と格式あるグランプリ」ってところでしょうかね。
 あと、新生マクラーレン・ホンダとして初のポイント獲得がなったところは良かったですな。完走10台未満とかではなく(※完走たった3台なんてことも本当にあるのがモナコGP。1996年。ちなみに、この年優勝したリジェのエンジンは無限ホンダ)、17台完走リタイア3台の中での8位入賞ですよ。アロンソは残念でしたが、バトンもスタッフもよく頑張ったと思いますわ。こちらも立派でした。ま、モンテカルロ市街地コースは極めて特殊な低速コースなので、「ホンダPUが良くなった!」と言えるかどうかはまだはっきりしないのですが……次戦のカナダはエンジンがものをいうコースですから、そこでも真価を発揮できるかどうなのか、ですね。そして、アロンソがニコニコしながらコメントを残せる結果が出ればいいですなぁ。そうなってくれることを期待して待ちたいと思います。

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2015年5月11日 (月)

F1 2015 スペインGP

 F1第5戦・スペインGP決勝が昨日行われました。
 予選。Q1の途中でアロンソが5番手/バトンが6番手のタイムを叩き出し、「おおお、ついにきたかっ!」となったりもしたのですが……残念ながらそれは束の間の出来事でして、結局バトンが13番手/アロンソ15番手でギリギリQ1突破ということになりました。2台揃ってのQ2進出はホンダ復帰後としては初でしたけど、マクラーレン・ホンダの進撃はここまでで、結局アロンソ13番手/バトン14番手で予選を終えました。PPはロズベルグ(メルセデスAMG)が獲得し、今回フリープラクティスからイマイチ調子が良くないハミルトン(メルセデスAMG)は2番手で、この2人だけが1分24秒台。3番手はベッテル(フェラーリ)、4番手はボッタス(ウィリアムズ)で、ボッタスまでが1分25秒台。5番手には母国GPのサインツ/6番手にフェルスタッペンのトロ・ロッソ勢が入り、ライコネン(フェラーリ)は7番手。8番手はクビアト(レッドブル)で、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手リカルド(レッドブル)。
 決勝。晴れてドライコンディションとなったものの、今年のスペインGPは各車ともに週末通してリアのグリップ不足に苦労し、アクセル踏んで攻めていくことができないような感じで、大きなトラブルもなくレースも淡々と進んでいきました。で、手堅く2ストップ作戦をとったロズベルグがまったく危なげない展開で今季初勝利。ハミルトンもスタートで少し出遅れたもの、“プランB”の3ストップ作戦で追い上げて2位に入り、結果的には3位ベッテルに30秒近い差をつけてメルセデスAMG勢圧勝となりました。以下、4位ボッタス、5位ライコネン、6位マッサ、7位リカルド、8位グロージャン(ロータス)、9位サインツ、10位にクビアト。バトンは1周遅れの16位完走、アロンソはブレーキトラブルでリタイア。

 “ヨーロッパラウンド”開幕戦は、メルセデスAMG勢圧勝という結果になりましたね。好調だったフェラーリが再びついていけない状態にされてしまうとは、「さすが、チャンピオンチーム」といったところでしょうか。そのフェラーリも含め多くのチームが大幅なアップデートをしてきたにもかかわらずこの結果ですから、メルセデス陣営の伸びしろというか開発力は本当に凄いですな。
 そして、マクラーレンも、ホンダPUもシャシーもかなりアップデートしてきて、カラーリングも黒基調のものに一新して“ヨーロッパラウンド”開幕戦に臨んだわけですが……まだまだですなぁ。まぁ、「露骨に遅い」状態からは脱してそこそこ速いクルマになりつつあるものの、他も速くなっているために、相対的な位置づけは「中団後方」のままだったってところですか。個人的には「もう少し上の位置に行けるかな?」とも思っていたんですけど、甘かったようです。レース後にバトンが「今日の状態ではシーズン通してポイント獲得は期待できない」みたいなことを言ったようですが、実際そうなってしまうかもしれません。今年の各マシンは信頼性も高めでリタイアも少なそうですし、レッドブルが不調ぎみながらトロ・ロッソが好調で、ポイントを争うトップ10に入るためにはロータスとかザウバーの前に立ち、その上でメルセデスAMG/フェラーリ/ウィリアムズ/レッドブル/トロロッソの誰かを押しのけて入り込むしかないわけで……現状では相当厳しいですな、確かに。ただ、どれだけ厳しかろうと、F1に参戦しアロンソ&バトンというチャンピオンコンビを擁して活動している以上は優勝目指して開発を進めていくしかないですからね。一歩一歩着実に前進していってもらいたいです。

 次戦は、伝統のモナコGP。今年のモンテカルロは、どんな戦いになるのですかね。

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