« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

2015年4月

2015年4月22日 (水)

F1 2015 バーレーンGP

 F1第4戦となるバーレーンGPが、19日に行われました。
 連続開催となった第3戦・中国GPと合わせて結果をおさらい。
■F1第3戦 中国GP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
17位 バトン(マクラーレン)
18位 アロンソ(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
12位 アロンソ(マクラーレン)
14位 バトン(マクラーレン)
■F1第4戦 バーレーンGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
14位 アロンソ(マクラーレン)
欠場 バトン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
11位 アロンソ(マクラーレン)
欠場 バトン(マクラーレン)

 灼熱のマレーシアから一転して涼しい(というか、普通の)気温のドライコンディションで開催された中国GPでは、予想通りメルセデスAMG勢が強さを発揮。予選ではメルセデスAMG勢だけが1分35秒台を叩き出して3番手ベッテルにコンマ8秒/他には1秒以上の差をつけて圧倒し、決勝ではベッテルと4位に入ったライコネンに4秒以内に詰め寄られたものの「ハミルトンが、スローペースにしてレースをコントロールした結果」と言われるくらいに余裕をかましていたみたいです。ただ、スローにし過ぎた結果フェラーリ勢に追い立てまくられたロズベルグがレース後ハミルトンにブチぎれ、「去年同様、内紛勃発か」と“火種”も残した、かも。
 一方、暑い環境下ながらトワイライトレースとなったことで日没後急激に涼しくなるバーレーンGPでは、マレーシアGP同様にメルセデスAMG勢のデリケートさが出てしまい、予選ではハミルトンは“別格”の速さを見せつけるも、ベッテルがロズベルグのタイムを上回ってフロントローをゲット/4番手に入ったライコネンもロズベルグに約コンマ1秒差にまで肉薄。決勝では、序盤にロズベルグが頑張ってフェラーリ勢をかわしメルセデスAMGのワンツー体制を築いた上に、中盤でベッテルがフロントウィング交換で余計なピット作業を強いられ後退。盤石かと思われましたが……オーソドックスなソフト→ソフト→ミディアムのタイヤ選択をとらず、ソフト→ミディアム→ソフトの選択をしたライコネンが、最後のソフトタイヤで猛烈な追い上げを見せて最終盤にブレーキにトラブルを抱えたロズベルグをパス。同じくブレーキにトラブルが出たハミルトンにも迫りましたが、ハミルトンは何とか逃げ切りました。

 これにて、今シーズン序盤の“フライアウェイ”シリーズが終わりました。開幕直前は「メルセデスAMGの1強」と予想されていて、実際ハミルトンが4戦中3勝&2位1回/ロズベルグも2位2回に3位2回、とその強さも速さも信頼性も証明されました。が、フェラーリの速さがここまでとは、完全に予想外でしたね。移籍したばかりのベッテルが3位/優勝/3位/5位でロズベルグにわずか1ポイント差のドライバーズランキング3位、昨年絶不調だったライコネンも開幕戦こそリタイアノーポイントだったもののマレーシアGP以降は4位/4位/2位でランキングもしっかり4位ですな。メルセデスAMG勢の方が優位とはいえ少しでも隙があればフェラーリ勢が割り込んでくるわけでして……こうなると、さすがにメルセデスAMGとしても余裕かましてる場合ではないでしょうね。次戦からの“ヨーロッパラウンド”では、想定以上にスリリングなトップ争いが見られるかもしれません。
 ただ、見方を変えると「トップ争いにフェラーリの2台が食い込むようになった」というだけでして、その他のチームとの差はむしろ広がってしまった、かもしれません。ウィリアムズ勢はなんとか頑張って“3番手チーム”のポジションを確保できているものの、レッドブルその他は惨憺たる状態でして、中国GPでは10位エリクソン(ザウバー)以下が周回遅れ/バーレーンGPでは8位ペレス(フォースインディア)以下が周回遅れにされました。安定して成績を残せているのはメルセデスAMG/フェラーリ/ウィリアムズの3チーム、あと、リカルド(レッドブル)とグロージャン(ロータス)が同一周回内で必死に踏んばっているけど、残りはトップ集団についていけてないって感じですな。そのリカルドも去年ほどの速さは見せることができず、しかもルノー製PUが故障しまくりで、次戦ついに年間制限いっぱいである4基目のPUを使うことになりそうです。チーム間の差が昨シーズンよりついてしまっている、かもしれませんね。
 あと、マクラーレン・ホンダについては「期待はずれ」状態から抜け出せてはいないものの、少しずつ前進しているのもまた確かでしょう。中国GPではアロンソもバトンも1周遅れながらしっかり完走しましたし、バーレーンGPでは予選でアロンソがQ1を突破して14番手タイムを記録/決勝も11位完走を果たしました。後方に沈んではいますが、それなりにF1でレースができるようになってきています。次戦からはPUもシャシーもアップデートされるようで、このまま信頼性を上げてパワーも全力を出せるようになっていけば、上位3チームのレベルには届かずとも中団グループで順位争いポイント争いできるようにはなれる、かもしれません。ただし、バーレーンGPではバトンが予選と決勝を全く走れないなど深刻なトラブルも出ていることから楽観視はまだまだできそうになく、今シーズン中に望みうるのはポイント争いまで、ですかね?とはいえ、ルノーがこうも苦労している中では、ホンダが四苦八苦するのも無理はないわけでして、表彰台争いとか優勝争いとかは来シーズンも見越しての長い目で見ていくしかないでしょうかね。

 何はともあれ、次戦のスペインGPから“ヨーロッパラウンド”が始まります。各チームのアップデートで、より混戦になって、より面白いシーズンになってくれることを期待しています。

| | コメント (0)

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »