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2015年3月

2015年3月30日 (月)

F1 2015 マレーシアGP

 F1第2戦・マレーシアGP決勝が昨日行われました。
 予選。マクラーレン・ホンダのエースドライバーであるアロンソが今GPから復帰……したものの、MP4-30は未だ開発途上といった感じで、やはりというかQ1落ちをくらいました(バトン17番手/アロンソ18番手)。また、Q2では開始数分後に雨が降りだしたため事実上1ラップ勝負となり、コース上での位置取りがよくなかったライコネン(フェラーリ)やマルドナード(ロータス)が十分なタイムを出せずQ2で消えました。Q3はウェットながら、雨が止んでインターミディエイトで対応できる状態となり、結局ハミルトン(メルセデスAMG)がPPを獲得。が、2番手にはベッテル(フェラーリ)が入り、ロズベルグ(メルセデスAMG)は3番手。4番手リカルド/5番手クビアトとレッドブル勢が続き、6番手にはフェルスタッペン(トロロッソ)が入りました。7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手グロージャン(ロータス)、9番手ボッタス(ウィリアムズ)で、あの遅かったエリクソン(ザウバー)が10番手でした。
 決勝。晴れてドライコンディションとなって路面温度は61℃にも達しており、「タイヤ戦略が勝敗を決する」といわれていましたが、その通りになりました。スタート直後に接触があったらしく、マルドナードのリヤタイヤがバースト。マルドナードはすぐにピットに向かいましたが、ライコネンのリアタイヤはホームストレートを通過してからバースト。ライコネンは左リアタイヤなしで1周走ることになりましたが、すぐ後でエリクソンのマシンがグラベル上で止まったことから4周目にセーフティーカー導入となったため、結果的に周回遅れにはならずに済みました。ミディアムでは10周以下で寿命が来るという予想もあったことから、ここでメルセデスAMGの2台などミディアムスタートの多くのマシンがタイヤ交換したものの、ベッテルはここでタイヤ交換をしない選択をし、トップに立って再スタート後ペースアップ。このまま17周走りきって18周目にタイヤ交換し、ピットアウト時はメルセデスAMG勢に前に行かれたものの、22周目にロズベルグをパスして2位/25周目にはハミルトンがピットインしたためベッテルは1位に浮上。2回目のピット作業後はロズベルグの前に出て、ハミルトンが3回目のピットに入ったところでベッテルは再び首位に浮上。メルセデスAMG勢はタイヤに若干厳しいらしくて無理はできず、そのままベッテルが2ストップ作戦で逃げ切りました。ベッテルはフェラーリでの初勝利となり、通算40勝目。また、フェラーリが勝ったのは2013年のスペインGP(アロンソ母国勝利)以来ということで、ほぼ2年ぶりの優勝みたいですな。2位はハミルトン、3位にロズベルグで、4位はいつの間にやら上位に上がってきたライコネン。5位ボッタス/6位マッサとドライなら速いウィリアムズ勢が続き、7位にフェルスタッペンが入って最年少ポイント獲得記録を大幅に更新。8位にはサインツ(トロロッソ)が入って、こちらも2戦連続ポイント獲得。9位にはクビアト、10位にリカルドとレッドブル勢は“弟分”のトロロッソの後塵を拝する結果になってしまいました。マクラーレン・ホンダは、アロンソが22周目/バトンが44周目にリタイアし、完走はなりませんでした。

 ベッテル、やりましたね。「全戦勝っちゃうんじゃないの?」とか思われてたメルセデスAMG勢に8.569秒の差をつけての勝利ですよ。それも、マシントラブルを抱えた状態のメルセデスとかにではなく、ハミルトンとロズベルグ双方をきっちり打ち負かしての勝利ですからねぇ……いやはや、びっくりですわ。それに、ライコネンもあれだけトラブルが重なったというのに終わってみればしっかり4位とは。レースに「たられば」はないとは言うものの、もしかしたら今回フェラーリ勢で1位2位になれたかもしれませんな。「今年のフェラーリはマジで速い」、ですね。まだ開幕2戦しかやっていないので「フェラーリが完全に追いついた!」と断じるのは早いですけど、「状況次第では勝負になる」ということははっきりしたわけで、今年のフェラーリにはかなり期待できそうです。他方、昨年孤軍奮闘していたレッドブルは相当厳しそうですね。メルセデスPUを搭載しているとはいえ熟成不足のフォースインディアをDRS使っても抜けない所を見せられてしまうとねぇ……クリスチャン・ホーナーでなくてもルノーにキレたくなるでしょうなw。マクラーレン・ホンダは、まだまだですけど、オーストラリアGP時よりは数段マシになってましたね。フツーのF1マシンのスピードを出せるようになったのは良かったです。このまま改良に改良を重ねて、初ポイント獲得から表彰台復帰、表彰台の常連となっていってもらいたいところです。

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2015年3月16日 (月)

F1 2015 オーストラリアGP

 2015年シーズン開幕戦・オーストラリアGPの決勝が昨日行われました。
 予選。ハミルトン(メルセデスAMG)がQ1で28秒台/Q2で26秒台後半/Q3で26秒台前半(1:26.327)、ロズベルグも常に2番手タイムで“別次元”の速さを見せつけまくり、終了。3番手にはマッサ(ウィリアムス)が入ったのですが、ハミルトンとは約1.4秒もの差をつけられました(ロズベルグとは0.8秒差)。ベッテルが4番手/ライコネンが5番手で、テスト中から「今年はいいかも?」といわれていたフェラーリ勢がその速さを実証(マッサとの差は0.1秒以内)。6番手はボッタス(ウィリアムズ)、7番手に母国GPのリカルド(レッドブル)で、8番手はデビュー戦のサインツ(トロ・ロッソ)。9番手グロージャンに10番手マルドナードと、メルセデスPUに変わったロータス勢も復活を印象づけました。史上最年少のフェルスタッペン(トロ・ロッソ)は12番手。ホンダ復帰戦となったマクラーレン勢はバトン17番手(1:31.422)/マグヌッセン18番手(1:32.037)で、マノーが予選も出走できなかったため予選最下位という結果となりました。
 決勝。マノーは決勝にも出場せず、マシンは持ち込んでいたものの結局まったく参加できずに終了。また、ボッタスが背中を痛めたとかで決勝欠場/レッドブルでのデビュー戦となるクビアトとマグヌッセンはレコノサンスラップでPUから白煙を上げてしまってそこで終了と……スターティンググリッドに並んだのは15台に。そして、スタート直後の接触事故でいきなりセーフティーカー導入(今年からセーフティーカーがメルセデスAMG GT Sに変わりましたが、早速のデビューということにw)となりまして、ここでマルドナードとグロージャンが消えてロータス勢は1ラップもできずに全滅。あとは、だいたいフツーの展開になりましたが、中盤にフェルスタッペンとライコネンがリタイアし、コース上には11台が残るのみとなりました。そんな中、バトンのマクラーレンMP4-30は最下位に沈んでいたペレス(フォースインディア)に43周目に抜かれるまで最下位ではないところ(※最下位1つ前)を走り続け、その後も周回を重ねてチェッカーフラッグまでしっかり走りきりました。優勝はハミルトン/2位ロズベルグ。メルセデスAMG勢は強すぎてほとんど中継映像に映ることもなく、レース中彼らが何をやっていたのかよくわかりませんでしたw。3位は、1回目のピット戦略でマッサを抜いて、その後は安定してポジションを守ったベッテル。4位マッサで、5位はなんと今回がデビュー戦のナスル(ザウバー)。6位にはリカルドが入りましたが、昨年2位表彰台(ただし規定違反で取消)だった母国GPで屈辱の周回遅れ。7位はテスト不足で四苦八苦しているフォースインディアのヒュルケンベルグ。8位には昨年可夢偉の同僚だったエリクソンが入り、ギド・バン・デル・ガルデの訴訟でゴタゴタしていたザウバーが、ダブル入賞して14ポイントも獲得するという驚愕の結果となりました(昨年ポイント1点も取れなかったチームが、コンストラクターズ3位ですよ、3位w)。9位にはサインツ。10位にはペレスが入って、フォースインディアも結果ダブル入賞。11位にバトンが入り、ホンダ復帰戦は完走ながら2周遅れの最下位という結果になりました。

 とりあえず、メルセデスAMGは予想通り「超強力」ってことがハッキリしましたね。今回、2位ロズベルグと3位ベッテルとの間は約33秒でしたが、余裕かましまくっての差であって、メルセデスW06が本気を出すと他車はおそらく果てしなく突き放されそうな気がします。ただ、「今年のフェラーリはマジで速い」というのも証明されました。今回のフェラーリPUはテスト時のものより出力を抑えているという記事もありましたし、ベッテルも3位浮上後はポジションキープになって全力では走っていなかったようですから、こちらも余力がありそうです。それに、ザウバーまでもがこうも速くなったとなると、今年のフェラーリPUはかなり良さそうですな。期待できそうです。他方、ルノーのPUは……予想以上に厳しそうですねぇ。レッドブルのクリスチャン・ホーナーやヘルムート・マルコがマジギレしているみたいですけど、改良が進まないようだと今シーズンは厳しい結果になるかもしれませんね。そして、我らがホンダについては……まぁ、しょうがないかと。なにせテスト期間中に連続で最も長く走った周回数が12周(たった12周!!)のホンダPUが、想定よりも高温だったレース本番で56周も走れたなんて「奇跡」に近いです。個人的にバトンは実のところあまり好きなドライバーではないのですけど、今回は素晴らしい仕事をしたと思ってます。よくぞ完走してくれた、本当によく頑張った、と。次戦は灼熱のマレーシア・セパンなのでマトモに動かせるどうかすら怪しそうですけど、着実に改良していって本領を発揮できるようになれば、最終的には良いものに仕上がるのでは?との期待だけは私はまだもっています。“夏休み”明けのベルギーGPあたりでアロンソとバトンが全力アタックできるようになっていたらいいなぁ、と思うのですが……どうですかねぇ。何とかならないかな。
 なんにせよ、F1の2015年シーズンが始まりました。全20戦(3/21追記:予定されていたドイツGPがキャンセルとなったため、2015年は全19戦となりました)の長丁場ですけど、フェラーリが圧倒的すぎるメルセデスAMG勢にどこまで迫れるのか、マクラーレン・ホンダはどん底からどこまで這い上がってくるのか、このあたりに注目しながら見ていきたいと思います。

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2015年3月12日 (木)

F1 2015 開幕

 2015年のF1が、明日、オーストラリアにて開幕します。
 マシンのレギュレーションに関して昨年から大きくは変更されなかったものの、あまりにも不細工だったノーズ形状には修正が施されるようになりまして、今年型のマシンはローノーズながら割とカッコいい感じに仕上げたものが多いようです。ただ、“パワーユニット”(PU)に関しては、基数制限がシーズン通して5基から4基へとさらに厳しくなってしまったため……マシンが「限界ギリギリの全力で走る」姿はあまり見られないかもしれません。開幕前テストではフェラーリ勢PUが良好な性能を見せていたときもありましたが、メルセデス製PUの優位は昨年同様/ルノー製PUは今年も厳しいというのが大方の予想になってます。予想は外れてもらった方が面白そうですけど、実戦ではどうなりますかね。
 一方、ドライバーズラインナップは、今年も変動がありました。チャンピオンチーム・メルセデスAMGはハミルトンとロズベルグのままでしたが、レッドブルはベッテルが去ってリカルドとクビアトの若いコンビとなり、そのベッテルはフェラーリに移籍してライコネンとコンビを組みます。アロンソはマクラーレンに復帰して、残留したバトンと組むことに(マグヌッセンもサードドライバーとして残留)。ウィリアムズとロータスにフォースインディアは変更なし。トロ・ロッソは17歳のマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツ(サインツJr.)。ザウバーは去年ケータハムにいたエリクソンとナスルと発表されているのですが、ギド・バン・デル・ガルデが裁判に訴えて出場権が認められたとかなんとかでゴタゴタしています。また、昨年破綻したマルシャはマノーとして復活し、スティーブンスとメルヒがドライバーと発表されています(本当に間に合うのかちょっと怪しいけどw)。ケータハムは残念ながら消滅し、小林可夢偉は今年スーパーフォーミュラにチームルマンから参戦することになりました。
 今年の注目は、なんといっても「あのHONDAがF1に帰ってきた!それもマクラーレン・ホンダとして!!」ってことですね。ただ……案の定というか、テストではホンダ製の新しいPUに問題が次から次へと発生、マクラーレンMP4-30はほとんど走り込みができず、信頼性にかなりの不安があります。その上、2回目のバルセロナ合同テスト4日目にアロンソが3コーナーのイン側(※アウト側ではない)のウォールにクラッシュ、病院に緊急搬送されて3日間入院し、結局オーストラリアGPは欠場と発表になりました(オーストラリアGPはマグヌッセンが代走)。クラッシュ時の脳しんとうが原因とされており、事実であればここは医師の診断通り大事にしてもらって次戦マレーシアGPでの早期復帰を願いたいところですけど……ホンダ復帰のために大枚はたいて獲得した大エースが、記念すべき開幕戦を欠場ってのは正直どうなのかと。まぁ、「どうせデータ取りで途中リタイアだろうし、大エース様にわざわざ御登場いただかなくとも」と考えることもできるわけですが(極めて残念ですけど、テスト結果を見るとそんな感じ)、ねぇ。1年間の研究開発期間もあってか性能面では他社PUと比較しても遜色ないという話もありますし、メルセデス勢に匹敵するスピードが本当に出せたりしたら今年のF1はマジで面白くなりそうなのですが、どうなりますか。

 昨シーズンがまるで楽しくなかったので、今シーズンのF1には期待しております。1番の期待はマクラーレン・ホンダ(特にアロンソ)ですが、跳ね馬を駆るベッテルってのもどんな風になるのか楽しみです。F1最後のシーズンになるかもしれないライコネンの走りにも期待しております。
 今年も全戦無料放送してくれるBSフジで、じっくり観戦していきますわ。

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