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2014年11月11日 (火)

F1 2014 ブラジルGP

 F1第18戦となるブラジルGPが、昨日行われました。
 またまた当ブログのF1記事更新をお休みしたので、お休み中のグランプリ2戦の結果をおさらい。
■F1第16戦 ロシアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 ボッタス(ウィリアムズ)
19位 小林可夢偉(ケータハム)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 ボッタス(ウィリアムズ)
リタイア 小林可夢偉(ケータハム)
■F1第17戦 アメリカGP
・予選
1位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ボッタス(ウィリアムズ)
欠場 小林可夢偉(ケータハム)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 リカルド(レッドブル)
欠場 小林可夢偉(ケータハム)

ま、とにかく、「メルセデスAMG」ですな。ロシア・ソチの全車未経験な特設コースだろうが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズだろうが、関係なし。今年から最終第19戦のアブダビGPはポイント倍だったりしますが、そんなの「どこ吹く風」かと言わんばかりに、第16戦でメルセデスAMGのコンストラクターズタイトル獲得が決定してしまいました。17戦以降の楽しみはドライバーズタイトル争いしか残っていませんが、こちらはこちらでメルセデスAMG勢のロズベルグvsハミルトンの一騎打ち。アメリカGP終了時点でリカルド(レッドブル)がタイトルを獲得する可能性も消滅したため、その他のドライバーは全滅……今シーズンは「メルセデスのメルセデスによるメルセデスのためのシーズン」となりました。

 で、アメリカGPから2週連続開催となったブラジルGPの予選は、特に波乱もなく、メルセデスAMG/ウィリアムズ/レッドブル/フェラーリ/マクラーレンの10台がQ3に進出し、ロズベルグがPPを獲得してメルセデスAMG勢ワンツー/2列目はウィリアムズ勢、で終了。
 決勝。メルセデスAMG勢の2台がトップ争いこそしたものの、やっぱり他とは異次元で、結果はロズベルグが逃げ切って終了。ハミルトンが2位で、ドライバーズタイトル決定は最終戦まで持ち越し。メルセデスAMG勢のワンツーフィニッシュは今季11回目で、1988年のセナ&プロスト時代なマクラーレンの10回を超え、F1新記録となりました。また、メルセデスAMG勢のドライバーが表彰台に上った合計回数も今季30回となり、2004年のミハエルさん&バリチェロのフェラーリの29回を超えて新記録になりました。3位にはピット速度制限違反で5秒停止ペナルティくらいながらも頑張ったマッサ(ウィリアムズ)が入り、母国GPなこともあって、表彰台はタイトル争いしてる1位2位そっちのけで観客が盛り上がってましたねw。4位は去就ばかりが注目されているバトン(マクラーレン)で、5位ベッテル(レッドブル)、6位アロンソ(フェラーリ)、7位ライコネン(フェラーリ)、8位ヒュルケンベルグ(フォースインディア)、9位マグヌッセン(マクラーレン)、10位にボッタス(ウィリアムズ)。リカルドは珍しくマシントラブルでリタイア。

 本当に今年のF1は、見てて面白くも何ともないですね。
 原因は、「メルセデス1強だから」というだけではないと私は思います。昨年までは“1強”どころか“ベッテル無双”で「ベッテルがPPから逃げちゃえば、それで終了」と今よりずっとつまらない状況のレースが多かったはずなのですが、私には今年の方がはるかにつまらないです。なんつーか、今年のF1は、人と人とが全力で競争しているって感じがまるでしないというか……もちろん、メルセデスW05だけが優れているだけでなく、ハミルトンが超絶のウデでスーパーラップを刻んでいるのはわかってますし、ロズベルグもその才能をフルに使って闘っていることはわかっているつもりです。しかし、今年採用になったパワーユニット、特に新システム・ERSのチャージラップとかが未だによくわからないこともあって、何故速いのか何故遅いのかが極めて不明確になってしまって、ハミルトンやロズベルグを含めた全ドライバーがコクピットで一生懸命闘っているであろうことが画面を通して全く伝わってこないのです(フジの中継では川井さんや森脇さんの専門的な解説があるからなんとかわかるけど、もし解説なかったら映像あっても何やってんのか何が起こってるのか私にはもはや全くわからないですよ?)。昨年までだと「(他より良いマシンに乗ってるとはいえ)ベッテルが上手に操縦し、他のドライバーたちが全力をもってそれに追いすがる」って感が多少なりともあったのですが、今年は「メルセデスAMGのマシンだけが異次元で速く、リカルドとボッタス以外のドライバーはもう諦めてて端から闘うことを放棄している」って感じなんですわ。映像見てても、良い顔してるのはリカルドとボッタスくらいに思えます(あとクビアトあたりはそれなりに良い顔してるかな)。メルセデスAMG勢の2人はシーズン通してお互いだけを睨みあいながら限界バトルを続けてるから楽しくなさそうなのは仕方ないにしても、苦悶し通しなディフェンディングチャンピオンのベッテルを筆頭に、不調のライコネン、失意のアロンソやバトン、予算不足で沈む一方の中堅下位チームのドライバーたち……今シーズンは、いずれも暗~い表情しか思い浮かびませんわ。こんなに皆が暗い印象のシーズンは記憶にないくらいです(2009年以来かな?ただし、あのときは後半チーム格差が解消されてったので、雰囲気がだんだん明るくなったんですよね。今年はむしろ逆)。
 その上、ここに来て「下位チームの経済破綻」が現実のものとなり……ロシアGP終了後に小林可夢偉が所属するケータハムがどうやら本当にダメらしいと報道され始め、結局チームは破綻。その後、マルシャも連鎖的に破綻。来季参戦の権利のために最終戦には出場するとかなんとか言われてますけど、アメリカGPとブラジルGPは両チーム欠場という異常事態の中で開催(※そのため、予選がQ1/Q2で4台ずつ脱落するという特別ルールで行われた)されました。さらなる連鎖破綻を防ぐべく、ロータス/フォースインディア/ザウバーの中堅3チームがボイコット覚悟で運営側と資金面の交渉したようですけど、何の進展もなく、「カネがないならF1から出て行け」みたいに言われたとかなんとか。その通りと言えばその通りなんですけど、仮に彼らがいなくなって今の上位5チーム10台だけでF1やって本当にレースたり得ますかね?まぁ、WECのトップカテゴリー(LMP1)なんてアウディとトヨタだけなんてこともありましたし、極論すればフェラーリとメルセデスだけでF1やったとしてもグランプリとして成立しないわけではないでしょうけど……どうですかね?そんなことになったら、私でもさすがにF1見るのやめますわ。来季からは上位チームの現行もしくは型落ちマシンを下位チームが使う、いわゆる“カスタマーカー”を解禁するのか、1チーム3台体制を容認して数を揃えたりするのか、どうなるのかわかりませんけど……ホント、どうにかしないと、世界的な人気低下どころではなく存続自体危ういところまで来ているんじゃないですかね、F1って。世界最高最速のマシンを駆る世界最高のドライバーたちが純粋に世界一速く走れるのは誰かを競争するところを見せる、そんな最高峰カテゴリー・F1の原点に立ち戻って考え直さないとマジでやばいのではないかと思いますわ。

 ま、何はともあれ、次戦のアブダビGPで今季のF1も最終戦となります。
 「ダブルポイント」という、これまた競技の公平性を損なうインチキルールが史上初めて適用されるグランプリとなりますが……はてさて、ドライバーズタイトルの行方はどうなるんでしょうね。

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