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2014年6月

2014年6月28日 (土)

サッカーW杯ブラジル大会グループリーグ終了 ~その2

 昨日その1でグループA~グループDと今大会における日本代表について書いたので、その2はグループE~グループHと決勝トーナメントの展望について。

グループE
1位:フランス(7)
2位:スイス(6)
3位:エクアドル(4)/4位:ホンジュラス(0)
エースのリベリを欠くフランス代表が、初戦のホンジュラスから3点/堅守のスイスからなんと5点を奪う圧倒的な攻撃力を見せつけて1位通過しました。タレント揃いなれどチームとしてまとまれず空中分解した前回大会とは打って変わって絶好調ですな。むしろリベリがいないことで好循環になっているように思えてならないのですが、実際のところどうなんでしょうw。ただ、メンバーを入れ替えて臨んだ第3節のエクアドル戦はスコアレスドロー。本当に強いのかは、決勝トーナメントを勝ち進められるかどうかで見極めるしかなさそうです。2位通過のスイスは、フランスにはボコられたものの、初戦のエクアドル戦はロスタイム弾による逆転劇で2-1/ホンジュラス戦ではシャキリのハットトリックで3-0と、シード国にふさわしい強さも見せました。今大会絶好調の南米勢で唯一グループリーグ敗退となったエクアドルは……いまいちパッとしないサッカーでしたね。ホンジュラスは3回目の出場ながら、今回も悲願のW杯初勝利はならず。
グループF
1位:アルゼンチン(9)
2位:ナイジェリア(4)
3位:ボスニア・ヘルツェゴビナ(3)/4位:イラン(1)
予想通りシード国のアルゼンチンが3連勝で1位通過。エースのメッシがW杯では活躍できなかった今までとは異なり、すでに4ゴールを上げて得点王争いトップタイと好調。ただ、攻撃は“メッシ頼み”の傾向があり、メッシさえ封じてしまえばイラン戦のように90分間得点を取れず終わってしまう可能性もあります。 2位通過はナイジェリア。今大会も鮮やかなグリーンに彩られたユニフォームが素晴らしいのですが……どことなく中途半端で運頼みなサッカーに見えてしまいます。私的にはコートジボワールやガーナの方が上に思えましたが、勝ち上がったのはナイジェリア。これもW杯、ですな。初出場のボスニア・ヘルツェゴビナは3位。ジェコが凄かった、くらいしか印象がないっすw。イランは、アリ・ダエイがいた頃の攻め一辺倒のサッカーとは真逆のカウンターサッカーをやってて、ビックリしました。アルゼンチンの攻撃陣を90分間封じたディフェンスは立派でしたし、シンプルながら効果的なカウンター攻撃も見せたし、結構良いサッカーをやっていたと思います。でも、結果は最下位……残念です。
グループG
1位:ドイツ(7)
2位:アメリカ(4)
3位:ポルトガル(4)/4位:ガーナ(1)
世間ではグループDが“死の組”と言われていますが、個人的にはこっちこそが“死の組”と思っていたグループG。シード国であるドイツが1位通過しました。 「ドイツが頭1つ抜けているかな」とは予想していましたし実際第1節でポルトガルを4-0と粉砕してみせましたが、第2節のガーナ戦は2-2/第3節のアメリカ戦は1-0とはっきりした実力差を見せることはできませんでした。前回大会のような精神的な脆さは克服してそうだけど、攻撃力は見ている限りでは前回からはかなり落ちたように感じましたわ(※前回は異常だった、とも言えるがw)。2位通過はアメリカ。強固なディフェンスと豊富な運動量で、今大会も “負けないサッカー”を実践してますね。「たぶん負けるんじゃないかな」と予想していたポルトガルは、けが人続出ながら第3節のガーナ戦で勝って3位。クリスティアーノ・ロナウドは、結局ガーナ戦で上げた1点だけでしたが、凄いシュートをバシバシ撃ってたので「さすがだなー」と思いました。ガーナも強くて良いサッカーをしてたのですが、勝負の第3節直前に「規律違反」とかで主力のボアテングとムンタリをチームから離脱させるという不可解な処分をして敗退。
グループH
1位:ベルギー(9)
2位:アルジェリア(4)
3位:ロシア(2)/4位:韓国(1)
こちらも予想通りシード国のベルギーが3連勝で1位通過。とはいえ、ベルギーにはえげつない攻撃力があるわけでもなく、若いチームらしい勢いも特に感じられず、どこまで勝ち上がれるかはわからないですな。2位通過はアルジェリア。前回大会同様ディフェンス中心のチームなように思えるのですが、韓国戦では4点を上げて攻撃力の高さも見せつけました。地味なサッカーやってますけど、侮れません。ガッカリしたのはロシア。欧州予選でポルトガルを蹴落とした実力に期待していたのですが、初戦で韓国と引き分けるなど3戦通してイマイチなサッカーしか見られませんでした。寒い国の選手たちにはブラジルは蒸し暑すぎましたかね?韓国はアジア最終予選でも苦しんでいたようですが、本戦でも勝ち点1しか取れず最下位。以前の韓国代表はレベルの違いを気力でカバーするサッカーでしたが、前回大会あたりから闘志が薄れてしまい、今回はついに闘志ほぼゼロって感じのサッカーでしたな。日本も悪すぎたので他国のことはあまりとやかく言えませんけど、あんな弱気なサッカーでは負けて当然でしょうね。

 以上の結果を受け、決勝トーナメント1回戦はこのような組み合わせとなりました。
・ブラジル - チリ
・コロンビア - ウルグアイ
・オランダ - メキシコ
・コスタリカ - ギリシャ
・フランス - ナイジェリア
・ドイツ - アルジェリア
・アルゼンチン - スイス
・ベルギー - アメリカ
 アジア勢が全滅(しかも、どこもグループ最下位で1勝もできず……アジア枠4.5は減らされてしまうかも?)したのは残念でしたが、おかげで(?)決勝 トーナメントは1回戦から面白そうな組み合わせ続出ですな。ブラジルは1回戦でチリ/勝ったとして、準々決勝ではコロンビアvsウルグアイの勝者が相手と いう「南米対決ブロック」、オランダvsメキシコにコスタリカvsギリシャと「ヨーロッパvs北中米対決ブロック」、フランスvsナイジェリアにドイツvsアルジェリアの「ヨーロッパvsアフリカ対決ブロック」、アルゼンチンvsスイスにベルギーvsアメリカの「攻撃サッカーvsカウンターサッカー」対決ブロック、の4ブロックとでも言えますか。特に、ブラジルvsチリ/オランダvsメキシコ/アルゼンチンvsスイス/ベルギーvsアメリカあたりの試合は本当に楽しみです。4強は、ブラジル/オランダ/ドイツ/アルゼンチンの4カ国あたりが順当かと予想しますが……どうなりますかね。個人的には、フランスが4強に入ってくれたら嬉しいかな。

 明日から7月14日の決勝戦まで続く決勝トーナメント16試合、日本が出場できないのは本当に残念ですけど、“強者どもの真剣勝負”ってやつをじっくり見ておこうと思います。

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2014年6月27日 (金)

サッカーW杯ブラジル大会グループリーグ終了 ~その1

 工事の遅れやらデモやらで開催自体危ぶまれていたサッカーW杯ブラジル大会も、特に問題なく15日目を迎え、グループリーグ全48試合が無事終わりました。各グループごとの結果を、記事にしておこうと思います。

※()内の数字は勝ち点。
グループA
1位:ブラジル(7)
2位:メキシコ(7)
3位:クロアチア(3)/4位:カメルーン(0)
優勝候補筆頭のブラジルが、順当に1位通過。ネイマールが計4得点を上げて好調ですが、今大会のブラジルはディフェンス型。ディフェンスが強いときのブラジル代表は好成績を残す(というか、優勝する)ので、決勝トーナメントでも安定して強さを発揮しそうです。ただし、第2節のメキシコ戦のように、点が取れないときは取れないので……トーナメントでは失点からあっけなく敗退する可能性もありますな。そのメキシコは、全員が連動するトータルフットボールで実に良いサッカーをしていると思いました(なんで北中米予選を突破できなかったのか、心底疑問w)。クロアチアが敗退したのは残念。マンジュキッチ、もっと見たかったんだけどなー。カメルーンは、いつもどおりの内部のゴタゴタで自滅。
グループB
1位:オランダ(9)
2位:チリ(6)
3位:スペイン(3)/4位:オーストラリア(0)
優勝候補のスペインが、まさかの2連敗であっけなく敗退しました。シャビがオランダに大敗(1-5)した第1戦以降出場しなかったり、前回得点王のビジャが第3戦しか出なかったり……やることなすことチグハグだったし、“無敵艦隊”とかいわれながらやる気のないサッカーでグループリーグで消える以前のスペインに戻ってしまった感じがしました。代わりに3勝して1位通過したオランダは、3試合で10点も取ったのですが……やってるのは代名詞の攻撃サッカーではなく、カウンターサッカー。そのカウンターも、事実上ファンペルシとロッベンの2人の個人技でなんとかしてるだけ。前の2人だけでなく個々の選手の能力が高い(※スナイデルは除く。明らかに衰えてますな)からこそ成り立つだけの、オレンジ軍団好きな私でさえ「クソだ」と言いたくなるほどに守備的プレーに終始しました。でも、勝つのはオランダなわけで……これもW杯、なのでしょうか。他方、オレンジ軍団がやるべき攻撃サッカーを、全員連動で実現しているのがチリ。メキシコと同じく、見ていて実に楽しいです。ただ、オランダには0-2で完敗するなど、上位に進出するには「ちょっと物足りないかな」って気もします。オーストラリアは、若手中心の「次回に向けて育成に来ました」って感じのチームだったこともあって厳しい結果となりましたが……経験を積んだ若手選手たちが次のアジア予選では強くなってることでしょうな。
グループC
1位:コロンビア(9)
2位:ギリシャ(4)
3位:コートジボワール(3)/4位:日本(1)
エースのファルカオがいないコロンビアでしたが、予想通りの攻撃力を発揮。9点を取って3連勝し、1位通過。今大会のブラジルと似た感じのサッカーで、たしかに強いっすね。2位には第3節でコートジボワールに勝利したギリシャが入りました。そのコートジボワール戦で取った2得点だけでグループリーグ突破という省エネっぷり。「守り勝つ」ってやつを見せてもらいました。コートジボワールは、アフリカとは思えないほど組織的なサッカーで、その上ドログバの圧倒的存在感とジョルビーニョの身体能力の高さが凄まじく、ギリシャよりずっとトーナメント進出にふさわしいサッカーをしていたけど、ヤヤ・トゥーレがイマイチだったのが結果に響いたかもしれません。期待の日本代表は、勝ち星を挙げることもできず、ギリシャ戦の引き分けで得た勝ち点1のみで、最下位に終わりました。
グループD
1位:コスタリカ(7)
2位:ウルグアイ(6)
3位:イタリア(3)/4位:イングランド(1)
優勝経験国が3カ国も並んだことから“死の組”と言われていたグループDでしたが、“最弱”と思われていたコスタリカがウルグアイを3-1/イングランドを2-1で破ってなんと一抜け。コスタリカのどこが強いのか正直よくわからんのですが、失点が少ない堅実なサッカーでかつ点も取るから結果がついてくるってところですかね。また、シード国のウルグアイも、エースのスアレスが戻ったイングランド戦で2-1/イタリアを1-0で破って2位通過しました。結果、あのイタリアとイングランドがグループリーグ敗退となりました。まぁ、イングランドは若手中心のメンバー構成で今大会は端から勝ち上がる気がないようにも見えましたが、ランパードとジェラードは年齢的に恐らく最後のW杯ですからねぇ……ルーニーのW杯初ゴールが出たものの、もうちょっと「意地」ってものを見せてもらいたかったのですけど。イタリアも、“死の組”にあって総得点がイングランド戦で上げた2点だけでは、ね。古豪だろうが連続出場で経験があろうが国内リーグが世界屈指だろうが負けるもんは負けるのがW杯なんですね。

 今大会の日本は、コートジボワールに1-2/ギリシャに0-0/コロンビアに1-4で0勝1分2敗の勝ち点1という結果に終わりました。コートジボワール戦は先制して1-0で折り返した前半はそれなりに良かったものの、後半は消極的姿勢に終始した上、ドログバ投入で戸惑った隙を突かれて逆転負け。ギリシャ戦は、カツラニスのレッドカード退場を受けてギリシャが徹底的に引いてしまい、為す術なくスコアレスドロー。コロンビア(※控え選手中心)戦は今までの鬱憤を晴らすかのように“攻撃サッカー”をやってみたものの主力のロドリゲスが投入された後半に3点取られて「万事休す」、ってところでしたかね。実際、コロンビア戦はそこそこの出来でしたが、戦略上「勝ち点3」を取りに行かねばならなかったコートジボワール戦とギリシャ戦での日本代表は動きが鈍く全速で走ることもなく、パスもスローかつ精度が低くカットされまくりで、システムとしても個人でも有効な攻撃ができないという……結果、“攻めるサッカー”を標榜しながら3試合での総得点は2点どまり。「そりゃ勝てんわな」というレベルの低さでした。その上、大会前から危惧されていたディフェンスの弱さは相手に見事に突かれて計6失点。試合をやった会場がどこも蒸し暑かったというコンディションの悪さを差し引いたとしても、「実力不足によるグループリーグ敗退としか評しようがない」と感じましたわ。活躍を期待していた岡崎や長友の存在感がほとんどなく香川もホント低調でガッカリだったけど、「誰それが悪い」というよりチーム全体が良くなかったように思えましたし……また、今大会はスペインやイタリアの敗退に代表されるように「パスを繋いでポゼッションを高めて」といういわゆるポゼッションサッカーがほとんど機能せず、縦パス主体の早い展開から個人技による高精度なシュート→得点という積極的なサッカーに対応できているチームが上位に来る傾向が非常に強くなっています。が、こういうサッカーって、日本は過去何度もトライしたけど一度も実現できなかったし、受けるのも代々最も苦手としてきたサッカースタイルなんですよね。つまり、大会のトレンドがこういう苦手なサッカーになってしまい、日本がこの4年間準備してきたサッカーは本家スペインでさえ全否定されたわけで……ま、「負けても仕方ないかな」と。ここまでサッカーのトレンドが激変するとは、思ってもみませんでしたし。
 今後は、4年後のロシア大会に向け「日本のサッカー」ってやつを改めて1から構築し直すしかないでしょう。しかし、今大会のトレンドなサッカーは上記の通り日本代表には実現できそうにありません。日本人は屈強な肉体を持っていないし、個人技も世界レベルとはまだまだ差が大きいと大会を通じてはっきりしました。またメッシやロナウドやネイマール、ミュラーとかマンジュキッチとかベンゼマやシャキリみたいな「枠を外さない絶対的なストライカー」なんて存在したことすらありませんからね。となると現実解は、メキシコやチリがやってる全員連動して攻撃するパスサッカーですかねぇ?パスのスピードと精度をもっと上げて、全員が走るサッカーを実現する、と(なんか、オシム時代に目指したサッカーなよーな気もするけどw)。4年間日本を率いたアルベルト・ザッケローニ監督は退任され(代表監督、お疲れ様でした)、後任監督は「ハビエル・アギーレ氏有力」とか報道されてたりもするので、日本サッカー協会もそっちの方向性なんですかね。
 何にせよ、サッカー日本代表のサッカーW杯ブラジル大会は終わりました。まずは、次回大会出場に向けアジア代表枠に確実に入ることを目標に、ここで立ち止まることなく4年後を見据えて、現実的かつ着実に歩みを進めていってほしいと思います。

長くなったので、グループE~Hについてはその2で。

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2014年6月26日 (木)

ニコンD810発表

 ニコンが今日、新型デジタル一眼レフ・D810を発表しました<メーカーページ>。
 その名の通りD800/D800Eの後継機にあたり、画像処理エンジンが最新のEXPEED 4に変わった(※D800/D800EはEXPEED 3)だけでなく、撮像素子も3635万画素のものに更新され、常用感度がISO64~12800になりました(※D800/D800Eは常用感度ISO100~6400)。さらに、拡張感度としてISO32相当までの減感が可能とか……ニコンにしては珍しく低感度方向に振ってきましたね(※高感度側もISO51200相当まで対応してるけどw)。また、D7100同様光学ローパスフィルターレスモデルのみとなったので、正確には「D800Eの後継機」と言うべきですかね。他にも、シャッターユニットや駆動機構にミラーバランサーに背面液晶までも刷新されているとかで、なんつーかほとんどフルモデルチェンジと言っていいくらいの変わりっぷりですな。スペック的には、かなり良さげに思えます。

 うちのカメラは、FXフォーマット(フルサイズ)だと今もD700が現役であります。別にD700だから困っているとか問題があるとかってことはないのですが、買って6年にもなるし、そろそろ「買い替えの頃合いかなぁ?」と以前から一応考えてはいます。D800の購入も検討したことはありましたが、「3600万画素もいらんし、D700のままでいいや」って感じで結局買わず終いになりました。超高画素機D800/D800Eや廉価機D600/D610ではなく、“D4ジュニア”的な「D700の後継機」が発売されてたらすぐにでもとびついてたんですけど(たぶんw)、そのような機種は一向に現れず……となると、今回のD810をうちの次期FXフォーマット機として真剣に検討する他ないですかねぇ?
 今年中は予算の都合もつきそうにないし(※年内は未購入のPS4とかXbox Oneの方が優先順位高い)、早くても「買うのは来年」でしょうから、“次期カメラ”についてはゆっくり考えればいいんですけどね。まぁ、うちの“次期カメラ”の有力候補として、発売されたら使い勝手とか店頭であれこれチェックしてみようと思ってます。

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2014年6月23日 (月)

F1 2014 オーストリアGP

 F1第8戦・オーストリアGP決勝が昨日行われました。
 実に11年ぶりの開催となったオーストリアGPの舞台は、レッドブルリンク。かつてエステルライヒリンクと呼ばれていた歴史あるコースをレッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツが出資し、近代的な改修が行われてF1開催地に復帰することとなりました。つまり、レッドブル・レーシングにとっては“ホームグランプリ”といえるレースだったのですが……結果は厳しいものとなりました。
 予選。メルセデスAMG勢がフリープラクティスから好調で、今回も他を圧倒するかと思ったのですが……Q3でいきなりボッタス(ウィリアムズ)が、ロズベルグ(メルセデスAMG)がQ2で叩き出したタイムを上回り、トップに立ちます。このタイムをロズベルグを上回ることができずに時間が進んでいき、結局ラストアタックも前を走っていたハミルトン(メルセデスAMG)のスピンの影響を受けてタイムを更新できず、またハミルトンはコースアウトとスピンでタイムを残せず、開幕から続いていたメルセデスAMG勢の連続PPもここで途絶えることとなりました。ただし、最後の最後でボッタスのタイムをマッサ(ウィリアムズ)が更新。PPはマッサが獲得しました。マッサのPP獲得は、あの1ポイント差でチャンピオンを逃す結果となった2008年ブラジルGP以来とか。2番手はボッタスで、ウィリアムズ勢がフロントローを独占。ウィリアムズ勢がフロントローを独占するのは、なんと2003年フランスGP(PP:ラルフ・シューマッハ/2番手:ファン・パブロ・モントーヤ)以来11年ぶりとか。3番手はロズベルグで、4番手アロンソ(フェラーリ)。前戦で初優勝を飾ったリカルド(レッドブル)がなんとか5番手に入り、6番手はマグヌッセン(マクラーレン)。7番手クビアト(トロ・ロッソ)、8番手ライコネン(フェラーリ)。タイムを残せなかったハミルトンが9番手、同じくタイムを残せなかったヒュルケンベルグ(フォースインディア)が10番手。ベッテル(レッドブル)は13番手でまさかのQ2落ち。カナダGP後に「即時F1撤退か?」とも報道されたケータハムの小林可夢偉は20番手でした。
 決勝。スタートダッシュでロズベルグが2位に、ハミルトンは一気に5位に浮上。その後、ボッタスが抜き返す一方、ハミルトンはアロンソを抜いて4位になり、ウィリアムズ勢ワンツー、メルセデスAMG勢スリーフォーでオープニングラップを終了すると……2周目にベッテルがスローダウン。ベッテルは周回遅れになってしまって今回の“ホームグランプリ”から早々に脱落してしまいました。で、10周目から1回目のピットインが始まり、12周目にロズベルグ/14周目にハミルトンがピットインしましたが、ウィリアムズ勢は15周目にマッサ/16周目にボッタスと後手になったことでマッサは後退してロズベルグが前に。また、2回目のピットイン絡みでハミルトンもボッタスの前に出て、結局メルセデスAMG勢のワンツー体制となり、そのままゴールしました。優勝はロズベルグで、ハミルトンが2位。3位にボッタスが入り、初の表彰台となりました。4位マッサで、5位アロンソ。6位は変則の2ストップで一時トップを走行したペレス(フォースインディア)で、7位マグヌッセン。リカルドは8位入賞に留まり、9位はヒュルケンベルグ。10位ライコネンで、小林可夢偉は16位完走。ベッテルは結局リタイアしました。

 10年近くもの時間をかけて実現に向け準備してきたレッドブルの“ホームグランプリ”でしたが、「カナダGPでの復活劇は何だったのか!?」というくらいレッドブルには厳しいレースとなり、メルセデスAMGのワンツーフィニッシュに戻ってしまいました。ただ、1周1分10秒±5秒って感じのコースで、セーフティーカーも入らなかったのに、優勝したロズベルグと3位ボッタスの差は8秒/4位マッサとの差も17秒とかなり縮まりましたし、また5位のアロンソもマッサと1秒程度の差でフェラーリのスピードもそれほど悪くはなく、さらに周回遅れは12位のマルドナード(ロータス)からでしたし、「メルセデスAMG独走」状態は解消されつつある、と言えそうです。
 次はイギリスGPで、シルバーストーンサーキットが舞台。高速テクニカルコースのシルバーストーンでもメルセデスAMG勢のアドバンテージがそれほどでもないようになっていたら、後半戦は優勝争いが楽しみになりそうですな。

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2014年6月16日 (月)

NBAファイナル 2014

■2014年NBAファイナル
第1戦 スパーズ 110-95   ヒート
第2戦 スパーズ   96-98   ヒート
第3戦 ヒート       92-111  スパーズ
第4戦 ヒート       86-107  スパーズ
第5戦 スパーズ  104-87  ヒート

 “スリーピート”(=3連覇)を目指すマイアミ・ヒートが勝ち上がってきたので、BSで録画しながら今年も見ましたよ、NBAファイナル。
 今年のヒートの相手は、昨年と同じサンアントニオ・スパーズ(ウェスタン1位)。ヒートはプレーオフを対ボブキャッツ:4勝0敗/対ネッツ:4勝1敗/対ペイサーズ:4勝2敗と比較的スムーズに勝ち上がっており、主力選手の高齢化が進んだスパーズに対して体力的にも有利に戦えるのではないかと思いきや……第1戦はスパーズのホームであるAT&Tセンターの空調故障で気温が上昇する中、第4Qの勝負どころでレブロンが脱水と引きつけを起こし、プレー続行不能となったことで敗戦。第2戦はそのレブロンが35得点10リバウンドを記録し接戦を制したものの、マイアミに舞台を移した第3戦と第4戦でヒートは大きくリードを許してしまいまさかの惨敗。そして、サンアントニオに戻っての第5戦も、序盤こそヒートがリードしたものの、逆転されると点差を返すことができないまま試合終了。今年のファイナルではヒートは良いところを見せられず、本当にあっけなく敗退してしまいました。
 サンアントニオ・スパーズは、2007年以来となる通算5度目のNBA制覇。今年もダンカン/パーカー/ジノビリの“ビッグスリー”が中心のチームでしたが、ファイナルMVPはその3人ではなく若手成長株のレナードが獲得。他にもディアウやグリーン、ミルズ、スプリッターなど「選手層の厚さ」でヒートを上回っていたように思えました。
 ヒートは、レブロンは頑張ってましたけど、“スリーキングス”のウェイドとボッシュが今ひとつだった上に、残りのメンバーも悪すぎました。ベンチプレイヤーで得点を確実に期待できそうなのはレイ・アレンしかいないような状態になってしまって、スターターもチャルマーズが特に絶不調で……チームとしての得点が伸びない中、スパーズにアウトサイドからポンポンポンポンと3ポイントを決められて突き放されていってしまうのでは「お手上げ」ですよね。為す術なく敗れ去るヒートの姿は、本当に衝撃でしたわ。カンファレンスファイナルでペイサーズを余裕をもって倒したのを見て「3連覇もいける!」と思えたんですけどね……NBAで“スリーピート”ってのは、やはりとてつもなく難しいことなんですな。

 これにてNBAはオフシーズンに入りますが……“スリーキングス”、どうなるんですかね?レブロン/ウェイド/ボッシュの3人とも今シーズン終了後に契約破棄してFAになることができるらしく、“スリーキングス”解消もあり得るどころかレブロンがどっかに移籍してしまう可能性もあります。一方で、ヒートはカーメロ・アンソニー(ニックス)の獲得を狙っているという噂もあり、より強力な“新生スリーキングス”が結成されたりするかもしれません。
 不安と期待が入り交じっておりますが、来シーズンのNBAも面白いシーズンになることでしょう。楽しみに開幕を待ちたいと思います。

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2014年6月12日 (木)

サッカーW杯ブラジル大会開幕

 いよいよ開幕ですね、サッカーW杯ブラジル大会。
 当ブログは元々は、マイクロソフト社が当時運営していたブログサービス・Live Spacesのゴタゴタを回避して前回の南アフリカ大会の記事を書くべく、急遽ここココログで始めたものだったりしたのですが、あれから4年が経ったんですな……早いものです。

 で、今大会ですが、出場32ヵ国のグループ分けは以下のようになっております。
○グループA
 ブラジル/クロアチア/メキシコ/カメルーン
○グループB
 スペイン/オランダ/チリ/オーストラリア
○グループC
 コロンビア/ギリシャ/コートジボワール/日本
○グループD
 ウルグアイ/コスタリカ/イングランド/イタリア
○グループE
 スイス/エクアドル/フランス/ホンジュラス
○グループF
 アルゼンチン/ボスニアヘルツェゴビナ/イラン/ナイジェリア
○グループG
 ドイツ/ポルトガル/ガーナ/アメリカ
○グループH
 ベルギー/アルジェリア/ロシア/韓国

今大会の出場国はほとんどが実力ある強豪国で(アジア勢が“最弱”に見える……えげつないっす)、どのグループも「厳しい」と言わざるを得ないほど。開幕戦からいきなりブラジルvsクロアチア、翌日には「前回の決勝戦再び」となるスペインvsオランダ、他にもイングランドvsイタリアやドイツvsポルトガルなど、各グループの初戦から注目カードが目白押しになっています。
 優勝候補は、本命が開催国・ブラジル/対抗が前回の覇者・スペイン、あとアルゼンチンやドイツあたりが強そうですが……正直、まったくわかりません。グループAもBも厳しく、ブラジルもスペインもグループリーグで消えることだってありうるし、順位次第では決勝トーナメント1回戦でブラジルとスペインが激突することもありえます。南米開催ということでウルグアイやコロンビアやチリあたりが実力以上の力を発揮するかもしれないし、タレント揃いのイングランドやフランス(リベリいないけど)がチームとしてまとまって本領発揮することになったら間違いなく恐いですし。
 我らが日本はグループCに入りましたが、初戦の相手はコートジボワール。アフリカで1、2を争う強豪ですけど、仮にそのコートジボワールから勝ち点を取れないと日本のグループリーグ突破は途端に厳しくなります(※ギリシャは堅守速攻で日本が苦手とするタイプ/コロンビアは南米ならではの攻撃力でシャレにならんほど強い)。できれば前回大会同様初戦で勝ち点3を取り余裕をもって戦っていきたいところですが……日本代表は、まずはグループリーグ突破を目標にとにかく全力で頑張ってもらいたいです。

 私自身の体調が優れず視聴時間も限られているため、前回大会の時のように細かく記事にすることはできそうにないのですが、4年に一度のサッカーの祭典をじっくり楽しみたいと思います。

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2014年6月10日 (火)

F1 2014 カナダGP

 F1第7戦・カナダGP決勝が一昨日行われました。
 第6戦・モナコGPは、予選:ロズベルグがPP/ハミルトン2番手/リカルド3番手→決勝:ロズベルグ優勝、ハミルトン2位、リカルド3位で、リカルド(レッドブル)が終盤頑張ったものの、4位アロンソ(フェラーリ)より後ろはすべて周回遅れという基本的にはメルセデスAMGの2台がまたも独走したレースでした。
 で、とにかく狭いモンテカルロ市街地コースからうってかわって、今回の舞台は直線が長くパワーが要求されるカナダのジル・ビルヌーブ・サーキット。予選は予想通りメルセデスAMG勢が他を圧倒。Q3では、ロズベルグとハミルトンだけが1分14秒台を記録し、ロズベルグがPP/ハミルトンが2番手。3番手はベッテル(レッドブル)でしたが、ハミルトンに0.6秒もの差をつけられてしまいました。4番手ボッタス/5番手マッサとウィリアムズ勢が好調で、モナコ表彰台のリカルドは若干出遅れて6番手。マシンを大幅に改良したと言われていたフェラーリ勢はアロンソが7番手/ライコネンは10番手とふるわず。8番手はベルニュ(トロ・ロッソ)、9番手はバトン(マクラーレン)で、小林可夢偉(ケータハム)は20番手でした。
 決勝。オープニングラップの2コーナーでベッテルが2位に浮上しましたが、そのすぐ後にマルシャの2台が接触してクラッシュ。1周目からいきなりセーフティーカー導入となりました。7周目からレースは再開となり、10周目にハミルトンがベッテルを抜いて2位に復帰。ここからロズベルグとハミルトンはベッテルを含めた後続を突き放し始めて「ああ、いつものメルセデスAMG勢独走か」って感じで落ち着いてしまった中盤、37周目ハミルトンが突然遅れ始め、次の周にはロズベルグも「パワーを失った」とピットに連絡。どちらのマシンもエネルギー回生システム(ERS)にトラブルが出たらしく、ERS分の160馬力が全く使えない状態になっていたようで……そんな中、ロズベルグが45周目にタイヤ交換のためピットイン。ここでタイヤ交換をセーブして3位を走っていたマッサ(ウィリアムズ)に前へ出られてしまい、ハミルトンもピットインしたため、46周目にマッサが1位に。ここで、今シーズン初めてメルセデスAMG以外のマシンがリードラップをとりました。で、ハミルトンは結局48周目にリタイアしてしまいましたが、マッサはタイヤ交換のために49周目にピットインしロズベルグが1位に返り咲きます。が、ロズベルグはERS故障のためパワーが上がらず、タイヤ戦略で2位に浮上したペレス(フォースインディア)と3位リカルド/4位ベッテルに後ろにピッタリつかれる展開に。そして終盤の65周目、リカルドがペレスを抜き去り2位に浮上。68周目にはリカルドがついにロズベルグをも抜き去ってトップに。69周目にはベッテルが最終シケインでペレスをパスして3位に浮上しましたが、その直後の1コーナーでペレスと5位に戻していたマッサが接触して大クラッシュ。ここでセーフティーカー導入となり(※ファイナルラップだったため実際には入らなかったけど)、そのままレース終了となりました。リカルドはF1での初優勝を飾り、7戦目にして初のメルセデスAMG勢以外のウィナーとなりました。2位はロズベルグ。3位ベッテルで、レッドブル勢が揃って表彰台に乗るのも今シーズン初。4位はなんとバトンで、5位はヒュルケンベルグ(フォースインディア)。アロンソは結局6位で、7位ボッタス、8位ベルニュ、9位マグヌッセン(マクラーレン)、10位ライコネンでした。小林可夢偉はリタイア。

 いやはや、まさかメルセデスAMGの2台、それもほぼ同時にERSトラブルが出るなんてことがあるとは思いませんでしたが……こんなこともあるんですね。あと、早め早めにタイヤ交換するピット戦略でチームメイトのベッテルの前に出て、直線の遅いレッドブルRB10でペレスとロズベルグをブチ抜いて初優勝をもぎ取ったリカルドは素晴らしかったですな。今年仕様のマシンにドライビングスタイルが合っているようで、ドライバーズランキングも3位になったし、ベッテルがなおも不調な今、レッドブルチームからすれば「実に頼りになる新人」ってところですかね。そのベッテルも、リタイアに終わったモナコの直後に表彰台に戻ってこられたというのは結構大きいんじゃないでしょうか。次はレッドブルのホームGPともいえるオーストリアGPですし、巻き返しを期待したいところです。ただ……ハミルトンはリタイアしましたが、なんとか走り続けたロズベルグは中盤からERS分の160馬力がなかったというのに結果的にはほとんどのラップをトップ周回していたわけでして、メルセデスAMGの2台と他車との差は依然として埋めようがないほどに大きいというのもまた事実です。特にフェラーリは……本当に絶望的ですな。アロンソとライコネンをもってしてもこれでは、ねぇ。そろそろ「今年は諦めて、来年に開発を集中」した方がいいかもしれません。
 次戦はヨーロッパに戻って、11年ぶりの開催となるオーストリアGPです。レッドブルリンクと改まったサーキット名にふさわしく、レッドブルのエースであるベッテルが復活の優勝とかしてくれると今年のF1もより盛り上がると思うのですが……どうなりますかね。

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