« F1 2014 スペインGP | トップページ | サッカーW杯ブラジル大会開幕 »

2014年6月10日 (火)

F1 2014 カナダGP

 F1第7戦・カナダGP決勝が一昨日行われました。
 第6戦・モナコGPは、予選:ロズベルグがPP/ハミルトン2番手/リカルド3番手→決勝:ロズベルグ優勝、ハミルトン2位、リカルド3位で、リカルド(レッドブル)が終盤頑張ったものの、4位アロンソ(フェラーリ)より後ろはすべて周回遅れという基本的にはメルセデスAMGの2台がまたも独走したレースでした。
 で、とにかく狭いモンテカルロ市街地コースからうってかわって、今回の舞台は直線が長くパワーが要求されるカナダのジル・ビルヌーブ・サーキット。予選は予想通りメルセデスAMG勢が他を圧倒。Q3では、ロズベルグとハミルトンだけが1分14秒台を記録し、ロズベルグがPP/ハミルトンが2番手。3番手はベッテル(レッドブル)でしたが、ハミルトンに0.6秒もの差をつけられてしまいました。4番手ボッタス/5番手マッサとウィリアムズ勢が好調で、モナコ表彰台のリカルドは若干出遅れて6番手。マシンを大幅に改良したと言われていたフェラーリ勢はアロンソが7番手/ライコネンは10番手とふるわず。8番手はベルニュ(トロ・ロッソ)、9番手はバトン(マクラーレン)で、小林可夢偉(ケータハム)は20番手でした。
 決勝。オープニングラップの2コーナーでベッテルが2位に浮上しましたが、そのすぐ後にマルシャの2台が接触してクラッシュ。1周目からいきなりセーフティーカー導入となりました。7周目からレースは再開となり、10周目にハミルトンがベッテルを抜いて2位に復帰。ここからロズベルグとハミルトンはベッテルを含めた後続を突き放し始めて「ああ、いつものメルセデスAMG勢独走か」って感じで落ち着いてしまった中盤、37周目ハミルトンが突然遅れ始め、次の周にはロズベルグも「パワーを失った」とピットに連絡。どちらのマシンもエネルギー回生システム(ERS)にトラブルが出たらしく、ERS分の160馬力が全く使えない状態になっていたようで……そんな中、ロズベルグが45周目にタイヤ交換のためピットイン。ここでタイヤ交換をセーブして3位を走っていたマッサ(ウィリアムズ)に前へ出られてしまい、ハミルトンもピットインしたため、46周目にマッサが1位に。ここで、今シーズン初めてメルセデスAMG以外のマシンがリードラップをとりました。で、ハミルトンは結局48周目にリタイアしてしまいましたが、マッサはタイヤ交換のために49周目にピットインしロズベルグが1位に返り咲きます。が、ロズベルグはERS故障のためパワーが上がらず、タイヤ戦略で2位に浮上したペレス(フォースインディア)と3位リカルド/4位ベッテルに後ろにピッタリつかれる展開に。そして終盤の65周目、リカルドがペレスを抜き去り2位に浮上。68周目にはリカルドがついにロズベルグをも抜き去ってトップに。69周目にはベッテルが最終シケインでペレスをパスして3位に浮上しましたが、その直後の1コーナーでペレスと5位に戻していたマッサが接触して大クラッシュ。ここでセーフティーカー導入となり(※ファイナルラップだったため実際には入らなかったけど)、そのままレース終了となりました。リカルドはF1での初優勝を飾り、7戦目にして初のメルセデスAMG勢以外のウィナーとなりました。2位はロズベルグ。3位ベッテルで、レッドブル勢が揃って表彰台に乗るのも今シーズン初。4位はなんとバトンで、5位はヒュルケンベルグ(フォースインディア)。アロンソは結局6位で、7位ボッタス、8位ベルニュ、9位マグヌッセン(マクラーレン)、10位ライコネンでした。小林可夢偉はリタイア。

 いやはや、まさかメルセデスAMGの2台、それもほぼ同時にERSトラブルが出るなんてことがあるとは思いませんでしたが……こんなこともあるんですね。あと、早め早めにタイヤ交換するピット戦略でチームメイトのベッテルの前に出て、直線の遅いレッドブルRB10でペレスとロズベルグをブチ抜いて初優勝をもぎ取ったリカルドは素晴らしかったですな。今年仕様のマシンにドライビングスタイルが合っているようで、ドライバーズランキングも3位になったし、ベッテルがなおも不調な今、レッドブルチームからすれば「実に頼りになる新人」ってところですかね。そのベッテルも、リタイアに終わったモナコの直後に表彰台に戻ってこられたというのは結構大きいんじゃないでしょうか。次はレッドブルのホームGPともいえるオーストリアGPですし、巻き返しを期待したいところです。ただ……ハミルトンはリタイアしましたが、なんとか走り続けたロズベルグは中盤からERS分の160馬力がなかったというのに結果的にはほとんどのラップをトップ周回していたわけでして、メルセデスAMGの2台と他車との差は依然として埋めようがないほどに大きいというのもまた事実です。特にフェラーリは……本当に絶望的ですな。アロンソとライコネンをもってしてもこれでは、ねぇ。そろそろ「今年は諦めて、来年に開発を集中」した方がいいかもしれません。
 次戦はヨーロッパに戻って、11年ぶりの開催となるオーストリアGPです。レッドブルリンクと改まったサーキット名にふさわしく、レッドブルのエースであるベッテルが復活の優勝とかしてくれると今年のF1もより盛り上がると思うのですが……どうなりますかね。

|

« F1 2014 スペインGP | トップページ | サッカーW杯ブラジル大会開幕 »

モータースポーツ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« F1 2014 スペインGP | トップページ | サッカーW杯ブラジル大会開幕 »