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2013年10月10日 (木)

iPhone5s、契約 ~その1(契約)

 2011年にしたiPhone4Sの契約<記事>から2年が経ち、契約の更新時期が今月やってきました。
 次はどういう契約にするのか、ここ2~3ヶ月の間悩みに悩んで、結果こうなりました。
Iphone5s_1
・iPhone4Sのau回線は、基本契約を維持してガラケー(=ガラパゴスケータイ)・GRATINAに機種変更。主として通話用に。
・ネット通信用に、新たにauで別回線を契約。機種はiPhone5sのシルバーで64GB。
 いわゆる“2台持ち”をすることにしました。私Bleumerが何をどう考えてこういう契約をしたのかについて、記事にしておこうと思います。

 スマートフォン(スマホ)回線の契約をこの時期に更新するにあたって、考えなければならないのはLTE(Long Term Evolution)についてですな。スマホの普及により大容量かつ高速な通信方式が必要となったことから、日本では2010年末にドコモが最初に「Xi(クロッシィ)」として始めたサービスがLTEです。昨年からはauとSoftBankも商用サービスを開始しましたが……新サービス開始には莫大な設備投資が必要なわけで、その負担は利用者が払うことになります。で、この利用料がまた高いんですよね。3G回線のパケット定額料金が4980円/月だったところ、LTEでは5980円/月になった上に基本契約が専用のものとされ、無料通話分が含まれなくなり「通話は基本的に従量制/割引は別料金のオプション契約が必要」って形になりました。この料金システムは「回線は主にネットに使ってるけど、通話にもそこそこ使うよ」という私にとっては極めて“割高感”の強いものに思えまして……この“割高感”をどう考えるか、どう対処するかにつき、とにかく悩みました。それと、一概にLTEといっても各社で使っている周波数帯に違いがあり、ドコモ・au・SoftBankで共通のバンド1と呼ばれる2GHz帯は混み合っている上に電波の特性上入りも悪いという問題があることから「高い料金払ったのに遅いし、最悪つながらない」という結果になるため、今はバンド1以外のどの周波数帯に繋がるかどうかがLTEサービスのキモになっていまして、「どこのキャリアが、どのバンドを今利用しサービス提供しているのか?そして、端末の側でもどのバンドに対応しているのか?」なんてマニアックな情報まで考慮しなければならなくなっているんですよね……これには本当にうんざりしましたよ。
 まず、“割高感”については「パケット定額料金が高くなる」+「通話料がさらに加算される」から“割高”なわけでして、だったら「通話に関しては、通信と分けて別運用すればいい」という結論に至りました。以前SoftBankでガラケー使ってた頃は基本契約だけで結構料金高かったりもしましたが(※Jフォン関西時代から引きずってた契約だったため)、今のiPhone4Sでの基本契約は無料通話が月1050円分あるプランSSシンプル(+誰でも割)でして、980円/月という料金面で不満はないので、基本契約自体は維持する方向としました。が、iPhone4Sはすでに充電池が相当ヘタっており、また通話機能は電話として使えることは使えるけど簡易留守録機能がないなど電話としてはちょっとしたことすらできない点が不満だったので、こちらは「変えるしかない」と。そこで、通話回線としてガラケーに強いドコモへMNP (Mobile Number Portability)することも含めあれこれ考えましたが、先月発売されたばかりのGRATINAという京セラ製のガラケー端末に機種変更して、プランSSシンプル(+誰でも割)+EZ WINコースのみ・パケット定額なしで運用することにしました。機種をGRATINAにした理由は、24ヶ月以上同一機種を利用した人の機種変更時に本体価格32760円を21000円引きするという「GRATINAデビューキャンペーン」(期間限定)をやっていたから。ほぼ、それだけ。これっておそらく、私みたいなau版iPhone4Sを2年使い続けた顧客狙い打ちのキャンペーンですし、「じゃあ、のるわ」って感じでのってみましたw。また、iPhone4Sを機種変更時に19000auポイントで下取りしてもらいまして、残りの本体価格も相殺されて結局無料になりましたし、初期投資ほとんどゼロで通話用のちゃんとした電話機が無料通話分ありで運用できるようになったので、「これで良かったかな」と思ってます。
 次に、「パケット定額料金が高くなる」点対策ですが……これは選択肢が多く、とにかく悩みに悩みました。そもそもデータ通信を家や勤務先の他ではしなければお金もかからないわけで「電話だけにする」ってことも考えましたが、検索やらマップやらどこででもネットで調べることが日常になってしまった今それはさすがに「できないな」と思い、却下。「じゃあ、繋がりさえすれば良いじゃない」ってことで、SIMカードやモバイルWi-Fiルーターを格安で提供しているMVNO(Mobile Virtual Network Operator)のサービスを利用することも考えましたが、これらのサービスってどこからネットに繋がっているのかというと、WiMAXとイー・モバイルを除くと結局ドコモ回線なんですよね。で、最近はLTEによる高速接続を謳っているのですが、調べてみると繋がる先は現状だとLTEのバンド1と1.5GHz帯のバンド21のが多いですな。謳い文句の最高速はバンド21の方で理論上出るのですが、これって今のところ地方でのみ提供されてて、東名阪の大都市圏はおろか私の生活圏である近畿地方だと一切提供されていないのです。つまり、私が今契約したら、特に混み合っているドコモのLTE回線でも繋がりにくいバンド1しか事実上使えないわけで(※今後はMVNOでもドコモ回線のバンド19やバンド3が使えるようになるかもしれないが、現状では何とも言えない)、これに上限1GB/月で月額2000円程度を払う意味があるのか、しっくりきませんでした。この点WiMAXだったらドコモとは別口だし高速回線が使えるだろうけど、UQの使い放題だと月額4000円程度は払うことになるわけで、それって「コストパフォーマンス的にどうなんだろう?」という疑問が最後までついて回りました。「場合によっては、普通にLTEスマホ契約をした場合とさしてかわらないのではないか」、と。
 パケット定額料金対策に結論が出ないまま迎えた先月、悩んでいた私に追い討ちをかけたのが、新型iPhone発表でした<記事>。新しいiPhoneが素晴らしく魅力的であれば「おおお、これなら多少高くついたって、またiPhoneにするぜ!」と勢いでごまかすこともできたのですが……発表されたのはiPhone5s(※5cは、私的には眼中になし)で、変化に乏しく魅力的でないどころか、ソニーの新型XperiaであるXperia Z1の方がネット端末としてずっと魅力的で素晴らしそうだったために私の中でだいぶ混乱しましたよ。そのため、「これなら、Xperia Z1買うわー」って気持ちにもなったんですけど、その一方で、auだと販売戦略上AndroidスマホはiPhoneに比べると扱いに随分差があったりするし、例の“ツートップ”戦略でXperia Aを超優遇していたドコモも今回のiPhone5s/5cからiPhoneを扱うようになったためドコモ版Xperia Z1の優遇策がどの程度になるのかもまったく読めなくなってしまった上に、Xperia Z1の国内での発表は遅れに遅れauがようやく今月2日に「発売する」と発表したものの具体的な金額などは未発表だし、ドコモに至ってはようやく今日発表でしたし(こちらも具体的金額は発表されず)……Xperia Z1はXperia Z1で「次はこれにする!」って決められない状況が続きすぎました。優遇策がやっぱりショボいのなら、「WiMAXとかにした方がいいかも」ってなりますしねぇ。
 この点iPhone5sだと、端末にはあまり魅力を感じないけど、優遇策のおかげで毎月の運用コストはそこそこ安くなったりします。au版の64GB版iPhone5sを新規で契約したとすると、端末価格88200円を一括で最初に払ってしまえば、毎月割が2815円/月。で、契約はLTEプラン(+誰でも割)が980円/月+LTE NETが315円/月+LTEフラットスタート割(i)が5460円/月なので、毎月払う額はだいたい3940円ってことになります。あと、テザリングオプションが2年間無料でつけられるからWiMAXと契約したと機同様Wi-Fiルーターにもなる。そして、au版iPhone5sなら、LTEのバンド18(800MHz帯。電波特性上繋がりやすい)が全国で使えますし。ま、バンド18はau版Xperia Z1であれば当然使えるのですが(※Z1なら1.5GHz帯のバンド11も使えるので、さらに有利)、LTEフラットのスタート割(月520円引)はiPhone専用なのでたぶんないだろうし、毎月割の額も今までのau版Xperiaからするとおそらく2000円/月程度ではないかと予想されるので、結構差はでると思われます。機種変更だとまた話が違ってくるのですが、iPhone5sをauの新規/MNPで契約するとそこそこLTEの“割高感”は解消できたりするんですよね。ああ、ドコモ版iPhone5sだと月々サポートの額が大きかったりするので毎月の負担額はさらに安くできそうですけど、その分最初に払う額が高いし、ドコモはiPhone用のサービス始めたばかりでau版iPhone4Sの最初の頃同様の問題が出ている上に現状ではLTE回線があまりよろしくないようですし(※あくまで「現状では」。ドコモのLTEも、バンド19やバンド21それにバンド3でそのうち他社を逆転するかもしれない)、何よりドコモ版5sは品薄で契約したくてもしばらくできそうにありませんからねぇ。
注1) 予め断っておくと、上記の金額の大小についてはあくまで感覚的な話で、「そんなのは数字上のゴマカシにすぎない!」と言えばその通りな“見かけ上”の話だったりします。「私はこう考えた」ということであって、「これが正しい」とか同じく考えるよう推奨しているわけではありません。また、MNP奨励策のキャッシュバックについては店ごとの例外措置なため、ここでは考慮しておらず、上記の金額は普通に契約した場合の話でしかありません。したがって、損得に拘る方は、ご自分で負担総額をきちんと計算した上で結論を出して下さい。考え方の1つの例として上記の文を参考にしていただければ幸いです。
注2) キャリア・SoftBankについてここでは言及していませんが、個人的にSoftBankに戻る気がないため、あちらの料金とかLTEの状況とかについて今回私は何も検討していないことから書けないだけです。別に「SoftBankはダメ」とか言うつもりは一切ないので、あしからず。

 そんなこんなで、あれこれ悩み続けましたが、予約なしでiPhone5sを契約できるところがあったので思い切って契約してしまいました。大好きなバイオレットに彩られたXperia Z1に未練は残りますけど、最終的には「毎月の負担額がいくらになるのか」でiPhone5sに決めましたわ。
 契約内容は、結局、
○iPhone4Sからの機種変更でGRATINA
○料金プラン:プランSSシンプル
○通話料割引サービス:誰でも割
○パケット割引サービス:ISフラット→なし
○その他サービス:EZ WIN
 と
新規加入でiPhone5s
○料金プラン:LTEプラン
○通話料割引サービス:誰でも割
○パケット割引サービス:LTEフラットスタート割(i)
○その他サービス:LTE NETテザリングオプションAppleCare+(分割払い)
の2回線契約となり、家族割もつけましたが、月々の支払額は5600円ちょっと(+無料通話分を超えた通話量)ってところになると思います。ま、ケータイを完全通話専用にしてしまえばEZ WINを解除して315円/月をさらに減額することもできますし、LTE回線を使えて無料通話分1050円も使える契約の代金としては「それほど高くはなく、悪くないのでは」と考えてます。

 2年前のiPhone4S契約のときもあれやこれやと相当悩みましたが、今回は今回でキャリア変更しなかった割に悩まされましたわ。決して安くはないお金が毎月かかってくる契約ですから、しっかり考えた上でサインしなければならないことは当然であるとはいえ……「どうして電話ごときにここまで悩まないといけないのか」というのも正直な気持ちです。しかも、まさか自分が電話を“2台持ち”することになるとは、なぁ。「スマートフォン」なんて言ってるのに、通話に関しては別端末を使うという全くもって“スマート”でない運用の方が合理的になる「スマートフォン」って一体なんなんですかねぇ?どれだけ処理能力が上がっても、ケータイの電話としての全機能を取り込むことはできないものなのでしょうか。
 まぁ、“2台持ち”でいくと自分で決めたんだし、毎月割の額で契約内容を決めたようなもんだから、毎月割とスタート割とテザリングオプション無料が適用されるこの先2年間は、ずっとこの契約のままでいこうと思っています。割引の切れる2年後は……そのとき各キャリアがどうなってるか、2年経ってみないとわからないし、またそのとき考えることにします。
その2(新端末)へ続く>

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