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2013年9月 7日 (土)

ソニーが新型Xperiaと「Hi-Res AUDIO」対応機器を発表

 ドイツ・ベルリンにて家電関係の世界最大規模の見本市「IFA2013」が開幕し、そこでソニーが新製品発表を連発して気を吐いています。
 一番注目されているのは、新型Androidスマートフォン「Xperia Z1」。フルHD液晶を搭載して好評だった「Xperia Z」の後継機で、“周回遅れ”のスペックで登場することが多かったXperiaにしては珍しく、最新のプロセッサ(MSM8974 2.2GHz)に大容量バッテリーを載せた上でカメラ他の付加機能も強化するなど「隙の無いモデル」としてきました。あれこれ詰め込んだおかげで「Xperia Z」よりも若干大きく重いものとなってしまったため、携帯機器としてどうなのかは気がかりですけど、カラーリングとして発表されているパープルが写真を見る限り私の大好きなソニーらしい青紫(こちらの記事のNW-A867/VIみたいな、青っぽいバイオレット)でして……「おおお、これは!」と思える端末に仕上がっていそうなので、私の「次期スマホ」に極めて有力な候補になってます(ただし、契約更新月の関係で「来月中に購入できるなら」という条件付きだけど)。
 他にも、スマホなどと連携することを前提にしてコンパクトデジカメのズームレンズ部分だけを商品にしたようなカメラの「DSC-QX100」/「DSC-QX10」とか、ハンディタイプの業務用4Kビデオカメラ「PXW-Z100」とか、Haswell搭載のWindowsタブレット「VAIO Tap 11」や液晶回転機構を備える「VAIO Fit multi-flip PC」も発表されました。
 そして、音響関係では24bit/192kHzなどの高音質フォーマットを「Hi-Res AUDIO(ハイレゾオーディオ)」と定義し、これに対応する機器を一気に発売するようですな。HDD搭載プレーヤーとして「HAP-S1」「HAP-Z1ES」、プリメインアンプは「TA-A1ES」、スピーカーが「SS-HA1」、ヘッドホンに「MDR-1RMK2」「MDR-10R」/イヤホンにハイブリッドドライブの「XBA-H3」、PCMレコーダは「PCM-D100」……そして、ウォークマンも、「Hi-Res AUDIO」対応型として「F880シリーズ」が発表されました。現行のAndroidウォークマン・F800シリーズの進化型で、最大24bit/192kHzまで対応するようです。内蔵デジタルアンプも「S-Master MX」から「S-Master HX」へ進化しているようですけど、それ以上に進化したのがUSB端子を通してデジタル音声信号を出力できるようになったこと。ウォークマンはずっと音声信号をデジタル出力することができず、iPodなどに対応したDAC内蔵ポータブルアンプ(ポタアン)を持っていたとしてもアナログ信号を送ることしかできませんでした。イヤホン“直挿し”であればウォークマンはiPodに対して高音質を誇ってきましたが、さすがにDAC内蔵ポタアンを通されては音質面で敵うはずもなく、他方ソニー自身が高音質なDAC内蔵ポタアン「PHA-1」を製品化したりしてウォークマンとの方向性の矛盾が露呈してしまっていたのですが……今回、ポタアンにも新型の「PHA-2」を用意し、「Hi-Res AUDIO」対応を大義名分にして新型ウォークマン「F880シリーズ」とのデジタル接続を解禁したってところですかね。

 「Xperia Z1」は事前にスペックがリークされていたので驚きはほぼなかったんですけど、ウォークマンのデジタル出力解禁には驚きました。ただ……解禁されたからといって、「おおお、即買うぜ!」ってことはないです、とりあえず。私は経歴20年近い「携帯音楽プレーヤー中毒」とも言える人間でして、カセット→CD→MD→HDD→メモリとプレーヤーをどんどん入れ替えて使い続けてきましたけど、その音質については「何が何でも最高のものを!」とまでは考えていません。先月ぐらいから「PHA-1」が特価で売られるようになってて「買おうかな?」とも思ったんですけど、「やっぱポタアンも持ち運ぶとなるとデカいし重たいし、いいや」と割り切ってしまいました。携帯音楽プレーヤーってのは、基本的にはポケットに入ってこそだと思うんですよね。一方でオーディオテクニカ・ATH-CK100PROみたいな高価なイヤホンも使ってたりするので「パワーのある高品位なアンプでドライブしたら、外でももっといい音が聴けるかも?」という欲ももちろんあるんですけど、携帯音楽プレーヤーを使うのはノイズだらけの電車の中とか音楽鑑賞には最悪な空間です。いくら突き詰めてみても「最高の音」など聴けない場所で使うものというのが大前提なので、ポタアンは個人的には選択肢に入りにくいというのが実情です(とはいえ、ある日突然気が変わってポンと買ってしまう可能性もあるけどw)。あと、「Hi-Res AUDIO」を容量が限られるウォークマンで持ち歩くというのも正直「どうかなぁ?」と……192KbpsのAACで取り込むのを標準(一部256Kbps)にしているにも関わらずライブラリを全部収めるには32GBでは足りなくなりつつある現状で、曲ファイルがハイレゾ化して膨れあがるとなると、膨れあがるのは一部のファイルに限られるにしても最低でも128GBは容量がないととても運用できそうになさそうだし。それに、そこまで高音質化しても電車の中で聞き分けられる程に音に差があるかってのも、ねぇ。いろいろ考え合わせると、私は「Hi-Res AUDIO」対応機器へすぐには手を出すことはないと思います。
 ただ、音楽再生が「より高音質」へと進化していってくれるのは大歓迎ですし、選択肢が増えるというのは良いことです。CDの登場によりデジタル化は一気に進みましたが、その後DSD録音のSACDは普及せず、24bit/192kHzの高音質フォーマットを実現していたDVD-Audioに至っては消滅してしまいました。うちにはDVD-Audio再生環境が揃っており、きちんと録音された24bit/192kHzのDVD-Audioの音質は実に素晴らしいものだったのですが……ここのところずっと利便性優先で音楽商品の音質は悪くなる一方でしたけど、今からでも「Hi-Res AUDIO」として普及するならそれはそれでありがたい。まずは音質の違いがわかりやすい据置機で、是非ハイレゾ化を実現していただきたいですわ。かつてのミニコンポ的な「HAP-S1」+「SS-HA1」あたりがマニアだけでなく普通の人に売れてくれるのが一番いいように私は思います。ウォークマンについては、「F880シリーズ」もいいけど、個人的にはZ1000シリーズ後継機と思われる大型の「Prototype Walkman」の方に期待しています。現行F800シリーズは音の評価が余り芳しくなかった一方、Z1000シリーズは“最高音質”としてそれなりに評価されてましたからね。大きさが実際どれくらいになるのかにもよりますけど、Z1000シリーズを超えるさらなる“最高音質ウォークマン”として発売されたら、購入も検討したいと今のところ思っています。

 ま、何はともあれ、まずは上記の製品の日本での発売決定の発表待ち、ですかね。
 それと、発表イベントが来週に迫ったAppleの新製品がどんなものなのか、ですな。

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