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2013年7月 2日 (火)

F1 2013 イギリスGP

 F1第8戦・イギリスGP決勝が一昨日行われました。
 予選。金曜日は雨が降ったようですが、土曜日は曇りで路面はドライ。Q1で当落線上となるなど、今回フェラーリ勢が揃って調子が上がらず。また、以前から調子の上がらないマクラーレンは、ホームGPながらこちらも調子が上がらず、バトン(マクラーレン)11番手/マッサ(フェラーリ)12番手/ペレス(マクラーレン)14番手でQ2脱落。そんな中で絶好調だったのはメルセデスAMG勢。問題になっていた極秘タイヤテストに対し、今GP前に若手テスト参加禁止と戒告という実に軽い処分が決まったことの影響もあったのかなかったのかはよくわかりませんけど、ハミルトンがただ1人1分29秒台のタイムを叩き出してPP獲得。2番手にロズベルグが入って、フロントロー独占。3番手はベッテル/4番手は今GP前にF1引退&ポルシェ(WEC)移籍を発表したウェバーのレッドブル勢。5番手にはディ・レスタ(フォースインディア)が入ったものの、車両重量規定違反でタイム取り消し→最後尾スタートに。6番手は「ウェバー引退」を受け奮起したか、同じオーストラリア人のリカルド(トロ・ロッソ)。7番手スーティル(フォースインディア)で、8番手グロージャン/9番手ライコネンとロータス勢も不調ぎみ。そして、アロンソは10番手でした。
 決勝。晴れて、路面はドライ。スタートで、ウェバーが大きく出遅れた上に接触もあって14位まで後退する一方、マッサがロケットスタートで5位に浮上。また、ロズベルグを抜いてベッテルが2位に浮上するなど順位変動はあったものの、その後は落ち着いた序盤戦になったのですが……8周目、トップを走っていたハミルトンの左リヤタイヤが突然バースト。ピットに辿り着いてリタイアは免れましたがハミルトンは当然大きく後退、トップはベッテルに。その後も、10周目にマッサ/15周目にベルニュ/45周目にはペレスの、いずれも左リヤタイヤが突然バーストするという不可解なトラブルが発生(※いずれも左リヤタイヤだったので共通する原因がありそうだけど、にしてもバーストしたのは4個のタイヤだけであり他はバーストしなかった以上、必ずしもタイヤの構造的欠陥とも言い切れない)。そして、ベルニュのバーストで16周目に1回目のセーフティーカー導入となり、さらに42周目にはトップを快走していたベッテルにギヤボックストラブルが発生してコース上にマシンを止めたため2回目のセーフティーカー導入、と荒れた展開になりました。結果、特にトラブルもなく3ストップするなど安全策を取ったロズベルグが優勝。2位にはひたすら追い上げたウェバーが入り、3位は2回目のセーフティーカー導入後に他車を抜きまくったアロンソ。4位にはタイヤバースト→交換から1ストップで走りきったハミルトン。同じく2ストップ作戦をとったライコネンは終盤タイヤが持たず、5位に終わりましたが連続入賞記録を25戦に伸ばし、ミハエルさんを抜いて新記録達成。6位はタイヤバーストして4回もストップしたけど追い上げたマッサ。7位は一時は3位まで上がったスーティル、8位にリカルド。9位は今回も後方から追い上げたディ・レスタ。10位はヒュルケンベルグ(ザウバー)。今回「参戦600戦」でお祝いしたウィリアムズ勢が11位/12位で、バトンは13位。ペレスはリタイアしたけど一応完走扱いで20位。ベッテルはリタイアしたため今回ノーポイントに終わりました。

 まぁ、首位をいくベッテルがノーポイントだったことから、チャンピオンシップ争いという点では面白くなったかもしれませんが……心配されていたピレリタイヤが、いよいよどーしよーもないところまで来てしまいましたね。今回起こった4回のトラブルでいずれも大事故にならなかったから良かったけど……300km/hとかで走っているマシンからバーストして剥がれ落ちたトレッドが後続のマシンを直撃したりしたら、それこそ大事故になりかねません。次のGPまで1週間でも空いていればまだ対処もできただろうけど、運悪く次戦・ドイツGPは連続開催。今週末にはまた同じタイヤで走らなければいけなくなりそうな……ニュルブルクリンクに3日間通しで雨でも降れば別ですがねぇ。一方、ニュルブルクリンクはニュルブルクリンクで破産手続中のため今年のドイツGPを開催できなくなったりしたらそれもまた大問題です。何やら「ドイツGPボイコット」なんて話もあるようですが、FIAはどう対応するんでしょうな?
 「1ストップじゃ、つまらん」から今みたいに耐久性のないタイヤがわざわざ用意されているのですが、ドライバーの安全に直結するのがタイヤですし、ブリヂストン時代のようなしっかりしたタイヤにコンセプトを戻すべきではないですかね。

追記:ピレリがタイヤバーストの原因として、リヤタイアは左右非対称構造なのに左右逆に装着していた/極端に低い空気圧だった/キャンバー角が極端な設定だった/シルバーストーンのターン4の縁石による過度の負担、の4点を挙げる公式発表をしました。「ユーザーの側もしくはコース上に問題があったのであって、タイヤには問題がない」と言っているのですが……どうですかねぇ?たしかに、レッドブルは他車のバーストを見てベッテルのクルマに空気圧を高めにしたタイヤを履かせたりしてましたし、キャンバー角も推奨角度がピレリによって設定されているようですから「それに反する方が悪い」って言い分も成り立つけど……今のギチギチなF1でわざわざ左右逆にタイヤを装着するチームがあるんですかねぇ? (追記:その後、逆装着はタイヤの耐久性向上のために現場では結構フツーに行われていることが判明し、完全に禁止されることとなりました。失礼いたしました)それに、シルバーストーンの縁石はそれほどエグいものはないと言われてたよーな?原因としてあり得るとは思うけど、イマイチ納得できないですな。

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