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2013年7月 9日 (火)

F1 2013 ドイツGP

 F1第9戦・ドイツGP決勝が一昨日行われました。
 前戦イギリスGPでリアタイヤが連続してバーストしたことへの対策として、ピレリは今回からケブラー製ベルトを使った別構造のリアタイヤを投入しました(※以前から投入する/しないでもめてたタイヤなので、すぐに投入できた)。
 予選。路面はドライ。何だかよくわからないけど今回も「F1参戦600回」を祝っていたウィリアムズは、揃ってQ1落ち(17番手/18番手)。Q2では今シーズン好調なフォースインディアの2台が揃って脱落(ディ・レスタ12番手/スーティル15番手)、ペレス(マクラーレン)も13番手で脱落。そして、Q3用にタイヤを温存すべく早々にピットへ引き上げていたロズベルグ(メルセデスAMG)が結局11番手になってしまい、Q2脱落となってしまいました。Q3はソフトタイヤで前のグリッドからスタートする戦略をとるチームと、ソフトタイヤの落ち込みが早すぎることからミディアムタイヤを履いてスタートする戦略をとるチームに分かれまして、PPはハミルトン(メルセデスAMG)が獲得。2番手ベッテル/3番手ウェバーのレッドブル勢、4番手ライコネン/5番手グロージャンのロータス勢、そして6番手にはリカルド(トロ・ロッソ)が入りました。で、ミディアムスタートを選択したフェラーリ勢はタイムを残してマッサ7番手/アロンソ8番手。タイムは残さなかったバトン(マクラーレン)が9番手、10番手はヒュルケンベルグ(ザウバー)でした。
 決勝。よく晴れて気温が上昇し、路面温度も上昇するのでタイヤが心配されましたが……その心配が直撃したのがメルセデスAMGでした。ハミルトンがホイールスピンしたのか若干出遅れ、ベッテルと珍しくドンピシャのスタートだったウェバーにも抜かれいきなり3位に後退。その後も、ロズベルグと共にリアタイヤに泣かされ続ける展開になってしまいます。4周目にはマッサが単独でスピンしてしまい、そのままリタイア。5周目には早くもソフトタイヤスタートのディ・レスタやベルニュ(トロ・ロッソ)らがピットイン。6周目にはリカルド/7周目ハミルトン/8周目にはベッテルも1回目のピットインでそれぞれミディアムに履き替えました。そして、9周目にはウェバーとライコネンがピットインしたのですが……右リアタイヤが装着されていない状態でウェバーは発進してしまってピットレーンでタイヤが脱落、脱落したタイヤとホイールがピットレーンで取材中のカメラクルーに当たってしまいました。このカメラクルーさん、肋骨2本と鎖骨を骨折/打撲/脳震盪も起こしていたということですが「完全に回復する見込みである」と発表されたので、不幸中の幸いでしたかね。ウェバーはしばらくしてレースに復帰しましたが、レース後レッドブルチームに対して30000ユーロの罰金が科されたようです。ピットクルーに当たっていたかもしれず、ピット内での事故対策は今後何かしらとられるようですが……やはり、危険なんですな、ピット作業って。その後、ユーズドのミディアムタイヤでスタートしたアロンソが13周目にピットインする一方、グロージャンはスタート時のソフトタイヤで13周を走りきって上位に進出していきます。また、ミディアムスタートのバトンは22周目まで走って2ストップ作戦に賭けたのですが、その22周目にビアンキ(マルシャ)のマシンがエンジンブローしてコース脇にストップしたものの、止めた場所が坂だったので、勝手に下り始めた無人のマシンがコース内に入ってしまうというトラブルが発生。24周目にセーフティーカー導入となってしまい、ここで多くのマシンがタイヤ交換。バトンは結局損をしました。30周目のレース再開後は1位ベッテルとロータス勢2台の熾烈なトップ争いとなりましたが、最終的にはベッテルが逃げ切って勝利しました。2位はライコネンで、連続入賞記録も引き続き更新中。3位はグロージャンで、4位には結局3ストップ作戦になったアロンソ。5位ハミルトンで、6位は2ストップ作戦で通したバトン。レースに最下位でなんとか復帰したウェバーが、リスタートもあったからか、なんと7位。8位ペレス、9位ロズベルグ、10位はヒュルケンベルグ。フォースインディアはディ・レスタ11位/スーティル13位に終わり、今回はポイント獲得ならず。予選で速さを見せていたリカルドは、ミディアムタイヤでのペースが上がらず結局12位に終わりました。

 心配されていたピレリタイヤでしたが、バーストなど深刻なトラブルは今回発生しませんでした。2週連続開催という、対策をとる時間的余裕がなかった割に、上手く乗り切れたのは良かったのではないですかね。
 ベッテルは、今回の優勝で通算30勝目。でも、なんと母国GPは今回が初勝利だそうで。ここ3年ほどは勝ちまくってる印象しかないから、母国初制覇ってのは驚きました。前戦はノーポイントに終わりましたが、すぐさま反撃し優勝をかっさらってくとは……強いですねぇ。しかも、来季F1は大幅なレギュレーション変更が行われるので各チーム来季型マシンの開発に精力を集中すべく、今季型マシンの開発はほぼ終わっているとか。こうなると、今シーズン残りのGPではベッテルだけでなくウェバーも極めて好調なペースで走ることができるレッドブルRB9の強さが引き立つだけになるかもしれませんな。ライバルになりそうなのは、リアタイヤの構造変更で俄然勢いを取り戻した感のあるロータスですかねぇ……ここ数戦絶好調だったメルセデスAMGのW04は以前の「後輪がまるで持たない」症状が再発してしまったし、フェラーリはアロンソが頑張って何とか表彰台って感じ/マッサはまた悪循環に陥っているみたいでポイントとれてませんしねぇ。ま、今シーズンのレースを左右する最大の要因がタイヤで、次戦またアップデートされるみたいだし、そうでなくともサーキットごとにどうなるやら全く予測できない以上、波乱はまだまだ起きるかもしれませんが……ベッテル&レッドブルの4連覇の可能性が大きくなってきているように思えますな。

 次戦は、ちょっと時間が空いて、月末のハンガリーGP。中低速コースで、またまたレッドブルやロータスが強そうな気もするけど……チャンピオンシップが盛り上がるためにも、アロンソにぜひ頑張っていただきたいですわ。

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