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2013年3月27日 (水)

超・大河原邦男展、見てきました

 先週兵庫県立美術館で開幕した「超・大河原邦男 -レジェンド・オブ・メカデザイン-」展に行ってきました。

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アニメにおける「メカニックデザイン」の草分け・大河原邦男さんの作品や資料を集めた展覧会です。アニメイベントとしてではなく、今回は美術館にて開催されるホンマもん・正真正銘の展覧会でございます。

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 上の美術館全景写真だとわかりにくいので、看板を拡大。赤線で描かれているのは、RX-78-2 ガンダムの透視図ですな。

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 美術館の入り口には、ジオニックトヨタの「シャア専用オーリス」が特別展示されていました(※期間限定展示)。サザビーをイメージしたという配色はイイ感じでしたけど……クルマでツヤ消し仕上げ、しかも赤をツヤ消しにするというのはどうなんですかね?まぁ、「色褪せ」を先行実施したと考えればいいか(2手3手先を読んだと思えばどうということはない、のかもw)。

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 玄関前には、こんな方からスタンド花が贈られていました……案外、律儀なんですね(超失礼。ナガノ博士すみませんです)。

 正真正銘の展覧会ということで、アニメイベントとは異なり会場内は撮影禁止。展示されていたのは、大河原さんが描かれた設定資料の本稿(線画)がほとんどで、大河原さんが描かれたカラーイラストのオリジナルも結構ありました。私は劇場版ファーストガンダムを映画館で見た世代なので、当時パンフレットに掲載されてて穴が開くほどに見た絵のオリジナルを今になって見ることができたのは、感慨深かったですわ。それに、ガンダムやダグラム/ボトムズ/レイズナー、それにドラグナーなんかの準備稿や決定稿のオリジナルも……設定資料集などで本当に腐るほど見た線なれど、「これがオリジナルの設定か」と(ザブングルとガリアンがなかったのは残念だったなぁ。他のデザイナーと共作だったからですかね?)。また、ガンダムだと安彦良和さんのガンダムとドム/ボトムズでは塩山紀生さんが描かれた設定もあって、線の違いがよくわかりましたわ。あと、参考資料として手塚大先生の「鉄腕アトム」原作の表紙用原稿とか白黒アニメ時代の「鉄人28号」の作画用石膏像とか河森さんのVF-1J/宮武さんのダンバイン(「宇宙の騎士」のパワードスーツもあった)/永野さんのエルガイム(Mk.Ⅰ)の設定画など別作品の資料があったり、玩具もあれこれ展示されてて伝説のクローバー「ガンダムDX合体セット」(※早い話、Gアーマーです。形状から何から今見るととんでもないんですがw)が新品の状態で置いてあったりしましたね。そして、今回の目玉ともいえるのが、1/1「スコープドッグ ブルーティッシュカスタム」。倉田光吾郎さんが作った鉄製のスコープドッグで、その存在はネットで完成当時から知ってましたが……実物は、その迫力に圧倒されます。同じく1/1ながら18mあるガンダムや鉄人28号、それに超時空展覧会<記事>で見たVF-25ともまた違った存在感ですわ。スコープドッグはタカラの1/24スケールモデルや1/18のDMZシリーズ<記事>のを手にとって見てきましたけど、実物大ってのは全く違いますね。感激しました。
 いやぁ、見に行く前まで「たしかに絵ではあるけど、設定資料とかを美術館で展示ってどうなの?」と正直思ってたんですけどね。杞憂でした。普通の展覧会でも紙に書かれた鉛筆画とか版画(エッチング)とか飾ってありますけど、ああいう感じです。今までに何度も美術展に足を運んでいる兵庫県立美術館の展示スペースで、違和感なく「美術作品」として観賞することができました。これなら、アニメだからマンガだからと卑下する必要は一切ないですね。設定とか原稿を使って、全国の美術館で「美術作品」として公開する形での展覧会、十分に可能であると思います。「芸術は、知識がないと理解できないっ!」みたいなヘンに肩肘張らないといけないこともなく気楽に見ることができるし、子供や学生が親しみやすいテーマになるのは大きいと思いますよ。客からしても、美術館の側からしても。それに展覧会開催で収益が上がるなら、アニメ製作会社や出版社にとってもこの不景気ではありがたいでしょうしね。
 で、今回の戦利品。

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図録。3000円、352ページ。こちらは通販でも買えるみたいです(「超・大河原邦男展」の公式サイトから辿って下さい)。

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限定ガンプラ。専用パッケージに包まれていますが、中身は専用デカール付きの「MG ガンダム Ver.2.0 リアルタイプカラー」です。このMGリアルタイプカラー版は、プレミアムバンダイ・ホビーオンラインショップで昨年受注していたもので、そのときは4410円だったところ、これは4515円。若干高いですが、送料・手数料を考えるとこっちの方が安い……かな(美術館まで行く運賃次第ですな)。これは美術館行かないと買えません(ネットオークションは知らん)。
 物販コーナーは……超時空展覧会と瓜二つで、“いかにも”なアニメイベント物販コーナーそのものでしたわ。これに関しては、かーなり興醒めしましたw。とはいえ、どんな高尚な美術展だろうと物販は盛大にやってますしね。高額な宝石とか旅行プランとかまで便乗して売ってない分、こっちの方が健全と言えば健全かな。

大河原邦男さんは、偉大である
 アニメを長く見てきた人間としてはわかりきっていることなのですが、今回の展覧会を見て、改めて痛感しましたね。「デザイナー歴40年」はダテじゃない。大河原先生、これからもお元気で、どんどん新しいメカをデザインしていって下さい。

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