« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »

2012年12月

2012年12月30日 (日)

VF-4 ライトニングⅢ ~その2

 その1でVF-4Gのファイター形態について書いたので、今回はガウォーク/バトロイド形態について。
 シンプルなデザインのVF-4Gですが、ガウォーク形態にもきちんと変形します。

Vf4g_21
 「どこからこんな腕と脚が!?」と思える、びっくりどっきり変形ですよ。詳しくは、やまとさんが直々にYouTubeにアップしている「VF-4G変形解説」という動画(その1/その2/その3/その4)を見てもらうのが一番ですわ。簡単に言うと、エンジンブロックの上半分が腕、下半分が脚なんです。

Vf4g_22
 機首部が長いので、前後のバランスはあまりよろしくありませんな。さらに足首の接地面積も小さく、自立はするにはするけど安定感なし。

Vf4g_23
 太腿は、なんと、あのファイター形態の薄い胴体部から出てきます。主脚を主翼に収納するタイプの航空機から着想したんですかね?「すげぇ発想だ」と感心しました。つーか、バルキリーの変形機構で今回ほどぶったまげたのはないですね。

Vf4g_24
 最新のVF-25系統DX超合金ほどではないけれど、しっかり逆関節+八の字開脚も実現できています。なんとかバランスを取って自立できるのも素晴らしいと思います。ただ、このやたら長い脚に短い腕で、ガウォーク形態になる意味があるのかは、ちと疑問ですw

Vf4g_25
 バトロイド形態。他のバルキリーとは全く異なるスタイルです。ガンポッドもなし。

Vf4g_26
 横。長い機首部分が折り畳まれてバトロイドの胴体になります。

Vf4g_27
 後ろ。前は装甲で覆われているからわからないけど、中身スカスカです。今回のやまと版では胴体(=ファイター時の機首部)にメタルフレームが組み込まれていて、上半身を支える構造になっていますな。きっちりかっちりしてて、よくできていますよ。

Vf4g_28
 自立に関してはガウォークよりは多少改善されるものの、バランスの崩れやすさはむしろ悪化。そのため、自立してのポージングはかなり制約されます(つーか、ほぼムリw)。ビシッとポーズを決めたければ、別売りのスタンドを使うしかないでしょうな。

Vf4g_29
 顔は「バイザーしかない」みたいな、超シンプル構造。けど、これはこれでカッコいいかも。エンジンブロックの名残みたいな肩は、固定で動きません。腕が短い上に肩も固定で可動範囲は狭く、格闘なんてとてもムリっぽい……うーむ。A型は変形機能がロックされていたって話だけど、実用兵器としてはロックしといた方が良いかもしれませんね。

Vf4g_30
 VF-1A(一般機・TV版)との比較。VF-4って、「VF-1の後継機」というより「突然変異型」にしか思えませんわw。他のバルキリーからしても異端だし、何がどうしてこうなったのやら私には全くもって謎です。

Vf4g_31
 DX超合金デュランダル(30周年記念カラー)との比較。2010年代の最新ロボットデザインと1980年代ロボットデザインってところでしょうか。とはいえ、顔つきも結構似てるし、脛部がやたら長い脚とか、案外共通点もあるかな?

 今回のVF-4、「やまと渾身のアニバーサリーアイテム」と銘打たれてますが、そのコピーに十二分に値する製品だと思います。どの形態でも破綻のないシャープで見事な造形、そして無理のない変形機構(特に機首部の収納は凄い)……本当に素晴らしいです。こんな“どマイナー”なメカ、とてもバンダイのような大手では製品化できないでしょうし、その上こんな複雑怪奇な変形玩具はそれこそやまとみたいな変態企業(いい意味でw)でないと形にならなかったでしょう。「よくぞ、ここまでやってくれた」と言いたいですわ。
 ただ、これだけの製品にも関わらず直販限定になってしまった点は気になります。普通の流通にのせられなかった何かしらの事情があるのでしょうが……まぁ、VF-4は私もよく知らなかった“どマイナー”機体ですから大量に売れる商材とはとても思えませんし、生産コストとの兼ね合いで受注生産的な商品にする必要があったというなら何の問題ないのですけど。「それとは別に、ややこしい事情があった」とかってのはイヤだなぁ。
 あと、せっかくこれだけのデキなので、「再販とかバリエーション展開とかはどうなるのか」ってのも気になりますな。なーんかG型にはマックス/ミリア機も存在しているようですし、今回のやまと版には尾翼に貼るストライプとボーン&スケルトンのデカールも付属してはいますけど、やっぱスカルマークは白い一条輝仕様の機体で見てみたいですしねぇ……発売されないのかな?

 中国の人件費高騰とかいろいろ大変でしょうけど、やまとさんにはこれからも各種バルキリーを作り続けてもらいたいです。可能な限り買いたいと思っていますので、来年もよろしくお願いします。

| | コメント (2)

2012年12月29日 (土)

VF-4 ライトニングⅢ ~その1

 2012年の当ブログ最終レビューは、やまと 1/60 完全変形 VF-4G ライトニングⅢでございます。

Vf4g_00_2
 VF-4 ライトニングⅢは、VF-1 バルキリーの後継機として開発された可変戦闘機です……といっても、実際に機体が映像として出てくるのはOVA「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」の終盤に、たった10秒弱の間だけだったりします。他には初代のTVシリーズ36話(最終回)で一条輝が白いVF-4の試作機の模型を持っているシーンがあったり、劇場版「愛・おぼえていますか」での輝の部屋に青色のVF-4らしき模型が置いてあったりもするのですが、それだけ。「マクロスプラス」や「マクロス7」の時代には統合軍の主力がVF-11 サンダーボルトに替わっているので、これまた出てきません。“幻の機体”と言っても過言ではないですな、VF-4は。私も最近まで存在自体ほぼ知らなかったです。で、その唯一の映像資料である「Flash Back 2012」に登場するのがVF-4の最初の実戦配備型であるA型とされ、その配備が始まったのが2012年……つまり、今年だったりします。
 というわけで、やまとの「超時空要塞マクロス」TVシリーズ放映開始30周年記念商品は、VF-4 ライトニングⅢの1/60完全変形モデルとなったようです。
 で、今回のG型というのは、1997年発売のプレイステーション用ソフト「マクロス デジタルミッション VF-X」に登場した機体みたいですな。「Flash Back 2012」製作時にはファイター形態の設定しかなく、このゲーム用としてようやくVF-4の正式なガウォーク/バトロイドの設定ができたようです。ただ、この「VF-X」というゲームも私はプレイしたこともないし、全く知らないんですよね(手持ちのCDアルバムに収録されてたので、歌だけは知ってます。特に「虹のパレット」は大好きですわ)。
 こんな感じでVF-4はよくわからない機体だし特に「欲しい」と思えず、正直買おうかどうしようか迷いました。しかも、今回の完全変形VF-4Gは普通に店頭売りされず、やまとOnline shop限定となりまして(=値引きなし)、その上結構値段も高い(26985円)。予約するのをかなり躊躇したんですけど……見たこともないプロポーション/見たこともない変形機構だったことと、値段が30000円(私的限界ラインw)を大きく割り込んでたことから、「ええい、予約しちゃえ」となりました。
 そして、配備年である2012年も残り4日という12月28日(昨日)になって、ようやくうちにやってきましたよ。

Vf4g_01
 ファイター形態。VF-4はこの時点で他のVFとは全く違うフォルムですな。左右に独立したエンジン搭載って点ではVF-27/29もそうなんですけど、あれはあくまで補助エンジン。VF-4は機首部の他にメインエンジン部が左右に独立していてそれを翼でつなげたような格好の“三胴式”ボディです。デザインした河森氏はアメリカの偵察機・SR-71 ブラックバードをモチーフにしたそうで(※名前は“双胴の悪魔”とも呼ばれたP-38 ライトニングから。ライトニング“III”なのは、F-22 ラプターの原型試作機YF-22がライトニングⅡを名乗っていたからとか)。SR-71のデザインは、革新的でしたからねぇ。あれがベースのVFがあるのも当然ですかね。

Vf4g_02
 この角度から見ると、ゴテゴテっとした感じにも見えます。

Vf4g_03
 が、真正面から見ると、このように極めてシンプル。

Vf4g_04
 真後ろからだと、もっとシンプルに見えます。当時のもう一つの革新的デザイン軍用機、XB-70 ヴァルキリーみたいですね。

Vf4g_05
 そして、今回のVF-4の何が凄いかというと、胴体部の薄さ。左右のエンジン部をつなぐ部分がえげつなく薄いです。

Vf4g_06
 後方から見ると、こんな感じ。薄い胴体部にはラムノズルが内蔵されていて、きちんと再現されています。ノズルのフラップ?も可動するし、黄色いエンジンノズルも可動します。

Vf4g_07
 横から見ると、こんな感じ。「Flash Back 2012」に出てきたA型一条輝機だと、もっと前後に長い感じに見えましたが、バトロイドに変形するとなるとこのぐらいになってしまうのでしょうな。それでも、この機首の長さは凄いですね。変形機構を組み込みながら良く再現できたな、と思います。

Vf4g_08
 キャノピーは開閉式。パイロットフィギュアの作り込みがまた凄いです。

Vf4g_09
 ローアングルから。特異なフォルムなので、いかにも「宇宙戦闘機」って感じですな。

Vf4g_10
 VF-1A(一般機、TV版)と並べてみました。VF-4、細く見えるんですけど結構デカいです。

Vf4g_11
 バンダイの30周年記念商品であるDX超合金デュランダル(30周年記念カラー)と並べてみました。胴体の太さは全然違うんですけど、大きさとしては案外似たようなもんですね。VF-4はボディから連なる翼の形がとても美しいですなぁ。個人的には、バルキリーの中でも最高レベルかな?

 ガウォーク/バトロイド形態についてはその2にて。

| | コメント (0)

2012年12月28日 (金)

YF-29 デュランダル ~その4・「30周年記念カラー」

 「今さら」な記事ではありますが、予約買いしてました。バンダイ DX超合金 YF-29 デュランダルバルキリー(30周年記念カラー)

30thyf29_01
 「ただの色替え仕様」だったにも関わらず、えらい“争奪戦”になってしまった「30周年記念カラー」バージョンでしたが、リニューアル版ミシェル機<記事>とは異なり、こちらはたまたまながらネットで一発予約できました。しかし、同じ注文にまとめたブツ(どっかのミラ様)が延期に次ぐ延期で……その後いろいろあって結局届いたのは発売から数ヶ月後。旬の時期に記事を書きそびれたこともあって放置していたら、突然衆議院の解散総選挙が決まってそっちの記事にかかりきりになってしまい、さらに記事を書くのが先延ばしとなり、こんな年の暮れに記事をアップすることになりました。
 「超時空要塞マクロス」TVシリーズ放映開始(1982年10月3日)から今年は30周年であり、バンダイの30周年記念商品がこの色替えDX超合金デュランダルってことですな。

30thyf29_02_2
 機首が黒くて白とのツートンカラーで黄色がアクセントというカラーリングなので、ネットでは“ペンギン”とか“(大阪阪神)タイガース”とか呼ばれてましたね。個人的には、ファイター形態でこのカラーリングは好きじゃないです。機体全体が真っ黒だとそれはそれで良いのですが(実機ならF-14の“ブラックバニー”があるし、マクロスでもSV-51γのイワノフ機があるし。どっちも好き)……胴体が白いのに、ノーズだけでなく機首全体が黒いってのはどーもバランスが良くないように見えるんですよねぇ。

30thyf29_03
 黒といっても完全な黒ではなく、若干グレーの入ったガンメタル的な黒です。あと、黄色はレモンイエローなので、とても鮮やか。3色共に色としては悪くない(というか品はある)のですが……配色がなぁ。

30thyf29_04
 ガウォークでも機首の黒が目立っちゃうんですよね。ま、実物だと、写真ほど悪くない感じではありますけど。写真写りは実によろしくないですな。

30thyf29_05_2
 後ろからだと普通の白ベースの機体に見えるので、イイ感じですね。

30thyf29_06
 しかし、バトロイドになるとイメージが一変します。機首部は折り畳まれて目立たなくなるので、白ベースに黒のツートンカラーになってカラーバランスがとっても良くなりますわ。これなら素直にカッコいいと思えます。

30thyf29_07
 後方はさらにイエローのアクセントが効いてて実にイイ感じです。“スペシャル塗装機”って感じがよく出てますよ。

30thyf29_08
 劇場版カラーのデュランダル<記事はこちらから>と、ファイター形態で並べてみました。まぁ、元の赤白カラーリングも上から見るとヘンと言えばヘンなのですが、機首が白なのでさほどおかしくはないですよね。

30thyf29_09
 “元ネタ”とされる、VF-1Sのロイ・フォッカー・スペシャル(やまと製1/60モデルでTV版)と並べてみました。やっぱりね、胴体部が白の機体は機首部も白の方が良いと思いますよ。うーむ、こう見ると、VF-1って小っちゃいですねぇ。

30thyf29_10
 バトロイド形態で劇場版デュランダルと並べてみました。バトロイドのデュランダルって、なんとなくバルキリーっぽくないんですよね……白黒の30周年記念カラーは「劇場版パトレイバー」に出てきた零式、赤白の劇場版カラーの方は「メガゾーン23(PART I)」のガーランドにも見えますよw

30thyf29_11
 VF-1S ロイ・フォッカー・スペシャルとバトロイドで並べてみると……「デ、デカルチャー!?」ってところですかねw。完全変形ものではバトロイド形態を最も良く再現しているやまと1/60モデルをもってしても、もはや全く別のカテゴリーの何かって感じですな。「バルキリーのデザインは、ここまで進化していたのか」と感じざるをえないですね(もちろん、VF-1のデザインは今なお褪せることなく素晴らしいと思ってますけど。個人的にはバルキリーと言えばVF-1ですし)。

 30周年記念の新作ゲーム「マクロス30 ~銀河を繋ぐ歌声~」<公式サイト>には各時代のキャラが出てて、舞台となる惑星ウロボロスではイワノフやガルドみたいに元の作品では死んだ人もなぜか生きているんだったら、ロイ・フォッカーも出てきておかしくないですよね(初代のロイなのか、ZEROのロイなのかはちょっと問題ありそうだけどw)。どうせバンダイナムコグループ内同士なんだし、ゲームにはYF-29も出てるようだし、フォッカーがこの記念カラーのYF-29を駆ったりしてくれると面白そうなんだけどなー。
 あと、今回の「30周年記念カラー」バージョン用のスーパーパーツが、劇場版カラーのスーパーパーツ同様に魂ウェブ商店で受注生産されるんですよね。まだ注文していないのですが、一応注文はするつもりなので、届いたら記事にしようと思っています<専用スーパーパーツ装備の記事をその5としてアップしました。こちらです>。

| | コメント (0)

2012年12月27日 (木)

超時空展覧会、見てきました

 「超時空要塞マクロス」のTVシリーズ放映開始(1982年10月3日)から今年が30周年ということで、記念イベントが開催されました。その名も「超時空展覧会」
 GWに東京、6月に名古屋で行われ、大阪では秋に開催される予定だったはずが……なぜか年末年始開催ということに。
 というわけで、寒い中、行ってきましたよ。大阪会場へ!
 大阪会場の場所は、大阪は枚方市にある遊園地・ひらかたパーク内のイベントホール。

01
 ひらかたパーク(通称“ひらパー”)の入り口はこんな感じなのですが、この奥にある通常のゲートではなく、右奥にあるイベントホール用の通路から入ります(遊園地には入らない)。私は遊園地にほとんど縁のない人間なので“ひらパー”へ来たのも今回が初だったのですが、結局今回も遊園地部分には入らず終い。“ひらパー初体験”はお預けw

 展示物はいろいろあるのですけど、基本的にはテキスト展示になってます。貼ってある看板に字が書いてあったり、絵が描かれてます。

02
 目玉はこれ。原寸大のVF-25F メサイア(アルト機)。写真だと全くわからないですが、デカいです。ただし、今は東京お台場にある1/1ガンダム<記事>と比べると、だいぶ小さいかな。

03
 原寸大といっても、全身ではなくガウォーク形態での機首部と胴体の一部、それに両腕が再現されているだけ。春の時点では「大阪会場では脚部が再現され、立ちます」とかなんとかアナウンスされていたよーに記憶していますが、残念ながら東京・名古屋での状態そのままの展示となりました。逆関節の脚をもつガウォーク形態でこの実物大メサイアが立つ姿ってのをぜひ見てみたいものですが……いつの日か実現できたらいいですなぁ。

04
 コクピット横に足場が組まれており、ここへ昇ることができます。

05
 で、そこからコクピットを写すとこんな感じ。コクピットはかなり狭かったですね(EX-ギアがスペースとっちゃってるんだろうけど)。

06
 コクピット後方。胸部装甲板と頭部、あと首まわりの装甲になる部分ですな。そこから後ろは再現されていない模様。ガウォークの後ろ半分がまるまるないですから、全身を再現するとしたら相当大変そうです(つーか、機体後部を全再現した場合、脚で自立できるんだろうか?)。

 もう一つの目玉は、1/1の歌姫3人。

07
 初代マクロスの歌姫、リン・ミンメイ。

08
 マクロスFの“銀河の妖精”、シェリル・ノーム。

09
 同じくマクロスFの“超時空シンデレラ”、ランカ・リー。
 3体とも等身大なのですが……メカであるメサイアとは違って、なんつーか「実体感がない」というか、人間である感じがなくて、あくまで「でっかいフィギュア」って感じでした。ま、等身大の蝋人形みたいなリアル造形路線にすると、それはそれで恐怖感が出てくるから、「でっかいフィギュア」にしといた方が良いのかもしれませんね。
 ちなみに、ミンメイの横にこんな貼り紙が。

10
 フィギュアが立ってるのもラクじゃないんですねw

11
 初詣シーズンだからか、会場内には神社も建ってます。御神体はマクロスだるま?賽銭は、東日本大震災の被災者に送られるとか書いてあったので、100円供出。

12
 60分の1スケールの各種バルキリー(バンダイ&やまとの製品。SDF-1は、おそらくウェーブ製の1/5000モデル)も会場内にいくつか展示されていました。また、30周年記念作品として来年発売予定の新作ゲーム「マクロス30 ~銀河を繋ぐ歌声~」<公式サイト>の宣伝ブースもあり、ゲーム内に登場する新型バルキリー・YF-30 クロノスの3Dデータの展示もされていたのですが、写真のモデル展示コーナー下段になんとYF-30の1/60モデルが!?

13
 奥にあるのがバンダイのDX超合金 VF-25F メサイアバルキリー(早乙女アルト機) リニューアルVer.<記事>で、こんな形で展示されてるってことは……YF-30もDX超合金で発売されるのかもしれませんな(ゲームに出てくるってだけだし、期待はしすぎない方が良さそうだけど)。

14
 会場入り口前には、YF-30の原寸大イラストが飾られています。これも大きさがわからん写真になってしまってますが……そうだな、右手にあるドアと対比すればいいかな。デカいです。

 毎年、美術展覧会に何度も足を運んでいる人間から言わしてもらいますと、今回の超時空展覧会は正直「超時空ってレベルじゃねーぞ」って感じだったんですが、原寸大メサイアは見られて本当に良かったです。まぁ、メサイアの大きさってのを実感できただけでも1000円(+交通費)払う価値はあったかなと。あんなデカいの作ろうと思ったら相当なコストがかかってるでしょうからね(大阪まで持ってきて設営するのだってタダじゃないし)。1000円で済むなら安いものですわ。期間決定の経緯も怪しかったですし、大阪で開催されただけでもありがたいと思ってます。
 マクロスにはまだまだ続いてもらいたいですし、40周年、50周年もこうやってお祝いできたらいいですね。

| | コメント (2)

2012年12月26日 (水)

第96代内閣総理大臣指名

 今日午後、衆参両院本会議にて、自由民主党の安倍晋三総裁が第96代内閣総理大臣に指名されました。参議院では1回目の投票で誰も過半数が取れず決選投票になった上で安倍総裁が選ばれたようですが、首班指名は衆議院の優越事項ですから特に問題はありません。そして、新内閣が今夜発足しました。安倍首相は2007年9月に辞任して以来の再登板なので、「第2次安倍内閣」ですな。
 麻生元首相が副総理兼財務・金融大臣で谷垣前総裁が法務大臣になるなど、“総力戦”的な内閣で悪くない布陣だと思いますけど……石原伸晃前幹事長が環境兼原発担当というのはどうなんですかね?例の口の軽さから、つまらない失言が出なければ良いのですが(ま、「外務大臣就任か」なんて情報もあったので、外交問題に発展するようなことになるよりは良いかもしれないけど。しかし、原発問題を失言でこじらせることだけは絶対に避けていただきたい)。
 とりあえずは、政権復帰した自民党の、そして首相に返り咲いた安倍さん個人の「お手並み拝見」ですね。
 私が期待することは、「現実への具体的対処」。口先でなく、問題山積のこの国の現実に対処してもらいたい。それだけです。劇的に何かを変える必要はありません。問題を正す、いや対処するだけでも構わない。現時点ではそれで十分なのです。それすらできないどころかより悪化させたのが鳩山/菅内閣で、野田内閣はそのツケを清算するだけで手一杯だったのですから。今の日本が抱えている問題は深刻すぎ、対処といえども1年2年でできるものではありません。「来夏の参院選までに一定の成果」などと急いで結果を求めようとすると、失敗するだけです。着実に1歩1歩進めていく、その実績を積み上げていただきたいですわ。
 ああ、選挙制度改革と、いわゆる“ネットでの選挙運動”に関する公職選挙法改正は例外的に急いでもらいたいです。特に公選法改正は、参院選までに成し遂げてください。本当にお願いしますよ。このSNS時代に、「ネット上での選挙運動一律禁止」だなんて完全に有名無実化しています。今回の衆院選にてネット上で好き放題やってる実態を目の当たりにしました(特に“左”。私は見てないけど、たぶん“右”も相当やってたはず)。ネット上では何が許され、何が許されないのか、はっきりさせてください。
 まずは来年度予算の早期成立が最優先ですけどね。国民が「選択して良かった」と思えるように頑張って下さい、安倍新総理。

| | コメント (0)

2012年12月24日 (月)

「平清盛」最終回

 今年の大河ドラマ「平清盛」が、昨日最終回でした。
 「平清盛」はNHK大河ドラマの50周年記念作だったのですが……放送開始直後から「画面が汚い」とか「天皇家を“王家”と呼称するとは何事か」などとケチがつきまくり、中盤からは視聴率が下がり続けて終盤は「二桁(10%)を割り込んだ」とか「大河ドラマの史上最低を更新」とか視聴率低下の話のみがクローズアップされ、結局低視聴率のまま終わってしまいましたね。たぶん、メディア的には今作は「大失敗作」の烙印を押されるのでしょう。
 しかし、全話欠かさず最後まで見通した私の評価は違います。「よくぞ、最後までやってくれた。NHK」ってところですよ。たしかにドラマとしては決して明るく楽しい話ではなく、はっきり言ってしまえばつまらなかったけれども、極めて複雑でわかりにくい平安時代末期の日本を1年間で上手くまとめたなと思いましたね。
 かつて「源平合戦」があったということは誰もが知っていても、普通は源氏(源頼朝)の視点で考えるので、平氏は“敵役”であり詳しいことは歴史好きでもない限り知りません。また、“源平”の動向はある程度知っていたとしても、実際の政治を司っていた朝廷が当時どうなっていたのかなんてのはさらにマニアックで、かく言う私も平氏だの朝廷だのは高校日本史の授業に出てくる範囲でしか知りませんでしたが……いやはや、当時の日本ってとんでもない世界だったんですな。上皇による院政が行われていて皇族間での権力争いだけでも複雑怪奇なのに、藤原摂関家内でも派閥争いしていて、別のお公家さんも出てきて権力者が数年でころころ変わる。その上、中央政府管理下の“兵力”でしかなかった武士が財をなしだんだんとのし上がってきて、平氏と源氏の二大勢力の争いを経ながら、史上初めて武士が権力を握ることになる……こんな、いわば“四つ巴”の史実を真正面から描こうとしたらもの凄く大変なことになるのだけれど、それをやってのけてしまったのが今回の「平清盛」だと私は思いましたよ。普通の大河ドラマだったら主要キャラはせいぜい10人くらいでしょうけど、「平清盛」は中盤までは誰が“主要”なのかもわからんぐらい次から次へと重要人物が出てきては消え出てきては消えで、戦国時代とか幕末なら重要人物のイメージがある程度確立してるけど、この時代はイメージ無い人ばかりで誰が誰やらさっぱりわからないうちに、次から次へと死んでっちゃう。他方、終盤では平家の一族郎党がドカっと増えた上に源氏側のいつものメンバー(義経&弁慶に北条家など)がワラワラ出てきて……ホント凄い数でしたなw。だから、話についていくだけで精一杯というか、私もついていけなくなって途中Wikipediaで何度も調べて知識を補足してましたからね。「平清盛」を見るということはTVドラマの視聴というより歴史の勉強そのものなので(保元の乱/平治の乱などは今回とても勉強になりました。マジで)、自分で調べない人は置いてかれるだけ。歴史が嫌いな人からすれば「つまらん、つまらん」って言いたくもなったでしょうね。人間ドラマとして見るべき所も少なく楽しい話でもない上にこれでは、歴史好き以外は見なくもなりますよ。視聴率が下がり、批判ばかりが増えていったのは必然かも。結局、「平清盛」はドラマというより純粋な歴史ドキュメント番組に近く、歴史の勉強が好きか嫌いかがはっきり出たんだと思います(ネットでの清盛批判を見てたら、「なんでお前、日本史なんて好きなの?つまんねーだろが」って言われてた学生時代をよく思い出しましたわ)。
 まぁ、今回の「平清盛」は歴史ドキュメント番組だった、と言い切るのは脚本に“史実軽視の創作”的な部分もあったので(※清盛が白川院の御落胤だったってところから始まって、その他おかしなところがいくつかある)語弊もありそうですけど、批判の多くに「こっちはドラマとして見てるんだから、もっと楽しませろや」って空気があることは強く感じました。「じゃあ何?去年の『江』みたいな捏造ファンタジーにするのか?あれはイヤだって、みんな言ってたやん」って私は思いましたけど。それに、“トレンディドラマ”に代表されるような「軽い話でなければドラマではない」って風潮も私はイヤでして、やたら重苦しい話だって週に1つくらいあっていいと思うのですが。たかがTVドラマ、イヤなら見なければいいんですから(実際、見なかったんでしょう?それでええがな)。それに「画面が汚い」ってのもねぇ……好評だった「龍馬伝」だって相当汚かったと思いますがね。あれは良くて清盛はダメってのがよくわからなかったし、“王家”批判ってのも何でも“嫌韓”にこじつけてってのは気に入らないですわ(私も隣国は嫌いですけどね、こんなクレームがなかったら天皇家を王家と称するのが隣国のやり方だなんて全く知りませんでしたよ。なんで嫌いな隣国の考え方なんてものをいちいち知らないかんのか。日本人がいちいち気にせないかんのか。当時の日本では「王家」と称されていたという研究もあることだし、韓国文化なんざ無視すりゃいいだけなのに。これでは“韓国ゴリ押し”に乗る形でわざわざ構ってやってるようなもんじゃないか……って、構ってもらえるよう仕向けるのが騒ぐ狙いでしたか。すみませんね、邪魔しちゃって)。だいたい“日本三大悪妖怪”の1つに数えられる崇徳院が出てくる話(妖怪変化した30話はまさにホラーだったw)にて「天皇家」「皇族」って言う方がまずくないか?と私なんぞは考えますが。批判がとにかく強かったけど、説得的な批判というのは私の知る限りではメディアでもネットでもお目にかかれませんでしたね。
 また、話はわかりにくくて楽しくもなく、実際つまらなかったですけど、ドラマとしての見応えはあったと思います。主役・清盛役の松山ケンイチって個人的にはあまり好きな役者ではないのですが、演技は素晴らしかった。線が細くて「“清盛入道”を演じるなんて、とてもムリだろ」と思ってましたが、威圧的な絶対権力者をちゃんとやってのけましたからねぇ……「凄え」と、素直に思いました。その他出るわ出るわの大量キャストにハズレがほとんどなかったってのも凄いですよ。特に男性陣、良かったですねぇ。平忠盛役の中井貴一を筆頭にベテラン勢は「さすが」だったし、後白河院役の松田翔太も難しい役所なのにきっちり演じ切っちゃったし、平家の若い衆を演じた若手の人たちも誰だかわかんないけど皆よくやってましたよ。こんなの、今どきNHK大河ドラマでなきゃ作れないだろうし、大河といっても記念作品でもなければここまでのものは作れなかったんじゃないですかね。

 世間的には「大失敗作」かもしれないけど、私はこの1年「平清盛」で楽しめました。実に興味深く、勉強になりました。私的には「江 ~姫たちの戦国~」「龍馬伝」なんかよりずっとずっと面白かったし、話としては「天地人」の方が面白かったけど「平清盛」の方が良かったですよ。07年の「風林火山」以来かな、大河ドラマでこんなに楽しめたのは。ありがとう、NHK。
 けど、来年の大河が、ねぇ……「八重の桜」ですか。女性が主人公で幕末の話という「篤姫」的ななんとも私が嫌いなタイプの話なんですよね。
 というわけで、来年大河は見ません。再来年の「軍師官兵衛」を楽しみに待つとしますよ。

| | コメント (0)

2012年12月20日 (木)

Bleumer的選挙総括 ~2012衆院選

民主党        230→ 57
国民新党          3→ 1
自由民主党      118→294
公明党              21→31
日本維新の会    11→54
日本未来の党     61→ 9

 第46回衆議院議員選挙、自民+公明が復活して民主党は歴史的大敗を喫しました。また、「第三極」とされた日本維新の会(以下「維新」)は大きく議席数を伸ばしたものの騒がれていたほど議席を獲得することはできず、もう一方の日本未来の党(以下「未来の党」)に至っては議席数が激減しましたな。そして、ようやく行われた解散総選挙であったにもかかわらず、投票率は上がらず、衆院選としては戦後最低の59.31%に留まりました。

 今回の選挙の第一義は、前に書いたとおり「民主党政権に対する信任」だったと思います。この点、民主党は公示前(230議席)の4分の1にも満たない議席数(57議席)しか獲得できませんでした。同じく与党であった国民新党も公示前3議席あったところ1議席のみとなりましたし、国民は民主党中心の政権に明確な「No」を突きつけたと言って良いでしょう。さらに、選挙前に“泥船”民主党からコソコソ逃げ出した前職衆議院議員サマと参議院から鞍替えした前民主党の議員サマ合わせて71人の候補のうち小選挙区で当選したのは岩手4区の小沢一郎(未来の党)1人だけで、あとは全敗。「1勝70敗」という実に輝かしい数字を残してくれました。まさに「裏切り者には死あるのみ」ですな。素晴らしい投票行動だと思いましたよ。ただ、比例で復活当選したのが13人も出たのは……残念でしたわ。
 代わりに議席を占めたのは自由民主党(以下「自民」)なのですが、一部メディアの指摘通り比例の投票先としてはあまり得票数が伸びておらず、全国合計で1662万票しか獲得できませんでした。2位だった維新が1226万票も集めているので、比例ではだいぶ維新に食われたってことですかね(※あと、自民は選挙協力した公明党の711万票も比例では減りますし)。しかし、民主党の比例での得票数は3位・962万票に留まっており、選挙区でも1359万票に留まってますから(※自民は2564万票で他を圧倒している)「小選挙区制は死票が多い」だのなんだのも関係なく国民は「民主党にNo」だったというのは間違いないですね。
 民主党と元民主党の議員が軒並み落選し、その稚拙な政治行為の責任を私たち国民の手で直接取らせることができたのは良かったと思います。
 けれども、その責任を最も取らねばならない“憲政史上最低の首相”鳩山由紀夫は今回の選挙に立候補せず、“憲政史上最悪の首相”菅直人は選挙区(東京18区)では落選したものの比例で復活当選してしまいました。「首相経験者が選挙区で落選」という事実は非常に重いのですが……菅直人からすれば、選挙を通って衆議院議員であることに違いはない以上そんなことは関係なく今までと変わりない無責任な政治活動をし続けるのでしょうね。でも、それを許したのは私たち国民です。東京18区の73942人が菅直人に投票し、彼を追認したが故に、彼は政治家としてまた威張り怒鳴り歳費という税金を貪り続けるのです。その責任は私たち日本国民全員で負わねばなりません。結局、今回の選挙をやっても、菅直人という“政治屋”の存在は何も変わらなかったですな。あと、小沢一郎の岩手4区もね。こんな結果を見せられては、「投票なんか行ったって何も変わらない」って若者が政治に無関心になるのも仕方ありませんよ。

 もう一つ、今回の選挙ではっきりしたことがあります。「反原発」は「左派による、昔からある反核運動」でしかなかったということです。
 今回、共産党は「即時原発ゼロ」/社民党は「原発稼働は直ちにゼロ」と公約しました。“紫陽花革命”とまで命名されたあの官邸前デモ隊の主張と同じ「原発全廃を実現する」と主張したのです。デモ主催者は、デモ参加者が数十万に上り、かつての“安保闘争”を遙かに凌ぐ規模であり、自分たちの主張こそが国民の多数意見であると主張していました。
 原子力利用が争点となった今回の選挙では、共産党の比例獲得票数は368万票(6.1%)、社民党の比例獲得票数は142万票(2.4%)でした。一方、原発云々がまだ争点になっておらず原子炉が元気に全国で稼働していた2年前の参院選(投票率57.92%)での共産党の比例獲得票数は356万票、社民党の比例獲得票数は224万票でした。あらら、共産党は微減、社民党に至っては激減してますね?どういうことでしょうか。
 ああ、そういえば、「原発稼働ゼロから遅くとも10年以内の完全廃炉・完全卒業の筋を創ります」という“卒原発”を公約した未来の党がありましたっけ。デモにも大きく関与した坂本龍一も賛同し、大飯再稼働で騒ぎまくった大阪府市特別顧問の飯田哲也は維新を再び裏切って代表代行に就任し今回山口1区から出馬したんでしたっけね。そういえば、Twitterなんかで「反原発」を声高に叫んでる人が多く支持してたかな(原発全面否定の人たちが、なぜに「10年以内」という長い猶予期間を許すのか私にはさっぱりわかりません。彼らが共産/社民でなく未来の党を支持する理由ってのは、他に何かしらあるのでしょうね。外国人参政権とかそっち系の話かな?)。そんな未来の党の比例獲得票数は、342万票でしたよ。比例への投票総数の実に5.7%ですなぁ。
 たしかに、3党支持者の総数は前回参院選の共産/社民支持者の総数よりは多少増えてます。でも、多くても900万人ぐらいですか。「“反原発”の人も、日本に1000万~1500万人くらいはいるかな?」とは思ってたけど、私個人の想定数にすら足りてませんね。ああ、代表代行の飯田哲也は自民党の高村さんに10万票くらい差をつけられて完敗しましたよね。山口県知事選に続いて連戦連敗ですな。国民の多数派のはずなのに、どういうことでしょうか。
 簡単です。「反原発」は多数意見でも何でもなくただの「左派による反核運動」だから、昔から反核運動している共産社民支持層の数+αの数しか支持者がいないのです。
 “脱原発”を含めれば私たちの方が多数派、ですか?デモ隊の主催者サマたちは、政府の“脱原発”方針を「支持しない」と言い切ってましたよね。“脱原発”は同胞でも同志でもないと自分で言ったのに、同じに括らないでもらえますかね。
 国民に自分たちの主張が浸透しなかった?紫陽花って6月の梅雨ころに咲く花ですよね。今年の紫陽花が咲いてた頃に“革命”起こしたって騒げるほどだったのに、今さら「浸透」も何もないでしょう。それに、原子力規制委員会が選挙期間中の今月10日にわざわざ「敦賀原発2号機直下に活断層!」と発表し、それでも足りないと思ったか投票日直前に「東通原発にも活断層か!」と報道させ「原発は危険!」と必死で煽り続けたにもかかわらず、今回の結果が出ました。
 つまりは、「反原発」なんてものはこの国では少数派なんです。それも、ごく少数だけ。投票数という具体的数字で証明されたのですよ。
 まだ認めませんか?「投票率が低いから!」ですか。投票しないような人間に日本の政治を語る資格はないし、参政権すら持たない人はなおさらです。「今回の選挙には不正があった!」とでも言いますか。どっかの国とは違って日本の開票作業に不正はほぼあり得ないですよ。あなたたちはいつもそうですよね。自分たちだけが「正しい」と思い込み、自分たちだけが「正しい」のだと庶民を欺くために水増し誇張その他たくさんのウソを並べ立て、ウソをウソと見抜かれると逆ギレして何でも他人のせいにする、私たちを何かにつけ“愚民”扱いする。「自分は絶対に悪くない」と思い込むためには、そうするしかないから。思考回路、行動パターン、もう全部バレてるんですよ。だから、ごく少数にしか支持してもらえないのです。残念でした。これ以上、あなた達の言う「民主主義」に日本国民が付き合うことはありませんよ。そう、「(少数独裁による社会)民主主義」には、ね。
 もちろん、「反原発」がほとんどの国民に支持されていないとしても、だからといって原発推進派が勝ったわけでも、私のような原発維持派が勝利したわけでもありません。自民党の立場ははっきりしていませんでしたし、維新の立場もはっきりしない中での選挙でしたからね。この両者の獲得票数を足したとしても、ギリギリ過半数に届きませんでしたし。その上、自民公明の政権協議では「徐々に原発比率を下げる」という方針になったようですし、“脱原発”というあいまいな言葉はこの国からまだ当分の間は消えないでしょうな。
 しかし、「反原発」を煽る反体制反社会的勢力は、知るがいい。あんたらは今回の選挙で日本国民から完全に否定されたんだ。負けを認めて、しばらく黙ってろ。

 あとねぇ……今回の選挙で、この国のマスメディアの劣化と識者・著名人の劣化を目の当たりにした気がしますよ。
 マスメディアは、カネのために民衆を煽ることしかできなくなってますね。個人が必要とする情報を敢えて書かず話さず、本質をごまかし肝心な部分の抜けた情報を植え付けた上で、極端な煽り文を本や記事にして売りつける、そんなことばかりですな。それでも少し前までは“一流紙”だったらクオリティを一定以上に保ててたけど、最近は煽りも劣化して、ことの本質が何なのかメディア自身がわからなくなって筋の通った説明もできなくなっちゃってる。だいたい、今回の選挙で「右傾化」「右傾化」って煽ってますけどね、マスメディアは一度もこの国を「左傾化」したと評したことないじゃないですか。なのに、“右”だとちょっとのことでも書き立てるんですよね。今回もし「右傾化」したんだとしたらね、それはメディア扇動で「左傾化」し過ぎたことに対する反動だと思いますよ。左派民主党政権になって、基地問題でやたらと沖縄の反体制派を持ち上げ(選挙前には朝日新聞なんて「もう沖縄独立しかない」とか言っちゃってましたよ。本土のカネに頼り切りの分際で、独立だ?できるもんならやってみろ)、東日本大震災後は津波被災者を無視し「反原発」を煽り立て、ついには「革命実現」とまで言ってのけた。「左傾化」どころか日本は「極左化」してましたよ。一方で維新みたいなポピュリズム(実際、彼らの言ってることは右にも左にも振れてて、ナチスドイツに近いですよ。「経済人の終わり」って本を読んでみて下さい)が台頭しても、どっかからのクレームが恐くてメディアは何も書かない。「こんなの冗談じゃない」と国民が思ったから“左”も“衆愚”も避けて“古い”自民党に戻した、そんな解釈だって成り立ちますよ。でも、そうは書かず、「選択肢が多すぎて有権者が迷った」とか言ってごまかす。こんなことばっかり続けてると、そのうち誰も新聞読まなくなるし、ニュースも見なくなってしまってビジネスモデルが根本から崩壊すると思うんだけどな。しっかりしてもらいたいですよ(もはや手遅れだろうが)
 今の日本で「識者」と呼ばれている人たちは、そんなメディアの「雇われ知識人」ってだけなので、カネのためメディアに好都合な言葉をもっともらしく書く話すだけの人たちですから仕方ないかもしれません。そういう事情さえ理解しておけば、コメントの端々に残る“良心”の部分だけを参考にしてあとはこちらで無視してあげればそれで足ります(彼らもそれを望んでいるはず。“良心”があれば、の話ですが……ないのもいますね、「反原発」の御用学者とか。“悪意”の塊だもんな)。
 でも、著名人がねぇ……特に、政治に口を出してくる著名人の劣化度合いが酷すぎます。現実を見ることなく「平和」だ「反戦」だのキレイゴト並び立てるだけってのは「無責任な大人」そのもので、「自分がその象徴になってしまっている」となぜ彼らは気づかないのか。なぜ現行憲法もロクに知らないくせに勉強もせず調べることさえもせず(=基礎的素養すらないのに)独りよがり且つ他力本願な政治的発言をしようと公の場に出てくるのか。理解できませんわ。その権化みたいなのが、今回東京8区で立候補した山本太郎なのでしょうけど、あんなのに投票しちゃう人がこれまた71028人もいるんですよねぇ……落選しましたが、どうにもこうにも。誰が立候補するのも、誰に投票するかも自由だけど、仮に山本太郎が未来の党で重複立候補していたら復活当選してたんですからね(※東京12区で復活当選した青木愛より、山本太郎は惜敗率が高かった)。そうなったら私たち国民全員が山本太郎の議員サマとしての政治活動の責任を取らなければならなかったのですから、冗談では済まない話です。本当に、勘弁して下さいよね。著名人だからって、その無責任な言動に安直に騙されないで下さい。どこの誰だかもわからない私Bleumerの言うこと書くことなんて簡単には信じないでしょう?だったら、相手の言っていることをしっかり見て聞いて考えてから判断して下さい。たとえ、著名人の言動であっても。

 何であれ、今回の選挙で自民党が単独で294議席を得て、連立政権を組む公明党と合わせれば325議席で3分の2以上を占めましたから、仮に参議院で否決されても法案は再可決できることとなりました。“ねじれ国会”は一応ながら解消されることになります。
 私は今回自民党候補&自民党に投票したので<記事>、そのことにつき責任を負っています。安倍晋三自民党総裁の首相再登板ということになりそうなので、あまり期待はしていないのですが……「再登板ということで、前回よりはリーダーとしてマシになってくれたらいいなぁ」とは思っています。
 あと、何かと話題にされる憲法改正ですけど、公明党は反対しているので憲法96条のみの改正であっても現状では“棚上げ”となるはずです。憲法改正の動きが具体化することがあるとすれば、来夏の参院選で改正積極派の自民と維新が大勝できてからでしょうな。その維新は……夏まで政党としての体をなしていられるのですかね。“空中分解”も時間の問題っぽいなぁ。
 とりあえず、新しい議員サマたちと新政権がどうこの国を舵取りしていくのか、見させてもらいましょう。

| | コメント (0)

2012年12月17日 (月)

Bleumer的投票行動 ~2012衆院選

 第46回衆議院議員選挙が、昨日投開票日でした。この選挙について私Bleumerがどういう投票をしたのか、ここに書いておきたいと思います。

 12もの有象無象の政党が現れ実に醜い選挙戦だった今回の衆院選、私が投票してきた国政選挙の中で「最も投票に行く気にならない」選挙でした。今までも「今回、支持できる政党はない」ってことは多かったけど、それでも投票行動に対する“何らかの理由付け”くらいはできたのですが……今回は、それすらできなかった。消去法でいったら、全部の選択肢が消えましたわ。まったく、ひどい選挙でしたよ。
 それでも、投票しなかったら、いわゆる「組織票」が優勢となってこの国の腐りきった政治圧力団体がさらに政治を牛耳ることになってしまいますし、結果外国人参政権を推し進めてしまいかねません。
 なので、投じてきましたよ。今回も、自由民主党にしましたわ。以下、消去法の理由です。
○小選挙区
 うちの選挙区は、民主党と自民党と共産党と維新の会の公認候補4人が立候補していました。
 今回の選挙の第一義は「民主党政権に対する信任」です。この点、私は「不信任」ですから、民主党候補に投票するわけにはいきません。消去。
 「反対のための反対」の党・共産党、彼らは反対勢力の中でも「筋金入り」なので政党としての存在意義をある程度認めてはいますが、“社会主義幻想”に取り憑かれた彼らの候補を国政に送り出すわけにはいきません。消去。
 政治というものを理解していない“素人”に政権を任せた結果がこの約3年半でした。にも関わらず、維新の会所属の“ド素人”候補に票を投ずるなんて、ありえないでしょ。政治塾?政治の基本法たる憲法もロクに知らない候補者に憲法を教えもしない塾って何の意味があるんです?その上、トップは「憲法なんて破棄すべき」とか言ってましたよね?現代どころか近代国家が何たるかも理解していない政党の候補など、選択し得ない。消去。
 自民党とて期待はできませんし、実際期待していません。でも、経済政策などを言えるだけ他よりはマシ。他党は批判を恐れて策を打ち出すことすらしないのですから。白票とか意味ないし(ただの無効票。捨てられるだけ)誰か書くしかない以上、仕方ないです。今回の自民党候補は、考え方もまともそうな候補者でしたし(※前回の候補者は最低だった)。
○比例代表
 政権を担った民主党は不信任。同様に政権に参加し続けた国民新党も不信任です。消去。
 「小沢一郎の再選という未来が第一」から名前を変えた「日本未来の党」。彼らは「卒原発」を主張し「ネットでプレ総選挙」なるアンケートサイトを立ち上げたのですが、狙いと異なるアンケート結果が出たことから、数字を操作し、しらばっくれ、挙げ句民衆から得られた意見を「いたずら」と称し自らの非は一切認めませんでした<こちらの動画とこちらの記事を参照>。こんなインチキ連中が民主主義国家で政治って、何の冗談ですか?その上、あれだけ国民から見放された2009年民主党マニフェストを再現するとか、「良い度胸だ」としか言いようがない。落選させるほかないでしょう?消去。
 日本維新の会は、太陽の党と合流して何が何やらわからない集団になりました。自民党の経済政策をコピーするなどして選挙後の“与党入り”をアピールしておきながら、代表は「首相になるつもりはない」などと言ってみたり……下心見え見えのくせに漢ぶったりもして、そのくせ党内はブレーンvs代表/代表代行の内紛続きで収拾すらできないしようともしない。保守を謳いながら元民主党の議員を並べてみたり(しかも民主党でも最低の部類だった議員・小沢鋭仁とかね)、どこまでも果てしなく“野合”な存在でしたわ。そもそも地域政党の代表代行が市長職もほっぽり出して、なにが「国政進出」かと。代表は代表で戦前の大日本帝国のごとき国家主権体制にしたいのか知らんけど「憲法破棄」などと公言するし、国民をバカにするのもいい加減にしろ。消去。
 みんなの党は、維新(橋下市長派)の恫喝に屈しなかったことで今回名を上げたと思います。私の中での評価はそれなりに上がりました。しかし、「官僚叩き」をやっているかぎり、私が彼らに賛同することはありません。消去。
 公明党や社民党、共産党などの少数政党が国会にてどれほどの悪行を重ねているのか、私たち国民はきちんと知って考えなければならないところまで来たと私は思います。もちろん民主主義国家において少数意見の代弁者は必要だということも理解はしますが、だからといって好き勝手で無責任で横暴極まりない振る舞いをして良いことにはなりません。彼らに票を投ずれば、その悪行を追認することになってしまいます。よって全部消去。
 他の泡沫政党なんて、何をしているのか何を考えているのかわかりませんし、調べる気にもなりません。そもそも、民主主義は「数こそ力」です。力なき者は結局のところ「文句を言うだけ」になってしまいます。そんなのに託す投票なんて冗談じゃない。論外。
 残った自民党は……「本当に政権任せて大丈夫なの?」と言われたら、「大丈夫ではない」と答えざるをえないでしょうな。安倍総裁なんて何も期待できないけど、だったら誰を選ぶのですか?嘉田由紀子ですか?福島瑞穂ですか?あんな“口だけの嘘つき”よりはマシでしょうし、他党が余りにも酷すぎる以上、仕方ないんじゃないですか。自民党の、まだなんとか残っているであろう「経験」に賭けてみるしか。ああ、憲法改正ですか?そりゃ、たしかにあの改憲案は記事にもしたとおり問題多いですよ。でもね、憲法96条知ってますか?「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。」のです。国会は発議するだけで、改正するのか否かは私たち国民が投票で決めます。改正がイヤなら、私たちが「No」とすればそれで済むことです。「自民党が政権を取ったら、(それだけで)憲法変えられちゃう!」などと煽ってる阿呆どもは、条文を100回読め。そして、国民を愚弄するな。

 あと、最高裁判所裁判官国民審査は、「X」はつけませんでした。今回は特に「不適格」とすべき判事がいなかったので。
 なんかネットでは「全員にXをつけろ」と言ってるのがいて、それに便乗しているジャーナリストまでいましたが……別に、国民審査は全員に「X」をつけなきゃ意味がない制度じゃありませんぜ?わからないなら、わからないで良いじゃないですか。調べても善し悪しがわからないなら、信任しておけばいいんですよ。
 そもそも現行憲法は「私たち国民が、政府に課した」という建前であり、最高裁判事はその“番人”だから(一応)国民の審査を受けさせとこうってのが国民審査です。仮に「全員が不信任」となっても、別の裁判官が内閣によって粛々と選ばれるだけのこと。今回の国民審査にかけられた判事10人が全員解職されたとしたら、今回の選挙結果を受けた内閣にとって好都合な最高裁判事が新たに10人誕生するだけのことです。いいんですか、それで?私はいろいろな価値観の判事がいた方が“憲法の番人”としては良いと思いますけどね。ただ、あまりに常軌を逸した裁判官では困りますから、その時は「X」を記して解職しましょうね、ってのが国民審査ですよ。制度趣旨も意義も考えず、ただ思いつきとか思い込みでぎゃーぎゃー言ってる連中の口車に乗せられたいのならばそれも良いですがね。短絡的思考で世の中が良くなることなんて、ありえませんよ。そんなのに便乗する有名ジャーナリストさまってのは最低ですな。

 今回の衆院選、投票率低そうですね。私自身投票に行くのがためらわれるほどに醜い選挙戦でしたが、それにしてもねぇ……うーむ。
 今回の衆院選の選挙総括は、後日改めて書くことにします<こちらです>。

| | コメント (0)

2012年12月15日 (土)

iPad mini購入

 買いました。iPad mini。

Ipadmini_1
 選んだのは、黒の64GB・Wi-Fiモデル。第4世代iPadのWi-Fiモデルを買うつもりだったのですが、miniを買いました。Retinaディスプレイ+A6Xの威力を体感したかったんですけど、第4世代iPadを買ったら今使っているiPad2が間違いなく不要になるので(iPadを2つも並べておくスペース、部屋にないっす。一度前面ガラスにヒビが入った経験がある以上、iPadの上にiPadを置くとかやりたくないし)売りとばすほかなくなるのですが……なんか、それがしのびなくてw。CPU速度が必要な用途に使ってるわけでなし、iPad2で特に困ってないですからねぇ。なら、ちょいと性格の異なるminiを買って、「iPad2と併用してみようかな」と考えてみたわけです。ちなみに、今回からauでも扱うようになったCellularモデルのことも考えたのですが、通信コストがあまりにも高いので「とても買えない」と判断しました。
追記:外装保護にはiPad2同様<記事>にSimplismのiPad mini用液晶保護フィルム(バブルレス抗菌保護フィルム・クリスタルクリア)を選択しています。写真は、既にフィルムを貼った状態。

Ipadmini_2
 黒のminiは、裏面も黒でPhone5同様の真っ黒“スレート”仕様ですな。第4世代iPadでも裏面はiPad2同様シルバーなので黒miniが最大の“スレート”仕様になりますが、キレイで上品な仕上がり具合です。今のところ色が落ちたりもしていません。外で使う時、真っ黒なら目立たなくて良い、かな?

Ipadmini_3
 こうやってiPad2(右)と並べてみるとminiといっても結構面積あるんですが、店頭で初めてminiを見たときには「おおお」と思いましたね。「小さい」とは初見でもあまり感じなかったけど、「薄い!」「軽い!」ってところは感心しましたよ。iPad2を1年半ほど毎日のように使っているので、その大きさ重さは完全に把握しています。それとほぼ同じスペックのハードウェアが、ここまでコンパクトになるとはねぇ……想像してたのより、実物ははるかにインパクトありましたね。「Appleさん、これなら買うわ」と店頭で思いましたよ。本当に。
 ただ、実際にminiを家で使い始めると……ちょっと印象が変わってきました。
・いうほど軽くない
 iPad2(Wi-Fiモデル)は601gある一方、iPad mini(Wi-Fiモデル)は308g。重さ約半分というのは凄いです。iPadとしてはいかにも軽く、店頭で感心するのも当然です。だけど、普段私が持ち歩いているiPhone4Sは140gだったりするわけで……「同じiOSデバイスながら、miniはiPhone4Sの倍以上重い」こともまた事実。iPad miniも使い慣れてくると「結構重いのな」と思うようになりました。薄さは、今なお「薄いなぁ」と実感できますけどね(※iPad 2は8.8mm/iPhone4Sは9.3mmのところ、iPad miniは7.2mm。「たかが1~2mm」とあなどるなかれ、この差は実に大きい)。
・字が小さい
 上の写真の通り、miniも普通のiPadと全く同じ画面配置になります。iPad2とminiは液晶解像度も同じ1024x768ドットですから、画面が小さくなる分そのままアイコンから文字から小さくなりまして……実際、アイコンの大きさはiPhone4Sとあまり変わらなかったりします。iPad2の画面に見慣れきっているので「これじゃ小さすぎないか?」と思ったりするのですが……Yahooのトップページとか、いろいろなウェブサイトをPC版のままSafariで表示させても文を読めることは読めるんですよね。「もしかすると、これがモバイルでのウェブサイト閲覧用としては絶妙なサイズなのかも?」とも思いました。このサイズで、シャープのIGZO技術を使ったRetinaディスプレイが載ったら、凄いことになるかもしれませんな。

 あと、やっぱりLightningコネクタが不便極まりないですねぇ。iPad2/iPhone4S/iPad mini共用の母艦PCは自作でUSBの出力不足のためiPad系は充電できないので、充電はiPad2付属のACアダプターとUSB接続ケーブルを使っています。つまり、うちでiPad系を運用するにはUSB接続ケーブルが最低2本必要で、かつDockコネクタ装備のiPad2やiPhone4Sとも繋げないといけないわけでして……そんな中、mini付属のLightning-USBケーブル1本だけじゃどーにもならんのです。つーわけで、買いましたよ。純正の変換用Lightning-30ピンアダプタ。

Ipadmini_4_2
ただの変換アダプタなんですけど、これがまた2800円もするんですよね。しかも、量販店でも値引きなし。買うときブチッと血管が何本か切れましたが、運用していくためにはどーしよーもないのでお金払いましたよ。まぁ、今後、第4世代以降のiPadに買い替えてiPhoneも5以降のものに買い替えたならば、Lightningに統一されるので問題もなくなるのでしょーが……こういうAppleの殿様商売にはうんざりしますな。こんなアダプタ、1000円ぐらいにしとけや。まったく。

 で、iPad mini、かれこれ3週間ほど使ってるんですが……「iPad2との併用」ってのが実のところあまりうまくいっておりません(苦笑)。自室で使う分には、iPad2の方が大きさ的に都合良く思えます。仰向けに寝転がって使う時は重さの点でminiの方が助かるのですけど、ブラウジング中に「あ、これ検索しよう」と思って検索ワード入力、となると画面が小さいので文字入力に支障が出ちゃうんですよね。私はもっぱらiPad2を使ってますわ。
 やっぱ、miniは外へ持ち出してこそ、なのかな?とはいえ、うちのminiを外へ持ち出すとなると、Wi-Fiモデルだから通信回線が極めて限られる以上“無用の長物”になっちゃうし、仮にモバイルルーターを調達したとしてもWi-FiモデルはGPSがついてないのが痛いですな。かといって、Cellularモデルは通信コストがねぇ……うーむ。
 今回のiPad miniはスペック的に中途半端な感じがつきまとう(※ただし、実際に使ってみると「性能が劣る」って実感することはそうそうないと思いますよ。「iPad2相当」と言ったって、iPhone4Sより性能は若干上なのですから)ので、無理してまでモバイル用途に持ち出そうとまでは思わないのですが、もし次世代でRetinaディスプレイ+A6系の高速プロセッサが実装されたら……ある程度高額の通信コストをかけてでもCellularモデルをモバイル運用するだけの価値が十二分にあるデバイスに化けるかもしれません。iPhone4Sの2年縛りが切れる来年秋に次世代miniがそうなってたら、マジで考えますよ。iPhone4Sの回線は通話ケータイにして、別の通信専用回線でCellularモデルをモバイル運用し“2台持ち”することを。
 なので、現時点での個人的意見を言わせていただくと、「室内利用限定であれば第4世代iPadがオススメ」「iPad miniは(待てるなら)次世代型を待つべき」ってところですね。

| | コメント (0)

2012年12月 8日 (土)

Wii U発売

 今日、任天堂の新ハード・Wii Uが発売になったようですね。
 私は……買ってないですし、たぶん今後も買わないと思います。とりあえずは「様子見」で、「欲しい」と思えば3DSみたいにサクッと買っちゃうでしょうけど、今のところ「ぜひやりたい!」ってソフトが全くないんですよね。先代Wiiも結局買いませんでしたし、今からXbox360/PS3よりも性能が劣る(と思われる)ハードを買うというのも、ねぇ。
 今回のWii U、昨年のPlayStation Vita発売前よりもさらに落ち着いた雰囲気で“争奪戦”も特になく、発売日である今日も「予約なしで買えた」とかってコメントをネットで見たりすると、「ゲーム業界本当に大丈夫か!?」みたいに思ったりしますけど……どうなんですかねぇ。まぁ、需要に対して供給量が圧倒的に足りなくて殺伐とした“争奪戦”が繰り広げられるってのもいい加減うんざりなので、これぐらい供給に余裕があった方が一消費者としてはありがたいことなのですが……うーむ。
 ま、そもそも私自身に買う気がないので、どうこう言える立場じゃないんですけどねw。日本のゲーム業界は本当に停滞気味ですから、今回のWii Uの発売が起爆剤になってくれればいいですな。

| | コメント (2)

2012年12月 3日 (月)

Bleumer的政治観 ~2012年12月3日版

 突然の野田首相の解散宣言で始まった今回の衆議院議員選挙の前哨戦でしたが、それも今日で終わりです。いよいよ明日公示され、本当の選挙戦が始まります。
 「第三極」などというバカバカしい言葉に便乗するための騒動続きだったことから、各党の公約が昨日になってようやく出揃いました。10を超えると言われている乱立政党に対する個別具体的評価は皆さま自身でやってもらうとして……ここでは今回の選挙で主に争点とされている点についての私Bleumerの個人的見解を書いてみようかと思います。
(※あくまで選挙公示前時点での無党派野郎の個人的見解ですので、あしからず)

 政党が乱立していることから明確な政治的争点があって各党間で激しく論争が起こっている……かと言うと、今回の選挙はそうではなかったりします。争点もはっきりしない上に、政策論争もやってんだかやってないんだかよくわかりません。なので、ここでは「ある程度以上、世間的に争点とみなされている点」についての個人的見解を書いておくことにします。
○民主党中心の政権に対する信任
 マスメディアが「日本維新の会」と「日本未来の党」という選挙直前になってわいて出た「第三極」政党ばかりを報道しているので、今回の選挙は「この2党を信任するのかしないのか」みたいな雰囲気すらあったりしますが、違います。約3年半もの間日本の国政を担ってきた民主党中心の政権を国民が信任するのかしないのか、まずはこの点に今回の選挙の意義があると私は思います。
 先日書いたとおり<記事>、民主党政権の3年半は惨憺たるものでした。「反対」「反対」と言い続けただけの文句タレの素人に政権運営を任せてみた結果、内政は「政治主導」どころか以前にも増して官僚依存に、景気は悪化の一途で財政は逼迫し国債だけでは足りずついに消費税増税、外交も空回りと失敗続きでグダグダ、その上東日本大震災で復興もままならず……こんな政権運営を本当に「良かったよ、民主党さん」と言える国民が果たして何人いるのか?ってことを実際に数えてみようというのが今回の選挙の本旨のはずです。
 なのに、おかしなことになっていますね。審判を受けるべき民主党から逃げ出し別の党から今回の選挙に出馬する人間が多すぎて。「民主党さん、良かったよ」という人は民主党に投票すればいいだけなのですが……「民主党は酷い」「民主党は許せない」と思って他党に票を入れようとすると、いるわいるわ元民主党の議員がその他党に。それも選挙直前になって党籍を変えているからタチが悪すぎます。対決しているはずの自民党に移った議員までいますし、「第三極」とか言ってる「日本維新の会」にもずらりと元民主党議員サマが並び、「日本未来の党」など民主党内にいた小沢グループそのものですよ……投票する側としてはやってられませんわ。「どいつもこいつも、ふざけるのもいい加減にしろ」と声を大にして言いたいのですが、こんな気持ちを投票行動としてストレートに表現する方法は今回ないんですよね。「憲政史上最低の首相」と言われた鳩山由紀夫という政治家は今回出馬しないようですし、「憲政史上最悪の首相」と言われた菅直人という政治家や彼らと“トロイカ”と呼ばれたかつての同志・小沢一郎という政治家を落選させ選挙後のメディアに書きたてさせることぐらいしかないですかね、私たちにできることは。
 「民主党政権は信任できない。責任を追及したい」と思っている人は、候補者がこの3年半の間に民主党に在籍していなかったかどうかを自分で調べた上で慎重に投票するしかなさそうですな。なんて醜い選挙なのでしょう、信任投票でさえも普通にできやしないとは。
○原子力発電の今後を含めエネルギー問題全般
 福島第一原子力発電所の事故以来、「原子力発電事業をどうするのか」は争点になってきました。なっていたと思います。いや、なってたのか、なぁ……なんだか世間の関心は高いような調査結果になってはいるのですが、正直どうなのですかね。
 「官邸前デモ」などと称して一部がどんちゃん騒ぎしていましたが、本当に世間の人の関心が強いのかどうなのか、私には計りかねますわ。
 調査の通りに世間の関心が高いのであれば、もっと論争があってしかるべきだと思うのですが、ないんですよね。社民党が「原発稼働は直ちにゼロ」/共産党が「即時原発ゼロ」などと“革新”政党の本領を発揮して“反原発”的にはこれ以上ない主張をしている割に世間から無視されてる感じがします。また「原発反対」とネット上でぎゃーぎゃーわめき散らしてた人たちの多くが推している「日本未来の党」の「卒原発=原発稼働ゼロから遅くとも10年以内の完全廃炉・完全卒業の筋を創ります」などというわかったようなわかってないようなあやふやな主張も、やっぱりぎゃーぎゃーわめく人たちと小沢一郎個人に心酔する“小沢信者”が信仰心から賞賛してるだけ。大飯原発再稼働であれだけ騒いだ橋下徹大阪市長は石原慎太郎前東京都知事との合流で原子力発電事業に対するスタンスが全く不明になったため「現時点ではっきりしたこと言えません」などと街頭演説で言っちゃって拍手されてる始末。公明党とかみんなの党なんかも「脱原発」っぽいこと言ってるけど、具体策はなく「再生可能エネルギーがー、自然エネルギーがー」と言ってるだけ。民主党は例の「革新的エネルギー・環境戦略」を元にして「脱原発」を語っていますが、現実味に乏しく“言ってみただけ”なのは以前書いたとおりです<記事>。で、自民党はどうなのかというと「全ての原発について3年以内の結論を目指します」「遅くとも10年以内には将来にわたって持続可能な電源構成のベストミックスを確立します」とまた脱原発とも原発維持ともとれるあやふやな態度です。でも、「日本はこんなことでいいのか!」という人を私は今のところ見ていません。どういうことなのでしょうね?
 こんなにどの政党も「脱原発」と言うのなら、次の通常国会でさっさと「脱原発法」でも作って日本の原発全部やめたら良いんじゃないですかねぇ?もちろんその影響その結果については一切の責任を国会議員のセンセイ全員でとってもらいます、と言ってもなお「原発廃止!」「卒原発!」「脱原発!」と意味不明な呪文のごとき文句を言い続けられるセンセイが、一体何人いることやら。なのに、選挙では「脱原発!」と言い張る。「10年先20年先にはやるけどね」と先送りにしながら具体策は言ってないことを口実に、「責任からは逃げられる」と思って口からデマカセ言ってるだけじゃないですか。笑わせんな。
 私は震災直後からずっと「事故対応型の新型原子炉を新たに作って、原子力での発電比率を維持」というのが持論ですが、そんな踏み込んだ原発維持政策(ある意味原発推進政策)を出す政党は存在しません。全員が「脱原発」方向で「脱原発」への反対意見などない状況ですから、私はエネルギー政策に関して今回支持できる政党など1つもありません。ただ、自民党の安倍総裁が「最新の技術をつぎ込み、非常に安全な場所に(新たな原発を)つくるのがいいか、当然検討すべきだ」とインタビューで述べたという新聞記事も見たので、「これなら私の考え方にも近いかなぁ?」とは思ってます。が、党首がどっかで勝手に言っただけですから、政治的に実現する可能性は低いし、何の担保もありません。本気だったら東芝や日立の技術者に実現可能か聞くぐらいのことはしておくのでしょうけど、そんな準備を安倍総裁がしたとはとても思えませんしね。期待はしていません。
 ま、それでも、「即時原発ゼロ」を望む人間が日本に何人ぐらいいるのか、「卒原発」なんてものを望む人間が日本に何人ぐらいいるのかって点だけは今回の選挙ではっきりしますな。どのくらい票数を集め議席を取れるものなのか、見せてもらいましょう。ちなみに、民主主義下では過半数でない限り「少数派」ですからね(独裁国家や社会主義国家では違うのでしょうが、ここは日本です)。
○景気雇用対策と消費税増税の可否
 この大不況大失業時代に、国会は再来年から消費税を段階的に5%上げると決めたのですから、争点になって当然だと思うのですが……なんか、この点も論争は乏しいような。特に消費税増税についての国民の反応があまりに冷め切っているように思えてなりません。私は消費税増税は無論イヤですが、反対はしていません。ここで何度か書いていますが、今の国民は行政サービスを求めすぎており、そのコストを増税で負担するのは仕方ないと思うからです。とはいえ、増税は増税なのでもっと反発の声があっても良さそうなのですが……日本国民にもコスト意識が案外浸透しているってことなんですかねぇ?まぁ、2009年民主党マニフェストの財源論に騙された教訓がいきているのかもしれませんな。
 景気対策では、自民党の安倍総裁が「インフレターゲット3%」「日銀に国債を(直接)引き受けてもらう(※この点については誤報説あり)」などと発言したとして物議を醸しましたが、景気対策関連で盛り上がったのはそれだけだったりします。結局、自民党の公約は「物価目標2%」の表現に落ち着き、日銀による国債引き受け云々の話は盛り込まれていません。民主党は10万100万人単位で雇用を増やしますなどと書いてますけど「そんなことができるなら、なぜ今の日本はこんな状態なのか」と言いたいですな。日本維新の会は、「名目成長率3%以上、物価上昇率2%」となぜか自民党と全く同じ数字を公約に掲げています。自民党中心の政権になったら「政権に参加する」という意味なのでしょうか?あとの政党も当然いろいろと書いてはいますけど、「言うのはタダ」というのが見え見えですね。野党である限り責任は発生しませんし。ああ、ちなみに経済面で最低なのは「日本未来の党」。消費増税法は凍結して、内発的経済の発展を促進すればデフレ脱却できて、子ども手当は復活させて、必要な財源は特別会計の全面見直しを始めとする政治改革行財政改革地域主権改革によって捻出するんですって。鳩山内閣で懲りなかったんですね、小沢センセイ。国民はこういう騙しにもう懲り懲りなんです。「金持ちから税金もっと取り立てたるわ!」って言ってる共産党や社民党の方がよほど具体的で実現可能な政策ですよ。
 インフレターゲット論は、私は「絵に描いた餅」でしかないと思ってます。「デフレ脱却したけりゃ、名目インフレにすればその分相殺されて丁度よくなるじゃない」ってのがインフレターゲット論ですけど、仮に物価が名目上2%上がったとしましょうか。そこへこれから消費税が10%上乗せされる世の中になるんでしょう?今1050円で買えるものが、1122円出さないと買えない世の中になるってことです。手取りが今のままだったとしても、かなり痛い実質値上げ幅に私は思えますがね。その分給料も増えてくれれば物価+税率上昇分は補えますが、そんなのは高度経済成長期の話。今は給料が毎年減る、どころか何かの拍子になくなってしまうことさえ当たり前の時代です。「日銀にお札じゃんじゃん刷らせればいいんだよ、そうすれば個人の手元にだって入るさ」と言うのかもしれませんが、金融緩和などここ数年ずっとやってるのですが給料増えましたか?既にお札はばらまいてるのに、どっかで吸収されてしまって私ら庶民の手元には来たことがないのですよ。実際、給料を増やす具体的な策など、どこの党の公約にも載っていません。もちろん民間の給料を政府が強制的に上げさせるなんてのは資本主義社会では不可能に近いことですから公約できるはずもないのですが、それにも関わらず「インフレターゲットを設定して実現しさえすればデフレは解消できる」と言う。本当ですか?値上げ分を払えないなら、人は物を買わないんじゃないですか?物を買ってもらえないから安くしてでも売る、そんなデフレスパイラルに結局また陥るだけじゃないですかね。私たちの手取り額が増えない限りは、ね。
 「じゃあ、どうすんだよ」と言われそうですけど、「もはや国内の景気対策だけでやれることなど、ない」とはっきり言い切った方がいいんじゃないですかね。「日銀が無能だからだ!」とあちこちから言われてるけど、私が覚えている限りでは「今の日銀は有能」なんて言われてたことありませんよ。いつだって「日銀はダメだ」と言われ続けてきました。でも、日銀はなんとか日本経済がどん底まで落ちぶれないよう切り盛りしてきたのです。近年の政治家センセイより実績はずっと上と評価しても良いのでは?もちろん日銀の正すべき所は正すべきだと思いますけど、日銀に対する脅しや八つ当たりで景気が良くなるとも思えませんがね。
○TPP
 国内だけでは景気はどうにもならない、となれば出てくるのが国際的な経済連携です。そして、日本では「TPP拡大交渉参加の是非」として論じられ、JAなどを中心として猛烈な反対運動が起こり議論も比較的活発です。実際、このTPPに関するところだけは、今回の選挙において各党で立場が明確に分かれていると言われていますな。民主党が参加に賛成、日本維新の会が条件付き(「国益に反する場合は反対」)で参加に賛成、あとは反対のようです。ただ、自民党は「聖域なき関税撤廃を前提にする限り」という微妙な条件付きの反対になっています(JAの露骨な反対工作に折れたのでしょうけど、実際は維新とあまり変わらないと解しますね、私は)。
 TPPに関しては賛否両論あるのですが……私は拡大交渉には参加すべきと思っています。もちろん、「交渉に参加」するのであって、日本の国益など言うべきことはきちんと言うのが大前提です(交渉の席でこちらからは何も意見できない場合を「参加」と言いますか?言わないと思いますよ)。引けない点につきどう話し合っても通らないとなれば参加を打ち切るのも当然のことです。昨年11月に野田首相が「交渉参加に向けた協議に入る」と記者会見した際は、「TPP拡大交渉は来年いっぱいと期限が切られていて、今準備手続から始めたら、日本は本交渉で何も言えずに合意内容を勝手に決められてしまう。だから参加すべきでない」というのが反対派の大きな論拠でした。が、あれから1年経ったというのに日本はまだ参加するしないでもめています。おかしいと思いません?実は、先月になってカナダとメキシコが新たに参加したこともあってTPP拡大交渉はほとんど進んでいないのですよ。この2ヵ国は、自国に不利益な条件をのみません(特に対アメリカで条件闘争になると、妥協しません。仮に政府が妥協したら国民が許しません)から、拡大交渉の早期成立は難しくなっているのです。つまり、日本も交渉の席で安易な妥協をすることもなく意見をガンガン言える環境ができたと言いうるのですよ。反対派はとにかく「アメリカのいいようにされてしまう!」って強調していますが(「植民地にされる」って感じで煽ってますな。今なお「米帝」「米帝」と騒ぎ足りないんでしょうね)、そんなことはないと思いますよ。もちろん、条件は良くなったとしても交渉は担当のウデ次第ですし、日本の外交レベルではいいようにされてしまう可能性も否定はできません。が、感情論でTPPを憎悪しているだけでは、“反原発”と何もかわらないですよ。現状をきちんと自分で調べて、一度参加の是非を冷静に考えてみてはいかがですか?
 あと、関税が撤廃される経済連携はTPPだけと思いこんでいる人も多そうなのですが、世の中そうではありません。政府は着々とFTA(自由貿易協定)の交渉を各国と進めています。TPPには罵詈雑言をあびせ必死に反対しているのに、FTAには知らん顔してる人って何なのですかねぇ?ま、個人ならともかく、政治のプロのはずの政党が「TPP」「TPP」とこちらも呪文のように言ってるだけってのも……「あんたらホントにわかってるんでしょうね?」と言いたいですわ、私は。
○外交・安全保障
 安全保障では、やっぱり自民党の「国防軍」ってことになるのですかね。
 自民党は改憲に積極的な政党です。そのため、彼らは「日本国憲法改正憲法草案」なる“自主制定憲法”草案を準備し、既に公表しています。その第二章にて「国防軍」を明記しています。この改正憲法草案については以前詳しく記事にしたので<こちら>、そちらを見てください。
 私は「国防軍」でも構わないと思っています。ただ、自衛隊を国防軍にするにはたいへんな時間と労力が必要になります。それを今、野党第一党である自民党が「やるんだ!」と言うべきことなのかどうかは……正直、疑問です。まずは政権与党に復帰して、実績を残して、それから憲法改正を国民に問うってのが順番じゃないのかと私は思いますね。“安倍色”を出したいのでしょうが、票確保の観点からするとマイナス要因ですよ。喜ぶのはごく一部にとどまるでしょうから。
 この点につき、“左”の人たちがまたワーワー騒ぎ立て、挙げ句の果てには「自民党は徴兵制を復活させようとしている!」などとデマまで飛ばしているのをTwitterでも見ましたがね。徴兵制などという前近代的なことを言っているのは「日本維新の会」の方ですよ。憲法破棄だの徴兵制だの言ってるのはなんだかよくわからないけど維新に合流した石原慎太郎代表であって、“左”の人たちが目の敵にすべきは自民党じゃありませんよ。それに「国防軍」になったからイコール徴兵制だなんて「バカも休み休み言え」ですわ。今の機械化された軍隊にド素人のやる気のない若者なんて不要だし、そもそもお金が国庫にないから消費税上げてまでやりくりしなければならなくなったんじゃないですか。なのに、兵役義務化して集めた若者をどうやって食べさせるんです?ちょっと考えたらわかることですよ、「徴兵制なんて、意味ない上に無理」と。自衛隊の装備は現状で既に立派な軍です。数もいます。名前が変わって権限が増えるだけ。批判するなら「権限が増える」ってところを的確にお願いしますよ(騒ぐだけの文句タレには無理でしょうけど)。
 むしろ、他の党こそ「これからの安全保障をどうするんだよ」と聞きたいですね。この点、民主党は結構マシになったと思いますけど(尖閣国有化もしましたしね)……「また任せたい」とはとても思えませんな。
○人権侵害救済法案
 民主党の今回のマニフェスト、読んでみるとそう悪くなかったりします。2009年版が「ウソ八百」だったことを反省したか、政権与党としての自覚がそれなりにできたか現実路線ですし。
 でもね、「人権委員会の設置に向け、人権委員会設置法を早期に制定する。」、この一文で“一発レッド”ですよ。退場してもらうしかありませんな。
 「中道」のなんのといくら言われてもね、目指すところが結局「特定同和団体のためだけの政治」では次の政権など託せるはずもありません。閣議決定だけでは飽き足らず、人権侵害救済法案を臨時国会で本当に提出して審議にかけようとしましたもんねぇ、野田内閣は。冗談じゃない。
 他の党だって本当は成立を願ってたりするのはわかっているのですがね(公明党とか社民党とか。それに自民党だって今でも一部はそうですよ)。明記した以上は民主党を絶対に許せません。

 こんなところですかね。
 わけのわからない泡沫政党を除く各党の公約にざっと目を通しましたが、私が「支持」と明言できる政党は今回ありません。
 少なくとも「第三極」とメディアに祭り上げられている「日本維新の会」「日本未来の党」はどちらも話になりませんな。「日本維新の会」は石原さんを取り込むことを焦りすぎましたね。言ってることの筋が通らないどころか「野合」そのものです。もはや理念も何もないし、これでは幻想を抱くことすらできない。「日本未来の党」は、「小沢一郎再選という未来を実現させるためだけの党」ですね。小沢再選さえ果たせば、党首から公約から全部破棄でしょうな。「反対」「反対」言うだけでどれもこれも薄っぺらのぺらぺらで捨てやすくできてるでしょう?呆れますよ。ま、「第三極」の言葉に踊らされて票を入れたいなら、どうぞご自由に。民主党という素人集団に国を任せた結果がこの3年半だったのにそれ以上の素人無責任集団を国会議員にしても良いのなら、大飯原発再稼働決定時に与党民主党議員だった小沢グループの議員たちが自らの責任を顧みることもなく語る「卒原発」という言葉に正義があると思うのなら、どうぞご自由に。ただ、彼らを衆議院議員に選んだならば、私たち国民全員が彼らの政治行為の責任を負うということはお忘れなく。

 昨日書いたように<こちら>、前職衆議院議員など全員落選させてやりたいところなのですが、代わりに何もわかっていないド素人を国会議員にするわけにはいかないので、残念ながらそうも言っていられないというのが現実です。
 ですが、各政党が揃いも揃ってこの体たらくではなぁ……私たち国民は、候補者の中から「他よりは少しでもマシ」な人間を選ぶしかないのですかね。自分自身で立候補できれば良いのだけれど、日本は政党政治な上に供託金制度など立候補のハードルも高いですしね。
 明日公示されたら、候補者をよく見て、「少しでもマシ」な人を選んで投票することにしますよ。
 何の希望すらもてず無効にすらなりかねない今回の選挙ですけど、政治に不満があるならば、必ず投票はして下さいね。投票すらしない人に、政治に対して文句を言う資格はありませんから。

| | コメント (0)

2012年12月 2日 (日)

国会の無作為無責任、ここに極まれり

 有象無象の政党が乱立し放題の今回の衆院選。公示日直前になってようやく各党の公約が出揃ってきたみたいですけど、それをふまえての現時点での私的政治観をアップする前に書いておきたいことが、先日アップした民主党政権の3年半<こちら>の他にもう1つあります。
 ついに定数是正をしなかった前職衆議院議員の無作為と無責任についてです。この問題は、政権与党の民主党所属議員だけの問題ではありません。前職議員全員が、すべきをなさず無責任だったのです。
 日本国唯一の立法機関である国会は衆議院と参議院の両院で構成され(憲法42条)、両議院は全国民を代表する選挙された議員で組織されます(同43条1項)。「両議院の議員の定数は、法律でこれを定める。」(同条2項)「選挙区、投票の方法その他両議院の議員の選挙に関する事項は、法律でこれを定める。」(同47条)とされ、これを受けて公職選挙法で具体的な議員定数や選挙区やいわゆる“区割り”が定められています。この“区割り”を定めるにあたっては、憲法上平等選挙が保障されており(14条1項、44条)、その内容として選挙資格の平等のみならず投票価値の平等も保障されていると解されることから、国民1人1人の投票価値が可能な限り平等となるよう定められなければなりません。この国民1人1人の投票価値が実際にどれくらい平等か、どれくらい不平等なのかをメディアは「1票の格差」と呼んでいます。
 この点につき、最高裁は昨年3月23日に大法廷判決で 2009年の衆院選(前回の衆院選)での最大2.30倍の1票の格差が「違憲状態にある」としました。「2.30倍の差」というのが実際わかりにくいのですが、当時、登録選挙人数全国最大だった千葉4区が489437人であったのに対し、全国最小の高知3区は212376人であったということです。説明のために単純化すると、「小選挙区制なので候補者2人/当選者1人とすると選挙区の過半数を取った候補が勝利することになるが、高知3区では約10万6千票で当選できたところ千葉4区では約24万5千票も必要だった」ということになります。「有権者1人に1票ずつ平等に与えられていて自分の選挙区から1人の議員を国会に送ることができるというのに、この差は何だ?不平等じゃないか」というのが問題意識であり、「千葉4区と高知3区の“区割り”をもっと工夫していれば、こんな差がつかなかった」のだから「公職選挙法は選挙当時違憲状態だった」「唯一の立法機関たる国会は、公職選挙法をきちんと直せ」と最高裁は判断したのです。裁判所は判断にあたり国が人口分布の現状を把握してから実際に対処するまでは時間がかかることから「合理的期間」という猶予期間を与えているのですが、その合理的期間内に是正がされなかったとまでは言えないとして「違憲状態にあったけど、選挙自体は(今のところ)無効とはしないよ」としました。「だけど、このまま放置するなら、次は選挙無効判決書くからね」という判決になっています。これは最高裁大法廷による重い判決であり、多数意見が判事15人中12人という「次は間違いなく許さないよ」という非常に強い意思表明です。震災直後だったためかメディアはあまり書き立てませんでしたが、もっと騒がれなければならない判決でしたし、何より国会議員は全員危機意識を持たねばならない判決だったのです。
 なのに、前職衆議院議員たちは危機意識を持ちませんでした。
 なぜか?彼らは、日本国憲法の三権分立というものをきちんと理解していないからだと私は考えます。たしかに、憲法41条に「国会は、国権の最高機関であって」という文言があります。立法・行政・司法の国家三権にあって最高機関である国会の意思は最も重いのだと勝手に解釈し、「たかが司法権ごときが、ごちゃごちゃうるさいわ」と言い放つ長老議員までいるとか、どこかの新聞記事で読んだ記憶があります。
 しかし、日本国憲法には司法権に違憲立法審査権というものが81条で規定されています。最高機関で唯一の立法機関が決めた法律であろうと、日本国憲法に適合しない法律は無効にできるのが日本の三権の1つである司法権です。一国会議員が、新聞が、TVが、「司法ファッショ」だのなんだのと文句言ったってダメです。憲法に書いてあるのですから、たとえ内閣総理大臣だろうが天皇だろうが文句など無意味です。それが憲法の定める日本という国家の統治機構なのですからね。どうしてもイヤだと言うなら憲法自体を書き換えるほかありません。そんなことすらわかっていない国会議員が、この国には多すぎますよ。もし「たかが司法権」などと言っている議員が本当にいたとしたら、我々はこう言ってやるべきです。「たかが、一国会議員ごときが、ごちゃごちゃうるさいわ」とね。主権者が国民であることを知らず、司法権の違憲立法審査権も理解せず、自分だけが偉いんだと錯覚しているような人間が、何を言うかと。国家の基本法たる憲法も知らないくせに「選挙で通った」ってだけでふんぞり返ってるから、いつになっても政権が変わっても“政治屋”って人種は官僚にバカにされ支配されるのですよ。
 そして、危機感を持たなかった衆議院議員たちは、震災後に口では「衆議院解散」「衆議院解散」と言っておきながら、その解散後の総選挙に向けた法整備をしませんでした。国会は最終的に定数の「0増5減」を実現させましたが、こんなものは昨年6月菅内閣に内閣不信任案がつきつけられた時から既に案として存在していたのです<当時の私の記事>。なのに、衆議院では特に少数政党が激しく抵抗して定数是正を阻止し続けてきました。
 なぜか?結局のところ、前職国会議員たちは全員の身分を喪失させる「解散」というものが実現してしまうことを誰も望んでいなかったのだと私は思いますよ。メディアの論調は何かにつけ「民主党の議員が解散を嫌がっている」としていましたが、民主党議員に限ったことではなかったと思いますね。次選挙になったら党自体が消滅しかねない少数政党、うだつが上がらず人気も上がらない自民党、何もかも上手くいかない民主党、それぞれの思惑が一致して全員で「解散」を拒んでいたのではないでしょうか。「解散」したくされたくないから、議員定数是正が進まないことを「解散できない」口実として皆が利用していた、私はそう見ています。
 そんな軽薄な国会議員の意図など見越したかのように、今年の10月17日に最高裁はさらなる判決を下しました。2010年の参院選で5.00倍だった1票の格差が「違憲状態にある」としたのです。これには驚きましたよ。「参議院はその選挙の特殊性から、6倍あたりが判断基準」と言われていて、実際5倍をちょっと超えていても合憲と判断されていたのに、今回突然に5.00倍で「違憲状態」と明示しましたからね……おそらく、「違憲状態だからな」と強いメッセージを発したにもかかわらず、その「違憲状態」をさらに1年半も解消しようとしない立法府に、最高裁判所は司法権として怒りのメッセージを出したのでしょうな。
 これに対し、前職衆議院議員たちはなおも危機感なく、野田内閣総理大臣の突然の衆院解散に合わせて結局「0増5減」の定数改正の法案を成立させただけで、今回の衆議院議員選挙には“区割り”作業が間に合わないことから「違憲状態」とされた“区割り”での選挙を実行するに至りました。不逮捕特権などの特別な身分・高額な議員歳費受け取りなどの特別な権利を創出する選挙というものの意義をも忘れ、正せるのは自分たちしかいないのに自分たちの地位にしがみつき続けるためだけに正そうともせず、「小選挙区比例代表連用制」導入などひたすら身勝手な主張を繰り返して今に至ったのです……こんな下衆な連中に、私たちは国権の最高機関たる立法権を約3年半も任せていたということですよ。

 私は「投票価値の平等」というものに一定の理解はしていますが、実をいうとそれほど厳格に考えていません。「完全に平等であるべき」とするなら全議席を全国1区の比例代表制にでもする他ないのですから、小選挙区で“区割り”なんてことをする限りどうしても差は生じてしまうと思います。それに、「1人に2票与えることは許されない以上、2倍未満にするべき」という意見も理解しているのですが……単に人工比率だけで選挙区を割っていくと、神奈川県だけで20とか選挙区がある一方で鳥取と島根では2県合わせて選挙区3つなんてことになってしまいます(現状では神奈川が18選挙区、鳥取は2選挙区、島根も2選挙区)。神奈川からは20人議員を出すけど鳥取と島根両県からは3人議員を出せるだけ、とか本当にそのようなことになっても良いものでしょうか?都道府県という行政単位がある以上は、それを基本に議席を割り振るという現行の考え方にも一定の合理性はあると私は考えますがね。「衆議院2.5倍/参議院5倍」あたりを合憲違憲の判断ラインにしても良いのではと思っていますよ、私はね(ちなみに、“自由の国”アメリカの連邦議会選挙においては「投票価値の平等」は下院では重視されますがそれほど厳格ではなく、上院では完全に無視されています。まぁ、大統領選挙もあるからかもしれませんけど)。
 もちろん、日本維新の会みたいに「国会議員なんて50万人から1人出ればそれで良いんだ!」って割り切って考えることもできなくはないけど、そうなったら大都市住民の代表のみで国会が組織されることになりかねません(※日本維新の会の政策って、多くが大都市圏の住民向けの政策です。「地方から日本を変える」とか言っときながら本当の“地方”は切り捨てる……こんなのが「維新」ですかねぇ?)。地方にだって人はたくさん生活しています。その人たちを代表する議員がいなくて、本当によいのでしょうか?「議員の数を減らす」ってことだけにとらわれて、「自分たちの代表を国会に送る」という観点を見失っては民主主義国家の国民として本末転倒なのではないかと私は思っています。
 けれども、だからといって自分たちの都合を最優先に司法権の警告を無視し続けた国会議員たちの態度は許されるものではありません。しかも、この“国難”に、彼らは立法という自分たちの仕事を放り出した上に政局に明け暮れ、そのくせ歳費や政党交付金という高額の税金は受け取って食いつぶし続けたのですからね。揃いも揃って、国民の意思を無視し、少しでも長く衆議院議員という地位にしがみつこうとした前職議員たち……こんなのを前回の選挙で選んでしまったのは私も含めた主権者たる国民ではありますが、にしても許せないです。一度、立法府は司法の選挙無効判決をくらうべきだと思いますよ。司法をナメるな。そのための準備も着々と進んでいますし(※先月30日に最高裁が今回の衆院選の差し止め/仮差し止めの請求を棄却する決定を出しましたが、この原告グループは「選挙を差し止められる」と思って訴訟をしたのではありません。今回の選挙後に始める、選挙の違憲無効判決を求める手続の前提としてわざわざ訴訟提起してわざと負けたのです。あのグループは、ギャーギャーわめき散らすだけの市民団体の名を借りた反社会勢力や人権を隠れ蓑に不当な利益を貪る人権団体とは違うし、生っちょろい最近の国会議員みたいな甘ちゃんでもない上に、訴訟のプロですから理知的で戦略的。極めて手強いですぜ?)。
 その前に、今回の選挙ですかな……どうせなので、敢えてここで言わせてもらいますよ。
 「前職は、民主党に限らず全員落選しやがれ」

 今回の衆院選、私は違憲無効の選挙だと思っています。「0増5減を決めた上でやるんだから、大丈夫」というのは、はっきり言って甘い。甘すぎます。たぶん、最高裁判所は出すんじゃないかな。「事情判決の法理」を適用せずに、史上初の選挙無効判決をね。
(追記:最高裁判所は、2013年11月20日大法廷判決で、選挙は違憲状態にあったと認定したものの選挙無効とはしませんでした。司法の政治介入による混乱を嫌う、今までの最高裁の立場を踏襲したようです。現状の法制度にはない「再選挙」による混乱回避という点で妥当と言えば妥当ではありますが……これでは「司法判断は、国政上ないがしろにしても構わない」と最高裁自ら認めてしまったに等しく、その点については残念に思います)
 ただし、今回の選挙を経ての来年の通常国会で両議院の選挙制度を抜本的に改正し、周知期間をきちんと経た上で、その新制度での選挙を両議院ですぐにやってしまえば……仮に今回の衆院選を最高裁が違憲無効と判断しても、「合憲の新制度で選挙やり直しちゃったから、もういいや」って判決になると予想します。そうできる、最も都合の良いタイミングが来年夏に来ます。来夏の参院選に合わせて、衆議院を再び解散し衆参同時選挙をしてしまうのです。
 今の日本の“甘ちゃん”代議士センセイたちにそんなことを戦略的に考えて実行することができるかどうかわかりませんが、現状で「違憲無効判決による選挙のやり直し」を回避するにはそうするのがベストだと私は思いますよ。
 多くの政治屋は目の前の選挙に焦るだけでそれどころか選挙前だというのに既に自滅しているようですけど、何人か“夏の再選挙”を見越して行動している人もいるように思えますし……どうなるのですかね。

 私は、以前は「無効選挙になんて投票するか」とも考えたりもしてましたが、とりあえず投票はすることにします。無効にならないかもしれないですし、何より日本国民たる私が投票を欠かせば「それ見たことか。だから俺たちに投票権をよこせ」と在日団体(民団)に参政権要求の口実を与えるようなものですから。
 とはいえ、積極的に支持できる政党など、今回の選挙ではどこにもなさそうなんですがね……はぁ。

| | コメント (0)

« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »