« F1 2012 シンガポールGP | トップページ | 重戦機エルガイム ~その7・C TEMPLE »

2012年9月26日 (水)

第25代自民党総裁選出

 今日午後、自民党総裁選の投開票が行われ、メディアの予想通りに自民党総裁選としては40年ぶりの決選投票までもつれました。
1回目
石破茂   199
安倍晋三    141
石原伸晃     96
町村信孝     34
林芳正       27
2回目(決選投票)
安倍晋三  108
石破茂     89
となり、結果、安倍元首相が第25代総裁となりました。次の衆議院議員選挙、自民党は安倍さんを“顔”に選挙を戦うことになります。
 私は、見聞きする限りでは石破さんが政策面で最も私の考え方に近いと感じているので、「石破総裁」を希望していたんですけど、負けてしまいましたな。まぁ、それでも安倍さんと石破さんは党内で比較的近い立場にあると言われてますし、長老議員に推される形+谷垣前総裁を裏切った形で出馬しテレビで失言を繰り返した石原伸晃現幹事長が自民党総裁になってしまった日には国民の意識が完全に「次の選挙で自民党は、ない」となってしまいかねなかったので、それを回避できた点では「良かったかな」と思っています。

 とはいえ……本当に安倍総裁で良かったんですかね?
 今回の選挙において、石破さんは党員票で165票を獲得しました。これは党員票の55%、つまり過半数です。一方、安倍さんは党員票は2位ながら87票しか獲得できませんでした。自民党の地方組織や一般党員は明らかに「石破総裁」を望んでいたということです。ただ、その石破さんは1回目の投票で国会議員票を34票しか獲得できなかったところ、安倍さんは54票を獲得しました。が、国会議員票1位は安倍さんではなく、石原候補で58票です。石破さんは総裁になれたとしても「国会議員に人気なさ過ぎ」で「国民には人気があっても中央の誰も言うこときかない」いわば“麻生(太郎元首相)さん状態”になりかねなかったわけですけど、安倍さんも正直なところ「党内基盤が中途半端」と言わざるを得ません。しかも今回、所属する派閥の長である町村さんと分裂選挙やりましたからねぇ。これが後々響かなければいいんですけど。
 また、安倍さんは日本国民であれば知っての通り、「首相の職を自ら投げ出した」人です。それが当人の説明通り「健康上の理由」だったとしても、“投げ出した”イメージは払拭できません。「どうせ、今回もまた投げ出すんだろ?」という疑念がついて回ります。その悪いイメージを覆して、国民から支持され、次の総選挙に勝って自民党を与党にし、再び首班指名を受けることができるのか……というか、一国民として「あなた、本気で首相にまたなるつもりなんですか?」って言いたくもなりますよ。ヒヨコみたいに生っちょろい政策、口だけでちっとも煮え切らない態度、“タカ派”とか呼ばれてたくせにコンニャクのように軟弱極まりなかった安倍政権のこと、私は忘れていませんぞ。ネットでは「安倍」「安倍」「安倍」「安倍」と他候補を圧倒して推されてた(気持ち悪いくらいに。ええ、それこそ特定の集団が推しているような、ね。具体的に何の集団なのかは知りませんが)のに、一般自民党員の票はちっとも伸びなかった理由はそのへんにあると思いますけどね。
 さらに、安倍さんは「維新に参加するのでは」とまで言われたくらいに、大阪維新の会に近い(近すぎる)のも気になります。まぁ、次の選挙で維新と全面対決するのはどの政党にとっても得策ではない感はあるのですが……エネルギー政策といい、ここ数日の領有権問題に関する発言といい、場当たり的で無責任極まりないあのド素人集団の体質にあまりに深く付き合っていると、「自民党も同類か」と思われかねないんですよね。それは「実務経験豊富」が売りの自民党にとって最も痛い評判だと私は思いますが。自民党はあくまで単独過半数確保を目指し、できることなら維新など粉砕する気持ちで戦ってもらいたいところです。

 何はともあれ、民主的手続に則り、自民党総裁が決まっちゃった以上は仕方ありません。谷垣さんから引き継いで、安倍新総裁の下で自民党にはしっかりしてもらうしかありませんな。
 まずは、党内をまとめてもらい、明日総選挙になっても問題ないような挙党態勢を構築することですね。石破さんと協力してやっていくと発言しているみたいだし、そのへんは何とかなるかな。
 あと、個人的には、安倍新総裁は可及的速やかに訪米しておいた方が賢明かと思います。現オバマ政権と、総選挙の前からきちっとした信頼関係を構築しておいてもらいたいのですよ。領有権問題などで現在、日米同盟は一層重要になっていますからね。政権担当能力を日本国民や世界にアピールすべく、総選挙前からある程度見える形でいくつか手を打っておくべきです。
 もちろん、堅実に務め、うっかり失言なんてしたりしたらダメですよ?「自分は選挙の“顔”としては不利な立場にある」ということを常に自覚して臨んでいただきたいですわ。
 きちっきちっと総裁職をこなしていくことができたならば、安倍晋三という政治家に対する国民の見る目もそれなりに変わると思います。そうなってくれることを、祈ってますよ。

|

« F1 2012 シンガポールGP | トップページ | 重戦機エルガイム ~その7・C TEMPLE »

重い話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« F1 2012 シンガポールGP | トップページ | 重戦機エルガイム ~その7・C TEMPLE »