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2012年8月

2012年8月29日 (水)

「大都市地域特別区設置法」成立

 以前、「大阪都構想」は破綻するという記事を書いたのですが……破綻することなく、なんと法制化されました。「大都市地域特別区設置法」として。
 まずは、先の記事について謝ります。結果的にウソ記事みたいになってしまい、すみませんでした。
 記事を書いた昨年10月の時点では、今ごろは衆議院の解散総選挙が行われているものと思っていたので、仮に国会で法案が審議されていても選挙で先送りになって立ち消えしてしまうだろう、法案が成立するのは早くとも新政権が落ち着いてからになるのでその間にあれやこれや……と考えていたのですが、結局解散はなされず、ずるずると国会の会期が進んでしまって、本来決めるべき重要法案を差し置いてまでいわば“維新封じ”として既成政党がこぞって「大阪都構想」後押し法を作ってしまうとは。完全に予想外の展開でした。
 ただ、“敵も然る者”というか、この法律は「東京都以外でも、要件を満たせば特別区の設置を認める」という内容のものでして、たしかに「大阪府も、東京都と同様の構造にすることはできる」法律なのですが、大阪に限定された話ではなく、「大阪都」と名乗ることは認めていません。大阪維新の会が主張していた「二重行政解消」はこの法律ができたことで実現できそうなのですが(※この新法だけで完全に実現可能、というわけでもないようで、他に関係する法律の改正も必要なようです。そのために“後押し”法と報道されているみたい)、それだけだったりします。維新のシンパは大喜びかもしれませんが(彼らは騒ぐことができればそれで十分なのであって、現実的効果など不要のものですから)、一般の有権者からすると「だから何?大阪は都(=みやこ)になると思ってたのに、ならないのかよ」となりかねませんわ。仮に大阪市が解体されたとしても、大阪府民の生活という点では実際のところ大して変わらないでしょうからね。維新代表の橋下徹大阪市長もそのへんは理解しているようで、「(大阪都の名称を使用できるよう)法改正が必要なら迫っていく」とコメントしたようですけど……時すでに遅しですな。「あなた達の希望は僕たち既成政党だけで叶えてあげたよ。維新なんて不要なんですよ」と言う口実を既成政党に与えてしまいましたね。そして、「大阪都構想も実現してくれない既存政党は、民意を無視している。だから彼らに国政を任せておけない!」という主張も、これで維新としてはできなくなりました。
 とはいえ……「大阪都構想」って実際のところ大阪府民からも言うほど期待されてたとは思えないし、既に忘れられていたようにも思えますから、維新側にとって今回の法案成立は「国政進出」という点で特に痛手ということにはならないかもしれません。別の政策で国政にうって出るべく、“維新八策”とか言ってますし(ウワサばかりで具体案はいつまでたっても提示されないんですけど)。少なくとも、既成政党が思っているほどの“抑止効果”はないでしょうな。
 また、我々普通の国民にとっても、今回の法案成立は特別意味のないことかもしれません。「維新に政治的実績ができた」とも言えますけど、それは大阪という一地方自治体とそこの住民(大阪府民)にとっての実績ってだけですからね。国政となると、話はまた別です。ここは、「より冷静に彼らの主張を判断できるようになった」と考えるべきなのかも。

 私は、大阪維新の会の原発関係のエネルギー政策のあまりの無責任さに呆れていまして、「彼らは信用できない」と思っていますが……次の衆院選で実際に提示される(であろう)“維新八策”がどのようなものかを見てから判断しても遅くはないでしょう。本当に彼らが国政進出してくるのかも、現時点では分かりませんし(新党結成の動きがあるみたいですけど、政党になったとしてもいざ選挙になったら現職議員以外は立候補せず、なんてこともあり得ます。維新は総選挙に実際なってみるまでどうなるのか、はっきりしませんわ)。
 衆議院解散がいつになるのかもまだわからない状況ですし、既成政党はどこもかしこも信用できないってのも現実ですから……今日の野田内閣に対する問責決議案可決も茶番ですしね。与党も与党ですけど、野党は揃いも揃って何やってんだか。ホント、困ったもんです。
 だからといって、どこの馬の骨とも分からないような集団に、今の日本を任せるわけにはいかないんですけどね……はあぁ、現役国会議員のセンセイ方にはしっかりしてもらいたいですよ。

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2012年8月22日 (水)

「ペルソナ4」 Blu-ray Disc Vol.10

 結局、買いました。アニメ版「ペルソナ4」 Blu-ray Disc Vol.10(最終巻)。予約買いです。

Persona4_10
最後誰がパッケージを飾るのかと思いきや、マーガレットとは……が、このマーガレットさんがご覧の通りまたすんげぇキレイで、届いたパッケージ見て感激でございますよ。およよ~。

 以前書きましたが<記事はこちら>、このBD10巻、予約するかどーかかなり迷いました。未放映の“True End Episode”が収録されるとはいえ「2話で税込7140円ってどーなのよ。高くねーか?」と思ったからなのですが……すみませんでした。私が間違っておりました。
 まさかのBD1枚ボーナス添付、しかも、劇場公開された「PERSONA4 the Animation -the Factor of Hope-」をオマケで完全収録とは!。なんという太っ腹!!「高い」などと思ってしまって本当にすみませんでした。ありがたすぎて拝みたいくらいです、マジで。
 また、内容的にも大変なボリュームですわ。
 最終25話「We Can Change The World」が“ディレクターズカット版”となっているんですけど、増えた分がなんと7分とか……25話のTV放送を見たのは5ヶ月ほど前なんですけど、7分ともなるとかなりあやふやになってる記憶でさえも「ああ、ここ追加されたんだ」とわかるレベル。特に後半、あからさまにTV放送版と違ってます。
 そして、期待の“True End Episode”「No One is Alone」は……まさしく「衝撃の展開」ってやつでして、期待以上のデキでした。ネタバレになるので内容は書きませんけど、ペルソナ4のファンならこれだけでも十分お金払う価値あると思います。
 さらに、オマケBDの「-the Factor of Hope-」ですが……こいつぁ、凄いです。つか、これ、オマケじゃなくて本編ですよ。どー見ても、こっちが本編でしょうw。時間的にも本編57分に対して86分もありますし、25話あたりのエピソードでもBD版にさらに映像追加されてるし……まぁ、話は基本的に終盤の総集編なんですけど、該当するTV放送分を続き見するよりむしろわかりやすいと思えたし、映像的にも「劇場版」といっても良いくらいですわ実際。全体の総集編ではないので予めTVシリーズを一通り見ておくことが必要ではありますが、見応え十分です。
 アニメ版「ペルソナ4」をTVで見ていたけどBDやDVDは買ってないって人も少なくないと思いますけど、このVol.10は、この巻だけでも買う価値あると思いましたわ。「-the Factor of Hope-」を当巻とは別に実売8000円くらいで売ってたっておかしくないところなのに、特典として手に入ってしまうんですから。このBDはコスト比という点で抜群に安いです。お買い得ですよ、本当に。

 最後に、新エピソードの内容についてほんのちょっとだけ書かせてもらいますが、「人間は真実など望んではいない。ただ見たいものだけを見て、信じたいものだけを信じる。そんな霧に包まれた世界を望んでいるんだ」というセリフが劇中にあるのですが……これがグサッと突き刺さりました。
 私たちは報道番組とか情報番組を見ながら「真実」「真実」って世の中の真相を追い求めてるように思い込んでいますけど、実際はTV画面で都合の良い部分を見せられただけなのに暴いたつもりになって喜んでいるんですよね。現実が過酷で受け入れがたい場合は、そこを省いた情報をキャスターとか識者とかに一方的に植え付けられて「そうだ、そうだ!」と騒ぐだけ。「だったら、どうすんの?」という考えるのもしんどい具体案具体策はそれこそ霧の中に隠して、見たいものだけ見て自分が信じたいものだけを信じている。誰かを敵視し時に暴力まで用いて相手を徹底的に打ちのめす“八つ当たり”を繰り返して鬱憤晴らしはするけど、自分はその言動や行動の責任を一切取らない……そんな人が増えたように思います(私も含めて、ですけど。戒めとして、私が他人を批判するときは可能な限り対案や具体策を提示の上でするようにはしていますが)。一昔前は、自分自身で責任取りきれないような話は黙っていたもんですけどね。無責任でも身勝手でも何でもとにかく言わなきゃダメみたいな雰囲気で「言ったもん勝ち」になってしまい、むしろ霧が濃くなってしまったような。
 深いですわ、「ペルソナ4」。話も、細かいところまでよく考えられていると思いましたね。

 これにて、アニメ版「ペルソナ4」は完結ですかね。スタッフの皆様、お疲れさまでした。
 さて、私は放置してしまっている「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」を来月後半までになんとかしなくては……

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2012年8月21日 (火)

新撮影機材投入 ~その2

 今年の春あたりから投入していた撮影機材の“新兵器”その2は、これ。

Micro40dx_3
ニコン「AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」メーカーページ>。
 そして、このレンズと組み合わせるボディが“新兵器”その3でして、

D5100_1
ニコンD5100メーカーページ>です。

D5100_2
上から見るとこんな感じ。

 うちではメインのカメラがニコンD700/サブのカメラがD90という2台体制なんですが……D700はレンズを含めると実に大きく重いために、外出時はD90+MB-D80(マルチパワーバッテリーパック)を持ち出すことが多くなっていまして、D700は「Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D」と組み合わせて当ブログ記事写真の撮影が主用途になっております。ただ、室内といえどもカメラとして大きく重いことにかわりなく……撮影のために三脚出して設置してカメラ出してセットして、ってのが正直なところ面倒で面倒で。帰ってきて疲れているところ、さらに三脚出して設置し…の作業をしないと撮影に入ることもできないってのがしんどくて記事作るのをやめてしまったことの回数たるや数えきれません。
 そのため、「もっと手軽に撮影できる、軽くて小さなカメラ+レンズがあればなぁ」って願望が、私にはずっとありました。
 で、いろいろプランを考えては消え考えては消えとしているうちに、世の中に軽量コンパクトな“ミラーレス”という新しいジャンルのカメラが出現しました。ソニーのNEXというAPS-Cセンサーを載せた画質面でも満足できそうなカメラも発売されたことから「これだ!」と思ったんですけど、第1世代のカメラに手を出したくなかったこともあり、製品として熟成するのを待つことにしました。そして1年前に第2世代機・NEX-5Nが発売され、単焦点レンズ「E 30mm F3.5 Macro」も発売され「これぞ待ち望んだカメラシステムだ!」と思ったんですけど、今度は予算がなくて「安くなるまで待つか」と待っていたら、生産元タイで大洪水が発生。出荷数激減で実売価格は下がらず購入計画は大きく狂い……そうこうしてるうちにNEX熱は下がってしまいまして、今まで通り「Capture NX2」で現像できてACアダプターやリモートコードなどD700/D90のオプションをそのまま使えるニコンのカメラをまた使おうかってことになりました。
 そして、まずは値引きセール時にマイクロ40mmレンズ(=AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G)を購入。D90と組み合わせ、「Camera Control Pro 2」も使っていろいろと試しました。そのままD90+マイクロ40mmに室内撮影を任せても良かったんですが、D90は上述の通りMB-D80をつけて“お出かけカメラ”になっています。MB-D80を取ったり付けたりってのが面倒だったのと、D90は高感度性能に若干不安があったので、さらに別のDXのボディを用意しようと考えました。そして、小型軽量で高感度性能も悪くないD5100のボディのみを、ガクンと実売価格が下がったところで買ってみました。
 D5100は、元々目をつけていました。D7000とほぼ同様のセンサー系を持っていることから画質面が結構優秀なことと、最大の特長であるバリアングル液晶モニターがライブビュー撮影時に便利だろうなと考えていたからです。D90のようにレンズ駆動用のモーターは内蔵されておらず汎用性は低いんですが、組み合わせるのがモーター内蔵AF-Sレンズのマイクロ40mm固定であれば何の問題もありません。ブツ撮り時に必要なアイピースシャッターがD700のように内蔵されてはいないけど、付属のアイピースキャップDK-5で代用もできます。「ブログ記事写真撮影用の手軽に扱える軽くて小さなカメラ」という用途にはぴったりでした。まぁ、先に「Camera Control Pro 2」を買って構図決めはPCディスプレイを使うようになっていたのでバリアングル液晶モニターはほぼ無意味になってしまったんですけど、14bitRAWを扱えてISO1600まで実用できることからうちでの用途では下位機・D3100よりも使いやすいと思えます。
 室内のみならず外にも持ち出したりしてD5100を使ってみた感想は、「1620万画素といっても、1200万画素から特に解像感が増したって感じではない」ってところかな。風景だと、なんか描写が柔らかいように思えるんですよね、ニコン機にしては。ま、「絵がユルユルになった」というほどではなく、むしろ「自然な描写をするようになった」というべきなのでしょうけど。ブツ撮りでも、どことなくキヤノンEOSみたいな柔らかい描写をしているように思えます。被写界深度の関係か、絵にD700ほどの立体感はないんですけど、D90より微妙に自然な絵になったように感じますわ。ただ、色の出方が少し淡いよーな気もするんだけど……気のせいかな?ま、その点は「Capture NX2」でいくらでも調整できますけどね。

 ここ数ヶ月の間のブログの写真は、今まで通りD700で撮ったりD90で撮ってみたりD5100にしてみたりといろいろなんですけど、今後は室内撮影をD5100+マイクロ40mmというコンパクトな組み合わせに任せていくつもりです。撮影をやりやすくなったことで、願望通りブログの記事をポンポン書けるようになったらよかったんだけど……案外そうはならなかったんすよねぇ(苦笑)。
 ま、元を取るくらいには使いたいですから、頑張って写真撮って、記事書こうと思ってます。はい。

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2012年8月19日 (日)

新撮影機材投入 ~その1

 久しぶりに撮影機材を買った話をこのへんで書いてみることにします。

 うちのカメラ環境は、ここ2年ほどニコンD700とD90の1200万画素クラス一眼レフ2台+現像ソフト「Capture NX2」の体制でほとんど変化はなかったのですが……実は今年の春あたりからいくつかの“新兵器”を投入していました(それらを使った写真も、既に当ブログの記事写真としてアップしています)。
 “新兵器”その1は、ニコン「Camera Control Pro 2」メーカーページ>。

Ccp2
 ニコン純正のリモート撮影アプリケーションです。このソフトウェアを使うと、ニコン製デジタル一眼レフカメラをUSBでPCと接続(※ワイヤレストランスミッターを使えば無線LAN接続も可能)してPCからカメラをコントロールすることができ、撮影データをカメラ搭載のメモリーカードではなくPCで記録することができるようになります。また、ライブビュー機能付きの一眼レフであれば、PCのディスプレイにライブビュー画像を表示できるのでファインダー代わりにして構図を決めたりすることも可能になるわけでして、私はこの機能が使いたくてこのソフトを買いました。
 私の構図決めは、外では光学ファインダーしか使っていないのでライブビュー機能もこのソフトも全く不要なんですが、室内での撮影だと逆にライブビューしか使っていません。D700もD90も内蔵モニターとして3型液晶(約92万ドット)を搭載しているのでライブビューの表示品質は良い方なのですが……小さいことに変わりなく、かつカメラに固定されているために必ずしも都合の良い角度で構図を確認できてはいませんでした。そのため、当ブログ用の写真の撮影でライブビュー画面をちらちら見ながら「構図はこれで大丈夫」と撮影時には思っても、現像してみると「あれ?」ってことが多々ありました。水平から始まって、被写体の角度とか、光の当たり方とかいろいろと……実際、昔アップした写真見てると我ながら「ひでぇな、これ」ってのも多いし。まぁ、“ブツ撮り”なのにきちんとした撮影スペースも用意せず狭い部屋の中でちまちまと写真撮ってる撮影環境そのものが一番の問題なのですが、自室はモノが溢れかえって以前より狭くなる一方でして、ついにはカメラの後ろに回って液晶モニターを覗くための空間さえ確保できなくなるような場合も多くなってしまってるんですよね(1/60バルキリーのバトロイド形態とか、被写体が大きいと特にツラい)。「これじゃ、あまりに効率悪いな」と思い、「根本的に別の形なファインダーを用意しよう」ってことになったわけです。
 で、「Camera Control Pro 2」を使ってPCのディスプレイに映すようになってからは、構図決めが相当ラクになりました。特に、ロボット玩具の真正面の像をきれいに撮ることができるようになりましたね。各間接が可動するロボット玩具って、きちんと立たせたつもりでも向きがどこかしらズレてたりするものなんです(右手だけズレてたり、胴体の向きだけがズレてたり……)。そのズレ方って、光学ファインダー覗いてもわかりにくいし、背面モニターでも確認しづらいんですよ。その点、PCディスプレイだと大きいしブログに載せる写真とほぼ同様の表示ができるので、関節の位置の微修正も光の当て方の修正もとてもやりやすくなりました。ただ、“完璧”を追求できるようになったことから、適当なところで諦めていた以前より1枚撮るのにかかる時間は余計にかかるようになった気もしないでもないのですが……まぁ、それはそれですなw
 使ってて特にトラブルはないんですけど、全くないわけでもありません。「Camera Control Pro 2」でRAWデータをPCに送り込む→すぐさま「Capture NX2」で現像ってスタイルなので、CPUが強力な自作PC(intel P67+core i7)で作業しているんですが、ケース前面にはUSB3.0の端子しか出ていなくて最初そこにカメラを繋いでいたんですけど……じきに動作がおかしくなってきたんですよね。最初は普通に認識しているのに、撮影してデータをPCに送ろうとした途端PC側がカメラを認識しなくなったり。何が悪いのかさっぱり分からなかったんですけど、ふと気づいて延長ケーブル購入の上でケース背面のUSB2.0の端子に繋ぎかえたら異常動作は消え去りました。どうも、USB3.0だと場合によっては転送に不具合が生じるみたいです。ハード的なものなのかソフト的なものなのかわからないけど、USB3.0は現状ではホストコントローラーごとにいろいろトラブルが出たりするみたいなので「ハード的なものかな」と思います。あと、ライブビューを長い時間使い続けているとライブビューが途中で切られてしまうことがあったりして「ああ、もう、まだ撮ってるのに!」ってなることもありますが……単なるカメラの電池切れの時も多いけど、それ以外の場合はCMOSセンサーを熱から守ったりしてるんですかね。だったらソフトの問題じゃないし、センサーを保護してくれてるんだから仕方ないですな。

 室内で結構な数のブツ撮り写真を撮る人にとっては大変便利なソフトだと思います。
 ただ、値段が高いんですよ、これ。ヨドバシ価格で17300円(10%ポイント還元)もするのは、いくらニコン純正でも「高すぎるだろう」と。「Capture NX2」は多機能だしRAW現像しまくることで「元は取った」って思えるから「高い」とはあまり感じないけど、リモート撮影特化ソフトで現像ソフトと値段ほぼ同じってのはちょっとなぁ。開発コストを回収するには仕方ないのかもしれないけど、通常版もUpgrade版(ヨドバシ価格で6650円)ぐらいの値段かせめて実売9800円くらいにしてもらいたいと私は思いますけどねぇ。
 必要ある人専用ってことですかね。オススメはしませんが、あれば便利なのは便利です。

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2012年8月14日 (火)

ロンドンオリンピック閉幕

 ロンドンオリンピックが、昨日の早朝に閉幕しました。
 開幕前「今回の日本選手団は、あまり期待できそうにないなぁ」などと思っていたら、メダル獲得数でなんと過去最高の数字とか。金メダルは7個に留まったために国別ランキングとしては11位でしたが、銀メダル:14に銅メダル:17で合計は38個。個数のランキングなら、ドイツ(44個)に次ぐ6位。立派なものだと思います。
 時差8時間(※サマータイムのため)のロンドン開催ということで、今回はあまり中継を見ない(見られない)んじゃないかとも思っていましたが、案外見ましたわw。睡眠時間を確保しないと夏バテしてしまうのでタイマー録画しておいて見ることが多かったけど、柔道男子66キロ級準々決勝の旗判定が覆ったところとか柔道は多くをLIVEで見ましたし、サッカーも男女ともだいたい見ました。
 私的に一番楽しみにしていた男子バスケットボールは、“ドリームチーム”のアメリカが予想通り金メダルを獲得。“ドリームチーム”は1次リーグのナイジェリア戦で156点の五輪最多得点記録を樹立するなどしましたが、常に余裕ということでもなく、リトアニア戦は苦戦し(99-94で勝利)、決勝のスペイン戦に至っては第3Q終了時に1点差という大変厳しい戦いとなりました。アメリカはNBA得点王のデュラントを主なポイントゲッターにしていましたが、“ビッグマン”がおらずインサイドを支配できずアウトサイド攻撃に頼っていたため安定した戦い方ができなかったのが痛かったですな。あと、レブロンは良かったものの、コービーがイマイチだったのが個人的には残念でした。
 一番予想外だったのは、男子サッカー。U-23日本代表が、あのスペインに勝ちモロッコに勝ってあっさりグループリーグ突破したのにも驚きましたが、準々決勝でエジプトにも勝って4強入りするとはね。本当に驚きました。ま、メキシコに負けたのは仕方ないとして3位決定戦でまさかの韓国と当たって完敗って結末にも驚きましたが(さらに韓国選手の政治アピールで非常に不愉快というオチまで付きましたけど、あれはあれで良かったのかも。場違いなアピールもしなければならないほどに韓国の領有権主張は筋の通らない主張なのだと世界に向けて自白したようなもんですしね)……日本サッカー界に過去の栄光として残る「メキシコ五輪で銅メダル」の“呪縛”を清武や大津らが打ち砕いてくれたらと思ったんですが、あと1歩でしたね。そして、ネイマールその他タレント揃いのブラジルが決勝で敗れたのにもびっくりしました。本気で勝ちにきたブラジルに完勝して見せたU-23メキシコ代表は、とにかく素晴らしかったです。
 見てて一番熱かったのは、フェンシングの男子フルーレ団体準決勝かな。たまたまLIVEで見ましたが、最後残り16秒で2点差を追いついたところはまさに「壮絶」でしたわ。太田雄貴選手、さすがですねぇ。ホント、凄かった。
 良かったのは、女子サッカー。“なでしこJAPAN”は大会前から過剰な期待がかけられていて気の毒なくらいだった上に、グループリーグの「引き分け狙い」があまりに理不尽な騒動になってしまいましたから(例の日経の記事の後で決勝直前に毎日新聞がまた叩いてて、心底腹が立ちました。なんなんですかね、この国のメディアは?自国の代表選手でさえも叩かないと気が済まないのか)……しっかり決勝に進み、世界ランキング1位のアメリカと正々堂々勝負した姿は実にカッコ良かったし、日本の女子サッカーとして初めて獲得したメダルは銀色でしたが誇って良いと思います。本当に立派でしたよ。
 あと、卓球の女子団体が初のメダル獲得で銀取ったのも良かったですね。小さい頃からずっとテレビに出ていた福原愛選手が、ついに勲章を得たってのは感慨深いものがあります。また、バレーボール女子日本代表も、28年ぶりの銅メダル獲得ですかぁ。バレーは3位決定戦しか見なかったけど、良かった。
 他にも、陸上とか競泳とか柔道とかバドミントンとかアーチェリーとか、多種多様な競技に日本の選手が出て、メダルを取ったり取れなかったり入賞したりしなかったりしたけど、どの競技のどの選手もその場でできる限りのことをしたのだと思います。本人や周囲が望んだ結果を出せたかどうかに関係なく、すべての日本選手に心から「お疲れさまでした」と言いたいですわ。

 また、今大会は前回より大きく発達したSNSで感動を共有することができると「ソーシャリンピック」などとも呼ばれていたそうですが……私はむしろSNS(といってもTwitterしかやってないが)のおかげで観戦がどんどんつまらなくなっていきました。
 Facebookはどうか知らないけど、Twitterってのはいろいろな人がいろいろな意見を言うから意味がある所でして、そうなるとスポーツ/アスリート/スポーツイベントが嫌いな人や日本が嫌いな人もオリンピックが嫌いな人も発言するわけで、一流紙に「なでしこは卑怯」みたいに記事を書く人間がいる以上は当然そういった意見も見ることになります。となると、たしかに「感動を共有」することもあるけど、「反発も憎悪も共有」することにもなりまして……途中で見るのもイヤになって私はTwitterから離れました。サッカーW杯南アフリカ大会のときはそんなことは感じなかったんですが、ロンドンオリンピックは見てて辛かったです。「オリンピックって権威主義的だから反政府反権力志向の人たちからすれば憎悪の対象になりやすい、とかそういうことか」などといらんことまで考えちゃいましたわ。Twitter見なくなってからは、競技観戦に集中できて面白く観戦できました。
 ま、オリンピック選手とファンがSNSを介して繋がったりした場合はたしかに素晴らしいかなとも思うけど、私は「競技前の選手のジャマだけは絶対したくない」と考えてしまう人間ですから「頑張って下さい」とリプライするようなこともしないですし……うーむ。私の性格が単にSNSに向いてないってだけなんですかね。
 世間的にはどうだったかわからないんですけど、うちのTLは特別オリンピックネタで盛り上がってたように見えなかったし、私個人に限らずSNSとオリンピックはあまり相性良くないように感じました。

 いろいろありましたけど、ロンドンオリンピック、楽しませてもらいました。個別の競技運営上のトラブルはあったけど、大会運営は無事終わって良かったですわ。
 次は、2016年のリオデジャネイロですか。日本との時差が更に拡大するのが気がかりですけど、「世界一の舞台」の4年後の開幕を期待して待ちたいと思います。

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2012年8月 8日 (水)

背景色を変更しました

 ブルーライト。可視光の中で波長が短い光のことをいうそうですが、波長が短い=紫外線により近い波長域となるため単位あたりのエネルギーが強く、目や人体に対する悪影響が考えられるそうです。波長が短い光は青色として認識されるので“ブルー”ライトなわけですけど、「液晶画面で見るブルーの光」って……あああ、当ブログの背景色がそのものじゃないか!
 「bleumer=青い海」なので深海の青をモチーフに当ブログの背景色として紺色をWindows Live Spaces時代からずっと採用しており、だんだんと暗い色に変更してきたりもしたのですが、「目に悪影響」と言われてしまってはね……通常のウェブサイトの配色である「白地に黒字」よりも反転の方が目に優しいようなので敢えて反転の色設定(青地に白字)にしているのですけど、その青が目に悪いのでは意味がありません。

 というわけで、本日よりウェブ版での背景を青系の紺色ではなく深緑に変更いたしました(※モバイル版は今まで通り白地です)。sRGBの青(B)を0にしたので、色的には青の入っていない緑になります。赤(R)も0ですし、緑といってもほとんど黒(R:0 G:0 B:0)に近い色としました。これで、表題部を除いてブルーライトは相当抑えることができたかと思います。深緑の背景に白字……早い話「黒板」ですね。字は、実は以前から白ではなく明度を落としたグレーにしてあったりします。今回の変更で、少しでも目に優しい表示になれば良いのですが。
 今回の背景色、sRGB準拠のモニターであれば黒に見えるような相当暗い色なんですけど、色の扱いがいい加減かつ視野角の狭いノートPCなどで見ると緑が強めに出てしまう場合があるかもしれません(iPad2で見るとほぼ黒なんだけど、VAIO Fで見ると緑っぽいことも。うちのVAIO F、sRGBに合わせた調整をしてあるんですが視野角狭いからなぁ)。その場合、以前より若干見にくくなるかもしれませんが、その時はすみませんです。

 私も目が悪い方なので、当ブログも可能な限り見やすいサイトにしたいと思っており、少しでも見やすくなるように修正は今回に限らずしていくつもりです。
 今後とも、当ブログをよろしくお願いいたします。

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2012年8月 5日 (日)

宇宙の騎士テッカマンブレード ~その5

 ようやくのアーマープラスSG化ということで、買いました。バンダイ アーマープラス(ARMOR PLUS)SG ソルテッカマン 2号機

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 ソルテッカマンは、TVシリーズ17話で登場した地球連合軍製のテッカマン……というか、パワードスーツです。テッカマンブレードを研究し、地球の技術でその戦闘力を再現してみたものですが……ブレードのように30分以上の戦闘で暴走することはなく、新開発のフェルミオン砲はラダム獣に対して十分な攻撃力を有していたもののエビルその他の敵テッカマンには全く歯が立たないことが判明。その上、頼みのフェルミオン砲は24発しか使えず、弾切れになると本体もパワーダウンしてしまうというオマケ付き。フリーマンが言うように、あくまで“テッカマンのレプリカ”にすぎないようです。
 ソルテッカマンは、白/緑の1号機と白/青の2号機があり、1号機にはバルザックが、今回商品化された2号機は20話からノアルが「成り行き」で乗ることになります。フリーマンは連合軍による量産を目論んでいたようですが、連合軍は崩壊してしまい、TVシリーズ中登場するのはこの2機のみ。TVシリーズの終了後、本格的に量産されたようです。

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 横と後ろ。青色部分はメタリック調の仕上げですが、おそらくプラスチック製。ただし、脚部のどこかが金属製なようで全体としては結構重くなっています。フェルミオン砲がとにかくデカいっす。こんなにデカかったかな?

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 ソルテッカマンも光が当たるとバイザーの内部が部分的に光を反射するようになっていますが、今回のソルテッカマンでは反射部分が点みたいな感じなので実にわかりづらいです。

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 右手に付いているレーザーライフルを構えるポーズをとることが可能。とはいえ、可動範囲は普通なので、ポーズつけはかなり限られます。

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 フェルミオン砲は劇中同様前方へ倒すことが可能。レーザーライフルが、レーザー発信器となりフェルミオン砲の照準となります。

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 フェルミオン砲を構えるとこんな感じ。

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 横から見るとこんな感じ。サイドグリップの位置がヘンな気がするけど、広くない可動範囲の中で左手に持たせるためにはこうするしかなかったのかも。

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 “化け物さん”<記事>との比較。写真で見ると、大きさはほとんど同じですね。ただ、現物だとソルテッカマンの方が一回り大きい印象。「セクシーじゃない」から、かも?

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 “赤い悪魔”<記事>との比較。地球製の“レプリカ”と地球製のテッカマン……って、全然違いますな。

 ソルテッカマンは放送当時にプラキット化されまして私も買って組みましたが(※処分してしまったので、今はありません)、今回のアーマープラスSG版はそのキット版よりメカっぽくリファインされてゴツくなりかなりカッコよくなったと思います。ただ、ゴツすぎて人間が着るパワードスーツというコンセプトからは離れてしまったような気もしますが……その点はまぁいいか。それよりも、せっかくのパワードスーツなのに本来の“アーマープラス”として商品化されなかったことは残念ですな。素体に着せる形で立体化できたらもっと面白かったのになー、と思いましたね。でも、そうすると造形的には凄く制約されてスタイルは大きく崩れちゃっただろうし(着せるのは物理的に不可能かも?)、アーマープラスSGでさえこの値段(税込7875円)なことを考えると売価がいくらになるのか考えたくもないですしねぇw。ま、これはこれでよかったのかも。
 8月5日現在、ソルテッカマン1号機改がプレミアムバンダイで受付中なんですけど……買うかどうかは考え中です。「ノアルの2号機があればそれでいいか」とも思えますし。テッカマンソードが発売されるというなら、話は別なのですがねぇ。どうしようかな。

追記:8月7日に受付が締め切られましたが、私は結局予約しませんでした。経済的事情とかもあったんですが……実は、締め切りが7日だと知りませんで、早い話が「買い逃し」てしまいましたわw。

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2012年8月 1日 (水)

なでしこ「引き分け狙い」騒動

 昨晩、女子サッカーの“なでしこJAPAN”がロンドン五輪1次リーグ第3戦となる南アフリカ戦に臨み、0−0で引き分けました。この試合に、“なでしこJAPAN”は第1戦第2戦と固定していた先発選手を7人も変えた上に、点を取る姿勢すら見えない消極的姿勢に終始していたようです。私は柔道の3位決定戦の方を注視していたので試合の全部を見たわけではないのですが、たしかに見ていた限りでは自陣でパスを回して時間を稼ぐような試合運びをしていてつまらない展開でした。
 そのため、Yahoo!のコメント欄などネットでは非難が相次いだようで(※Twitterでも非難が多かったみたいだけど、私は確認できていません)、日経には「引き分け狙い…なでしこ、フェアプレー精神はどこへ」という記事<こちら>まで出ました。
 今回の判断は佐々木則夫監督の判断だそうですが、それほどまでに非難されるべき事なのでしょうか?
 先の記事がわかりやすいのでそこから論点を引用しますが、批判その1「日本の少年少女の期待を裏切った」については、「これが大会でのサッカーだよ」としか言いようがありません。“なでしこJAPAN”は勝ち点4を上げていたため、第2戦終了時点で決勝トーナメント進出が確定していました(実際、グループ3位のカナダも決勝トーナメントに進出した)。であるならば、サッカーにおいては「第3戦は力を抜く(全力ではプレーしない)」というのは定石です。「グループ1位通過を確定させた方が有利」という事情があればまた別ですが、今回は決勝トーナメントにおける組み合わせや試合会場への移動距離や気候など2位通過の方がはるかに有利でした。とすれば、なおさら“引き分け狙い”というのも当然の話です。男子のワールドカップを見れば、サッカー強国がどこでもやる戦略だということがわかるはず(イングランドとかオランダとかなんて、第2戦でトーナメント進出確定したらもっとひどい無気力っぷりを見せてくれます。現在“世界最強”のスペインなんて、負けてたって予選では本気を出す事すらありません。でも、敗退しない限りは「期待を裏切った」なんてそうそう書かれませんよ)。
 批判その2「相手に失礼」「燃えさかろうとする選手に水」については、失礼でも何でもないし、水ぶっかけられて冷え切るようならそれまでの選手だってことです。昨日の相手・南アフリカ代表は勝ち点0で決勝トーナメント進出の可能性はなく、失うものなど何もない状態でした。にもかかわらず、日本の消極サッカーに最後まで付き合っていました。日本が失礼な相手なら発憤してガンガン攻めて2点でも3点でも取ればいいのに、南アフリカ代表はそれをしませんでした。理由は、おそらく南アフリカ代表も「勝ち点1が欲しかったから」です。女子南アフリカ代表は未だかつてオリンピックで勝ち点を取ったことがありません。だから、彼らは“世界王者”日本に勝つことではなく、引き分けて勝ち点1を取ることを選んだのだと思います。なら、日本は彼らの望み通り勝ち点1を献上したのですから、失礼でも何でもないんじゃありませんかね?そして、監督にオリンピックという舞台に立たせてもらったのに「全力でプレーさせてもらえなかった」とブーたれる選手が日本代表にいたとしたら、「国の代表にふさわしくない選手だ」と私なら判断しますね。不動のレギュラーであろうとサッカーがチームプレーである以上は「役割」が与えられます。「役割」が果たせない選手など、今のサッカーには(原則)不要です。それがたとえ「ひたすら時間を浪費せよ」という「役割」だったとしても、それを果たすのが現代サッカーの選手というものです。Jリーグレベルでも、ファンやってればそういう“サッカー選手の立場”ってのはわかることだと思いますけどね。これを書いた人って、本当にサッカージャーナリストなんでしょうか。
 批判その3「移動なしを選ぶなんて、ひ弱すぎる」については、「“なでしこJAPAN”って、いつ無尽蔵のスタミナを身につけたのよ?」と問いたいですわ。今回のオリンピックは試合間隔中2日の強行日程です。しかも、今大会はサッカーの客の入りが全体的に悪すぎるため、もともとよろしくない試合会場の割り振りが途中でさらに悪化したとか。選手の都合なんてなーんにも考えていません。ならば、首脳陣が選手たちの疲労のケアをしてあげるのは当然の話です。それとも、「選手は酷使されるのが当然」ですか?「選手に役割を押しつけるな。けど選手はボロボロになってでも使い続けるべき」だなんて極めて不合理な主張に思えますから私が監督だったら逆を選択しますけどね。その上、「男子はやってるのに、女子は何だ」って……男子は選択の余地がないからやむなくでしょう?戦略を選べるのに、有利な戦略を選ばない指揮官の方が偉いのでしょうか?
 批判その4「金メダルに向かってまっすぐに突き進んでいってほしかった」については、「それは、負けても賞賛される場合の話だ」って反論したいですね。この記事でも指摘されていますが、大会前のマスメディアの煽りで“なでしこJAPAN”には過剰にすぎる期待がかかっています。一方、現“世界王者”ではありますが、なでしこは無敵でも何でもありません。優勝したW杯でだってグループリーグではイングランドに負けましたし、ドイツには何とか勝って、アメリカにはPK勝ちしただけ。実際、大会直前の強化試合でもフランスに0-2、6月にはアメリカに1-4の大敗をしています。「まっすぐ」が「小細工なしに常に全力で」という意味だとして、昨日の試合にレギュラー陣を出して勝ち点3取ってF組1位をとってグラスゴーへ移動してG組2位になったフランスとぶつかってベスト8止まりになったら、それで世間は許してくれるのでしょうか。フランスには勝ったとして、次の試合で負けてベスト4止まりでメダルを逃してもそれで許してくれるのでしょうか。まっすぐなプレーをしたら誰もが批判なんて一切せずに、賞賛してくれるのでしょうか。違うんじゃないですか?「金メダル取れないなんて」「選手はサイテー、監督はクズ」「なんでもっと戦略的にやらないのか」「サッカー協会が悪い」……メダル取れなかっただけで、こんな罵詈雑言を浴びせかけるんじゃないんですかね。負けたら非難囂々それは勝負事である以上仕方ないことだろうけど、「まっすぐ」「がむしゃら」にやれば非難されないかと言えば残念ながらそうではないのが現実です。ならば、負けないために選手たちが「ベストを尽くす」ことができるよう最大限努力することが監督の務めではありませんか。それが「小細工」と言われようとなんだろうと、ね。
 私は佐々木監督の今回の判断を支持しますし、負けたとしても「ここまでやっても勝てなかったんなら仕方ない」と考えますよ。メディアの記事としても、日経の上記記事よりNumberのこちらの記事の方が良いと思いました。

 今回の騒動とも関係していますが、オリンピックという巨大な大会の性質なのか何なのかわかりませんけど世間では「とにかくメダル」「メダルを取らない奴は選手じゃない」みたいな風潮がまだまだ消えませんね。
 「何が何でも金メダルでないと価値はない」って空気こそ薄れたものの、マスメディアがやたらと煽るせいか競技によっては未だに「メダル当たり前」って雰囲気がありますな。民放だと、国内のスタジオで勝手に盛り上がって、メダルに届かないと「何だよ、あーあ(=この選手、最悪)」みたいなテレビ中継を今大会もしてますよね。女子サッカーだって、前々大会(アテネ)の頃は見向きもされなかったのに“なでしこJAPAN”って煽り続けた結果期待だけが膨れあがって勝手に「金メダル候補No.1」にされてしまっています。「金メダルを取らなければならない」そのプレッシャーだけでも選手たちには物凄くつらいだろうに、さらに「まっすぐで、がむしゃらなプレーをしろ!」ですか。どれだけ選手の気持ちを押し潰し体力を奪い続ければ気が済むのでしょう。
 私も昔、とある競技をしていたので“一応レベル”ながら知っているのですが、オリンピック出場なんて普通の競技者からすれば「夢のまた夢」です(マイナー競技でレベルの低い都道府県から国体出場、でさえ普通はできないことです。実際、私には果てしなく遠い話でした)。「オリンピックは参加することに意義がある」という言葉がありますが、その「参加する」ってだけでとんでもないことなのです。そして、日本を代表して出るということは、その競技に関わる人たち全てを背負って出場することですから、その責任たるや想像を絶すると思います。私だったら、おそらくプレッシャーに潰されてしまって試合会場に立つことすら恐ろしくてできないかもしれません。そんな中、結果を出すというのはそれだけで尊敬に値します。サラリーマンで言えば、世界的超一流企業に入社した上で超一流の仕事を成し遂げたということです。入賞(8位以内)で十分そのレベルです。メダル獲得だなんて世界的業績に匹敵するでしょう。そんなこと、誰ができますか。なのに、なんで「メダル取れないなんて」などと軽々しく言えるのでしょうね。
 ま、他人に対する敬意なんてものはまるでなく超一流企業の社長に公の場で土下座させるのが当然という今の日本社会では、仕方ないことなのかもしれませんけど……いろんなものを背負ってオリンピックという舞台で戦っている選手たちに対して、ああでもないこうでもないと外野である私たちがプレースタイルにまで文句を言い過ぎるのはいかがなものかと思いますけどね。足繁く球場に通っているプロチームのファンがそのチーム所属で何億も稼いでいるプロ選手のプレーに対して言う文句だったらまた別でしょうけど、オリンピックに私たちはさしたるお金払ってないですし、ましてや個々の選手たちにお金つぎ込んでなどいないでしょう?仮に結果が残らなくても「残念だった」とか「もう少しだったのに」とか、そんなぐらいでいいんじゃないかなぁ。批判くらいはしてもいいけど、少なくとも非難まですることはないでしょうよ。
 すぐ選手を非難したりバカにしたりする人に言いたい。ほんの少しでいいので、日本を代表している選手たちに敬意を払ってみませんか。

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