« 「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」完結 | トップページ | 「侵略!?イカ娘」最終回 »

2011年12月25日 (日)

「坂の上の雲」最終回

 NHKが3年の時間をかけて放送した大河ドラマ「坂の上の雲」が、今日最終回でした。
 凄かった。もう、この一言ですかね。この重厚さには、「龍馬伝」も「江」も軽く吹き飛びましたわ。それらよりも、こちらを全力で作ってるとしか思えないくらいデキが違ってたように感じました。
 秋山好古/真之兄弟の生涯に伴い、日清・日露戦争に挑む明治政府を描いたわけですが……明治政府って大変だったんですね。改めて政治というものの困難さを痛感させられました。そして、「戦争」、ですな。「戦争」ってのは人間が死ぬものなんですよね。勝者敗者に関係なく、兵士は惨たらしく、無慈悲に痛めつけられ、血反吐を吐きながらズタズタになって死んでいかなければならず、ましてやその死に意味などない。戦場がそういう場だってことを、キチンと描いていたのは本当に良いなぁと思いました。
 簡単に「戦争だ!」などと書く輩、戦争に行く勇気なんて微塵もないのに(いや、ないからこそそういうことを平気で書ける、のかな?)虚勢を張ってるだけの連中は、このドラマを見て考えてもらいたいですよ。と言ってみても、そういう輩は自分の頭で自分のこととして考えることはしないんでしょうけどね。
 あと、日本という国家は、日露戦争でこれほどの痛みを経験していたにも関わらず、結局は太平洋戦争という無謀に過ぎる戦争に向かい、無条件降伏という国家破綻に至りました。この国はあまりにも過去をないがしろにし、失敗から学ぼうとしないんですよね。たった1度の失敗であっても恥と決めつけ、隠蔽し、とにかく忘れ去ろうとして学ばない。それゆえ同じ失敗を何度も繰り返す……今になっても繰り返してますわな。歴史とは、年表の数字を学ぶものではなく、人々の営み、その失敗の経験を学び、失敗を繰り返さないためにあると思うのですけどね。今回のドラマからも、学べることは多いと思います。今年は特に“国難”の1年でしたし。失敗から学び、失敗の経験を未来に活かしていくという姿勢を、我々日本人は忘れてはならないですよ。

 年末になると、TVからはくだらない特番ばかりが流れて「見るものがない」状態に陥ることが多いのですが、今回の「坂の上の雲」最終回の他、ここ3日ほどのドラマ特番はなかなか見応えあって良かったです。
 「本気になって作れば、日本でもまだまだ良質のTVドラマは作れるのだなぁ」と再認識しましたよ。これだけのものを作ることができるスタッフがいるのなら、どっかの国の廉価コピーなんかに頼らずとも良いはずなんですけどねぇ。
 来年は、良質の国産TVドラマがたくさん作られることを期待したいと思います。

|

« 「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」完結 | トップページ | 「侵略!?イカ娘」最終回 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」完結 | トップページ | 「侵略!?イカ娘」最終回 »