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2011年8月23日 (火)

乞食のごとき発想

 本当に辞める気になったのか、菅直人民主党代表の後任を決める選挙の手続きが民主党内で進んでいます(私には菅直人という人があっさり首相を辞めるとは未だに信じられませんが)。
 まぁ、本当に菅内閣総理大臣が本当に辞任したならば、民主党の新代表=次の内閣総理大臣となるのが普通です(連立の組み替えとかがない限り)。で、その代表選挙には、野田財務大臣とか鹿野農水大臣とか馬淵前国交大臣が出馬するとか、前原前外務大臣が出馬するとかしないとか、いろいろ取りざたされていまして……「次の首相には俺がなります」って手を上げる人が多いのは、良いことだと思います。これまでの民主党代表選は、あまりに手を上げる人がいなさすぎましたから<前に私自身こんな記事も書いてますし>。その結果が、鳩山内閣であり菅内閣だったわけだから、「これで、少しはマシになるかも?」ぐらいには思いたいところです。
 しかし、そんな微かな期待さえ消し去ってくれる主張をしてくれる新代表候補が現れたようです。
 昨日の時事ドットコムの記事<こちら>に登場した、小沢鋭仁元環境大臣です。
 この人は政策として、例の「脱原発」路線を踏襲し、足りなくなった電力の代替として「海外から電力の直接輸入を行う」そうです。「(輸入先は)韓国、中国などいろんな国の可能性があっていい。国と国の間に海底ケーブルを1本引けば全て解決する」と語ったそうですわ(※先のリンク先の記事から引用)。
 たしかに以前ここで「韓国とかに頭下げて、電線繋いで融通してもらうんですか?」って書きましたけど<記事はこちら>、政策として主張する、しかも内閣総理大臣候補として名乗りを上げる政策として主張する政治家が本当に現れるとは思ってもみませんでしたよ。自国の原子力発電所を止めちゃって、電力が足りないから韓国なり中国なりに土下座して、海底ケーブルを敷いてもらって、原子力発電の電気を売ってもらって、使わせていただくんですか。送電がうまく行かなくなったら計画停電で、関係がちょっと悪くなったら送電止められちゃってまた計画停電で、って自国のエネルギーも自分で調達できない国家に国策としてするバカがどこにいるんですか。「ドイツがそうじゃないか」?ドイツとフランスは、どちらもEU加盟国でありかつNATO加盟国で中心メンバーです。経済的にも軍事的にも盟約している間柄だからはじめてエネルギー依存も可能な信頼関係が成り立つのです。日本と韓国、日本と中国のどこにそんな盟約や信頼関係があるのでしょうか。それどころか中国は“仮想敵国”の1つでしょう?軍事的緊張関係にある国家にエネルギー依存だなんて、ありえない話です。こんな政策を主張するなど、国政に関わる政治家とは到底思えませんね。いくら政治活動の自由が保障されているって言ったってね、こんな愚かなバカは許せませんよ。
 それに、原子力発電は危険なんでしょう?だから、国内の原子力発電を止めちゃえって言うんでしょう?なのに、その危険なものから得たエネルギーを、割増料金を出してまで買うんですか。外国にある原子力発電所なら構わないんですか。そんな理屈が通るのですか。
 さらに、この国は「技術立国」ではないのですか。「主要8ヵ国(G8)」に名を連ねる先進国ではなかったのですか。そんな国が、数年前に経済破綻した国家や未だ発展途上国としてODAを受け取り続けている共産国家から電力をもらうんですか?「恥」はないのですかね。そんなエネルギー供給システムしか取れないなんて、世界の恥です。笑いものですよ。情けないにも程があるわ。
 主張するのは自由ですし、こんな主張を支持する愚かな国会議員がこの人の他に本当に存在するのか今のところわからないのですけどね……もしいるとしたら大問題ですよ。私は被災地の惨状から「総選挙は来年以降にすべき」という考えですが、愚かな国会議員(衆議院議員)が何人もいるなら今すぐにでも総選挙をして国会から出て行ってもらわないといけないと真剣に思いますね。それぐらい深刻な話です。ありえませんから、ホントに。

 ただ、こんなバカげた話を本当に主張する人間が現れてくれたおかげで、「脱原発」なんて言っている社会の行き着く先が示されたって点では、評価してもよいかもしれません。
 実際、「自然エネルギー」なんてものでは現状原子力発電分の代替はできないのですから、電力が足りなくなるのは明白でして、「足りない分はどうすれば?」とちょっと考えたらこんな発想になってしまうのですよ。むしろ、この小沢鋭仁という政治家は、そこを考えただけマシなのかもしれません。世の中の「反原発」の人たち、即ち「原子炉なんて即全廃」と騒いでいる国全体の1割弱程度は存在しているらしい人たちなんて、原子炉を全廃した先のことなんて何も考えずに、ひたすら「破壊」を叫んでいるだけなんですから。「反対のための反対」をしているだけの人間には何も創り出せない、だから恥も国家も何もなく「隣国から貰えばよい」みたいな乞食のごとき発想でしか対処できないと証明してくれたようなものです。
 「あなたはこれでもなお主権者として、反原発を叫ぶ人たちに与しますか?」ってことですよ。後のことなど何も考えず、ただ叫んでいるだけの愚かな人間に、あなたは従うのですか?

 それでも従うというのなら止めはしませんけど。
 私は嫌ですね。自分のことは自分でする、それが人として最低限の道だと思いますから。国家だって同じですよ。そんなことすらできない国家に、何ができるというのか。
 以前にも書きましたが<こちら>、改めて問います。二流国家になりたいのですか?

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