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2011年7月12日 (火)

F1 2011 イギリスGP

 F1第9戦・イギリスGP決勝が一昨日行われました。
 今回の見所は、エンジンマッピングの制限が厳しくなることでブロウン・エキゾーストが規制されたことによる影響でした。一部のエンジンに例外を認める認めないで決勝当日までどうするか揉めていたようですが、結局「スロットルオフ時の排気量を全開時の10%に抑える」ということで決勝が開催されたようですな。あとは、レッドブルが育成しているダニエル・リチャルドがヒスパニアからデビューすることになり、どんな走りをするのかってことでした。
 予選。ブロウン・エキゾースト規制で大きな影響を受けるといわれていたレッドブルRB7でしたが、なんのことはなく、快調に好タイムを出していきました。また、ザウバーも好調のようで、ペレスはQ2で脱落したものの12番手、小林可夢偉は久々にQ3に進出しました。Q3の最後に雨が降りだしたため、ハミルトン(マクラーレン)のように渾身のアタックができなかったドライバーも出たのですが……PPはウェバー(レッドブル)が獲得。ベッテル(レッドブル)は2番手でしたが、結局レッドブル勢がフロントローを独占しました。3番手にアロンソ、4番手にはマッサが入り、フェラーリも好調。5番手にホームグランプリのバトン(マクラーレン)、6番手には同じくホームグランプリのディ・レスタ(フォースインディア)、7番手マルドナード(ウィリアムズ)、可夢偉は8番手と今季最高のグリッドを獲得。ミハエルさんは13番手。また、期待のダニエル・リチャルドは最後尾22番手……ま、仕方ないですかね、ヒスパニアだし(ちなみに、同僚リウッツィからは約コンマ6秒差)。
 決勝。一部路面が濡れている中途半端なウェットコンディションのため、全車インターミディエイトタイヤでスタート。ウェットだからか奇数列の優位さはなく、ベッテルがスタートダッシュでウェバーをかわしてトップに浮上。ベッテルは後続を引き離しにかかり、いつもの逃げ切りパターンかと思われたのですが……今回はそれほどうまくいきませんでした。9周目、ミハエルさんが可夢偉に追突してフロントウィング交換のためピットイン。ここでソフトタイヤにスイッチするギャンブルに出ます。路面が乾き始めていたためこのギャンブルは成功となり、12周目にウェバーとアロンソ、13周目にベッテルとマッサがピットイン。ソフトタイヤに履き替えました。そして、28周目にベッテルが2回目のピットインをしたのですが、ここでタイヤ交換作業にミスが出て、同時ピットインをしていたアロンソが前へ。この後はアロンソが後続を引き離して、悠々逃げ切りました。ベッテルは、37周目にピットインして3セット目のソフトタイヤで最後(52周)まで走りきったのですが、このスティントが厳しかったようで、ウェバーに追いつかれてしまい、抜かれそうになる場面も。結局2位に入りましたけど、アロンソとは16秒の差をつけられてしまいました。3位はウェバー。4位ハミルトン、5位マッサ、6位ロズベルグ(メルセデスGP)、7位にペレス(ザウバー)が入りました。ミハエルさんは9位フィニッシュ。可夢偉はオイル漏れで今季初のリタイア……好調だっただけに残念でした。ダニエル・リチャルドは3周遅れの19位完走。
 ブロウン・エキゾースト規制による影響が小さいと予想されていたフェラーリが今季初優勝したんですけど、終わってみればレッドブルの2人が表彰台の両脇をしっかり固めていましたし、予選で出遅れるなど最も影響が大きいと思われたルノーもハイドフェルドが8位でポイントを取りました。たしかにレッドブルの優位性は多少失われたようでしたし、フェラーリ初優勝の地がシルバーストーンでそれから60周年である今年のシルバーストーンで跳ね馬のエースがまた勝てて良かったねってところですが……結局のところ、シーズン途中にレギュレーション変更してみてもあまり効果はなかったと言えそうです。そして昨日、全チームの合意によりブロウン・エキゾースト規制は次戦から再び撤廃されることになりました。何だかよくわからん結末ですなぁ。F1は昔から“政治力学”がかかりまくる競技なんで、驚きはしませんけど……「モータースポーツの最高峰」を名乗るのであれば、シーズン途中での不可解なルール変更はやめてほしいものです。ベッテル独走じゃつまらないかもしれないけど、競走なんだから速い人間が勝ち続けるのは当然だと思いますよ。もっと面白くしたいのなら、シーズン中のテストを解禁してマシンの改良を促したりした方がいいんじゃないですかね。規制づくしにするから、こんなことになってるんですから。

 次はベッテルの地元・ドイツGPですな。その後、連戦のハンガリーGPを経てF1は夏休みに入るのですが……この夏休みの間ぐらいは、回数を限定してテストを解禁してもいいんじゃないかなと思うんですけどね。コスト削減とか言いながら、14年から新エンジン(1600ccのV6ターボ)にするとか……ホント訳わからんのですよね、F1て(新エンジンの開発コストはどう勘定してんだよw)。「環境」「環境」とうるさいヨーロッパでやってるから仕方ないのかもしれませんけど、もうちょっとスッキリした競技に戻ってもらいたいですわ。

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