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2011年6月 2日 (木)

内閣不信任案否決

 内閣不信任案は結局、否決ですか。昨日からあれだけ大騒ぎしてたのに、賛成は152に留まり、反対が293。共産党は棄権、社民党は欠席。民主党で賛成した議員は2人で、欠席棄権が小沢さん含めて15人。ショボい結末でしたな。

 まぁ、不信任案の扱いとしてはこれで良かったんじゃないですか。菅内閣が退陣しないのは残念ですけど、もし賛成多数で可決してしまったらその後どうするのかを誰も何も決めてなかったみたいですし。解散総選挙なんて前に書いた通り現実問題としてできないでしょうし(もし解散したら「憲政史上最低の総理大臣」と書いてやろうと思ってたんですがね)、当の自民党も解散するとは思ってなかったフシがあります。そのくせ、谷垣総裁は野党党首会談で内閣総辞職後どうするのかを決めていないと発言したらしく……話にならないですわ。可決されてたら、今ごろ大混乱ですよ。民主党じゃなく、野党の方がね。だから「準備してからやれ」って言ってるのに……菅内閣もダメすぎるけど、自民党もとてもじゃないけど今の日本を任せられないですわ。
 “最後の切り札”である内閣不信任案を提出してしまいましたから、今国会ではもはや出せません。もし、本当に民主党が大幅な会期延長をしてきたら、その間不信任案は出せなくなりますな。「通年国会」なんてことになったら、「今年中は内閣安泰」ってことですよ(参議院の問責決議なんて法的拘束力ないし)。かと言って、野党は「通常国会を閉会せよ」とは口が裂けても言えないでしょうし……「目処がついたら退陣する」なんて曖昧な言葉で身内を言いくるめて、敵の切り札は無効にしてしまうとはね。小沢さんは完全に“死に体”となりましたし、いやはや、ヘボ内閣にしては「してやったり」ですな。

 しかし、今回の騒動で日本は前に進んだわけでもなんでもなく、政治的には大きく後退しました。ただでさえ何もしないくせに政争だけはやる国会議員達の姿に国民の多くは呆れかえったはずで、民主党のみならず、すべての国会議員がさらに信用されなくなったものと思います。形の上では野党としての筋を通せた自民党の方が、コロコロと意見を変える輩続出という醜態を晒した民主党よりはダメージが少ないかと思うのですけど、私のように「やっぱり自民党もダメか」と感じた人も少なくないんじゃないですかね。
 「目処がついたら辞める」なんて首相は言ったけど、その「目処」ってのが福島第一原発事故収束を意味するなら年内いっぱいは辞めないってことになるだろうし、通年国会になるということは明日にでも民主党が人権侵害救済法案<記事。成立したら、日本から自由がなくなる法律です>を提出してきかねないということでもあります。この国難に乗じるかのようにそんな暴挙を許すわけにはいかないし、ヘボ内閣に復旧復興を任せてはおけない以上日本を一刻も早く立て直すべく野党にはとにかくしっかりしてもらわないとなりません。
 特に自民党には、今回の否決という結果を謙虚に受け止め、今一度政治に対する真摯な姿勢とは何かを考えてもらいたいです。党の体制をより強力なものに替えてもらいたいところですが(不信任案提出は失敗だったわけだから、それに消極的だった石破さんを党首にするとか)、今国会が続くならそんなことやってる場合でもないか……でも、本当に政権に復帰したいのなら、もっとしっかりして下さい。
 日本国民を代表する国会議員の皆さん、ホント、お願いしますよ。立法府としての職責を、ごく一部の勢力のためでなく日本国民全体のためしっかり果たして下さい。

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