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2010年7月31日 (土)

「虐待される子供は可哀想」と言うのなら

 最近、「虐待で幼い子が死亡」って悲惨な事件がまたまた頻発していますね。児童相談所が児童虐待として対応した件数が過去最高になったなんて記事も出てますし、今を生きる子供って本当に大変そうですな。
 しかし、「大変そうだ」って同情してるだけでは、もはやどうにもならないわけで……もし、「虐待される子供は可哀想」「虐待を受ける子供は救われなければならない」とみんなが思っているのだとしたら、国として本格的な対策をしなければならない時期に来てるんじゃないですかね?
 といっても、直接対応する児童相談所の権限をどれだけ強化しても限界があります。「対応が後手後手」という批判もありますけど、当たり前ですよ。虐待行為が認められて始めて介入できるってだけなんですから。彼らの対応はそもそも後手しかないんです。
 そこで、国は親の虐待行為だけでなく育児全体をある程度監視するようにしたらどうでしょうか。まず、出生届提出を厳格化(罰則強化)した上で、赤ん坊が生まれ出た1ヶ月以内に親に2~3日間の講習受講を義務づける(参加しない人間には罰金。親の勤務先がその日数分の有給を与えない場合、勤務先企業にさらに高額の罰金)。次に、半年後なり1年後なりにも講習義務を課し、その後も数年間(小学校入学あたりまで)報告書などを提出させる。また、親の離婚・再婚などで義理の親子関係が新たに発生した場合も、両親に講習義務を課す……みたいに、国がすべての家庭の育児に積極的に関与するのです。言い換えれば、「親」を資格制度にしてしまうんです。自動車運転の免許制みたいな緩い資格制度にしてしまうのです。「親になる資格がない」なんて言いますけど、本当に資格にしてしまえばいいんですよ、この際。
 もちろん、こんなことをするとなると「人権侵害」の可能性がありますが(特に、父親である男性の“逃げ得”を許しがちになりそうで心配だけど……)、配慮の上で国が法律で一律に定めることで何とかなると思います。というか、幼い子供たちの人権(どころか生き残るという最低限の権利)が蹂躙され続けているのを食い止めるというのであれば、多少のことはやむを得ないと割り切るしかありません。親の自由に任せているが故にこんな社会になっているのなら、その自由を制限するしかないでしょうよ。
 それに、親の無制限な権利を多少制約するのに今ほどの好機はないと思います。例の「子ども手当」ですよ。「カネを出すなら口も出す」ってのは世の常です。子供を持つ親には国が現金を支給するという“特権”が与えられているわけですから、その国が若干育児へ介入することくらい許されてもいいのではないでしょうか(どうしてもイヤなら手当を返せばよい、というシステムにしてもいいと思う)。
 親になった以上は、子供を育てる義務があります。昔と違って「子供を作らない」という選択だってできる時代なのですから、子供を育てたくないという人間に「親という資格」を与える必要はないのです。親権喪失手続の法制化も進んでいることですし、「親」という名の資格制度化ってのも本気で考えてもいいんじゃないですかね。

 「酷い親のもとに生まれた以上、子供は殺されても仕方ない」というのなら、今の自由放任主義のままで全く構わないのですが……それならそれで、児童相談所の責任ばかり追及する今の社会の勝手すぎる態度は一切捨てないといけませんな。
 「どうにかならないのか」と言うのなら、国民全体でどうにかしましょうよ。負担すべきを負担することでね。

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コメント

通りすがりです。
考えさせられました。(^_^)v

投稿: あや | 2013年1月25日 (金) 17時38分

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