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2010年6月23日 (水)

参院選、明日公示

 第22回参議院議員通常選挙が明日公示されます。
 昨年夏の衆院選以来の国政選挙ですが、衆議院で解散がなされないかぎり、あと3年近く国政選挙はありません。つまり、今回の参院選は「民意」を示す極めて貴重な機会となります。逆に言えば、今回の選挙を乗り切れば、あと3年与党の政治家は何でも好き放題できるということでもあります。
 さて、その与党である民主党さんは、国民的不人気となった鳩山代表を首相の座から引きずり下ろし、菅直人新代表を新首相としました。で、お得意のマニフェストは、菅直人新首相の写真をベタベタと貼ってますな。読んでみましたが……こと細かなことの羅列になってて、前のマニフェストより相当読みづらいものになってますね。たいしたことは書いていないのだけど、普通の人が最後まで読み通すことはおそらく難しいでしょう。が、狙いはそこだと思います。「全部読む必要はない。そして、おまえらは“菅直人 HISTORY”を読んで菅直人を信頼して投票してくれ」ってことなのでしょう。
 しかし、本当にそんなことで良いのでしょうか。この選挙が与党にとって無事に終わってしまえば、今後3年も彼らに政治を託してしまうのです。話題の「消費税率アップ」のことはほとんど記載されていませんし、前政権下であれだけ「やる」と公言した外国人参政権付与法案についても一切触れられていません。都合の悪いことはマニフェストには記載せず、「とにかく選挙をやり過ごそう」としていることがはっきり見えています。そのくせ、菅首相は消費税率アップを公言し続けていますよね。「上げても文句は言わせない」って予防線はちゃんと張っているわけです。「本当に上げるのは最低2、3年後」とか「軽減税率や還付をしっかりやる」とか官房長官が「上げる前に解散総選挙する」だのと言ったりもしていますが、そんなマニフェストにはない口約束は「口約束ですから」として彼らは反故にすると「最低でも県外」という言葉で分かったはずです。消費税率を上げるのは国会で通してしまえば良いだけですから、来年度からだって上げようと思えば上げられるのです。解散など、しなければそれで済むことだって麻生内閣で分かったのではありませんか。もし本当に消費税を上げてほしくないと思うならば、フワフワした言葉を懲りずに並べ立てている彼ら民主党に対し、国民はここで反対票を投じなければならないと思いますよ。
 また、菅直人という人を本当にこの国の首相として認めてしまって良いのでしょうか。考え方が左寄りだろうと元市民運動家だろうと経済オンチだって私は構いません(経済オンチじゃない首相なんて、近年では実際のところ宮沢喜一さんぐらいのものです。小泉さんも経済はまるでダメだったじゃないですか。多少分かってた麻生さんは国民の多数が引きずり下ろしましたよね)。が、菅直人新首相は報道の取材にも応じず、記者会見でも準備した原稿を読んでいるだけです。国会での審議にも応じず、そうまでして取り繕うのは、やはり多少分かってはいても理解できていないんだと思いますよ、この国の現状でさえも。鳩山前首相は分かってなくとも自分の言葉で答えようとして失敗しましたけど、質問に対して自分の言葉で答えられない答えようともしない人間をあなたは信用できますか?私には無理ですね。他人を責めたてることは得意だけど、こっちの話は聞かないし質問したって怒鳴ってはぐらかしたり答えようともしない(答えると、大抵はとんでもないことを口にする)人って周りにいませんか?あの菅直人って人は、そういう私の大嫌いなタイプの人に思えてなりません。それどころか“龍馬伝”人気にあやかって「奇兵隊内閣」とか「第三の道」とかウケの良さそうなフレーズをやたら口にするあたり、「友愛」政治と何も変わっていないじゃないですか。文句ばかりで昨日のことからすら学ぶこともできないような人に、今の混迷した日本を任せるわけにはいかないのですよ。今の日本を引っ張っていけるのは、口より先に率先して行動していく人です。あんな人じゃありません。
 さらに、そういう人を「信用しろ」と押しつけてくる政党も、やはり信用できるわけがない。鳩山前政権をおかしくし続けてきたのは前にも書きましたが民主党そのものです。小沢前幹事長が幹事長職を辞任したぐらいで党が変わるわけはありません。一主権者として、そんな“目眩まし”で騙されるわけにはいかないですし、事業仕分けで宇宙開発事業を切り捨てておきながら小惑星探査機「はやぶさ」を絶賛するような民主党全体の無神経無節操さは必ず日本をダメにしていきますよ(それでも「仕分けは正しかった」と言い切れば、政治としては良かったのですがね……何の見通しも持たずに政治をやっている連中に、明るい未来など切り開けるわけがない)。

 というわけで、私は今回の参院選では、与党に投票する気は一切ありません。現政権に対して明確に「No」の意思表示をしようと思っています。
 前政権での社民党や国民新党の振る舞いを見れば無責任な小党の存在が日本にとって害悪でしかないことははっきりしましたし、注目されているみんなの党もアジェンダを読む限りより良き未来を創り出すとは思えません(「脱官僚」などと軽々しく口にする政治家がいかに怪しいことか、民主党のやり口で分かったのではありませんか?この国は残念ながら官僚抜きでは成り立ちませんよ。壊すのではなく、うまく使うことを考えていくしかありません)。おそらく、選挙区の自民党候補、比例代表も自民党に投票することになるでしょう。谷垣総裁が首相にふさわしいとは思わないし(やっと総裁らしくなってきたとは思いますけどね)、「自主憲法制定」などの右寄り過ぎる考え方も気に入らないのですが(いわゆる“保守思想”は、行き過ぎると東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案のような「正しいことなら何でも規制すればよい。思い通りにならん奴は許さない」って話になりがちですから。あの改正案を強硬に推し進めたのが自民党都議団であることは忘れませんよ、私は)、他に選択肢はありませんから。あと政策集に「外国人参政権導入に反対」ときちんと明記したことは高く評価できますし、消費税増税を政策として提案したのも私は評価できると思っています(もちろん税率は上がってほしくないのですが、国家の財政が破綻するのはもっと困りますから。民主党の消費税増税論が許せないのは、自民党の提案に便乗して争点を無くそうとしているところです。言ってることは同じだとしても、その政治的意味合いは全然違います。民主党はどこまで卑怯なのかと思いますよ)。

 7月11日が投票日ですが……どうなるんでしょうね。菅直人新首相の人気には陰りが出始めたとか言われてますけど、所詮「消費税増税」に動揺しているってだけみたいだし。このまま民主党が逃げ切ってしまうのでしょうか。
 何にせよ、国民1人1人が自分で判断して投票すればいいのあって、もちろん民主党を支持するのも1つの判断です。民主党支持が多数であれば、民主主義国家の一員として私もそれに従うしかないですな。主権者たる日本国民の、政治に対する現時点での判断をしっかり見たいと思いますが……まぁ、まずは自らが投票することですよね。期日前になるだろうけど、必ず投票しますよ。とにかく、今回だけはきっちりと、ね。

 ちなみに、以前の私の政治その他「重い話」の記事はこちらから。

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