2012年5月14日 (月)

F1 2012 スペインGP

 F1第5戦・スペインGP決勝が昨日行われました。
 “ヨーロッパラウンド”の開幕戦は長いF1シーズン中の“第2の開幕戦”とされているわけですが、今年は前戦バーレーンGPとの間にムジェロでの3日間のテストが設定されたため、より「再スタート」の意味合いが強い一戦となりました。
 予選。ハミルトン(マクラーレン)がQ1でただ1人1分22秒台を出すなど好調で、Q3でも1分21秒707と他を圧倒するタイムを叩き出しましたが……予選終了後、燃料不足でコース上にて停止、 義務づけられている燃料検査ができなかった 「不可抗力の場合を除き、セッション後マシンは自力で走行してパルクフェルメに戻ってこなければならず、車両からは1リッターの燃料サンプルを抽出できる状態でなければならない」という規則に違反したことから予選の記録全てを抹消という重い処分が科されました(追記:停止したハミルトンのマシンから残っていた1.3リッターの燃料が採取されたそうです。ただ、ルールとはいえ、記録抹消されるのはQ3のみにして10番手スタートでも良いのではと思いました。Q3でトップタイムを出したドライバーより、Q3を一切走らないドライバーの方が有利になるってのはどうも、ねぇ)。そのため、ハミルトンは最後尾スタートとなり、Q3で2番手タイムを出した者がPPとなったわけですけど……その2番手タイム(1分22秒285)を出したのは、なんとウィリアムズのマルドナード!ベネズエラ人として初のPP、そしてチームとしてもこの日に開かれた代表フランク・ウィリアムズ(70歳)の誕生パーティに花を添える形となりました(ウィリアムズとしては一昨年のブラジルGP以来のPP獲得)。2番手にはアロンソ(フェラーリ)が入り、これまたびっくり。3番手にグロージャン、4番手にライコネンのロータス勢。5番手にはペレスが入り、小林可夢偉もQ3に進出するなどザウバー勢も好調でしたが、可夢偉はマシントラブルでQ3に出走できず9番手スタート。6番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、7番手ベッテル(レッドブル)、8番手ミハエルさん(メルセデスAMG)で、Q2敗退したバトン(マクラーレン)が10番手、ウェバー(レッドブル)が11番手、マッサ(フェラーリ)は16番手に沈みました。
 決勝。タイヤは今回ハードとソフトが持ち込まれており、スタートは全車ソフトを選択していたのですが……このソフトが10周とちょっとぐらいしかもたず、多くのマシンが3ストップ作戦をとることとなりました。そして、やはり今回も「タイヤとの戦い」となりまして、アロンソが先頭に立っていたものの、“アンダーカット”の積極的ピット戦略でマルドナードがトップに返り咲き、そのまま逃げ切りました。2位となったアロンソも3位となったライコネンも、手堅いピット戦略がアダとなって前に出ることができず終了。4位はグロージャン、タイヤ戦略が見事にはまってバトンやロズベルグをコーナーでオーバーテイクした小林可夢偉が5位に入りました。6位ベッテル、7位ロズベルグ、8位にハミルトン、9位バトンで、ウェバーは11位。マッサは15位で、ペレスとミハエルさんにセナ(ウィリアムズ)はリタイアでした。
 いやぁ、今回はマルドナードがとにかく素晴らしかったですね。昨年のF1デビュー時からずっとスポンサー資金でシートを買う“ペイドライバー”と揶揄され続けてましたが、初のPP獲得から初優勝ですよ。それも、去年はさんざんだったウィリアムズのマシンで優勝ですか。まさにミラクルですな。「名門」と言われ、かつては無敵だった時代もありましたが、ウィリアムズチームの優勝は2004年第18戦ブラジルGPのファン・パブロ・モントーヤ以来で実に7年半ぶりとか。本当によかったですね……と思ってたら、レース終了後にセナのマシンが爆発したとかなんとかで負傷者が出る/機材が全部壊れるなど大変なことになっているみたいです。なんでまたこういうことになるんだか、「名門」復活に水を差すようなことにならなければ良いのですが。
 あと、小林可夢偉も今GPはとても良かったですね。本人曰く「予選の不運がなければ表彰台も可能だった気がする」そうですが、マルドナードが勝ち、またマクラーレンやレッドブルが不調だったことから、もっと上位からスタートしていたら事実表彰台に立てていたかもしれませんな。ただ、川井ちゃんがコメントしていたようにザウバーC31はストレートスピードが相当遅いようなので……安定して速いロータス勢の前に出るのは難しかったかも?しかし、次は最低速のモナコですから、期待して良いかもしれません。モナコはドライバーズサーキットですし、ここでうまくやったら、もしかしてもしかするかも?

 第1戦がマクラーレンのバトン、第2戦がフェラーリのアロンソ、第3戦がメルセデスAMGのロズベルグ、第4戦がレッドブルのベッテル。そして、今回の第5戦がウィリアムズのマルドナードとなり、開幕5戦の勝利チーム/勝者が全て違うという結果となりました。開幕5戦で勝利チーム/勝者が全て違うというのは1983年シーズン(第1戦:ブラバムのネルソン・ピケ/第2戦:マクラーレンのジョン・フォード/第3戦:ルノーのアラン・プロスト/第4戦:フェラーリのパトリック・タンベイ/第5戦ウィリアムズのケケ・ロズベルグ)以来29年ぶりのことだそうです。
 ハミルトンの降格という不運もありましたがバトンの不調を見るとマクラーレンも盤石ではないですし、「1強復活か」とも言われていたレッドブルもウェバーがノーポイントと状況は未だ深刻。解説で言ってましたが戦っている側は「勝因も敗因もわからん」という暗中模索から抜け出せない状態なのかもしれませんけれども……見ている側としては、こんな面白いシーズンはないですねw。マクラーレンもレッドブルもイマイチで、安定してるのは現状ロータスだけ、当たればメルセデスAMGやフェラーリ(アロンソ)が表彰台に入ってきて、ザウバーも表彰台を狙えそう、ウィリアムズでさえも優勝を狙える、入賞に至ってはどこの誰が入るか全く不明……こんな大混戦は、本当に久しぶりです。
 まぁ、この状況は「ピレリタイヤによってある意味人為的に引き起こされているだけ」というのもわかってはいるのですが、ここまで先が見通せないことによるワクワク感というのはF1では久しくなかったことです。BSアンテナを設置してまで試聴できるようにした甲斐があったってもんですよ。
 次は伝統の一戦、モナコGPですね。楽しみですわ。

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2012年5月 6日 (日)

エネルギー政策の破綻と責任の取り方

 日本で唯一稼働していた北海道電力泊原発3号機が、定期検査のため運転停止しました。これにより、日本国内にある商業用原子炉50基全てが運転を停止、この国で稼働している原子炉はなくなりました。原子力による発電量が0になるのは実に42年ぶりとか。
 「反原発」を叫ぶ人たちはデモとかやって大喜びです。今は気候が温暖ですから消費電力量は少なく、原子力での発電分がなくても火力を全力で回せば電力不足には陥らないですしね。「電力は足りているじゃないか!」「電力不足なんて嘘だ!大嘘だ!!」と。ええ、その通りですよ。今はね。
 しかし、日本にとって必要な電力(年間約1兆kwh)の3分の1を賄ってきた原子力発電分の電力が、これでまるまる消えてしまったわけです。それも、最も安定大出力の発電機が50基全部使えず放置されるわけですから、まぁ、普通に考えても大変なことだとわかりますよね(核燃料の安全性の観点からすれば、より危険となったとも考え得る)。なのに、原子力の代替となるエネルギー源は、福島第一原子力発電所事故発生から1年と2ヶ月もの間騒ぎ続けたというのに結局なにもありませんでしたし、当然電力会社以外の人間が代替電源を用意したりもしませんでした(非常用発電機の設置とかは除く)。現状は何とか各電力会社が火力発電で凌いでいるって状況のはずですが、政府もマスメディアもネットでも今なお連日電力会社を非難し続けています。その間も平気で電力を使い続け、私たちはひたすら文句だけ言い続けて、毎日暮らしています。
 そんな中、電力使用量がピークとなる暑い夏が、また今年もやってきます。
 この夏は、どうするんですか?また「節電」ですか。
 もちろん、原発に反対している人たちは何も言いません。あの人たちには「対応策」など頭の中にも一切ありませんから。大好きな「節電」だって、しているんだかどうなんだか怪しいもんです。
 この点、政府は今回、一応最も需給状況が逼迫する関西電力の大飯原発3号機4号機(※どちらも1990年代運転開始で、関西電力の原子炉の中では最新式。出力も最も大きい118万kW)の再稼働を必要と認め、手続を進めようとはしました。にも関わらず、担当大臣である枝野幸男経産大臣が政府方針に反する言動を繰り返しては撤回する(いつもの)民主党政権の自滅パターンで話をおかしくしてくれまして、結局再稼働に至らずに原子炉運転全停止と相成りました。国政の総責任者たる野田首相がどういう考えなのかは、はっきりとはわかりません。あやふやなまま今日を迎え、その上全原子炉停止という事態に対する政府の見解もよくわかりませんな。
 ただ、今回再稼働に至らなかった理由は、必ずしも(いつもの)民主党の失態だけではなかったりします。主たる原因は、電力が不足して困るはずの関西電力管内の自治体、私も住む関西の自治体の長たちが、こぞって大飯原発の再稼働に反対したことにあります。大飯原発の地元自治体の長・西川一誠福井県知事が明確に反対したというのならまだわかるのですが、そうではなく、“原発銀座”福井で発電した電力の最大消費地である橋下徹大阪市長が中心となって、松井一郎大阪府知事、山田啓二京都府知事、嘉田由紀子滋賀県知事らが「安全が確保されていないのに再稼働はおかしい」とそれぞれ国に要求を突きつけ、政府に自治体が楯突く形で再稼働手続を止めてしまったのです。
 私は原子力政策というものは国がその責任で独断にて決めるものと思っていました。実際、地元の意向など関係なく菅直人前首相は中部電力浜岡原発の停止を中部電力に「要請」(事実上の命令)したではありませんか。ならば再稼働だって地元の意向など無視し、少なくとも「要請」ならできると思っていたのですが……「原子炉稼働には地元の理解が必要」ということを理由に、今度は「地元」ですらない周辺自治体=大飯原発の電力を使わせてもらっているだけの側が再稼働に対して文句を言ったわけです。「そんな言い方するなら、動かすのやめるよ」ってスネる政府というのもあまりに情けないわけですが、見方を変えればそうやって原発再稼働という(できることならやりたくない)手続から国が逃げる口実を、市長や知事が与えてしまったのです。そして、電力消費地の代表が「原発の再稼働をさせない」と言ったのですから、それはすなわち「夏の電力は不足しても構わない」と言ったのです。事実、橋下市長は「計画停電もあり得ると腹を決めれば、 電力供給体制を変えられる」との考えを表明しています。
 これでは仕方ないですよね。電力が不足するのは承知で「再稼働させない」と言ったのですから、本当に不足したら停電するしか。枝野大臣は、早速、関西電力管内の計画停電の用意を進める方針を示しました。責任者による「責任転嫁」という名の逃げ口上なんですけど(言う人に言わせると、これは「恫喝」だそうです。「陰謀」「恫喝」……ごちゃごちゃ口だけ達者な“言うだけ番長”って好きですよね、こういう言葉が。「普段あんたらがしてることそのものだろ」と言い返してやりたいわ)、それも仕方ないといえば仕方ありません。情けない担当大臣サマに、そういうことを言う口実を与えたのは上記の住民代表サマたちなんですからね。
 そしたら、その住民代表の方は何と言ったか。大阪府市統合本部のエネルギー戦略会議で、橋下市長や松井知事が選任した特別参与らは関西電力に対し「大飯原発再稼働で電力不足は乗り切れると思っているのに、おかしい」(河合弘之特別参与)「(休止中の火力発電所の稼働について、安全上の問題があると難色を示したことに対し)企業努力が足りない、電力の安定供給責任を果たしているのか」(村上憲郎特別参与)と怒鳴ったそうです。
 たしかに、関西電力も今春の再稼働を念頭に置いてた割に「大飯原発に免震事務棟やフィルター付きベント装置を設置するのは3年後までに」とか言っちゃうわけで、明らかに準備不足な点はありますし(例の意味不明な“ストレステスト”実施のせいで、テスト中は施設に手をつけられなかった可能性もありますが。専門家ではないので現実はわかりません。私は、免震事務棟を建設、完成が不可能ならせめて建設着手くらいはしておくべきだったと考えます)、その点を批判するのはもっともです。
 しかし、関西電力には大飯原発に今回の3号機/4号機の他に1号機と2号機が、あと美浜に3つ/高浜に4つの原子炉があるのですが(合計出力976.8万kw)、そのうちの2つ(出力236万kw)動かしただけで「電力不足は乗り切れると思っている」とか、火力発電というのは常時稼働が難しいと新聞にも書いてあるし休眠火力発電所は整備でさえカネも時間もかかるのに今になって「企業努力が足りない」のなんのってね……そんな理不尽なクレームは素人でも思い付きませんよ。戦略を練る人間が「素人未満」って、それでも税金から給料もらえるなんて“パラダイス”ですね、大阪府市って。その上、安定供給を阻害してでも計画停電してでも再稼働手続を止めるというのが大阪府市代表の方針なのに、会議の特別参与ごときが「(電気事業法上の)電力の安定供給責任を果たしているのか」ですって?そんなこと言える立場?配下であればそれこそ職務命令違反ですし、府市と独立の立場であればその言葉は言う相手が違う。関電ではなく市長に「関電に安定供給責任を果たさせろ」と言うべきなのに、そうはしない。
 つまり、「夏の電力は不足しても構わない」と政府には言い放っておきながら、彼らは「電力が足りなくなるのは関西電力のせいだ」と言っているに過ぎません。さらに、エネルギー戦略会議の別メンバーである飯田哲也氏(この方はNHKの討論番組で何度かお見かけしました。自然エネルギー派の急先鋒ですよね。聞きましたよ、番組内での主張は全て)は、関西電力に対する不満を表明した上でこうも語っています。「停電を脅しに使って、仙石、枝野氏がいわば橋下さんにやくざの言い掛かりのように、(大飯再稼働を)やらなければ停電は橋下のせいだという世論誘導しようとしている」と……関西電力のみならず、停電は政府のせいだと。どっかの民間研究所所長サマが、政府要人を“やくざ”呼ばわりの上に、その人達に脅されて世論誘導されてるとまで言ってのけるとはね。ホントに偉いんでしょうね、この人。たぶん国内では内閣総理大臣よりも偉いんでしょうな。「責任転嫁」に「責任転嫁」で対抗する人間というのは、ひと味もふた味も違いますよ。自らの責任は全て棚に上げてそれで許されるのですから。
 これが、私たちの選んだ代表(とその配下)です。少なくとも大阪府と大阪市の長は、昨年秋に決めたばかり<こちらの記事参照>。彼らは「脱原発」を公約に掲げていました。それでも選んだ以上、選んだ住民には責任があります。
 ここまで言うんですもの。夏のピーク時に電力が足りなければ、関西は停電するのが当たり前ですよね。「再稼働反対」を支持し続けた住民は、文句を言わず、従ってもらうしかありません。
 言ってましたよね、市民は「原発がなくなるなら、多少不便な暮らしはガマンする」とか「経済よりも安全優先」とか何とか、偉そうなことをさんざん。そして、そういう主張を否定もしなかった。それどころか朝日新聞の調査では実に77%もの人が「計画停電もやむなし」とか。その気持ちを、実践するときがついにきたってことですよ。まさかとは思うのですが、そうヒステリックに言い続けてきたのに、ここにきて「電力会社には安定供給する義務がある!停電させない義務がある!」などと口走ったりしませんよね?原子力発電に反対、原子炉再稼働に反対なんですよね?そうですよね?なら、やりましょう、停電。
 もちろん、最も再稼働に否定的態度を明確にし、関西電力の筆頭株主として株主総会にて株主提案を出すとも言われている大阪市は、特に電気を使わないでいただきたいですな。当然でしょう、住民が直接選んだ人があれだけ頑張ったんですから。その責任は取っていただかないと。どうせなら、全面停電していただければ他の関西電力管内の職場や住民はだいぶ救われるんですけど、そこまで言うのも何ですので……そうですな、関西電力の原発依存率に合わせて50%減でいいですよ。早急な脱原発を望んでいるのですから電力供給量半減、それぐらいしてくれてもいいんじゃないですか。あと、京都市と神戸市も株主総会で提案するんでしたっけ?では、京都市内と神戸市内も率先して停電してくださいな。ああ、京都は府も原発再稼働反対でしたか。京都府民は滋賀県民といっしょにしっかり責任取ってくださいよ。あなたたち住民が選挙で選んで、リコールもせずに勝手なことを言わせ続けた結果なのですから。「責任を取る」って、そういうことでしょう。実行あるのみです。
 は?「生活が成り立たない」?「経済が成り立たない」?「暑さで死ぬかもしれない」?「病院はどうする、患者が本当に死ぬぞ」?そんなこと当然わかってて言ってたんでしょう、「原発再稼働反対」って。責任取りましょうよ。責任取れないなら、どうして「再稼働反対」って言ってる長たちに何も言わないんです?なぜ投票したんです?
 私も関西に住んでいるわけで、「より停電すべき」地域に大きく関わる生活ですし、関西の酷暑+停電となれば本当に命がないかもしれませんから(※ふざけているわけでも煽っているわけでもありません。今年の秋を迎えられない可能性は大いにあります。体は弱いし、上記の偉い人たちみたいにエアコンつけっぱなしではいられないはずですからね)、この際はっきり言わせてもらいますよ。原発に半分も発電を依存していながら、この1年ちょっと、大して準備もせずに文句だけ言い続けてたツケが私たちに回ってきたってことです。それでもなお再稼働反対して、電力足りないのに再稼働しないんでしょ?させたくないんでしょ?ならば電力を食う工場なんて動かなくて当然だし、オフィスビルだって巨大マンションだって止まって当然です。個別の日々の生活が回らなくなるのも当然、計画停電により生活の安全が脅かされたとしても当然の結果です。それが私たちの選択なのです。イヤなら再稼働するしかないのにそれをしない、火力増強分のコスト負担(電気料金上昇)もイヤなんでしょう?だったら、その結果を黙って受け入れるのも当然ではありませんか。国のせいでも関西電力のせいでもなく、自ら選択した私たちにもはや「停電回避」などと言う資格はないのです。先のエネルギー戦略会議で「死んでおわびするのか」と関西電力側に怒鳴った人がいたようですが(※関西電力はずっと外部を巻き込む事故を起こさず今も電気を供給し続けています。職員も経営陣も死ぬ必要など全くありませんよ?にもかかわらず、人の命に関わる暴言……これを「恫喝」といわずして何を「恫喝」というのでしょう)、仮に誰か死ぬとしたら上記のとっても偉い人たちではなく、私たち住民が先でしょう。でも、それも選んだ道、仕方ありません。さらに文句を言い重ねられる立場にありませんから。本当は、死ぬなら上記の無責任極まりない責任者たちが先だと思うんですけど……そうではないのが世の中ですよね。
 ま、ここに挙げた人たちの名前、私は忘れませんよ。後世に「原発を葬った賢人たち」と名を残すんですかね、彼らは。いいですな、無責任の極みの“文句たれ”が賢人ですか。時代は変わりましたね、本当に。

 私が大飯原発再稼働問題に直接関係する関西電力管内の住民のため、今回は関西地方についてのみ重点的に書きましたが、この話は日本全体に共通しています。
 原子力再稼働に反対するということは日本のエネルギー政策に反対することであり、それをし続けた結果国内の原子炉が全て止まったわけですから、今日をもって「日本の国としてのエネルギー政策は破綻した」と言っても過言ではないです。国としてなすべきをなさず対案もなく指針すらなくなったわけですから、「手遅れ」に一歩を踏み込んでしまいました。沖縄基地問題なんかと同じですね。また一時の感情にまかせて日本を壊してしまいましたよ。
 その責任は、もちろん「何も決められない民主党政権」にもありますが、身勝手な文句ばかりを言い続け、文句と決められない政治を許した主権者たる私たちにあります。
 電気の調達すらままならない日本などという愚かな国から大規模工場がなくなって失業者が溢れようとどうなろうと、私たちが選択したのです。今も聞こえるでしょう?反原発を叫ぶ人たちの歓喜の声が。「脱原発」のかけ声が。「放射能はいやだ」の声が。「東京電力は潰れろ」「電力会社は悪だ」の声が。
 そういう身勝手かつ無責任極まりない声がいつまで経ってもなくならず否定もしないのですから、私たち主権者たる国民は責任を取るべきです。この場合の責任の取り方とは、停電を受け入れその結果をも受け入れることですよ。そして、同じ国民から発せられた身勝手から来る痛みを、その身で直に感じるしかない。それがたとえ破滅を意味することであったとしても。

 それが「イヤだ」と思ったら「イヤだ」と言うのなら、ただの身勝手とは違う声を上げるしかありません。それも大きく。ただし、タダの文句に留まるようでは「反原発」と何も変わりません。
 この国の政治家はほぼ全員が「脱原発」で、「反原発」に屈しました。残念ながら全滅です(※補注:語弊がある表現ですが、「全員が社会主義者に屈した」という意味では決してありません。前にも書きましたが、今の政治家は自己保身しかしないために、自身が原子力発電というものをどう考えているかに関係なく「脱原発」という言葉に逃げ込んでいます。したがって、「原発再稼働を合理的に主張したとしても、“脱原発”に逃げる政治家にはもはや全く期待できない」という意味です。ただし、仮に再稼働容認の声が大勢を占めるようになったら、彼らは即座に寝返りますよ。自己保身のためにね)。
 ならば、私たち主権者が、自身で、より大きな声を、それも文句ではなく理を伴った主張を出し、実行に移すまでに至る……それしかないですよ。
 答えは必ずしもひとつではありません。これが残されたもうひとつの責任の取り方じゃないですかね。

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2012年5月 3日 (木)

憲法を改正するということ

 今日は憲法記念日です。
 日経・テレビ東京共同の世論調査によると、現行憲法を「改正すべき」と回答した人が53%と過半数を超え、「現在のままでよい」の33%を大きく上回ったとか。
 私も、現行憲法の改正については、基本的に積極派です。法規範というものは社会の変化に即して変えていくべきであり、憲法といえども“不磨の大典”とすべきではないというのがその理由です。ただし、あくまで「改正する必要があるならば改正するべき」と言っているだけであって、必要がないにも関わらず「替えなければならない」と言っているのではありません。ましてや、何らかの政治的意図をもって改悪するようなことがあってはなりません。法律ならいざしらず、憲法となると改悪の影響は甚大だからです。
 では、「改正の必要がある」とはどういうことか、「改悪」とはどういうことなのか、先日発表された自由民主党の日本国憲法改正憲法草案<自民党公式サイトで配布中。PDF形式>を例に挙げて、私なりの考え方を書いてみようと思います。

 自民党は憲法改正に積極的な党ですが、その理由は「自主憲法制定」という点にあります。現行憲法は占領下においてGHQに押しつけられたものであり、主権国家として日本国民自らが自主的に憲法を制定すべきであると主張しています。そのため、草案も条文の一部を改正するだけではなく全面改正を目論む意欲的なものとなっています。
 改正は当然前文にも及んでいます(※判例通説では前文にも法規範性があるとされており、前文はただの宣言文とは違い重要な意味を持つ文なのです)が……草案は、ここからいきなり怪しげ。まず、とにかく短い。現行憲法の前文が長すぎるというのもあるのでしょうが、ほぼ半減とは……しかも、省いた文が主に国民主権の説明でして、「そもそも国政は~これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する」に相当する文が存在しません。これでは憲法の最高法規性をも大きく弱めかねないですな。自衛隊の基地訴訟などでややこしい争点となった平和的生存権(「ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利」)関連の文を消し去るというのは9条改正問題からも理解できないでもないのですが、近代憲法の柱の一つである国民主権を弱めた挙げ句、代わりに「天皇を戴く」とか「和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成」とか全体主義にも結びつきかねない表現を盛るというのは如何なものですかね。
 第一章は変わらず「天皇」で、1条で天皇は元首であると宣言し(現行憲法下では国家元首は不明。最も近いのは内閣総理大臣とされています。4条と7条参照)、3条では国旗を日章旗/国歌を君が代とし、国民に尊重義務を課しています。4条も元号を定める新設条文になっている割に、5条6条が削除になってたり、なんかちぐはぐな感じもありますが……まぁ、言うほど悪くはないかと。国旗国歌の扱いには争いがありますけど、私はこれでも構わないですわ。象徴天皇制であることを明記していますし(1条)、国事行為も限定されてますし(6条2項)、自民党案はもっと天皇主権的になるかと思ったらそうでもないですな。
 第二章は「戦争の放棄」から「安全保障」となり、9条は大幅に変更、さらに9条の2で国防軍、9条の3で国は領土領海領空を保全し資源を確保せよと明記しています。ま、交戦権を認めて明確な軍を保有し、国土は自軍で守るんだと世界に宣言するってことですかね。今回の草案でここが世間的に一番の争点になることは間違いなさそうですが……私は、ここも結構妥当だなと思いました。自衛隊をいきなり国防軍に昇格させるというのはどうかとも思うのですけど、自衛隊を憲法上の国家組織として認めるとなるとあれだけの装備を持つ組織ですからね、「国防軍」としてしまった方がすっきりするといえばします。兵器を持っていて、不審船が領海内にいれば実際撃沈したんだし、国防の観点から現状ではもはや交戦権を認めないわけにはいかないし、「交戦権があるなら、それは軍でしょ」と。ただ、こうもはっきり宣言してしまうと日米安保条約の改正は必須となってしまうでしょうな。たとえ自民党が政権に返り咲いたとしても、今の日本政府でそんな交渉ができるのかどうか……はなはだ疑問ですけど。それはそれ、ですかね。個人的には自衛隊を憲法に明記すればそれで足りるかなと思っていますが(他国との交戦は、条約でアメリカ軍に任せる、みたいな形で今まで同様あやふやにしといても良いと思う)、今回の草案も、案としては悪くないですよ。もちろん、内容についてしっかりした議論そして必要な修正は必須ですけどね。
 第三章は表題は変わらず「国民の権利及び義務」なのですが……私は、今回の草案で一番問題なのはここだと思います。条文構成は大きく変わっておらず、消滅した権利はありません。また15条3項に「日本国籍を有する」という一文が加えられて公務員選挙における外国人参政権を明確に否定、個人情報の不当取得禁止(19条の2)/国の国政説明義務(21条の2)/環境保全義務(25条の2)/在外国民の保護義務(25条の3)に犯罪被害者とその家族への配慮義務(25条の4)/知的財産権の配慮義務(29条2項)が新設されています。ただ、一方で国民の権利は増えてもいません。判例上既に確立しているプライバシー権や知る権利の明文化もされていませんし、これだけ多様化した社会で1つとして新しい権利が増えないというのも疑問なのですが……問題点は他にあります。草案では国民の権利保障が何かにつけ弱められているのです。最も端的に表れているのが19条。現行憲法が「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」としているのに対して草案は「思想及び良心の自由は保障する」としています。「変わらないじゃないか」と思うかもしれませんが、これ、全く違います。現行憲法は「侵してはならない」と特別な表現を使っていることから思想信条の自由は絶対的保障とするのが通説で、「個人が内心何を思おうと国家は一切手出しできない」と解釈されます。が、単に「保障する」となると、「保障はするよ、でも場合によるからね。(内在的)制約はあるから、その場合は別ね」という意味になります(自民党は「そんなつもりはない」と言うのでしょうが、それならば文言をそのまま使えば良いのです。草案でも他の条文では表現を変えていないものが多々ありますからね)。例えば誰かと話してて相手がおかしなこと言った時に「こいつバカだ」みたいに思っても口には出さないことってありませんか?相手から「内心、俺のことバカだと思ったろ?」と言われても「そんなことない」と笑ってごまかすってことありませんか?それが国家に対しては許されなくなるということです。草案の19条だと「お前、内心○○と思っただろ?内心なら許されると思ってんだろ。ダメなんだよ」と国家が場合によっては言えるようになります。「日の丸君が代を心から尊重しないような奴は罰すべき」「反日分子は罰すべき」などと言っている人からすれば大変好都合な規定にもなりえます。が、それだけでは済みません。お上が「消費税増税に内心反対している奴は人権保障の枠外」「東アジア共同体に内心反対している奴は人権保障の枠外」と言い出すとそれを罰するなんてことにもなりえますし、ひいては「差別意識が内心に存在する奴は人権保障の枠外」なんてなったらどうでしょう?内心がどうなのかなんてものは神様でもない限り証明できません。それでも人権保障の枠外=罰することができる根拠となりうる条文が、文言をちょっといじっただけで憲法に出現するわけです。証明は、不能な以上、不要です。「内心そうなんだろ?」と言われたら、それだけでアウト。人権擁護法案や人権侵害救済法案の意図するところが憲法上に盛り込まれるわけですな。素晴らしいですねぇ、私たちの自由で平穏な生活なんて軽く吹き飛びますわ。他にも、現行憲法上の人権の制約原理である「公共の福祉に反しない限り」がすべての個別条文で「公益及び公の秩序に反しない限り」と変えられていますし(新たな解釈が必要となるってことです。すなわち新しい解釈次第では強力な権利制約原理となり、自由は阻害され大変なことになります)、総則である12条では「自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し」と書かれています。「国民に勝手は言わせない」という意味にもとれますよね。これでは国民の権利を増やさなかったのは「解釈上認められるので問題ない」ではなく、「あえて増やさなかった」んだと思えますな。国民の自由は今よりも制限すべし、という意図が随所に出ていますから。こういう文章を書くと「この人権かぶれの左翼風情が」と吐き捨てる人もいるのでしょうけど(※私は“サヨク”じゃありませんが)、公明党や社民党共産党が政権についたときのことを考えてみてくださいな(ありえない?なら、今の民主党政権もありえないはずですが?)。彼らに対して文句すらも言えなくなるってことですよ。国家からの自由が保障されているっていかに大事かありがたいか、わかるんじゃありませんかね?
追記:現行憲法では20条1項「……いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」及び89条「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため……これを支出し、又はその利用に供してはならない」とし、いわゆる政教分離を原則としています。が、草案では、20条1項で「……国は、いかなる宗教団体に対しても、特権を与えてはならない」と「政治上の権力を行使してはならない」の部分が消えており、また89条1項では「公金その他の公の財産は、第20条3項ただし書に規定する場合(=「社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えないもの」)を除き、宗教的活動を行う組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため支出し、又はその利用に供してはならない」と変えられており、政教分離原則をほとんど破棄しています。これは、今や切っても切れそうにない公明党(=創価学会)への恭順の意……ではなく、主目的は靖国神社問題対策でしょう。「靖国神社に首相が参拝して何が悪い。自国の憲法にだって違反しないんだぞ」と中国や韓国に言うためと思われます。しかし、そんなことのためだけに政教分離原則を捨てるのですか?欧米諸国には「ああ、日本って政教一致にするんだ。イスラム諸国と同類なんだ」と思われることでしょうね。また、公明党や幸福実現党とかいう組織は、これで大手を振って政治活動できますな。統一教会なんかも政党作るかも(そうなったら……あ、自民党から鞍替えする議員も出るか。あら大変)。
 第四章~第八章の統治機構関連は、基本的には変わっていません。政党を憲法上明確に規定(64条の2)/財政の健全性確保を求める(83条2項)/補正予算暫定予算の明文化(86条3項)など細かいところは変えていますが、二院制を維持しており(42条)、内閣総理大臣も国会議員の中から国会が指名する(67条)として首相公選制には踏み込んでいませんし、地方自治も「役割分担を踏まえ」(93条3項)とされ道州制の明示もなく地方分権推進とは読み難いものに留まっています。おおむね妥当だと思うのですが(私は一院制、首相公選制、道州制、いずれも反対ではありませんが時期尚早と考えます。現状では短絡に過ぎ危険だから)、ただ、国会議員とその選挙人の資格に「日本国籍を有する者」と書かれていない(44条)のは解せないんですがね。総則たる15条3項、そして各則たる地方自治に関する94条2項には明記しておきながら、なぜ44条には書かないのか……世界的にも外国人に国政への参政権は認められないとされていますから「書く必要はない」といえばそうですが、書いたらいけないわけでもないですし、大事なことは二度でも三度でも書くのが憲法です(11条とか参照)。明記すべきだと思いますがね。これだと何らかの意図を持って「あえて書かないのでは」とも思われかねないし。
 第九章は「緊急事態」。新設された緊急手続です。これも「安全保障」と同じくらい争点になるでしょうけど、私はここも「案としては悪くない」と思いますね。ニュースで内閣総理大臣や知事が「非常事態を宣言」とか言ってますよね?首相が発するのはさすがに災害対策基本法や警察法などに根拠法があるようですが、知事が言ってるのは根拠法すらない意味不明のものだったりします。そういうあやふやなのはなくすべきですし、憲法上明記しておくことも必要だと私は思いますよ。ただ、細かいところは濫用の恐れがなくなるよう詰めないといけませんが。
 第十章は「改正」。改正手続について発議を「各議員の総議員の過半数の賛成」でよしとした(100条)ところが違うのですが(現行では各議員の総議員の三分の二以上・96条1項)、まぁ、これもいいんじゃないですかね。改正の是非は国民投票で決すべきと思いますし。ただし、「国民の投票において有効投票の過半数の賛成」で足りるとするところは反対ですわ。極端な話「有効投票はたった1票で、それが賛成だと改正OK」というのでは困るのです(有効投票が有権者の1割とかだったとしても、1票で決まってしまうのと似たようなもの。憲法改正手続なのですから、ある程度以上は投票率があってもらわないと)。「有効投票」を「法律の定める最低投票率を満たしたもの」と解するようにすれば問題ないといえば問題ないけど、とにかく憲法改正についての国民投票には必ず最低投票率制度を設けてもらいたいですね。そして、法律に委任せず憲法上「過半数」を定義するのであれば、最低投票率の定めがあることを明記していただきたい。
 第十一章は「最高法規」になり、「補則」はなくなりました。基本となる101条は現行98条とさして変わっていないのですが、現行97条に相当する条文はありません。前文同様に最高法規性を弱めているようにとれますな。そして、102条1項で国民に憲法尊重義務を課しました。現行憲法では国民に尊重義務はありません。また、義務対象から天皇と摂政を外し、公務員から尊重義務を外して擁護義務のみを課しています。現行憲法は「国民が制定し、国家に課したもの」という体裁をとっているため国民が尊重擁護するのは当然であり義務はないと解されていますが、この草案はそうではないということですな。では、今回の憲法草案とは誰がどうするための規範なのですかね?

 今回の自民党の日本国憲法改正憲法草案は、あくまで「草案」です。これが発議されるにあたっては国会の修正協議を経ることになりますから、仮に自民党が単独で政権に返り咲くことがあったとしても(ないでしょうけどね。これだけのものをぶち上げてもマスメディアや多くの国民からはスルーされ、国政とは直接関係ない大阪市長が「参議院なくす」「9条改正する」って言ってみただけの方がよっぽど話題になる現状ではね。ま、この草案見て喜んでるのは日の丸をオモチャにしてるような人たちだけで、アンチコメントすら出てこないってのが今の自民党の立ち位置を物語ってますな。日頃の行いで失望されちゃって、世間一般はその動向に関心すらないんですよ。ああ、みんなの党とかたちあがれなんちゃらなんて、完全スルーですよね。あれもよく物語ってるなぁ)、このままの内容で私たち日本国民が賛否を問われることはないと思われます。
 しかし、もしこのままの前文条文で改正することにYesかNoかといわれたら、私はNoを選択しますね。最大の争点になるであろう「安全保障」「緊急事態」に関してはこのままでも良いかなと思います。けれども、草案の権利規定は私たちの今の生活を大きく脅かすものとなりえます。少なくとも、19条の文言を現行から変える必要はありません。それを変えるということは、上記の通り極めて危険なことです。国家が個人の内心にまで関与する権限を私たち主権者の手で与えてしまうというのは、自分で自分の首を絞めているのと同じ。あまりにも国民が身勝手に権利を主張し傍若無人になってしまったという問題意識は私も強く有していますが、だからといって個人の内心にまで国家を踏み込ませることは認められるものではありません。国民の身勝手を抑えたいのなら、19条ではなく、表現の自由とか他の個別規定なり法律なりで対処すれば良いのです。実際、草案21条2項では結社の自由を制限していますしね。
 また、そもそもなぜ憲法を今全面改正しなければならないのかということも極めて疑問です。最高法規性を弱め、国民の権利を弱めて義務を強化しようとする意図が読み取れる以上、改正の本当の目的は「国民が制定し、国家に課した」憲法ではなく「国家が制定し、国民に課した」憲法に戻し、かつ「憲法に書いてあるからって権利主張できると思うなよ」って体制に戻したいだけなのではないか、と思えてなりません。この国の改憲論者、特に自民党は「自主制定」を標榜していますが、その制定の主体は誰かという点で「国家」と考えてそうな人が多いですな。「国民」ではないんですよね。そして「自主」とは、「アメリカ」に対する「自主」を指しています。ですが、はたして私たち日本国民はアメリカ合衆国に反抗するために今を生きているのでしょうか?太平洋戦争敗戦から70年近く経ちましたが、日本という国家はまだ“親”(アメリカ)に反抗する子供でしかないのでしょうか?もう違うのではありませんか。私たち国民は、わが国を「アメリカの属国だ」なんて思っていないでしょう(思ってます?)。過去の戦争体験から脱却し、いい加減「国民主権」ってものをきちんと理解すべきじゃないですかね。だいたい、現行憲法だってGHQは原案を作っただけで、当時の日本の国会議員(今の国会議員など比較にならないほど“国士”たる人たちです。覚悟が全く違います)が懸命に修正協議をした上で可決手続を経て作り上げたもの。本当に現行憲法は「押しつけ」なのか誰に対しての「押しつけ」なのか今一度考え直してもらいたいですし、その憲法より新憲法が内容的に後退したとしたら、私たちは戦後何十年もかけて一体何をしてきたのか……主権者としての自覚をもって今の憲法について真剣に考えないのならば、それこそ先人達に申し訳ないですよ。今の日本における国家の主体は、どんな時もどんな場合でも私たち主権者たる国民でなければならないのです。今の日本国は政治家のものではありません。「下々はお上の言うことに逆らうな」は今さら通用しませんし、通用させてはなりません。当然外国人のものでもなく、あくまで一般的な日本国民1人1人のものです。政治家なんてのは、私たち国民を代表しているただの代理人でしかない。事実、彼らの好きにやらせて良いことなんてなかったでしょう?彼らは「官僚支配打破」とか都合の良いことばかり言い続けておきながら、実際は官僚に頼るしかないみっともない姿を見続けてきたでしょう?あんな連中に頼り、さらにあんな連中にかつての大日本帝国のような強権を与えて何になりますか。そしてやることと言ったら、私たちの生活はおろか、内心にまで入り込んでくるだなんて冗談じゃないですよ。北朝鮮みたいな権力者の都合のための思想統制だなんてまっぴらごめんですから。誰のための政治です?上に立つ政治家のためどころか、今まで以上に「差別」「平等」「差別」「平等」と叫んで逆差別を仕掛けてくる連中(ごく一部の日本国民と国民ですらない一部の連中)のためだけの政治になるかもしれないけど、それで本当に良いんですか?
 私は嫌ですね。だから、草案そのままならNoです。少なくとも前文と第三章は修正せよ(新しい人権を認めないのなら、第三章は現行のまま文言を変更しなければそれで済みますよ)、改悪するぐらいなら改正などするな、それが今回の自民党の草案に対する私の考えです。

 憲法も必要なところは現状にあった形に替えていく必要はあります。しかし、替える必要がないことまで替えてしまったら大変なことになります。
 そのバランスをどう取るのかは、私たち主権者たる国民個人個人が判断し表明していくしかありません。
 どう考えるかは自由です。賛成するのも反対するのも自由です。ですが、政治家やマスメディアやネット上のつまらない扇動に煽られることなく、私たち国民は冷静に判断しなければなりません。今の社会は、誰も守ってくれませんからね。とにかく、自分の頭でしっかり考えることですよ。最後に責任を取らされるのは、私たち1人1人なのですから。

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2012年5月 2日 (水)

Bleumer的簡易シアター 2012 ~その2

その1からの続き>
 気づいたらうちにあったのは、ヤマハのRX-A1010メーカーページ>。

A1010
ヤマハAVアンプの上級シリーズ「AVENTAGE」の一番下のモデル(ややこしいw)で、7.1chアンプです。なんでこれがうちにあるかというと……安かったからですな、たぶん。推測するに、「うお、安い!」→「うーん」→(気絶)→以後不明→「あれ?」……という例のパターンだったんでしょう、たぶん。
 ま、それはともかく、この機種に目をつけていたのは確かです。その理由は、
○実売10万円弱ぐらい
○S映像入力端子装備
○フロントバイアンプ対応
○ネットワーク対応

「実売10万円弱」ってのは、予算の都合。「そのぐらいが限度かな」と。S映像入力端子ってのは不要といえば不要なんですけど、AVアンプってのはAVセンターでして、AV機器を一通り全部繋げてモニターやスピーカーへの出力を一手に引き受けることになります。となると、うちにあるS-VHSデッキやLDプレーヤーとの接続も考慮しておく必要があり、特にS-VHSデッキだとコンポジット端子ではなくS端子で繋ぎたいので、せっかく買うなら「S映像入力端子装備」を考えていました。「フロントバイアンプ対応」というのは、今回AVアンプを買うのはメインスピーカーであるB&W DM601 S2(※バイアンプ/バイワイヤリング対応)を十分に駆動するためですし、自室は狭く5.0chあれば十分なので、「ならば、バイアンプにしてみよう!」ってことですな。「ネットワーク対応」は、うちにはミュージックライブラリが入ったiPhone4S/iPad2があるので、どーせならそれらをAVアンプに流して音を出してみたいと思ったからです。
 「実売10万円弱」ってところでオンキヨーのTX-NA709とかパイオニアのVSA-LX55とかデノンのAVR-3312とかが候補になってたんですが、「S映像入力端子装備」でVSA-LX55が脱落、「ネットワーク対応」の点で不具合報告の多いAVR-3312やiOSのライブラリ曲を無線LAN経由では再生できないTX-NA709が脱落って感じになりまして、結果RX-A1010は有力候補だったわけです。ただ、私はヤマハのプレーヤーやスピーカーは使ったことがあるんですけど、アンプは使ったことがなく、以前のヤマハは今ほどピュア用アンプに力を入れてなかったことから音の傾向とかも知らないので、「大丈夫なんかいな?」というのはありました。ネットではヤマハのAVアンプは「DSP頼りで音質的にはたいしたことない」みたいな評価が一般的ですし、情報サイトを見ても現フラッグシップのA3010やA2010は良いけど、A1010は「一段落ちる」みたいな記事しかなく……日本橋とかに試聴に行けば良かったんですが、仮に試聴したとしてもAVアンプはピュア用アンプと違って試聴環境がきっちり整っているわけではなかったりするし(映画なんて見せられたって、音質評価なんてできませんわ)、「買うのはボーナスシーズン」って考えてたこともあって時間もとれなかったですからね、実際。突然安くなってたりしたので、「ええい、買っちゃえ」とキレたあたりで記憶が吹き飛んだよーな?、たぶん。
 そんなこんなで、気づいたらうちにRX-A1010があったために(しつこい?)、セッティングしてみまして、自室の環境はこうなりました。
■アンプ:ヤマハ RX-A1010
■メインSP:B&W DM601 S2(バイアンプドライブ)
■センターSP:デノン SC-C33SG
■サラウンドSP:デノン SC-A33SG
■サブウーファー:なし

以前メインを張っていたSC-A33SGはサラウンドスピーカーになり、D-11XMはD-057FXC共々引退しました(もしサラウンドバックを配置する場合は、D-11XMを使う予定。6.0chだったら、D-057FXCを使うのもアリですな)。
 で、肝心の音ですが……全体的に骨太になりました。最近ネットでは「アンプで音は変わらない」という説が流れたりしてるようですが、出てくる音はかなり変わりましたわ(いくらなんでも、「アンプで音が変わらない」ってことは経験則上ないと私は思いますけどね。例えば“ドンシャリ”代表のデノンと“スカキン”代表マランツのピュア用アンプの音を同じスピーカーで聴き比べて「同じだ」と判断されるなら、たしかに「変わらない」と言えるでしょうけど……ま、そう感じる人がいてもおかしくはないので、判断はお任せします)。チャンネルあたり実用最大出力30W(6Ω)のSA-205HDと、同じくチャンネルあたりの実用最大出力170W(6Ω)のRX-A1010を比較していいのかって気もしますが、その30WでB&W DM601 S2のツイータ/ウーファー両方を駆動していたのと170Wでツイータ/170Wでウーファーを独立駆動しているのとでは違いが出る方がむしろ自然だと思います。大出力にて独立駆動することで、ツイータもウーファーも生き生きと仕事をするようになった感じです。サブウーファーなしのセッティングなので、メインスピーカーのウーファーユニットに低域全てを任せるのはSA-205HDもRX-A1010も同じなんですけど、RX-A1010で鳴らしている時はDM601 S2のケブラー・ コーンウーファーがよりサブウーファー的役割を果たしているのがわかるようになりました。ツイータ側の駆動力も増した分、解像感も増し、より細かいところまでハキハキと再現してくれるようになりましたし、サラウンドスピーカーがSC-A33SGになったことでこちらも低音が強化され、5チャンネルで鳴らすとSA-205HDのときと同じボリュームレンジでも音圧が相当強くなったように感じます(※ただし、全チャンネルとも低音が妙に強調されているといった感じはない)。センタースピーカーもより太い音を出すようになったし、DM601 S2とのコンビネーションも悪くないと思います。絶対的な音質ってのは他のメーカーのアンプや上位機種との聴き比べもしていないし正直わからんのですが、音楽再生であっても普通のボーカル曲であれば結構な再生能力のアンプじゃないかな、と。全域の解像重視といった感じではなさそう(ピュアシステムの音と比べると、高音域が少し弱いかも?)なのでクラシック等には向かないかもしれませんが……少なくとも、高価ではないスピーカーをビジュアル用に駆動させる中級AVアンプらしい用途であれば十二分の能力だと思いましたね、私は。
 また、RX-A1010に替えて一番良かったのは、iOSアプリ(※Android版もある)「AV CONTROLLER」が使えるようになったことですな。これをiPadで使うことの快感ときたら、もう……

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日常的に使う機能はほとんどiPad上でコントロールできてしまう(※細かい設定とかはリモコンで直接操作する必要あり)上に、iPad内のライブラリ曲/アルバム/プレイリストを呼び出してRX-A1010から音を出力できちゃうし、先日のアップデートでiPadにバックグラウンド処理させることもできるようになりました(以前は他のアプリを起動すると音楽再生も止まってしまっていたんですが、アップデート後はRX-A1010にiPad内の音楽を再生させながら、Safariで閲覧したり、Twitterでつぶやくとか別の作業もできるようになった)。LANさえ構築できてしまえば(無線ルーターがあればLANケーブルで結ぶだけで完了ですが)、DLNAでPC内の楽曲データを再生することもできるし(WAV・MP3・WMA・AAC・FLACに対応。ATRACはダメだけど、対応ファイルであればウォークマンのライブラリもデジタルのまま送り込める)、ネットワーク上のエラーも今のところ一度も出ていませんし。RX-A1010のネットワーク機能は本当に素晴らしいですわ。
 ただ、良いところばかりではありません。S映像入力端子を装備していることに拘ったからこの機種になったわけですが、その入力されたSDアナログ映像を今のHD液晶テレビに出力する際はアップスキャンする必要があります。RX-A1010にはアップスキャン用のコンバーターが搭載されてるんですが、そのコンバーターの性能がショボい。コンポーネント端子に接続したDVDプレーヤーの映像でいろいろ試してみたんですが、自室の液晶テレビ(シャープAQUOS LC-32DS6)に搭載されているスケーラーの方がマシな場合すらある始末でして……上位機のRX-A2010だとコンバーターが「HQV Vidaビデオプロセッサー・VHD1900」と公表されているんですけど、RX-A1010は何が使われているのかも「国産品」としか公表されておらず怪しいんすよねぇ。これは失敗しましたわ。S映像入力端子に拘るのであれば、コンバーターにも拘るべきでした。AVセンターとしてアナログの映像処理も重視するなら、10万円弱ではなく、もう一段上のクラスのを狙った方が良いと思いました。また、RX-A1010は自動音場調整に「YPAO」というヤマハ独自のシステムを搭載しているんですが、これ、SA-205HDの「Audyssey 2EQ」とさして変わらないレベルですね。測定させたんですけど、前3チャンネルの定位の真ん中の位置がどうしても気に入らなくて手動でさらに微調整せざるを得なかったです(まぁ、うちのスピーカー配置はいびつだったりするので、ドンピシャに調節するのは難しそうですが)。上位機RX-A2010では音に補正もかけてくれる「YPAO-R.S.C.」というシステムを搭載していますし、同じクラスでもパイオニアのVSA-LX55だと「Advanced MCACC」に「フルバンド・フェイズコントロール」と補正しまくる凄いシステムを搭載してますから、音場を全自動でバッチリ調節してほしいならRX-A1010は選ぶべきではないかもしれません。
 ヤマハAVアンプといえば、の「シネマDSP<3Dモード>」は、「AV CONTROLLER」と組み合わせるといろいろ遊べますね。ただ、Blu-ray Discなんかの高音質フォーマットに適用すると処理能力不足で音質低下を招いたりしちゃうみたいなので、結局「一番使いたいときに使えない」みたいな感じだったりするのは残念ですな。ま、本気でDSPを使いたいなら、高性能プロセッサでリアルタイム処理できる最上位機・RX-3010を買えってことですかね。
 うちでは、HDMIでPS3とXBOX360をRX-A1010に繋いでいるので、ボタン入力に対する遅延も問題になるのですが、試してみたところ、特別「うわっ」となるような遅延は感じられませんでした。ただ、ピュアダイレクトモード(※いろいろな回路処理をパスできるモード)のON/OFFで、格闘ゲームでの入力感に差があるよーな気もしたので……影響は少なからずあるように思えます。この点、オンキヨーのAVアンプには遅延対策の「ゲームモード」が搭載されており、これをONにした場合遅延が約1フレームまで短縮されるとか。ヤマハのAVアンプも、ゲーム対策を明示した同様のオプションが搭載されるとわかりやすくていいんですけどね。

 AQUOS LC-32DS6とのHDMI連動も特に問題ないし(連動がおかしかったら、設定→HDMI設定のHDMIコントロールをON/OFFしてやればだいたい直る)、ウーファーが活性化して音の重心が下がりSA-205HDでの音の軽さを解消できましたから、RX-A1010に替えて正解だったと思います。
 これにて、2012年版Bleumer的簡易シアター完成でございます。今回こそは「完成」であり、AVENTAGEのメーカー5年保証をきっちり使い切るくらい長い間使い込みたい、と思っております。

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2012年5月 1日 (火)

Bleumer的簡易シアター 2012 ~その1

 約2年前、「Bleumer的簡易シアター完成」という自室にサラウンド環境を整えたって記事を書きました。
 その時に整えた環境は、
■アンプ:オンキヨー SA-205HD
■メインSP:デノン SC-A33SG
■センターSP:オンキヨー D-057FXC
■サラウンドSP:オンキヨー D-11XM
■サブウーファー:なし
という5.0ch環境でした。

 揃えた当時は当然満足していたのですが……そのうちに不満が出てきました。
 まずは、センタースピーカー。メインのSC-A33SGに比べて、中低域(というか、ボーカル域の低音)が足りないように思えたんですよね。特にNHKニュースで音声がモノラルになり出力がセンタースピーカーのみになったりすると、ステレオ放送時との音の差が激しく、気になって仕方がない。そこで、一昨年か去年早くだったかに買い足しました。デノン SC-C33SG。

Scc33sg_1_2
SC-A33SGと比較すると問題になるわけですから、ならば「同じシリーズで揃えちゃえば安心」という単純な考え……というのもあったけど、設置スペース的にこれ以上大きいのを買えなかったんですよね。ただ、8cmウーファー(x2)ながらこのスピーカー、低音頑張ってます。もちろん、より大きなセンタースピーカーと比べたら足りないところが多いでしょうけど、少なくとも「人声の再生音に芯を通す」って仕事はこなしてくれます。センタースピーカーはセリフをはっきり再生するのが何より大事ですから(※本当はもっといろいろやるみたいだけど、自室は狭いので、セリフだけしっかり再生してくれれば十分)、これで満足しました。
 次は、メインスピーカー。SC-A33SGで特に不満はなかったんですけど、うちにはほとんどデッドストックと化しているスピーカーがありまして(昔、音楽再生用に使ってたけど、最近はほとんど使わなくなっていた)、それが「使えないかな?」と思ったので今年になって試しに置いてみたら、悪くなかったんでそのまま鎮座することに。そのスピーカーは、B&W DM601 S2。

Dm601s2_2
B&W製品の中では当時のエントリークラス(というか、たしか国内では最廉価機)だったとはいえ結構デカいわけで(※幅20cm以上、高さも35cmちょっとある)、設置を諦めてたんですが、少々ムリしたら置けちゃったんで使ってみました。廉価機であってもB&WはB&Wでして、細かい音まで描き分けるのは得意です(※B&Wは、プロ用のスタジオモニターで有名なメーカー)。実際音を出してみると、SC-A33SGでは消えていた微細音が出るようになりました。ただし、それと引き換えに低音が弱くなり、音の迫力は失われました。なんか、音がとにかく軽いんですよね。
 まぁ、とにかく低音だけを強めたいのならサブウーファーを置くのが一番手っ取り早いんですが、家の事情で重低音をズンズン響かせるわけにもいかないため、それはできません。また、DM601 S2ってスピーカーは決して低音が弱いスピーカーじゃないんです。16.5cmの黄色いケブラー・ コーンウーファーは、本来かなりパワフルな低音も鳴らせるものなんですが……というか、使ってた頃はオンキヨーのINTEC205のアンプでドライブしていたにもかかわらず低音はそれなりに出てましたから、「おかしいな」と思い始め、「これは、単純にSA-205HDのパワー不足が原因なのか?」と思うようになりました。
 その後、いろいろとAVアンプのことを調べ始めたのですが……どのメーカーが良いのか、それどころかどのクラスが適当なのかすらよくわからず、「あーでもない」「こーでもない」といろいろ考えました。もちろん、「値段が高いアンプの方が音が良い」ってのはピュアオーディオの経験則でわかってます(メーカーはわざと音に差をつけてる、と思われます。ビジネスですからねぇ)から、お金積めば積むほど“良い音”が手に入るわけですが、自室はあくまで狭いので、「雄大に鳴らす最上級機」なんてものを買っても「宝の持ち腐れ」になるのは目に見えています。そして、自室は5.0ch、ムリヤリ頑張ってもリアスピーカーを足して6.0か7.0chしかスピーカーを配置できないので、9ch以上のドライブ能力をもつアンプを買ってもムダでしかないというのも悟りました。

 それでも、あれやこれやと悩んで、「あー、もう、ボーナス出たら買うか!」などと思っていたんですが、気がついたらなぜかうちに黒くてでっかいアンプが……。
その2に続く>

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2012年4月30日 (月)

「坂道のアポロン」オリジナルサウンドトラック

 今季のアニメ作品で個人的に最も期待していたのが「坂道のアポロン」という作品でして<公式サイト>、関西では2話まで放送されたのですが、今のところ期待に十分応えてくれています。原作を知らない私がどうして期待していたのか、ですか?渡辺信一郎(監督)x 菅野よう子(音楽)x ジャズの話、ときたら……「カウボーイビバップの再来か!?」って思いません?世界観とかは全く違うにしても、このメンバーでジャズの話をやって「面白くないはずはない」と予想したんですよ。実際、序盤はイイ感じです。それも、かなり。

 で、その「坂道のアポロン」のオリジナルサウンドトラックが、いきなり発売されました(まだ物語序盤しか放映されていないというのにw)。“菅野信者”の私としては「買うしかない」わけで、買いましたよ。

Photo
ライナーノートを見る限り、物語のずっと先で使われる演奏まで収録されているみたいなんですが……いいんですかねぇ、先に公開しちゃって?「予習しとけ」ってことなんですかねw。
 ジャズの話のサントラということで、菅野曲だけでなくほんまもんのジャズナンバーも収録されています(※演奏は今回のために新たに収録されたもの)。アート・ブレイキーの「Moanin'」から、「Bag's Groove」「Blowin' The Blues Away」「Satin Doll」「But not for me」「My Favorite Things」「Lullaby Of Birdland」「Four」「Milestones」「Someday My Prince Will Come(いつか王子様が)」……

Jazz
星の数ほどあるジャズナンバーの中でも、うちでちょっと探しただけでも収録アルバムが出てくるくらいにメジャーな曲が多いです(写真の以外にも、コルトレーンやチェット・ベイカーのアルバムは探せばあると思う)。どういった形でこれらの曲が使われるかはまだわかりませんが、最初に出てきた「Moanin'」の扱いからすれば悪い扱いはされないでしょう。「ジャズなんてまったく知らんわ」って人でも、最高に熱かった時代(50~60年代中頃まで)の雰囲気を感じとることはできるんじゃないかな?でも、オリジナル演奏と比べると、さすがにちょっと、ね。ま、“帝王”マイルスのプレイや(初代)エヴァンス・トリオの神懸かりな演奏とでは比べる方が間違ってるので、興味があったらオリジナル盤も聴いてみてください。
 一方、「菅野よう子のアルバムとしてはどうなのか?」と言いますと……まぁ、“らしさ”は弱いです。菅野曲であるOP/EDも収録されていませんし、今回のアルバムはいつものビクター(FlyingDog)レーベルでもありませんしね(※フジテレビ・ノイタミナ枠の音楽アルバムは、EPICレコードジャパンが出すことになってるみたいです)。ただ、表題曲「KIDS ON THE SLOPE」や「YURIKA」「Rosario」は“いかにも”って感じの曲だし、「Curandelo」「Equinox」とかはカウボーイビバップで流れててもおかしくないし、何だかんだ言っても「やっぱり菅野やん」ってところですかねw。
 録音も悪くない、というかベースとかピアノは結構良い感じではあります。ただ、菅野アルバムで、しかもジャズとなるとね……やっぱいつものカリッカリのビクターサウンドで聴きたかったですわ。

 菅野女史のアルバムは、来月には「アクエリオンEVOL」のサントラ、再来月には「坂道のアポロン」のアウトテイク集ってのが予定されています。物語終盤に向かう「アクエリオンEVOL」、今後どう展開するのかさっぱりわからない「坂道のアポロン」のストーリー同様、これらのアルバムも楽しみにしていますよ。

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2012年4月29日 (日)

persona4 the ANIMATION

 こちらは最終回放送から約1ヶ月。購入しましたよ、アニメ版「ペルソナ4」 Blu-ray Disc Vol.6。

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 アニメ版「ペルソナ4」も第1話の放送から見続けて、最終回まで全話見ました。「アイドルマスター」は元ネタのゲームを(一応)やったことがありますが、こちらはやったことがない……というか、「ペルソナ」シリーズどころかアトラスのゲーム自体ほとんどやったことがなかったりします(昔PSで「豪血寺一族2」を買ったことがありましたが、たぶんそれくらいw)。
 そんな私ですが、アニメ版「ペルソナ4」は実に面白かったです。
 元ネタを知らないので「原作再現度」ってのがどうだったかはちんぷんかんぷんなのですが、「マジメに作り込んでいる」ってのはヒシヒシと伝わってきました。絵、話、空気感、世界観……すごく丁寧に作ってあったと思いましたね。ライト傾向のアニメが多い中でシリアスな基本線をあくまで崩さず、それでいてギャグとかも織り交ぜて暗くなりすぎないようにしつつ、みたいなビミョーなバランスを最後まで貫き通したのは本当に素晴らしかったですわ。
 特に良かったのが、音楽ですね~。なにゆえ原作知らないのにアニメ版「ペルソナ4」 を見るようになったかというと、ネットで1話冒頭で使われた「Pursuing My True Self」を聞いてたからなんすよね。「なんつう、カッコいい曲なんだ」と惚れ惚れしまして、「こんな曲が使われてるんなら、カッコいい作品になるのでは?」と思ってたら、1話がやっぱりカッコいい雰囲気で、「ふむふむ」とか思って、2話を見たら「sky's the limit」のOP映像が超クールでたまげてEDの「Beauty of Destiny」の映像でKOされた、ってところです。アニメ作品に歌から入った、ってのは実に珍しいことだったのですが……

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ハマりこんだ理由はというと、何のことはない「魅力的な女性キャラの存在」でして、いつものパターンでしたわw。これ下敷きなんですけど、描かれた2人、特に長髪の方の天城雪子が良かったっすよ。品があって凛々しい女性ってのが好みなんですよね、私(ツボに入りやすくて入ると崩壊ってところも面白かったw)。短髪の方の里中千枝もあとで好きになりましたね(陽介とのかけ合い最高w)。このコンビは大変よろしいっすわ~。2008年に発売されたアルターの雪子フィギュアが再販されないかなとひそかに待ってたりするのですが……ムリなんすかねぇ?
 あー、それはともかく、「ペルソナ4」のBlu-ray Discは、上の写真の通り今回のVol.6とあとVol.1だけを買ってます。理由は、悠とりせちーが好き……ではなく、Vol.1とVol.6にはOP/EDが収録された特典CDが付属しているからです。現状、「sky's the limit」「Beauty of Destiny」、それに後期OP「key plus words」と後期ED「The Way of Memories -キズナノチカラ-」のCD音源を手に入れる方法が、BDかDVD買うしかないんすよね。となると、この作品に歌から入った以上、買うしかないわけです。「上手い商売考えたなぁ」とヘンに感心しちゃったりしましたが……裏を返すと、「こうまでしないとBD/DVDが売れない」ってことなんですかね?実際、CD音源が普通にアルバムとして別に発売されていたら、私はCDアルバムだけ買って、BDは放送のHDD録画分を焼いたBD-Rで代用しちゃうでしょうからねぇ……ものを売る側ってのもいろいろ大変ですな。

 「ペルソナ4」のBlu-ray Discはこの後Vol.10まで続くようですが、とりあえずVol.7~9までは買わないと思います。ただ、最終Vol.10には未放映の「True End Episode」が収録されるとか。未放映の「特別編」が収録されるアニマス最終巻「アニメ&G4U!パック VOL.9」同様、買おうかどうしようか迷ってます。
 まったく、「未放映」ってのはよぉ……ぶつぶつ。

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2012年4月28日 (土)

Sandy Bridge ~その11(サブPCもSandy)

 後継CPU“Ivy Bridge”の発売開始が数時間後に迫り、すでに対応チップセット「Z77」「H77」「B75」搭載のマザーボードは店頭に当たり前に並んでいるという状況ですが、敢えてここで「“Sandy Bridge”を使ったサブPCを組んでみた」という記事を書いてみます。

 メインとなるハイパワー機の構成はこんな感じでしたが、サブPCのパーツ構成はこうなりました。
■CPU:Intel Core i5-2500K
■M/B:ASRock B3 Fatal1ty P67 Professional
■メモリ:Kingston XMP KHX1600C9D3K4/16GX(DDR3-1600MHz 4GBx4)
■グラボ:XFX HD-585X-ZAFA(Radeon HD 5850)
■SSD:Intel 510 120GB
■HDD:WD Caviar Green WD20EARS(2TB/SATA)
■光学:バッファロー BR-PI816FBS-BK(パイオニアBDR-203)/松下 SW-9571(DVD-RAM)/ヤマハ CRW-F1(CD-R/RW)
■電源:CORSAIR CMPSU-850AX

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 CPUは、事情により「4コア4スレッド」なCPUが最も好都合なため、安くなったi5-2500Kを選択。マザボは、ASRock P67の最高峰製品を最終処分特価15000円弱で捕獲して使用。メモリは暴落+超円高で激安だったときに8500円ほどで調達したもの(以前購入したCORSAIRの4GB2枚組の値段より、Kingstonの4GB4枚組の方が安いとは……どないなっとんねん)。グラボも最終処分特価の時に調達したラデHD5850(17000円弱だったかな)を先代から流用、SSDは520に更新される直前に調達、HDDはタイの洪水発生直前に6000円弱で買っておいた(※たまたま時期的にそうなっただけなんですがw)ものを使用、光学ドライブは前から使っていたものを流用し、先代サブPCのコールドブートに若干問題があったため電源は買い直しました。“サブ”ですから「安く済ます」ってのを優先したんですが……なんのことはない、“メイン”よりむしろ豪華な構成になってしまいましたよw
 うちのサブPCは主に“焼きマシーン”でして、音楽CD/映像DVDを焼いたり、デジタル一眼レフの撮影データをDVD-RAMに保存したりすることに使っています。そのため、外付けマルチDVDドライブのインターフェイス故障でガワからひっぺがしたちょっと前のDVD-RAMドライブと、古き良き時代の高品質CD焼きドライブを内蔵ドライブとして使えることが必須です。したがって、マザーボード選定においてはP-ATAコネクタがあることが条件となるのですが……これが、S-ATA全盛の今となってはなかなかないわけで。そんな中でATXながらP-ATAコネクタがあるFatal1ty P67 Professionalを最終処分特価になってた時に捕獲しておきまして、最近になってPCとして組み上げたってところです。まぁ、後継のFatal1ty Z68 Professional Gen3や最新のFatal1ty Z77 ProfessionalでもP-ATAコネクタはあるので、急ぐ必要もなかったといえばそうなんですけど……P-ATAコネクタ標準装備の製品はいつなくなってもおかしくはないですから、「確保できるときに確保しとく」ってところですわ(同じ理由で、Fatal1ty Z77 Professionalも安くなったら買い足すかも?)。
 メモリは当初CORSAIR CMX8GX3M2A1333C9の余ってた2枚を挿して使っていたんですが、OSインストール後環境構築中にブルースクリーンを頻発するようになってしまいまして、Windowsメモリ診断にてエラーを確認したことから交換しました。発症タイミングがOS起動時、起動後、さらにはBIOS立ち上がり時などとバラバラでブルスクの表示内容も毎度変わってたために何が原因やらわからず結構悩んだんですけど、そういう場合はメモリが一番疑わしいようですな。で、交換後は何事もなかったように極めて快調に動いています。4枚挿しにしているんですが、その点も全く問題なし。メモリ診断もオールクリアで、連続稼働しようが何をしようがド安定。名門Kingstonサマサマでございます。
 SSDは、インテルの新型がSandForce製コントローラを搭載するというので、急遽Marvell製コントローラ搭載の510を買ったため、それを使ってます。どーも、SandForce製コントローラの「圧縮転送」ってのが信用できないんですよねぇ……ま、新型である520の方が性能は良いんでしょうけど、うちの510もシステムドライブとして問題なく動いております。数値的に多少遅くとも、信用できるパーツの方が私としては好きですわ。
 電源は、“個人的定番”のSeasonic製品ではないのですが、「CORSAIRのAXってのはSeasonic製(らしい)」とのことで、これにしました。こちらも、何の問題もなく、黙々と働いてくれてます。

 2600Kからは一段落ちる2500Kではありますが、若干のクロック差と擬似的8スレッド動作ではなく4スレッド動作ってなぐらいの差ですので、PCとしての快適さという点ではさして変わらないように思います。
 これにて、うちの自作PCはメイン機とサブ機共に“Sandy Bridge”なPCとなりました。
 で、新CPU“Ivy Bridge”なんですが……前から言われていたとおりソケット変更はされなかったため、BIOSを書き換えたりすればP67チップセットでも動作するという話ですけど、どうなんすかねぇ?ネットのウワサでは、特に交換するほどのこともなさそうな感じだし、内蔵GPUの強化が主だとすれば外付けGPU使ってる以上はあまり意味なさそうだし……ASRockも、まだ正式な対応BIOSを出してませんし(4/28現在、ベータ版のみ) (追記:対応BIOS正式版が5/10に公開されました)、メイン/サブ共々しばらくは様子見ですかね。

 もし“Ivy Bridge”に交換するようなことがあったら、その時は改めて記事にすることにしますよ。

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2012年4月27日 (金)

THE IDOLM@STER THE ANIMATION Blu-ray Disc Vol.07

 アニメ版「アイドルマスター」(通称:アニマス)最終回放送から約4ヶ月……ようやく発売されましたよ、Blu-ray Disc Vol.07(買ったのは「アニメ&G4U!パック VOL.7」だったりするけど、それはここでは置いといて)。

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 第18話「たくさんの、いっぱい」(律子回)/第19話「雲間に隠れる月の如く」(貴音回)/第20話「約束」(千早回)が収録されており、TV放映時にどれもきっちり見たんですけど、この3話はどうしてもBlu-rayで再度見直したくて発売を待ち望んでおりました。
 律子回は、見た当初から「アニマス屈指のエピソードだ」とは思っていましたが、改めて見直しまして「1話完結ものとして、これがシリーズ最高傑作エピソード」と確信しましたわ。竜宮小町とプロデューサーが話のほとんどを占め他のメンバーとの絡みが少ないんですけど、その分、話がガチッと組まれてて、かつステージへの準備作業とステージ上でのアイドルの心情が綿密に描き込まれており、ハッピーエンド&オチ……これはもう「完璧じゃないか」と。こんな話、アイマスでしかできないでしょうしね。私は律子ファンではないんですけど、この回の律っちゃんは良いですなぁ。惚れちゃいますわ。
 貴音回は、私自身が貴音ファンなので「貴音中心の話である」というだけで大幅加点してるため、あまり公正な評価ができませんw。貴音さんがとにかく綺麗で、凛々しくて、あたしゃ見ててニヨニヨしちゃってヘロヘロにされちゃいますわ。話としてはゲームのシナリオを思いっ切りバラシ過ぎ(※いろいろ変えてはある)な感も否めないんですが、貴音さんらしく豪快で良いかぁなどとも思ってみたり……とはいえ、ゲームやってない/貴音スキーではない人からすると、「ふーん」で終わってしまうエピソードかもしれないですな。貴音さんが何者なのかやっぱりわからん上に、終盤は千早回のイントロみたいになっちゃってますしねぇw。
 で、千早回ですよ。放送の時はタイマー録画して家に帰ってきてから見たんですけどね、ええ、もう、最後号泣しましたよ。その後30分ぐらい泣き続けちゃって大変でしたよ。その千早回、今回は話を全部知ってる上で見直したわけですが……知っててもだめですわ。千早が階段上ってくる音あたりから、もう涙が。あとはもうボロボロと泣きっぱなし。いやー、これは今世紀最強の“泣けるエピソード”ですな。何度見ても、泣ける。ある程度まで耐えられても、「約束」を春香が歌い出したらもうダメです。泣くしかない。ええ歳こいたオッサン(私)がわんわん泣いてしまうんですから、破壊力抜群としか言いようがありません。「なら、これがシリーズ最高傑作エピソードでは?」ってところなんですが……千早はシリーズ通して伏線が張り巡らせてあって、その集大成がこのエピソードであり、さらに次の21話の「眠り姫」での完全復活に繋がっていくわけで「1話完結」どころじゃないんですよねぇ。つまり、あまりにも他のキャラと扱いが違うし、このエピソードもシリーズ全体があってこそなので、「約束」だけは別扱いにするべきではないかと私は思うわけです。もちろん、20話は単体としてももの凄いデキだとも思ってますけどね。
 そして、今回添付のライナーノーツには「約束」にだけ「※放送版から変更したフォーマットで収録しております」という注意書きが書かれてたりします。「変更したフォーマット」って何だべ?と若干悩んだんですが、たぶんカット追加のことですわ。TV放映時にはなかったシーンがいくつか追加されてましたから。「約束」は大反響でしたし、「何かしらやってくるのでは?」と思ってはいましたが本当に追加されるとはね。ファンとして嬉しい限りです。

 いやぁ、ほんと、Vol.07は買って良かったですよ。
 え?ファンなら全巻買え?
 VOL.03<こちらを参照>/04は買ったんですけど、残りのTV放映分はすでにBD-Rに焼いてあったりしますし、何より予算のやりくりが厳しくて、あはははは。最終巻の「アニメ&G4U!パック VOL.9」には「特別編」が収録されてたりするみたいなので一応購入検討中だったりしますが、6月は支払いがえらいことになってたりするので……どうしようかなぁ。

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2012年4月23日 (月)

F1 2012 バーレーンGP

 F1第4戦・バーレーンGP決勝が昨日行われました。 
 いわゆる“アラブの春”の影響でバーレーンは今も政情不安が続いており、昨年の開幕戦に予定されていたバーレーンGPは主催者側の意向で中止されたのですが、今年は一転して強行開催。「本当に大丈夫なのか?」と心配でしたが……無事全スケジュールを終了できたようで良かったです。映像を見る限り観客席はガラガラだったよーに思えましたけど(実際、国内はF1どころじゃないだろうし)、それでもグランプリを開催するメリットって主催者側に何かあったんですかね?ま、F1グランプリ開催ともなると莫大なお金が動いているのでしょうし、チーム側がボイコットでもしようものならとんでもない違約金を払うことになるんでしょうからねぇ……「契約」ってものの重さを再認識させられましたわ。
 予選。砂漠の真ん中にあるバーレーン・インターナショナルサーキットは当然暑く、しかも昨年開催されていないことから、ピレリタイヤにとっては今回が初の実戦となります。いつも以上に「タイヤの使い方」が各チームの悩みのタネになっていた中、結果を出したのはディフェンディングチャンピオンのベッテル(レッドブル)でした。今回はQ3に勝ち上がり、今季初のPPを獲得。レッドブルは前戦から新しい排気レイアウトを持ち込んでおり、ウェバーはすぐに適応して前戦から使用したものの、ベッテルはこれに合わず前戦は旧レイアウトのままで出走するなど「手を焼いている」って感じだったのですが……モノにしたみたいですな。メカニックが頑張って調整したみたいですが、それに応えるベッテルも流石ですね。2番手はハミルトン(マクラーレン)、3番手ウェバー(レッドブル)、4番手バトン(マクラーレン)で、前戦で大ブレイクしたロズベルグ(メルセデスAMG)は今回5番手止まり。6番手にはなんとトロロッソのリカルドが入り、7番手グロージャン(ロータス)、8番手ペレス(ザウバー)。アロンソ(フェラーリ)が9番手、10番手はディ・レスタ(フォースインディア)で、トップ10台に8チームのマシンが入り乱れる結果となりました。小林可夢偉(ザウバー)はQ2どまりで12番手、ミハエルさん(メルセデスAMG)はマシントラブルもあったようでQ1敗退・18番手に沈みました。
 決勝。スタートからベッテルが飛び出して「3周目の“DRS解禁”までに後続を引き離し、以後独走」な去年の優勝パターン再現に成功、このまま安泰かと思われましたが……それに追いすがったのはマクラーレンの2人ではなく、ロータスでした。しかも2人、グロージャンと11番手スタートのライコネン。ライコネンはQ3を走れなかったことで新品タイヤをソフト/ミディアム共に2本残し、かつ11番手スタートなので予選からタイヤを交換し新品のソフトを履いてスタートしていたのです。そのスピードをもって先行するグロージャンを抜き2位に浮上すると、じわじわと首位ベッテルに近づいていき、ついにはテールトゥノーズまで追い詰めました。が、39周目に両車同時に3回目のピットインをし、その際若干ロータスのピット作業が遅れたのを見計らってか、ベッテルがスパートをかけてライコネンを引き離し逃げ切りにまんまと成功しました。ベッテルは今季初優勝で通算22勝目。ライコネンが2位で09年イタリアGP以来の表彰台、3位グロージャンは初の表彰台となりました。4位ウェバーで、ロズベルグは5位。ディ・レスタが6位に入り、アロンソ7位、ピット作業でタイムロスしまくったハミルトン8位。14番手スタートのマッサが9位に入って今季初ポイント獲得。10位ミハエルさんで、可夢偉は2ストップ作戦のはずがタイヤが持たず3ストップして13位フィニッシュ。バトンはリタイアしました。
 いやぁ、「ベッテル復活」のレースだったと言うべきなんでしょうけど、それよりもやはり「“アイスマン”復活」ですよ!ライコネン、すんげぇカッコよかったです。フェラーリ時代というよりマクラーレン時代のライコネンを思い出しましたねぇ。淡々と速いラップを刻み続ける、まさに“アイスマン”。シビれたわぁ。その影に隠れてしまった感もあるけど、グロージャンもよく頑張りましたな。実は「出戻り組」なので初々しさはないんだけど、きっちり仕事をこなして表彰台ってのも素晴らしいと思います。

 次はスペインGPで、いよいよ“ヨーロッパラウンド”開幕となります。今年は間にテストが設けられており、かなりのマシンが大きくアップデートされると予想されています。開発力のあるマクラーレンやレッドブルは言うに及ばず、フェラーリが巻き返してくることもありえますから、勢力図にも大きな変化があるかもしれません。良さげに見えたのにやっぱり中途半端っぽいザウバーC31も、なんとか良くなってくれたらいいのですが……。
 今年のF1は本当に面白いですな~。“ヨーロッパラウンド”も激戦になることを期待していますよ。

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2012年4月19日 (木)

2416万画素ですか

 ニコンが今日、新型デジタル一眼レフ・D3200を発表しましたね<メーカーページ>。
 このカメラ、型番が3000番台なのでエントリークラスのはずなんですが……ヨドバシドットコムの予約価格を見てみると、ボディのみで84800円(+10%ポイント還元)とか。なんかミョーに高いように思ったので調べてみたんですけど、前の3000番台・D3100は発売時ボディのみで65000円前後だったようです。ちなみに、クラス的には上位機であるD5100でも発売時はボディのみで80000円前後(この点、D7000はボディのみ14万円前後だったみたいだから完全に別格ですね)……今回のD3200は、初値がD5100より上回ってます。
 スペックを見てみると、センサーは2416万画素CMOSセンサー(DXフォーマット)だそうで。画素数は1620万画素CMOSセンサーを搭載する上位機・D5100/D7000を大きく上回ってます。で、画像処理エンジンもD4から採用されている最新型の「EXPEED 3」に変わり、液晶モニターも3型約92万ドットで上位機と差がなくなってますな。連写速度も約4コマ/秒だし、動画撮影性能もSDXC(UHS-I)対応もAF/AE系もD5100と同じ。こうなると、バリアングルモニターと14bitRAW記録できること、拡張2段目のISO25600を使えることぐらいしかD5100がD3200を上回る点はないですね。それでいて、D3200にはスマホ連携用ワイヤレスモバイルアダプター「WU-1a」って新しい“飛び道具”まである(※現状、D3200のみ対応のようです。が、USB接続だし、ニコンは否定してるみたいだけどカメラ側のファームウェアアップデートとかで対応機種はそのうち増えそうな気配も?)となると……
 どうも、ニコンは「エントリー機」ってのを大幅に底上げしたみたいですな。ミラーレスの「Nikon 1」を出しましたから、それとの差別化……つまり「一眼レフはミラーレスの上位である」と明確化するってことですかね。
 しかし、3000番台がここまでスペックアップしたとなると、5000番台はどうするのかな。「バリアングルモニター装備」って点に特化するんでしょうか?あと、エントリークラスが2400万画素となると、DXフォーマットのフラッグシップ機(D300系後継)ってどうするんでしょ?もはや、誰にでもわかる優位さってのをスペック的に明示するのは不可能なよーな気がするのですがw。プロ仕様のゴツいボディ+1080p(60p)の動画でも撮れるようにして差別化するんですかねぇ。

 あと、新ボディ発表ついでの新レンズ、今回は「AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G」<メーカーページ>……おおお、ついにきましたよ、フルサイズ対応28mm広角単焦点のGタイプ。しかも、“ナノクリ(ナノクリスタルコート)”!現行ラインナップに28mmは古いDタイプ F2.8のしかありませんでしたしねぇ。F1.8で、AF-Sで、ナノクリで、お値段93450円(ヨドバシドットコムの予約価格は79400円+10%ポイント還元)となれば、なかなかイイ感じっすよ。
 欲しい!……とはいえ、まず予算がないし、気合い入れて単焦点で風景撮るってことも私はあまりないですから(というか、最近風景写真自体あまり撮っていないぞ)、買うにしても当分先かなw

 うーむ、実は今回の新28mmレンズより先に買いたいものがあるんですがね。予算がないのもさることながら、今回の発表もあってか、在庫状況がどーも怪しいんすよねぇ……どないすっかなぁ。

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2012年4月16日 (月)

F1 2012 中国GP

 先日の記事に書いたとおり<こちら>BSアンテナを設置してBSフジをHDで視聴/録画できるようになったので、F1第3戦・中国GPの予選と決勝の中継(BSなので録画だけど)見ましたよ。というわけで、今GPから当ブログの感想文も再開することにします。

 予選。前戦マレーシアGPでペレスが2位表彰台をゲットしたザウバーC31は、上海でも好調。小林可夢偉とペレスが揃ってQ3に進出しました(しかも、Q2の4番手/5番手の好タイムで)。一方、小幅ながらアップデートされた(らしい)フェラーリF2012は、その甲斐もなくやはり不調で、マッサが12番手タイムに留まりQ2脱落。ただ、今回最大のサプライズは、なんとベッテル(レッドブル)が11番手に沈み、Q2で脱落してしまったことでしょうな。ベッテルはQ1でも15番手タイムでして(周回数が異様に少ないので“タイヤ温存策”っぽいですけど、にしても遅すぎ)、これは信じられなかったですよ。そして、「ポールと言えば」のベッテル/ハミルトン(マクラーレン)に代わって、今回のPPを獲得したのはニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG ※今年からチーム名が「メルセデスGP」から「メルセデスAMG」に変わった)でした。メルセデスF1 W03は今回極めて好調で、ロズベルグはQ3でいきなり1:35.121のタイムを叩き出し、2番手ハミルトンとコンマ5秒の差をつけての圧勝でした。そして、ミハエルさんもハミルトンとコンマ07秒差の3番手タイムを記録しました。“ダブルDRS”とか呼ばれているイマイチよくわからない独自の空力新デバイスが威力を発揮したようですね。また、可夢偉も一発アタックに成功し、ミハエルさんに続く4番手タイムを記録。ハミルトンはGP直前のギアボックス交換で5グリッド降格することが決まっていたため、ミハエルさんが2番手スタートとなりメルセデスがフロントローを独占、可夢偉は自己最高の3番手スタートとなりました。さらに、5番手スタートは今季から復帰した“アイスマン”ライコネン(ロータス ※元ルノーだったチームが、事情は複雑ながら「ロータス」を名乗る権利をもっており、ここでも「ロータス」と表記します。一方、2年前に「ロータス」を名乗っていたチームは、現在「ケータハム」となっている)ということになり……結果、このメンツが、6番手バトン(マクラーレン)/7番手に降格となったハミルトン/8番手のウェバー(レッドブル)/9番手のアロンソ(フェラーリ)/11番手のベッテルを従えて決勝をスタートすることになったわけで、「時代は完全に変わった」と思いましたね。
 決勝。「新時代の幕開けだ」と思った私は、ものすごく期待しながら眠い目を擦りつつBSフジの放送をナマで見たんですけどね……スタートで可夢偉が出遅れてしまい、ずるずる後退して8番手スタートのペレスにも抜かれて「あちゃー」と思った上に、13周目に実質2位を守っていたミハエルさんがリタイヤしてしまい(※ピットイン時のホイールナット締め忘れで、自主的にリタイア)、大きな期待はあっさりと崩れ去りましたw。そして、リタイアはそのミハエルさん1台のみという安定状況の中、あちこちでバトルというか渋滞が引き起こされまして……結果はというと、ロズベルグが圧倒的速さで逃げ切り「初ポール初優勝」の快挙を成し遂げたものの、2位バトン/3位ハミルトン/4位ウェバー/5位ベッテル、という安定の上位陣に、2ストップ作戦を成功させた6位グロージャン(ロータス)と7位セナ/8位マルドナードのウィリアムズ勢、9位にアロンソ/10位に可夢偉という、なんとなく“ありがち”な結末となってしまいました。いやー、もー、ガッカリどころじゃなく、週明け早々疲れ果てましたわw。結局のところ、「タイヤ選択とピットタイミングの最適解を選んだものが勝つ」って展開になってしまったんですよね。レースシミュレーション技術に勝る上位陣がなんだかんだで前に出て、ベッテルはウデを駆使して頑張ったもののタイヤがもたず自力に勝るマクラーレンが前となり、同じく頑張りすぎて最終盤にタイヤがなくなったライコネンはポイント圏外まで後退。後方から上位より1回ピット回数を減らす2ピット作戦を成功させたクルマがポイント圏内に入り、上位同様3ピット作戦ながらスピードが足りなかったアロンソと可夢偉がポイント圏内になんとか入れた、ってところでした。いやはや、ミハエルさんのピットトラブルがなければ“表彰台のミハエルさん”が見られたかもしれないんですが、ロズベルグの快挙以外「新時代」と言えるようなことはなかったのは実に残念でしたわ。
 結果はあまり面白くなかったんですが、団子状態でレースが展開し「何が起こるかわからない」2時間弱ではあったと思います。“2強”だの“1強”だのと勝者が固定されていた昨年までと異なり、レース中継としては格段に面白さが増したって点は間違いないですね。ま、「可夢偉3番手スタート」にワクワクできたし、BSアンテナ設置の苦労分くらいは報われた、と思うことにしますよ。

 今週末、連戦で第4戦・バーレーンGPが予定されているんですが……バーレーンの政情不安は高まる一方でして、私でさえ「スタッフの安全のため、開催は諦めた方がいいんじゃないか」と思うほどだったりします。
 まだ開催決定とも中止とも報道はされていないようですけど、どうなるんですかねぇ?

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2012年4月11日 (水)

ワイヤレスヘッドセット購入

 「新年度だから」ってわけでもないのですが、前回のBSアンテナ&ケーブル設置も含め、今、自室内をあれこれ変えています。
 で、時間があれば「あれをそっちに」「これをあっちに」と動かしまくってたりするんですが……物を散らかしたまま作業していたら、ある時「バキッ」っというイヤ~な音が。
 「やっちまった」と思い、足下を見たら……たしかに、やってました。どうやら踏んづけてしまったらしく、見事に壊れてましたわ、Xbox360用のヘッドセットが。

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このヘッドセット、本来はイヤースピーカー部からマイク付きのアームが伸びているんですけど、アームの固定軸が私の体重(だいたい標準体重。ホントですよ?)で折れたみたいです。このヘッドセットはXbox360日本発売開始日(2005年12月10日)当日に買った360本体「発売記念パック」同梱のヘッドセットだったんですけど、やっちゃいましたわ。
 まぁ、私はボイスチャットを基本的にしない人ですし、たまにボイスチャットしようかと思って360のコントローラーにこのヘッドセットを挿したとしても実際に相手と会話できる確率は50/50って感じだったり(回線の関係なのか、通じないことが多い。もちろんルーターの設定は確認しているので、原因不明だし対処も不可)するし、「ヘッドセットなんてなくても困らない」といえば困らないのですが……「ボイチャ完全不可ってのは、オンラインゲーマーとしてさすがにマズイかな」と考え、ネットで360用ヘッドセットの値段を調べてみたんすよ。そしたら、この純正品って結構な値段してるんですよね。「ショボいし、実売1000円ぐらいじゃね?」とか予想してたら、余裕で2000円超えてるからびっくりw。「ぐにゃぐにゃで、踏んだら壊れるようなもんに2000円も払いたくね~」と思って、「代替品ないかな」と探してみたら無線仕様の純正ヘッドセットがあると知りました。当然値段は高いわけですけど、無線だし、Bluetoothにも対応していると書いてある。となると、PS3でもヘッドセットとして使えるわけです(もちろん対応PCやiPhoneでも使える)。360以上にボイスチャットなんてしないPS3ではありますが(というか、最近オンラインプレイ自体PS3ではしていないw)、以前「Bluetoothヘッドセット、あったら便利かなぁ」って考えたこともあったので、買うことにしました。
 で、買ってきましたわ。ワイヤレスヘッドセット。

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 本体はえらい小さくプラスチッキーではあるものの、今までのヘッドセットのショボさからは一転して仕上がり具合は上々です(値段が倍近い5000円超えだし、当然か)。元が外人さん用だからか、イヤーピースが大きすぎたりもしますが(一応S・M・Lサイズの3種類が入っていますが、私の耳穴だとSサイズでもでかい。イヤホンのチップだとMサイズ該当者なので、SSサイズを用意してほしいですね)、装着できないってことはありません。私は360で有線コントローラーしか使ったことがないためセットアップに多少手間取りましたけど、説明書さえ読めば360はすんなりワイヤレスヘッドセットを認識してくれると思います。セットアップで引っかかったのは、PS3の方。Bluetoothモードに切り替えてワイヤレスヘッドセットの認識までは簡単にできたんだけど、その後番号入力を求められて「は?」となりまして……番号とは「セキュリティPINナンバー」ってやつらしく、具体的ナンバーは説明書に補足的に書いてありました。その四桁の数字を入力したら、こちらも無事セットアップ完了となりましたよ(ちなみに、同じBluetooth接続でも、iPhone4Sでは番号入力なしで一発登録できます。ま、うちのiPhone4Sは電池持ちの関係で普段Bluetoothを切っているので、すぐには使えませんけどね。あと、Bluetoothのペアリング先は、8つまで登録可能)。
 口からマイクまで遠いので「ホントにこれで音声拾うのか?」って疑問があったんですけど、試しに360でボイスメール作ってみたら、きちんと録音されていましたw。回線状況さえ良ければ、ボイスチャットもできる……のでしょう。たぶん(ボイスメールに記録されていた音量からすると、大きめの声で明瞭にしゃべらないと相手に声が届かないかもしれないな、とは思いました)。

 これにて、360のみならず、PS3でも、またiPhone4Sでも、共用でこのヘッドセットが使えるようになりましたわ。
 あまり使う機会はなさそうなんですけどね(苦笑)……ま、今度は踏んで壊したりしないよう気をつけながら、長く使っていきたいと思います。

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2012年4月 6日 (金)

BSアンテナ設置完了

 フジテレビのF1地上波中継が今年からなくなり、無料放送はBSで放送されるようになって、今年の開幕戦・オーストラリアGPと第2戦・マレーシアGPがBSフジで放送されました。
 その2回のグランプリ、SD画質でなんとか見ることは見れたんですが……見てて思ったのは、「今年のF1は、やたら面白い」ってことですわ。去年はとにかくベッテル(レッドブル)独走だったんですけど、今年はレッドブルRB8がそれほど速くなくベッテルもイライラしてるみたいだし、現時点ではマクラーレンMP4-27が一歩リードしているようだけど群を抜いて速いってこともなさそうだし、さらには小林可夢偉(ザウバー)が駆るザウバーC31がかなり優秀でマレーシアでペレス(ザウバー)が2位表彰台をゲットしちゃったりして……「これは、F1放送をキチンとした形で見るしかないだろ」と、考えを改めることと相成りました。

 というわけで、自宅につけましたよ。BSアンテナ。

Bs_2
 アンテナを屋外に取り付けたとしても屋内にアンテナ線を引き込むのが不可能だと思っていたので設置を諦めていたんですが、サッシの隙間を利用する“フラットケーブル”ってのがあると知り、これを利用すれば「いける」と判断しました。
 で、DXアンテナのアンテナ+取付金具セット(BC451K)とフラットケーブル(FC-05FN-B2)、それと室内配線用のF型接栓つきアンテナケーブルを買ってきまして取り付けました。

Photo
フラットケーブルはこんな感じでして、薄いケーブルを窓枠に這わせます。薄いといってもそれなりに厚みがあったりするのですが、サッシ・雨戸ともに閉めたらケーブルを挟んだ状態でカギがきちんとかかります(※うちでは。うまくいかない場合もありえます。また、他社のフラットケーブルには更に薄いものもあります)。
 まぁ、1人ですべてできましたし、設置の難易度はそれほど難しくないのですが……面倒なことは面倒でしたね。45cm径で最小クラスのパラボラアンテナながら、それなりに重く、持ち続けたり支え続けたりすると結構腕にきますし、あとアンテナの向きを決めるのが極めて困難でした。説明書にやり方がそれなりに書いてはあるんですが、その通りにやってみてもまるで電波は入らず……ある程度アンテナ側で角度を決めてみても、金具の側に少しでもヘンな角度がついてしまっていれば(というか、固定先であるベランダの柵とか柱とかが、きっちり水平垂直であるはずもないから、角度がついてしまう方が普通かと)その分も修正しないといけませんからねぇ。想像していたのよりもはるかにピンポイントな角度設定が必要で、正直参りましたよ。今回購入したセットには簡単なレベルインジゲーターが同梱されていたんですけど

Photo
これが凄く役に立ちましたわ。アンテナ線に電力を供給する(BS/CSでは、アンテナに供給するためケーブルに15Vの電流を流している。今回初めて知りました)と真ん中の赤いランプが点灯し、電波を受信すると消灯するってだけのシロモノなんですけど、これが手元にあるとないとでは大違いでした。液晶テレビのアンテナ強度表示機能で随時チェックできればそれが一番いいんですけど、外でアンテナの角度を調整しながら屋内のテレビモニターを見るってのはなかなかできるこっちゃないんで、消灯するだけの簡易表示でも助かりましたよ(ただ、これの両横のアンテナ線の金属部に触れるとですな、ビリビリと電気が体に走るんですよ。最初感電と気づかずに私はビリビリビリビリしまくったので……もしこれを使うことがあったら気をつけて下さい)。
 あと、気をつけるべきはアンテナコード接続部の防水処理ですかね。アンテナセットにカバーと防水処理用のテープが入っているのでそれを巻けばいいんですけど、屋内引き込みにフラットケーブルも使うとなるとそっちの屋外接続でも防水処理が必要になります。これも結構面倒でした。室内のアンテナ線を取り回すのも面倒だったんですけど、これは自室の中を収拾のつかないよーな状態にしている私に問題があり“自業自得”なので、その点は割愛しますw。アンテナの固定は付属の板状のスパナでネジ締めただけだったりしますが、今月3日の“爆弾低気圧”による暴風にも角度がズレたりすることなくしっかり耐えました。
 これにて、あっさりBS放送の視聴が可能になりましたわ。デジタル放送で、HD画質。途中にBDレコーダー・BDZ-AT500<記事>を挟んだため、今後はHDDにHD画質で録画してブルーレイ化することも可能です。つまり、F1も昨年までと同様に録画しといて都合の良い時間に視聴できるようになりました。ま、せっかくフジテレビが放映権を獲得してくれたわけですし、CS料金まで払うってのはムリでも「これぐらいのコスト(全部で15000円くらい)なら払ってもいいか」と。他のBS放送番組も見れますしね(NHKのBS料金は、CATVに加入しているので払ってます)。

 世の中不景気でコストを誰も払ってくれないというなら、自分で払うしかないってことですな。
 それでも、F1はモータースポーツ振興のためにも、地上波での中継を望みたいところなんですけどね……なんとか地上波復活してくれないかなぁ。

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2012年4月 3日 (火)

「マージャン★ドリームクラブ」プレイ中

 Xbox360用ソフト「マージャン★ドリームクラブ」が先週発売になったので購入し、さっそくプレイしています。
 麻雀はリアルの方である程度経験していたりしますし、ケータイの麻雀ソフトは今までにいくつか買ったことがあるんですけど……パッケージの麻雀ソフトを買うのは、たぶん今回が初だったりします。
 「ドリームクラブ」とついていることからもわかるよーに、今回のはディースリー・パブリッシャーの アヤシさ爆発 恋愛SLG「ドリームクラブ」の派生商品だったりするのですが……負けるとオネーチャンが脱衣していくいわゆる“脱衣麻雀”ではなく、それなりにマジメな麻雀ゲームだったりします(あくまで、「それなりに」ですがw)。特に、オンラインで4人打ちのガチ勝負が無料でできる(※「有料会員登録とかが不要」という意味。Xbox版だとXbox LIVEのゴールドメンバーシップは必要になります)という点に「おおおー」となりまして(※オンラインゲーム全盛ながら、案外、無料で気軽にオンライン4人対戦できる麻雀ゲームってのは存在していない)、予約買いしてみました。
 で、実際オンライン行ってみました。すごいっす、全国のプレーヤーとフツーに麻雀対戦できましたよ。まぁ、オンラインだと固有ルールとしてツモ切りに時間制限(10秒)があったりするので「じっくり手を考える」ってことはできなかったりするし、またマッチングの関係なのか回線の問題なのか対戦がスタートしないで止まってしまったりすることもあったりするんですけど……東一局が始まってしまいさえすれば、あとはすんなりいけるよーな感じですわ。オンライン対戦にはランクマッチとプレーヤーマッチがありまして、合わせてまだ10局くらいやった程度なんですが、実に楽しい。ゴールドメンバーシップ+通信コストを除けばお金もかからず(場代その他いろんな意味でw)人と卓を囲んで麻雀できるってのは、最高です。
 一方、オフラインの方は……私は“ピュアな紳士”でも何でもない一般人ですのであまり期待していなかったんですけど、「応援モード」ってのだとフツーの4人打ち麻雀として成立していると思いました。おそらく不正操作もされていないので、ガチでCPUと対戦できます。CPU各キャラはクセが強すぎ臨機応変さに欠け雀士としてはかなり間違ってるんですけど、まぁそのへんはゲームとして許せる範囲内かと。が、「ドリームクラブ」としてのメインコンテンツである「対戦モード」ってのは、まさに“インチキ麻雀”でして……最初このモードをやってみたんですが、配牌が壮絶に悪く、ツモも悲惨で、ガチにやるとテンパイにすら辿り着けないってレベルで、「ヒドすぎる」と正直キレました。インチキ効果が付与されている「ドリームカード」ってのを駆使しないとどーにもならんようになってるみたいです(※後日プレイしたら、まともな配牌&ツモだったりもしたので、必ずしもインチキ必須でもない模様。ちなみに、「ドリームカード」は「応援モード」でも使える)。なんで“ピュアな紳士”の社交場とやらでインチキを駆使せにゃならんのかさっぱりわからんのですが、そういうことになってる以上、仕方ないですわな。基本的にはじゃんじゃんカード使いまくるためのモードなんでしょうね。また、「対戦モード」は女の子たちと卓を囲むことが主なモードなので、視点的に相手の捨て牌とかさっぱりわからなかったりするし(一応、RTボタンで視点切り替えすればなんとかなります)、「麻雀ゲームとしてどうなの?」ってのが目立つモードでもあります。そのため、私はこの“インチキモード”は今のところ無視してるんですけど、リーグ戦とかもあったりするのでそのうちやってみようかなとは思ってます。また、“ピュアな紳士”的にどーなのかは私にはよくわからないのですが、脱衣でもないし、このゲームを「ポリゴンモデルの女の子目当てで買う」ってのはちょっと無理があるんじゃないかなぁと私は思いました。
 あと、このゲーム、麻雀のルールとか役とかやり方とかをフルボイスで懇切丁寧に教えてくれる「入門モード」ってのが実装されているので、麻雀入門用ソフトとしてはかなり実用的だと感じました。一応本格的な4人打ち麻雀ではありますし、その点では強くオススメできますね。

 麻雀ゲームとしては値段がかなり高めなのが気になるし、その割に仕上がりがディースリー的(=雑)だったりもするんですけど、オンラインで簡単にガチ麻雀ができるという魅力は何ものにもかえがたいですわ。
 オンライン対戦のランキングシステムとかマッチングとか、もう少しきっちり詰めてほしいとは思うんですけど、最後まで場から抜けない紳士な人が4人揃えば本当に面白い対戦ゲームなので、しばらくこれで遊び続けようと思っています。

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