2017年10月10日 (火)

F1 2017 日本GP

 F1第16戦・日本GP決勝が10月9日に行われました。F1が、今年もホンダの聖地・鈴鹿にやってきましたよ。

■F1第16戦 日本GP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
10位 アロンソ(マクラーレン)
11位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 リカルド(レッドブル)
11位 アロンソ(マクラーレン)
14位 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 日本GP開幕前日まで「金曜土曜は雨」予報だったのですが、実際は金曜FP1は時折雨粒が落ちる程度でドライ/FP2は完全ウェットで時間半減/土曜FP3は曇で路面が完全に乾ききってはいないもののドライ/予選も曇でドライ、そして日曜決勝は晴れでドライ、と結構天候には恵まれた週末となりました。
 予選。今シーズン使うサーキットで鈴鹿でのPPだけがないハミルトン(※PPを獲得した2008年日本GPは、富士スピードウェイでの開催)が好調で、Q1でトップタイムを記録すると、Q2で1:27.819を叩き出して2006年のQ2でミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が記録したコースレコード(1:28.954)を1秒以上更新し、Q3では1回目で1:27.345/2回目で1:27.319を叩き出してコースレコードを立て続けに更新。2番手ボッタス(1:27.651)をコンマ3秒/3番手ベッテル(1:27.791)をコンマ4秒以上引き離して圧倒しました。あと、ミハエルさんのレコードタイムより速く走ったのがQ3で6人(=メルセデスAMG/フェラーリ/レッドブルのドライバー6人)も出まして……今年型のF1マシンがいかに速いかを証明して見せました。
 決勝。ボッタスとライコネンがギアボックス交換で5グリッド降格ペナルティを受けたのでそれぞれ6番手/10番手スタートとなるなか、ハミルトンとベッテルのフロントロー直接対決に注目が集まり、「晴れて路面温度が高くなったので、もしかしてフェラーリ有利?」との期待も高まっていたのですが……オープニングラップでサインツがS字でコースオフし、マシン撤去のため2周目にセーフティーカー導入となったのですが、ベッテル車はスタートは普通でしたがその後スピードが上がらず、ズルズルと6位にまで下がってしまい、4周目にレース再開となったところでさらに下降。翌周ピットインし、結局そのままリタイアとなってしまいました。どうやらインスタレーションラップ時点からPUのスパークプラグに不具合が出ていたらしく、それを交換できなかったためにどうしようもなかったようで……これはマシントラブルで仕方ないわけですが、見ている側としてはたった数周で期待が完全に崩れ去ってしまったわけで、残りは「見てるだけ」になってしまいました。終盤に、4位ボッタスが3位リカルドを/2位フェルスタッペンが1位ハミルトンを追い上げる展開となりましたが、狭い鈴鹿で仕掛けるには至らずそのままチェッカーフラッグ。結果、ハミルトンがポールトゥウィン。昨年に続いてフェルスタッペンが2位、3位は鈴鹿で初の表彰台となったリカルドのレッドブル勢、4位ボッタス、5位ライコネンで、以下フォースインディア勢/ハース勢が続いて10位にはマッサ(ウィリアムズ)が入りました。

 予選は見ていて「すげー」と思えたんですが、決勝がなぁ。ベッテルの赤いマシンがどんどん抜かれていく映像は、実にショッキングで、ホント落胆しました。ま、その前にスタート直後の2コーナーでバンドーンがコース外へ押し出されるような形で失速してしまい後退するのを見ていたこともあるのですが(アロンソはエンジン交換ペナルティで最後尾スタートだったため、オレンジ色のマシンは1周目から揃って隊列後方になった……)、ベッテルの失速は「あーあ」って感じで心底ガッカリでしたね。さらに、エリクソン(ザウバー)のクラッシュとストロール(ウィリアムズ)のトラブルも、バーチャルセーフティーカー(VSC)になっちゃったことも面白くなかったですわ。
 マクラーレンホンダとしては今年がラストランになったわけですけど、今年も鈴鹿でダメでしたね。予選はそれなりに頑張ったとは思うし、決勝もバンドーンは1周目のコースオフさえなければポイント圏内を走るだけのスピードがあっただろうし、アロンソは最後尾から追い上げてレース最終盤にはマッサとポイント争いしたわけですけど……結局は11位と14位で、ホームの鈴鹿で結局3年間完走はしたけどポイント獲得もできずじまいでした。しかも、今年も2台揃って周回遅れですよ。そりゃエンジニアはみんな一生懸命やっているとは思いますし、見ているだけの私が偉そう言うのもおこがましいのですが、「これでは、アロンソもマクラーレンも見限るわな」と感じましたわ。ちなみに、来年ホンダPUが載るトロロッソは、サインツはリタイア/ガスリーは13位。シャシーの傾向として鈴鹿が得意そうではないので、ホンダとしては来年も厳しいことになるかもしれませんけど……ホンダパワーで他(カスタマーエンジン)をブチ抜くようなPUを仕上げて来年こそは日本に凱旋してくることを切に願います。
 チャンピオンシップは……もう、ハミルトン&メルセデスAMGの勝利と言って良いのではないでしょうか。ドライバーズタイトルは34ポイント差に25ポイント丸々加算されてしまったわけで、ベッテルの自力優勝の可能性はなくなり、次戦アメリカGPでハミルトンのタイトル確定の可能性(ベッテルが9位以下とかだとハミルトンが2位以上で決まる)も出てきました。コンストラクターズもメルセデスAMG勢が3戦ほどノーポイントかそれに近い状態+フェラーリがワンツーフィニッシュとでもならないかぎり逆転なんて可能性すらないですしねぇ(※メルセデスAMGの今季最小ポイントはモナコGPでの18/フェラーリがワンツー決めたのはモナコGPとハンガリーGPの2回)。というか……“勝負”の時にマトモに走ることさえできないのでは、話にならないですよね(しかも2戦連続)。こんなの散々ボロカスに言われているホンダと変わらないですよ(どころか、信頼性だけなら今や下か?)。まだ諦めてもらっては困るけど、今年のフェラーリはチャンピオンにはふさわしくない気がします。こちらも「来年に期待」でしょうかね。
 あと、今年の日本GP来場数は過去最低を更新してしまったみたいですけど、これも仕方ないでしょうな。今年は決勝翌日にBSフジで無料視聴できる特番をやりましたが、普段は有料放送のみで地上波では「F1自体今は開催されていない」に等しい状態であることに変わりはなく、関心がない人は開催自体知らないですからね。地上波でのグランプリ中継放送は厳しいかもしれないけど、開催国の地上波のニュースに映像つきで普通に放送できるようにくらいはしていかないと、観客も減っていく一方でしょう。マレーシアみたいに開催できなくなってしまう前に、リバティメディアさんには何もかも高額に過ぎるF1をなんとかしていただきたいですわ。

 2017年の日本GPも終わってしまいました。今年のF1も残るは4戦ですね。次戦からサインツがルノーに乗って、トロロッソはクビアト&ガスリーのコンビになると発表されるなど(正式発表ではないらしいが)、F1の世界はまだまだいろいろありそうです。
 今シーズンも最終戦・アブダビGPまでしっかり見届けようと思います。

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2017年10月 5日 (木)

F1 2017 マレーシアGP

 F1第14戦・シンガポールGP決勝が9月17日、第15戦・マレーシアGP決勝が10月1日に行われました。“ヨーロッパラウンド”が終わって、今シーズンのF1も終盤戦突入です。

■F1第14戦 シンガポールGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 リカルド(レッドブル)
8位 アロンソ(マクラーレン)
9位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 リカルド(レッドブル)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
7位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG
■F1第15戦 マレーシアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
7位 バンドーン(マクラーレン)
10位 アロンソ(マクラーレン)
・決勝
優勝 フェルスタッペン(レッドブル)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 リカルド(レッドブル)
7位 バンドーン(マクラーレン)
11位 アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 “ヨーロッパラウンド”明けは今年もシンガポールGPで、F1開催10周年の記念レースとなりました。FP1とFP2がリカルド/FP3はフェルスタッペンがトップタイムを記録して絶好調のレッドブル勢がPPを獲得するのかと思いきや、Q3でベッテルが1:39.491(当然コースレコード)を叩き出してPP奪取。また、同じく39秒台を出したレッドブル勢が2位3位と続き、4位はライコネン。メルセデスAMG勢はハミルトン5位/ボッタス6位と3列目に沈みました。が、決勝はスタート前に雨が降りだし、まさかのウェットコンディション。ドライでもマシンコントロールが難しいシンガポール市街地コースでデータのないウェット路面って「ヤバいだろ」と思っていたんですが……普通にスタートし、1コーナーで好スタートを決めたライコネンとベッテルがフェルスタッペンを挟み込むような形になってしまって多重クラッシュ発生。さらにロケットスタートを決めていたアロンソをも巻き込みセーフティーカー導入となりましたが、4台ともリタイアとなってしまいました。で、前にいたマシンが全部いなくなったハミルトンとリカルドにボッタスが上位に繰り上がり、路面がだんだんと乾いていったりセーフティーカーもさらに2回入ったもののリスクを冒さない上位陣に変動はなく、丸2時間走りきった58周でルールにより打ち切りとなりました。レース中は「ドライであれだけ速かったリカルドがなんでこんな遅いの?」と思ってたんですが、どうやらギアボックスにトラブルを抱えていたらしく、労ってたので無理できなかったみたいですな。惨敗も覚悟していたはずのメルセデスAMGが、終わってみれば1位と3位……笑いが止まらなかったでしょうね。あと、4位にサインツ(トロロッソ)、6位にパーマー(ルノー)、7位にバンドーンが入って、それぞれ自己最高位を記録しました。
 一方、19回目の開催ながら今年で最後の開催となってしまったマレーシアGP。FP2/FP3とフェラーリ勢が1位2位を独占し「ここでシンガポールの雪辱を果たすのか」と思ったのですが……予選Q1でベッテルがPU不調で走れなくなるトラブル発生。ノータイムで最後尾に沈んでしまいます。PPもハミルトンに奪われてしまって(1:30.076はコースレコード)、ライコネンは2位に。さらに不運は重なり、決勝で今度はライコネンにPUトラブルが発生。ライコネンは決勝をスタートできずにリタイアとなってしまいました。レースは、ベッテルがガンガンとばしてバシバシ抜きまくって4位まで順位を上げたものの、3位リカルドを抜くには至らず。また、ハミルトンはチャンピオンシップを考慮して無理はせず、4周目にさっさとフェルスタッペンに先頭を譲って着実に2位18ポイントを稼ぎました(去年ここでリタイアして、結果チャンピオンを逃しましたしね)。フェルスタッペンは今季初優勝で通算2勝目。予選が行われた9月30日が20歳の誕生日だったようで、バースデイウィンとなりました。

 暑い東南アジア2連戦に、フェラーリはおそらく最高最速のマシンを持ち込んでいたと思われるのですが……2戦で12ポイントしか取れないというあまりにヒドくて痛すぎる結果となってしまいました。他方、珍しく何もかも悪く回ってるような感もあるメルセデスAMGは2戦で68ポイントも稼ぎました。ハミルトンとベッテルのポイント差も34に広がってしまったし、終盤にきてのこの差はあまりに大きすぎますね。残り5戦なので、100ポイント以上離されたコンストラクターズは絶望的/ドライバーズもハミルトンが残り全戦2位でもベッテルは全勝する以外勝ち目ないですからね。レッドブル勢も速くなってますし、ベッテルが逆転優勝するにはハミルトンがどこかでノーポイントに終わってくれることでも期待するしかなさそうです。
 また、ホンダと決別することが決まったマクラーレンは、来季もシートに座るバンドーンが好調で連続して7位入賞し12ポイントを稼ぎました。まだ来季の契約が決まらないアロンソは、シンガポールはもらい事故(=不可抗力)なので仕方ないものの、マレーシアでは11位に終わってしまいノーポイント。予選タイムも今季稼いだポイント数でも新人バンドーンに抜かれてしまいました。チーム内での立場的にマズい状況になりつつあるでしょうから、鈴鹿では「エースの意地」ってやつを見たいところですね。
 あと、今季スーパーフォーミュラに参戦しているピエール・ガスリーが、マレーシアGPで急遽デビューしました(クビアトの代役。クビアトがどうなったのかはよくわからないが、現在もレッドブル傘下の模様。シーズン中に復帰するのかも不明)。ウェットのFP1で9位/FP2は15位/FP3は16位、予選15位/決勝14位完走という結果でしたが……マレーシアではトロロッソが不調だったので(サインツは予選14位/決勝リタイア)、マシンを壊すこともなくソツなく仕事こなして上々のデビューだったのではないでしょうか。チームの評価も高かったようですし、鈴鹿でもSTR12を駆るようなので、来季レギュラードライバーになれるよう頑張ってもらいたいですな。

 で、明日からはいよいよ日本GPですよ。鈴鹿のコーナーを今年のF1マシンがどんなスピードで駆け抜けていくのか実に楽しみではあるのですが……残念ながら金曜土曜は雨っぽいんですよねぇ(予選はドライコンディションかもしれないが)。コースレコード更新は難しいかもしれないけど、決勝は晴れそうですし、ここはフェラーリ勢に巻き返しの優勝を飾ってもらいたいです。あと、昨年がヒドすぎたので、最後の年ぐらいはマクラーレンホンダも鈴鹿で良いところを見せてもらいたいですね。

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2017年9月16日 (土)

ホンダとマクラーレン、決別

 9月15日、開催中のシンガポールGPの金曜FP1終了後に会見が開かれ、
・スクーデリア・トロ・ロッソに、来年からホンダがPUをワークス体制で供給する。2018年から2020年までの3年契約。
・マクラーレンに、来年からルノーがPUを供給する。2018年から2020年までの3年契約。
・ルノーが、トロ・ロッソからのレンタル移籍でカルロス・サインツ・ジュニアを来年のドライバーとする。
ことが、正式に発表されました。

 いやはや、マクラーレンとホンダの別れ話はずっとウワサになっていたものの、このタイミングで現実化するとは。マクラーレンのホンダとのPU供給は5年契約とも言われていたわけですが、その3年目であっけなく終了ですか……一方的に解除したら違約金とかいう付帯条項があるとたしか言われていたのですが、そのへんがどうなったのかは不明。発表されたのは、「来年はトロロッソ・ホンダとマクラーレン・ルノーとなる」ってことだけです。まぁ、ホンダPUの独占供給契約だったはずなのに今年になってホンダはザウバーにも供給するのなんのと言ってたわけで(※なぜか破談になったが。契約って何?)、あのあたりから……いや、ホンダとの供給契約を主導した(であろう)ロン・デニスがマクラーレンから追い出されたあたりから、当初の契約の拘束力なんてあやふやになってたのかもしれませんな(マクラーレンの都合で解除したんだろうからホンダに対する違約金も発生しそうなもんですが、マクラーレン側が払うとはまったく思えないし……って、契約ってホント何なの?)。
 で、こうまでしてマクラーレンが引き留めたいアロンソ様はまだ契約を更改しておらず、「このレース(シンガポールGP)が終わった後、ルノーと連絡を取ろうと思う。その後決断を下すよ」と仰ってるようですな。F1で競争力があってアロンソを雇うカネがあるチームなんて極めて限られるところ、“3強”チームの来季のシートは埋まってしまった(最後のメルセデスAMGのシートも、ボッタスが1年契約で座ると発表になった)し、ルノーワークスも「アロンソ様なんて、うちではとてもとても」とか控えめなこと言っといて、裏ではPU供給契約ねじ曲げる交換条件としてサインツを獲得とか強引なことしてまして……つまりはどこも「アロンソなんていらねーよ」と言ってるわけです(※ウィリアムズが欲しがってるというウワサも一時期あったが、チーム副代表が全力で否定)。来年もF1で走るなら、マクラーレン残留しかアロンソには選択肢はないってのが現実でしょうな。それに、ルノーPUにしたらマクラーレンが競争力を取り戻すなんてこと、本当にできるのですかねぇ?元々、マクラーレンがホンダとのワークス契約に拘ったのはメルセデスのカスタマーPUでは一切勝ち目がなかったからなのに、その「カスタマーに戻ってどうするの」と言いたくなりますし、新しいPU供給元のルノーは今、自前のワークスチームと「TAGホイヤー」のバッジをつけてレッドブルに良いタマを供給しており、トロロッソには「ついで」のカスタマー供給をしていたりします。もちろん今回マクラーレンがどういう契約をしたのかにもよりますけど、普通に考えればその「ついで」分がスライドしてくるわけで、PUからは今年のトロロッソ程度のパフォーマンスしか得られない可能性が高いですよね。それに、そもそも現状のルノーPUというのは壊れまくるシロモノで、あまりにも壊れまくるからフェルスタッペンのところへプロスト(スペシャルアドバイザー)が直々に謝りに来たほどだったりします。さらに、この3年間ワークス供給でホンダPUをタダで使ってた上にカネまでもらってた(実に100億円以上)マクラーレンですが、来季からはカスタマー供給なのでルノーにPU使用料(カネ)を払うことになります。どうやってチームを運営するのでしょう?気前の良いメインスポンサーでも見つけてあるのでしょうかね??マクラーレンもアロンソも何を考えているやら、私にはさっぱりわかりませんよ。

 他方、ホンダが新たに組むことになったトロロッソというチームは、元はミナルディで、レッドブルが若手育成を兼ねてBチーム化した小規模チームです。昨年はフェラーリの型落ちPUを使ったりするなど少ない予算でやりくりしてる割には良い仕事をして結果も残しており、今はジェームス・キーがテクニカルディレクターを務めていて今季のマシン・STR12はデザイン的には最も美しいマシンだったりしますし、ランキングでも現在6位とハースやルノーよりも上だったりします(もちろん9位のマクラーレンより遙かに上w)。そこに、ワークス供給でPUがタダで使えるようになって、予算もホンダからたんまりもらえるようになったとしたら(※ホンダは「払わないよ」と言っているみたいだけど……そこはちょっとくらい払おうよw)……シャシーも空力も制約なしに開発いっぱいできそうですよねぇ。「ホンダが悪い、何もかもホンダが悪い」って文句言うだけでマシンの側でロクに対策しようとしなかったマクラーレンなんかよりずっと協力して開発に当たれそうな気がしますよ。
 さらに、公式な発表は何もありませんが、ルノーとレッドブルのPU供給契約は来年までのところ、これを更新せずそのまま終了するのではという報道がなされておりまして……となると、レッドブルも2019年からはホンダとPU供給契約を結ぶのではないか、との報道も出ていたりします。F1が空力マシンに回帰している中、“空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイのいるレッドブルのシャシーにホンダPUが……って、実現したら、今のF1で考え得る最も素晴らしいコラボレーションですわ。いやぁ、実現してくれると本当に嬉しいのですけどねぇ。

 ま、そんな夢みたいな話も、やはりF1の世界で結果を残してからでしょうからね。来季、トロロッソホンダとしてきっちりと結果を残してから、ということになるのでしょうか。しかし、もしトロロッソホンダがしっかりとしたパフォーマンスを見せることができたなら、再来年にはレッドブルホンダというコンビをF1という世界一の舞台で本当に見ることができるかもしれません。そこへ向かって来年挑戦できるとするなら、エンジンメーカー・ホンダとしては「伝説のマクラーレンホンダ復活」以上に挑戦し甲斐のある1年になる、かもしれませんね。
 マクラーレンとのコラボレーションは失敗という結果になってしまいましたが、ホンダの目標はあくまでエンジンメーカーとしてF1を再び制覇することのはず。各方面の尽力もあってトロロッソという若いチームとF1の世界で仕事を継続できることになったわけですから、ホンダはこの3年間以上に強固な覚悟をもって着実に前進していってもらいたいです。技術開発、これまで以上に頑張ってくださいませ。

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2017年9月14日 (木)

新型iPhone発表 2017

 Appleが日本時間の13日未明に新製品発表会を開催し、iPhoneの新モデルとなる「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」および「iPhone X(テン)」、Apple Watchの新型「Apple Watch Series 3」と新型Apple TV「Apple TV 4K」が発表されました。
 Cellularモデルが加わって大きく進化した「Apple Watch Series 3」ですけど、やっぱり興味ないので「Apple TV 4K」ともどもここではおいといて……気になる新型iPhoneについて。

 通常のナンバリングモデルとなった「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」は、「6」から続く4.7型液晶の「iPhone」/5.5型液晶の「iPhone Plus」を踏襲したモデルになりましたね。ただ、いつものパターンなら今年は「7s」「7s Plus」になるところ、外装を金属からガラスに戻したこともあってか「8」「8 Plus」としたんですな。外装以外の大きな変化としては、ワイヤレス給電規格「Qi(チー)」をサポートしたこと、ぐらいですかね。あとはいつものようにプロセッサやカメラの高性能化がなされているようです。また、珍しくどちらのモデルも「7」世代より明確に重くなっており、どうやらバッテリー容量を増やしてきたようですなバッテリーの容量が大きいことから「6s Plus」にした私からすると、本当にバッテリーの増量がなされているとしたらありがたいです。(追記:分解記事によると、「8」「8 Plus」ともに7シリーズからバッテリー容量を減らした模様。重量増加分はワイヤレス給電回路やガラス採用によるものとか。したがって、当該部分は訂正・削除いたします) 。
 他方、10周年記念の“フラッグシップ”とされる「iPhone X」はというと……こちらは5.8型有機ELディスプレイを搭載し、前面をベゼルレスの全面スクリーンにしたまったく新しいデザインの特別モデルとなりました。全面スクリーンなので、当然ホームボタンも存在せず代替の物理キーも存在しません。指紋認証(Touch ID)も廃止され、認証は3D顔認証の「Face ID」でするようになりました。あと、カメラが「iPhone 8 Plus」より良いものが搭載されているようですが、その他にどんな差があるのかはよくわかりません。RAMの容量とかCPUのクロックとかが「8」「8 Plus」とは違ってるかもしれないですが、その辺の詳細も分解記事待ちですね。

 iPhone6s Plusユーザーの私は、今年がまたまた機種変更の時期となります。また、昨年デザインがほとんど変更されず、10周年に合わせて今年のモデルは全面的に刷新されるというウワサもあったので、今年は特にAppleの動向を注視していたのですが……実際に発表されてみれば、「8」「8 Plus」「X」どれも事前にウワサとしてネットに流されていたものそのままでしたね(Apple社内でも問題になっているようだけど、いくらなんでもリークされすぎ)。「サプライズ」は、見た目やスペックではなく、カラーバリエーションが減ったことと伝統的に3種類用意されていたストレージ容量が64GB/256GBの2種類になってしまったことでしたわ。まぁ、今までなかったプレミアムモデルなんてのも用意しないといけなくなったわけで(しかも、「X」は生産がうまくいっていないらしく、発売も1ヶ月以上遅れる)、生産供給する側としては大変だから色と容量のバリエーションを減らしたのでしょうけれども……買う側としては、選択肢が減らされてしまったわけでして。しかも、iPhoneは支払額が高くなる一方なので、ストレージの選択肢が多いことはありがたかったのですが、その点でも選択幅が狭まったとなるとかなり痛いですわ。そんな中で、日本の通信キャリアはユーザーの実質負担額をどう設定してくるのかが気になるところですけど……どういう施策をとるのですかね?特に「X」は、Appleストアで64GB:112800円/256GB:129800円(しかも税別価格)とかつてないお値段ですからねぇ。どうなるんでしょうな(というか、この値段でもホントにみんなホイホイ買うのか?)。
 とりあえず、私の機種変候補としては「8 Plus」と「X」のどちらかになると思います。キャリア(au)や契約自体は今回変える気ないし、Android機にするつもりも今はないので、他の候補がないんですよね。となれば、「せっかくなので記念モデルに突撃してみたい!」とも思うのですが……「X」は値段も値段なので、ねぇ。まずは現物を見てから、ですかね。
 ま、時間はあるので、ゆっくり考えたいと思います。

追記:3キャリアの「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」の端末価格がそれぞれ発表されました。私が契約しているauで現在検討中の「8 Plus」の機種変更(※新規も同額)だと、
・64GB:端末価格が103200円/毎月割が月2670円x24ヶ月で計64080円/実質負担額は39120円
・256GB:端末価格が121680円/毎月割が月2670円x24ヶ月で計64080円/実質負担額は57600円
だそうです(すべて税込)。
 うーむ、発表時はAppleストアの税別表示価格だったことを見落としてましたが……やはりiPhoneはお高いですなぁ。「Plus」買うなら容量をどっち選ぼうが6桁確定なんですね。ってことは、これの数万円上乗せになる「iPhone X」の負担額って一体……なんか、見るのも考えるのも怖くなってきましたw
 ちなみに、型落ちになった「iPhone 7 Plus」の機種変更(au)もみてみましたが、
・32GB:端末価格が78480円/毎月割が月2025円x24ヶ月で計48600円/実質負担額は29880円
・128GB:端末価格が90240円/毎月割が月2025円x24ヶ月で計48600円/実質負担額は41640円
・256GB:端末価格が91440円/毎月割が月2025円x24ヶ月で計48600円/実質負担額は42840円
でした(すべて税込)。
 こちらはあくまで「在庫があれば」が前提になるけど、容量128GBを選べるし(私的にはないけど、安価な32GBもある)、色も128GB/256GBにはREDやジェットブラックという魅力的な選択肢もあります。ワイヤレス給電なんか個人的にはどうでもいいし、プロセッサやカメラや高速通信(※地域限定)の性能向上分を無視したら「8 Plus」とほとんど差はないですし、「7 Plus」ならRAMも3GB載ってますしねぇ(「7」「8」は2GB/「8 Plus」は3GB/「X」は不明)……今回はこちらを選ぶことも考えた方が良さそうですな。

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2017年9月12日 (火)

サッカー・アジア最終予選2017

■アジア最終予選 グループB
日本              1-2 UAE
タイ                0-2 日本
日本               2-1 イラク
オーストラリア  1-1 日本
日本               2-1 サウジアラビア
UAE                0-2 日本
日本               4-0 タイ
イラク              1-1 日本
日本             2-0 オーストラリア
サウジアラビア 1-0 日本

1位:日本          20(+10)
2位:サウジアラビア  19(+7)
3位:オーストラリア   19(+5)
4位:UAE                  13(-3)
5位:イラク                11(-1)
6位:タイ            2(-18)   ※数字は勝ち点(得失点差)

■グループA
1位:イラン        22(+8)
2位:韓国          15(+1)
3位:シリア        13(+1)
4位:ウズベキスタン   13(-1)
5位:中国                  12(-2)
6位:カタール              7(-7)

 昨年の9月1日に開幕したサッカーW杯のアジア最終予選が日本時間9月6日に最終節を迎え、来年のロシア大会にアジア代表として出場する4ヵ国が、イラン/韓国/サウジアラビアそして日本に決まりました(残り0.5枠は、オーストラリアとシリアの勝者が北中米カリブ海地区の4位チームと大陸間プレーオフを行って決定)。
 「サッカーW杯の予選は本当に厳しい」とわかりきってはいるものの……今回の最終予選も厳しかったですね。組分けで「グループAよりはマシだな」と思っていたら、初戦でUAEに負け(しかも日本がホーム)、アジア王者・オーストラリアでなくサウジアラビアが台頭してグループ首位に立ったり、アウェイのオーストラリア戦のみならずイラク戦でも引き分けがやっとだったりと、サッカー日本代表はメンバーをその都度入れ替えながら相当苦しんでましたね。そんな中、8月31日に行われた“大一番”のオーストラリア戦にきっちりと勝って、堂々のグループ1位通過を決めたのは良かったですな。ただ、その後の最終戦では内容的にはそれほど悪くなかったもののサウジアラビアに負けてしまい、相変わらず「点が取れない」「勝負弱い」ところを露呈してしまったり……ホント、最初から最後まで厳しい戦いでした。
 とはいえ、その厳しい戦いを経たから日本代表は強くなったのかと言われると、そんなことはなさそうでして……“大一番”のオーストラリア代表は明らかにチームとして機能していなかったし、最終戦のサウジアラビア代表にも凄さとか強さとか巧さとか何も感じられなかったし(正直、このチームがW杯出て良いのかと……)、それと五分五分の戦いしかできない日本代表も含め「今回もアジア勢は本大会で醜態さらすだけかもなぁ」と思ってしまいました。まぁ、本大会で活躍できるか否かってのは大会が実際に始まってみないとまったくわからないので、現状だけを見て嘆くことでもないのですが……日本代表は前回ブラジル大会で結構な戦力を揃えていながらケチョンケチョンにやられてしまっただけに、かなり心配ですわ。世界の強豪国とも渡り合えるよう、本大会までにしっかり準備しておかないといけませんね。
 あと、「サッカーW杯出場決定!」ともなれば、以前は日本中がお祭り騒ぎになって、大阪では道頓堀に飛び込む連中が出たりするくらいバカ騒ぎしてたように思うのですが……今回はずいぶんと静かだったような気がします。お祭り騒ぎだと同時に迷惑行為も多発するので静かな方が良いことは良いのですが、サッカー日本代表に対する世間の関心がかなり低くなっているのではないかとも感じましたね。まぁ、日本代表もロシア大会で通算6回目のW杯出場、それも連続で出場しているわけで、「出るのは当たり前」になりつつあるのかもしれませんけど……ちょっと熱が冷めすぎな気もします。そんな停滞気味の雰囲気を打破するためにも、日本代表には本大会で活躍してもらいたいですね。

 長く苦しい予選を勝ち抜いたサッカー日本代表が出場するW杯本大会は、来年の6月に開幕します。まずは決勝トーナメント進出を目標に、頑張ってください。期待しております。

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2017年9月 4日 (月)

F1 2017 イタリアGP

 “夏休み明け”となるF1第12戦・ベルギーGP決勝が8月27日、“ヨーロッパラウンド”最終戦となる第13戦・イタリアGP決勝が9月3日に行われました。

■F1第12戦 ベルギーGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
11位 アロンソ(マクラーレン)
15位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 リカルド(レッドブル)
14位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG
■F1第13戦 イタリアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 リカルド(レッドブル)
10位 バンドーン(マクラーレン)
13位 アロンソ(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
17位 アロンソ(マクラーレン)
リタイア バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」リカルド/「Fastest Lap Award」リカルド/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG

 今年もサマーブレーク明けの開催となったベルギーGP。気まぐれな“スパウェザー”で知られるスパ・フランコルシャン サーキットですが、今年の予選/決勝は雨に祟られることもありませんでした。となれば、パワーが必要なコースレイアウトなので有利と予想されていたメルセデスAMGが圧倒するのかと思いきや……案外そうでもなく、FP3はフェラーリ勢が1位2位で、予選こそハミルトンが1:42.553を叩き出してPPを獲得したものの、(ライコネンが引っ張ってくれたとはいえ)ベッテルも1:42.795を出すなど奮戦。決勝でもハミルトンをベッテルがきっちり追走し、オーバーテイクはできませんでしたが、しっかり2位表彰台をゲットしました。ボッタスは週末を通して調子が上がらず、予選3番手も決勝5位/プラクティスで好調だったライコネンは予選4位で決勝も4位でした。
 一方、連続開催となった“ヨーロッパラウンド”最終戦のイタリアGP。こちらは土曜日が雨に祟られてしまい、FP3はほとんど走れず、予選もQ1開始5分ほどでグロージャン(ハース)がクラッシュして赤旗。そのまま2時間半以上の中断(※中断中もフジテレビの中継はずっと続行。その間クルマはまったく走らなかったけど、結構面白かったw)を経た後に再開されたものの、雨がやんだり強く降ったり弱まったりで、コースコンディションもフルウェットとインターミディエイトの間をいったりきたりと非常に難しい状態に。そんな中、PPはQ3最終盤に新品フルウェットに履き替えて一発勝負に出たハミルトンが獲得。これで通算PP獲得回数が69となり、ミハエル・シューマッハが持っていた通算68回を超え、ハミルトンが史上最多記録を樹立しました。2番手にはフェルスタッペン/3番手リカルドとレッドブル勢が入り、4番手はなんとストロール(ウィリアムズ)/5番手はオコン(フォースインディア)というフレッシュな面々が飛び込みました。ボッタスは6番手で、ホームGPとなるフェラーリ勢は7番手ライコネン/8番手ベッテルと波乱の結果に。決勝は、一転して完全ドライでレッドブル勢がPU基数制限違反で後退したため、ストロールが史上最年少フロントロースタートの記録を作り、オコンも3番手スタートとなりましたが……4周目までには4番手スタートのボッタスに2人とも余裕でブチ抜かれてしまい、あとはワンツー体制になったハミルトン&ボッタスに完全にペースコントロールされちゃってレースは終わりました。ハミルトンが今季初の連勝でチャンピオンシップでもトップに立ち、ボッタス2位。ベッテルはなんとか3位表彰台に立ったものの、ライコネンはスタートで抜いたボッタスに抜き返されてから調子が上がらず5位フィニッシュ。16番手スタートのリカルドが4位でした。

 ベルギーでは「スパでメルセデスAMGに対抗できるなら、フェラーリまだまだいけるか?」という期待も持てたのですが……そんな楽観論を見事に打ち砕くモンツァでのメルセデスAMGの圧勝劇でしたね。次戦がミョーにメルセデスAMGが苦手としている(ような?)シンガポールGPなのでどうなるかはわかりませんが、その後のマレーシアGP以降はメルセデスAMG有利と予想されるコースばかりなので……ドライバーズタイトル争いでも抜かれてしまったフェラーリ&ベッテルは厳しいですかね。鈴鹿で躍動する真紅の跳ね馬を見たいところなんですけど……うーむ。
 で、タイトル争いなど「夢のまた夢」状態が続く名門マクラーレンホンダは、ウワサの“スペック4”PUを投入できず、3.5とか3.7とかよくわからないアップデートPUを持ち込んで大量の降格ペナルティをくらった上に、ベルギーではアロンソのリタイアが「故意に離脱した」と書き立てられ、「アロンソはウィリアムズに移籍濃厚」とも騒がれ、イタリアではバンドーンがQ3進出したもののMGU-Hのトラブルとかで交換となり結局降格ペナルティくらって、ダブルリタイア(※アロンソは完走扱いで17位)という結果に……2連戦ノーポイントどころか完走したのはベルギーのバンドーンだけという悲惨さに、今日(イタリアGP決勝の翌日)になって「マクラーレン、ホンダと別離へ」との記事まで出る始末(しかも、書いたのがそこらの怪しいスポーツメディアではなくロイター通信)。本当にヤバい雰囲気ってところまで来てますな。ま、「ホンダから他にスイッチしたら、マクラーレンって予算どうすんの?」とか「PU供給してくれるメーカーって本当にあるの?」とか「カスタマーエンジンでアロンソ様って満足するの?」などツッコミどころはいろいろあるのでロイターが報じようが正式に発表されるまで「別離」は信用できませんが……「別れたくなるのも無理もない」ことは誰の目にも明らかでしょうな。“スペック3”から出力的には少しずつマシにはなってきているようにも思いますけど、すぐ壊れるクセは今なお直ってないっぽいですしねぇ。ホンダさん、「どこにもPU供給できずにF1から閉め出し」なんてことにならないように頑張って結果出してください。

 F1の次戦は、アジアに戻ってきてシンガポールGPです。メルセデスAMG以外の各チームが重点レースとして気合い入れてくるグランプリとなります。さて、どうなりますかね。

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2017年8月 5日 (土)

F1 2017 ハンガリーGP

 F1第11戦・ハンガリーGP決勝が7月30日に行われました。

■F1第11戦 ハンガリーGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
8位 アロンソ(マクラーレン)
9位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
6位 アロンソ(マクラーレン)
10位 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ライコネン/「Fastest Lap Award」アロンソ/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 ハンガリーGPの舞台は、曲がりくねった中低速コースのハンガロリンク。コースレコードは2005年にバリチェロ(フェラーリ)が記録した1:18.436でしたが……金曜日の段階でリカルド(レッドブル)がこれに肉薄するタイムを出し、土曜日のFP3ではベッテル/ライコネン/ボッタスの3名があっけなく17秒台突入。そして、予選Q2でハミルトン(メルセデスAMG)とベッテルが16秒台を記録すると、Q3ではレッドブル勢も含めた“トップ6”全車が16秒台を記録するという「レコード更新合戦」みたいな様相に。PPは1:16.276を叩き出したベッテルが獲得し、2番手にはライコネンが入ってフェラーリ勢がフロントロー独占。3番手はボッタスで、ハミルトンは4位。2人揃ってQ3に進んだマクラーレン勢は、アロンソが1:17.549で8番手/バンドーンも1:17.894で9番手につけました。
 決勝は、「抜けない」コースレイアウトということもあって、レース中盤からステアリング周りにトラブルを抱えてペースが上がらなかったベッテルが逃げ切って優勝。どう見てももっと速く走れたはずのライコネン(※それ故、「Driver of the Day Award」に選出)は“防御壁”になって2位。途中チームオーダーで順位を入れ替えてフェラーリ勢を追いかけたハミルトンは、結局ライコネンに仕掛けることもできずに終わり、ファイナルラップの最終コーナーでオーダー通りに順位を戻して4位。3位はポジションを返してもらったボッタス。レース開始直後にレッドブル勢の“同士討ち”でリカルドがリタイアしたこともあって、アロンソが6位フィニッシュし、バンドーンも10位に入ったため、マクラーレンは今季初のダブル入賞となりました。これにより、獲得ポイントが11ポイントとなったマクラーレンはコンストラクター最下位を脱出。また、アロンソは1:20.182で、ファステストラップも記録。ミハエルさん(フェラーリ 2004年)が持つ決勝ベストラップの1:19.071を上回ることはできませんでしたが、「Fastest Lap Award」として記録されることになりました(表彰式にも舞台の下の方でなんか参加してましたし、アロンソにとって割と「良い1日」だったかも?)。
 また、今回マッサ(ウィリアムズ)がフリープラクティスは走ったものの体調不良を訴えて予選と決勝を欠場することになり、急遽ポール・ディ・レスタが代役で出場することになりました。ディ・レスタは以前はF1のレギュラードライバーでしたがそれも過去の話で、今季ウィリアムズの控えドライバーではありますが現行マシンに乗った経験はなく、PU搭載車でさえ初ドライブとか。しかも、控えドライバーとしてではなくテレビの解説の仕事でハンガロリンクに来ていたのに、突然呼び出され、練習もなしにいきなり予選Q1という“ムチャ振り”にもほどがあることになったのですが……なんと、そのQ1で11周を走り1:19.868を叩き出して19番手となりました。レギュラードライバーのエリクソン(ザウバー)に勝ってしまったのです。決勝では後方に沈んでしまい、最終的にはリタイアに終わりましたが……代役として実に立派でしたし、カッコ良かったですね。もちろん、DTMでは現役のレーシングドライバーなればこそ、ぶっつけ本番でもドライブできたのでしょうけれども、にしても予選決勝とちゃんと運転してマシンを壊さずしっかり走ってピットに戻すところまでキッチリやり遂げましたからね。FP1でジョビナッツィがハースのマシンをドライビングミスでぶっ壊したのとは本当に対照的で、ディ・レスタは素晴らしい仕事ぶりだったと思いました。

 いやぁ、今年のマシンはコーナリングがとんでもなく速いですな。路面が凸凹だった時代とフラットスムースに改修された今と単純に比較はできませんけど、にしてもコースレコードを2秒更新ですからねぇ。速い速い。それに、メルセデスAMG勢だけが更新したのではなく、フェラーリもレッドブルも全車揃って16秒台ってのは素晴らしかったです。その割に決勝ではメルセデスAMG勢もレッドブルのフェルスタッペンもペースが上がらずトップ争いがほとんどなくて、展開的にはちょっと残念でしたが……おかげで最後の最後にハミルトンが無理をしてまでチームメイトに順位を戻すという信じられない極めてレアな光景が見られたので良しとしますかね(チームメイトがロズベルグだったらあり得ないし、強制されたら譲るどころかクルマぶつけにいく率の方が高そうw)。また、タイトル争いも、ハミルトン188pに対してベッテルは202pとなって14pの差がつきましたし、ボッタスも169pとタイトルを狙える位置になりました。コンストラクターズでは、メルセデスAMGが357pでフェラーリが318pと差が縮まりましたので、後半戦が楽しみですな。

 8月の1日2日とハンガロリンクで行われたインシーズンテストも終わり、F1はサマーブレイク(夏休み)に入りました。そのテストでは、マクラーレンは引き続き順調&好調でしたし、ザウバーから松下信治も出走したのですが……来季からザウバーにホンダPUが載る話は解消するとハンガリーGP開幕直前に発表され、来季は型落ちではないフェラーリPUを搭載することがその翌日に発表されました。というわけで、ザウバーに日本人ドライバーを乗せるシートが1つできるかも?という話も消えてしまい、松下君がF2でスーパーライセンス獲得要件を満たしたとしてもF1にステップアップできる保証もなくなってしまいました。厳しいですけど、ビジネスですし、今のホンダの状態では仕方ないとも言えますね。他方、ザウバーに載るはずだったホンダPUはトロロッソに行くというウワサもあり、こちらの交渉は進展しているとかなんとか……マクラーレンとホンダの別れ話も未だにくすぶり続けてますし、トロロッソ・ホンダ成立の暁にはマクラーレン・ルノー誕生か?なんてウワサもあったりします。もう「何でもアリなのか~」って感じもしますけど、F1の外ではWECのLMP1からポルシェ/DTMからメルセデスが撤退してどちらも2019年からフォーミュラEに参入という衝撃的な発表もなされており、今のモータースポーツ界は全体的にこの先なにがどうなるやらわからない状態であると言っても実際過言ではなかったりします(トヨタ、WECどうするんですかねぇ……)。
 で、来季のホンダはどうなるのやらまったくわかりませんけど、休み明けのベルギーでいきなり“スペック4”投入という話もあるようですし、とりあえずは今月末から再開となる今季後半戦を楽しみにしたいと思います。

追記:今年のインディ500で日本人として初の優勝を成し遂げた佐藤琢磨選手に対し、8月4日に官邸で内閣総理大臣顕彰が授与されました。「国民栄誉賞でもいいのでは」とも思いますけど……メディアがこれだけの快挙を伝えなかったこの日本で、モータースポーツにおける功績を政府が正式に讃えたということは歴史的な前進、とも言えますかね。ま、前に進むのは一歩一歩少しずつ、ですね。あと、改めて佐藤琢磨選手、優勝おめでとうございます。

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2017年7月18日 (火)

F1 2017 イギリスGP

 F1第7戦・カナダGP決勝が6月11日/第8戦・アゼルバイジャンGP決勝が6月25日/第9戦・オーストリアGPが7月9日/第10戦・イギリスGPが7月16日に行われました。

■F1第7戦 カナダGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
15位 アロンソ(マクラーレン)
17位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 リカルド(レッドブル)
14位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ
■F1第8戦 アゼルバイジャンGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
16位 アロンソ(マクラーレン)
19位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 リカルド(レッドブル)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ストロール(ウィリアムズ)
9位 アロンソ(マクラーレン)
12位 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ストロール/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ
■F1第9戦 オーストリアGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
12位 アロンソ(マクラーレン)
13位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 リカルド(レッドブル)
12位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ボッタス/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ
■F1第10戦 イギリスGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ベッテル(フェラーリ)
9位 バンドーン(マクラーレン)
13位 アロンソ(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
11位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」リカルド/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 カナダGPは、通算65回目のPP獲得でアイルトン・セナに並んだハミルトンに、予選終了後セナがロータス時代に使っていたヘルメットが贈呈されるというサプライズイベント(※後日、ここで渡されたヘルメットはレプリカだったことが判明)が行われまして、これで気をよくしたか決勝もハミルトンが優勝。ベッテルはスタートでフェルスタッペンと接触してフロントウィングを破損、交換したため最後尾まで落ちましたが、挽回して4位フィニッシュ。ライコネンは7位。
 今年からアゼルバイジャンGPとなった1戦は、予選こそ普通に行われたものの、紳士的なレースに終始した昨年の鬱憤をはらす(?)かのように決勝はクラッシュ続出。途中ベッテルがブチ切れたり、赤旗中断まであってその際にハミルトン車のヘッドレストが固定されておらず緊急ピットインで後退させられたりと大荒れ展開。結果、序盤に最後方まで落ちたリカルドが優勝、周回遅れにもなっていたボッタスが2位、“ペイドライバー”との批判が強い新人ストロールが3位で初の表彰台というとんでもないレースになりました。ブチ切れ行為で10秒ペナルティをくらったベッテルは4位、チームのミスでみすみす優勝を逃したハミルトンは5位、ライコネンはマシンのフロアを破損しながら赤旗で奇跡の復活を果たしたものの14位完走扱いに終わりました。
 オーストリアGPは、ボッタスがPP獲得。決勝はスタートで混乱があったものの基本的にはガチンコ勝負となり、ボッタスがポールトゥウィンを飾りました。2位ベッテルで、3位にリカルド。ハミルトンはギアボックス交換で5グリッド降格ペナルティを受け8番グリッドからのスタートとなったことが響いて4位。ライコネンは5位。
 イギリスGPでは、ウェット路面で始まった予選のQ3でハミルトンが1:26.600という驚異的なタイムでPPを獲得し、イギリスGPでのPP回数5回目でジム・クラークと並び歴代トップに。また、決勝も危なげなくトップを快走して優勝(グランドスラム)。母国GPで4連覇を達成し、イギリスGP通算5勝はジム・クラーク/アラン・プロストと同じ歴代1位になりました。ボッタスはリバースストラテジーが功を奏して2位となり、メルセデスAMG勢がワンツーフィニッシュ。フェラーリ勢は最終盤に2人ともタイヤがバーストしたため、ライコネンはなんとか3位/スタートで出遅れた後挽回していたベッテルは7位フィニッシュとなりました。Driver of the Dayに選ばれたリカルドは、19番手スタートから挽回して4位フェルスタッペンに続く5位フィニッシュ。

 記事が書けなくて、4戦もまとめて書くことになってしまいましたが……この4戦も、なかなか面白い戦いになったんじゃないですかね。特に、大荒れのアゼルバイジャンGPは本当に見ていて面白かったですわ。完全ドライであそこまで荒れるレースってのは数年に一度でしょうし、最後の最後まで「“あの”ストロールが2位なの?マジで2位表彰台立っちゃうの?あー、ボッタスに抜かれた~。うわぁ」って、ねぇ。ホントの「出血大サービス」みたいでショーとしては実に実に素晴らしかったですし、「Liveで見られて良かった」と心底思いましたわw
 ただ、日本のF1ファンとしては、ホンダが、なぁ……“スペック3”なる最新型のPUがオーストリアから本格投入されたもののドカーンと大幅パワーアップするわけではなくて、結局はポイント獲得という結果ともならず、第10戦が終わった今なおアロンソがアゼルバイジャンでスペック2で獲得した2ポイントのみでマクラーレンはずっと最下位だったりします。出てくる話題と言えば、「マクラーレンとホンダ決別」「アロンソがチーム離脱」ばかりか「ザウバーとも決裂」とかで……まぁ、あくまでウワサで現実的ではないとわかってはいても、「ちょっとでもいいから期待できそうな話はないのか?」と言いたくもなる惨状がずっと続いています。次戦のハンガロリンクはマシン特性が合っているっぽいですけど……どうですかねぇ。うまく噛み合えば良いのですが。
 あと、シーズンを面白くするとみられていたフェラーリが、「不調」とまでは言えないものの、ここしばらく勝てていないですなぁ。モナコでのワンツーフィニッシュ以来ですか、勝ってないのは。というか、表彰台にさえもあまり立てていないんですよね。メルセデスAMG勢が安定した速さを取り戻しつつある中、フェラーリ勢は川井さんの言ってるように「(メルセデスAMGに対する)アドバンテージがない」状態に陥っているように思えます。それでも速いことは速いので決勝ではいい勝負してたりもするのですが、運がなかったりでポイントも必要以上に落としてますし……で、ポイントランキングは、ドライバーが1位ベッテル(177p)2位ハミルトン(176p)/コンストラクターは1位メルセデスAMG(330p)2位フェラーリ(275p)と、1ポイント差のドライバーの方はともかくコンストラクターは差が開いてしまいました。このまま差がズルズルさらに開いていってしまうと“1強”時代に逆戻りしてしまうので、跳ね馬さんには是が非でもマシン開発を進めて勢いを取り戻していただきたいところです。

 F1の次戦はハンガリーGPです。中低速の曲がりくねったコースなれど、今年のえげつないコーナリングスピードを誇るマシンで走るとどうなるんですかね。タイムの大幅更新はなるのでしょうか。

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2017年6月25日 (日)

NBAファイナル 2017

■2017年NBAファイナル
第1戦 ウォーリアーズ  113-91   キャバリアーズ
第2戦 ウォーリアーズ  132-113  キャバリアーズ
第3戦 キャバリアーズ  113-118  ウォーリアーズ
第4戦 キャバリアーズ  137-116  ウォーリアーズ
第5戦 ウォーリアーズ  129-120  キャバリアーズ

 “スプラッシュブラザーズ”にFAでケビン・デュラントが加入し“鬼に金棒”状態になった西のゴールデンステート・ウォーリアーズと、“キング”レブロン・ジェームズにアービングとラブを中心としたチームで今シーズンも勝ち上がってきた東のクリーブランド・キャバリアーズという3年連続同じ対戦カードとなったNBAファイナル(史上初)を、BSで録画しながら今年も見ましたよ。
 と言っても、第5戦(日本時間6月14日)からすでに10日以上も経過してしまっているので……レギュラーシーズン経緯は省略。プレーオフは、キャバリアーズはカンファレンスファイナル第4戦でセルティックスに敗れただけで、あとは全勝(バックスとラプターズはスイープ)。ウォーリアーズに至っては、トレイルブレイザースもジャズもあのスパースでさえもスイープ(※スパースは、レナードがケガで第1戦途中から第4戦まで欠場)という……もう、両チームとも書くまでもないほど強かった、ということで。

 今年のファイナルは、ケビン・デュラントでしたね。もう、とにかくケビン・デュラント。第1戦:38得点で、以下、33点/31点/35点/39点と、全戦30点以上稼いだ上に、勝負がかかったところで決める決める。特に第3戦、ホームに戻って全力で勝ちにきていたキャブスが最終盤にことごとくシュートを外してしまったのに対し、ウォーリアーズはデュラントがきっちりシュートを決めまくって逆転に成功。まさかの逆転劇でクイッケン・ローンズ・アリーナをお通夜状態にしたときは「デュラントすげー」としか言いようがなかったです。あの第3戦でキャブスがすんなり勝っていたら、たぶんファイナルの展開も違っていたんじゃないかと思うのですがね(あの敗戦で「キャブスは勝てない」って強く印象づけちゃったからなぁ。第4戦でキャブスのオフェンスが爆発したけど、終わってみれば思ったほど点差をつけられず、悪い印象を拭えなかったし……ま、今から言っても「あとの祭り」ですが)。当然、ファイナルMVPもケビン・デュラントが獲得。悲願のチャンピオンリングもゲットして、今シーズンのNBAを締めくくりました。

 これにてNBAもシーズン終了となりました。来シーズンは、どうなりますかね。キャブスはどうやって強化するのでしょうか。今のウォーリアーズに対抗するには、メンバーにさらに強力な選手を入れるしかないでしょうし……とはいえ、現状でも東では「敵なし」みたいな状態なのにさらに見境ない強化というのも、ねぇ。それに、東も西も他のチームがもっともっと強くなってもらわないと。スイープスイープスイープなプレーオフとか、4年も同じファイナルの組み合わせとかでは、ちょっとなぁ。なんとかしてもらいたいです。
 今年の記事は短縮版となってしまいましたが、来季のNBAは面白いシーズンになってくれることを期待しております。

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2017年6月 7日 (水)

F1 2017 モナコGP & インディ500

 “ヨーロッパラウンド”開幕戦となるF1第5戦・スペインGP決勝が5月14日/伝統の第6戦・モナコGP決勝と第101回インディアナポリス500マイルレース決勝が5月28日に行われました。

■F1第5戦 スペインGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
7位 アロンソ(マクラーレン)
19位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 リカルド(レッドブル)
12位 アロンソ(マクラーレン)
リタイア バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG
■F1第6戦 モナコGP
・予選
1位 ライコネン(フェラーリ)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
9位 バトン(マクラーレン)
10位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 リカルド(レッドブル)
リタイア バンドーン(マクラーレン)
リタイア バトン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ペレス/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 舞台が各チームのファクトリーが近いヨーロッパになり、かつ、テストで走り回ってどこよりもデータ豊富なスペイン・カタルーニャサーキットでの開催なので「第2の開幕戦」ともいわれるスペインGP。レッドブルなどの大幅アップデートが予想されていましたが……実際に大幅に変更してきたのはレッドブルではなく、メルセデスAMG。ノーズがさらに細くなるなどかなり大がかりな変更で、まったくの予想外だったことからFP1から目が点になりました。ただ、大がかりだった割に、速さに繋がったかというとそうでもなかったようで、金曜日は他を引き離したものの、予選ではハミルトンがPPを獲得したもののフェラーリ勢と差をつけることができず、決勝ではスタートでベッテルに前に出られてしまう始末。タイヤ交換したベッテルにボッタスを“壁”として使うことで差を詰め、ソフトタイヤで最後まで走りきる戦略でベッテルをかわしたハミルトンが優勝することができたものの、メルセデスAMGはフェラーリに対し明らかな差というものをつけることはできませんでした(ライコネンはスタート直後のボッタスとの接触でリタイア/ボッタスも交換した使い古しPUが壊れてリタイア)。
 で、そんな現状がはっきり出てしまったのが、伝統の一戦・モナコGP。木曜日はメルセデスAMG勢も好調でしたが、セッティングを大きく変えたとかで土曜日は特にハミルトンが失速。ウルトラソフトタイヤをうまく使えない傾向も相俟って、ハミルトンはQ2で思ったようなタイムを残せず、バンドーンのクラッシュでラストアタックも帳消しになってしまい万事休す。なんと14番手でQ2落ちとなってしまいました。そんな中、ライコネンがPPを獲得。ライコネンはロシアGPでもでてきた2008年のフランスGP(PP:ライコネン/2位:マッサ)以来のPP獲得となりました。決勝は、35周目にピットに入ったライコネンに対し、驚異的なペースで40周目のオーバーカットに成功したベッテルが優勝。2005年以来のモナコ優勝を目指したライコネンは2位に終わりました。ピット戦略でリカルドに前に行かれたボッタスは4位、ハミルトンは7位でレースを終えました。
 マクラーレンは、アロンソの母国・スペインGPでアロンソがQ3進出の上、なんと7位につけました。PPからは2秒近くも離されているとはいえ、Q3で出した1:21.048はメルセデスAMG/フェラーリ/レッドブルを除けば最速タイムでして、このタイムを中継で見たときはマジで驚愕しましたし、「アロンソは神か!?」とさえ思いましたね。本当に凄かったです。が、決勝ではスタート直後にマッサ(ウィリアムズ)と接触しコースアウトしたこともあって大きく後退し、今季初めてチェッカーフラッグを見ることができたものの、結果は12位でポイント獲得もならず。で、そのアロンソがインディ500に行ってしまったモナコGPでは、代役のバトンとバンドーンが揃ってQ3進出を果たしたものの……降格ペナルティもあって決勝は2人とも低迷の上、揃ってリタイアとなってしまいました。

 フェラーリ、好調ですな。SF70Hは相当デキがいいクルマってことなんでしょうか。モンテカルロをガンガン攻めまくるライコネンなんて見るのはいつ以来のことなのか……どこでも速い「万能型シャシー」なんですかね。スペインではアロンソの神懸かり的タイムアタック、モナコではライコネンの全力タイムアタックと、見ててワクワクしましたわ。あと、スペインGP決勝でライコネンが即リタイアしてしまったことに泣いていた男の子をフェラーリのパドックに呼んでライコネンと直に面会させ、表彰式の特等席にも招待してたのはファンサービスとしてなかなか良かったですなぁ。それに、予選後のトップ3選手へのインタビューをメインスタンド前でやるようになったのも悪くないファンサービスだと思いました。リバティメディアによるアメリカ流運営が少しずつ形になってきているってことなんでしょうけど、できるところから実際に変えていく姿勢というのは良いことなんじゃないですかね。

 そして、モナコGP終了後の同日28日にスタートした第101回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)では、McLaren-Honda-Andrettiチームのルーキードライバーとしてアロンソが出場。Andrettiチームが今年絶好調なこともあって、なんとアロンソはインディカー・シリーズ初出場にもかかわらずトップ争いを繰り広げたようで、28周ものリードラップを記録したとか。結果的にはエンジンブローで179周でリタイアとなってしまったようですけど……インディアナポリスのコースはアメリカGPとして走った経験も一応あるので「全くの未経験」というわけでもないのですが、F1マシンとインディカーとでは全く違うし、ロードコースとオーバルコースでは全く違うし、そんな中でインディカーシリーズ歴戦の強者連中を抑えてトップを周回って、ねぇ。やはり凄いドライバーですなぁ、フェルナンド・アロンソという男は。
 さらに、今回のインディ500では、アロンソのリタイア後の終盤に、今年からAndretti Autosportに移籍した佐藤琢磨がトップに浮上。エリオ・カストロネベス(Team Penske)を振り切って優勝を果たしました。もちろん、佐藤琢磨はインディ500初制覇。というより、日本人がインディ500で勝つことなんて史上初めて(過去最高位は2003年の高木虎之助の5位)。かつてヒロ松下選手がCARTシリーズにフル参戦したことがとてつもないことだった時代を見てきた人間としては、「日本人によるインディ500制覇」なんてことは「夢のまた夢」であって、「ありえないこと」とさえ思っていましたが……佐藤琢磨はやってしまいました。「世界三大レース(モナコGP/インディ500/ルマン24時間)の1つを制したというのは本当に凄いことですし、本当に素晴らしいことだし、「偉業」というにふさわしい歴史的な快挙だと思います。
おめでとう、佐藤琢磨!
 と、そんな凄いことを成し遂げた日本人が現れたわけなんですが……当日のメディアの「佐藤琢磨優勝」の扱いは非常に、どころか異常なまでに小さく、彼が2013年4月にロングビーチでインディカーシリーズ初勝利したときよりも小さな扱いにされてしまいました。あれは一体なんだったんですかねぇ?その日行われたどっかのミサイル実験を絶対的に優先しなければならない事情でも日本のメディアにはあるのですかねぇ??まぁ、関谷正徳さんが1995年のルマンで日本人初制覇したときも扱いは大きくなかったし、2004年のチーム郷&荒聖治選手によるルマン制覇のときはさらに小さかったので、日本のメディアにとっての「世界三大レース」とはその程度のものなのかもしれませんけど(※1991年にチャージ・マツダ787Bがルマンを制したときは結構大きく報道された)……あの日は心の底から「日本のメディアって、自国の栄誉も喜べない、情けない連中なんだな」と思いましたね。本当に情けないですよ(ああ、NHKスペシャルで特集組んでくれることは期待していますので、そちらはどうかよろしくお願いいたします)。
 日本人による「世界三大レース」制覇、残るはF1のモナコGPですな。エンジンサプライヤーとしてはホンダが1987~1992年/無限が1996年に制しているのですが……チームやドライバーでは小林可夢偉(ザウバー)が2011年に5位入賞したってのが最高ですかね。いつの日か、日本人ドライバーがモナコGPも制覇したら嬉しいなぁ。うーん……まずは、表彰台に立つこと、ですかね。
 いつの日か、モンテカルロに日の丸と君が代を!

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2017年5月 8日 (月)

F1 2017 ロシアGP

 F1第3戦・バーレーンGP決勝が4月16日/第4戦・ロシアGP決勝が4月30日に行われました。

■F1第3戦 バーレーンGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
15位 アロンソ(マクラーレン)
17位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
14位 アロンソ(マクラーレン)
未出走 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ
■F1第4戦 ロシアGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
15位 アロンソ(マクラーレン)
17位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
14位 バンドーン(マクラーレン)
未出走 アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ボッタス/「Fastest Lap Award」ライコネン/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 砂漠のバーレーン、観光地のロシア・ソチ、ともに全セッション晴天下ドライコンディションで行われました。
 バーレーンでは、ボッタスがF1キャリアで初となるPPを獲得。で、スタートも決めて序盤をトップで周回したものの、11周目に2位ベッテルがアンダーカットを狙って早めにタイヤ交換。が、直後の13周目にストロール(ウィリアムズ)がサインツ(トロロッソ)とのクラッシュでマシンを止めたためセーフティーカー導入となってしまい「フェラーリ万事休す」かと思われましたが……導入タイミングの関係で、タイヤ交換したボッタスがピットアウトするとベッテルがギリギリで前という結果に。その後ボッタスはペースが上げられずに“チームオーダー”的なことを言われたようで、27周目にハミルトンを先行させ、3位でレースを終えました。ベッテルが今季2勝目。フェラーリがバーレーンで優勝するのは2010年にアロンソが優勝して以来で、7年ぶり。
 ロシアでは、メルセデスAMG勢有利の予想の中、なんと予選でフェラーリ勢がフロントローを独占。フェラーリが予選1位2位になるのは2008年のフランスGP(PP:ライコネン/2位:マッサ)以来ということで、実に9年ぶりとのこと。これは見てて本当に嬉しかったですね(「うおお」って声上げてしまいましたw)。が、決勝では、スタートでライコネンが若干遅れた上に2コーナーまでの長い加速区間でベッテルも3番手スタートのボッタスにまくられてしまってそのまま先行を許し、終盤にベッテルが猛追したものの押し切られてしまいました。ボッタスはF1キャリアで初の優勝。フェラーリ勢はベッテル2位とライコネン3位となり、週末通して調子が上がらなかったハミルトンは4位でした。
 マクラーレンは、バーレーンではMGU-Kによくわからないトラブルが頻発し、バンドーンは決勝に出走すらできず、アロンソも完走扱いにはなったものの残り1周でリタイア。また、ロシアではフォーメーションラップでアロンソがERSの不調を訴え走行しながらリブートを試みたものの失敗して止まってしまい決勝をスタートできず、バンドーンは5基目のMGU-Hとターボチャージャーを投入した(※4レース目にして年間制限基数オーバー)ため15グリッド降格のペナルティをくらったものの、なんとか完走することはできました。

 どちらのレースも「白熱のオーバーテイクシーン」みたいなものはなかったですけど、バーレーンではセーフティーカーラップ中/ロシアでは終盤のベッテルの猛追と見所はあって、見ていて面白かったです。あと、この2戦では、やはりボッタスさんですねー。ロズベルグの突然の引退で急遽トップチーム・メルセデスAMGに移籍し、誰しも「大丈夫かな?」と思っているボッタスさんが、開幕戦では無難に3位表彰台で悪くないスタートを切ったものの中国GPではセーフティーカーラップ中にやらかしてしまって結果は6位。バーレーンでは“汚名返上”と初PPを獲得したものの“チームオーダー”で屈辱の3位、そして、ロシアではベッテルの猛追を振り切ってついに初優勝……いやぁ、ドラマチックでしたなぁ。初めてのポディウムの頂点で、横には同郷かつ因縁あるライコネンがいて、言葉は交わさずシャンパンを合わせて互いに祝福してる姿もカッコ良かったですし。で、ポイントランキングは、ドライバーが1位ベッテル(84p)2位ハミルトン(73p)/コンストラクターは1位メルセデスAMG(136p)2位フェラーリ(135p)と、メルセデスvsフェラーリの僅差対決になってて、昨年までの「メルセデス1強」ではなく今年は「選手権」って感じでイイですね。ここでレッドブルも「選手権」に加わってくれればもっとイイ感じになりそうですが……次戦スペインGPでレッドブルはマシンを大幅にアップデートするみたいなので、それに期待ですかね(PUがちょっと頼りないけどw)。
 あと、勝負の3年目ということでこの「選手権」に加わっているはずのマクラーレンホンダですが……現状は「悲惨」としか言いようがないですね。来年からザウバーにもホンダPUが供給されることが正式に発表されたことは良いニュースですけど(さらに供給先は増えるというウワサ)、その前にエースドライバーのアロンソが今年のモナコGPを欠席してインディ500に挑戦することも発表になりました。前にヒュルケンベルグのルマン挑戦(※ヒュルケンベルグはGPの合間にルマンに参加した。ま、彼の場合、挑戦どころかルマンを制覇しちゃったけどw)とかもありましたし、現役ドライバーが別カテゴリーのレースに参加するのも否定はしませんけど……伝統のモナコGPを「欠席して」ってのが個人的にはひっかかりますねぇ。まぁ、今回はアロンソのわがままというだけでなく、むしろチーム側(というかホンダ)が超積極的(エンジン供給のコネでトップチームのマシンを1台用意)に行け行け言ってるようなものなので外野がとやかく言うべきではないのかもしれませんけど、F1を1年ドライブすることで数十億円ももらってるプロがその仕事のうちの大事な1戦をほったらかしてっていうのは釈然としないですわ。しかも、今年のアロンソの仕事ぶりはあまりにもやる気がなさすぎるように見えますし(※アロンソは今シーズン唯一人チェッカーフラッグを見ていないF1ドライバー。バーレーンGPまでは決勝で誰かに抜かれると途端にレース止めてるようにも思えたし、ロシアGPでは決勝をわざと走らなかったようにも見えた)、素直に「インディ挑戦がんばって!」とは言いたくないですわ。まぁ、3年目になってなおやる気なくすようなクルマしか用意されないのでは、仕方ないかもしれませんけど……ねぇ。ま、参戦が決まった以上はインディ500もしっかり走ってもらって、その後のグランプリでエースとしてしっかり働いてください、ってところですかね。ああ、ホンダはとにかくまともなPUを早く完成させて1戦でも早く実戦投入してください。お願いしますよ、ホントに。

 今月のF1は、“ヨーロッパラウンド開幕戦”となるスペインGPと、伝統のモナコGPですな。
 スペインではレッドブル他いろいろなチームがマシンをアップデートしてくるでしょうから楽しみですし、モナコでは欠席アロンソの代役をバトンが務めるそうで、バトンが今年のマシンでモンテカルロをどう走るのかも楽しみです。

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2017年4月11日 (火)

F1 2017 中国GP

 2017年のF1開幕戦・オーストラリアGP決勝が先月26日/第2戦・中国GPが一昨日9日に行われました。

■F1開幕戦 オーストラリアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
13位 アロンソ(マクラーレン)
18位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
13位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ライコネン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ
■F1第2戦 中国GP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
13位 アロンソ(マクラーレン)
16位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
リタイア バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 新レギュレーション下での初の実戦となった開幕戦・オーストラリアGPは、予選でハミルトンが1:22.188を叩き出して2位以下をコンマ3秒近く突き放し「ああ、今年もメルセデス盤石なのか」と思ったのですが……決勝では、トップを走っていたハミルトンが追走するベッテルより先にピットインを行ったところ、後続のフェルスタッペンに引っかかってしまってタイムロス。ここをステイアウトしてタイム差を稼いだベッテルがピットアウト後はトップに立ってそのままゴール。バルセロナテストでの好調さを証明する勝利を飾りました。そのテストが散々だったマクラーレンは、最新スペックのマシンに乗るアロンソが終盤までポイント圏内の10番手で走っていましたが、オコン(フォースインディア)とヒュルケンベルグ(ルノー)の2台に一気に抜かれるとサスペンショントラブルが出て、結局リタイア。以前のスペックのマシンに乗るバンドーンはトラブルに見舞われ続けたものの、2周遅れで完走しました。
 第2戦・中国GPは、金曜日のプラクティス(FP1/FP2)が「ドクターヘリが病院に降りられない」という聞いたことのないトラブルでほとんど行えず、事実上土曜日のFP3だけでセッティングを決めて予選突入ということになりましたが……1:31.678を叩き出したハミルトンが連続してPPを獲得しました(昨年のアメリカGP以来6戦連続PP獲得)。ただ、2位ベッテル/3位ボッタスとの差はコンマ2秒を切り(2位と3位の差は実に1000分の1秒!)、スピード差は前戦より縮まったかに思われたのですが……決勝はウェット路面でのスタートとなり、ストロール(ウィリアムズ)のコースアウトで2周目にVSC(バーチャルセーフティーカー)/VSC解除直後の4周目にジョビナッツィ(ザウバー)のクラッシュでセーフティーカー導入となって、ベッテルはVSC中にタイヤ交換したため後退(※他の上位勢はセーフティーカー導入中に交換)/ボッタスはセーフティーカー導入中にスピンしてしまい大幅後退。結果、速さに欠けるレッドブル勢が2番手3番手になったこともあってハミルトンがペースコントロールする余裕の展開となり、そのまま優勝しました。マクラーレンは、またもアロンソがポイント圏内を走行し、一時は6位を走っていましたが、ドライブシャフトが壊れたとかでリタイア。バンドーンは燃圧が下がってしまい、早々にリタイアしました。

 オーストラリアGPは「跳ね馬勝利!」で沸き立ったんですけど……正直、レースとしてはイマイチ面白みに欠けたかなって感じでした。スタートして早々にハミルトンとベッテルの一騎打ちになっちゃった上に結果はピット戦略で決まってしまいましたし、ボッタスは淡々と3番手を走って3位、ライコネンはメルセデスAMG勢から遅れて4位、フェルスタッペンが続いて5位で、マッサ(ウィリアムズ)が6位で健闘したけどほぼ周回遅れ。以下は全車周回遅れで上位勢と中団グループとの実力差がはっきりしてしまいました。それに母国GPのリカルド(レッドブル)がスタートに間に合わず途中リタイアってのも面白くなかったですな。一方の中国GPは、全車必死に走り回るFP3とか、タイム更新が激しかった予選Q3とか、決勝も最後列スタートのフェルスタッペンがスタートでスルスルと浮上していくところとかリカルドをベッテルがオーバーテイクするところとか見所も多くて、土曜日曜はなかなかドラマチックなレースになりましたね。ただ、そのドラマがトップ争いではなかったところは残念だったかな。
 あと、新レギュレーションによりコーナリングスピードが大幅に増した今年のF1マシンは、コースレコードを大きく更新することが期待されていたのですが……そちらについては、今のところどうやら「それほどでもない」ようです。オーストラリアGPが行われたアルバートパーク・サーキットは、コースレコードが1:23.837(昨年のオーストラリアGP予選 ハミルトン)だったところ、今年1:22.188と、1.6秒以上更新/中国GPが行われた上海インターナショナルサーキットは、コースレコードが1.32.238(2004年 ミハエル・シューマッハ)だったところ、今年1:31.678で、0.6秒ほどの更新でした(ちなみに、昨年のポールタイムはロズベルグの1:35.402)。他方、決勝のファステストラップのタイムでは、オーストラリアGPで昨年1:28.997(リカルド)/今年1:26.538(ライコネン)、中国GPでは昨年1:39.824(ヒュルケンベルグ)/今年1:35.378(ハミルトン)と2秒半から4秒半と結構な更新になっています。間違いなく速くなった今年のF1マシンではありますが、現時点ではレコードを3秒4秒と更新するようなところまでは至っていないみたいですね。ま、まだマシンの熟成どころか現状ではセッティング出しさえも道半ばってところが実際みたいなので、バリバリとタイムを切り刻むようになるにはもう少し時間がかかりますかね。

 F1は、連戦で今週末には第3戦のバーレーンGPが、今月末にはロシアGP、来月は“ヨーロッパラウンド”開幕戦となるスペインGPと伝統のモナコGPと続いていきます。フェラーリがこのまま優勝争いできると見ていて楽しいシーズンになりそうなんですけど……どうなりますかね。
 あと、マクラーレンホンダは、PUとシャシーの開発をとにかく頑張って下さい。お願いしますよ。

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2017年3月23日 (木)

WBC 2017

■1次ラウンドB組
日本 11-6 キューバ
オーストラリア 1-4 日本
日本 7-1 中国
■2次ラウンドE組
オランダ 6-8 日本
日本 8-5 キューバ
日本 8-3 イスラエル
■決勝ラウンド
準決勝
プエルトリコ 4-3 オランダ
日本 1-2 アメリカ
決勝
プエルトリコ 0-8 アメリカ

 今月6日、韓国での韓国-イスラエル戦で開幕した2017 WBC(World Baseball Classic)は、今日決勝戦がロサンゼルスで行われ、アメリカ合衆国が初優勝を飾りました。初の6連勝で予選ラウンドを勝ち上がった日本代表(侍ジャパン)は、準決勝で優勝したアメリカに敗れ、2大会連続で準決勝敗退という結果に終わりました。

 大会が始まる前は、日本代表が「史上最弱」とも言われていた上に、故障で大谷(日ハム)と嶋(楽天)が離脱という事態になってしまい「本当に大丈夫なの?」って感じだったのですが……いざ始まってみれば、あれよあれよの快進撃で初の予選ラウンド全勝突破。その勝負強さに正直びっくりしました。が、“死の組”となった2次ラウンドF組で前回優勝のドミニカを破って勝ち上がってきたアメリカには、好調だった打線を菊池(広島)のソロホームランを含め4安打に抑えられた上に堅実な守備のミスを突かれての2失点と、“侍らしさ”を見せられずに敗れてしまいました。
 ま、今大会はアメリカが強かったってことですかね。今大会のアメリカチームは、メジャーの主力選手が以前よりも多く参加していましたから。それに、いかにもアメリカ的な「パワーでゴリ押しベースボール」だけでなく、日本戦で見せたように相手のミスにつけ込んでコツコツと1点ずつ取っていく「スモールベースボール」を実践できる技量もきっちり備えていたわけで……「そりゃ強いわ」って思いました。

 次はまた4年後、2021年です。大会前は「今回が最後になるのでは?」という報道もされたのですが、主催者側はこれを否定しましたし、何より主催しているアメリカが優勝しましたからね。アメリカでの人気が高まれば、もっと多くのメジャー選手が参加してくるかもしれないし、そうなれば今大会では青木(アストロズ)1人だった日本人メジャーリーガーもずっと参加しやすくなるかもしれないですしね。メジャーのオールスターvs真の日本代表、みたいな凄い試合が実現したら……楽しいですし、そんな大会で日本代表が再び優勝できたら最高ですわな。そうなってくれることを期待しつつ、4年後を待ちたいと思います。

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2017年3月12日 (日)

F1 2017 プレシーズンテスト

 2月27日から4日間/3月7日から4日間の計8日間にわたり、F1のプレシーズンテストがスペインGPの舞台・カタルーニャサーキットで開催されました。
 車体のレギュレーションが大幅に変わる今年のF1。その新レギュレーション対応の各チームのニューマシンが登場するので例年以上に注目されていた今回のテストでしたが……正直なところ、ニューマシンのデザインも各チームの序列もあまり驚きはありませんでした。
 まずは、マシン。「ロー&ワイド化でカッコ良くなる!」と言われていましたが……残念ながら、それほどカッコ良くなったとは思えませんね。たしかに、タイヤは見るからに太くなったし、リアウイングは明らかに低く大きくなったので、一昔前(2000年代)あたりのスタイリングに戻ったようにも見えるのですが、ついでにシャークフィンも復活してたり(さらに「Tウイング」なんて付加物も)、ノーズ先端部のブサイクな突起もほとんどのチームで残ってしまいました。おかげで、「美しいマシン」とはとても言えず、せいぜい「昨年型のちょっとマシ版」ってのが多いように感じました。ただ、美しいマシンに仕立てる“王者”メルセデスAMGのマシンはノーズが細くなった今年型もやっぱり美しいマシンでしたし、ジェームス・キーが中心となって仕上げてきたトロロッソのマシンも今年型はメルセデスのそっくりさんながらカラーリングも一新され凄い別嬪さんになりましたので、こちらのデザインラインが今年のトレンドになってくれると嬉しいんですけどね。
 次に、チーム序列。ニューマシンが発表されテストが始まっていきなり速さを見せつけたのは、予想通りのメルセデスAMG。PU(パワーユニット)はレギュレーション変更がトークン制廃止程度なため、今年もメルセデスPUが有利と予想されており、テスト2日目午前中にハミルトン(メルセデスAMG)があっさり1分20秒983を記録。昨年のスペインGP予選Q3でハミルトン自身が記録した1分22秒000どころか、2008年のスペインGPでフェラーリF2008を駆るライコネンが記録したコースレコードの1分21秒670をも上回ってきました(※ただし、テストでのタイムは公式記録ではないので残らない)。このタイムを速報で見て「ああ、今年もメルセデス盤石かよ」と思いましたが……それに「待った」をかけたのはフェラーリ。同じ2日目の午後に、レコードを上回られたライコネンが1分20秒960を叩き出してすぐに最速タイムを奪還して見せました。そして、テスト3日目にはメルセデスAMGに移籍したボッタスが1分19秒705を出して19秒台に突入。そして、テスト後半初日にはウィリアムズに復帰したマッサが1分19秒726/レッドブルのリカルドも1分19秒900を出してきました。その後はタイム的には各チームとも伸び悩みましたが、後半3日目にベッテル(フェラーリ)がウルトラソフトタイヤで1分19秒024を出すと、テスト最終日には再びライコネンが1分18秒634を叩き出し、唯一の18秒台を刻みました。テスト開始前「フェラーリはデザイン的に失敗したのでは?」とのウワサも流れていましたし、実際今年型のSF70Hはエアーインテークが独特なデザインだったため「大丈夫なの?」って感じでしたが……終わってみれば、予想の斜め上をいくスピードを見せつけてくれました(しかも、ライコネンの最速タイムはスーパーソフトタイヤ。本気出せばもっと削れた、かも?)。また、信頼性の面でも、5102kmを走破したメルセデスAMGが今年のテストも他を圧倒しましたが、フェラーリも4450kmを走っており、見事2番手につけました。まぁ、「プレシーズンテストでフェラーリ絶好調」ってのは経験則上イマイチ信用できないので、「今年は跳ね馬の年や!」とはまだ言えないんですけど……開幕戦オーストラリアGPで本当に優勝できたりしたら、今年のフェラーリは期待していいかもしれません。また、最終日にはフェルスタッペン(レッドブル)が1分19秒438/サインツJr.(トロロッソ)が1分19秒837/ルノーワークスに移籍したヒュルケンベルグが1分19秒885と、ルノーPU勢3チームが揃って19秒台に入れてきました。ルノーPUはテスト中トラブル続きで信頼性の面では3チームとも下位に沈んでしまいましたが、スピードはそれなりに出せそうですよね。空力マシン復活ということでレッドブルも復活するのではと予想されていたところ、今回のテストではあまり強そうには見えませんでしたけど……開幕戦には別の空力パッケージになってるかもしれませんし、PUさえしっかり回れば今年も上位陣の一角にはなってるでしょうね。
 で、勝負の3年目を迎えたマクラーレン・ホンダなんですが……テスト期間中のほとんど連日、ホンダPUにトラブルが発生。テスト時間中のPUのせ替えばかりが報道され、後半2日目にはアロンソがブチ切れたとの報道もされました。結果的には、アロンソのベストタイムが1分21秒389(ウルトラソフト)で、新人バンドーンも1分21秒348(ウルトラソフト)とほぼ同じながら、19秒台には遠く及ばず、ブレーキに問題を抱えているといわれるハースのマグヌッセン(1分20秒504)/グロージャン(1分21秒110)よりも遅いタイムしか残せず、信頼性でも1978kmしか走れずにダントツ最下位。どの程度シャシー側のデータが取れたかはわかりませんけど、どう考えても今回のテストが最もうまくいかなかったチームであることは間違いないでしょうな。まぁ、テストは実車での不具合チェックの場であることも事実で、不具合の洗い出しは他よりたくさんできたとみることもできないわけではないですけど、ねぇ。PU供給先が1チームしかないホンダとしてはテスト期間中他チームよりとにかく走り回ってデータを取りまくらないといけなかったのではないでしょうか。にもかかわらず、この結果とは……電源周りのトラブルが多く、本当にPUだけの不具合なのか怪しいとはいえ(※さすがにその程度の不具合なら、さくらでベンチテストやってるうちに対策してるはず。シャシー側から過電流が流れるとかが原因ではないのかと予測)、この結果はあまりに情けないですね。開幕までにせめて電源周りのトラブルだけでも出ないように対策できて常に全力で回せる状態になっていれば、案外「本領発揮」して好成績を残すこともありうるかもしれませんけど……マシンデザインもあまり美しくないし、チームカラーのオレンジを配した新カラーリングもイマイチだしで、どうにも現状では期待できないですなぁ。予想外な方向で活躍してくれることを祈るほかない、ですかねぇ。

 何はともあれ、2週間後には開幕戦・オーストラリアGP決勝です。
 今月からまた「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」の契約をスカパーとしましたし、高速コーナリングマシンになったニューF1による2017シーズンが面白いシーズンになってくれることを願いますわ。

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2017年2月15日 (水)

ニコンが不調

 ニコンが、13日午後に第3四半期決算発表を行い、通期見通しの下方修正を発表。翌14日の東証では株価が15%近く値下がりしました。ニコン曰く「下方修正の主要因は、映像事業・産業機器事業における販売台数の減少」だそうで、特に映像事業では「アクションカメラが販売不振/ほぼ全カテゴリーで市場が想定以上に減速/発売を予定していたDLシリーズ発売取りやめ」が要因となっているようです。
 アクションカメラというのは野外活動などで使うウェアラブルカメラとして近年需要が急速に伸びたカテゴリーのカメラのことで、このカテゴリーを開拓したGoProの成功を見てニコンも 「KeyMission」というブランドで作ってみたのでしょうけれども……結果は不振。また、「全カテゴリーで減速」というのは、具体的には前年同期(Q1~Q3)実績比でレンズ交換式デジタルカメラが81万台減/交換レンズ108万本減/コンパクトデジタルカメラに至っては296万台減と、たしかに「市場が想定以上に減速」しているようで、どうしようもない感がありますね。そして、そんな中で上級のコンパクトデジタルカメラを出すのは“自殺行為”だからDLシリーズは発売自体を取りやめた、ってところでしょうか。

 ただ、ねぇ。最近のニコンのカメラ事業は、迷走している感もあるんですよね。だいたい、ウェアラブルカメラ参入って、元々購入層が限られる商品な上に、すでに本家GoProが完全に失速しているのが現状で、後追いしたソニーとかも決して順調ではなかったのにそこへ似たような製品を投入してもうまくいくはずないと思います。それに、コンパクトデジタルカメラは、携帯電話にカメラがついた時点から「カメラ需要は喰われる」と言われ続けていて、この10年でスマートフォン化してさらにカメラ機能が強化され続けてきた以上、市場が縮小することはわかりきってたことです。にもかかわらず、低コスト化(陳腐化)以外さしたる手も打たずにコンパクト機の生産をダラダラ続けた挙げ句、他社(ソニー)のDSC-RX100シリーズがちょっと売れているからってそれを真似た上級コンパクトデジタルカメラを出してみようかとDLシリーズを企画してみたものの諸事情で頓挫って、ねぇ。だいたい、DLシリーズで使おうとしてた1インチセンサーは、ニコンにとってはNikon1シリーズで使っているものです。なんでわざわざレンズ交換式のシステムを組んだ自社商品と性格が被る一体型コンパクトカメラを出そうとしたのか……とても「選択と集中」とのスローガンを掲げて改革に取り組んでいる企業とは思えないチグハグさですわ。

 私Bleumerのニコン党員歴は、COOLPIX950という200万画素コンパクトデジタルカメラから始まったのですが、その後はCOOLPIX990→D70→D200→D700と順調にステップアップしたものの、実質的には2008年に購入したそのD700で止まってるんですよね。他になんとなく買ってしまったD40とサブ機として買ったD90にブログ写真用に買ったD5100と、実はモデル末期の特売D7100も2014年に買ってたりするのですけど(Capture NX2最後の対応機種ってことで確保した)、購入履歴もそこで完全に止まっています。交換レンズも、D90用に買って今はD7100で固定運用しているAF-S DX 16-85mm以来買ってないし、最近は「レンズ欲しい」とも思わなくなってしまいました。(COOLPIX950の前に)リコーDC-3Zという35万画素コンパクトデジタルカメラを買って以来ずーっとデジカメの進化を追いかけ楽しんできた私でさえ、デジカメ市場からはもう2年以上離れてしまっているわけです、実際。で、TwitterにはiPhone(iPhone6s Plus)のカメラで撮った画像をアップしてますし、Twitterならそれで十分だとも思ってます。フルサイズ一眼レフの撮影画像を日常的に見ていた私でさえ今はそんな状態ですから、そんな中で普通のお客さんが再びデジカメ市場に足を踏み入れて高額商品を買い直すってことはなかなかないんじゃないですかね?なんか、カメラを販売する側のキタムラが国内店舗を大量閉鎖するって報道も出ていますし、カメラ事業の環境はさらに厳しくなることでしょう。
 となれば、今ニコンのカメラ事業を立て直すには、相当の覚悟が必要だと思います。ニコンはプロカメラマンとの関係が切れない以上、カメラ事業の根幹はプロ用カメラとサービスです。そちらに手をつけられないのなら、コンパクトデジタルカメラから撤退するしかないのではないでしょうか。事業規模を縮小してでもプロ用カメラと共通する一眼レフに特化し、徹底して高品質な一眼レフを作るメーカーになる……私ならそうする、かな。ま、あまりに特化しすぎると将来性をも完全に閉ざしかねないと考えるならアドバンストカメラ(ミラーレス)は続けておくべきかもしれませんが、仮に続けるならシステムごと再構築すべきでしょうね。Nikon1のような中途半端な製品ではなく、「ああ、たしかにこれはニコンだな」ってわかりやすい製品にしてもらいたいです。

 DLシリーズ発売中止を受けて「もうニコンはダメなんじゃないか」なんて意見も巷にはあるようです。が、フラッグシップのD5を見れば分かるようにニコンは今なお超一流かつ世界最高峰の製品を世に送り出しているカメラメーカーであります。ちゃんと作りさえすれば魅力的な製品を送り出す技術を持っているのですから、一般層向けのデジタル一眼レフカメラでもまたD200やD700みたいな質実剛健なビシッとしたのを出して下さいませ。その時は私も「カメラ好き」に復帰して1台買わせていただきますから。
 カメラメーカーとしてのニコンの復調、期待しております。

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