2018年5月 5日 (土)

全ガンダム大投票

 3月2日、NHK BSプレミアムの特番として「発表!全ガンダム大投票」なる番組が5月に放送されると発表され、同日からネットでの投票受付が開始されました。
 というわけで、長年のガンダムファン(通称:ガノタ)である私も、ブルーメール名義で当然しっかりきっちりがっちり投票させていただきましたよ!

 今回の「大投票」の投票先は「アニメ作品」「モビルスーツ[メカ]」「キャラクター」「ガンダムソングス」の4カテゴリーに分類されており、「アニメ作品」は1作のみ/「モビルスーツ[メカ]」は3種類まで/「キャラクター」は5人まで/「ガンダムソングス」は2曲までと個別に投票できる数が設定されていました。
 私が最初に投票したときはこの投票システムに気付かず、カテゴリーごとに1票ずつ投じました。ガノタ歴ン十年の私が「最も投票すべき先はどれか?」を考えに考えて(たしか30分くらい考えた)投票した先はこちら。
■アニメ作品
 機動戦士Ζガンダム(TV版)
■モビルスーツ
 キュベレイ(Ζガンダム)
■キャラクター
 セイラ・マス(1stガンダム)
■ソングス
 月の繭 奥井亜紀(∀ガンダム)
 作品については、始祖たるTV版ファースト(「機動戦士ガンダム」)にしようかとも思ったのですが、「私にとってのベストは?」となると多感な時期に直撃をくらったΖのTV版だろうなって考えました。MSは私にとって最も美しく見たときの衝撃も一番強かったデザインのキュベレイを、キャラもソングスも私にとって最もインパクトのでかかったセイラさんと月の繭を選択しました。
 で、カテゴリーによっては複数投票可というシステムに気付いてから追加投票した先はこちら。
■モビルスーツ
 ジ・O(Ζガンダム)
 サザビー(逆襲のシャア)
■キャラクター
 エマ・シーン(Ζガンダム)
 クワトロ・バジーナ(Ζガンダム)
 アムロ・レイ(逆襲のシャア)
 ホシノ・フミナ(ビルドファイターズトライ)
■ガンダムソングス
 DREAMS ROMANTIC MODE(ガンダムX)
 MSは単に好みで、基本的にNT専用の重MS(1stのジオングから続くラスボスメカ系列)のデザインが好きなのでジ・Oとサザビーを選択。キャラは直撃作品の直撃お姉さんキャラのエマ中尉を選択。また、ガンダムといえばアムロとシャアなので、その2人の一番好きな時期を選択しました。あともう1人を誰にするかはかなり悩みましたが……答えが出なかったので「視点を変えよう」となり、「フィギュアやプラモデルを一番多く買ってるキャラにしよう」となって、数ではダントツで買いまくっているフミナ先輩(すーぱーふみな系含む)にしました。今度全身組み立てキットまで発売されますし(予約済)、この点では史上最強ですな、フミナ先輩はw。ソングスはインパクト歴代No.2の曲を選びました。

 そして、4月2日に「歴史秘話 ガンダムヒストリア」なるNHKらしからぬ悪ノリ特番(※内容は大まじめだった)が放送され、その最後で投票の中間結果と同時に「4月1日までに投票した方も、もういちど上限の回数まで投票できるようになりました!」と発表されまして……深夜の放送をLiveで見てた私は「なんじゃそりゃぁぁぁ~~」とその場でひっくり返りました。
 で、もう1回投票できることになったのですが……むしろ、こっちの方がどう投票するか悩みました。投票した先はこちら。
■作品
 ∀ガンダム(TV版)
■モビルスーツ
 V2アサルトバスターガンダム(Vガンダム)
 ウイングガンダムゼロ(ガンダムW EW版)
 ターンX(∀ガンダム)
■キャラクター
 ランバ・ラル(1stガンダム)
 ハマーン・カーン(Ζガンダム)
 フォウ・ムラサメ(Ζガンダム)
 トレーズ・クシュリナーダ(ガンダムW)
 アイナ・サハリン(第08MS小隊)
■ガンダムソングス
 儚くも永久のカナシ UVERworld
 trust you 伊藤由奈
 (いずれも機動戦士ガンダム00)
 「ぜひとも投票したい」ものには先の投票で投票してしまっているわけでして……「もう1回と言われても」という感じだったのですが、また「視点を変えよう」って考えて投票先を決めました。作品は、歴代で一番好きなものを選択。MSは先のが敵メカ3体だったので今回は主役のガンダム系列からデザイン的に好きなのを3体選びました(1体ラスボスがまたいるが、ご愛敬ということで。あれもガンダム系だw)。キャラはもう視点も変えようがなく、仕方なく上位6番目以降の人を選びました。ラル大尉は他にない敵キャラ/トレーズ閣下は他にないボスキャラ/ハマーン様は他にない女ボスキャラということで。フォウ少尉は直撃作品のメインヒロインなので(劇場版では格下げされたが)。5人目は誰にしようかホントに頭抱えたんですけど、ガンダムには珍しい素直な女性的ヒロインらしいヒロインということでアイナさんにしてみました。0083のドロドロ血まみれ女キャラなシーマ様(シーマ・ガラハウ)にしようか最後まで迷ったんですけど……まぁ、素直な方がいいかなとw。ソングスは平成ガンダムから選びました。「儚くも永久のカナシ」はクールさでは歴代曲でもピカイチだと思います。

 「機動戦士ガンダム」TVシリーズの放送が開始されたのが1979年4月7日。来年4月で40年になるんですなぁ。「ガンダム大投票」における投票先を決めるという作業を通じ、今回改めてガンダムという作品の歴史と、そのガンダムをずっと見てきた私の歴史(黒歴史?)を振り返ってみたわけですが……期間が長いだけに「いろいろあったなぁ」と感慨深かったですね。最初に私がガンダムに興味を持ったのは作品ではなくごく初期のガンプラ(300円の1/144 シャア専用ザクとか700円の1/100 ガンダムとか)からでして、直後の“ガンプラブーム”や劇場三部作(映画館に観に行った)からMSV(「模型情報」読みましたねぇw)、そしてΖにΖΖの本放送が直撃して、逆襲のシャアが公開されて、OVA時代になって0083に痺れてみたり……このへんは私の少年時代学生時代とモロに重なってるんですよね。その後GとかWとかの「これはガンダムなのか?」という葛藤を経て、平成ガンダムに変わると「これはガンダムではない」と怒ってみたり(昭和世代にありがち)、最近では「ユニコーン」や「ジ・オリジン」の超絶作画に酔う一方で「Gのレコンギスタ」にガッカリしてみたり(せめてもう1クールあれば、なぁ)、派生作品のビルドファイターズ2作の熱さに感動する一方で「鉄血のオルフェンズ」をどう評価していいやらわからなくなってみたり……ホントいろいろありましたねぇ。
 そんな中から、可能な限り多くの作品から投票先を選んでみたんですけど(SEED系やAGEは除外。やっぱりあれらは許せないw)……結局は、フミナ先輩の他は昔の作品からの選出がほとんどになってしまいましたね。やはり子供時代の方が受け手としての衝撃度合いが大きくて、忘れられないんでしょうな。

 で、今晩いよいよ「発表!全ガンダム大投票」の放送ですか。ま、投票先の順位は、1位でなくてもランキング上位でなくてもたとえ圏外であっても別に構わないのですがね(ま、ネット投票特有の“組織票”ってのもありますし……投票結果が必ずしもファン全体の意識を表すわけではないことは百も承知)。あー、そういえば既にランキングの一部は発表されていて、V2アサルトバスターガンダムが35位とかハマーン様も35位とか月の繭は19位だったみたいですね。なんか投票総数はとんでもない数になってるみたいだし、私はガンダムと認めたくないSEED系やAGEを投票したガンダムファンはどう評価したのかも含めて、最終的にどんな結果になるかは興味深いですな。
 今夜の本放送、楽しみたいと思います。

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2018年5月 3日 (木)

F1 2018 アゼルバイジャンGP

 F1第3戦・中国GP決勝が4月15日、第4戦・アゼルバイジャンGP決勝が4月29日に行われました。

■F1第3戦 中国GP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
15位 ハートレー(トロロッソ)
17位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 リカルド(レッドブル)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
18位 ガスリー(トロロッソ)
20位 ハートレー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」リカルド/「Fastest Lap Award」リカルド/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG

■F1第4戦 アゼルバイジャンGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
17位 ガスリー(トロロッソ)
19位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ペレス(フォースインディア)
10位 ハートレー(トロロッソ)
12位 ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」ルクレール/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ

 中国GPが開催される上海インターナショナルサーキットとアゼルバイジャンGPが行われるバクー市街地サーキットは共に長い直線があるレイアウトなので、「パワーのあるメルセデス勢が有利か」と思っていたのですが……そうはなりませんでした。
 第3戦の中国GPでは、予選でフェラーリ勢が他を圧倒。2番手タイムのライコネンが3番手のボッタス/4番手のハミルトンにコンマ5秒近い差をつけました。が、決勝では、スタートでベッテルがライコネンをブロックしたこともあってライコネンは4位に後退。そのベッテルも他を突き放すほどのペースはなく、テラーリはライコネンをベッテルより先にタイヤ交換を終えたボッタスへの盾にする“捨て駒”のような戦術(?)まで使ってなんとかベッテルの首位をキープし、見ている側としてはつまらないレースが続いたのですが……30周目にトロロッソ勢同士の同士討ちが発生(チームは戦略的にガスリーを前に行かせようとしたが、ガスリーが追い抜くタイミングが悪かった)、32周目にセーフティーカー導入。ここでステイアウトを選択したフェラーリとメルセデスAMGに対し、レッドブル勢は即座にタイヤ交換を敢行。セーフティーカー明けから大逆転劇が始まり、44周目にフェルスタッペン(レッドブル)はベッテルと接触してしまいましたが、リカルドはその翌周ボッタスを抜き去り首位浮上。そのままゴールし、今季初優勝を飾りました。ハミルトンは4位で、フェルスタッペンは10秒ペナルティが科されましたが5位。ベッテルはアロンソ(マクラーレン)にも抜かれて結局8位に終わりました。
 第4戦のアゼルバイジャンGPは、昨年までの6月開催から4月に移動したこともあって気温が上がらず、タイヤやブレーキの温度管理がさらに厳しくなり
かつ今年は決勝日に風も強く……決勝は昨年同様の大荒れレースになってしまいました。その決勝。オープニングラップでいきなりライコネンとオコン(フォースインディア)/アロンソとシロトキン(ウィリアムズ)が接触してセーフティーカー導入。オコンとシロトキンはリタイア/ライコネンとアロンソは後方からのレースに。そんな中、ベッテルは首位をキープして優位にレースを進めていましたが、31周目にタイヤ交換。ずっと2番手だったボッタスがステイアウトし首位浮上。そして、終盤40周目に激しく争っていたフェルスタッペンとリカルドの同士討ちが発生し、2度目のセーフティーカー導入。ここでボッタスはようやくタイヤ交換し、セーフティーカー明けの1コーナーでベッテルにインに飛び込まれたものの、ベッテルは止まりきれずにオーバーランしたため(4番手に後退)首位をキープできたのですが……49周目にリヤタイヤが突然バースト(※コース上のデブリを踏んだため)。ボッタスはそのままリタイアとなりました。結果、“漁夫の利”“棚からぼた餅”的にハミルトンが優勝。後方から追い上げたライコネンが2位、1回目のセーフティーカー導入時にタイヤ交換を済ませたペレスが3位、オーバーラン時にタイヤを痛めたベッテルは4位。5位にサインツ(ルノー)、6位には新人ルクレール(ザウバー)が入って「Driver of the Day Award」選出。7位にアロンソ、8位に昨年表彰台のストロール(ウィリアムズ)、9位バンドーン(マクラーレン)。10位にはハートレーが入り、F1での初ポイント獲得となりました。

 第4戦でようやく、メルセデスAMG&ハミルトンに勝ち星がつきました。そして、ハミルトンもドライバーズランキング筆頭になりましたが……今年のメルセデスAMGは、どうもおかしいですね。タイヤのコントロールに苦しんでいるのでは、と言われていますが、ハミルトンは「マシンは昨年よりも確実にドライブしづらくなっている」と言っているとか……どうなってるのか外野にはわかるはずもありませんけど、現状ではいつもの“盤石”って感じではありません。次戦は第2の開幕戦であるスペインGPなので、大幅なアップデートを持ち込んできて“盤石”が突然戻ってくるかもしれませんが……どうなりますかね。
 で、コンストラクターズランキング筆頭で調子が良いはずのフェラーリですが、こちらはこちらでレース戦略がおかしすぎますねぇ。ベッテルが開幕から2連勝したのは良かったけど、この2戦は表彰台にすら上れず。その一方で、酷すぎる扱いのライコネンがこの2戦でしっかり表彰台に上り結果を残しました。ヨーロッパラウンド以降はライコネンにもレースをさせてあげてほしいのですが……こちらもどうなることやら。そして、“3強”の一角のレッドブルは、リカルドが優勝という結果を残したけど、フェルスタッペンがねぇ……攻撃的ドライビングはたしかに魅力的だけど、いつまでたってもF1ドライバーとしては成長しませんねぇ。いいかげん、チームとして彼を御するべきじゃないですかね。
 トロロッソホンダは、バーレーンGPで大活躍したものの、中国GPではセッティングミスとかで全くいいところなく、アゼルバイジャンGPでもポイントは獲れたものの速さは見せられませんでした。ハートレーが言うにはSTR13は「他のチームのマシンに比べて風に弱い」傾向があるみたいなのですが……ま、弱点がはっきりしさえすれば、ジェームス・キーなら何とかしてくれそう。シャシー側で対処がセッティングミスも減るでしょうし、ここのところホンダPUがトラブルを起こしていないのは良い傾向と考えます。あとは、若いガスリーとハートレーがF1ドライバーとしての経験を積んでくれれば、ですかね。

 中国GPもアゼルバイジャンGPも、予選は順当/決勝はドラマチックで、見てる分には面白かったです。中国GPではリカルドはPUトラブルからの積み替え作業でQ1がホントにギリギリの出走で、そこからの大逆転優勝ってのは実にカッコ良かったし、アゼルバイジャンGPは大荒れで誰が勝つやらわからず、結果も表彰台にペレスが上るわ、ルクレールが6位/ハートレーが10位になるわで楽しかった。
 けれども……「F1として、レースとして、面白かったか?」と言われると、「うーん」ってところでしょうか。というのも、どちらのレースも“王者”メルセデスAMG&ハミルトンが王者らしく他を引き離したわけでもなければ、フェラーリを筆頭とした“王者”以外がその速さで“王者”を打ち負かしたわけでもないんですよね。中国GPのリカルドはチームの機転で勝利し、アゼルバイジャンGPのハミルトンはタナボタ勝利で、どちらも「最速だから勝った」とは言いがたい勝利でして、かつ2戦とも予選最速のベッテルは2戦とも散々で終わりましたし……「これでF1らしいと言えるの?」と訊かれたら答えようがなかったりします。私が見たいのは「誰が一番速く走るのか」であって、「誰が一番運が良いか」ではありません。「一番速い」ってのが、どうも見えてこないレースでは、なぁ……「今のF1はお金を払ってまで見るものではないな」と改めて感じてしまいました。
 というわけで、今月5月のフジテレビNEXTとの契約はしないことにしました。今年のスペインGPと伝統のモナコGPは見られないけど、しゃーないかなと。ただ、6月はポールリカールでのフランスGPがあるので、6月になったら改めて契約するか考えることにします。
 また、先日、コース上でのオーバーテイク増加を目的として2019年のF1技術レギュレーションを一部変更することが承認されたと発表されました。まぁ、ウイングなど空力デバイスへのちょっとした変更でしかないようですけど、反対もあった中で変更が承認されたということは「闘うレースとしてのF1」に回帰する一歩と言えると私は思っています。良い傾向なのではないですかね。

 F1が世界一速く走ることができるドライバーを決める世界選手権に1日も早く戻ってくれることを、強く望みます。

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2018年4月 9日 (月)

F1 2018 バーレーンGP

 2018シーズンのF1第2戦・バーレーンGP決勝が4月8日に行われました。

 今年のF1開幕戦・オーストラリアGPは3月25日に行われました。以前書いた通り3月はフジテレビNEXTと契約しなかったため、レース中継を見ていないので結果だけ簡単に。
■F1開幕戦 オーストラリアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ベッテル(フェラーリ)
16位 ハートレー(トロロッソ)
20位 ガスリー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
15位 ハートレー(トロロッソ)
リタイア ガスリー(トロロッソ)
「Driver of the Day Award」アロンソ/「Fastest Lap Award」リカルド/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 予選ではハミルトンが2位ライコネンをも0.6秒以上引き離して圧倒。が、決勝ではVSC(バーチャルセーフティーカー)絡みでベッテルが首位となり、そのまま優勝。他方、デビュー戦となったトロロッソホンダは、予選も振るわず、決勝ではハートレー最下位/ガスリーはPUトラブルでリタイアという最悪の結果となりました。

 で、今季2戦目となるバーレーンGP。スカパー契約継続特典で4月はフジテレビNEXTを視聴できることになり、FP1からFP3に予選決勝と中継を見ましたので、記事にします。
■F1第2戦 バーレーンGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
6位 ガスリー(トロロッソ)
11位 ハートレー(トロロッソ)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
4位 ガスリー(トロロッソ)
17位 ハートレー(トロロッソ) ※13番手でフィニッシュしたものの、レース後の裁定で30秒加算ペナルティが科せられた
「Driver of the Day Award」ガスリー/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」フェラーリ

 FP2/FP3とQ1でトップタイムを刻んだのはライコネンで好調そうだったのですが、Q2/Q3ではベッテルがトップタイムを叩き出してPPを獲得。特にQ3は1:27.958(コースレコード)と唯一人27秒台に入れてきましたからねぇ……今年のSF71Hはライコネンに合っているのではとか言われていますけど、ベッテルもSF71Hを手懐け始めているのかもしれませんね。
 決勝は、予選4位のハミルトンがギアボックス交換で9番手スタートとなり、スタートでボッタスが2位に浮上。1周目途中で電気系トラブルが発生したリカルドがリタイア/フェルスタッペンもハミルトンとの接触もあってかリタイアとなってしまい、序盤でレッドブル勢は全滅。また、1回目のピットインを早めに行って2ストップ作戦をとってきたフェラーリ勢は、ライコネンが36周目に2回目のピットインをしたものの、その際まだ左リアタイヤが外れてもいない状態(当然、左リアのタイヤ交換はなされていない)なのに発進してしまい、ピットクルーの1人を撥ねてしまう事件が勃発。違うコンパウンドのタイヤを同時に装着してコースに出るとペナルティとなるため、ライコネンはマシンをピットレーンで止め、そのまま降りてしまいリタイア。そして、最も硬いミディアムタイヤを後半に使う1ストップ作戦に出たメルセデスAMG勢に追い立てられる中、ベッテルは2回目のピットインをせずソフトタイヤのまま走り続けることを選択(「プランD」?)。当然タイヤは限界で最後の最後ボッタスに追いつかれたものの、これをブロックし逃げ切ることに成功。開幕2連勝を達成しました。また、“3強”のうちの3台が消えた中で4位に滑り込んだのは、今週末ずっと好調だったガスリー。前戦のトラブルが深刻で2戦目にして早くも2基目のPU投入となってしまいましたが、バーレーンに持ち込んだ新しいエアロパッケージが想定以上の効果を上げて安定した速さを見せ、早め早めの2ストップ作戦も功を奏して中団勢トップの4位となりました。
 いやぁ、ベッテル凄かった。終盤「さすがにタイヤもたんだろう」と思って見ていたんですけど……意外にボッタスが近づいてこなくて、追いついても抜けそうになく、結局逃げ切っちゃいましたからねぇ。30周しかもたないとされるソフトタイヤを38周ほども使いこんで、かつ追いすがるメルセデスAMGのマシンをブロック成功とは、ホント恐れ入りました。ガスリーも立派でしたね。青く光るマシンで水を得た魚のようにスイスイと走って、4位12ポイント獲得ですよ。Driver of the Dayにふさわしい大活躍だったと思います。開幕戦での絶不調がウソのようですなぁ。おめでとう!

 私にとっては今シーズンのF1の最初に見たグランプリとなったバーレーンGP、見ていて大変面白かったです。深夜までLiveで見ましたが、眠い目を擦りながらも見て良かったと感じました。ただ……初めて映像として見たHALOは、やっぱり不細工でひたすらジャマでしかなかったですねぇ。それに、ボッタスの追い上げも、あまりに迫力なさすぎでしたね。もちろんベッテルが頑張ったから相対的にああ見えるってことなのでしょうけれども、昨年ならアゼルバイジャンGPの最終ラップみたいに本家メルセデスパワーで直線でブチ抜いてたんじゃないかと。「PU基数制限で攻めきれないんかな」と思ってしまいました。
 次戦は連戦で、今週末に中国GPが開催されます。中継の終わりに森脇さんから痛烈なダメ出しされてたフェラーリ勢ですが……好調は続くのでしょうか。あまりに不運だったライコネンに頑張ってもらいたいところです。あと、トロロッソもどうなりますかね。ガスリーは勢いをそのままに、ハートレーにも次戦は結果がついてくると良いですな。

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2018年3月10日 (土)

F1 2018 プレシーズンテスト

 2月26日から4日間/3月6日から4日間の計8日間にわたり、F1のプレシーズンテストがスペインGPの舞台・カタルーニャサーキットで開催されました。
 車体のレギュレーション変更が、目立つところではHALO義務化程度な2018年のF1。発表されたニューマシンのデザインも、ジャマなHALOが装着されていること以外は昨年型の発展版といったところで変化には乏しく(禁止されたはずのシャークフィンも、小さくなっただけで背びれみたいなのが残っているのには驚いた)、テストでの各チームの序列もニュース記事を見ている限りでは特段変わりはないように思えました。
 まずは、マシン。とりあえずHALOについては無視するとして……サイドポンツーン後方の絞り込みが昨年型以上に抉られているのが今年型の特徴といえるでしょうか。あとは昨年型として最も成功したデザインといえるフェラーリSF70Hの空力パッケージングを取り込んだデザインが増えたってところですかね。レッドブルはモロにSF70H化しており、トロロッソの新車もノーズが細くてシンプルなものから突起付きの太めのものに戻ってしまいました。他方、メルセデスAMGは「昨年型と同じなんじゃねーの?」って錯覚するくらい外観は昨年型と似たクルマに仕立ててきました。で、トレンドの最先端であるフェラーリは先進的な空力設計をさらに推し進めたようなデザインになっており、今年からチーム名に「アルファロメオ」が入ってフェラーリの“Bチーム”化したとみられているザウバーは最も独創的なデザインで攻めてきました。このザウバーが速かったりしたらトレンドが変わって面白そうなんですけど……どうですかね。
 次に、チーム序列。フェラーリが最速タイム(1:17.182。※昨年型のタイムよりかなり速いが、コースが全面新舗装となったため、昨年のプレシーズンテスト/スペインGPのタイムとは単純比較できない)を記録し今年も速いのは間違いなさそうなんですが、一方のチャンピオンチームであるメルセデスAMGは今年のテストも信頼性やデータ検証重視だったようで、速さの追求は二の次のような感じに終始しました。焦っているようには感じられないので、例年通り「盤石」で「余裕かましてる」のかもしれません。“3強”のレッドブルは、今年もよくわかりません。速いときは速いけどトラブルも少なくないってことになりそうな予感がするテストになりました。他方、ホンダPUを搭載したトロロッソは、順調に周回を重ね、1回目のテストでは全チーム最多となる324周を走破。テスト中には若干のトラブルも出たものの、終始安定していたことが印象に残りました。ジェームズ・キーが言うには今年のマシンは「ホンダPUとのマッチング最優先の妥協の産物」らしいので、いきなり表彰台争いをするようなマシンとまでは言えそうにない感じですけど、中団争いには十分なポテンシャルがありそうに思えます。他の中団グループのフォースインディアやウィリアムズ、ハースにザウバーといったところも抜きんでたマシンはなさそうですからね。入賞争いというポジションでは、トロロッソホンダは面白い存在になるかもしれません。あと、残った(ワークス)ルノーとマクラーレンは……どうなるやらわかんないですねぇ。ときおり速さを見せるんだけど、深刻なトラブルも抱えがちっぽい感がありました。ただ、テスト最終日にアロンソがハイパーソフトタイヤを履いて1:17.784をマークしまして(1分17秒台を記録したのはフェラーリとマクラーレンだけ)……マクラーレンの新車は速いことは速いようです。鮮やかなイエローを纏うようになったルノー、オレンジ主体のカラーリングに変えたマクラーレン、うまく回ると良さそうですけど実戦ではどうなりますかね。

 何はともあれ、今年も2週間後には開幕戦・オーストラリアGPで、2018年のF1が始まります。
 しかしながら、私は今月の「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」の視聴契約をスカパーとしていません。結局、テストの情報に触れても「F1を見たい」という気にはなれなかったですわ。というわけで、今年のF1開幕戦のライブ視聴は不可能ということになりました。
 ただし、スカパー加入継続の特典として「フジテレビNEXT」を1ヶ月の間無料視聴できることになった(※スカパー自体との契約はずっと続けている)ため、4月はF1をライブ視聴できることとなりました。が、5月以降については今のところ決めていません。正直今なお「今年はカネ払ってまで見たくはないなぁ」って感じなのですが、“お試し”で見る機会が得られたので、後のことは4月開催のバーレーン/中国/アゼルバイジャンの各グランプリを見てから決めようと思っています。

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2018年2月28日 (水)

平昌オリンピック

 2月9日から25日まで、韓国・平昌で第23回冬季オリンピック競技大会が開催されました。

 開催前は資金がないの工期が遅れてるのと言われていましたが、オリンピックってのは始まってしまえば何とかなっちゃうもんなんですね。実際の大会運営には問題も多かったようですけど(問題指摘の報道が妙に弱いのは気のせいかな。何かしらの配慮?)、まぁ、全日程を一応クリアはしたのでその点では良かったですな。
 アジア開催、それも隣国での開催ということでテレビ観戦もしやすいはず、だったんですけど……忙しくて見る時間がないとかこちらの体調が良くなかったりとかで、中継はほとんど見ませんでした。ただ、日本選手団は大会日程中盤以降から大活躍で、金メダルは4個/銀メダルは5個/銅メダルは4個で合計は13個とメダル獲得数も冬季で過去最高だった長野大会(1998)での10個を大きく更新しました。いずれもニュースで見たんですが、スノーボード男子ハーフパイプで銀メダルを獲った平野歩夢選手とか、フィギュアスケート男子シングルで連覇を達成した羽生結弦選手に銀メダルの宇野昌磨選手とか(男子シングルの1位2位が日本人で占められるなんて、ソビエト全盛期を知ってる人間には信じられんことですが……あの2人は本当に凄い)、スピードスケート女子500mで金メダルの小平奈緒選手とか、素晴らしかったですね。あと、カーリング女子の準決勝/3位決定戦はLiveで見ましたが、粘り強い戦略で最後銅メダルを獲得したのにはしびれました。他の競技の選手も、経済的に厳しい環境にあると言われる中、よくやったと思います。
 ただ……今大会は選手や競技とは関係ないところでの話題が強すぎて、実に不快でしたねぇ。大会前はドーピング絡みでのロシア追放、大会直前と開幕直後は北朝鮮代表団による政治利用。そして、何に媚びてるのかわかりませんが日本のマスメディアによる連日の北朝鮮喝采報道が、もうウンザリでしたわ(妹がどうの美女応援団がどうのなんて知るかっての)。オリンピックの商業肥大化だけでもいい加減にしてほしいのに、こうも露骨に政治利用され、日本の報道がその利用っぷりをさらに過熱させるなんてのはホント「これっきり」にしてもらいたいと思うのですが……次の夏季大会は東京/次の冬季大会は北京となぜかアジア開催が続くので、2年後4年後もこんなことになってしまうのでしょうかね。

 現代オリンピックは莫大なカネが動くので政治とは切っても切れない関係にありますから、これを切り離すことはもはや不可能でしょうし、これを利用しようとするあらゆる政治勢力に関する報道を一切絶つということもできないことかもしれません。にしても、オリンピックというのは4年もの歳月をかけて準備してきた世界最高レベルの競技者たちの祭典であり、最高峰の競技大会であることを忘れてはならないと私は思います。
 祭典だからとはしゃぐこと自体は悪いと思いませんけど、オリンピックではしゃぐのなら純粋に競技に関してだけはしゃいでもらいたいものです。少なくとも、2年後の東京大会は、可能な限り参加する競技者のための大会になってもらいたい、そう願わずにはいられません。

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2018年2月10日 (土)

Xbox One X、購入

 Twitterで先に発表しましたが<Tweet>、マイクロソフトの4K対応ハイエンドゲーム機「Xbox One X」を買いました。

Xboxonex
(わかりにくい写真になってしまいましたが、「Xbox One X」の本体を斜め上から撮った写真です)

 随分と手に入れるまで時間がかかったので、まずはその辺から。
 昨年9月20日、日本マイクロソフトが突然「Xbox One X」を海外でのローンチ日である11月7日に日本でも発売すると発表し、予約受け付けを発表と同時にスタートしまして、まさかの即日(というか、おそらく数時間)完売。当日、私が予約開始を知ったときには既にどこも予約を受け付けていませんでした。
 で、昨年11月7日に「Xbox One X」は発売されたのですが、事前予約分のみで日本向けの割り当ては完売で、発売日の店頭販売なしという状況になり、当然私も手に入れる術すらなく、何事もなく11月7日は過ぎていきました。
 その後、ヨドバシなどの店頭で少量の販売がされているとか聞いたりはしたものの、私がヨドバシ梅田に行ったときには「売り切れ」の貼り紙がしてあるだけで影も形もなく、年が明けても状況は変わらず入手できないまま。
 「まぁ、買うのはもっと後でもいいか」と考えていた今年の1月の後半、Amazonの「Xbox One X」を見ていたら「新品の出品」欄に定価での出品者として「Amazon Japan G.K.」のものがあったんですよね。なので、ささっとカートに入れて購入手続(実際には月末入荷分の予約手続だったけど)を進めたら、サクッとAmazonから手続き完了のメールが。その日までどのサイトでも「カートに入れる」ボタンすら見たことがなかった「Xbox One X」が、あっけなく買えてしまいました。その後、入荷が早まったとの連絡があり、数日でAmazonの例の箱のデカいヤツが届いて無事「Xbox One X」入手と相成りました。
 上記の通り入手に苦労したためうちに来たときは「やったー」と思ったのですが……出荷されたのは、うちに来た分だけではなく(当然だけどw)、Amazonにだけでもなく、そこいら中の小売りに結構な数が出荷されたようで、私は全くの値引きなしポイント還元なしの定価53978円で購入したところ、届いた次の日あたりにヨドバシドットコムで5%ポイント還元つきで購入OKになってたのを見たときは、正直落胆しましたね(これは、たしか2日ほどで売り切れた)。さらに時間が進むと、Amazonが5%引きの51512円で売るようになって、そのまま今日に至っては51352円とさらに値引きされた値段で当たり前に売ってて……「ああ、買うのがちょっと早すぎた、のか」と。ここまで状況が一変するとは、さすがに思いもしませんでしたw
 ま、1円たりとも値引きなしだったとはいえ、不当なプレミアム(上乗せ金)を1円たりとも転売屋に支払うことなく購入できたわけですから、これはこれで良かったと思います(思うことにします)。

 で、ようやくにも手に入れた「Xbox One X」ですが、本体のレビューとかは既にあちこちに上がっているので、簡単に。とにかく、本体が小さいことには驚きました。うちにあった初代Xbox Oneは、本体もデカい上に巨大なACアダプタが別にありましたからね<記事>。それが内蔵されて、かつ、4Kにフル対応する当代ゲーム機最強の演算能力を持ってこの小ささとは、ホントびっくりです。あと、電源入れてみて驚いたのは、やたら作動音が小さいこと。最初は「無音?」と思ったくらいなので(あとで音が出ていることに気付いた)、相当静かだと思います。液冷式のクーラーが放熱に効いているんでしょうね。
 そして、実際にゲームをやってみての感想なんですけど……「あまり、変わらんなぁ」と。いや、「Xbox One X」は4Kにフル対応する初のゲーム機ですので、4Kモニターに繋ぎさえすればその実力を発揮して「これは凄い」となるはずなんですけど、うちはまだ4K表示環境がないんですよね。「Xbox One X」を繋いだ先は32型のフルHDテレビでして、フルHDで見ている限り初代Xbox Oneを繋いで見ていた映像と言うほどの変化は感じられなかったです。
Fh3_enhanced
Fm7_enhanced
一応、「Forza Motorsport 7」(FM7)と最近になって対応した「Forza Horizon 3」(FH3)の起動時には、写真のように「XBOX ONE X ENHANCED」の文字が表示されるようになりまして、この場合4Kで描画した画像を2Kに縮小表示しているらしいので、元から2K描画の画像よりは高精細になっているようなのですが……正直、違いがわかりません。やはり、「Xbox One X」の本領は、4K+HDR対応のモニターに表示することで初めて発揮されるようです。
 あと、ゲーム機としては圧倒的な「Xbox One X」の演算能力は、データローディングの場面での処理速度としても現れます。おかげで、初代Xbox Oneでウンザリするほど時間がかかっていた「FH3」の起動や「FM7」の各コースのローディングがかなり高速化された、ように思います。この点は体感できる差です。が、ちょっとばかりうちでは特殊事情がありまして……実は、「どーせ、Xbox One X買えそうにないしぃ」って感じだったので、今年になってから安くなってた外付けの480GBのSSDを買いまして、初代Xbox Oneで外付けゲーム用ストレージとして使い始めたんですわ。そしたら、初代Xbox Oneでも劇的に早くなったんですよ、先の「FH3」の起動や「FM7」の各コースのローディングが。「よしよし、これでうちの初代Xbox Oneもまだまだいけるぜ」とか思ってたら、その次の週ぐらいに「Xbox One X」が買えちゃって……なので、純粋なローディング性能差ってのは私にはよくわからなかったりします。まぁ、初代Xbox One+外付けSSDより「Xbox One X」+外付けSSDの方がさらに高速なのは間違いないので(初代Xbox One内蔵HDD:分単位かかってのろのろ/初代Xbox One+外付けSSD:10秒単位になり速い/「Xbox One X」+外付けSSD:ものの数秒で終わる爆速ロード、って感じ)、「Xbox One X」自体のローディングが相当速いのも確実だ、とは思います。ここは素直に「買い替えて良かった」と感じるところですね。
 とはいえ、逆に言うと、4K表示環境がない場合、ロードが速い点以外は初代Xbox Oneと「Xbox One X」は使用感で特段変わらないということでもあったりします。割引が適用されるようになったとはいえ、「Xbox One X」が現状では高価なハードであることに鑑みると、「Xbox One Xは4K表示環境がある人専用ハード」と考えた方が良いかもしれませんね。

 Xbox One Xを自室に設置するにあたり、Xbox 360(2台目)と初代Xbox Oneを撤去してしまったので、とりあえずは2K環境のまま「Xbox One X」を使っていくことにしますが、可及的速やかに4Kのディスプレイなりテレビなりを用意したいと思います。
 せっかく定価で買ったことだし、5年くらいはうちの主力ゲーム機としてバリバリと働いてもらいたいですね。

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2018年1月14日 (日)

ラグビー大学選手権&日本選手権決勝

■全国大学ラグビーフットボール選手権大会決勝
帝京大 21-20 明治大
■日本ラグビーフットボール選手権大会決勝(兼 トップリーグ決勝トーナメント最終戦)
サントリー 12-8 パナソニック

 1月7日にラグビーの全国大学選手権決勝が行われ、1点差という僅差で帝京大が優勝しました。前半は明治大の猛攻を許して7-17と10点差をつけられましたが、“スロースターター”で後半に強い帝京大は2トライ2ゴールを決めて逆転し、勝ちをもぎ取りました。準決勝での東海大戦で見せた強さが決勝ではあまり見られず、今ひとつ本領を発揮しないままに終わってしまったような感もありましたが、それでもしっかり勝つところはさすがと言うべきですかね。これにて、帝京大は前人未到の大学選手権9連覇を達成しました。毎年メンバーが変わる大学チームで9年連続優勝するって、凄いですね。ここまできたからには来年も優勝して「10連覇」を目指してもらいたいですけど……そろそろ他の大学も、帝京を打ち負かす力をつけてもらいたいです。
 また、今年は日本選手権から学生出場枠がなくなったためトップリーグ上位4チームのトーナメント戦として行われた日本選手権決勝が1月13日に行われ、ロースコアながらサントリーが攻め勝って優勝を果たしました。パナソニックは前半早々に司令塔のバーンズ(オーストラリア代表)/後半にポーコックが交替してしまったのが致命的だったんですけど、まぁ、サントリーの方が有効な攻撃をより多くしていた印象だったので妥当な結果ではないですかね。とはいえ、どちらも大学レベルとは全く違うレベルのラグビーをやってて、良いものを見せてもらったように思いました。

 サッカーは今年がワールドカップイヤーでロシアで大会が開かれますが、ラグビーは来年がワールドカップイヤーで日本で大会が開催されます。イベント決勝ともなると秩父宮ラグビー場(収容人数:27188)が観客で一杯になってはいますが……どうですかね、日本のラグビー人気は。現状でワールドカップを開催できるほどに盛り上がっていると言えるのかどうか、個人的には疑問です。
 案外その時になったら、それなりに盛り上がって、ワールドカップ日本大会は「(なんとなく)成功」ってことになるのでしょうかね。ヘンに煽って一過性のブームみたいなことにはなったもののその後急速に萎んでそれっきり、みたいなことになるよりは、そこそこ人気な現状の方が良いのかもしれませんし。
 ま、今年1年ありますし、ラグビー人気が来年に向けて少しずつでも上向いてくれるといいですね。

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2018年1月 5日 (金)

謹賀新年 2018

 新年あけましておめでとうございます。
 今年の正月三が日は、初詣とかもしましたが、基本的には寝正月でした。正月恒例のスポーツイベントは、元日に埼玉で行われた天皇杯サッカー決勝は延長線の末にセレッソ大阪が横浜Fマリノスに逆転勝利。2日の大学ラグビー準決勝は、明治大が大東文化大に、帝京が東海大にそれぞれ勝って決勝進出。2日~3日にかけて行われた箱根駅伝は、往路を東洋大/青山学院大が復路で優勝し、青学が史上初の11時間切りで総合4連覇達成。ライスボウルは、富士通が日大を下しました。あと、今年は(というか、正確には昨年末から)NHK BSプレミアムでニッポンアニメ100「あけおめ!声優大集合」という生放送の年越し特番を放送しまして、新年早々徹夜して体を壊すわけにもいかないので途中からは録画で見たのですが(その録画分だけでも4時間超w)、これが実に面白かった。来年も声優さんを集めた年越し特番、あったらいいなぁ。
 今年も、穏やかで落ち着いた1年になってくれればと思っておりますが……ああ、今年はサッカーW杯ロシア大会もありますな。どうなりますかね。

 本年も、「Bleumer's Diary 詮無きことを II」をよろしくお願いします。

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2017年12月31日 (日)

ゆく年くる年 2017

 大晦日です。2017年・平成29年も終わろうとしています。

 今年は、世間的には天災とか記憶に残る大事件とかはあまりなかった印象でした(今年の10大ニュースとか調べてみても、ピンとこなかったし)。衆議院の解散総選挙は秋にありましたけど、大勢に影響なしって結果でしたしね(与党以外の連中が崩壊して自滅した、ってところか)。東証株価は上がりましたし、なんだかはっきりしないけど悪い年ではなかった、そんなところでしょうか。

 Bleumer個人にとっての2017年は……なんか、特別悪くもないけど良くもなく、こちらもはっきりしない1年だったというか。ケータイの更新年だったけどiPhoneを無難に機種変更して済ませてしまいましたし、その無難な機種変更が今年一番の高額出費で、他に特段の買い物をしたわけでもなかったかな。ホビー系だと、DX超合金 Sv-262Hs ドラケンIIIとかも凄かったのですが(変形にかなり難儀した……)、バンダイの「超合金 魂MIX メカゴジラ(生頼範義ポスターVer.)」が良かったですかね。合体変形するとんでもメカゴジラがみっちりと作り込まれていて、ガッチリと合体する上、メカゴジラとしても超絶カッコいいのには驚嘆感服しました。フィギュアは、今年もやはりアルターが凄かったんですが(アルファオメガ名義のトライアドプリムスも良かったけど、絢瀬絵里が素晴らしかった。スクフェスシリーズ恐るべし)、個人的に一番良かったのはホビーストックの「戦姫絶唱シンフォギアGX 1/7 立花響」ですかねぇ。あの難しいポージングでありながらどの角度から見ても崩れず、力強くかつヒロイックにまとめ上げているのは本当に凄いと思いました。アニメ作品では、「小林さんちのメイドラゴン」が一番印象に残ったかな。メイドラゴンを含めて今年の1~3月期は大豊作だったと思うのですが(「このすば」2期を筆頭に、よくできた作品多数)、話題が「けものフレンズ」に全部持って行かれてしまったのが不幸でしたかね。ゲームは、年末にNintendo Switchを購入したりもしたのですが、それも含めてあまりプレイできてないんですよね(毎年言ってるようだけど、ホントにできてない)。それなりにやったのは、やはり「Forza Motorsport 7」です。ああ、Xbox One Xが今年発売になったんですけど、日本に入ってくる量が少ないのかまるで買えそうにないので買えていません。来年には買えたらいいなと思っています。

 こちらも毎年のように書いていますが、当ブログを続けていくことが厳しい状況だったりします。今年も体力的気力的にキツく、何度もめげそうになりました(というか、めげた)。来年からはF1中継も見る可能性が低くなりそうでして、さすがに中継映像すらも見てないのに記事を書くというわけにもいかないので、体力も気力も弱まっていく上に「ネタ切れ」まで加わるかもしれません。どうしよう……まぁ、何かネタを見つけて、ちょろっとした文章を書く形にでもしますかね。

 2018年は、良い1年でありますように。

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2017年12月30日 (土)

iPhone8 Plusに機種変更

 2015年にしたiPhone6s Plus+GRATINAの契約<記事>からまたも2年が経ち、契約の更新時期がまたまたやってきました。
 いろいろ考えた結果、今回はauとの契約は何も変えず、iPhone6s Plusを機種変更するのみとしました。新機種は、iPhone8 Plusにしました。
Iphone8plus

 新機種候補筆頭は、やはりiPhone発売10周年記念の“フラッグシップ”機たるiPhone X、だったのですが……テンさんにはせずに、iPhone8 Plusにした理由は大きく2つです。
 まずは、値段。今回機種変更したiPhone8 Plusの256GBは、端末価格121680円/実質負担額57600円でした。正直「12マンって何なの」とは思ったのですが、実質負担額は5万円台で、下取りやポイントを使って実際に店頭で支払った額も5桁に収まりましたから、なんとか自分を納得させることができました。一方、iPhone Xの256GB版の端末価格は146400円/実質負担額でも82320円ってのは「いくらなんでもないわー」で却下。64GB版は端末価格128160円/実質負担額64080円と8 Plusの256GBと数字的にはさして変わらなかったわけですが、実質負担額の5万円台と6万円台の差というのが最後まで引っかかりましたね。で、「今回はやめとくか」と。
 次に、Face ID。ネット上に溢れる使用感のレポートをあれこれ読ませていただきましたが、思ってたほど悪くはなく、むしろ良好なようですね。ただ、「ムクミに厳しい」というレポートが引っかかりました。私も顔のムクミがヒドいときはかなりヒドくて自分でも分かるほどに顔の形が変わります。となれば、顔の形を3DスキャンしているようなFace IDがムクミあるなしで「あんたご主人様じゃないよね」判定するのも無理もないことでして……iPhone7から本格的に使えるようになったApple Payを私が使おうとすれば、店頭においていざ支払いというときに顔スキャンされて「ブブー」判定されてしまう姿も容易に想像できてしまうわけです。で、「とりあえずは、今まで通りで確実なTouch IDにしておこう」と考えました。
 他は、ホームボタンのあるなしはそれほど気にしなかったのですが、「ホームボタンが近いうちにiPhoneからなくなりかねないのなら、あるやつをあるうちに買っておこう」ぐらいは考えました。あと、有機ELディスプレイは店頭でちょっと見ただけでは特段の差は感じられなかった上に、自発光式ということはバックライト式よりバッテリー食うのは目に見えているし、焼き付きの問題もあるし、(Samsung製有機ELはすでにスマホでの実績あるものの)Appleの“第1世代”ハードってのは個人的にあまり信用していなかったりするので「液晶でいいや」と考えました。

 新端末であるiPhone8 Plusの感想については、一言で言えば「iPhone6s Plusとほとんど変わらないな」なんですけど……そう言ってしまうと記事にならないので、もうちょっと書き足しておきます。
 先に書いた通り、ストレージは256GBにしました。6s Plusは64GBだったので64GBの方を選んでも良かったのですけど、それだと「何も変わり映えしないかも」とも考え、店先で256GBを選択しました。今のところ、6s Plusのデータを移植して動画ファイルを追加でいくつか放り込んだだけなので、容量の半分も使っていません。ただ、使おうと思えばあっけなく満タンになるので(うちのiPad Proで証明済み)……使い途はよく考えてから決めようと思ってます。色はシルバーにしました。ゴールドは色合いが好きになれなかったので今回はパス。気分転換でスペースグレイにしようか最後まで迷ったんですけど、これも店先で直感的にシルバーにしました。裏面がほぼ白なのでシルバーというより事実上ホワイトなんですけど、以前使っていたiPhone 4Sの色と似た感じなので「こっちでいいか」と考えた次第です。
 6s Plusから大きく変わったところは、処理能力とカメラとホームボタン(物理的なボタンではなくなった)とヘッドホン端子がないってところですが……特段「変わった」と思うことはないですね。移行用バックアップデータをこしらえるために6s PlusをiOS11(正確には11.1.2)に書き換えてもみたのですが、その時に使ってみた感じと8 Plusで使ってみた感じに大きな差はなかったように思います。カメラは、生成画像が少し明るめに調整されるようになったことはわかりましたが、ホワイトバランスなんかの傾向は同じように思いますし、デュアルレンズになった恩恵は今のところ全くなかったりするのでよくわかりません。ホームボタンは押し込むことができなくなってしまったので、さすがに変わったことはわかりますけど、「へこみ部分を押すような感覚」ってのも即行で慣れてしまいました。「iPhone Xの代替動作ってのも、こんな感じであっけなく慣れてしまうのかな」と感じましたね。ヘッドホン端子に関しては、私はiPhoneを使うようになって以来全く使っていなかったので、なくなっても問題ありません。あと、初Plus時は気になった大きさや重さも、慣れ親しんだ6s Plusと8 Plusは似たようなものなので、こちらも何の問題もなし。というわけで「6s Plusとほとんど変わらないな」となるわけですけど、日常的に使うスマホで機種変更しても何ら違和感なく使えるというのは良いことです。
 変わったところといえば、省電力機能ですかね。8 Plusのバッテリー容量は2675mAhと言われており(※記事によって若干差があるが、だいたい2600台後半)、2750mAhあった6s Plusや2716mAhあるとされるiPhone Xよりも少なかったりするのですが、バッテリーの持ち具合はかなりイイ感じですね。低電力モードはもちろんのこと、通常モードでほったらかしといても待受時の電力消費はかなり抑え込まれているように思えます。この点、6s Plusは低電力モードに設定すると電力消費が抑え込まれるけど通常モードだと待受てるだけでも電力食ってるって感じでしたが、8 Plusは通常モードでも減り方が低電力モードとそれほど差がないように感じます(あることはあるが)。A11 Bionicの省電力コアは優秀なようですね。感心しました。
 ああ、液晶保護フィルムは今回もミヤビックスの「OverLay Brilliant for iPhone 8 Plus/iPhone 7 Plus(高光沢タイプ)」を買って貼りましたが、ケースはレイ・アウトの「iPhone8 Plus/iPhone7 Plusケース ハイブリッド クリア」にしました。6s Plusで使っていた全面ポリカーボネート製のケースだと、側面で固定するためにツメ状になっている部分から亀裂が入ってしまうことが多く、結構困ったので、今回は裏面はポリカーボネート製/側面は柔らかいポリウレタン樹脂でできたハイブリッドタイプのケースでストラップホールの開いたものを選びました。柔らかい樹脂な分、ケース側面が厚くなってしまって、ただでさえ幅広なPlusがさらに横に広がってしまったのは誤算でしたが、それ以外は普通に使えています。今のところ亀裂や割れは皆無ですし。

 iPhone Xほどではなかったものの、8 Plusも高かったので、結構痛い出費となってしまいましたけど……ま、A11 Bionicは相当な高性能だとのウワサだし、長く使えそうですからね。今回は2年と言わず「3年くらい使い込んでもいいかな」とも考えていたりします。今まで使ってきた4S/5s/6s Plus同様、8 Plusにもしっかり働いてもらおうと思います。

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2017年12月28日 (木)

来季のF1を見たいと思わない

 何年かぶりに、フジテレビのF1総集編を見ました。昔は年末になると当たり前に地上波で見ることができたF1総集編も、あるときから有料限定コンテンツになってしまい、初めてCS契約した昨年は11月でフジNEXTの契約を切ってしまったので見ることはできず、今年が有料化後初の総集編視聴となったわけですが……見ていてあまり面白くなかったです。特に“夏休み”明けのベルギー→イタリア→シンガポール→マレーシア→日本でのフェラーリの体たらくを連続で見た気分の悪さと言ったら、もう……「赤い跳ね馬も地に墜ちたな」とでも吐き捨てたくなるほどイヤな気持ちになりました。
 一方、過去のF1中継を振り返るF1 LEGENDSも見ました。2000年のベルギーGP(終盤にミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハがリカルド・ゾンタを挟んで3台横並びになったグランプリ)を放送していたのですが、こちらは面白かったですね。ま、過去の面白いグランプリを選んで放送している番組ですから、当然見ていても楽しいんですけど……3リッター自然吸気V10エンジンの甲高くて限界域まで当たり前に回すからむせび泣くようなエンジン音、今から見ると若干野暮ったいけど流麗で美しいデザインのマシン、カッコいいカラーリング、コース外は昔ながらの芝生やらグラベルやらでちょっとでも飛び出せば命に関わりかねない危険と隣り合わせの中での激しいドライビング……「昔って、こうだったよなー」と感慨にふけってしまいました。それに比べて、昨今のF1ときたら……そして、来シーズンのF1は……

 正直なところ、「来季のF1を見たいと思わない」んです。「見よう」という気にまるでなれない、こんなことは初めてなのですが、なんとなくではなく、かなり強い気持ちです。「見たくない」のです。
 来シーズンのF1は、今年の車体みたいな大きなレギュレーション変更はなされないのですが、いくらかは変わります。小変更ではありますが、競技の本質にかかわるという点では大きい変更だったりします。
●HALO義務化
 FIAは2018年からF1マシンにコクピット保護デバイス“HALO(ハロ)”の搭載を義務付けることを既に発表しており、部分的ながらマシンの外観が変わります。コクピットの周囲に下駄の鼻緒みたいなバーをくっつけることで長らくむき出しになっているドライバーの頭部を保護するもので、天使の輪っかという意味合いで“HALO(ハロ)”と呼ばれているのですが……マシンの中心にあるドライバーのヘルメットの上に無粋でゴツいバーがつけられるわけで、はっきり言って「極めて不格好」です。気にならない人には気にならないようですけど、長年F1を見続けてきた私からすれば「かつてないレベルで邪魔で不細工で美しくないパーツ」であり、「オープンシーターマシンにとってはありえない変更、あってはならない変更」に他なりません。もちろん、ドライバーの頭部保護の必要性は認めます。ですが、どうしてもドライバーを保護したいのならWECのLMP1のような頑強クローズドコクピットにするべきであって、オープンシーターであることを捨てるべきではないのでしょうか?(というか、危険を完全に回避するにはレース自体をやめるしかないのだが)。なのに、あんなとってつけただけのバーで「ないよりはマシ」程度の防護のために、ありえない変更を加えてしまうとは……信じられません。
 で、クリスチャン・ホーナーが言うには、FIAが導入をやたら急ぐのは「訴訟リスクの回避のため」のようです。ということは、実態はドライバーの安全のためでも何でもなく、FIAのジジイどもの単なる「保身」ってことですよね(それも金銭面だけの)。本当に情けないったらありゃしませんよ。そんなに訴えられたくないのならレースなんてもう止めたら?って言いたいです。
 ちなみに、“HALO(ハロ)”余計なパーツ、それも人を保護するデバイスなので、重いです。一説にはパーツとそれを支える構造物で14kgとかになるらしいですな。超軽量であることこそがF1マシンの長所なのですが、重いバッテリーを積んだりなんだりで近年ずっと肥大化し続けています。この上、さらに重くしてどうするんですかねぇ?F1って何なのでしょうか。
●PU基数制限
 今シーズンは全20戦だったため、PU基数制限は年間4基までとなっていました。これをクリアできずにルノーPUやホンダPUを搭載したクルマが今年もたくさんグリッドペナルティくらっていろいろ批判されましたよね。で、来季からはその制限がより厳しくなり、ICE(内燃機関)/TC(ターボチャージャー)/MGU-Hは3基まで、ES(エナジーストア=バッテリー)/CE(コントロールエレクトロニクス)/MGU-Kは2基までに減らされます(違反すれば、やっぱりグリッドペナルティ)。来シーズンのF1は全21戦が予定されているので、少なくともPU1基につき7グランプリ分は走らないとダメということになります。当然、7グランプリもたせないといけないということは、5グランプリもたせれば良かった今シーズンよりもPUの寿命を縮めるような全開走行は極めて限定的にしか行えないということであり、経済的負担の大きいカスタマーユーザーは大事に大事にPUを使っていくしかありません。ワークスチームのトップドライバーも全開アタックできる機会が限られるでしょうけど、カスタマーチーム(いわゆる中団勢)はとにかくパワーセーブですから今以上にワークスチームとの差は大きくなるでしょうね。
 ちなみに、この基数制限、2019年までにさらに厳しくなって、グランプリ数にかかわらずドライバー1人につき年間2台までしかPUが使えないことになる、とか言われています。F1って、壊れないように労って労って走る耐久性テストが目的でしたっけ?省エネ走法の競争でしたっけ?「いい加減にしろ」と言いたい。

 F1とは、そもそも何でしょうか?オープンシーターオープンホイールの世界最高峰フォーミュラカーに乗って世界一速く走ることができるドライバーを決める競技、ではないのでしょうか?
 にもかかわらず、重くて不格好でショボい音しか出ないマシンが世界最高峰のフォーミュラカーといえるのか、PUを労って労って全開とはほど遠い状態でのろのろと走ることが世界一速い人間を決める競技といえるのか。せっかく今年のレギュレーション変更でワイド&ローの車体に戻って速さを取り戻したというのに、またオープンシーターの潔さを捨ててまでカッコ悪くして重くして、その上、エンジン全開で走ってはダメってなんなんですかね?そんな本質まで見失った競技を、わざわざ視聴契約した上でお金払ってまで見るべきものと言えるのでしょうか?F1を今まで30年近く見てきましたけど、速さも美しさも闘いも激しさも何もかも失い続けるF1にもうホントにウンザリなんです。来シーズンのF1は、もはや速いドライバー決定戦でもないし、競技とすらもいえない、世界中のサーキットで派手なクルマ走らせるだけサーカスですよ。
 したがって、私は現状では「来季のF1を見たいと思わない」のです。ま、来季はホンダがトロロッソホンダとして再起動するし、ポールリカールでのフランスGP復活というイベントもあったりするので、本当に見るのをやめるかどうかは来年のプレシーズンテストがどんな状態なのかをチェックしてからにしようとは思っていますけど……ね。例年通りシーズン通しでF1を全戦きっちり見ることは、たぶんないでしょう。現行のコンコルド協定が切れてリバティメディアによる競技自体の改革が実を結ぶ(かもしれない)2021年シーズンあたりまで、まったく見なくなってしまうかもしれませんな。

 プロスポーツというのは、観客がお金払ってでも「見たい」と思って初めて成り立つものです。その上でプロスポーツである「F1」とはそもそも何なのか、運営側にはその本質をもう一度しっかり確認してもらいたいです。
 プロスポーツとしてあるべき形をF1が取り戻したなら、私もまた全戦「見よう」と思うでしょう。その時まで、残念ですけど暫しのお別れ、ですかね……ホント、残念ですよ。

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2017年12月 4日 (月)

F1 2017 アブダビGP

 F1第19戦・ブラジルGP決勝が11月12日、最終第20戦・アブダビGP決勝が11月26日に行われました。

■F1第19戦 ブラジルGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ)
7位 アロンソ(マクラーレン)
13位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ベッテル(フェラーリ)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
4位 ハミルトン(メルセデスAMG)
8位 アロンソ(マクラーレン)
リタイア バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」フェルスタッペン/「Fastest Pit Stop Award」ウィリアムズ
■F1第20戦 アブダビGP
・予選
1位 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
11位 アロンソ(マクラーレン)
13位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ボッタス(メルセデスAMG)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
9位 アロンソ(マクラーレン)
12位 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ボッタス/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 今年最後の2戦は、チャンピオンシップ確定後のグランプリとなりました。前回「チャンピオンシップは決まってしまいましたが、決定後故の面白いレースになることを期待します」と書きましたけど……期待通りの展開、とはなりませんでした。
 ブラジルGPは、Q1序盤でいきなりハミルトン(今年のチャンピオン)がスピン→クラッシュ→予選タイム残せずという大波乱の中、チームメイトのボッタスが頑張ってPP獲得。決勝はスタートでベッテルが前に出てそのまま逃げ切って優勝。レースの見所は、PU交換などでピットレーンスタートとなったハミルトンが最後尾から抜いて抜いて抜きまくって4位まで上昇したこと、ぐらいでしたかね(で、Driver of the Day Awardはハミルトン、と)。
 アブダビGPは、基本的に抜きにくいコース特性もあってさらに面白くなくて、ボッタスが2戦連続でPP獲得すると決勝ではポールトゥウィン+ファステストラップも記録し、Driver of the Day Awardも持っていきました。ハミルトンはボッタスの後ろを付いていくだけで、フェラーリは燃費の問題もあったらしくメルセデスAMG勢に全く歯が立ちませんでした。あと、引退レースとなったマッサは10位入賞、マクラーレンホンダとして最後のレースとなったマクラーレン勢はバンドーンはディフューザーに何か詰まっていたことによるダウンフォース不足で12位完走にとどまったもののアロンソが9位入賞で終わりました。

 これにて、2017年のF1も終了しました。
 ドライバーズタイトルは、ハミルトンが獲得。20戦中9勝、363ポイント。全戦完走してきっちり全戦ポイント獲得、一番悪かったのはメキシコで2ポイント/次に悪かったのはモナコで6ポイントでしたが残りは二桁ポイントで、2位は4回。終わってみれば2位ベッテルに46ポイント差をつけたので、圧勝のシーズンでした。そのベッテルは開幕戦を含めて今年5勝しましたし、2位も6回あったのですが、0ポイントが2回。取りこぼしが多かったのが敗因ですかね。3位には305ポイントのボッタス。移籍初年度にして初ポール獲得&初優勝を経験した上で年間3勝/2位も6回。合計で300ポイント超えてきたし、「立派だった」と言って良いのではないですかね。4位は205ポイントのライコネン。最終戦までリカルドと争っていましたが、結局リカルドが最終戦をリタイアしたため5ポイント差で4位になったわけですけど、トップ3チームのドライバーで唯一勝ち星なしですから……チーム事情もあるにせよ、立場的にはキツいでしょうね。来季は勝てるといいですね。5位はアゼルバイジャンで勝ったリカルドで、6位はマレーシアとメキシコで勝ったフェルスタッペン。どちらもマシントラブルが多かったので、タイトル争いという点では残念な結果に終わってしまいましたな。マクラーレンホンダのアロンソは17ポイントでランキング15位/バンドーンは13ポイントでランキング16位でした。
 コンストラクターズタイトルは、668ポイントを稼いだメルセデスAMGが獲得。20戦12勝ということで、昨年の21戦19勝からすると大きく勝ち星を減らしたわけですが……2位フェラーリとは146ポイント差ですからね。まだまだ“盤石”ですな。そのフェラーリは522ポイントで、昨年の398ポイントからは100ポイント以上も伸ばしてきました。ただ、タイトルにはまだ距離がある、って感じですよね。来シーズンこそはメルセデスAMGに追いつき追い越す勢いを持続してもらいたいですわ。3位は368ポイントのレッドブルで“3強”だったわけですが……“中団勢”トップの4位には今年もフォースインディアが入りました。昨年はフォースインディアが173ポイントで138ポイントだったウィリアムズと終盤デッドヒートを繰り広げていましたが、今年は5位ウィリアムズを104ポイントも引き離しての圧勝でした。187ポイントのうち100ポイントを稼いだペレスも立派ですけど、移籍初年度かつレギュラードライバーとして事実上のデビューイヤーながらブラジル以外全戦完走して着実にポイントもゲットして87ポイントを稼いだオコンは本当に素晴らしかったですね。「初年度からこれなら次は」といってもステップアップ先がないのが今のF1なので残念ではありますが、フェルスタッペンに続く今後が期待できる若手ドライバーとなりますね。あと、ランキング6位にはワークスルノーが入り、トロロッソが7位、ハースが8位で、30ポイントに留まったマクラーレンは9位に沈みました。昨年6位で、今年は9位(下から2番目)に逆戻り……まぁ、マクラーレンとホンダが別れることになるのも仕方ないでしょうね。ホンダPUも終盤戦は比較的安定動作していましたし、今月から始動した新生トロロッソホンダに期待しましょう。

 昨年のアブダビGPの記事で「来年は、マシンと共にF1という競技自体が大きく面白く変わった1年となればいいですね」と書いたのですが、今シーズンは車体レギュレーションの大幅変更でマシンは一新され、狙い通りにコーナリングスピードは大幅に高速化。実際にコースレコードも次々と更新されていき、「メルセデス1強」の時代から「上位3強」の時代へと変化したシーズンだったと言えるかもしれません。
 とはいえ、結果だけ見ればメルセデスAMGとそのエースドライバーであるハミルトンが圧勝したわけで、スポーツとして大きく変わったと言えるのかは疑問でしたし、面白かったかと言われても、前半戦でフェラーリが善戦したことや、アゼルバイジャンGPが荒れに荒れて近年稀に見る楽しいグランプリだったことを除くとイマイチな1年だった感もあります。リバティメディアによる競技自体の改革もまだ先が見通せるところには至っておらず、来シーズンは大きなレギュレーション変更もなされないことから今シーズンとは大きく異なる状況になるというのもちょっと想像し難いですよね。日本のF1ファンからすれば、トロロッソホンダが誕生するので今シーズンとは見所が変わることになりますけど……そう劇的にホンダPUが良くなるとも思えないので、この点でも変化は大きくはなさそうに思えます。もちろん、来シーズンのF1が面白くなってくれればそれで良いのですが。
 そのあたりも含めて、来年のことにつき次回の記事で書くことにします。

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2017年11月 5日 (日)

F1 2017 メキシコGP

F1第17戦・アメリカGP決勝が10月22日、第18戦・メキシコGP決勝が10月29日に行われました。

■F1第17戦 アメリカGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
9位 アロンソ(マクラーレン)
13位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ベッテル(フェラーリ)
3位 ライコネン(フェラーリ) ※フェルスタッペンが3番手フィニッシュしたが、レース後に5秒加算ペナルティで4位降格
12位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG
■F1第18戦 メキシコGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 ハミルトン(メルセデスAMG)
13位 バンドーン(マクラーレン) ※Q2出走せず
14位 アロンソ(マクラーレン) ※Q2出走せず
・決勝
優勝 フェルスタッペン(レッドブル)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ライコネン(フェラーリ)
4位 ベッテル(フェラーリ)
9位 ハミルトン(メルセデスAMG)
10位 アロンソ(マクラーレン)
12位 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG

 今シーズンのチャンピオンシップの最終決戦となった北米シリーズ、その1戦目はアメリカGP。ガスリー(トロロッソ)がスーパーフォーミュラ最終戦(鈴鹿)参戦のために派遣された日本は季節はずれの超大型な台風21号の大雨で散々でしたが(SF最終戦も決勝中止。ガスリーもランキング2位でタイトル獲得ならず)、テキサスはきれいに晴れ。フリープラクティスからトップタイムを連発したハミルトンが予選も圧倒。Q3で1:33.108を叩き出してPP獲得+コースレコード更新。決勝も、スタート直後の1コーナーでベッテルにかわされてトップを譲ったものの、6周目にあっさり抜き返すとあとは悠々走ってサクッと優勝。16番手スタートだったフェルスタッペンが、ガンガン抜きまくりファイナルラップにはライコネンも抜いて表彰台に上がる準備もしていましたが、ここで「4輪脱輪してライコネンを抜いた」との裁定が下り5秒加算ペナルティで4位降格となりまして、久々に表彰台にベッテルとライコネンのフェラーリ勢が揃ったのですが……ボッタスも5位に入り、ここでコンストラクターズタイトルがメルセデスAMGに決まりました。また、サインツがトロロッソからルノーにここからレンタル移籍して、いきなり予選8位/決勝7位でポイント獲得と速さを見せつけました。一方、サインツが抜け、ガスリーは欠場となったトロロッソは、WECでLMP1ポルシェを駆っている元育成ドライバーのブレンドン・ハートレイを呼び寄せてF1デビューさせ、もう一方はクビアトを復帰させました。そして、クビアトは10位フィニッシュでポイントもゲットしたのですが……後日、このレースを最後にレッドブルから離脱することが発表となりました。
 連続開催のメキシコGPも、天気は晴れ。メキシコは9月にM7,1の大地震に見舞われたので「大丈夫かな」と思ってましたが、例年通りお客さんいっぱい大盛り上がりで良かったです。ドライバーズタイトルがかかったハミルトンは、ここでは若干苦しむ感じでプラクティスはいずれも2番手タイム。予選も結局3位でした。PPは1:16.488のコースレコードを叩き出したベッテル、フェルスタッペンが2位。決勝は、スタート直後の1コーナーでフェルスタッペンとベッテルが接触。さらにフロントウイングを壊したベッテルがハミルトンにも接触し、ベッテルは後退/タイヤがバーストしたハミルトンは最後尾に落ちました(接触自体はお咎めなし)。この接触でハミルトンはディフューザーを壊したらしくてペースが上げられず、22周目にはなんとハミルトンにブルーフラッグが振られ周回遅れにもなってしまいましたが……後半はペースが戻って最終的には9位で完走となりました。ベッテルも追い上げましたが、4位がやっと。ここでベッテルの逆転の可能性は消え、ハミルトンのドライバーズタイトルが決まりました。優勝はフェルスタッペン。2位ボッタス、3位ライコネンとなりました。
 マクラーレンは、アメリカGPのアロンソ以外(ただし、決勝で結局PUトラブルが発生してリタイア)ホンダPUの交換交換交換で基数制限ペナルティが重なり後方に沈みましたが、メキシコGPでアロンソ(18番手スタート)が10位入賞し1ポイントゲットしました。残るブラジルとアブダビではトラブルフリーで走れればマクラーレンホンダとしての「終わりよければすべてよし」となってよろしいのですが……どうですかね。

 ハミルトン&メルセデスAMGが、今シーズンのチャンピオンになりましたね。まぁ、あのハミルトンのチャンピオンを決めるレースが周回遅れの9位というのは完全に予想外でしたが、18戦終えて9勝と実に勝率5割ですからね。対してランキング2位のベッテルは4勝なので、「文句なし」でしょう。また、メルセデスAMGのW08は完璧なセッティングをしないと性能を出せない気難しい“ディーバ”のようなクルマらしいのですが、チームがうまくコントロールしたってことですかね。他方、今年の最高傑作シャシーはフェラーリのSF70Hだと私は思うのですが(根拠はないがw)、フェラーリはうまく結果につながらないことが多すぎましたね。このチーム力の差がチャンピオンシップの差になってしまったように思います。来シーズンは開発と戦略とドライビングがもっとうまく噛み合ってチーム力を高めていってもらいたいです。

 次戦は、ブラジルGPです。昨年は雨で大変なレースになりましたが、今年はどうなりますか。あと、最終戦のアブダビGP。チャンピオンシップは決まってしまいましたが、決定後故の面白いレースになることを期待します。

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2017年10月10日 (火)

F1 2017 日本GP

 F1第16戦・日本GP決勝が10月9日に行われました。F1が、今年もホンダの聖地・鈴鹿にやってきましたよ。

■F1第16戦 日本GP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ボッタス(メルセデスAMG)
3位 ベッテル(フェラーリ)
10位 アロンソ(マクラーレン)
11位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 リカルド(レッドブル)
11位 アロンソ(マクラーレン)
14位 バンドーン(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」フェルスタッペン/「Fastest Lap Award」ボッタス/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 日本GP開幕前日まで「金曜土曜は雨」予報だったのですが、実際は金曜FP1は時折雨粒が落ちる程度でドライ/FP2は完全ウェットで時間半減/土曜FP3は曇で路面が完全に乾ききってはいないもののドライ/予選も曇でドライ、そして日曜決勝は晴れでドライ、と結構天候には恵まれた週末となりました。
 予選。今シーズン使うサーキットで鈴鹿でのPPだけがないハミルトン(※PPを獲得した2008年日本GPは、富士スピードウェイでの開催)が好調で、Q1でトップタイムを記録すると、Q2で1:27.819を叩き出して2006年のQ2でミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が記録したコースレコード(1:28.954)を1秒以上更新し、Q3では1回目で1:27.345/2回目で1:27.319を叩き出してコースレコードを立て続けに更新。2番手ボッタス(1:27.651)をコンマ3秒/3番手ベッテル(1:27.791)をコンマ4秒以上引き離して圧倒しました。あと、ミハエルさんのレコードタイムより速く走ったのがQ3で6人(=メルセデスAMG/フェラーリ/レッドブルのドライバー6人)も出まして……今年型のF1マシンがいかに速いかを証明して見せました。
 決勝。ボッタスとライコネンがギアボックス交換で5グリッド降格ペナルティを受けたのでそれぞれ6番手/10番手スタートとなるなか、ハミルトンとベッテルのフロントロー直接対決に注目が集まり、「晴れて路面温度が高くなったので、もしかしてフェラーリ有利?」との期待も高まっていたのですが……オープニングラップでサインツがS字でコースオフし、マシン撤去のため2周目にセーフティーカー導入となったのですが、ベッテル車はスタートは普通でしたがその後スピードが上がらず、ズルズルと6位にまで下がってしまい、4周目にレース再開となったところでさらに下降。翌周ピットインし、結局そのままリタイアとなってしまいました。どうやらインスタレーションラップ時点からPUのスパークプラグに不具合が出ていたらしく、それを交換できなかったためにどうしようもなかったようで……これはマシントラブルで仕方ないわけですが、見ている側としてはたった数周で期待が完全に崩れ去ってしまったわけで、残りは「見てるだけ」になってしまいました。終盤に、4位ボッタスが3位リカルドを/2位フェルスタッペンが1位ハミルトンを追い上げる展開となりましたが、狭い鈴鹿で仕掛けるには至らずそのままチェッカーフラッグ。結果、ハミルトンがポールトゥウィン。昨年に続いてフェルスタッペンが2位、3位は鈴鹿で初の表彰台となったリカルドのレッドブル勢、4位ボッタス、5位ライコネンで、以下フォースインディア勢/ハース勢が続いて10位にはマッサ(ウィリアムズ)が入りました。

 予選は見ていて「すげー」と思えたんですが、決勝がなぁ。ベッテルの赤いマシンがどんどん抜かれていく映像は、実にショッキングで、ホント落胆しました。ま、その前にスタート直後の2コーナーでバンドーンがコース外へ押し出されるような形で失速してしまい後退するのを見ていたこともあるのですが(アロンソはエンジン交換ペナルティで最後尾スタートだったため、オレンジ色のマシンは1周目から揃って隊列後方になった……)、ベッテルの失速は「あーあ」って感じで心底ガッカリでしたね。さらに、エリクソン(ザウバー)のクラッシュとストロール(ウィリアムズ)のトラブルも、バーチャルセーフティーカー(VSC)になっちゃったことも面白くなかったですわ。
 マクラーレンホンダとしては今年がラストランになったわけですけど、今年も鈴鹿でダメでしたね。予選はそれなりに頑張ったとは思うし、決勝もバンドーンは1周目のコースオフさえなければポイント圏内を走るだけのスピードがあっただろうし、アロンソは最後尾から追い上げてレース最終盤にはマッサとポイント争いしたわけですけど……結局は11位と14位で、ホームの鈴鹿で結局3年間完走はしたけどポイント獲得もできずじまいでした。しかも、今年も2台揃って周回遅れですよ。そりゃエンジニアはみんな一生懸命やっているとは思いますし、見ているだけの私が偉そう言うのもおこがましいのですが、「これでは、アロンソもマクラーレンも見限るわな」と感じましたわ。ちなみに、来年ホンダPUが載るトロロッソは、サインツはリタイア/ガスリーは13位。シャシーの傾向として鈴鹿が得意そうではないので、ホンダとしては来年も厳しいことになるかもしれませんけど……ホンダパワーで他(カスタマーエンジン)をブチ抜くようなPUを仕上げて来年こそは日本に凱旋してくることを切に願います。
 チャンピオンシップは……もう、ハミルトン&メルセデスAMGの勝利と言って良いのではないでしょうか。ドライバーズタイトルは34ポイント差に25ポイント丸々加算されてしまったわけで、ベッテルの自力優勝の可能性はなくなり、次戦アメリカGPでハミルトンのタイトル確定の可能性(ベッテルが9位以下とかだとハミルトンが2位以上で決まる)も出てきました。コンストラクターズもメルセデスAMG勢が3戦ほどノーポイントかそれに近い状態+フェラーリがワンツーフィニッシュとでもならないかぎり逆転なんて可能性すらないですしねぇ(※メルセデスAMGの今季最小ポイントはモナコGPでの18/フェラーリがワンツー決めたのはモナコGPとハンガリーGPの2回)。というか……“勝負”の時にマトモに走ることさえできないのでは、話にならないですよね(しかも2戦連続)。こんなの散々ボロカスに言われているホンダと変わらないですよ(どころか、信頼性だけなら今や下か?)。まだ諦めてもらっては困るけど、今年のフェラーリはチャンピオンにはふさわしくない気がします。こちらも「来年に期待」でしょうかね。
 あと、今年の日本GP来場数は過去最低を更新してしまったみたいですけど、これも仕方ないでしょうな。今年は決勝翌日にBSフジで無料視聴できる特番をやりましたが、普段は有料放送のみで地上波では「F1自体今は開催されていない」に等しい状態であることに変わりはなく、関心がない人は開催自体知らないですからね。地上波でのグランプリ中継放送は厳しいかもしれないけど、開催国の地上波のニュースに映像つきで普通に放送できるようにくらいはしていかないと、観客も減っていく一方でしょう。マレーシアみたいに開催できなくなってしまう前に、リバティメディアさんには何もかも高額に過ぎるF1をなんとかしていただきたいですわ。

 2017年の日本GPも終わってしまいました。今年のF1も残るは4戦ですね。次戦からサインツがルノーに乗って、トロロッソはクビアト&ガスリーのコンビになると発表されるなど(正式発表ではないらしいが)、F1の世界はまだまだいろいろありそうです。
 今シーズンも最終戦・アブダビGPまでしっかり見届けようと思います。

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2017年10月 5日 (木)

F1 2017 マレーシアGP

 F1第14戦・シンガポールGP決勝が9月17日、第15戦・マレーシアGP決勝が10月1日に行われました。“ヨーロッパラウンド”が終わって、今シーズンのF1も終盤戦突入です。

■F1第14戦 シンガポールGP
・予選
1位 ベッテル(フェラーリ)
2位 フェルスタッペン(レッドブル)
3位 リカルド(レッドブル)
8位 アロンソ(マクラーレン)
9位 バンドーン(マクラーレン)
・決勝
優勝 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 リカルド(レッドブル)
3位 ボッタス(メルセデスAMG)
7位 バンドーン(マクラーレン)
リタイア アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ハミルトン/「Fastest Lap Award」ハミルトン/「Fastest Pit Stop Award」メルセデスAMG
■F1第15戦 マレーシアGP
・予選
1位 ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ライコネン(フェラーリ)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
7位 バンドーン(マクラーレン)
10位 アロンソ(マクラーレン)
・決勝
優勝 フェルスタッペン(レッドブル)
2位 ハミルトン(メルセデスAMG)
3位 リカルド(レッドブル)
7位 バンドーン(マクラーレン)
11位 アロンソ(マクラーレン)
「Driver of the Day Award」ベッテル/「Fastest Lap Award」ベッテル/「Fastest Pit Stop Award」レッドブル

 “ヨーロッパラウンド”明けは今年もシンガポールGPで、F1開催10周年の記念レースとなりました。FP1とFP2がリカルド/FP3はフェルスタッペンがトップタイムを記録して絶好調のレッドブル勢がPPを獲得するのかと思いきや、Q3でベッテルが1:39.491(当然コースレコード)を叩き出してPP奪取。また、同じく39秒台を出したレッドブル勢が2位3位と続き、4位はライコネン。メルセデスAMG勢はハミルトン5位/ボッタス6位と3列目に沈みました。が、決勝はスタート前に雨が降りだし、まさかのウェットコンディション。ドライでもマシンコントロールが難しいシンガポール市街地コースでデータのないウェット路面って「ヤバいだろ」と思っていたんですが……普通にスタートし、1コーナーで好スタートを決めたライコネンとベッテルがフェルスタッペンを挟み込むような形になってしまって多重クラッシュ発生。さらにロケットスタートを決めていたアロンソをも巻き込みセーフティーカー導入となりましたが、4台ともリタイアとなってしまいました。で、前にいたマシンが全部いなくなったハミルトンとリカルドにボッタスが上位に繰り上がり、路面がだんだんと乾いていったりセーフティーカーもさらに2回入ったもののリスクを冒さない上位陣に変動はなく、丸2時間走りきった58周でルールにより打ち切りとなりました。レース中は「ドライであれだけ速かったリカルドがなんでこんな遅いの?」と思ってたんですが、どうやらギアボックスにトラブルを抱えていたらしく、労ってたので無理できなかったみたいですな。惨敗も覚悟していたはずのメルセデスAMGが、終わってみれば1位と3位……笑いが止まらなかったでしょうね。あと、4位にサインツ(トロロッソ)、6位にパーマー(ルノー)、7位にバンドーンが入って、それぞれ自己最高位を記録しました。
 一方、19回目の開催ながら今年で最後の開催となってしまったマレーシアGP。FP2/FP3とフェラーリ勢が1位2位を独占し「ここでシンガポールの雪辱を果たすのか」と思ったのですが……予選Q1でベッテルがPU不調で走れなくなるトラブル発生。ノータイムで最後尾に沈んでしまいます。PPもハミルトンに奪われてしまって(1:30.076はコースレコード)、ライコネンは2位に。さらに不運は重なり、決勝で今度はライコネンにPUトラブルが発生。ライコネンは決勝をスタートできずにリタイアとなってしまいました。レースは、ベッテルがガンガンとばしてバシバシ抜きまくって4位まで順位を上げたものの、3位リカルドを抜くには至らず。また、ハミルトンはチャンピオンシップを考慮して無理はせず、4周目にさっさとフェルスタッペンに先頭を譲って着実に2位18ポイントを稼ぎました(去年ここでリタイアして、結果チャンピオンを逃しましたしね)。フェルスタッペンは今季初優勝で通算2勝目。予選が行われた9月30日が20歳の誕生日だったようで、バースデイウィンとなりました。

 暑い東南アジア2連戦に、フェラーリはおそらく最高最速のマシンを持ち込んでいたと思われるのですが……2戦で12ポイントしか取れないというあまりにヒドくて痛すぎる結果となってしまいました。他方、珍しく何もかも悪く回ってるような感もあるメルセデスAMGは2戦で68ポイントも稼ぎました。ハミルトンとベッテルのポイント差も34に広がってしまったし、終盤にきてのこの差はあまりに大きすぎますね。残り5戦なので、100ポイント以上離されたコンストラクターズは絶望的/ドライバーズもハミルトンが残り全戦2位でもベッテルは全勝する以外勝ち目ないですからね。レッドブル勢も速くなってますし、ベッテルが逆転優勝するにはハミルトンがどこかでノーポイントに終わってくれることでも期待するしかなさそうです。
 また、ホンダと決別することが決まったマクラーレンは、来季もシートに座るバンドーンが好調で連続して7位入賞し12ポイントを稼ぎました。まだ来季の契約が決まらないアロンソは、シンガポールはもらい事故(=不可抗力)なので仕方ないものの、マレーシアでは11位に終わってしまいノーポイント。予選タイムも今季稼いだポイント数でも新人バンドーンに抜かれてしまいました。チーム内での立場的にマズい状況になりつつあるでしょうから、鈴鹿では「エースの意地」ってやつを見たいところですね。
 あと、今季スーパーフォーミュラに参戦しているピエール・ガスリーが、マレーシアGPで急遽デビューしました(クビアトの代役。クビアトがどうなったのかはよくわからないが、現在もレッドブル傘下の模様。シーズン中に復帰するのかも不明)。ウェットのFP1で9位/FP2は15位/FP3は16位、予選15位/決勝14位完走という結果でしたが……マレーシアではトロロッソが不調だったので(サインツは予選14位/決勝リタイア)、マシンを壊すこともなくソツなく仕事こなして上々のデビューだったのではないでしょうか。チームの評価も高かったようですし、鈴鹿でもSTR12を駆るようなので、来季レギュラードライバーになれるよう頑張ってもらいたいですな。

 で、明日からはいよいよ日本GPですよ。鈴鹿のコーナーを今年のF1マシンがどんなスピードで駆け抜けていくのか実に楽しみではあるのですが……残念ながら金曜土曜は雨っぽいんですよねぇ(予選はドライコンディションかもしれないが)。コースレコード更新は難しいかもしれないけど、決勝は晴れそうですし、ここはフェラーリ勢に巻き返しの優勝を飾ってもらいたいです。あと、昨年がヒドすぎたので、最後の年ぐらいはマクラーレンホンダも鈴鹿で良いところを見せてもらいたいですね。

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